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優勝者の横顔
 
   
 

小川勇介

北津留翼



 90回生は第1回記録会の200mタイムにおいて期別平均最高記録(平均タイム11秒35)を樹立した。それに比べると後半の記録はかなり物足りないものであったが、全体的にみて潜在能力はかなり高いといえる。

 その中で在校1位の小川勇介(福岡)は頭一つ他の生徒をリードしている存在である。89回生の菊池圭尚選手(S級特別昇級の最速記録を樹立)のような活躍も期待できる。全員が機動型(先行選手)といわれる競輪学校の競走で、打鐘からの突っ張り先行でも逃げ切れる脚力の持ち主。いわゆる「踏み直し」もきき、競走の流れに対応する能力も高い。今回生断然の優勝候補筆頭であることは疑いようもない。師匠が吉岡稔真選手(福岡)という抜群の練習環境で将来が嘱望される。

 また、WCC(ワールドサイクリングセンター)から特別選抜で入校した北津留翼(福岡)も注目である。前半は今ひとつの成績であったが、ここにきて競走訓練10連勝を記録するなど、世界を制した力(ジュニア世界選手権スプリント・ケイリンの両種目で優勝)を発揮できるようになった。ナショナルチーム強化指定選手にも選抜されており、世界の舞台で再び戦える逸材である。

 
   
  北日本地区  
  福島に新たなスターが!将来性抜群の鈴木謙太郎  
 

鈴木謙太郎
 注目は適性試験で入校した鈴木謙太郎(福島)。高校時代は野球に打ち込んだ。記録会でも400mや200mで好タイムを連発。競走訓練でも後半から頭角を表し、第2回トーナメント優勝の栄冠を見事手にした。今回生で自転車経験が最も少ない生徒の1人だけに将来が本当に楽しみ。福島にまた新たなスター誕生の予感。
 早坂秀悟(宮城)は父・悟が選手である。ジュニア時代から活躍しており、競走訓練では一息もエリート候補に3回選抜されるなど基礎能力が高い。
 
     
  関東地区  
  今年は逸材が揃った!中でもエリート班・松田優一に注目!  
 

松田優一

芦澤大輔

古屋琢晶

志村太賀
 松田優一(茨城)は、高校時代に1kmTTで無敵の強さを発揮。記録会でもゴールデンキャップにあと1歩の成績を残し、最後の班編成で1人だけのエリートに選抜された。父は中央競馬の小島(太)厩舎で調教厩務員。公営競技のプロとしての資質を確実に継承している。体力的にも恵まれ潜在能力が高く将来性No1の呼び声も。
 芦澤大輔(茨城)は気合を前面に出した走りで在校4位と健闘した。先行でも勝ち星があり脚力的にも魅力十分の生徒である。
 津久井優博(栃木)は今回生No2の先行数を誇る。在校成績は58位と下位であるが、200m、400mではベストテンに食い込む記録を出している。当然、卒業記念でも台風の目となる存在。
 朝倉佳弘(東京)はナショナルチーム強化指定選手に選抜され、記録会3000mTTで神山雄一郎選手(栃木)の学校記録に迫った。競走訓練でも在校9位の成績を残した。
 古屋琢晶(山梨)は後半に入ってメキメキ頭角をあらわしてきた。先行して力をつけてきており、体格にも恵まれ今後の注目に値する生徒である。
 志村太賀(山梨)は鋭いダッシュを生かして先行回数No1の実績を残した。スプリンタータイプだけに末脚が甘いものの、400mで2位、1000mで3位の記録を持ち潜在能力は高い。
 
     
  南関東地区  
  千葉の大先輩に続け!パワー先行で一本棒に持ち込む田中晴基!  
 

田中晴基

近藤隆司
 田中晴基(千葉)は今回生No3の先行数を記録した。在校順位こそ63位だが、記録会でも好タイムを出しており力量的にも魅力十分である。
 近藤隆司(千葉)は肺活量が推定8000ccでメーターを振り切るほど。その数字はあのイアンソープに匹敵するワールドクラスだけに大化けの可能性大。
 髙橋隆太(静岡)は第1回トーナメント準優勝。競走訓練において捲り主体で上位の成績を残した。
 
     
  中部地区  
 

浅井康太
1000mタイムトライアル今回生No.1の浅井康太!

 浅井康太(三重)は1000mTTで今回生No.1の記録を残した。競走訓練でも鋭い捲りで在校5位と健闘した。
 竹澤浩司(富山)は競走センスがあり、恵まれた体格を生かして在校6位の成績を残した。
 
  近畿地区  
  菊谷信一・父譲りの秘めたるパワーが爆発だ!  
 

菊谷信一
 菊谷信一(大阪)は父・修一も競輪選手。やや荒削りで数字に表れていないが、競走でみせるスピードはなかなかのものでダークホース的存在。
 道林誠(大阪)は天性のダッシュ力を生かし追込み主体で在校7位の成績を残した。
 
     
  中四国地区  
  強烈ダッシュでぶっちぎる廣川泰昭!甲子園エースで4番の阿竹智史!  
 

廣川泰昭

阿竹智史
 池田憲昭(香川)は前半怪我に泣かされたが追込み主体で在校3位の成績。
 廣川泰昭(愛媛)はエリート候補に3回選抜され、後続が離れるような鋭いダッシュが売り。後半になって、やや調子を落としているが、教官の評価も高く楽しみな存在。
 阿竹智史(徳島)は高校時代に甲子園に2度出場し、4番でピッチャーを務めホームランも打つ活躍をした。その輝かしい運動歴を生かして捲りを主戦法に在校2位、トーナメント戦で2回とも決勝に進出するなど勝負強さを見せた。
 吉松直人(高知)は鋭いダッシュでナショナルチーム強化指定選手に選抜されている。
 山中貴雄(高知)は国体スプリントを制した。競走訓練では中位の成績に甘んじたがエリート候補に3回選抜された。
 
     
  九州地区  
  今年の九州は層が厚いぞ!小岩大介の先行力も見逃すな!  
 

小川勇介

北津留翼

坂本亮馬

小岩大介
 今回の九州地区は小川勇介(福岡)、北津留翼(福岡)の他にも注目選手がおり、層が厚く非常に楽しみである。
 坂本亮馬(福岡)は高校選抜、高校総体のケイリンで優勝し、細身ながらセンスの良い走りで競走訓練では先行・捲りで勝ち星を挙げた。
 小岩大介(大分)は競走訓練でも地脚を生かした先行主体で在校8位の成績を残したのは立派。在校上位10名の中で一番の先行数を記録している。多くの生徒が先行しにいく競輪学校の競走で、この成績はかなりの力量がないと残せないもの。第1回トーナメントで見事優勝するなど競走センスも抜群であり、優勝候補の1人である。
 松岡貴久(熊本)の捲り追込みのスピードは素晴らしいものがあり怖い存在。
 服部克久(熊本)は怪我に泣かされたが200mで10秒台を記録した鋭脚の持ち主。
 
     
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