函館競輪場を舞台に開催されている開設69周年記念「五稜郭杯争奪戦(GIII)」は、6月24日に3日目を迎えた。ファイナル進出をかけて熾烈な戦いが繰り広げられた準決では、守澤太志、南修二、齋藤登志信の追い込み勢が白星を挙げた。昼開催で行われているシリーズもいよいよラスト、25日の最終日には決勝の号砲が鳴らされる。また、第6レースには「レインボーカップチャレンジファイナル」が、A級2班への特班をかけて争われる。
本場では25日の最終日も、様々なファンサービスとイベントで、お客様をお待ちしています。未確定車券抽選会、高村敦氏と競輪小僧によるレース展望などが予定されています。ぜひ、函館競輪場へ足をお運びください。
<10R>

守澤太志選手

渡邉雄太選手
打鐘手前で渡邉雄太が先行態勢を取るが、その上を小松崎大地が叩いで主導権。番手で車間を空けた守澤太志(写真)が、まくり追い込む渡邉との間合いを計り抜け出した。
「(渡邉)雄太はまくり追い込みだなって思ってた。仕掛けてきてくれて(最終)3コーナーのところなら仕事をできて良かったんですが…。迫ってきた雄太を見て、自分の判断を見誤ってしまった。焦ってしまいました。勝ったうれしさよりも、反省や課題が残りますね」
4番手で態勢を整えた渡邉雄太(写真)は、最終3コーナーから踏み上げて2着。
「ジャンで結構踏まされたけど、桐山(敬太郎)さんが迎え入れてくれたので、自分はどこかで仕掛けないとって思いました。日ごとに良くはなっているし、自転車もやっぱり2日目から使っている方がいい」
北日本勢を追走した稲村好将は、ソツなく中のコースを踏んだ。
「ツイていますね、流れがいい。(記念の)決勝は久しぶりですよ。セッティングとかのアドバイスを川口(満宏)さんにもらって、いいかなって感じがあった」
「(渡邉)雄太はまくり追い込みだなって思ってた。仕掛けてきてくれて(最終)3コーナーのところなら仕事をできて良かったんですが…。迫ってきた雄太を見て、自分の判断を見誤ってしまった。焦ってしまいました。勝ったうれしさよりも、反省や課題が残りますね」
4番手で態勢を整えた渡邉雄太(写真)は、最終3コーナーから踏み上げて2着。
「ジャンで結構踏まされたけど、桐山(敬太郎)さんが迎え入れてくれたので、自分はどこかで仕掛けないとって思いました。日ごとに良くはなっているし、自転車もやっぱり2日目から使っている方がいい」
北日本勢を追走した稲村好将は、ソツなく中のコースを踏んだ。
「ツイていますね、流れがいい。(記念の)決勝は久しぶりですよ。セッティングとかのアドバイスを川口(満宏)さんにもらって、いいかなって感じがあった」
<11R>

南修二選手

諸橋愛選手
打鐘過ぎに主導権を握った中島将尊が、そのままペースを落とさずに駆ける。打鐘の4コーナーで7番手から新山響平が反撃に出る。合わせて動いた古性優作と絡んだ和田圭は連結を外す。単独で出た新山に車間が空きながらも、諸橋愛が切り替えて追いかける。そこに大阪コンビが迫ると、南修二(写真)が中を強襲して二次予選から連勝を飾った。
「脚の状態はいいですね。最後はあそこ(のコース)しかないと思ったし、無心で突っ込めた。古性君はあのタイミングでも飛び付けるのだからさすが。そこから踏んでくれているからね」
関東勢にとっては厳しいメンバー構成だったが、諸橋愛(写真)が新山を交わして2着に入った。
「(中島と)2人で決勝を目指すなら、打鐘で流して新山のカマシを誘うしかなかった。離れながら追ってくれば、そこは俺がさばこうと。だけど、中島は駆けちゃったね。新山のスピードが良かったので、切り替えるときには脚を使うけど、追い付いて抜けているので問題はない。好調とまでは言えないけど、戦える状態かな」
4車で横一線のゴール。最内の新山響平が3着に踏ん張って、一番外の古性は届かずの4着で決勝を逃した。
「出足はいいんですけど、やっぱりタレますね。あの展開じゃ全開で踏まないとしょうがないですから。単調ではあるけど、作戦通りといえば作戦通り。緩んだところで(仕掛けて)行くっていうところだけ意識してた」
「脚の状態はいいですね。最後はあそこ(のコース)しかないと思ったし、無心で突っ込めた。古性君はあのタイミングでも飛び付けるのだからさすが。そこから踏んでくれているからね」
関東勢にとっては厳しいメンバー構成だったが、諸橋愛(写真)が新山を交わして2着に入った。
「(中島と)2人で決勝を目指すなら、打鐘で流して新山のカマシを誘うしかなかった。離れながら追ってくれば、そこは俺がさばこうと。だけど、中島は駆けちゃったね。新山のスピードが良かったので、切り替えるときには脚を使うけど、追い付いて抜けているので問題はない。好調とまでは言えないけど、戦える状態かな」
4車で横一線のゴール。最内の新山響平が3着に踏ん張って、一番外の古性は届かずの4着で決勝を逃した。
「出足はいいんですけど、やっぱりタレますね。あの展開じゃ全開で踏まないとしょうがないですから。単調ではあるけど、作戦通りといえば作戦通り。緩んだところで(仕掛けて)行くっていうところだけ意識してた」
<12R>

齋藤登志信選手

小埜正義選手
小埜正義が切った上を北日本コンビが出て主導権。後方に置かれた清水裕友だったが、内を進出して6番手まで押し上げる。先頭に立った藤根俊貴は、落ち着いてペースを上げて風を切る。最終2コーナー過ぎからまくった清水は中団まで。逃げる藤根の番手でチャンスが巡ってきた齋藤登志信(写真)が、追い込んで1着。
「藤根は掛かってたし、俺が抜けるか、抜けないかだと思った。強いっすね。ただ、(藤根を)残せたかなっていうのもあるし、そこは反省ですね。申し訳ないの一言ですね。あれで自分があんまり仕事したら、(藤根と)2人とも食われてしまってというのもあった」
3番手から外を追い込んだ小埜マークの内藤秀久は、藤根と齋藤の間を突いて伸びた。
「(まくってきた)清水君のスピードが良すぎた。でも、小埜君もたいしたもんですね、(清水に合わせて)踏んでいってくれた。最後は清水君も外にいたし、あそこ(外のコース)はないと思った。それでコース見て踏んだ。余裕はありました」
好位キープの小埜正義(写真)は、逃げる藤根の掛かりがよく最終2センターから外に持ち出すのがやっと。なんとか3着で優出を果たした。
「(最終)2コーナーで行こうと思ったんですけど…。踏むタイミングがうまく合ってない。(藤根の)ピッチが落ちた時に、自分が行けてればいいんですけど」
「藤根は掛かってたし、俺が抜けるか、抜けないかだと思った。強いっすね。ただ、(藤根を)残せたかなっていうのもあるし、そこは反省ですね。申し訳ないの一言ですね。あれで自分があんまり仕事したら、(藤根と)2人とも食われてしまってというのもあった」
3番手から外を追い込んだ小埜マークの内藤秀久は、藤根と齋藤の間を突いて伸びた。
「(まくってきた)清水君のスピードが良すぎた。でも、小埜君もたいしたもんですね、(清水に合わせて)踏んでいってくれた。最後は清水君も外にいたし、あそこ(外のコース)はないと思った。それでコース見て踏んだ。余裕はありました」
好位キープの小埜正義(写真)は、逃げる藤根の掛かりがよく最終2センターから外に持ち出すのがやっと。なんとか3着で優出を果たした。
「(最終)2コーナーで行こうと思ったんですけど…。踏むタイミングがうまく合ってない。(藤根の)ピッチが落ちた時に、自分が行けてればいいんですけど」
<最終日・6R レインボーカップチャレンジファイナル>

佐々木堅次選手
前回、伊東で3場所連続の完全Vの特班をかけていた佐々木堅次(写真)だったが、112着の準V。気持ちをスイッチして、地元地区の一発勝負に挑む。
「伊東が終ったあと、(レインボーカップ出場に繰り上がったのが)わかりました。師匠(高桑由昇)からは取りにいけって言われたし、タイミングを逃すなと。だから勝負どころはしっかりと(見極めたい)。9人で走るのも初めてですけど、(記念のシリーズで)トップの人たちの雰囲気を味わいたい。いい経験になると思うので」
中嶋宣成は、昨年12月のレインボーカップで落車滑入の5着と悔しい結果に終わった。今度こそ特班を決めて、すっきりとA級1、2班のステージに上がりたい。
「(昨年7月のデビューから)1年を考えたら、全然ダメですね。レインボーカップを入れて3回、特班に失敗した。上がるところを上がれなかった。その分、1、2班を(3場所連続の完全Vで)ストレートでいきたい。(前々回の)青森で全然、(自分の力を)出し切れなくて、すごく悔しい思いをした。だから、自分の力だけは出し切りたい。順番が来たら(主導権を握って)駆ける」
113期が8人のメンバー構成。97期在校ナンバーワンの井上嵩は、ルーキーの中を苦笑いで取材に答える。
「9車を経験しているのは僕だけですかね? みんな新人だし。ただ、ここまで(113期がいると)具合が悪いですよ(笑)。ちょっと練習をしすぎて腰が良くなかった。それでここ3場所は良くなかった。でも、調子自体は上がってると思う。あとは運もありますから」
「伊東が終ったあと、(レインボーカップ出場に繰り上がったのが)わかりました。師匠(高桑由昇)からは取りにいけって言われたし、タイミングを逃すなと。だから勝負どころはしっかりと(見極めたい)。9人で走るのも初めてですけど、(記念のシリーズで)トップの人たちの雰囲気を味わいたい。いい経験になると思うので」
中嶋宣成は、昨年12月のレインボーカップで落車滑入の5着と悔しい結果に終わった。今度こそ特班を決めて、すっきりとA級1、2班のステージに上がりたい。
「(昨年7月のデビューから)1年を考えたら、全然ダメですね。レインボーカップを入れて3回、特班に失敗した。上がるところを上がれなかった。その分、1、2班を(3場所連続の完全Vで)ストレートでいきたい。(前々回の)青森で全然、(自分の力を)出し切れなくて、すごく悔しい思いをした。だから、自分の力だけは出し切りたい。順番が来たら(主導権を握って)駆ける」
113期が8人のメンバー構成。97期在校ナンバーワンの井上嵩は、ルーキーの中を苦笑いで取材に答える。
「9車を経験しているのは僕だけですかね? みんな新人だし。ただ、ここまで(113期がいると)具合が悪いですよ(笑)。ちょっと練習をしすぎて腰が良くなかった。それでここ3場所は良くなかった。でも、調子自体は上がってると思う。あとは運もありますから」