『青森競輪開設62周年記念(GIII)レポート』 前検日編

配信日:8月31日
 青森競輪開設62周年記念みちのく記念競輪「善知鳥杯争奪戦」が明日9月1日に開幕する。深谷知広、佐藤友和、成田和也、長塚智広のSS班4名を筆頭に、豪華な顔ぶれが集まった。前橋オールスターの前哨戦ともいえるハイレベルな戦いから目が離せない。
 開催中はイベントが盛りだくさん。初日は特命戦隊ゴーバスターズショー(①11:48~②13:53~)が予定されています。さらにキッズ広場では縁日やおもしろ自転車コーナーなど多彩な催しでみなさまのご来場をお待ちしております。
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 オープニングレースは断トツのバック本数を誇る古屋琢晶がレースを支配する。
 「追加はだいぶ前にもらったので全く問題ないです。最近は状態がいいし、レースで身体が反応しています。前回の弥彦も着以上に感触は良かった。青森は相性がいい。明日は戦いやすいメンバーなので、しっかり勝ち上がりたいですね」
 池田良は7月久留米記念で準Vと大活躍。その後も好調を持続している。
 「調子はボチボチですね。1レースはちょっと嫌だけど頑張るしかない。山中(貴雄)さんと前に連係したときは僕は車体故障してしまったんですが、山中さんは1着でした。今度はしっかり決めたいですね」

<2R>
萩原孝之選手
萩原孝之選手
 萩原孝之(写真)は充実一途の近況だ。通算300勝まであと2勝に迫っている。
 「最近は番手を回るケースが増えているんですよ。決まり手を見れば追い込み選手でしょう。もう自力には戻りたくないですね。だから、番手を回るときはきっちり仕事をするつもり。明日は荒木(伸哉)君に任せて頑張ります。300勝は意識しているし、今シリーズで達成したいですね」
 荒木伸哉は8月小田原記念の落車からリズムを崩している。
 「レースは見えているし、動くべきところで動けている。成績は悪いけど、自分の中ではそこまで悪い感触ではない。あとは結果だけ。静岡3人で決めたいですね」

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 2場所連続落車の宮倉勇だが、表情は明るい。48歳でも闘志は全く衰えていない。
 「ケガは打撲と擦過傷。しっかり治療してケアをしてきたので大丈夫です。練習の感じも問題なかった。明日は和田(健太郎)君に頑張ってもらって直線勝負にかけます」

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吉田裕全選手
吉田裕全選手
 吉田裕全(写真)は前回川崎で決勝に乗って悪い流れを断ち切った。
 「体調を崩して体重が減っていました。まだ戻っていないんですが、練習はしっかりやれているし、前回は結果も出て自信になりました。青森は1着が多くて相性がいいんですよ。ラインでしっかり決まるように頑張ります」

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森田康嗣選手
森田康嗣選手
 佐藤龍二は先行、まくりに加え、ヨコの動きも強い。バック本数一番の予選はどう立ち回るか。
 「富山記念から中2日で疲れを取る程度の調整。追加はだいぶ前にもらったので問題ありません。明日はメンバー的に先行のパターンかな。まずは自分でしっかり動いてレースを作ります」
 森田康嗣(写真)が今期S級再昇格してヒットを連発している。
 「ギアを上げないと上位の人に太刀打ちできないですからね。他は何も変わっていません。今回は直前に体調を崩したので、それだけが不安ですね」

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 大西祐は4倍超えの大ギアを手の内に入れている。
 「最近は4.15のギアで感じ良く踏めています。前回の弥彦の決勝は単騎だったので、一発狙って4.23に上げたけどダメでしたね。今回はいつもの4.15でいきます。ずっと練習もしっかりできているので状態はいいと思います」

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 佐藤朋也はF1シリーズで4場所連続優出と好調だ。ここも特大ギアでハイパワーを見せる。
 「最近は流れがいいけど、ずっと決勝に乗れているので悪くないですね。4.50のギアはまだ完璧に踏みこなせていないんですが、このギアだと安心して走れます。明日は青森の2人に任されたし、しっかり頑張ります」

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矢口啓一郎選手
矢口啓一郎選手
 矢口啓一郎(写真)が予選のメーンを張る。メンバー的にも負けられない。
 「勝たなくちゃいけないメンバーだけど、精神的に弱いところがありますからね。そこが課題です。ここが終わったら次は地元のオールスターですが、今はそこまで考えていません。まずはここでしっかり結果を残したい」

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平原康多選手
平原康多選手
 平原康多(写真)は前回の岸和田で完全Vを達成。秋のグレード戦線へ、エンジンがかかってきた。
 「最近は体調を崩していないし、上向いているのは確かです。今回が良くても次のオールスターは全くバンクが違いますからね。でも、まずはここでしっかり結果を出したい。自力で勝てるように頑張ります」
 地元の高橋陽介が平原に挑戦する。
 「地元記念なので、決勝に乗るというぐらいの気持ちで必死に練習してきました。前回は決勝に乗れたし、調子はいいですね。師匠の佐藤康紀さんと一緒の開催なので頑張ります」

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深谷知広選手
深谷知広選手
 オールスターのファン投票で初の1位に輝いた深谷知広(写真)の走りに注目が集まる。四日市サマーナイト決勝の反省を踏まえ、今シリーズは積極的に攻める。
 「サマーナイトの決勝は消極的だったし、考えが甘かった。こういうレースを続けていると脚が落ちてしまいますからね。順調に練習はできているし、今回はしっかり先行して手応えをつかみたい」
 飯野祐太はF1シリーズを中心に好走を続けている。深谷を相手に徹底抗戦の構えだ。
 「最近は自分のポイントでしっかり仕掛けられています。調子は悪くないですね。明日は深谷君に気持ちで負けないように走ります」
 佐藤康紀は自然体で地元の大一番に挑む。
 「前回の川崎ナイターは展開が向かなかった。終わってから日にちがなかったので調整程度。あまり意識してやると失敗しますからね。いつも通りの気持ちで頑張ります」

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佐藤友和選手
佐藤友和選手
 北日本の88期SSコンビで強力タッグを組む。佐藤友和(写真)は落車からの復帰戦だ。
 「1週間休んで、まずは擦過傷を治して、それからローラーから軽く乗り始めました。直前の3日間はもがき練習ができたし、思ったほど感触は悪くなかったです。でも、まずは一走してみてですね」
 成田和也もサマーナイトの初日に落車した。
 「ケガはケアもしてきたから大丈夫です。青森はいいか悪いかはっきりしていますね。地元地区の記念なのでしっかり頑張ります」
 新田康仁が前回の函館で完全Vと絶好調だ。SSコンビを相手に一泡ふかすか。
 「6月に膝の手術をしてから状態がいい。こんなに良くなるならもっと早くやれば良かったです。最近はバック数が増えています。先行の看板は下ろしたつもりでしたが、また上げました」
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