![]() 北村貴幸選手 |
オープニングレースを制したのは北村貴幸(写真)だ。まくった古屋琢晶をゴール寸前で捕らえ、久々の勝ち星を挙げた。 「古屋君とは本当に相性がいいんですよ。組み立ても上手かったですね。最後の踏み返しがすごくて抜けていないかと思ったけど何とか勝てました。ギアを3.86から92に今回から上げて感じが良かったです」 古屋琢晶は前受けから3番手をキープ。山中貴雄の先行を最終2コーナーから好回転でまくり切った。 「誘導が残っていて突っ張れなかったんですけど、うまく3番手が取れて恵まれました。いいタイミングで仕掛けられたと思います。でも、抜かれてしまったのはダメですね。とりあえず勝ち上がれてホッとしています」 |
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楢原由将の逃げを西徹が中団からひとまくり。好追走の伊藤正樹が直線で鋭く差し切った。 「打鐘で後方になってヤバイと思ったんですけどね。そこから落ち着いて中団を取ってくれたんで、あとはしっかり付いていくだけでした」 西徹は打鐘過ぎに内をすくって5番手を確保すると、最終2コーナーから一気のまくりを決めた。 「田中君の切り替えがなくても、内をすくうか、追い上げて中団を狙うつもりだった。余裕はあったし、タイムも良かったんですけどね。あっさり抜かれました」 |
先行1車の金山栄治のペース駆け。番手絶好展開から中井護がきっちり抜け出した。 「今日は展開1本ですね。僕は本当に何もしていない。前回は4回転のギアで少し重く感じたし、金山さんが3.92なので、それに合わせて下げました」 中団確保からしぶとく外を踏み上げた磯田旭が中井に続く形で2着に入った。 「全力は尽くしたけど金山さんが強かった。後ろもちょっと気にしすぎた。調子はまずまずです」 |
吉田裕全が後攻めから押さえて逃げる。6番手まで引いた高城信雄が最終2コーナーからのまくりで豪快に前団を飲み込んだ。 「実質2分戦のメンバーだったので、今日は引いてからのまくり勝負がいいかなと。ホームでなかなか車間が詰まらなかったんですが、詰める勢いでまくっていきました。状態はまずまずですね」 単騎の児玉慎一郎は4番手から先まくり。高城ラインの3番手をどかして3着に入った。 「まくったけどスピードが違った。佐藤さんのところに飛び付こうと思ったけど合わずに3番手になった。何とか乗り切れました」 |
![]() 佐藤龍二選手 |
笹倉慎也が後攻めから押さえて先行。森田康嗣をけん制しながら中団を取った佐藤龍二(写真)が車間を詰める勢いでまくって完勝した。 「落ち着いて走れました。前と車間が空きすぎて、やってしまったと思ったんですけどね。先行するような感じでグイグイと踏んでいけました。踏み上がっている感じはしましたが、中2日で少し重く感じましたね」 |
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![]() 川崎健次選手 |
大西祐が6番手からまくって圧勝。圧巻のスピードを披露した。 「今日は前を取って引いてからのカマシ。組み立ては悪くなかったし、自分の力を出し切るレースはできたんですけどね。後ろが6着、失格、落車で全滅してしまって…。周回中から重く感じたし、綺麗に回せなかった。力任せに踏んでしまった」 中団を確保した川崎健次(写真)は室井竜二を飛ばして、大西のまくりを懸命に追った。 「やばかったです。すごいスピードだったし、みんな付いて来られると厳しいので、番手をどかしました。今日は重かったですね。疲れをしっかり取って明日を迎えたい」 |
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![]() 佐藤朋也選手 |
佐藤朋也(写真)が4.50の特大ギアで持ち味を発揮。6番手から力強くまくって快勝した。 「今日はタマタマでしょう。展開がいい感じに向いてくれました。自分のタイミングで仕掛けられたし、感じも悪くないです。脚の方は問題ないですね」 高田真幸が逃げる岐阜コンビの3番手から2着に食い込んだ。 「大竹さんが後ろで仕事をしてくれたおかげ。今日は運が良かっただけです」 |
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人気の矢口啓一郎が逃げる大瀬戸潤一郎の番手を奪って追い込み勝ち。関東ラインを上位独占に導いた。 「予選では負けられないという気持ちで走りました。作戦は何も考えずに流れに乗ろうと思っていました。状態的にはかなり良くなっていると思います。今回は決勝に乗りたいですね」 浦川尊明がしぶとく続いて2着に流れ込んだ。 「任せて付いていっただけの2着ですからね。矢口君が本当に強かった。矢口君の先行じゃないと抜くのは無理ですね」 |
![]() 長塚智広選手 |
中団外併走となった平原康多が最終ホームからロングスパート。長塚智広(写真)は内藤宣彦にからまれながらも番手を死守すると、直線で鋭いキメ脚を発揮した。 「平原君はいつも頑張ってくれるし、今日も強かったです。1着なんで状態は悪くないですね。青森のお客さんの声援がありがたかったです」 中村淳が関東コンビの3番手から2着に入った。 「前の2人が強いので信頼して付いていました。うまく流れに乗って走れています。後ろから誰も来ないのを確認してから踏みました。明日もしっかり頑張りたいですね」 3着の平原康多はギアを下げて明日の優秀競走に挑む。 「無理やり外から仕掛けたので、そこはきつかったですね。でも、4.15のギアで1歩目が重くてイメージ通り踏めなかった。このギアはまだ早いかもしれませんね。明日はいつもの4.08に下げます」 |
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![]() 佐藤康紀選手 |
前受けから7番手に下げた深谷知広が打鐘から一気の巻き返し。圧巻の逃走劇でファンを魅了した。 「厳しい位置からでしたけどね。山田さんが追い上げてきているのが分かったので、それをギリギリまで待って、後ろを見ながら踏みました。身体は悪くないですね。明日もしっかり頑張ります」 後位にはまったのは北日本コンビ。地元の佐藤康紀(写真)が2着に入った。 「思った通りの展開。作戦どおりというか、あれしかなかったですね。相手が深谷じゃなければ、飯野が逃げ切れていたと思う。山田さんが離れるぐらいですからね」 飯野祐太は諦めずに最後まで踏んで3着。優秀競走に駒を進めた。 「深谷は出切ってから流していたので、山田さんが来る前にと思って仕掛けたけど合わされました。我慢と思って踏んだけど3着はでかいですね。今日は内容のあるレースができたと思います」 |
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![]() 新田康仁選手 |
新田康仁(写真)がSS勢を相手に会心の逃げ切り。これで前回の函館から4連勝だ。 「今日は先行で力を出し切ろうと思っていました。後ろの様子は確認できたし、あとはペースでまくられないように踏みました。明日は深谷君が空いているんですね。対戦するのを楽しみにしていたけど、まさか付けることになるとは。どれだけ強いか後ろで見てみます」 望月永悟が2着に流れ込み、静岡ワンツー決着となった。 「新田さんが強かった。車間を空けたけど、その必要は全くなかったですね。抜ける気がしなかったです」 坂本亮馬は内をすくって中団を確保すると直線で外を伸びて3着に食い込んだ。 「ギアを落として腰は問題なかったです。久しぶりに3.85で駆けている選手が4.17ですからね。バックまくりを打てれば良かったけど苦しかったです。でも最終コーナーを回って少し伸びてくれました」 北日本コンビは人気に応えられず。見せ場なく敗れた佐藤友和は表情が冴えない。 「4番手を取られてはダメですね。ただ、追いかけるだけのレースになってしまった。状態もあまり良くない」 |
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