いわき平競輪開設69周年記念「いわき金杯争奪戦」は1月24日が2日目。二次予選A、B合わせて7個レースで準決勝進出が争われた。メーンの12Rでは根田空史の逃げに乗った佐藤慎太郎が今年初勝利。地元勢からは、その佐藤をはじめ山崎芳仁、渡邉一成ら5名が準決勝へと勝ち上がった。いよいよシリーズも後半戦に突入。3日目は準決勝3個レースでシリーズのベストナインが決まる。
3日目の25日は神無月による ガチ車券&モノマネショー!や騎士竜戦隊リュウソウジャーショー。後半2日間は いわき市公認ご当地アイドル アイくるガールズのライブや総額100万円分の景品があたる「大抽選会!」(未確定車券抽選会)も予定されています。週末はぜひいわき平競輪場へお越しください。
<6R>

萩原孝之選手
後ろ攻めから切った池野健太を打鐘前から吉武信太朗が叩いて主導権を握る。中団を確保した池野が詰めた勢いで3コーナーから持ち出すと、吉武マークの萩原孝之(写真)が合わせて踏んで準決勝進出一番乗りを決めた。
「吉武君とは普段連係することがないので、レース前の挨拶もいつもと違う感じだったけど(笑)、あのレースをしてくれれば言うことはないです。まぁ、『(作戦は)任せるからよろしく』って言っただけですが(笑)。吉武君のかかりが良くて、最終バックでオーロラビジョンを見ても誰も来ていなかったので、大丈夫だなと思ったら3コーナーからいきなりまくってきたので慌てて車を振った。それでも勝てたので良かったです」
池野健太のまくりに乗った鷲田幸司が中バンクを伸びて2着に。
「いわき平はホントに好きなバンク。伸びるような気がするから。西武園などで、この展開では伸びない。スタートは取りにいったけど、志村君が早くて負けた(笑)。でも、池野は後攻めからでも対応できる選手だから。レースを作って、最終的に仕掛けてくれたのでありがたい。2コーナーからまくれば理想的だろうけど、今日(2日目)は間合い的に無理だったですね」
「吉武君とは普段連係することがないので、レース前の挨拶もいつもと違う感じだったけど(笑)、あのレースをしてくれれば言うことはないです。まぁ、『(作戦は)任せるからよろしく』って言っただけですが(笑)。吉武君のかかりが良くて、最終バックでオーロラビジョンを見ても誰も来ていなかったので、大丈夫だなと思ったら3コーナーからいきなりまくってきたので慌てて車を振った。それでも勝てたので良かったです」
池野健太のまくりに乗った鷲田幸司が中バンクを伸びて2着に。
「いわき平はホントに好きなバンク。伸びるような気がするから。西武園などで、この展開では伸びない。スタートは取りにいったけど、志村君が早くて負けた(笑)。でも、池野は後攻めからでも対応できる選手だから。レースを作って、最終的に仕掛けてくれたのでありがたい。2コーナーからまくれば理想的だろうけど、今日(2日目)は間合い的に無理だったですね」
<7R>

中井俊亮選手
宇佐見裕輝の上昇に対し、前受けから下げた中井俊亮(写真)だったが、中団で小川賢人と併走に。宇佐見にペースに持ち込まれ、なかなか併走の決着はつかなかったが、最終2コーナーで小川を飛ばすと、そのまままくって快勝した。
「小川(賢人)さんが切ったところを順番で仕掛けようと思っていたんですけど。あそこは引けないですね。無理やり仕掛けたんでタイミングが悪かった。後ろに申し訳ないです」
離れながらも中井を追った山本伸一がゴール前で接触して落車。宇佐見マークの須永優太がバランスを崩しながらも岡本大嗣との争いを制して準決勝へ勝ち上がった。
「宇佐見さんのおかげですね。山本さんが遅れていたんで、振りながら出ていって。直線で山本さんに先に出られたんですけどラッキーでした」
「小川(賢人)さんが切ったところを順番で仕掛けようと思っていたんですけど。あそこは引けないですね。無理やり仕掛けたんでタイミングが悪かった。後ろに申し訳ないです」
離れながらも中井を追った山本伸一がゴール前で接触して落車。宇佐見マークの須永優太がバランスを崩しながらも岡本大嗣との争いを制して準決勝へ勝ち上がった。
「宇佐見さんのおかげですね。山本さんが遅れていたんで、振りながら出ていって。直線で山本さんに先に出られたんですけどラッキーでした」
<8R>

坂本貴史選手
後ろ攻めになった坂本貴史(写真)は赤板の1コーナーで先頭に立つと、そのまま主導権。宮越孝治のけん制で外々を踏まされた上田尭弥は巻き返し叶わず、逃げた坂本が押し切り。ラインで上位独占を決めた坂本は「自分でもビックリ」とレースを振り返る。
「後ろ攻めの作戦も考えてたけど、自分的には最悪な流れだった。ペースで踏んで、(上田に)行かれても3番手に追い上げられないようにと思ってたら上田君は外を走ってたし、僕も体と自転車がマッチしてビシッと決まった。平の直線でしっかり踏めてたし、練習の成果が出たかな。思ったように踏めて、レースを支配できた。自信になる走り方ですね」
坂本マークの中村敏之輔が2着で準決勝進出を決めた。
「超強かったです。押さえて駆けてだからね。いいところで7番(上田)も来てくれたので良かった。強かったですね。(坂本は)器用だから色々やっちゃうんだろうけど、いつもああやってやれば。僕は流れがいいですね」
「後ろ攻めの作戦も考えてたけど、自分的には最悪な流れだった。ペースで踏んで、(上田に)行かれても3番手に追い上げられないようにと思ってたら上田君は外を走ってたし、僕も体と自転車がマッチしてビシッと決まった。平の直線でしっかり踏めてたし、練習の成果が出たかな。思ったように踏めて、レースを支配できた。自信になる走り方ですね」
坂本マークの中村敏之輔が2着で準決勝進出を決めた。
「超強かったです。押さえて駆けてだからね。いいところで7番(上田)も来てくれたので良かった。強かったですね。(坂本は)器用だから色々やっちゃうんだろうけど、いつもああやってやれば。僕は流れがいいですね」
<9R>

鈴木竜士選手
正攻法に構えた佐々木豪は赤板で切ろうとした鈴木竜士を突っ張る。一度スローペースになると、再度鈴木は叩きに出るが、その上を金子貴志が切って、高橋晋也のカマシを受ける。切り合いで7番手に置かれてしまった佐々木豪だったが、ホームから粘り強く踏むと2コーナーから一気に加速。後続を千切って圧勝した。
「後ろになったけど、順番が回ってきたし、運が良かった。風があって踏み出しはあまり良くなかった。1コーナーでは浮いたかなと思ったけど、センターぐらいから吸い込まれる感じで伸びた。重たかったけど頑張りました」
ホームで俊敏に北日本3番手にスイッチした鈴木竜士(写真)は2センターでけん制する山崎芳仁の内をすくって2着に食い込んだ。
「最低でも北日本ラインの後ろが欲しかったのでシビアに動きました。でも、番手を奪わないと1着はないですね」
「後ろになったけど、順番が回ってきたし、運が良かった。風があって踏み出しはあまり良くなかった。1コーナーでは浮いたかなと思ったけど、センターぐらいから吸い込まれる感じで伸びた。重たかったけど頑張りました」
ホームで俊敏に北日本3番手にスイッチした鈴木竜士(写真)は2センターでけん制する山崎芳仁の内をすくって2着に食い込んだ。
「最低でも北日本ラインの後ろが欲しかったのでシビアに動きました。でも、番手を奪わないと1着はないですね」
<10R>

渡邉雄太選手
上昇が遅れた佐伯辰哉を前受けの小林泰正が赤板ホームから突っ張ると、3番手は内に吉田茂生、外は佐伯で併走に。そこを打鐘から渡邉雄太(写真)が踏み上げて主導権を握ると、別線の巻き返しを封じて押し切った。
「(小林の)突っ張りなどがあり、周りが動くなかで、僕はいいタイミングで仕掛けられた。前回(1月小田原)の初日に先行して3着に残り、そこから調子が上がってきたと思う。今日(2日目)も感じ良く駆けられました」
渡邉の踏み出しに遅れて車間が空いた山賀雅仁だったが、最終ホームで付け直して2着をキープした。
「雄太が強い! 仕掛けのタイミングがズレてしまい、かなり焦ったよ。リカバリー? 最後までできた感じはしなかった。ホントにいっぱい。後ろの武井(大介)さんに抜かれそうだったでしょ。危なかった(笑)」
「(小林の)突っ張りなどがあり、周りが動くなかで、僕はいいタイミングで仕掛けられた。前回(1月小田原)の初日に先行して3着に残り、そこから調子が上がってきたと思う。今日(2日目)も感じ良く駆けられました」
渡邉の踏み出しに遅れて車間が空いた山賀雅仁だったが、最終ホームで付け直して2着をキープした。
「雄太が強い! 仕掛けのタイミングがズレてしまい、かなり焦ったよ。リカバリー? 最後までできた感じはしなかった。ホントにいっぱい。後ろの武井(大介)さんに抜かれそうだったでしょ。危なかった(笑)」
<11R>

大槻寛徳選手
小原太樹、渡邉一成が切ったうえを打鐘前から叩いた清水裕友は、前受けから下げてすかさず叩きに来た末木浩二を出させず主導権を握る。車間を切って、波を作って懸命の援護をみせる桑原大志に対し、3番手確保の渡邉が直線踏み上げると、渡邉マークの大槻寛徳(写真)が中割り鋭く突き抜けた。
「位置が良かったですね。桑原さんがすごい仕事しているのが見えて、一成も行きづらかったと思うけどワンツーで良かった。ただ清水はさすがでしたね」
桑原のけん制にリズムを狂わされた渡邉一成だったが、直線外を伸びて2着、2着で準決勝へ。
「全部、桑原さんにやられました。車間を空けようと思ったんですけど、そのタイミングで空けられて。内も空けられないし難しかったですね」
「位置が良かったですね。桑原さんがすごい仕事しているのが見えて、一成も行きづらかったと思うけどワンツーで良かった。ただ清水はさすがでしたね」
桑原のけん制にリズムを狂わされた渡邉一成だったが、直線外を伸びて2着、2着で準決勝へ。
「全部、桑原さんにやられました。車間を空けようと思ったんですけど、そのタイミングで空けられて。内も空けられないし難しかったですね」
<12R>

佐藤慎太郎選手
打鐘前2コーナーで切った山田英明を根田空史が叩いて2センターで先頭に立つ。山田は車間を詰めた勢いで前団に迫ったが、合わせて直線で踏んだ佐藤慎太郎(写真)が地元で今年初勝利を飾った。
「山田が車間を空けてるのはわかってた。すごいスピードで来ると思ったんで、なるべく引きつけて。すげえスピードで来てる音がしたので、根田なら(勝ち上がりの)5着までに残ってくれるよねと思って踏ませてもらいました。2着になってるパターンではありましたよね。自分で全部立ち上げる形になったけど、踏み切れてるし悪くない」
中団確保から鋭く前に迫った山田英明だったが、わずかに届かず2着まで。
「切って(根田を受けて)。あとはまくれなくても、かぶったら仕方ない。ジャンからホームが勝負どころでした。根田のダッシュがいいから空いちゃったけど、もう少し車間を詰めていかないと脚を使いますね。空きすぎたけど、詰めるときはいいスピードだった。佐藤さんの踏み直しが強かったです。(12月別府記念から)この自転車にして煮詰まってきてる感じはある。これでいいやって、信頼してレースにいけてます」
「山田が車間を空けてるのはわかってた。すごいスピードで来ると思ったんで、なるべく引きつけて。すげえスピードで来てる音がしたので、根田なら(勝ち上がりの)5着までに残ってくれるよねと思って踏ませてもらいました。2着になってるパターンではありましたよね。自分で全部立ち上げる形になったけど、踏み切れてるし悪くない」
中団確保から鋭く前に迫った山田英明だったが、わずかに届かず2着まで。
「切って(根田を受けて)。あとはまくれなくても、かぶったら仕方ない。ジャンからホームが勝負どころでした。根田のダッシュがいいから空いちゃったけど、もう少し車間を詰めていかないと脚を使いますね。空きすぎたけど、詰めるときはいいスピードだった。佐藤さんの踏み直しが強かったです。(12月別府記念から)この自転車にして煮詰まってきてる感じはある。これでいいやって、信頼してレースにいけてます」