弥彦競輪場で開催されている開設69周年記念「ふるさとカップ」は、7月27日に3日目を迎えた。メインの準決勝では、新鋭・小林泰正、地元の諸橋愛、S班の清水裕友が1着。地元の藤原憲征や、勢いある渡邉雄太も優出を果たした。最終日は、激戦を勝ち抜いた9名による決勝戦が行われる。また、6Rでは「S級ブロックセブン」が一発勝負で争われる。
28日の最終日も、入場口にて日替わりドリンクと瞬間冷却パックを先着800名様にプレゼント。8Rの2車単配当金の下2ケタで当選番号を決定し、「ふるさとカップオリジナルクオカード」が当たるラッキーカードも先着800名様に配布します。さらに、プレゼント券をブロックセブンの勝利者から10名様に。ふるさとカップ優勝選手からは20名様に手渡しします。また、5R終了後には元忍風戦隊ハリケンジャー・塩谷瞬さんの誘導で決勝戦特別選手紹介。決勝戦表彰式では花束の贈呈が行われます。ぜひ、本場でお楽しみください。
<10R>
小林泰正選手
藤原憲征選手
赤板過ぎで強引に渡邉雄太を押さえた小林泰正(写真)の上を、打鐘で松本貴治が叩いて先制。4番手に小林、6番手に渡邉で最終回へ入ると、2コーナーから渡邉が仕掛ける。しかし、中団から小林が先まくりに出て、4コーナー手前で松本をとらえて先頭に。そのまま力強く後続を振り切って、初めての記念シリーズで決勝進出を果たした。
「前受けはしない作戦でした。先行する気持ちで前へ出たことで中団に入れたと思います。力では同型の2人(清水と渡邉)に及ばないから、組み立てを考えて挑みました。僕の走り方は同期で活躍している連中と比べると、邪道に映るかもしれないんですけど、自分の特徴なので。(活躍している)同期との比較で、自分だけ大したことないと思われたくない気持ちもありました」
小林に合わされた渡邉雄太だったが、2着でゴールした。
「あのタイミングですんなり引くのもどうかなと思って突っ張ったけど、そのまま踏んだら2周駆けさせられるなと思って…。一本棒になってからは、前が詰まって、追い付いたタイミングでそのまま行きました。一戦ずつ集中して走っているので、調子などは自分でもよく分からないです」
小林を巧追した地元の藤原憲征(写真)が3着に入った。
「アイツ(小林)が、互角に戦える同期が活躍しているんだから、たまたま出遅れているだけで、やれると思っていました。僕は地元記念の決勝に乗れて、今年の一番大きい仕事は終わった感じですね(笑)」
「前受けはしない作戦でした。先行する気持ちで前へ出たことで中団に入れたと思います。力では同型の2人(清水と渡邉)に及ばないから、組み立てを考えて挑みました。僕の走り方は同期で活躍している連中と比べると、邪道に映るかもしれないんですけど、自分の特徴なので。(活躍している)同期との比較で、自分だけ大したことないと思われたくない気持ちもありました」
小林に合わされた渡邉雄太だったが、2着でゴールした。
「あのタイミングですんなり引くのもどうかなと思って突っ張ったけど、そのまま踏んだら2周駆けさせられるなと思って…。一本棒になってからは、前が詰まって、追い付いたタイミングでそのまま行きました。一戦ずつ集中して走っているので、調子などは自分でもよく分からないです」
小林を巧追した地元の藤原憲征(写真)が3着に入った。
「アイツ(小林)が、互角に戦える同期が活躍しているんだから、たまたま出遅れているだけで、やれると思っていました。僕は地元記念の決勝に乗れて、今年の一番大きい仕事は終わった感じですね(笑)」
<11R>
諸橋愛選手
山田庸平選手
8番手から上昇した島川将貴は鈴木竜士にフタをしてから、山田庸平を叩いて先頭に立つ。7番手になった鈴木は打鐘の3コーナーから巻き返し、最終ホームで島川から主導権を奪取。ピタリと続いた諸橋愛(写真)が、徐々に車間を空けて行くと、最後は車間を詰める勢いで追い込んで、地元記念の決勝へコマを進めた。
「(鈴木)竜士が良い感じで出て行ったし、ラインで決めたかったですね。いつもの感じだと残るんですけど。2センターで(山田が)来ていたから、あれ以上は待てなかったです。感覚的にはだいぶセッティングを変えて、練習のトップスピードは2キロ上がりました。今までは競り対応だったけど、ワッキー(脇本雄太)が出てきたんで、そうじゃないと。(決勝に上がれて)やっとスタートラインです」
最終2コーナー8番手からまくった竹澤浩司に勢いをもらい、柴崎淳が直線で伸びて2着に入った。
「(竹澤に)任せた以上はギリギリまで待つしかないですからね。(2着に届いたのは前が)パッとなって締まったからですよ。この暑さで気温が上がって、フワフワしていました。練習の疲れが多分ありますね。(決勝に)乗れる時は乗れるし、焦りはなかったです」
最終バックで5番手の山田庸平(写真)は、前の中四国コンビをすくって2センターで諸橋の後ろまで上昇し、3着に入った。
「鈴木君がカマして行ったし、外に行くというよりは内でした。今回は結果にこだわるレースをして、内容が小さくなってしまっていますね…」
「(鈴木)竜士が良い感じで出て行ったし、ラインで決めたかったですね。いつもの感じだと残るんですけど。2センターで(山田が)来ていたから、あれ以上は待てなかったです。感覚的にはだいぶセッティングを変えて、練習のトップスピードは2キロ上がりました。今までは競り対応だったけど、ワッキー(脇本雄太)が出てきたんで、そうじゃないと。(決勝に上がれて)やっとスタートラインです」
最終2コーナー8番手からまくった竹澤浩司に勢いをもらい、柴崎淳が直線で伸びて2着に入った。
「(竹澤に)任せた以上はギリギリまで待つしかないですからね。(2着に届いたのは前が)パッとなって締まったからですよ。この暑さで気温が上がって、フワフワしていました。練習の疲れが多分ありますね。(決勝に)乗れる時は乗れるし、焦りはなかったです」
最終バックで5番手の山田庸平(写真)は、前の中四国コンビをすくって2センターで諸橋の後ろまで上昇し、3着に入った。
「鈴木君がカマして行ったし、外に行くというよりは内でした。今回は結果にこだわるレースをして、内容が小さくなってしまっていますね…」
<12R>
清水裕友選手
岡村潤選手
赤板1コーナー手前で先頭に立った矢野昌彦がそのまま主導権を握って逃げる。4番手は清水裕友(写真)と、前受けから引いた松井宏佑で併走になるが、清水が松井をキメて中団を確保し、打鐘を迎える。逃げる矢野に、清水は最終2コーナー手前から反撃。一気に関東ラインを抜き去ると、そのまま後続を突き放して無傷で決勝進出を果たした。
「(打鐘前で松井に)ちょっと当たったら引いてくれたんで、やってみるもんやなと思いました(笑)。自転車を2日目に変えて、自転車自体は良いんですけど、感触は昨日(二次予選A)の方が良かったですね。記念を3連勝で決勝に乗ったのは初めてです。ダービーの準決から自力のレースで1着を取れてなかったんですけどね。良い薬になります」
番手の橋本強は踏み出しで離れてしまい、清水の仕掛けを追いかけるようにまくった松井宏佑が2着に入った。
「(打鐘で)引いてすぐムリヤリ行ったら合わされると思ったし、清水は早めに仕掛けるだろうと思ったんで、そこから行こうって思いました。外々だったけど、2着までは行けたので良かったです。もっと競輪選手らしく走りたいですけどね。タテしか鍛えてないんで、走りが競技っぽいというか。岡村さんも一緒に決勝に上がれたので、最低限のことはやったかなと思います」
松井の仕掛けに食い下がった岡村潤(写真)が3着に入った。
「(松井は)引いても出ちゃうんで、あの脚はやっぱりすごいですね。(最終)3コーナーの辺でキツイかなって思ったけど、信用して付いて行ってどうかだと思ったんで。(松井から)離れてないんで、悪くないと思います」
「(打鐘前で松井に)ちょっと当たったら引いてくれたんで、やってみるもんやなと思いました(笑)。自転車を2日目に変えて、自転車自体は良いんですけど、感触は昨日(二次予選A)の方が良かったですね。記念を3連勝で決勝に乗ったのは初めてです。ダービーの準決から自力のレースで1着を取れてなかったんですけどね。良い薬になります」
番手の橋本強は踏み出しで離れてしまい、清水の仕掛けを追いかけるようにまくった松井宏佑が2着に入った。
「(打鐘で)引いてすぐムリヤリ行ったら合わされると思ったし、清水は早めに仕掛けるだろうと思ったんで、そこから行こうって思いました。外々だったけど、2着までは行けたので良かったです。もっと競輪選手らしく走りたいですけどね。タテしか鍛えてないんで、走りが競技っぽいというか。岡村さんも一緒に決勝に上がれたので、最低限のことはやったかなと思います」
松井の仕掛けに食い下がった岡村潤(写真)が3着に入った。
「(松井は)引いても出ちゃうんで、あの脚はやっぱりすごいですね。(最終)3コーナーの辺でキツイかなって思ったけど、信用して付いて行ってどうかだと思ったんで。(松井から)離れてないんで、悪くないと思います」
<最終日・6R S級ブロックセブン>
藤井栄二選手
近況、FI戦で優出が続いていた藤井栄二(写真)は、前回の名古屋FIを当日欠場している。状態面はどうか。
「急性扁桃炎になってしまって休みました。1週間、点滴と抗生物質だったんですけど、3日間くらいは自転車に乗ってきました。最近は、やっている練習の成果がレースで出始めたかなって感じがしますね。状態も上がってきていると思います。(今回は7車立てだが)僕は気にしてないです。やることは変わらないので」
瀬戸栄作は前回の和歌山FIで234着と、4場所ぶりに決勝進出を果たした。
「S級に上がってからは、好きに走らせてもらえてないですね。(5月)岸和田で失格をしてから、ちょっと調子がくるってしまったんですけど、戻ってきていると思います。(前回からは)ゆっくり休んで、練習もしっかりやってきました。状態は良いと思うから、しっかり力を出し切れるように頑張ります」
今期からS級1班に昇班した小原唯志。最近は好調時ほどの勢いこそないが、随所に白星は挙げている。
「状態は良いのに、レースでそれが出てくれないですね。最近は師匠の武田(豊樹)さん、吉澤(純平)、吉田拓矢、早坂秀悟なんかの良いメンバーで、充実した練習ができています。せっかく(S級)1班にも戻ってこれたし、今回は一発レースなので優勝だけを狙っていきたいです」
「急性扁桃炎になってしまって休みました。1週間、点滴と抗生物質だったんですけど、3日間くらいは自転車に乗ってきました。最近は、やっている練習の成果がレースで出始めたかなって感じがしますね。状態も上がってきていると思います。(今回は7車立てだが)僕は気にしてないです。やることは変わらないので」
瀬戸栄作は前回の和歌山FIで234着と、4場所ぶりに決勝進出を果たした。
「S級に上がってからは、好きに走らせてもらえてないですね。(5月)岸和田で失格をしてから、ちょっと調子がくるってしまったんですけど、戻ってきていると思います。(前回からは)ゆっくり休んで、練習もしっかりやってきました。状態は良いと思うから、しっかり力を出し切れるように頑張ります」
今期からS級1班に昇班した小原唯志。最近は好調時ほどの勢いこそないが、随所に白星は挙げている。
「状態は良いのに、レースでそれが出てくれないですね。最近は師匠の武田(豊樹)さん、吉澤(純平)、吉田拓矢、早坂秀悟なんかの良いメンバーで、充実した練習ができています。せっかく(S級)1班にも戻ってこれたし、今回は一発レースなので優勝だけを狙っていきたいです」