弥彦競輪場で開設75周年記念「ふるさとカップ(GIII)」が、7月10日に幕を開けた。初日のメイン、特選は、中国勢のワンツー。番手まくりの取鳥雄吾が、松浦悠士をタイヤ差で振り切った。また、一次予選では、地元地区の菊池岳仁をはじめ、佐々木悠葵、安倍大成、山下渡と関東勢が4勝を挙げて奮闘した。7月11日のシリーズ2日目には、初日特選組のS級S班3人も加わり、二次予選で勝ち上がりが争われる。
記念開催中は毎日、オリジナルグッズなどを1000人に先着来場プレゼント、伊藤克信さんらによる公開予想会などが予定されています。また、7月11日の2日目は、アルビレックスチアリーダーズによるチアパフォーマンスなどもあります。弥彦競輪場では、みなさまのご来場をお待ちしております。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。
<1R>

吉本卓仁選手
関東勢が前団。蕗澤鴻太郎は誘導を残したまま下げて、長谷部龍一、阿部将大、根本哲吏の順番で動いてラインが回る。蕗澤は再び赤板2コーナーで先頭に立ち、先行態勢を取る。一本棒の隊列のままレースは流れて、蕗澤が打鐘4コーナーからペースアップして逃げる。6番手の阿部が最終1センター過ぎにまくりを打ち、根本が4番手から合わせる。蕗澤の掛かりも悪くなく、根本、阿部のスピードが鈍るが、直線に入り外を阿部が伸びる。阿部に付けた吉本卓仁(写真)が、さらに外を追い込んで突き抜けた。
「阿部君は点数上位ですし、力があるので任せていました。自分のタイミングで仕掛けると思っていた。あとは後ろの長谷部君がどう仕掛けてくるのかって。阿部君が行ったタイミングで、ちょっと(根本と)合っちゃっていた。どうかなって思った。たぶん阿部君なんで休んでいるのかなって、そのまま付いていました。自分もそこまで余裕はなかったんですけど、とりあえず阿部君は抜けるかなっていうのはありました」
6番手まくりの阿部将大は、最終2センターまで併走をこらえて、下りからもうひと伸び。前団をとらえた。
「長谷部君がこなかったので、(最終)1コーナー、1センターから持ち出したんですけど、一緒に(根本に)こられた。でも、出られる感じはあったので回して、ゴール前に備えました。最後はいっぱい、いっぱいだったんですけど、(吉本とワンツーで)期待に応えられて良かったです」
「阿部君は点数上位ですし、力があるので任せていました。自分のタイミングで仕掛けると思っていた。あとは後ろの長谷部君がどう仕掛けてくるのかって。阿部君が行ったタイミングで、ちょっと(根本と)合っちゃっていた。どうかなって思った。たぶん阿部君なんで休んでいるのかなって、そのまま付いていました。自分もそこまで余裕はなかったんですけど、とりあえず阿部君は抜けるかなっていうのはありました」
6番手まくりの阿部将大は、最終2センターまで併走をこらえて、下りからもうひと伸び。前団をとらえた。
「長谷部君がこなかったので、(最終)1コーナー、1センターから持ち出したんですけど、一緒に(根本に)こられた。でも、出られる感じはあったので回して、ゴール前に備えました。最後はいっぱい、いっぱいだったんですけど、(吉本とワンツーで)期待に応えられて良かったです」
<2R>

五十嵐綾選手
周回中、5番手にいた長島大介のけん制もあり、7番手の日高裕太は赤板では動けない。赤板2コーナー過ぎから日高が仕掛けて、前受けの五十嵐綾(写真)も踏み上げる。南関ライン3番手の太刀川一成が遅れ気味も、五十嵐は3人を送り出して4番手で最終周回。日高の先行策で、長島は一本棒の8番手に置かれる。2コーナーからまくった長島は一息。4番手確保の五十嵐が、バック過ぎからまくって、ゴール前できっちりとらえた。
「前々からスタートして、展開を見ながらっていうのが自分のパターン。それにうまくハメられたかなって思います。日高君が来てくれたんで、結果、4番手でと。最終1センターのところで(仕掛けて)と思ったけど、日高君の踏み上げがすごかった。それでワンテンポ待った。ただ、後ろに長島さんがいるのでどこで来るかなって。その前に泳がされて、7、8割で立ち上げたのもあって、だいぶキツかったです。(直近の3場所で2度の失格があり)これでいい流れになればいいけど、気を抜かないで明日(2日目)も1着が取れるように」
「スタートは自信があったんで取れるんじゃないかって」との佐々木堅次が、五十嵐との息を合わせて2着に入り、福島ワンツー。
「五十嵐の動きに付いていくだけで、2着に入れて良かった。(南関勢が来て)自分が3番手をさばけたら良かったけど、そこは申し訳なかった。(五十嵐とは)脚質が合っていると思うし、相性もいい。気持ちも入っていて、自分は付きやすいですね。(配分が)詰め詰めだけど、練習の感じは悪くないです」
「前々からスタートして、展開を見ながらっていうのが自分のパターン。それにうまくハメられたかなって思います。日高君が来てくれたんで、結果、4番手でと。最終1センターのところで(仕掛けて)と思ったけど、日高君の踏み上げがすごかった。それでワンテンポ待った。ただ、後ろに長島さんがいるのでどこで来るかなって。その前に泳がされて、7、8割で立ち上げたのもあって、だいぶキツかったです。(直近の3場所で2度の失格があり)これでいい流れになればいいけど、気を抜かないで明日(2日目)も1着が取れるように」
「スタートは自信があったんで取れるんじゃないかって」との佐々木堅次が、五十嵐との息を合わせて2着に入り、福島ワンツー。
「五十嵐の動きに付いていくだけで、2着に入れて良かった。(南関勢が来て)自分が3番手をさばけたら良かったけど、そこは申し訳なかった。(五十嵐とは)脚質が合っていると思うし、相性もいい。気持ちも入っていて、自分は付きやすいですね。(配分が)詰め詰めだけど、練習の感じは悪くないです」
<3R>
赤板2コーナーで堀川敬太郎が、根田空史を押さえて出る。後方になった治田知也は、打鐘から巻き返す。治田が4コーナーで主導権を奪い、遅れながらも3番手の佐伯翔も懸命に続く。7番手になった根田は、2コーナー手前で仕掛ける。中団の堀川を乗り越えて迫る根田を、山下渡が2センターでけん制。逃げた治田を利して追い込んだ山下が1着。
「(治田が)前を取って、切って切ってでちゃんと仕事をしてくれたので感謝ですね。根田君がまくって来ると思っていたので、車間を空けていたんですけど。治田君の掛かりが良くて、すぐには来なかった。(根田が)見えてから振ったんですけど、ちょっと遠かったですね。振って戻った時に自転車が進んじゃった。2年前に連続で左鎖骨を骨折した。その時はヤバかったんですけど。やっと可動域も戻ってきて、感覚も良くなっている。点数が戻ってきて、目標の選手も強くなって本当に感謝です」
まくった根田が外に振られると、佐々木眞也はあおりもあって外を追い込んだ。
「根田さんにお任せしていた。あとは自分が食い込めるようにと思っていました。自分の感覚的には悪くなかったですね。最後はいっぱいだったんですけど、なんとか確定板にはのれた」
「(治田が)前を取って、切って切ってでちゃんと仕事をしてくれたので感謝ですね。根田君がまくって来ると思っていたので、車間を空けていたんですけど。治田君の掛かりが良くて、すぐには来なかった。(根田が)見えてから振ったんですけど、ちょっと遠かったですね。振って戻った時に自転車が進んじゃった。2年前に連続で左鎖骨を骨折した。その時はヤバかったんですけど。やっと可動域も戻ってきて、感覚も良くなっている。点数が戻ってきて、目標の選手も強くなって本当に感謝です」
まくった根田が外に振られると、佐々木眞也はあおりもあって外を追い込んだ。
「根田さんにお任せしていた。あとは自分が食い込めるようにと思っていました。自分の感覚的には悪くなかったですね。最後はいっぱいだったんですけど、なんとか確定板にはのれた」
<4R>
前受けの佐藤壮志が、中島詩音を突っ張り出させない。そこをいったん後藤悠が押さえ、谷口遼平が叩いて主導権。打鐘3コーナーで先頭に立った谷口がペースを握り、後藤は4番手を確保する。谷口はそのまま徐々にペースを上げて風を切る。8番手の中島は車が出ず、佐藤もバック手前で仕掛けるが一息。逃げる谷口に付けた椎木尾拓哉は、後続との間合いを計り抜け出した。
「(先行した谷口の)掛かり自体は、全然悪くなかった。(谷口)遼平が頑張ってくれているので、なんとか決めたいなっていうのがあった。けど、弥彦は直線が長いですね。(前回で落車したけど)間があったんで、練習とケアをしてきた。あとはレースでの感触だけですね、そこをもうちょっと上げたい。フレームは修正に出して(前回と)一緒ですけど、ちょっと(セッティングを)いじろうと思います」
落ち着いて4番手で脚をためた後藤悠は、追い込みでの2着をこう振り返る。
「谷口さんが行ったところをすかさず叩くつもりだった。けど、順番がおかしくなって、先に切る形になった。最近、体の感じが良くない。(最終)バックで(仕掛けて)いければ良かったんですけど。自力の坂本(貴史)さんが付いてくださったのに反省です。(3場所前の)落車で影響はなかったつもりですけど、動かないところもあって少しダメージがあるのかなと。少しずつ良くなっている感じです」
「(先行した谷口の)掛かり自体は、全然悪くなかった。(谷口)遼平が頑張ってくれているので、なんとか決めたいなっていうのがあった。けど、弥彦は直線が長いですね。(前回で落車したけど)間があったんで、練習とケアをしてきた。あとはレースでの感触だけですね、そこをもうちょっと上げたい。フレームは修正に出して(前回と)一緒ですけど、ちょっと(セッティングを)いじろうと思います」
落ち着いて4番手で脚をためた後藤悠は、追い込みでの2着をこう振り返る。
「谷口さんが行ったところをすかさず叩くつもりだった。けど、順番がおかしくなって、先に切る形になった。最近、体の感じが良くない。(最終)バックで(仕掛けて)いければ良かったんですけど。自力の坂本(貴史)さんが付いてくださったのに反省です。(3場所前の)落車で影響はなかったつもりですけど、動かないところもあって少しダメージがあるのかなと。少しずつ良くなっている感じです」
<5R>

松坂洋平選手
前受けの堀江省吾が、松本秀之介を突っ張る。松本は3番手に降りて神田龍と併走。格清洋介が赤板2コーナーで仕掛けるが、堀江は出させずにそのまま駆ける。堀江が主導権をキープして最終周回。松坂洋平(写真)が3番手に入り、格清は後退。松本は浮いた格清の外を回して、切り替えた瀬戸晋作が2コーナーから前に踏み込む。3番手でタイミングを取っていた松坂は、早めの追い込みで突き抜けた。
「堀江君が突っ張って、(3番手を)ほかのラインに入られてしまった。後ろからのカマシになってしまった。(藤原憲征の後ろに入ったあとに格清を)迎え入れようかとも思ったんですけど、山田(幸司)さんも付いていましたし、そこはシビアにと。ちょっと疲れは残っているんですけど、1着まで届いているので悪くないと思います」
いったん山田の横まで追い上げた瀬戸晋作は、直線で外を伸びて2着。
「(最終1センター付近で仕掛けた)松本君はタイミングが合わなかったですね。内に行くと思ったら、外に行った。迎え入れるのも厳しくなりました。感覚的には良かった。松坂さんはタテに踏むと思っていたので、ツケマイして勝負しようと。ちょっと力が抜ける感覚があったので修正したい」
「堀江君が突っ張って、(3番手を)ほかのラインに入られてしまった。後ろからのカマシになってしまった。(藤原憲征の後ろに入ったあとに格清を)迎え入れようかとも思ったんですけど、山田(幸司)さんも付いていましたし、そこはシビアにと。ちょっと疲れは残っているんですけど、1着まで届いているので悪くないと思います」
いったん山田の横まで追い上げた瀬戸晋作は、直線で外を伸びて2着。
「(最終1センター付近で仕掛けた)松本君はタイミングが合わなかったですね。内に行くと思ったら、外に行った。迎え入れるのも厳しくなりました。感覚的には良かった。松坂さんはタテに踏むと思っていたので、ツケマイして勝負しようと。ちょっと力が抜ける感覚があったので修正したい」
<6R>
切った松本憲斗を荒川達郎が打鐘で押さえる。すかさず昼田達哉が仕掛けて先頭。荒川が4番手に飛び付いて、6番手の松本は打鐘4コーナーから踏み込む。松本は4番手までで後退して、荒川が最終2コーナー手前からまくりを打つ。が、柏野智典が荒川を外に張って、もつれた両者が落車。前がいなくなった安倍大成は、3コーナーで前に踏み込む。8番手で2コーナーからまくっていた佐藤博紀も、外に避けてまくる。逃げる昼田を直線の入口でとらえた安倍が1着。
「(前の荒川が落車して)自分も突っ込んでしまったかと。受け身を取る態勢だったんですけど、ギリギリ避けられた。(その前の荒川のまくりの)出が良くて、付いていけばワンツーもあるなって感じだった。その矢先のアクシデントだった。(前々回の)松戸でフレームを、ハンガーを変えたものに換えた。腰も痛めて、前回は戻したんですけどひどい内容だった。そのあとはケアを入れたんで、少しはマシですね」
後方に置かれていた佐藤博紀は、まずは無事完走に一息ついて汗をぬぐう。
「(落車を避けて)それだけです。無事にゴールできて良かった。とりあえず(前受けから)引いて、ためて、行けるところからと。前に踏んで(落車を)避けながらで遠回りになってしまった。小松島から中2日だったんで、次の日に帰って、即ケアしてそのまま来た感じです」
「(前の荒川が落車して)自分も突っ込んでしまったかと。受け身を取る態勢だったんですけど、ギリギリ避けられた。(その前の荒川のまくりの)出が良くて、付いていけばワンツーもあるなって感じだった。その矢先のアクシデントだった。(前々回の)松戸でフレームを、ハンガーを変えたものに換えた。腰も痛めて、前回は戻したんですけどひどい内容だった。そのあとはケアを入れたんで、少しはマシですね」
後方に置かれていた佐藤博紀は、まずは無事完走に一息ついて汗をぬぐう。
「(落車を避けて)それだけです。無事にゴールできて良かった。とりあえず(前受けから)引いて、ためて、行けるところからと。前に踏んで(落車を)避けながらで遠回りになってしまった。小松島から中2日だったんで、次の日に帰って、即ケアしてそのまま来た感じです」
<7R>
柿本大貴が棚瀬義大を出させず、浮いた棚瀬は打鐘手前で3番手に収まる。5番手の岩谷拓磨は、7番手の高橋晋也を警戒しながら2センターで仕掛ける。最終ホーム過ぎに岩谷が叩き切り、塚本大樹の追走。九州勢を目標に仕掛けた高橋晋也は、空いた3番手で小休止。さらにバックからまくり上げるが、塚本が阻む。直線で追い込んだ塚本が、別線の強襲をしのいで1着。
「しっかり岩谷君が駆けて、自分はさばくとこさばいてっていう感じで考えていた。理想は(別線を)止めて、岩谷君を2着に残せたら良かったんですけど直線が長かったですね。いろいろとフォームを修正した。コケてわからなくなっていたのが、わかるようになってきた」
棚瀬が詰まり最終3コーナー過ぎに外を踏んだ松田治之が2着。
「柿本君が突っ張ったので、とりあえず前中団を取って迎え入れたんですけどね。柿本君もカマシ待ちみたいなスピードに落とした。棚瀬君は踏み過ぎて詰まってっていう感じでしたね。伸びたのはたまたまです。セッティングをいじって楽に回せるけど、伸びなかったんで戻します」
「しっかり岩谷君が駆けて、自分はさばくとこさばいてっていう感じで考えていた。理想は(別線を)止めて、岩谷君を2着に残せたら良かったんですけど直線が長かったですね。いろいろとフォームを修正した。コケてわからなくなっていたのが、わかるようになってきた」
棚瀬が詰まり最終3コーナー過ぎに外を踏んだ松田治之が2着。
「柿本君が突っ張ったので、とりあえず前中団を取って迎え入れたんですけどね。柿本君もカマシ待ちみたいなスピードに落とした。棚瀬君は踏み過ぎて詰まってっていう感じでしたね。伸びたのはたまたまです。セッティングをいじって楽に回せるけど、伸びなかったんで戻します」
<8R>

菊池岳仁選手
金ヶ江勇気の上昇に前受けの菊池岳仁(写真)は、赤板過ぎのダッシュ勝負で突っ張り主導権を渡さない。内を進出した月森亮輔が4番手で打鐘。橋本智昭、金ヶ江は6番手で併走になる。レースを支配した菊池が、落ち着いて徐々に踏み上げる。最終ホームから反撃に出た橋本は、柿澤大貴の横まで至らない。長野2人でのゴール勝負は、タイヤ差で菊池が押し切った。
「(組み立ては)難しく考えないで、基本は全ツッパ(全部突っ張る)でした。橋本さんも内に詰まっている感じもあったんで、あとは自分のもつところから。珍しく(周りを)見られていた。(近況は)ずっと中途半端なレースが続いていた。(前回の)高松宮記念杯の途中から、しっかりと気持ちを入れて走れている。(2日目以降も)とにかく気持ちで負けないように」
菊池を交わせずの柿澤大貴だが、手ごたえは悪くないようで新車にも好感触をつかんでいた。
「(別線が)ジャン前くらいで内から来ていた感じがして、そこは気にしていた。ただ、(最終)ホームから2コーナーくらいのスピードは、まくりが来られるような感じのスピードではなかった。(菊池が)加速していくところにしっかりと付け切ってからと。5月の全プロ記念の2日目に菊池と連係しているけど、その時より自分が遥かに良かった。(そのあとに)ひと通り練習を見直したり、今回から新車を使って、それもいい感じです」
「(組み立ては)難しく考えないで、基本は全ツッパ(全部突っ張る)でした。橋本さんも内に詰まっている感じもあったんで、あとは自分のもつところから。珍しく(周りを)見られていた。(近況は)ずっと中途半端なレースが続いていた。(前回の)高松宮記念杯の途中から、しっかりと気持ちを入れて走れている。(2日目以降も)とにかく気持ちで負けないように」
菊池を交わせずの柿澤大貴だが、手ごたえは悪くないようで新車にも好感触をつかんでいた。
「(別線が)ジャン前くらいで内から来ていた感じがして、そこは気にしていた。ただ、(最終)ホームから2コーナーくらいのスピードは、まくりが来られるような感じのスピードではなかった。(菊池が)加速していくところにしっかりと付け切ってからと。5月の全プロ記念の2日目に菊池と連係しているけど、その時より自分が遥かに良かった。(そのあとに)ひと通り練習を見直したり、今回から新車を使って、それもいい感じです」
<9R>

櫻井祐太郎選手
伊藤慶太郎の上昇も遅く、前受けから櫻井祐太郎(写真)が突っ張る。櫻井が伊藤を合わせ切ったところで、今度は貴志修己が打鐘で仕掛ける。渡部幸訓が稲垣裕之をさばき、叩き切った貴志の番手に櫻井が入り最終周回。櫻井に渡部が続く。2コーナー過ぎに櫻井は番手発進。詰め寄る渡部とのマッチレースを制した櫻井が白星スタート。
「本当は全部突っ張りたかったんですけど。伊藤さんと(踏み合いが)長引いてしまって、貴志さんは突っ張れなかったですね。渡部さんが稲垣さんをさばいてくれたのがわかったので、必死で追いかけていけるところでと。ライン3人だったんで早めに行かないとチャンスないなと思っていた」
櫻井を称える渡部幸訓は、二次予選を見据えて自転車の調整に余念がない。
「2周全開で突っ張ろうとしていた。(伊藤と)モガき合いになって脚力を消耗しているかなって思ったんですけど、(櫻井が)強かったですね。(貴志の番手に入ったあと)もう少し休んで待ってから行くと思った。すかさずいってくれた。(自分は)反応自体は悪くないと思うんですけど、今日(初日)はサドルをいじったので、もう少し微調整してみます」
「本当は全部突っ張りたかったんですけど。伊藤さんと(踏み合いが)長引いてしまって、貴志さんは突っ張れなかったですね。渡部さんが稲垣さんをさばいてくれたのがわかったので、必死で追いかけていけるところでと。ライン3人だったんで早めに行かないとチャンスないなと思っていた」
櫻井を称える渡部幸訓は、二次予選を見据えて自転車の調整に余念がない。
「2周全開で突っ張ろうとしていた。(伊藤と)モガき合いになって脚力を消耗しているかなって思ったんですけど、(櫻井が)強かったですね。(貴志の番手に入ったあと)もう少し休んで待ってから行くと思った。すかさずいってくれた。(自分は)反応自体は悪くないと思うんですけど、今日(初日)はサドルをいじったので、もう少し微調整してみます」
<10R>
前受けの鈴木浩太に突っ張られた谷和也が下げるが、遅れた中村弘之輔がインから押し上げてタイミングがつかめない。打鐘3コーナーで邊見光輝が主導権を取って、そのまま駆ける。鈴木が3番手に飛び付いて、中村は外に浮いて最終周回。立て直した谷は、1センターからスパート。3番手からまくる鈴木の上をスピードの違いで谷がとらえて1着。
「(鈴木に)突っ張られるのかなっていうのもあったんで、それは想定内だった。ただ、内容が良くない。(遅れた中村の)そういう動きがあったにしても、しっかりと反応をしていかないと。(三谷)竜生さんが番手に付いて、まさか自分が振り切って1着を取れるとは思わなかった。でも、次は先行で(振り切れるように)。(前回のあとは)やれるだけの練習はやってきた。ちょっと反応が悪い」
谷のまくりを4分の3車輪まで迫った三谷竜生が2着。
「(谷は)ジャン前のところで接触があって、タイミングがおかしくなったかなと。それでも前が短くなったんで、(谷は)いい感じでいけていましたね。自分はまだ疲れが残っている感じがするので、しっかりとクールダウンして明日(2日目)に臨みたい」
「(鈴木に)突っ張られるのかなっていうのもあったんで、それは想定内だった。ただ、内容が良くない。(遅れた中村の)そういう動きがあったにしても、しっかりと反応をしていかないと。(三谷)竜生さんが番手に付いて、まさか自分が振り切って1着を取れるとは思わなかった。でも、次は先行で(振り切れるように)。(前回のあとは)やれるだけの練習はやってきた。ちょっと反応が悪い」
谷のまくりを4分の3車輪まで迫った三谷竜生が2着。
「(谷は)ジャン前のところで接触があって、タイミングがおかしくなったかなと。それでも前が短くなったんで、(谷は)いい感じでいけていましたね。自分はまだ疲れが残っている感じがするので、しっかりとクールダウンして明日(2日目)に臨みたい」
<11R>

佐々木悠葵選手
赤板1センターで内山慧大が飛び出して、佐々木悠葵(写真)は3番手に飛び付く。しかしながら、才迫開の追い上げに、佐々木は5番手まで下げる。近藤夏樹も仕掛けて、結局、佐々木は後方。それでも構えることなく、最終ホーム手前から佐々木が踏み込む。逃げる内山を楽にとらえた佐々木が、末木浩二を振り切った。
「今日(初日)は軽かったので、切り方次第で突っ張って駆けても楽だろうなって思っていたんですけど。内山君が結構、踏んできたので、難しかったですね。(最終ホームから仕掛けていったが)前が掛かっていない感じだったんで、自分で上げていく感じでペースでまくりました。アップから(体と自転車の)一体感があったのでいいと思います」
関東3車で上位を独占。末木浩二は2着で一次予選をクリアした。
「(佐々木の仕掛ける)タイミングがつかみづらかったですね。でも、佐々木君の動きに反応できて良かったです。(ここに向けて調整して高松宮記念杯で)転ぶ前か、それ以上の状態でこられているっていう自信をもって臨めていると思います」
「今日(初日)は軽かったので、切り方次第で突っ張って駆けても楽だろうなって思っていたんですけど。内山君が結構、踏んできたので、難しかったですね。(最終ホームから仕掛けていったが)前が掛かっていない感じだったんで、自分で上げていく感じでペースでまくりました。アップから(体と自転車の)一体感があったのでいいと思います」
関東3車で上位を独占。末木浩二は2着で一次予選をクリアした。
「(佐々木の仕掛ける)タイミングがつかみづらかったですね。でも、佐々木君の動きに反応できて良かったです。(ここに向けて調整して高松宮記念杯で)転ぶ前か、それ以上の状態でこられているっていう自信をもって臨めていると思います」
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取鳥雄吾選手
赤板過ぎに関東勢を押さえた石原颯が主導権。坂井洋が4番手を確保して、単騎の新山響平は7番手に押し上げ、脇本雄太は8番手。そのままペースが上がることなく打鐘を迎えて、脇本は車間を空けて後方のまま。2センター付近から先行態勢の石原がペースを上げて逃げる。最終2コーナー手前で坂井が、まくりを打つ。番手で車間を空けていた取鳥雄吾(写真)は、詰める勢いで自力に転じる。坂井を合わせた取鳥が、松浦悠士とのハンドル投げの勝負を制した。
「(先行した石原は)掛かっていたけど、坂井(洋)君が来ているのが見えた。(番手で)待つべきか出るべきかっていうのがあって、脇本さんまで考えたら、ビビッて出ちゃった。詰まったら(別線が)すごい勢いで来ると。あんだけ(石原が)行ってくれて、1着が取れなかったらっていうのがあった。石原君が頑張ってくれたおかげですね」
坂井と重なった松浦悠士は危なげなく追走も、まだまだ自身が納得のできる内容ではなさそうだ。
「(石原は)いいポイントで駆けた。ただ、一気にトップまで上げる感じだったし、もうちょっとペース配分を考えたらラインでいけたかなっていうのはあります。あとは(取鳥)雄吾の判断に任せていた。自分は(前回の)小松島の最終日よりはいいけど、まだローラーの感じとマッチしていない。ローラーで感じがいいけど、それとの感覚がかけ離れている。アップの方法を変えたりして、探り探りですね」
関東3番手の武藤龍生は、前の2人が外に浮いて空いたコースを追い込んだ。
「坂井君が仕掛けてくれたおかげで、チャンスができました。2人(坂井、雨谷一樹)の動きを見ながらもう止まっていたので、突っ込ませてもらいました。余裕があった。(体は)いい感じだけど、セッティングを欲張りすぎたところがある。ハンドルが高くて、そこは元の方が良かった。また調整したい」
「(先行した石原は)掛かっていたけど、坂井(洋)君が来ているのが見えた。(番手で)待つべきか出るべきかっていうのがあって、脇本さんまで考えたら、ビビッて出ちゃった。詰まったら(別線が)すごい勢いで来ると。あんだけ(石原が)行ってくれて、1着が取れなかったらっていうのがあった。石原君が頑張ってくれたおかげですね」
坂井と重なった松浦悠士は危なげなく追走も、まだまだ自身が納得のできる内容ではなさそうだ。
「(石原は)いいポイントで駆けた。ただ、一気にトップまで上げる感じだったし、もうちょっとペース配分を考えたらラインでいけたかなっていうのはあります。あとは(取鳥)雄吾の判断に任せていた。自分は(前回の)小松島の最終日よりはいいけど、まだローラーの感じとマッチしていない。ローラーで感じがいいけど、それとの感覚がかけ離れている。アップの方法を変えたりして、探り探りですね」
関東3番手の武藤龍生は、前の2人が外に浮いて空いたコースを追い込んだ。
「坂井君が仕掛けてくれたおかげで、チャンスができました。2人(坂井、雨谷一樹)の動きを見ながらもう止まっていたので、突っ込ませてもらいました。余裕があった。(体は)いい感じだけど、セッティングを欲張りすぎたところがある。ハンドルが高くて、そこは元の方が良かった。また調整したい」