●並び 大注目の並びは 矢口啓一郎-後閑信一-手島慶介-阿部康雄-藤原憲征 荒井崇博-加藤慎平 齋藤登志信-佐々木達也 ●展望 関東は5車での結束で、この上ない牙城を築いた。阿部は「勝負は2センターくらいからかな。それまで切り替えもなし」とまずは地元のバックアップ。藤原は「初日は阿部さんに前を回させてもらったから」と5番手から。 新潟勢が4番手、5番手を回ることを知った矢口は唇を噛み締めて「頑張らせていただきます」とひとこと。 この関東ラインに対して荒井-加藤の西ラインと、齋藤-佐々木のラインがどう挑むのかが注目される。もし矢口がすんなり先行なら、高速33バンクで名高い当地では、関東勢の上位独占となる可能性が高い。後閑も「楽しみ」と笑みがこぼれるくらい、今回の群馬勢の充実度は高く、それがここまで結果として表れてきている。そうなれば矢口、後閑、手島、この3者の直線勝負になる公算は大きいだろう。 だが荒井と齋藤はともに一発勝負に強いタイプ。荒井は準決勝で伏見を力で捻じ伏せているし、齋藤も今日の1勝で手応えも掴んだ様子。両者の出方次第では、この決勝戦がもつれる可能性は十分考えられるだろう。
(加藤選手)