![]() 山形一気選手 |
オープニングレースは山形一気(写真)が人気を集めそう。近況は5場所続けて初日に連対が続いている。 「朝イチのレースになるんじゃないかなと思ってました。予想通りでしたね。期待もされていると思うし、それに応えられるように。自分のペースでレースを進められたらと思います。富(弥昭)さんとは結構決まってる印象ですね。相性は良いと思いますよ」 石橋慎太郎は関根幸夫、佐々木龍也の神奈川両者とは袂を分かち、単騎での競走となった。 「戦法上、別線は仕方ないですね。ギアを色々と試したけど、大きなギアは自分には合わないとはっきり分かった。3.8倍台のギアでも重たく感じるし、4倍なんて踏めない。回転力を重視した競走になると思います」 |
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地元の一番手は関貴之だ。前検日に欠場者が出て、予備選手から繰り上がり。2年続けての地元記念参戦となった。 「去年は正規あっせんで出ましたし、今年もまた4日間走れるなんてついてますね。地元の一番手だし、良い流れを作りたい。ホームとバックが入れ替わった影響は、昔から慣れている地元の選手の方が大きいと思う。景色じゃなくて、周回表示板だけ見るようにして、頑張りたいですね」 栗田雅也は10月防府、11月小倉とF1戦で連続優参。徐々にではあるが調子を上げているようだ。 「復帰した直後は大きな着を叩いていたんでもう少し点数を上げたいのが本音ですかね。でも点数だけ気にしても仕方ないし、競走をしっかり走って、調子も戻していきたい。まだ分かりませんが、来々期にA級に落ちたとしても、そこで踏ん張らないといけないですからね。とにかく、自分らしい競走を出したいですね」 |
![]() 戸邉英雄選手 |
鈴木庸之は前場所の10月別府で4着、9着、9着。大きな数字は新しいフレームの影響が大きいようだ。 「前のメーカーのフレームが使えなくなって、同じサイズで急遽作ってもらったんですが。以前のは、フレームが進んでくれる感じだったけど、今回のは自分で踏んで無理やり進めてる感じ。自転車に関しては理想と遠い状態ですね。初日のメンバーだと、先行するのは自分になりそうだし、なんとか結果を出したいです」 地元の大ベテラン戸邉英雄(写真)が鈴木をマークする。 「今期は失格が2回あるので、S級の点数は絶望的。でも今は走るところで頑張るだけですよ。若い時の地元記念は嬉しかったけど、今はプレッシャーも大きくて嬉しさと半分半分かな。良い緊張感の中になるけど強い鈴木君に離れないように頑張ります」 |
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飯野祐太はおよそ1カ月半振りの実戦だ。 「6月に失格してるので、その制裁ですね。競走が無い間は、練習するしかなかったですよ。今期はまだ6走しかしてないし、出走本数が全然足りていない。自分の競走をしながら、1本1本を大事に走りたいですね」 松岡孔明は前走の10月千葉記念で一次予選敗退。悔しさを胸に、当所では全力投球の構えだ。 「時間が空いていたので、練習時間は十分ですよ。前回は初日に負けて悔しかったし残り3日が長く感じた。今回はその分まで頑張りたい。結果を残せるように、まずは初日に集中ですね」 |
![]() 西岡正一選手 |
このレースの競走得点上位は西岡正一(写真)。初日は篠原忍を目標に一次予選突破を狙う。 「取手バンクは初めてなんですよね。選手になって14年。ようやく全場制覇ですよ。前回の一宮(記念)では決勝にも乗れたし、落車の影響は無いと思います。時間も空いていたので練習と身体のケアと十分出来てますよ」 大塚玲は10月一宮記念で2度の連対。競走得点もジワジワと上昇中だ。 「身体の状態が良かったので、今回は自力の時のフレームに戻してきました。競走のスタイルとしては、何でも出来るのが理想ですし、展開やタイミング次第になるけど、奇襲での一発もありですね」 |
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屋良朝春は9月青森記念での落車以降、準決勝で大きな着が続いている。 「今回は新しいフレーム。一気に2本作って1つは前回の広島で乗ってみたけど、そっちはイマイチだった。今回持ってきたのは練習で良い感じで乗れていたし楽しみですね。ここ何場所かは、走る度に点数が下がってたけど、今回は記念だし取り戻したい。次は立川で、F1だけど地元戦も控えている。今回も力を出し切って、立川にもつながるようにしたいですね」 金澤竜二は10月岸和田、西武園と予選で大きな着が続いた。 「自分は元々、成績の波が激しいタイプ。前回までは体調がそこまで良くなかったのも重なった。体調はよくなっているし、練習も出来ました。前回よりは良い状態で走れると思います」 |
![]() 天田裕輝選手 |
河野通孝は9月青森記念の3日目に落車し、その後は欠場が続いたが、地元記念が復帰の場となった。 「ここを復帰と決めてた訳じゃないし、ダメなら休むつもりでした。左の肋骨を痛めてしまったけど、休むと決めて身体を休めたので、治りも早いと感じてますよ。練習も出来ましたし、落車前よりも状態は良いと感じてます。地元記念は、補充とか誘導で何かしらで参加はしてたけど、初日からの参加は初めて。良い活力にしたいですね」 天田裕輝(写真)は8月松戸記念で落車しているが、復帰後の3場所はいずれも白星があり、状態は悪くない。 「練習がしっかり出来ているので。自分では良い方向に向かってます。あくまでも自分の中でなんですけどね。出し惜しみの無いように、出し切るレースをしたいですね」 |
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石井秀治は9月向日町記念は3連勝で決勝進出。10月松戸では完全Vを飾り、今期だけで実に20勝と白星を量産している。 「大ギアを踏みこなすために計画的に身体を鍛えてきてましたので。今は良い状態で走れています。4.33のギアは今回で3場所目になるけど、踏みこなすまでにはもう少し経験が必要かなと思ってます。大きなギアを軽いギアと同じように踏みこなすのが理想なんですよね」 山本奨は主導権取りに意欲を燃やす。 「S級では実力が不足しているのは分かってます。このレースは同期の藤田(勝也)さんも居るけど、石井さんがものすごく強いので。意識する部分もあるけど、とにかく先行することだけを考えて走りたいですね」 |
![]() 脇本雄太選手 |
このレースから初日特選。芦澤大輔はS級S班の岡田征陽を背に自力での競走を決意した。 「また地元記念を走る機会をいただけました。あっせんが出てから、ここまで計画的に問題なく仕上げてきました。以前は、入れ込む時もあったりしたけど、気持ちの面にも気を使ってやってきました。あとは今日(前検日)の残りの時間を使って、疲れを取るだけですね」 岡田征陽は芦澤の意を汲んで番手での競走となった。 「芦澤君が頑張ってる姿は見てますし、任せて行きます。調子の方は順調ですね。4.42のギアを使ってみたけど、付いていく分には楽なんですが、前に出ようとした瞬間に重たくなる。初日は4.33に下げて走ろうと思ってます」 脇本雄太(写真)は9月の取手F1シリーズを優勝し、リニューアル後のバンクを攻略済みだ。 「最近は海外遠征と、国内の競走とが忙しくて、家に帰れてないんですよね。不安は疲れかな。練習よりは身体を休めることに時間を使ってました。ただ、走るからには言い訳できないし、頑張るだけですよ」 |
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![]() 牛山貴広選手 |
初日特選は自力での競走となった村上義弘。10月千葉記念では二次予選で敗退も、残り2走を連勝と、目の前のレースへ気持ちを込めた走りが続いている。 「千葉記念のあとは出来ることをやってきました。一時期に比べると良くなってると思います。フレームが変わったとも言われるけど、浅井(康太)君はそれでも記念を勝ってますし、自転車は言い訳に出来ない。来年への挑戦権は持っているけど、とりあえずグランプリユニフォームで走るのも残りわずか。1走ずつを大事に走っていきたいですね」 牛山貴広(写真)は久々の地元記念参戦となった。 「去年は震災後の再開一発目のF1戦に出たので、記念は久しぶりですね。優勝も取手が一番多いですし、呼ばれたからには頑張りたいです。最近はF1戦が続いていたけど、ここに向けた練習も出来ていたし状態は大丈夫。自分の目標も、昔は“先輩を引っ張りたい”だったけど、今は“勝ちたい”に変わってきてるし、結果を出したいですね。特選は強いメンバーだけど、力まないようにだけ気をつけて頑張りたいです」 鈴木裕は10月一宮記念、11月前橋F1、今回と日程が過密。疲れが心配される。 「日程は中2日、中3日ですね。今の自分の状態だと、勝つことよりも力を出し切ることが重要だと思ってます。力を出し切るには競走が一番なので、過密日程は望むところですね。思ったよりも疲れはないし、相手は強いけど先行して、まずは力を出し切りたいです」 |
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![]() 長塚智広選手 |
長塚智広(写真)は10月熊本記念、一宮記念を連覇。地元のエース、武田豊樹が不在となる今シリーズは地元ファンの期待を集めることとなろう。 「最近の結果は、後輩の頑張りがあってのことです。地元記念は楽しみにしてましたし、今回走れない武田さんの分まで頑張りたい。初日は前回もお世話になった新田(祐大)君へ。競走のメンバー次第ですが、関東地区を中心に、みんなで頑張りたいですね」 吉田敏洋は一宮記念から中9日。準決勝で敗退した地元記念の悔しさを今シリーズへとぶつける。 「長塚さんにはやられっぱなし。なんとか一矢報いたいですね。地元の後なので、肉体的にも精神的にも休みたかったけど、長い休みを取る時間は無かったし、競輪祭も残ってるので練習してました。競輪祭まではと思って踏ん張るつもりです」 紫原政文は11月小倉F1で約1年半ぶりの優勝。いい流れを作って、当所記念参戦となった。 「今年はほとんど病院で過ごしていたイメージだったので優勝は嬉しかったですね。4コーナーを回った時点で、この展開なら優勝せんといかんと思って頑張りました。自力の練習を増やすようにしてから、脚の感じが良くなってますよ。初日は目標がないけど、自分の脚で一発狙ってみたいですね」 |
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![]() 志智俊夫選手 |
初日のメインレースは今年3回目となる復興支援・チャリーズ杯。参加を予定していた伏見俊昭は、韓国で開催された日韓競輪対抗戦での落車の影響もあり、欠場となったが、選抜された9名による一発レースが争われる。 深谷知広が人気の中心となりそうだ。チャリーズ杯には「一発勝負だし全力で走れそう」と普段と違った雰囲気のレースに笑顔。 「大垣記念のあとはリフレッシュできました。落ち着いて走れば大丈夫だと思います」 志智俊夫(写真)が深谷をマークし中部ラインを形成する。 「こういうレースに出させてもらえることは嬉しいことです。1年前の大垣記念では準決勝、決勝と深谷君をマークして勝たせてもらってるけどね。彼は強くなってるし、自分は年齢を重ねている。まずはしっかり付いていきたい。競輪祭で連係するかもしれないし、ここで後ろに付けるのは自分にとっては大きいですからね」 山崎芳仁は10月千葉記念を体調不良で途中欠場。 「地元の平に帰って、そこで練習してました。最近の成績は良いとは言えないけど、一発勝負だし勝つつもりで狙って走りたいですね」 矢野昌彦は力を出し切ることに全力を注ぐ。 「この中のメンバーに選ばれたことは光栄ですが、相手は強すぎですよね。状態は良い意味で変わらずですが、勝つことは難しそう。中途半端なまくりは通用しないし、前の方で良く考えながらレースをしたいですね」 |
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