開設76周年宇都宮記念「第1回レジェンド神山雄一郎カップ(GIII)」が5月15日に始まった。初日のメインの特選レースは、清水裕友が誰も出させず先手を握る展開でもつれる中、最終バックで最後方にいた浅井康太がコースを突いて伸びてアタマ。3連単で14万円近い波乱の決着となった。また、一次予選では神山拓弥、長島大介が地元記念1着スタートを決めた。16日は準決進出を争う二次予選をメインに行なわれる。
記念開催中は毎日、先着500名様に餃子無料券をプレゼント。競輪予想会、地元競輪選手トークショー、餃子の実演販売、グルメフェスティバル、未確定車券抽選会、地元選手応援コーナー、神山雄一郎記念コーナー、選手会栃木支部ブースなども予定されています。宇都宮競輪場では、みなさまのご来場をお待ちしております。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。
<1R>

佐々木雄一選手
後ろ攻めとなった黒瀬浩太郎が打鐘を目がけて叩きにいく。しかし前受けした河合佑弥が黒瀬の仕掛けに反応して突っ張りにかかる。最終ホームで両者の踏み合いになり、最終的に黒瀬が踏み勝つも、脚を使っていなかった後藤悠が2コーナー手前からまくり上げる。2センター過ぎに逃げる黒瀬を捕らえると、最後は追走した佐々木雄一(写真)が惰性をもらって突き抜けてオープニングレースを制した。
「(初手は)イレギュラーだったけど、(別線が)踏み合ってくれたので。後藤の踏み出しも良かったし、あとは(柏野に)持ってこられないようにと。直前のトレーニングとかで怪我したなりの乗り方に変えて、手応えはあった。宇都宮は成績もいい」
河合に踏み勝った黒瀬の番手を回った柏野智典は後藤のまくりを止められない。それでも最終4コーナーからタテへ踏み込み2着に入った。
「初手は中団か前で、後ろはないかなと。(黒瀬は)初日、2日目は苦手レースで勝ち上がれたらいいなと言っていたし、押さえ方もぬるくなく、ちゃんと行っていたけど、河合の抵抗は意外だった。あそこまで抵抗されるとレースが壊れるなと。ホームの段階で(後藤が)来るなと思っていて、持っていこうとしたけど(片折亮太に)車輪がかかっているのがわかって持っていけなかった。最近は犬伏(湧也)とかは別だけど、それ以外の選手には付いていけているので」
「(初手は)イレギュラーだったけど、(別線が)踏み合ってくれたので。後藤の踏み出しも良かったし、あとは(柏野に)持ってこられないようにと。直前のトレーニングとかで怪我したなりの乗り方に変えて、手応えはあった。宇都宮は成績もいい」
河合に踏み勝った黒瀬の番手を回った柏野智典は後藤のまくりを止められない。それでも最終4コーナーからタテへ踏み込み2着に入った。
「初手は中団か前で、後ろはないかなと。(黒瀬は)初日、2日目は苦手レースで勝ち上がれたらいいなと言っていたし、押さえ方もぬるくなく、ちゃんと行っていたけど、河合の抵抗は意外だった。あそこまで抵抗されるとレースが壊れるなと。ホームの段階で(後藤が)来るなと思っていて、持っていこうとしたけど(片折亮太に)車輪がかかっているのがわかって持っていけなかった。最近は犬伏(湧也)とかは別だけど、それ以外の選手には付いていけているので」
<2R>
後方からになった金子哲大が打鐘で切ると、そこを真鍋智寛が叩く。すかさず松坂侑亮が巻き返すも真鍋は出させずに最終ホームを通過する。最終ホーム手前で追い上げて真鍋ラインの後位を奪っていた中井太祐は2コーナーから一気にまくる。中井は最終3コーナー過ぎに木村隆弘にけん制されるも耐えて直線に入ったところで逃げる真鍋を捕らえてそのまま押し切った。
「細切れ戦だったのでどこでもしっかり動きながらと思っていた。行くべきところでいけている。状態もいいんじゃないかなと思う。(2月奈良記念最終日の落車のダメージは)前回からもう大丈夫かなと。GIでの1勝を目標にしていたので、(前回の日本選手権で)自力でも勝てたのは自信になった。良い感じできているので崩れないようにしたい」
稲垣裕之が中井の仕掛けにピタリと追走してワンツーを決めた。
「中井君に全部任せていた。スタートけん制があったのは中井君も想定外だったかも。しっかりと良いところで仕掛けてくれて、自分も追走できた。(別線に)もってこられないように外を回せた。ただ新しいシューズをぶっつけ本番で使ったら気持ち悪かったので2日目から元に戻します」
「細切れ戦だったのでどこでもしっかり動きながらと思っていた。行くべきところでいけている。状態もいいんじゃないかなと思う。(2月奈良記念最終日の落車のダメージは)前回からもう大丈夫かなと。GIでの1勝を目標にしていたので、(前回の日本選手権で)自力でも勝てたのは自信になった。良い感じできているので崩れないようにしたい」
稲垣裕之が中井の仕掛けにピタリと追走してワンツーを決めた。
「中井君に全部任せていた。スタートけん制があったのは中井君も想定外だったかも。しっかりと良いところで仕掛けてくれて、自分も追走できた。(別線に)もってこられないように外を回せた。ただ新しいシューズをぶっつけ本番で使ったら気持ち悪かったので2日目から元に戻します」
<3R>

伏見俊昭選手
赤板前から原田亮太が始動すると、中団の下井竜にフタをして赤板を通過。原田は外併走の状態から打鐘で叩いて先頭に立つも、間髪入れずに下井が反撃開始。最終ホームで両者の踏み合いになり、2コーナー手前で原田が踏み勝つも、2コーナーで阿部拓真が後方からまくる。好スピードで前団をのみ込み3コーナー過ぎにライン3車で出切ると、番手の伏見俊昭(写真)が余裕を持ってゴール前で差し切った。
「(阿部)拓真が全部やってくれた。原田は前にでたら出させないし、いい展開になりましたね。(阿部は)もともとスピードがあるし、こういう展開なら拓真のものだなと。自分も道中は余裕があったし、感じもいい。最後は詰める勢いでいけば大丈夫かなと。ここ最近は落車もなく体の調子もいいし、違和感もそこまでない」
阿部拓真は別線の仕掛けを冷静に見極めてから鋭いまくりでラインを上位独占に導いた。
「前を取れたら原田君が後ろ攻めになるし、そうすれば別線が踏み合ってくれるかなと。展開に恵まれました。もがき合ったところを逃さず行けた。踏み出しはゆるい感じがしたけど、今日は展開ですね。今回はスピードを求めてセッティングをいじって悪くなかった。あとは微調整ですね。明日以降も一戦一戦、頑張るだけです」
「(阿部)拓真が全部やってくれた。原田は前にでたら出させないし、いい展開になりましたね。(阿部は)もともとスピードがあるし、こういう展開なら拓真のものだなと。自分も道中は余裕があったし、感じもいい。最後は詰める勢いでいけば大丈夫かなと。ここ最近は落車もなく体の調子もいいし、違和感もそこまでない」
阿部拓真は別線の仕掛けを冷静に見極めてから鋭いまくりでラインを上位独占に導いた。
「前を取れたら原田君が後ろ攻めになるし、そうすれば別線が踏み合ってくれるかなと。展開に恵まれました。もがき合ったところを逃さず行けた。踏み出しはゆるい感じがしたけど、今日は展開ですね。今回はスピードを求めてセッティングをいじって悪くなかった。あとは微調整ですね。明日以降も一戦一戦、頑張るだけです」
<4R>

黒沢征治選手
後ろ攻めの佐伯亮輔が打鐘で切り、黒沢征治(写真)が叩きにいくも佐伯が突っ張る。すると日高裕太が最終ホームを目がけて一気に仕掛ける。日高が好ペースで駆けて別線を突き離したものの、7番手で立て直した黒沢が2コーナー手前からまくり上げる。じわじわと前団に迫ると、最終4コーナーで小原太樹に外に振られるのも耐えてアタマまで届いた。
「切って切ってまではよかったけど、(仕掛けの)タイミングが半端で突っ張られてしまいそこからでした。日高君がいった時点でいったけど伸びなかった。たまたま(中団が)空いていて(南関ライン3番手を回っていた)鈴木(裕)さんを目標にできたけど(レースに)隙がありました。もう少し早めに(前を)捕らえたかった。乗っている感じは良かったので、細かいところを調整したい」
小原太樹は先制した日高の番手で車間を空けて別線をけん制。まくってきた黒沢を4コーナーで外に振り、直線で追い込むも黒沢に踏み負けて2着に。
「日高君が頑張ってくれたから残したかったけど、直線でこられてしまったので、申し訳ないけど踏ませてもらった。日高君がしっかりとしたレースをしてくれたから自分がどれだけ仕事できるかでしたけど、対応できなかった。周りは見えているけど技術的に足りない。500バンクの感覚を修正すれば(明日以降も)チャンスはあるかなと」
「切って切ってまではよかったけど、(仕掛けの)タイミングが半端で突っ張られてしまいそこからでした。日高君がいった時点でいったけど伸びなかった。たまたま(中団が)空いていて(南関ライン3番手を回っていた)鈴木(裕)さんを目標にできたけど(レースに)隙がありました。もう少し早めに(前を)捕らえたかった。乗っている感じは良かったので、細かいところを調整したい」
小原太樹は先制した日高の番手で車間を空けて別線をけん制。まくってきた黒沢を4コーナーで外に振り、直線で追い込むも黒沢に踏み負けて2着に。
「日高君が頑張ってくれたから残したかったけど、直線でこられてしまったので、申し訳ないけど踏ませてもらった。日高君がしっかりとしたレースをしてくれたから自分がどれだけ仕事できるかでしたけど、対応できなかった。周りは見えているけど技術的に足りない。500バンクの感覚を修正すれば(明日以降も)チャンスはあるかなと」
<5R>
後ろ攻めの岡田亮太が打鐘で切り、追った原田研太朗が3番手に入ると前受けから下げた東矢圭吾は5番手になる。最終ホーム過ぎに東矢が車間を詰めて巻き返し、2コーナーで先頭に立つ。叩かれた岡田は柴田洋輔のアシストを受けて3番手を確保して最終バックを通過。2センターで岡田が車を持ち出して外を踏むと柴田は冷静に内へ進路を取り、直線で東矢と阪本和也の間を割って突き抜けた。
「岡田は前々に踏んでくれるし、チャンスはあるかなと。自分の動き自体も悪くなかったし、(岡田が)あまり出ていなかったので、内を行かせてもらった。前回、前々回と飛んでしまい悔しかった。今回は松戸の若手といい練習ができたし、楽しみではあったんですけど」
原田研太朗は柴田を追う形から4コーナー手前で外に持ち出して大外を鋭く伸びる。1着の柴田に迫ったが微差の2着だった。
「3番手が取れたし、自分から仕掛けようと思ったけど、とりあえずホームは様子見だった。(東矢が)来た所は反応が遅れた。今日に関してはしのいだ感じですね。でも直線の伸びは良かったので」
「岡田は前々に踏んでくれるし、チャンスはあるかなと。自分の動き自体も悪くなかったし、(岡田が)あまり出ていなかったので、内を行かせてもらった。前回、前々回と飛んでしまい悔しかった。今回は松戸の若手といい練習ができたし、楽しみではあったんですけど」
原田研太朗は柴田を追う形から4コーナー手前で外に持ち出して大外を鋭く伸びる。1着の柴田に迫ったが微差の2着だった。
「3番手が取れたし、自分から仕掛けようと思ったけど、とりあえずホームは様子見だった。(東矢が)来た所は反応が遅れた。今日に関してはしのいだ感じですね。でも直線の伸びは良かったので」
<6R>
後ろ攻めの長松空吾が打鐘で切って、さらに幸田望夢が叩くと、前受けから下げた嵯峨昇喜郎が最終ホームを目がけて仕掛ける。嵯峨は幸田を1コーナー手前で叩き切るとペース駆けに持ち込み、最終バックでは別線は動けない。好展開を迎えた佐藤慎太郎はゴール前で計ったように差し切って白星スタートを決めた。
「良いタイミングでいってくれた。嵯峨君の持つ距離からしたら長いかなと思ったけど、ちょうどいい、別線が一息つきたいところでいってくれた。いいところでいってくれましたね。(嵯峨を)庇っているように見えたかもしれないけど、嵯峨君のカカりがよくてきっちりワンツーを狙っていって、結果差せてよかった」
嵯峨昇喜郎は勝負所を逃さずに好スパート。佐藤慎に交わされはしたが、内容十分の走りを披露した。
「(佐藤慎に任されて)緊張がやばくて寝れなかった。思った通りのレースができたし、道中もしっかり走れている感じがあった。感じが良いですね。駆けてしまえば手首の痛みはない。準決勝まではいきたいですね。脚の感じがいいですし、練習の成果も出ている」
「良いタイミングでいってくれた。嵯峨君の持つ距離からしたら長いかなと思ったけど、ちょうどいい、別線が一息つきたいところでいってくれた。いいところでいってくれましたね。(嵯峨を)庇っているように見えたかもしれないけど、嵯峨君のカカりがよくてきっちりワンツーを狙っていって、結果差せてよかった」
嵯峨昇喜郎は勝負所を逃さずに好スパート。佐藤慎に交わされはしたが、内容十分の走りを披露した。
「(佐藤慎に任されて)緊張がやばくて寝れなかった。思った通りのレースができたし、道中もしっかり走れている感じがあった。感じが良いですね。駆けてしまえば手首の痛みはない。準決勝まではいきたいですね。脚の感じがいいですし、練習の成果も出ている」
<7R>
後ろ攻めとなった伊藤旭が打鐘で切って、武田亮がさらに切ると、小林則之が最終ホームで叩いて主導権。最終バックで動きはなく、3番手を取った武田亮が詰める勢いで2センターから踏むも車の出が悪く、大塚玲に振られて失速。武田亮が止まったと判断した武田豊樹はすかさず中コースを踏み鋭く追い込んだ。
「(武田亮が)ひとまくりっていう感じではあったんですけどね。(武田亮が不発で)ああなってしまうと3番手の飯嶋(則之)君と決めるのがラインなのかなと。伊藤君も中川(誠一郎)君もスピードがあるし、しっかり油断せずに前に進んだ。(ファンの声援が多く)ありがたいですね。昨日、神山(雄一郎)さんに会ったんですけど、一走に対しての気持ちの入り方が違いますね。普段からこういう気持ちで走りたいと思ったし、本当に今日は気持ちが高ぶっていましたね。残りの3走も頑張りたい」
大塚玲は先制した小林に乗ると、別線の巻き返しを察知して2センターから執拗に外へ振ってけん制する。直線に入ってから追い込むも武田豊の伸びに屈して2着。
「スタートは予想外だった。展開が向いてノリ(小林則之)さんサマサマです。最後は我慢すると、自分も死んじゃうと思ったので、踏ませて貰いました。ちゃんと踏めていたし悪くはないと思う。今日は厳しいと思っていたので、これをクリアすればチャンスはあると思っていた。今回は準決までいきたいですね。年齢のせいか疲れが抜けきっていないのでそこだけ」
「(武田亮が)ひとまくりっていう感じではあったんですけどね。(武田亮が不発で)ああなってしまうと3番手の飯嶋(則之)君と決めるのがラインなのかなと。伊藤君も中川(誠一郎)君もスピードがあるし、しっかり油断せずに前に進んだ。(ファンの声援が多く)ありがたいですね。昨日、神山(雄一郎)さんに会ったんですけど、一走に対しての気持ちの入り方が違いますね。普段からこういう気持ちで走りたいと思ったし、本当に今日は気持ちが高ぶっていましたね。残りの3走も頑張りたい」
大塚玲は先制した小林に乗ると、別線の巻き返しを察知して2センターから執拗に外へ振ってけん制する。直線に入ってから追い込むも武田豊の伸びに屈して2着。
「スタートは予想外だった。展開が向いてノリ(小林則之)さんサマサマです。最後は我慢すると、自分も死んじゃうと思ったので、踏ませて貰いました。ちゃんと踏めていたし悪くはないと思う。今日は厳しいと思っていたので、これをクリアすればチャンスはあると思っていた。今回は準決までいきたいですね。年齢のせいか疲れが抜けきっていないのでそこだけ」
<8R>

山田久徳選手
後ろ攻めの格清洋介が打鐘で切ってすぐに松本憲斗が叩く。松本の叩いたスピードが良くて、格清が踏み遅れたのを逃さなかった小森貴大が追い上げて中団を奪い取り最終ホームを通過。松本がグングンと駆けて久米康平が車間を空けて別線をけん制するも、小森が3コーナーから鋭くまくる。久米が合わせて踏み込んでも小森のスピードは緩むことなく乗り越えて、最後は追走した山田久徳(写真)が差し切った。
「小森君が前々にいく感じだったので信頼して付けていました。格清君が(自分のところに勝負に)きても対処できる感じはありました。あとは内を空けないようにだけでしたね。小森君の踏み出しも良かったですね。1着を取れているので(状態は)良いと思う」
小森貴大は俊敏な動きで中団を確保して、自らのタイミングでまくる。久米に合わされても動じることなく乗り越えて2着で一次予選を突破した。
「前へ前へ踏んでいこうと思っていた。自力自在ってコメントですけど、先行込みで考えているので。松本君の仕掛けが未知数で彼の動き次第で(自分が)叩くのか、中団なのかを考えていた。とにかく前々へと思っていました。松本君の押さえ方が甘かったので突っ張っても良かったかもしれないですね。後方からの仕掛けがないのを確認して、自分のタイミングでいけた。もう少し早くても良かったかもしれないけど、あそこからの方が(宇都宮バンクは)直線で伸びる感覚があるので。反応とかは良かったですね」
「小森君が前々にいく感じだったので信頼して付けていました。格清君が(自分のところに勝負に)きても対処できる感じはありました。あとは内を空けないようにだけでしたね。小森君の踏み出しも良かったですね。1着を取れているので(状態は)良いと思う」
小森貴大は俊敏な動きで中団を確保して、自らのタイミングでまくる。久米に合わされても動じることなく乗り越えて2着で一次予選を突破した。
「前へ前へ踏んでいこうと思っていた。自力自在ってコメントですけど、先行込みで考えているので。松本君の仕掛けが未知数で彼の動き次第で(自分が)叩くのか、中団なのかを考えていた。とにかく前々へと思っていました。松本君の押さえ方が甘かったので突っ張っても良かったかもしれないですね。後方からの仕掛けがないのを確認して、自分のタイミングでいけた。もう少し早くても良かったかもしれないけど、あそこからの方が(宇都宮バンクは)直線で伸びる感覚があるので。反応とかは良かったですね」
<9R>
後ろ攻めとなった吉田有希が打鐘で押さえて先頭に立つと、追い上げた藤井栄二が中団になり最終ホームを通過。2コーナー手前から藤井がまくるも神山拓弥のけん制を受けて最終バックでは失速。別線を止め切った神山は好展開を迎えるとゴール寸前で吉田を交わして、師匠の冠が付く地元記念で好スタートを切った。
「(吉田は)3番手まで気遣う仕掛けで気持ちがうれしかった。何も言うことはない。だいぶハイペースだったけど、いつもの粘りで勝手に残ってくれた。自分も2コーナーで一回波を作って、その次に持っていきやすくしたけど、(吉田)有希君が合わせてくれました。(今年から師匠の冠が付く地元記念となるが)そこは意識せず自然体で臨みたいと思っている。いつもよりはいい緊張感で走れたし、明日にもつながると思う。しっかり休んで一走一走頑張るだけです」
吉田有希は持ち前の先行力をフルに発揮して別線を封じた。
「初手は中団が取れたと思ったけど、(後ろ攻めになり)自分のミスですね。(藤井)栄二さんがすんなり中団に入ったのはわかったので、きついかなと思いつついつもより早めに踏んでいった。神山さんが仕事をしてくれて、残ったというより残してもらった感じ。でも(別線が)来たら合わせられるスピードでは踏めていたし余裕はあった。今はレースの確実性を求めていきたい」
「(吉田は)3番手まで気遣う仕掛けで気持ちがうれしかった。何も言うことはない。だいぶハイペースだったけど、いつもの粘りで勝手に残ってくれた。自分も2コーナーで一回波を作って、その次に持っていきやすくしたけど、(吉田)有希君が合わせてくれました。(今年から師匠の冠が付く地元記念となるが)そこは意識せず自然体で臨みたいと思っている。いつもよりはいい緊張感で走れたし、明日にもつながると思う。しっかり休んで一走一走頑張るだけです」
吉田有希は持ち前の先行力をフルに発揮して別線を封じた。
「初手は中団が取れたと思ったけど、(後ろ攻めになり)自分のミスですね。(藤井)栄二さんがすんなり中団に入ったのはわかったので、きついかなと思いつついつもより早めに踏んでいった。神山さんが仕事をしてくれて、残ったというより残してもらった感じ。でも(別線が)来たら合わせられるスピードでは踏めていたし余裕はあった。今はレースの確実性を求めていきたい」
<10R>

後藤大輝選手
後ろ攻めになった後藤大輝(写真)が打鐘で切りにいくも、中団の藤井昭吾が合わせて動く。前受けした蕗澤鴻太郎も突っ張る動きを見せたが、藤井が強引に先頭に立つ。すると打鐘4コーナーで後藤が巻き返しに出て最終ホーム過ぎにライン3車で出切る。最終バックで別線は仕掛けられず、後藤が力強い踏み直しで押し切った。
「車番を頂けたのでスタートは前か中団からのつもりがスタートでミスして後ろからになってしまった。(別線が)もがき合ったところでガツンとペースが上がってそこで脚を使った。仕掛けるべきところで反応できて、逃げ切れるように駆けた。最後も全力で踏み直しを頑張った。ラインで決められて良かった。500バンクでスピードを自分で立ち上げないといけないのがきついなと。逃げ切れたので悪くないと思う」
大屋健司は後藤ラインの3番手を回る。ピタリと付けると、直線で番手の中村圭志を外から交わして2着に入った。
「前が取れずに後ろからでしたね。あの展開も頭にはありました。(後藤が)長い距離をいってくれたのでそのおかげです。(状態は)思ったよりって感じです。ペダリングが雑かなって思ったのでそこは修正したい」
「車番を頂けたのでスタートは前か中団からのつもりがスタートでミスして後ろからになってしまった。(別線が)もがき合ったところでガツンとペースが上がってそこで脚を使った。仕掛けるべきところで反応できて、逃げ切れるように駆けた。最後も全力で踏み直しを頑張った。ラインで決められて良かった。500バンクでスピードを自分で立ち上げないといけないのがきついなと。逃げ切れたので悪くないと思う」
大屋健司は後藤ラインの3番手を回る。ピタリと付けると、直線で番手の中村圭志を外から交わして2着に入った。
「前が取れずに後ろからでしたね。あの展開も頭にはありました。(後藤が)長い距離をいってくれたのでそのおかげです。(状態は)思ったよりって感じです。ペダリングが雑かなって思ったのでそこは修正したい」
<11R>

長島大介選手
池野健太が後ろ攻めから打鐘で切るとすかず和泉尚吾が叩いて最終ホームを通過する。前受けから7番手まで下げた森田一郎は2コーナーから一気にまくり、ダッシュ良い仕掛けで前団に襲いかかる。逃げる和泉を2センターで捕らえると、番手の長島大介(写真)がゴール寸前で差し切った。
「森田君に全部任せていた。苦しい展開とは思ったけど、森田君が強かったですね。抜けるか心配になるぐらいだった。状態自体はいいと思う。前回から変わらずこれているし、明日もまた誰かの後ろになると思うので、まずは離れないように」
森田一郎は後方から好スピードで別線を仕留めて2着。長島とワンツーが決まったが、納得はしていない。
「ラインの車番が良かったし、前を取ってもらってから考えようと思っていた。元々まくりは得意だし、少しタイミングが違っても大丈夫だろうと。レース前に体調を崩したせいか、思ったより出が良くなかった。その中でも力を出し切れたんですけど。長島さんはタテ脚がある選手だし、抜かれるのは当然かもしれないけど、バックまくりを抜かれたので。上で戦うためにはもっと粘れる脚が必要。今回はいつもより調整がうまくいっていないのでそこをどうするか」
「森田君に全部任せていた。苦しい展開とは思ったけど、森田君が強かったですね。抜けるか心配になるぐらいだった。状態自体はいいと思う。前回から変わらずこれているし、明日もまた誰かの後ろになると思うので、まずは離れないように」
森田一郎は後方から好スピードで別線を仕留めて2着。長島とワンツーが決まったが、納得はしていない。
「ラインの車番が良かったし、前を取ってもらってから考えようと思っていた。元々まくりは得意だし、少しタイミングが違っても大丈夫だろうと。レース前に体調を崩したせいか、思ったより出が良くなかった。その中でも力を出し切れたんですけど。長島さんはタテ脚がある選手だし、抜かれるのは当然かもしれないけど、バックまくりを抜かれたので。上で戦うためにはもっと粘れる脚が必要。今回はいつもより調整がうまくいっていないのでそこをどうするか」
<12R>

浅井康太選手
赤板1センターで7番手からスタートした嘉永泰斗が始動して打鐘で切ると、清水裕友が打鐘4コーナーで叩いて先頭に立つ。前受けから下げていた眞杉がすかさず反撃に出るも、清水が踏み上げて眞杉を出させない。すると地元勢を追っていた新山響平が2コーナーからまくる。しかし3コーナー過ぎに松浦悠士が大きく外に振って新山は失速。そのまま逃げる中国勢で決まるかと思われたが、目標の嘉永が不発とみた浅井康太(写真)が最後方から2センター手前でするすると内へ潜る。浅井は勢いを殺すことなく入っていくと、直線でイエローライン付近を鋭く伸びて初日特選を制した。
「スタートは(前を)取れればでしたけど、みんな前を取りにいったので後ろからで、それも想定していた。1回、(嘉永が)押さえてからかなと思っていた。展開的には(自分たちに)向いたけど、新山君が踏んだタイミングで(嘉永が仕掛ければ)と思ったけど、嘉永君が踏んで伸びなくて。最終的に(自分は)内を踏んだ。松浦君の動きで前がもつれて内が空いた。眞杉君も脚を使っていて、伸びを欠いていて、自分にツキがあった。(今回から)シューズを換えて感触を確かめながらで、もう少し上積みがほしい」
眞杉匠は清水に合わされて松浦からも1センター過ぎにブロックを受ける。それでも坂井洋のアシストで4番手の位置で態勢を立て直すと、2センター過ぎから再び踏み上げて2着に入った。
「組み立ては(スタートで)中団か前からと思っていたけど、前を取らされる形になったのでそこからと。体がフワフワして力が入らなかった。今日で当たりがついたので日に日に良くなれば。(修正するのは)体の部分ですけど、自転車も少しいじります」
中国の3番手を回った岩津裕介は内を締めてラインを援護。新山のまくりを止めた番手の松浦が戻り切れず伸びを欠くと、直線で追い込み確定板入り。
「清水君のかかりが良かった。3コーナーで松浦君の内に差してしまったのが失敗。後ろに眞杉君がいたのもわかっていて、外に差すと眞杉君に内からこられちゃうし、その辺を色々と考えてしまった。内を締めて松浦君が下がってきてしまい申し訳なかった。走った感触は悪くないけど、余裕がない」
「スタートは(前を)取れればでしたけど、みんな前を取りにいったので後ろからで、それも想定していた。1回、(嘉永が)押さえてからかなと思っていた。展開的には(自分たちに)向いたけど、新山君が踏んだタイミングで(嘉永が仕掛ければ)と思ったけど、嘉永君が踏んで伸びなくて。最終的に(自分は)内を踏んだ。松浦君の動きで前がもつれて内が空いた。眞杉君も脚を使っていて、伸びを欠いていて、自分にツキがあった。(今回から)シューズを換えて感触を確かめながらで、もう少し上積みがほしい」
眞杉匠は清水に合わされて松浦からも1センター過ぎにブロックを受ける。それでも坂井洋のアシストで4番手の位置で態勢を立て直すと、2センター過ぎから再び踏み上げて2着に入った。
「組み立ては(スタートで)中団か前からと思っていたけど、前を取らされる形になったのでそこからと。体がフワフワして力が入らなかった。今日で当たりがついたので日に日に良くなれば。(修正するのは)体の部分ですけど、自転車も少しいじります」
中国の3番手を回った岩津裕介は内を締めてラインを援護。新山のまくりを止めた番手の松浦が戻り切れず伸びを欠くと、直線で追い込み確定板入り。
「清水君のかかりが良かった。3コーナーで松浦君の内に差してしまったのが失敗。後ろに眞杉君がいたのもわかっていて、外に差すと眞杉君に内からこられちゃうし、その辺を色々と考えてしまった。内を締めて松浦君が下がってきてしまい申し訳なかった。走った感触は悪くないけど、余裕がない」