![]() 山田雅之選手 |
吉川起也の先行に乗って直線追い込んだ山田雅之(写真)が1着。 「今日は恵まれましたね。本当に前が頑張ってくれたおかげです。最後は3番手から鳥生君が来てるのが分かっていたんですけど、あそこまで頑張ってくれた以上、その気持ちに応えたかったので、ちょっと余裕がなかった分、かばいきれなかったのはありますけど、とりあえずは良かったです」 吉川ライン3番手を固めていた鳥生知八が2着入線を果たす。 「もうちょっとで頭だったんですけどね。先に捲り追い込みにいったんだけど、山田さんに気づかれてしまって、コーナーを乗り越えるのがキツかったですね。でも、ギアを下げたのは正解でしたね。もともと重いギアを踏めるタイプでもないし、前のS級でも3・71のギアでそこそこやれていたからね。とりあえずこのままのギアで何とか明日も穴を開けられる様に頑張りますよ」 |
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![]() 山田晃久選手 |
1着は積極的に主導権を奪いにいった高橋マークから抜け出した山田晃久(写真)。 「高橋君がいい感じで踏み上げてくれてね。A級でも積極的に動いていただけあって、駆け方が上手かったですよ。ちょっと垂れてくるのが早くて、抜きすぎたかなと思ったんだけど、ワンツーできてよかったですね。これで、昨日のレースで内に詰まって何も出来なかった分を、少しは取り返せましたかね」 その高橋和也もきっちり2着に残り中部ワンツーが決まる。 「今日は自分の仕事が出来たかなと思います。ラインで上位独占できましたしね。500バンクなので、いつもより少し早めに踏み直してしまって、自分では3着かなと思っていたんですけど、2着に残れたのは大きいですね。昨日は悔しい思いをしたので、明日も頑張って特選に乗れる様に力を出し切りたいと思います」 |
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![]() 佐々木浩三選手 |
一ノ瀬匠のカマシ先行にマークしていた佐々木浩三(写真)が勝機をモノにする。 「今日は一ノ瀬君が上手く駆けてくれましたね。ただ、付ききってからもそこまで余裕はなかったですし、けっこういっぱいいっぱいでしたよ(笑)。でも、何とか一ノ瀬君の気持ちに応えられて良かったです。まあ、本音をいえば残してあげたかったなというのはありますけどね」 一ノ瀬ライン3番手で粘った須賀和彦だったが、番手戦に敗れ4着に終わる。 「一ノ瀬君が打鐘で来なかった時点で、これは粘らせない様に駆けるんだろうなと思ってたんですけど、それだったらもうちょっと遅めに駆けるかなと、けっこう早かったですね。それでも、番手に飛びつくつもりだったけど、ちょうど内を締められちゃって。それなら3番手しかないなという感じだったんですけどね。500バンクの2分戦は難しいですね。いい勉強になりました」 |
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![]() 立石拓也選手 |
最終バック過ぎ7番手からの捲り追い込みで大外を鋭く伸びた立石拓也(写真)が1着。 「中団が取れれば1番良かったんだけど、ここは直線も長いし、そこまでこだわらなくてもいいかなと思いながら、じっくり脚を溜めていこうという感じでした。それが上手くいったし、展開も向いてくれましたね。脚自体はけっこういい感じなので、最終日まで少しでも上のレースで走れる様に頑張ります」 2着入線を果たしたのは中団4番手をキープから捲った増原正人。 「今日は上手く中団が取れたし、作戦としてはほぼ理想通りの形になったかなと思ったんですけどね。組み立てとしては悪くなかったと思いますけど、ちょっと立石さんが強かったかなと」 |
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![]() 上野真吾選手 |
二次予選最初のレースを制したのは昨日に続いて逃げ切りでの連勝となった上野真吾(写真)。 「2分戦だったので、伊藤さんが突っ張れないギリギリまで引き付けてからと思ったんですけどね。途中でペースがイマイチよく分からなくなっちゃったんですけど(苦笑)、最後まで踏み切れている感覚があるし、先行で残れる展開になってるのが大きいですね。逃げ切りでの連勝なので、脚はバッチリだと思います。明日も内容を求めつつ、力を出し切れる様に頑張るだけです」 巧みな位置取りが2着で準決勝進出を決めた伊藤正樹。 「番手で粘ることも考えていたんですけど、(上野)がけっこうな勢いで来たので、一瞬ひるんでしまったんですよね。しかもその後に上野君が流したので、引くに引けなくなって、3番手でという形になってしまって、せっかく後ろに付いてくれた濱口(高彰)さんたちに迷惑をかけてしまって、素直に喜べないところはありますね」 |
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![]() 岩本俊介選手 |
後方からの捲りが1度は止まった岩本俊介(写真)だが、4番手で立て直してから再度の捲りで1着。 「もう、ヒドイね(笑)。1着は取れたかもしれないですけど、後ろに迷惑をかけすぎてしまったのでね。やっぱり、まだ脚の感じはよくないですね。良かったら最初の捲りで行けてただろうし…。明日に向けてセッティングとか色々と考えないといけないのかな」 2着は果敢な先行勝負を見せた齋藤一茂マークの諸橋愛。 「齋藤君は本当によく頑張ってくれたんですけど、けっこう早めに踏んでいってた分、垂れてきていたし、中団に岩本君が入っているのも分かっていたから、申し訳ないけど前に踏ませてもらいました。今日の感じとしては、脚自体はだいぶ戻ってきているかなというのは感じましたね」 |
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![]() 藤原憲征選手 |
逃げた阿部大樹に任せた藤原憲征(写真)が展開有利に抜け出し快勝。 「最後は僕に余裕があったから車間を切っていた様に見えたかもしれないですけど、あれは違うんですよ。脚がいっぱいだったから車間を切っていたんです。そうすれば後方にいた飯野(祐太)君も警戒して仕掛けが遅くなったりするでしょ。頭脳戦の勝利ですかね(笑)。今日は関東勢が頑張っていますけど、関東開催だしこういうこともあっていいんじゃないですかね」 関東ライン3番手を固めた木村貴宏が2着に続く。 「ギアを上げて、サドルを前に出したんですけど、それが正解でしたね。これが昨日のままだったら4着くらいまで食われていたかもしれないですから。今日は前2人のおかげというのはありますけど、接戦の中で2着に食い込めているし、落車の影響はもう大丈夫だと思います。連続2着なんて僕らしいでしょ(笑)」 |
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![]() 藤田竜矢選手 |
最終2コーナー7番手・藤田竜矢(写真)の捲り追い込みが届き地元記念で嬉しい1勝。 「ひと呼吸置いてから踏んでいこうと思っていたところを小松(剛之)さんに行かれてしまって、ちょっと焦りましたね。そのせいで前との口がだいぶ開いてしまって、届くかどうか微妙なところではあったんですけど、自分を信じて踏んだ結果届いてくれて良かったですね。でも、本当に大事なのは明日の準決勝だと思うので、気を緩めずに頑張りたいと思います」 前を任せた小松剛之の捲りが最終バック付近で止まると、マークの佐々木雄一が自力捲りに転じての2着入線を果たす。 「ちょうどバック辺りで小松さんが止まってしまったんですけど、あそこで自分がモタついていたら藤田君に行かれてしまうと思ったので、申し訳ないと思いながらも自力で出ていかせてもらったんですけどね。でも、半周くらいは踏んだことになるので、ちょっと直線が長く感じました(笑)。それでも、2着に残れているので、脚は悪くないですよ。ただ、今日のレースで4日分の脚を使ってしまったので、明日はもう残ってないかもしれないですけど(笑)」 |
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![]() 児玉慎一郎選手 |
最終バック9番手という絶体絶命の位置から鋭い差し脚で1着に突き抜けた児玉慎一郎(写真)。 「昨日はかなりキツかったんだけど、今日は踏んだら思っていたよりも伸びたし、楽でしたね。ギアを3・69から77に上げたんですけど、それが正解だったみたいで。あと、今回からシューズを新しいのに変えたんですけど、それも良かったのかな。連勝なんて本当に久しぶりですよ。自力でやってた頃以来なので、それこそ10年ぶりくらいじゃないかな。これで、明日ももう一発穴を開けちゃったら、今年の運を全部使い切っちゃうんじゃないかっていうくらいの勢いですよね(笑)」 2着は主導権奪った伊原克彦マークから差し脚を伸ばした富永益生。 「伊原が頑張ってくれてたから、残してあげたくて前をかばいながらの追い込みだったので、外から食われてしまうのは仕方ないかなと。今日は伊原の踏み出しにも楽に付いていけたし、調子はいいですね。もうちょっと車間を切っていれば(伊原を)3着くらいまでには残してあげられたのかもしれないけど、自分が勝ち上がらないことには伊原の気持ちをムダにしてしまうからね」 |
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![]() 牧剛央選手 |
内村泰三の中団捲りにスピードをもらって鋭い差し脚を披露した牧剛央(写真)が1着。 「ゴール前では(菊地に)抜かれたと思ったんですけど、1着で良かったです。泰三さんのおかげでよく伸びてくれたと思います。300勝を達成した(11月京王閣FI)あたりから流れが良くなってきた実感があるし、調子そのものも上がってきている感じがしますね」 最終2コーナー7番手からの捲り追い込みが2着に届いた菊地圭尚。 「作戦としては中団を取って、そこからどう攻めるかっていう感じだったんですけど、太田(真一)さんが離れてしまって、7番手まで下げるしかなくなって、ちょっとヤバかったですね。けっこうドキドキしましたよ(苦笑)。その中で、牧さんを目標に踏んでいけたのが大きかったし、思ったよりも自転車が出てくれて、よく届いたなと思います。調子いいんですかね(笑)?」 |
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![]() 筒井敦史選手 ![]() 山口幸二選手 |
逃げる村上マークから抜け出した山口で勝負ありかと思われたが、長い直線を生かして強襲してきた筒井敦史(写真)が突き抜ける。 「(自身が3番手を固めていた)松岡が絶対にどこかで仕掛けてくれると思っていたんで、前の動きだけに集中していました。村上さんの先行がどんどん掛かっていっていた分、外からの追い込みが遅れる様な感じだったので、僕にチャンスが生まれましたね。このクラスで余裕を持って走れているので、状態はいいですね。今日のメンバーを相手に直線伸びての1着というのは自分でもちょっと信じられない部分はあるんですけど(苦笑)、それだけ価値のある1勝なんじゃないかなと思います」 絶好の展開となった山口幸二(写真)は筒井に3/4輪差で敗れ2着。 「村上に申し訳ないね。位置取り上、(前受けした)村上が先行する形になったんだけど、本当は初手でもう1ライン後ろからがよかったんですけどね。僕も後ろに松岡が入っているのが分かったし、それが気になって車間を切ってはいたんだけど。それでも、あの展開で4着に残るんだから、村上はやっぱり強い。僕は連続2着だけど、1着は最終日まで取っておきますよ(笑)」 確定板こそ逃したが、ライン2車での先行で4着に踏みとどまった村上義弘。 「今日の展開で仕掛けなかったら、8番手になってしまっていたと思うので、先行したのは正解だったんじゃないかなと。残りたかったですけど、そこは自分の脚が足りなかっただけですから」 絶好の3番手をキープしながらまさかの捲り不発で7着に散った松岡貴久はやや自嘲気味。 「あまりにもいい位置過ぎて仕掛けどころが難しかったです…。絶好の展開は逆に難しいですね」 佐藤友和は8番手で見せ場らしい見せ場を作ることなく9着と大敗してしまう。 「自分で何も仕掛けずのまま9着を叩いてしまうなんて、多分デビューして以来初めてじゃないですかね。こりゃ、絶不調かな(苦笑)?」 |
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