『京王閣競輪開設75周年記念(GIII)レポート』 初日編

配信日:10月26日

 京王閣競輪場で大阪・関西万博協賛・開設75周年記念「ゴールドカップレース(GIII)」が、10月26日に幕を開けた。初日のメイン、特選は、大阪ワンツーでの決着。俊敏な動きを披露した古性優作が、まくりで白星を飾った。また、一次予選では、3連単で98万円超の配当が飛び出す波乱もあった。シリーズ2日目の10月27日には、5人のS級S班が分かれて、二次予選で勝ち上がりを争う。
 記念シリーズは開催中の毎日、地元選手トークショー、恩田繁雄のピックアップ予想会、オーヴァル予想会、東京支部選手会ブース、キッチンカーの出店などが予定されています。また、10月27日の2日目には、「爆上戦隊ブンブンジャーショー、「リンカイ!」ステージ、わんにゃんフェスティバルin京王閣、大阪・関西万博協賛ブースなどもあります。京王閣競輪場では、様々なイベントでみなさまのご来場をお待ちしております。テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。

<1R>

山形一気選手
山形一気選手
 朝倉智仁が赤板過ぎに南関勢を押さえて、原井博斗が3番手に続く。そこを2コーナー手前から西田優大が仕掛けるが、朝倉も合わせて踏み込む。打鐘3コーナーで西田が叩き切り、木暮安由のアシストもあり朝倉は3番手に飛び付く。西田の先行で最終ホームを通過して、朝倉が1コーナーで山中貴雄をさばく。逃げる西田の番手でタイミングを取った山形一気(写真)は、4コーナー手前から追い込んだ朝倉に踏み勝って1着。
 「(西田は)もうワンテンポ、ツーテンポ早く仕掛けてくれれば、(ラインの)3人で出切れたのかなと。7車立てと9車の差ですよね。後ろがモニターで見て確認して9番(朝倉)だったので、ギリギリまで踏まずに待った。絶対に、西田君を残そうと思ったんですけど。体は動いている感じはあるんですけど、もう少し乗り方を修正してですね。セッティングもサドルまわりが気になったので、時間もあるし修正したい」
 中四国勢の3番手を奪取した朝倉智仁が、追い込み勝負で2着。
 「後ろ攻めは想定外だったので、臨機応変に行けるところから行こうと。脚を使わずいけたし、木暮さんには感謝しかないですね。(最終)2コーナーで行ければ良かったんですけど、風もあってビビッてしまった。まだ距離を踏んでないので抜群にいいかはわからないですけど、悪くはないと思います」


<2R>

 片岡迪之、中釜章成の順番で切ったところを、木村佑来が打鐘で飛び出して主導権。3コーナーで安倍大成が、インを突いて6番手がもつれる。ペースを握った木村は、最終ホームを目がけて踏み上げる。3番手をすんなり手に入れた中釜が、2コーナー手前から仕掛ける。北日本勢を仕留めた中釜を追走した西村光太が、ゴール前できっちり差し切った。
 「木村君たちの後ろからって感じだったんで、一番後ろになったとしても、その位置を狙っていた。セオリー通りのレースになったし、(中釜は)バックを踏まずに仕掛けてくれたんで付きやすかった。もうジャン過ぎでは、ほぼほぼ決まったなと。内藤(宣彦)さんのあおりで中釜君のスピードが緩んだんで、僕的には助かった。今回からセッティングを変えて、力が入る感じです。残りの3日間も楽しみですね」
 北日本コンビを受けて3番手を確保した中釜章成は、別線の仕掛けを待つことなくまくった。
 「木村君たちの後ろからが良かった。誰も出なければ前からと思ったけど、たぶん安倍君が出るなと思って、一番いい並びになった。(切ってから)誰も来なければ駆けても良かったけど、出させても3番手なんで。内藤さんのけん制もキツかったし、バンクが重い。疲労もあるのでキツかった」


<3R>

伊藤旭選手
伊藤旭選手
 周回中は4番手にいた伊藤旭(写真)が、先に切って出る。小畑勝広を警戒しながらタイミングを取った原大智が、赤板2コーナー過ぎに先頭に出る。原ラインを追いかけた小畑は、打鐘3コーナーで空いた4番手に収まる。後位が伊藤と鈴木薫でもつれる。先行態勢の原は、最終ホームから踏み上げる。4番手の小畑が2コーナー手前からまくり、鈴木を弾いた伊藤も小畑の様子をうかがいながらバック手前から踏み込む。3コーナーで小畑が前団をとらえて、泉慶輔が切り替える。直線で抜け出した小畑をまくりで追いかけた伊藤が、最後は楽に交わした。
 「(先に切るのは)作戦通りでした。踏んで出させたら原さんと小畑さんでモガき合いになるかなって思っていたんですけど。(小畑に入られてしまったが)脚は回っていたので、落ち着いていこうと思っていました。脚は悪くないと思います。京王閣は初めてなんですけど。熊本の方が風は強いので気にならなかったです」
 いったん中団に収まってからのまくりになった小畑勝広は、地元の鈴木がからまれて敗退しただけに胸中は複雑だろう。
 「(原が)すんなり切るかと思ったんですけど(結果的にフタをされた)。追いかけていって叩ければ良かったんですけど、(原に)踏まれてしまった。(4番手に)入れたのはラッキーでしたけど、(後ろがもつれて)申し訳なかったです。余裕はあった。でも、(風が)ホームが向かっていて感じはあまり良くなかったですね」


<4R>

 赤板1コーナーで先頭に立った久田裕也も抵抗するが、4車ラインの加藤将武が叩き切って打鐘で主導権を握る。しかしながら、3コーナーから鈴木浩太も巻き返して、最終1コーナーで鈴木が前団をのみ込む。久田が後方から仕掛けて、判断を迫られた黒沢征治は切り替えて2コーナーからまくって出る。田中晴基のけん制を乗り越えた黒沢を危なげなく追走した中田雄喜が、ゴール寸前で差し切った。
 「(ラインで)出切ってからは、決まったかなと思ったんですけど。鈴木君も脚がありますね。(黒沢が)しっかりと切り替えてくれて、すぐに行ってくれた。自分も田中さんのけん制を乗り越えて、回していたんで余裕はありました。あとは(黒沢を)抜けるかどうかだった。黒沢君も踏み直していたけど、抜けたんで良かった」
 北日本勢が付いて4車になっただけに、黒沢征治は加藤から切り替えて自力を発動した。
 「(鈴木が)見えた時にはすごいスピードだった。久田君も来ちゃってたんで、すかさず踏みました。中田さん、保科君も付いてくれたのが大きい。最後は踏みすぎてタレちゃったけど、すかさず行けたのは良かった。(前回のあとは)違反訓練があったけど、しっかりと練習はできた」


<5R>

 前受けの松岡辰泰が誘導を残したまま下げて、赤板手前で小森貴大が誘導後位に収まる。そこを小林泰正が押さえて、4車のラインが出切る。一本棒の隊列で、松岡は7番手で打鐘を迎える。ペース駆けに持ち込もうとする小林に、松岡が4コーナーから襲い掛かる。主導権の小林も合わせて踏み上げるが、ロングまくりで松岡がとらえる。遅れながらも柳詰正宏が追いつき、中村良二まで出切る。別線に出番はなく、松岡が二の足で後続を振り切った。
 「ラインで5着までに入れればと思っていたんですけど、まさかのワンツースリーで良かったです。前を取れたら(小林)泰正さんがペースで踏んでいくと思ったので、そこを行ければと。踏んだら一歩目でいいスピードが出たので、あとは(鈴木)竜士さんのけん制だけ気をつけながらでした。京王閣は初めてでしたけど、いいイメージになりましたね」
 松岡の仕掛けに呼吸が合わなかった柳詰正宏だったが、追いついて2着をキープした。
 「(松岡が)構えたかと思ったら、行きだしたのでキツかった。追いつくのに脚を使って最後はいっぱいでした。最近はまともに走れていないので、厳しい刺激も今日(初日)で入りましたし、少しずつ上げていきたいですね」


<6R>

伊藤颯馬選手
伊藤颯馬選手
 中団の後藤悠が伊藤颯馬(写真)を制して、赤板過ぎに先頭に立つ。伊藤は外併走でタイミングを取り、2コーナーで仕掛ける。後藤が九州勢を受けて、伊藤は打鐘で楽に主導権を握る。高橋和也が下げ切るのに時間が掛かり、伊藤のマイペースで最終周回へ。松岡貴久が逃げる伊藤との車間を空ける。高橋がバックで仕掛けるも、伊藤の掛かりがいい。車間を詰めて追い込む松岡らを伊藤が退けて押し切った。
 「スタートは自分のミスで、後ろになっちゃった。脚を使って前を取りにいったし、後ろから押さえにいって突っ張られたんでキツかった。(後藤が切った上を)すぐに行っても良かったけど、自分のもつ距離からと思って待った。バンクが重くてキツかったです。伸びるところがない感じだった。徐々に踏み上げていく感じだったけどキツかった」
 好展開も半車身及ばすの松岡貴久は、伊藤に脱帽する。
 「(後藤が)出させてくれたんでビックリでしたね。バック数ももってるし、ヤル気なのかなと思ったらイン切りだった。(伊藤)颯馬が本当に強かった。ちぎれました。ずっと踏んでたし、強かった。自分の判断ミスもあったけど、颯馬が強かった」


<7R>

 3連単で100万円近い配当の大波乱。小原佑太が突っ張るが、木村皆斗が強引に出る。連結を外した河合佑弥が追い上げるが、番手に入っていた小原が打鐘でけん制。浮いた河合は、相川永伍に迎え入れられて4番手に収まり、今度は、6番手の真鍋顕太が2センターから仕掛ける。真鍋を張りながら小原が、最終1センターで番手から出る。最終ホームから仕掛けていた奥村諭志が外から小原に迫り、阿部力也のけん制で真鍋、鷲田佳史が落車。アクシデントを外に避けた相川が、追い込んで小原、奥村の2人を交わして1着。
 「ちょっと自分も、ハグれハグれになってしまった。(河合も木村に離れて)みんなハグれてしまって難しかったですね。あそこで待っても着がないと思ったので、申し訳なかったんですけど切り替えさせてもらいました。あのまま(河合の)後ろに付いていたら落車してしまっていたかもしれないですし、そこは運が良かったのかな。ラインを生かせる展開になれば良かったんですけど。でも、なかなか1着が取れないので、そこは良かったです」
 奥村諭志は中近コンビを目標に、最終ホームから8番手まくり。小原との踏み合いに勝って2着。
 「スタートは大崎(飛雄馬)さんにお任せしていた。いい位置が取れて、いいレースができたと思います。初手で木村君が後ろ攻めになったので、先に切って出させてもって思ったんですけど。小原君が突っ張るかもって思って、いったん見たのが良かったですね。そこ(大崎と決められなかったこと)は残念なんですけど。大崎さんのおかげで(戦法の幅が広がり)選択肢がもらえた」


<8R>

吉田有希選手
吉田有希選手
 林昌幸が押さえて先頭に立ち、単騎の伊藤信、谷口明正が3、4番手にスイッチ。前受けの吉田有希(写真)は5番手に収まって、佐藤博紀は8番手に置かれて打鐘。先行態勢の林は後続を一本棒にして、4コーナーから徐々に踏み上げる。3番手の伊藤が最終2コーナーからまくって、吉田も5番手から踏み出す。田中勇二のけん制を乗り越えた伊藤が先頭に立つが、吉田が好スピードで差を詰める。吉田のまくりは、番手の高橋築まで引き込んでのワンツー。
 「(周回中の並びからは)林君が行って、その上を(佐藤)博紀さんが行ってくれれば。そこを叩こうと思っていた。先行のイメージをしていたけど、博紀さんが行かなかった。それで(自分は)いい位置が取れすぎちゃって見てしまった。確実に(ラインの)3人で上がれるようにと思ったけど、うまくいかなかった。(伊藤が)先に仕掛けているのが見えたけど、田中勇二さんのいいブロックをもらっていたんで。そこを目がけて行けばと。朝倉(佳弘)さんまで連れ込めなかったのは、すごく悔しい。(初日の)朝になってステムの長さを変えて、思いのほか乗れているんで(感触は)悪くなかった」
 5番手でまくりに構えた吉田の仕掛けに集中した地元の高橋築は、2着で一次予選をクリア。
 「(吉田に)前を任せたからにはしっかりと。(吉田は)いい位置が取れちゃったんで、あとは吉田君の踏み出しに集中しようと。自分のなかでは状態があんまり良くない。(落車のあとに前回)1本、走っておいて良かった。なにが必要なのか、しっかり考えながらですね」


<9R>

 赤板過ぎに梅崎隆介が、脇本勇希を突っ張り出させない。そこを齋木翔多が仕掛けて主導権を握る。打鐘3コーナーで南関3車が出切り、梅崎は4番手。しかしながら、齋木のペースを見極めた梅崎は、4コーナーから踏み込んで叩きに出る。最終ホームでは齋木と梅崎の叩き合い。岩本俊介も包まれて動けない。流れが向いた脇本が、2コーナーからまくりを打ち、前団をとらえる。踏み出しでは車間が空いた川村晃司だったが、吸い込まれるように続いて最後は楽に差し切った。
 「かなりピンチの展開になりましたけど、5番の梅崎君が仕掛けてくれたので、脇本君にもチャンスが出てきましたね。脇本君の踏み出しが良くて、離れそうになったけど、付いていけて良かった。最近は1着も増えてきましたし、調子は良くなっています」
 中近ラインで上位を独占。突っ張られて後方に陥った脇本勇希だったが、結果的にはまくり展開になった。
 「齋木君(ライン)の後ろからと思っていて、切って中団からまくろうと思った。けど、突っ張られて焦りました。前が行ってくれたので、隊列が短くなったし、重なっているところを仕掛けられた。同郷の先輩が2人(小森貴大、鷲田佳史)がコケていたし、気持ちもフワフワしていて、そこまでいい感じはしなかった。出脚は良かったと思うので、レースで力を出し切れればですね」


<10R>

村上博幸選手
村上博幸選手
 赤板では内から藤井侑吾、滝本幸正、川口雄太の3人が重なり、外の川口が飛び出して切る。3番手に滝本で、藤井は5番手。前団のペースはそれほど上がらず、藤井は打鐘3コーナーから踏み上げる。滝本も合わせて出るが、最終ホーム過ぎに藤井が叩いて先行策。中近ラインが出切り、4番手には仁藤秀が続く。藤井のスピードに別線の出番はなく、押し切り図る藤井を村上博幸(写真)が余裕をもって差した。
 「(藤井と)初連係ってこともあるし、勢いのある子なんで、自分も気合を入れて緊張感をもって走りました。ジャン前のところで、4番(仁藤)が付いていかなかったんで、内に来るかもと思って神経を使いました。最近は、こういう先行というか、(最終)4コーナーを番手で迎えることも少なかったんで気持ち良かったですね。落ち着いて抜けて良かった」
 ラインの3人で上位を独占。まくり構えず仕掛けた藤井侑吾は2着。
 「急にペースが落ちたので、なかなか引き切れなくて厳しかった。引いてから踏んでいったけど、なんかねっとりしてて、思ったようなダッシュではなかった。結局は出切れたって感じですね。後半はしっかり踏めていたかなと思います」


<11R>

吉澤純平選手
吉澤純平選手
 五十嵐綾、近藤隆司、畝木聖で周回中の順番通り、ラインが回り前受けの寺沼拓摩は打鐘で7番手。畝木がペースを落として、2センターから寺沼が反撃に出る。5番手から合わせて動いた五十嵐を乗り越えた寺沼は、最終1コーナーで先頭に立ち、そのままスピードに乗せて駆ける。原田泰志はさばかれたが、吉澤純平(写真)は危なげなく追走。後続との間合いを取った吉澤が、ギリギリまで引きつけてから追い込んだ。
 「(寺沼は)カマしたい感じだったし、タイミングも良かったと思います。原田君がいなくなったのは残念でしたけど、自分でギリギリかなっていう感じだったので(原田は)厳しいかなって。(3番手がいなくなったため)あまり内を空けちゃうとっていうのはあった。3番(五十嵐)が見えたんですけど、来られない感じだったので、(寺沼が)うまく残せるように踏めたと思います。調子が上向いてきているので不安なく臨めました」
 吉澤も称えていたように、好タイミングでカマした寺沼拓摩がホームバンクで順調に勝ち上がった。
 「畝木さんが出て緩んでいたら、流れで行こうと思ったんですけど。スピードが上がっていたので、かならず緩むところがあるなと。1回(仕掛けを)我慢して(最終)ホーム目がけていきました。吉澤さんのおかげもあるんですけど、2着に粘れているので悪くないですね。(左鎖骨に入れてあったワイヤーを)抜く前は左に力が入らない感じだったんですけど、抜いてからは練習でも力が入る感じになってきた」


<12R>

古性優作選手
古性優作選手
 北日本勢が、前団に構える。赤板過ぎの眞杉匠と踏み合いを制した新山響平が、突っ張りそのまま主導権。眞杉が4番手に下げると、すかさず古性優作(写真)が追い上げて打鐘で4番手を確保。大阪勢に乗った犬伏湧也は、その上を仕掛ける。犬伏のスピードが良く、最終ホームでは抵抗する新山をのみ込んで駆ける。3番手に新山が入り、そこを8番手の眞杉、6番手の古性がそれぞれ踏み込む。松浦悠士が外の眞杉を警戒して空けた内のコースを古性がまくりで抜け出す。南修二は付け切れず、古性が後続をちぎった。
 「(関東勢が突っ張られたあとに)平原さんがカンナ削りしてたんで、眞杉のところに追い上げて、外(併走)でも勝負しようかなと。(犬伏がカマしたあとは新田祐大が)切り替えていくと思ったら、新山君を入れていたんで、自分のタイミングでまくりに行った。ちょっと重たくて伸びていく感覚が少なかった。松浦の後ろまで回していって、そこから踏んでいこうと。そしたら自分じゃなくて松浦は(眞杉を警戒していた)。内っていうより、吸い込まれた感じです。コケるなっていうのがあったんで、落車がないように、できるだけ当たらないようにでした。(体の感じは)走る前はまだ筋肉痛があった」
 古性を見失った南修二は、最終4コーナーで平原康多が松浦を押し上げてできたスペースを追い込んで2着。古性と現地集合でのワンツーだけに、笑顔はない。
 「(古性に)しっかりと離れないようにと思っていたけど、離れてしまった。普通に(古性の)スピードに離れた感じです。(リカバリーして2着だけど)その前にレースになってないんで、オマケみたいなものです」
 眞杉のまくりは不発。最終3コーナー過ぎから切り込んだ平原康多は、松浦を押し上げて直線で立て直しての3着。
 「(眞杉は)かなり脚を使った上で何十番手になって、さすがにキツいなって。それでもあきらめずに行ってくれたんで、あとは自分がどうするかでした。古性が内を突いたのはわからなかった。自分は前にいっただけで、そこが(あの)コースだった。(落車明けだけど)前回の調子の方が良くないので、前回だったら眞杉の仕掛けに乗っていけてなかったかもしれない。逆にいろいろ試そうとやっていることがいい方に出たかなと」