京王閣競輪場で開催の3日制ナイターGIII「シン東京ミリオンナイトレース」は7月15日が2日目。この日のレースも時折り強風に、激しい雨も加わる厳しいコンディションの中で勝ち上がりが競われたが、男子の準決は中釜章成、地元の鈴木玄人、藤田周磨がそれぞれ1着。競走得点最上位の山崎賢人、もう一人の地元の寺沼拓摩も2着で決勝進出を決めた。また、前半のガールズのトーナメントA、Bは太田りゆ、梅川風子、児玉碧衣、石井寛子がそろって予選を連勝と力を見せ付けた。短期決戦は16日が早くも最終日。9、10レースでガールズトーナメントA、B、11レースで男子のそれぞれ決勝が行なわれる。
シリーズ最終日も、京王閣競輪オリジナルグッズプレゼントキャンペーンがあるほか、恩田繁雄さんのピックアップ予想会、山口幸二さん、高木真備さんによるオーヴァル予想会、東京支部選手会ブース、ビールフェスティバル、キッチンカーなどが予定されています。また最終日はイベント盛りだくさんで、平原康多さんのトークショー、バーレスク東京Fabulous Showgirl LIVEに、最終11レースのS級決勝終了後にはバンク内で打ち上げ花火も実施予定です。京王閣競輪場では、みなさまのご来場をお待ちしております。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。
<1R>

太田りゆ選手
最後方から岡田優歩が上昇すると、先頭の太田美穂は打鐘2センターからペースを上げて出させない。岡田も負けじと踏んで、両者で踏み合ったまま最終ホームを通過する。6番手で戦況を見極めた太田りゆ(写真)は、1センターから踏み上げる。逃げる太田美を3コーナーでとらえた太田りが、2着に5車身差を付けて圧勝した。
「太田(美)さんがどのぐらいで行くのか意識していた。岡田さんとの踏み合いがあって、ペースが上がった。慌てずに(ペースが)落ち着いたところで踏めるように車間を切って、1回で仕留める感じでいこうと。うまくいった。岡田さんが一番後ろだった時点で、踏み合いだなと。どんな展開になっても落ち着いて、良い所で踏むのを意識して待っていた。1センター過ぎから仕掛けました。初日よりも少し遅い所で踏んでいる。風が強いからタイミングを見計らったところで普段より脚を使ったなと。(決勝は)私のレースをしっかりとやるのが一番強いレースができる。私がやりたいようにやりたい」
杉浦菜留は、周回中から太田りの後ろを確保。加速に離れながらも、懸命に追いかけて2着に入った。
「初日のレースがあったので、どうしようかなと。(太田りの)後ろだったので、全力で付いていこうかなと。ペースが早くて(太田りが)いつ踏むのかドキドキでした。(2センター付近は)初日のレースが頭をよぎった。初日は4コーナーから伸びなかったけど、今日は伸びてくれた」
「太田(美)さんがどのぐらいで行くのか意識していた。岡田さんとの踏み合いがあって、ペースが上がった。慌てずに(ペースが)落ち着いたところで踏めるように車間を切って、1回で仕留める感じでいこうと。うまくいった。岡田さんが一番後ろだった時点で、踏み合いだなと。どんな展開になっても落ち着いて、良い所で踏むのを意識して待っていた。1センター過ぎから仕掛けました。初日よりも少し遅い所で踏んでいる。風が強いからタイミングを見計らったところで普段より脚を使ったなと。(決勝は)私のレースをしっかりとやるのが一番強いレースができる。私がやりたいようにやりたい」
杉浦菜留は、周回中から太田りの後ろを確保。加速に離れながらも、懸命に追いかけて2着に入った。
「初日のレースがあったので、どうしようかなと。(太田りの)後ろだったので、全力で付いていこうかなと。ペースが早くて(太田りが)いつ踏むのかドキドキでした。(2センター付近は)初日のレースが頭をよぎった。初日は4コーナーから伸びなかったけど、今日は伸びてくれた」
<2R>

梅川風子選手
周回中に4番手の大浦彩瑛が、赤板から前と車間を取ってタイミングを取る。その後ろで間合いを取っていた梅川風子(写真)は、車間を詰めた勢いのままに打鐘2センターから仕掛ける。真後ろから来られた大浦は反応が遅れて後手を踏み、最終ホーム過ぎに出切った梅川の後ろには石井貴子がハマる。ペースに入れた梅川は、3コーナー付近から再加速して後続を完封。緩急を付けた先行で、連勝を決めた。
「大浦さんは車間を空けると思ってたので、そこを目掛けて行ければと思ってました。天候が悪くて、風もあったんで、前々に攻められればと。出切って緩めて、後ろを確認してゴールまで持てばと思って踏んでました。余裕を持って走ったんですけど、もう少し(余裕が)欲しいかな。一本棒でも、最後は突き放すぐらいの脚力が欲しいです。天候が悪いぶん、積極的に走らないとなと思ってて、その通り走れたのは良かったです」
得意のS取りからレースを進めた石井貴子が、梅川に続いて2着で地元GIIIの決勝へと進んだ。
「風も強いし、誰も来ないかなとも思ってました。それなら自分がいける所からダッシュしてと。(梅川が)来てたので踏んで、一車で来てるのも分かったけど、こんな良い展開でいいのかなって。久しぶりに、Sを取ってこんな楽な展開になった。(バックで)緩んだんですけど、出るには脚がないなと思って位置を確保しました」
「大浦さんは車間を空けると思ってたので、そこを目掛けて行ければと思ってました。天候が悪くて、風もあったんで、前々に攻められればと。出切って緩めて、後ろを確認してゴールまで持てばと思って踏んでました。余裕を持って走ったんですけど、もう少し(余裕が)欲しいかな。一本棒でも、最後は突き放すぐらいの脚力が欲しいです。天候が悪いぶん、積極的に走らないとなと思ってて、その通り走れたのは良かったです」
得意のS取りからレースを進めた石井貴子が、梅川に続いて2着で地元GIIIの決勝へと進んだ。
「風も強いし、誰も来ないかなとも思ってました。それなら自分がいける所からダッシュしてと。(梅川が)来てたので踏んで、一車で来てるのも分かったけど、こんな良い展開でいいのかなって。久しぶりに、Sを取ってこんな楽な展開になった。(バックで)緩んだんですけど、出るには脚がないなと思って位置を確保しました」
<3R>

児玉碧衣選手
周回中に4番手の児玉碧衣(写真)は、普久原美海との並走を嫌って打鐘で一車下げる。先頭の國村美留莉がスローペースのままでいると、永塚祐子が2番手から叩き出て、最終ホームで主導権を握る。5番手で構えた児玉は、1センター過ぎからスパートして前に迫っていく。3コーナーで永塚をねじ伏せた児玉が快勝。児玉らしい豪快な仕掛けで、通算600勝のメモリアルを達成した。
「本当は1周いきたかったけど、永塚さんがペースを上げていたし、横に普久原さんがいてこれじゃカマせないと思って下げて、まくりに構える形になった。しっかり踏めていたし、感触は悪くなかった。前を走っている選手の車輪から水が飛んでくるのがストレスなので先頭に立ちたかったけど、タイミング的にはもう少し修正するところがある。あまり600勝は気にしていなかった。体調も脚の具合も問題なくこれているかなと思う。お客さんからも600勝おめでとうって声をかけてもらったし、明日(最終日)も精一杯頑張りたい」
永塚祐子は児玉にはまくられたものの、2着に逃げ粘って決勝進出を決めた。
「昨日(初日に自力を)出しそびれたので、しっかり自分のペースで立ち上げれば2着には入れるかなと。とりあえずバックを取るレースを意識しました。セッティングが全然出ていなかったけど、シンプルに力を出すだけだと。今日はサドルをいじって気持ちを強く持ってレースすることができました。自分のペースで立ち上げるのが、今日のポイントでした」
「本当は1周いきたかったけど、永塚さんがペースを上げていたし、横に普久原さんがいてこれじゃカマせないと思って下げて、まくりに構える形になった。しっかり踏めていたし、感触は悪くなかった。前を走っている選手の車輪から水が飛んでくるのがストレスなので先頭に立ちたかったけど、タイミング的にはもう少し修正するところがある。あまり600勝は気にしていなかった。体調も脚の具合も問題なくこれているかなと思う。お客さんからも600勝おめでとうって声をかけてもらったし、明日(最終日)も精一杯頑張りたい」
永塚祐子は児玉にはまくられたものの、2着に逃げ粘って決勝進出を決めた。
「昨日(初日に自力を)出しそびれたので、しっかり自分のペースで立ち上げれば2着には入れるかなと。とりあえずバックを取るレースを意識しました。セッティングが全然出ていなかったけど、シンプルに力を出すだけだと。今日はサドルをいじって気持ちを強く持ってレースすることができました。自分のペースで立ち上げるのが、今日のポイントでした」
<4R>

石井寛子選手
周回中に4番手の石井寛子(写真)が、赤板から追い上げて2番手に入る。石井に続いて上昇した伊藤優里は、川原未紀を打鐘2センターで叩いて先行する。川原が2番手にハマり、石井は中島瞳との並走を嫌って4番手の位置取り。隊列は一本棒で最終ホームを通過する。2コーナーから車を外した石井が、好回転で前団をのみ込んでいく。伊藤をまくり切った石井が連勝を決めたが、3コーナー過ぎに伊藤と接触した動きが審議対象となり、複雑な表情でレースを振り返った。
「3コーナー過ぎの所で(みんなが)落車しかけたのがショックで。しっかりと走りたいなと。危険じゃないレースをしたいなと思っていたので。(他の人たちが)耐えてくれてよかった。藤田(まりあ)さんが後ろにいたけど、思い切っていこうと。上の方を走ったと思ったけど、(伊藤とハウスして)申し訳ない気持ち。連勝はでき過ぎかなと。すごい練習してきたので、動かないところもある中でもがけている。課題もできたし、2日間、良いレースができた。決勝はメンバーが強い中でどれだけ走れるか。(最終日は)応援隊がくるので助けてもらう」
石井の仕掛けを追った藤田まりあは、接触のあおりもあって、石井と車間が空いた2着。
「伊藤さんがペースで駆けるだろうなと。いけるところがあればいこうと思っていた。(石井より先に)いっても良かったなってスピードでしたね。接触があって、そこからは惰性で踏んだ感じ。今日(2日目)は自力を出しても良かったなって終わってから思った。決勝は位置にこだわっていければ」
「3コーナー過ぎの所で(みんなが)落車しかけたのがショックで。しっかりと走りたいなと。危険じゃないレースをしたいなと思っていたので。(他の人たちが)耐えてくれてよかった。藤田(まりあ)さんが後ろにいたけど、思い切っていこうと。上の方を走ったと思ったけど、(伊藤とハウスして)申し訳ない気持ち。連勝はでき過ぎかなと。すごい練習してきたので、動かないところもある中でもがけている。課題もできたし、2日間、良いレースができた。決勝はメンバーが強い中でどれだけ走れるか。(最終日は)応援隊がくるので助けてもらう」
石井の仕掛けを追った藤田まりあは、接触のあおりもあって、石井と車間が空いた2着。
「伊藤さんがペースで駆けるだろうなと。いけるところがあればいこうと思っていた。(石井より先に)いっても良かったなってスピードでしたね。接触があって、そこからは惰性で踏んだ感じ。今日(2日目)は自力を出しても良かったなって終わってから思った。決勝は位置にこだわっていければ」
<9R>

中釜章成選手
晝田宗一郎が、赤板過ぎに栗山和樹を押さえる。山口多聞が打鐘で先行態勢に入り、中釜章成(写真)が追い上げる。晝田を外からキメた中釜が3番手を奪って、8番手に置かれた栗山和樹は2センターから巻き返す。山口多と大きく間合いを取った寺沼拓摩は、栗山を最終2コーナーでブロック。栗山は中釜の外にへばりついたが、2センターではいっぱいで浮いてしまう。外が開けた中釜が鋭く追い込んで、寺沼との伸び比べを制した。
「(周回中は)前と、後ろ以外がいいなって思っていたので、前中団か、後ろ中団が欲しかった。(打鐘で)山口(多)君が踏んだのでやり合っても仕方ないし、(3番手で)一回落ち着いてからと。(栗山より)先に仕掛けられたら良かったけど、寺沼君のけん制がすごくて気持ちで負けました。僕だけ脚を使っていなかったので届いたって感じです。連日内容は良くないですね。(GIIIの決勝は)別府とここで乗っている。明日(最終日)は結果だけ求めます」
寺沼拓摩は、逃げる山口多を最大限援護。中釜には外をいかれたが、山口多を3着に残した上で決勝進出を決めた。
「山口(多)君がやる気満々に感じたので、援護できればなって思っていた。2車なので動いてしゃくられないように、落ち着いて意識していました。2日間、前の選手が頑張ってくれているおかげです。(番手で)何かできればなって走っています。援護はできているので状態は良いのかな。GIIIの決勝は初めてなので嬉しいです。決勝に乗ったからには優勝できるように」
山口多聞は、連日持ち味の先行力を存分に発揮して優出した。
「初手で車番通りになったら、自分が先行する感じかなと。寺沼さんが後ろなので、出し惜しみしないようにと思っていた。ワンツーではないけど、残れたので良かった。タレてる感じはあったけど、寺沼さんも守ってくれたし、良かった。良い状態では走れている。GIIIの決勝は初めて。(決勝に向けては)疲労を抜いていく。セッティングはいじらずにいきます」
「(周回中は)前と、後ろ以外がいいなって思っていたので、前中団か、後ろ中団が欲しかった。(打鐘で)山口(多)君が踏んだのでやり合っても仕方ないし、(3番手で)一回落ち着いてからと。(栗山より)先に仕掛けられたら良かったけど、寺沼君のけん制がすごくて気持ちで負けました。僕だけ脚を使っていなかったので届いたって感じです。連日内容は良くないですね。(GIIIの決勝は)別府とここで乗っている。明日(最終日)は結果だけ求めます」
寺沼拓摩は、逃げる山口多を最大限援護。中釜には外をいかれたが、山口多を3着に残した上で決勝進出を決めた。
「山口(多)君がやる気満々に感じたので、援護できればなって思っていた。2車なので動いてしゃくられないように、落ち着いて意識していました。2日間、前の選手が頑張ってくれているおかげです。(番手で)何かできればなって走っています。援護はできているので状態は良いのかな。GIIIの決勝は初めてなので嬉しいです。決勝に乗ったからには優勝できるように」
山口多聞は、連日持ち味の先行力を存分に発揮して優出した。
「初手で車番通りになったら、自分が先行する感じかなと。寺沼さんが後ろなので、出し惜しみしないようにと思っていた。ワンツーではないけど、残れたので良かった。タレてる感じはあったけど、寺沼さんも守ってくれたし、良かった。良い状態では走れている。GIIIの決勝は初めて。(決勝に向けては)疲労を抜いていく。セッティングはいじらずにいきます」
<10R>

鈴木玄人選手
黒瀬浩太郎が赤板過ぎに切ると、3番手から切り替えた池野健太がその上を押さえる。中近勢を追った阿部拓真が、打鐘でさらに池野を切って、その上を叩いた吉田有希が最終ホームで主導権を握る。合わせて踏んで飛び付きを狙った阿部は、柴田洋輔をさばいて3番手に入る。鈴木玄人(写真)は、吉田と間合いを取って別線の反撃に備えると、黒瀬のまくりを3コーナーで外に振ってけん制。返す刀で前に踏み込んだ鈴木が直線で抜け出して、1着で決勝へと駒を進めた。
「吉田君の先行力はGIで戦うレベルなので、吉田君待ちのレースになると予想していた。吉田君のブランディングに感謝で一杯。自分ならビビッてしまう領域のことを吉田君がしていて、自力選手として心強かった。もし自分のところに誰かが飛び付いてきても、やることをやるだけなので。気合は入っていた。来るなら来いって思っていました。自力が通用しない領域がある中で、後輩の頑張りと先輩に支えられている。慢心せずに雑草で頑張りたい。小手先の技術に限界が来る前に力をつけたい」
黒瀬が3コーナーで外に浮くと、マークの田中誠は内に進路を取る。直線は鈴木が空けた中のコースを踏んで2着に入った。
「スタートは自分も遅いし、後ろ攻めは仕方ない。(黒瀬が仕掛けて)踏むのは外でも良かったけど、(鈴木が外に振って)コースが空いたので踏んだ。伸びたってよりも前がタレたからですね。周りも脚を使っていましたし」
吉田有希は、地元を背に注文通りの先行策。自身も3着に粘り込んだ。
「後ろ中団からになったので、ごちゃつかせてからいこうと。ジャンで流れたので、一気に仕掛けてペースに入れた。(最終)バックで流れて良い感じに踏めた。風は初日よりもなくて、初日で良い当たりがついたから準決のほうが踏めている感触があった」
「吉田君の先行力はGIで戦うレベルなので、吉田君待ちのレースになると予想していた。吉田君のブランディングに感謝で一杯。自分ならビビッてしまう領域のことを吉田君がしていて、自力選手として心強かった。もし自分のところに誰かが飛び付いてきても、やることをやるだけなので。気合は入っていた。来るなら来いって思っていました。自力が通用しない領域がある中で、後輩の頑張りと先輩に支えられている。慢心せずに雑草で頑張りたい。小手先の技術に限界が来る前に力をつけたい」
黒瀬が3コーナーで外に浮くと、マークの田中誠は内に進路を取る。直線は鈴木が空けた中のコースを踏んで2着に入った。
「スタートは自分も遅いし、後ろ攻めは仕方ない。(黒瀬が仕掛けて)踏むのは外でも良かったけど、(鈴木が外に振って)コースが空いたので踏んだ。伸びたってよりも前がタレたからですね。周りも脚を使っていましたし」
吉田有希は、地元を背に注文通りの先行策。自身も3着に粘り込んだ。
「後ろ中団からになったので、ごちゃつかせてからいこうと。ジャンで流れたので、一気に仕掛けてペースに入れた。(最終)バックで流れて良い感じに踏めた。風は初日よりもなくて、初日で良い当たりがついたから準決のほうが踏めている感触があった」
<11R>

藤田周磨選手
保科千春が上昇し、山崎賢人は赤板ですんなりと車を下げる。保科が切った上を、松崎広太が押さえて先行する。赤板過ぎに踏み遅れてしまった和田健太郎だったが、内々を進出して保科をさばき、4番手を確保する。8番手に下げ切った山崎だが、仕掛けのタイミングを逃して最終ホームも構えてしまう。松崎マークの藤田周磨(写真)は、前と間合いを計ってバックを通過。バック手前からまくった山崎が猛スピードで前に迫ったが、前の余力を見極めた藤田も2センターからタテに踏み込む。山崎の猛追を振り切った藤田が、1着でGIII初決勝を決めた。
「(松崎は)後ろ中団が取れたら、切った所をすかさず叩くと思ってたけど、まさか後ろ中団を取れると思ってなかった。(山崎の)突っ張りがあると思ってたんで、そうなったらマークを外さないようにと。すんなり出られたので、展開が向きました。(松崎は)強かったの一言です。脚的に余裕はあったけど、番手慣れしてなくて、後ろの状況とかは分からなかった。自分に技術があれば(ラインの)3人で決まってたかもっていう気持ちもあります。松崎君の頑張りに尽きるし、昨日(初日)も今日もラインに感謝したい」
山崎賢人はまくり届かず2着。反省の言葉を繰り返し述べた。
「前の方からがいいんじゃないかと思ったんですけど。保科さんを突っ張って(関東を受けて)4番手を取っても、追い上げられると思うし、引き切ってからと思った。でも、変な感じになってしまって。いけるところでちゃんといっていれば、(ラインで)決まっていたと思う。申し訳ないです。自分で全部タイミングをおかしくしているんで、岩津(裕介)さんにも申し訳ない。(状態は)問題ないです」
目標不在の和田健太郎は、内々に切り込んで先手を追う。山崎に合わせて2センターから外を踏み、3着に突っ込んだ。
「車番的にも、西の後ろがいいかなと。保科君が切ったとしても、松崎君がすかさず行くし、内々を狙っていこうと思った。保科君と踏み合うよりも、松崎君の後ろか、3番手で踏み合って勝負したいと思ってたけど、(赤板過ぎに)同期の岩津と接触してアンコになって怯んだ。そこから内にいって、一個でも前で勝負と思ったら、結果的に保科君のところだった。(山崎よりも)先に仕掛けられれば新田(康仁)さんと勝ち上がれたけど、今の状態ではってところですね。任せてもらった以上、外は踏まないとと思って、内にいきたかったけど、外を踏んだ」
「(松崎は)後ろ中団が取れたら、切った所をすかさず叩くと思ってたけど、まさか後ろ中団を取れると思ってなかった。(山崎の)突っ張りがあると思ってたんで、そうなったらマークを外さないようにと。すんなり出られたので、展開が向きました。(松崎は)強かったの一言です。脚的に余裕はあったけど、番手慣れしてなくて、後ろの状況とかは分からなかった。自分に技術があれば(ラインの)3人で決まってたかもっていう気持ちもあります。松崎君の頑張りに尽きるし、昨日(初日)も今日もラインに感謝したい」
山崎賢人はまくり届かず2着。反省の言葉を繰り返し述べた。
「前の方からがいいんじゃないかと思ったんですけど。保科さんを突っ張って(関東を受けて)4番手を取っても、追い上げられると思うし、引き切ってからと思った。でも、変な感じになってしまって。いけるところでちゃんといっていれば、(ラインで)決まっていたと思う。申し訳ないです。自分で全部タイミングをおかしくしているんで、岩津(裕介)さんにも申し訳ない。(状態は)問題ないです」
目標不在の和田健太郎は、内々に切り込んで先手を追う。山崎に合わせて2センターから外を踏み、3着に突っ込んだ。
「車番的にも、西の後ろがいいかなと。保科君が切ったとしても、松崎君がすかさず行くし、内々を狙っていこうと思った。保科君と踏み合うよりも、松崎君の後ろか、3番手で踏み合って勝負したいと思ってたけど、(赤板過ぎに)同期の岩津と接触してアンコになって怯んだ。そこから内にいって、一個でも前で勝負と思ったら、結果的に保科君のところだった。(山崎よりも)先に仕掛けられれば新田(康仁)さんと勝ち上がれたけど、今の状態ではってところですね。任せてもらった以上、外は踏まないとと思って、内にいきたかったけど、外を踏んだ」