京王閣競輪場で3日制2節GIIIの第2弾「東京オーヴァルカップレース(GIII)」が、7月26日にスタートした。初日のメイン、S級の特選では吉澤純平が1着で3連単で30万円を超える配当になった。また、A級の特選では、吉田昌司が逃げ切りで勝ち星を収めた。7月27日のシリーズ2日目は、S、A級ともに決勝進出をかけて、準決で熾烈なバトルが繰り広げられる。
シリーズ開催中は毎日、京王閣競輪オリジナルグッズプレゼントキャンペーンがあるほか、恩田繁雄さんのピックアップ予想会、オーヴァル予想会(27日は鈴木誠さん、高木真備さん)、東京支部選手会ブース、ビールフェスティバル、キッチンカーの出店などが予定されています。さらに27日の2日目には、「四千頭身」のお笑いライブ、「キミとアイドルプリキュアがやって来る」、「リンカイ!」ブース、「生涯先行一本で競輪人生を闘い抜いた男たち」のトークショーなどもあります。京王閣競輪場では、みなさまのご来場をお待ちしております。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。
<1R>
スタートを赤井学が飛び出て、東日本勢が前受け。小川達也は、小柳智徳の上昇を赤板過ぎに突っ張る。いったん引いた小柳だったが、2コーナーから早めに再度踏み上げる。合わせて踏んだ小川を、小柳が叩き切って、打鐘2センターでは九州ライン3車が出切る。ペースをつかんだ小柳が、そのままレースを掌握。力強い逃げ切りで、オープニングレースを制した。
「前だったら突っ張り、後ろだったら(小川が)ペースに入れられる前に行こうと。(出切ってからは小川が)引き切ってから踏んだ。風はなかったけど、重く感じた。今回は応援も多くて、やっぱり(通常開催と)違いますね。今節は長崎の大先輩もいるので、気が引き締まる。疲れはあるけど、前回からの状態はキープできている」
紫原政文が、小柳をマーク。ゴール前は詰め寄ったものの、2着だった。
「(初手は)後ろ攻めになると思っていたけど、(小柳が)早めに行ってくれた。(小柳とは)2月のここで初日特選で一緒に走った時、(小柳が)1着で自分は4着だった。今回もまくりになったらキツいなと。最後は交わしにいくのが遅くなった。(近況は)1着も取っていないし(抜きにいく)タイミングが遅い。今開催中には1着を取りたい」
「前だったら突っ張り、後ろだったら(小川が)ペースに入れられる前に行こうと。(出切ってからは小川が)引き切ってから踏んだ。風はなかったけど、重く感じた。今回は応援も多くて、やっぱり(通常開催と)違いますね。今節は長崎の大先輩もいるので、気が引き締まる。疲れはあるけど、前回からの状態はキープできている」
紫原政文が、小柳をマーク。ゴール前は詰め寄ったものの、2着だった。
「(初手は)後ろ攻めになると思っていたけど、(小柳が)早めに行ってくれた。(小柳とは)2月のここで初日特選で一緒に走った時、(小柳が)1着で自分は4着だった。今回もまくりになったらキツいなと。最後は交わしにいくのが遅くなった。(近況は)1着も取っていないし(抜きにいく)タイミングが遅い。今開催中には1着を取りたい」
<2R>

佐藤大地選手
5番手の佐藤大地(写真)が動き始めると、3番手から合わせるように動いた松下綾馬が、赤板過ぎに先に切る。佐藤は後方に下がって、岡山勢を受けた佐々木祐太が中団を確保する。松下が徐々にペースを上げていき、5番手となった佐藤は、最終ホームから巻き返す。佐々木が、2コーナーから合わせて仕掛けると、佐藤は内の宇佐見裕輝をキメて佐々木の後位を奪取。まくり切った佐々木を、佐藤が直線で抜き去った。
「(初手は)中団、前、後ろの順番で良かったんですけど、中団を(取ることを)意識しすぎてスタートは失敗しました。もうちょっと早く(松下に)フタをしにいかないとでしたね。(赤板で切れず)ちょっと落ち着きすぎてしまって、2コーナーで叩きにいかないといけなかったですね。ライン3車でしたし、ラインで決められなかった。(車を外に)持ち出した瞬間、出ていないなっていう感じだったので、(宇佐見を)締め込んでスイッチはできたんですけど。付いていって抜けるとは思ったんですけど。しっかりラインで決められるように頑張りたい」
中団先まくりに出た佐々木祐太は、真後ろから佐藤には交わされたものの上々の立ち上がりを見せた。
「前だったら引いてと思っていたんですけど。あの感じなら松下さんを行かせてと思いました。(佐藤に)カマされたらキツかったんですけど、結果的に良かったです。前回よりは重たいなって感じだったのでケアをしてだった。チャレンジの時とか、A級(2班)に上がりたてはカマシ、まくりで勝てていたんですけど、怪我をしたりして勝てていなかった。もう1回そこに戻していこうと思っています」
「(初手は)中団、前、後ろの順番で良かったんですけど、中団を(取ることを)意識しすぎてスタートは失敗しました。もうちょっと早く(松下に)フタをしにいかないとでしたね。(赤板で切れず)ちょっと落ち着きすぎてしまって、2コーナーで叩きにいかないといけなかったですね。ライン3車でしたし、ラインで決められなかった。(車を外に)持ち出した瞬間、出ていないなっていう感じだったので、(宇佐見を)締め込んでスイッチはできたんですけど。付いていって抜けるとは思ったんですけど。しっかりラインで決められるように頑張りたい」
中団先まくりに出た佐々木祐太は、真後ろから佐藤には交わされたものの上々の立ち上がりを見せた。
「前だったら引いてと思っていたんですけど。あの感じなら松下さんを行かせてと思いました。(佐藤に)カマされたらキツかったんですけど、結果的に良かったです。前回よりは重たいなって感じだったのでケアをしてだった。チャレンジの時とか、A級(2班)に上がりたてはカマシ、まくりで勝てていたんですけど、怪我をしたりして勝てていなかった。もう1回そこに戻していこうと思っています」
<3R>

福元啓太選手
後ろ攻めの高本和也が、赤板過ぎに福元啓太(写真)を押さえる。中村龍吉は動きを見せず、6番手で構える。徐々に踏み上げた高本に対して、中村は打鐘2センターから仕掛ける。中村が最終ホームで叩き切ったものの、高谷雅彦は加速に離れる。単騎逃げの中村を、ホームで仕掛けた福元が追いかける。福元は、3コーナーで追いついたままの勢いで外に持ち出して、直線で中村をねじ伏せた。
「(初手で)中村君が中団っていうのは正直考えてなくて、突っ張ってサラ脚で中団にいられるのが嫌だったんで、赤板のところは下げました。中団にこだわる選手もいなかったですし、すんなり(中団が)取れたので、あとは自分のタイミングかなと。先に中村君が動いて来たのがわかったので、そこで変に脚をためるよりは反応して追いかけて差しにいく感じがいいかなと。ただ、ラインで決まってないので、組み立てとしてはチグハグでした。練習に近いフィーリングで踏めているので、今日(初日)の感じはすごくいい。この1着は自信になりますね」
豪快な仕掛けを披露した中村龍吉だが、後ろを連れ込めず2着。組み立てには課題が残った。
「(スタートは)前を取るつもりで出て、中団を取るのが理想でした。切って、切っての流れですぐ行こうとしてたんですけど、4番(伊藤健詞)に振られて遅れてしまった。早めにいければと思ったけど、無理やりになってしまって、高谷さんに申し訳ない。脚的にはA級でも劣っている感じはしないけど、チャレンジと違って流れがある競走が難しい」
「(初手で)中村君が中団っていうのは正直考えてなくて、突っ張ってサラ脚で中団にいられるのが嫌だったんで、赤板のところは下げました。中団にこだわる選手もいなかったですし、すんなり(中団が)取れたので、あとは自分のタイミングかなと。先に中村君が動いて来たのがわかったので、そこで変に脚をためるよりは反応して追いかけて差しにいく感じがいいかなと。ただ、ラインで決まってないので、組み立てとしてはチグハグでした。練習に近いフィーリングで踏めているので、今日(初日)の感じはすごくいい。この1着は自信になりますね」
豪快な仕掛けを披露した中村龍吉だが、後ろを連れ込めず2着。組み立てには課題が残った。
「(スタートは)前を取るつもりで出て、中団を取るのが理想でした。切って、切っての流れですぐ行こうとしてたんですけど、4番(伊藤健詞)に振られて遅れてしまった。早めにいければと思ったけど、無理やりになってしまって、高谷さんに申し訳ない。脚的にはA級でも劣っている感じはしないけど、チャレンジと違って流れがある競走が難しい」
<4R>
後ろ攻めの藤井優希が動き出すと、中団の永井哉多も車間を切って、赤板目掛けて合わせて踏み上げる。藤井はそれでも強引に前に出切って、永井は5番手に下げる。藤井の仕掛けに梶應弘樹が遅れて、北川大成が番手にハマる。梶應が打鐘で追い上げて隊列が短くなり、永井はそのタイミングで巻き返す。埼京勢が最終ホーム過ぎに出切って、永井のペース。最後までタレなかった永井が、逃げ切りを決めた。
「初手は藤井さんの後ろからと思っていたけど、そうならなかった。(藤井より)先に動こうと思ったけど、北川さんも突っ張る感じで、挟まれるかたちになった。そのあとはいい感じに踏み合ってくれたので、詰まったところを踏み出して、これなら行けるなと。モニターを見て(ラインの)3人で出切ったのはわかった。いつもならそこから落ち着いて踏むけど、初日は全開で踏んだ。ラインで決めたかったのはあるけど、練習の成果が出せている。いままでで一番お客さんも入っているし、気分は最高です。準決は何がなんでも勝ち上がれるように」
永井マークの寺沼将彦は、付け切ったものの直線でいっぱい。ライン3番手から、井上雄三が1車交わして2着に入った。
「苦しい展開だったけど、(永井が)行ってくれた。(寺沼が)車間を空けていると思ったけど、(藤井が)踏んできていたので、自分はかぶらないように早いかなと思ったけど踏ませてもらった。今回はお客さんが多くてびっくり。準決はステージが違うけど、確定板には入れるように頑張りたい」
「初手は藤井さんの後ろからと思っていたけど、そうならなかった。(藤井より)先に動こうと思ったけど、北川さんも突っ張る感じで、挟まれるかたちになった。そのあとはいい感じに踏み合ってくれたので、詰まったところを踏み出して、これなら行けるなと。モニターを見て(ラインの)3人で出切ったのはわかった。いつもならそこから落ち着いて踏むけど、初日は全開で踏んだ。ラインで決めたかったのはあるけど、練習の成果が出せている。いままでで一番お客さんも入っているし、気分は最高です。準決は何がなんでも勝ち上がれるように」
永井マークの寺沼将彦は、付け切ったものの直線でいっぱい。ライン3番手から、井上雄三が1車交わして2着に入った。
「苦しい展開だったけど、(永井が)行ってくれた。(寺沼が)車間を空けていると思ったけど、(藤井が)踏んできていたので、自分はかぶらないように早いかなと思ったけど踏ませてもらった。今回はお客さんが多くてびっくり。準決はステージが違うけど、確定板には入れるように頑張りたい」
<5R>

吉田昌司選手
6番手から早めに動き出した南儀拓海が、4番手の吉田昌司(写真)にフタをして赤板を通過する。1センターから踏み上げた南儀が打鐘手前で出切ると、外が開けた吉田はすかさず巻き返す。2センターで先頭に立った吉田の主導権。5番手の小川将二郎が最終ホームで仕掛けて、3番手から南儀も2コーナーで合わせてまくる。だが、吉田の掛かりが良く、南儀のまくりは3コーナーで失速。強じんな踏み直しを見せた吉田が、逃げ切りで初日特選を制した。
「(南儀に)フタをされるのは想定していなかったですね。前回一緒に戦って強かったんで。(南儀が出切ってから)休むと思ったので、そこで行けて良かったです。風が強くていっぱいでした。出てから失敗したかなって思ったんですけど。ずっと(風が)向かっている感じだったんで。(今期からA級だが)どのクラスもキツいですね。みんな強いので」
内田玄希が吉田に続いて2着。
「(南儀は)風が強かったので、外併走でキツかったんですかね。(吉田は)ここで行ってくれればチャンスあるなっていうところでいってくれた。吉田君はいつも座ったままいく。強かったです。外にもいたんですけど、内を空けたら入られるなと思った。(最終)4コーナーから踏んだんですけど、出なかったですね」
「(南儀に)フタをされるのは想定していなかったですね。前回一緒に戦って強かったんで。(南儀が出切ってから)休むと思ったので、そこで行けて良かったです。風が強くていっぱいでした。出てから失敗したかなって思ったんですけど。ずっと(風が)向かっている感じだったんで。(今期からA級だが)どのクラスもキツいですね。みんな強いので」
内田玄希が吉田に続いて2着。
「(南儀は)風が強かったので、外併走でキツかったんですかね。(吉田は)ここで行ってくれればチャンスあるなっていうところでいってくれた。吉田君はいつも座ったままいく。強かったです。外にもいたんですけど、内を空けたら入られるなと思った。(最終)4コーナーから踏んだんですけど、出なかったですね」
<6R>
誘導と車間を切った町田太我が、赤板過ぎに照井拓成の上昇を突っ張る。一旦緩めた照井は、2コーナーでもう一度踏み上げて、打鐘過ぎに町田を叩く。だが、位置を確保しようとした内藤宣彦はタイミングが合わず、友定祐己にさばかれて照井に離れてしまう。内藤は5番手に降りて立て直す。2番手にハマった町田は、4コーナーからすぐさま仕掛けて主導権を奪い返す。内藤は中国勢を追って最終バックで4番手。松本秀之慎のまくりを合わせ切った町田がそのまま逃げ切るかと思われたが、内藤が直線で外を強襲。鋭い差し脚を発揮して、1着スタートを切った。
「スタートで失敗しましたね。8番(樫山恭柄)にうまく入られて、後ろ攻めになったのがまず失敗でした。申し訳ないですね。俺が友定を飛ばせれば良かったんだけど、逆に俺が飛ばされちゃって、情けないですよ。俺が伸びているように見えるけど、みんないっぱいだった感じだと思う。脚の状態自体はいいので、あとは勝負権のある位置にいられれば、(車券に)絡めると思う」
2着に逃げ粘った町田太我は、冷静に修正点を整理する。
「全ツッパと思ってたんですけど、うまい具合に照井さんに出られてしまった。(ペースが)緩かったら叩いちゃおうと思ったら、即緩かったんで行きました。感じはすごい悪かったです。スカスカしたし、アタリがない。バンクが軽かった。サドルを低くしたり、ギア盤を換えたりして修正しようと思います」
「スタートで失敗しましたね。8番(樫山恭柄)にうまく入られて、後ろ攻めになったのがまず失敗でした。申し訳ないですね。俺が友定を飛ばせれば良かったんだけど、逆に俺が飛ばされちゃって、情けないですよ。俺が伸びているように見えるけど、みんないっぱいだった感じだと思う。脚の状態自体はいいので、あとは勝負権のある位置にいられれば、(車券に)絡めると思う」
2着に逃げ粘った町田太我は、冷静に修正点を整理する。
「全ツッパと思ってたんですけど、うまい具合に照井さんに出られてしまった。(ペースが)緩かったら叩いちゃおうと思ったら、即緩かったんで行きました。感じはすごい悪かったです。スカスカしたし、アタリがない。バンクが軽かった。サドルを低くしたり、ギア盤を換えたりして修正しようと思います」
<7R>

後藤大輝選手
後方から後藤大輝(写真)、中団から荒川達郎が同時に押さえに動くと、前受けの田中大我は、赤板で踏み上げて両者を突っ張る。一旦下げた後藤は、2コーナー過ぎからもう一度仕掛けて、打鐘3コーナーで田中を叩く。山口龍也は離れて、3番手に田中がハマる。主導権を握った後藤は、グングンと加速。ゴール前も力強い踏み直しで、逃げ切った。
「車番が悪かったし、前は取れないと思ったんで後ろ攻めに。(荒川が)たぶん、動いてくるだろうなと思ってけん制も想定していたけど、うまく脚をためられた。(赤板2コーナーの)駆け降ろしで行ったけど、スピードの乗りが悪かった。脚は余裕があったけど、(風は)ずっと斜め前から向かっている感じで、その場で足踏みしている感じだった。サマーナイトフェスティバルの疲れがあって万全ではないけど、1着スタートで良かった。田中さんも荒川さんも自力がある選手なので、その3分戦でジャンから駆けて押し切れたのは自信になる」
3番手にハマった田中大我は、前と車間が空いてしまったものの、最終4コーナーで追いついた勢いで外を伸びて2着。
「前から踏んで踏んでで、出られたら出られたでと。(後藤には)普通に出られたけど、4番(荒川)だけは絶対に出させちゃダメだと思っていた。たまたま3番手に入って結果的に良かっただけ。レースは良くはなかったけど、脚はいいと思う。感じはいいし、準決は積極的に行きたい」
「車番が悪かったし、前は取れないと思ったんで後ろ攻めに。(荒川が)たぶん、動いてくるだろうなと思ってけん制も想定していたけど、うまく脚をためられた。(赤板2コーナーの)駆け降ろしで行ったけど、スピードの乗りが悪かった。脚は余裕があったけど、(風は)ずっと斜め前から向かっている感じで、その場で足踏みしている感じだった。サマーナイトフェスティバルの疲れがあって万全ではないけど、1着スタートで良かった。田中さんも荒川さんも自力がある選手なので、その3分戦でジャンから駆けて押し切れたのは自信になる」
3番手にハマった田中大我は、前と車間が空いてしまったものの、最終4コーナーで追いついた勢いで外を伸びて2着。
「前から踏んで踏んでで、出られたら出られたでと。(後藤には)普通に出られたけど、4番(荒川)だけは絶対に出させちゃダメだと思っていた。たまたま3番手に入って結果的に良かっただけ。レースは良くはなかったけど、脚はいいと思う。感じはいいし、準決は積極的に行きたい」
<8R>
中団から先切りを狙った渡口勝成の上を、中嶋宣成が赤板過ぎに強引に押さえる。坂本貴史に突っ張られて出切れなかった渡口は、赤板2コーナーで仕掛けて叩きに行くが、中嶋が突っ張って出させない。渡口は、4番手に入り直して、中嶋の先行。隊列は一本棒で最終周回に入る。立て直した渡口が、2コーナー過ぎから持ち出すと、高橋築が3コーナーで外に張ってブロック。高橋は、返す刀で前に踏み込み、直線で抜け出した。
「(初手は)思っていた並びと違ったんですけど。中嶋さんが駆けてくれたので良かったです。(結果的に)一番いい並びになって。すごい掛かっていました。もうちょっと残せたら良かったんですけど。ゴール前で踏んじゃって申し訳なかったです」
室井健一は、打鐘で坂本をキメて位置を確保し、渡口を迎え入れる。もう一度仕掛けた渡口に乗って、直線は鋭く伸びて2着に食い込んだ。
「(打鐘で中団をキメたのは渡口が)行けないと思ったんで。(中団を確保したあと渡口が)行ってくれたのが、大きかったですね。(高橋のブロックは)想定していましたけど。若かったらなんでも突っ込んでいましたけど、危ないんで待ってから踏みました。(状態は)普通ですね」
「(初手は)思っていた並びと違ったんですけど。中嶋さんが駆けてくれたので良かったです。(結果的に)一番いい並びになって。すごい掛かっていました。もうちょっと残せたら良かったんですけど。ゴール前で踏んじゃって申し訳なかったです」
室井健一は、打鐘で坂本をキメて位置を確保し、渡口を迎え入れる。もう一度仕掛けた渡口に乗って、直線は鋭く伸びて2着に食い込んだ。
「(打鐘で中団をキメたのは渡口が)行けないと思ったんで。(中団を確保したあと渡口が)行ってくれたのが、大きかったですね。(高橋のブロックは)想定していましたけど。若かったらなんでも突っ込んでいましたけど、危ないんで待ってから踏みました。(状態は)普通ですね」
<9R>

鈴木輝大選手
後ろ攻めの佐々木豪が赤板過ぎに押さえて、菅原大也が2コーナー過ぎに押さえる。菅原大が出切って流すと、その上を河合佑弥が打鐘で叩く。佐々木が南関勢の内をすくって中団がもつれ、それを察知した河合はペースに入れる。徐々に踏み上げていった河合の掛かりが良く、4番手を取った佐々木もなかなか仕掛け切れない。河合と間合いを取って備えた鈴木輝大(写真)は、詰めた勢いで河合を交わして1着を手にした。
「(前検日の予備繰り上がりで)準備はしていたんですけど、繰り上がるとは思ってなかったんで、がっつり練習してました。いつもは、構えてレースに入っちゃうんですけど、それが逆に落ち着いて入れたのが良かったかもしれないです。スタートだけ集中してましたけど、河合君がいいところで行ってくれました。掛かりはめちゃくちゃ良かったし、自分は余裕があったけど、何もすることがなかったです」
河合佑弥は、落ち着いた先行策で別線を翻ろう。6月は盲腸の手術で休んでいたが、地元GIIIで復活の狼煙を上げた。
「中団からでも、前からでも、先行のつもりでした。(菅原大が)行ったところを行こうと思ってました。すかさず行こうとしたときに、鈴木(裕)さんと接触があったんで、本当はもっとスムーズに出たかった。出切って、内に佐々木君が見えたんで、締めてからはマイペースでした。先行で残れたので、(状態は)いいと思います」
「(前検日の予備繰り上がりで)準備はしていたんですけど、繰り上がるとは思ってなかったんで、がっつり練習してました。いつもは、構えてレースに入っちゃうんですけど、それが逆に落ち着いて入れたのが良かったかもしれないです。スタートだけ集中してましたけど、河合君がいいところで行ってくれました。掛かりはめちゃくちゃ良かったし、自分は余裕があったけど、何もすることがなかったです」
河合佑弥は、落ち着いた先行策で別線を翻ろう。6月は盲腸の手術で休んでいたが、地元GIIIで復活の狼煙を上げた。
「中団からでも、前からでも、先行のつもりでした。(菅原大が)行ったところを行こうと思ってました。すかさず行こうとしたときに、鈴木(裕)さんと接触があったんで、本当はもっとスムーズに出たかった。出切って、内に佐々木君が見えたんで、締めてからはマイペースでした。先行で残れたので、(状態は)いいと思います」
<10R>

三浦貴大選手
前受けした武田亮が、赤板過ぎに梶原海斗を突っ張る。単騎の三浦貴大(写真)は、スルスルと内を進んで、4番手を確保する。梶原は8番手に下がって、武田は打鐘2センターから本格的にペースアップ。5番手の矢口は仕掛けられず、最終2コーナー過ぎに仕掛けた梶原も前が遠い。鈴木竜士が絶好かに思われたが、4番手から外を踏んだ三浦が外を伸びる。鈴木との伸び比べを制して、三浦が1着をさらった。
「武田君か、梶原君が先行だと思って、あの展開なら関東に付いていこうと。(鈴木)竜士さんが怖くてギリギリを走れなくていっぱいだった。単騎なんで展開に恵まれたし、脚を使わなかったのが良かった。大垣の若手が強いので、自分も強くなっているのかな。(山口)拳矢さんとかもいて練習環境はいいです。いっぱい、いっぱいで何とかだけど、1着も増えてきたし力がついてきているのかなと」
鈴木竜士は、最後に外を三浦にいかれた。
「(武田に)基本的には任せていたけど、単騎も多いこのメンバーの中で2周突っ張って残るのは難しいですね。頑張ってはくれたけど、(武田と一緒に)勝ち上がれたら良かった。(最終)4コーナーを回ってからは仕事をできる段階ではない。それよりも前の段階で、ラインで決められるようにやりようはあったのかなと。思ったよりは余裕はあった」
「武田君か、梶原君が先行だと思って、あの展開なら関東に付いていこうと。(鈴木)竜士さんが怖くてギリギリを走れなくていっぱいだった。単騎なんで展開に恵まれたし、脚を使わなかったのが良かった。大垣の若手が強いので、自分も強くなっているのかな。(山口)拳矢さんとかもいて練習環境はいいです。いっぱい、いっぱいで何とかだけど、1着も増えてきたし力がついてきているのかなと」
鈴木竜士は、最後に外を三浦にいかれた。
「(武田に)基本的には任せていたけど、単騎も多いこのメンバーの中で2周突っ張って残るのは難しいですね。頑張ってはくれたけど、(武田と一緒に)勝ち上がれたら良かった。(最終)4コーナーを回ってからは仕事をできる段階ではない。それよりも前の段階で、ラインで決められるようにやりようはあったのかなと。思ったよりは余裕はあった」
<11R>
林昌幸が、4番手の兼本将太にフタをしてから、赤板2コーナーで新田祐大を押さえる。中四国勢を受けた新田がすんなり3番手を確保し、巻き返した兼本は林に突っ張られて出られない。新田は、最終2コーナー過ぎから仕掛けると、あっさりと中四国勢の上を乗り越える。阿部力也を振り切った新田が、危なげないレース運びで人気に応えた。
「(竹内翼は)番手まくりに行きたかったと思うんですけど。(自分と竹内の)踏むタイミングが一緒で、林君が外線を外した時に(竹内が)やめた感じだった。たまたまというか。一番楽な展開というか、みんながしたくない展開になった感じですね。自分としては一番いい展開になって。(感触が)めちゃくちゃ良かったとかはないんですけど、(阿部力也と)ワンツーが決まったので」
阿部力也が新田に続いて北日本ワンツー。
「新田さんが落ち着いて仕掛けてくれた。踏み出しが強烈で、口が空いてしまった。余裕がある追い込みなら、あんなふうに口は空かないと思うんですけど。(3場所前の)防府で使ったフレームに換えたたんですけど。防府は展開が良くて恵まれすぎてわからなかった。練習ではわからなくても、レースで走ると敏感に感じるとこがある」
「(竹内翼は)番手まくりに行きたかったと思うんですけど。(自分と竹内の)踏むタイミングが一緒で、林君が外線を外した時に(竹内が)やめた感じだった。たまたまというか。一番楽な展開というか、みんながしたくない展開になった感じですね。自分としては一番いい展開になって。(感触が)めちゃくちゃ良かったとかはないんですけど、(阿部力也と)ワンツーが決まったので」
阿部力也が新田に続いて北日本ワンツー。
「新田さんが落ち着いて仕掛けてくれた。踏み出しが強烈で、口が空いてしまった。余裕がある追い込みなら、あんなふうに口は空かないと思うんですけど。(3場所前の)防府で使ったフレームに換えたたんですけど。防府は展開が良くて恵まれすぎてわからなかった。練習ではわからなくても、レースで走ると敏感に感じるとこがある」
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吉澤純平選手
皿屋豊が、赤板1センターで清水裕友を押さえる。眞杉匠は、8番手の寺崎浩平をけん制してから打鐘でスパートする。関東勢を追った寺崎は、最終ホームで皿屋をキメて4番手を確保。眞杉と間合いを取った吉田拓矢だったが、2コーナーからまくった寺崎には反応できない。まくり切る勢いで迫った寺崎を、眞杉は2センターで自らブロックする。空いた内のコースを吉田が踏み、さらにその内を吉澤純平(写真)が伸びる。眞杉と吉澤に挟まれる形になった吉田はゴール前で失速し、最内を伸びた吉澤が1着だった。
「踏み出しだけ集中して、あとは前の2人がやってくれると思ってたんで、内だけ締めてました。眞杉も(吉田)拓矢も上がって、自分は締めてたので差し込んじゃった。もう、(最終)4コーナーだったんでそのまま踏み切りました。ちょっと大丈夫かなって感じで、踏んだわりには伸びました。終始、脚がたまってたんで、前回よりもいい」
2着に粘った眞杉匠。フレームチェンジで、前回よりも良化したようだ。
「(スタートは)中団のどっちかが取れればいいなと思ってました。フレームは、やっぱりこっちの方がいいですね。もうちょいセッティングを煮詰めたいけど、いい方向には来ていると思います」
いいスピードでまくった寺崎浩平だったが、眞杉のブロックで失速し、3着。
「すんなりなら、眞杉君が切った上をすかさず行きたかったけど、難しかった。前が車間を切ったあおりで、仕掛けどころも良くなかった。そのなかでも、吉田君は越えられたし、まくり切れる手応えはあったんですけど。良くも悪くもないけど、まくった感じは悪くなかったです」
「踏み出しだけ集中して、あとは前の2人がやってくれると思ってたんで、内だけ締めてました。眞杉も(吉田)拓矢も上がって、自分は締めてたので差し込んじゃった。もう、(最終)4コーナーだったんでそのまま踏み切りました。ちょっと大丈夫かなって感じで、踏んだわりには伸びました。終始、脚がたまってたんで、前回よりもいい」
2着に粘った眞杉匠。フレームチェンジで、前回よりも良化したようだ。
「(スタートは)中団のどっちかが取れればいいなと思ってました。フレームは、やっぱりこっちの方がいいですね。もうちょいセッティングを煮詰めたいけど、いい方向には来ていると思います」
いいスピードでまくった寺崎浩平だったが、眞杉のブロックで失速し、3着。
「すんなりなら、眞杉君が切った上をすかさず行きたかったけど、難しかった。前が車間を切ったあおりで、仕掛けどころも良くなかった。そのなかでも、吉田君は越えられたし、まくり切れる手応えはあったんですけど。良くも悪くもないけど、まくった感じは悪くなかったです」