京王閣競輪場で開設76周年記念「ゴールドカップレース(GIII)」が、10月2日にスタートした。初日のメイン、特選は、鋭く追い込んだ単騎の菅田壱道が制した。また、一次予選では、鈴木竜士、寺沼拓摩、高橋築の地元勢が、1着で人気に応えて場内は沸いた。10月3日のシリーズ2日目には、S級S班の5人も分かれて、二次予選で勝ち上がりが争われる。
記念開催中は毎日、地元選手によるトークショー、鈴木誠さんらによるオーヴァル予想会、東京支部の選手会ブース、キッチンカーの出店などが予定されています。京王閣競輪場では、みなさまのご来場をお待ちしております。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。
<1R>
赤板過ぎに切った梁島邦友を、関東勢に続いた渡口勝成が叩いて主導権を握る。福永大智は中四国を追わずに7番手に構える。すんなり4番手に入った梁島が最終2コーナーから一気に仕掛けて、渡口を2センターでまくり切る。4コーナーで筒井敦史のけん制を避けた一戸康宏はゴール前で梁島を差し切って、オープニングレースを制した。
「梁島君がすごく冷静でしたね。(筒井のけん制は)来るだろうなと思っていたんで、脚を使っても外にう回しながら回避した。いっぱいでしたけど、回避する脚は残っていた。(梁島と)しっかりワンツーが決まるようにと思ったので、決まって良かった」
中団からまくった梁島邦友は2着に粘り込んだ。
「(最終2コーナーから踏み出して)苦しかったですね。なんとか乗り越えられたけど余裕はなかったです。(今期からS級に復帰して)以前よりも仕掛けが短くなりつつあるけど、(ラインの)3人で決まったのは良かった」
「梁島君がすごく冷静でしたね。(筒井のけん制は)来るだろうなと思っていたんで、脚を使っても外にう回しながら回避した。いっぱいでしたけど、回避する脚は残っていた。(梁島と)しっかりワンツーが決まるようにと思ったので、決まって良かった」
中団からまくった梁島邦友は2着に粘り込んだ。
「(最終2コーナーから踏み出して)苦しかったですね。なんとか乗り越えられたけど余裕はなかったです。(今期からS級に復帰して)以前よりも仕掛けが短くなりつつあるけど、(ラインの)3人で決まったのは良かった」
<2R>

石塚輪太郎選手
伊藤稔真、原田研太朗の順番で切って、そこを打鐘3コーナーで石塚輪太郎(写真)が押さえる。最終的には前受けから巻き返した堀内俊介が、最終ホーム手前で主導権を握り駆ける。石塚が3番手を確保して、5番手になった原田後位はもつれる。車間を詰める勢いでバック手前からまくった石塚が、逃げる堀内を直線の入口でとらえた。
「(自分たちのラインは)3番車と5番車なので、取れた位置から勝負しようと。後ろは嫌だったので、(周回中は前中団からで)良かった。2車だったのでフカしすぎてももたないし、自分のもつ距離から行こうと。前回の欠場はとくに問題ないけど、今期は失格を2回していて流れが悪かった。1着は覚えてないくらい久々だし、これをキッカケにもっと良くなれば」
石塚の仕掛けに遅れた三谷政史が内を突いて、原田研太朗が外をまくり追い込んで2着。
「(石塚)輪太郎の位置を自分が取れると思ったけど、三谷さんにスタートで負けてしまった。(スピードを)落としすぎて、内から(伊藤に)来られてしまった。そこからは内を空けられなかった。輪太郎がすごいいい勢いでまくっていったので、それを目標にと。調子自体はそこまで悪くないけど、ライン3車を生かせなかったので。自分ももう35(歳)なんで、20代の時みたいに楽にはまくれないですね」
「(自分たちのラインは)3番車と5番車なので、取れた位置から勝負しようと。後ろは嫌だったので、(周回中は前中団からで)良かった。2車だったのでフカしすぎてももたないし、自分のもつ距離から行こうと。前回の欠場はとくに問題ないけど、今期は失格を2回していて流れが悪かった。1着は覚えてないくらい久々だし、これをキッカケにもっと良くなれば」
石塚の仕掛けに遅れた三谷政史が内を突いて、原田研太朗が外をまくり追い込んで2着。
「(石塚)輪太郎の位置を自分が取れると思ったけど、三谷さんにスタートで負けてしまった。(スピードを)落としすぎて、内から(伊藤に)来られてしまった。そこからは内を空けられなかった。輪太郎がすごいいい勢いでまくっていったので、それを目標にと。調子自体はそこまで悪くないけど、ライン3車を生かせなかったので。自分ももう35(歳)なんで、20代の時みたいに楽にはまくれないですね」
<3R>
中四国コンビの上昇に反応した河合佑弥が、打鐘で先頭に立ち主導権を握る。関東3車で出切り、4番手が室井。インを狙った川口聖二は包まれて、打鐘4コーナーから8番手の金澤竜二が仕掛ける。河合は落ち着いて、最終ホーム付近からペースを上げて駆ける。金澤は3番手までで、2コーナーから荻原尚人が自ら踏み上げる。室井は阿久津をすくって進出。逃げる河合の番手で車間を空けた恩田淳平は、内から室井に張られるもこらえて追い込む。河合を交わした恩田が1着。
「(最終)4コーナーで当たってきたところは、全然、見えてなかった。阿久津さんかと思ったら、室井君で危なかった部分もある。(自分の感触は)悪いわけじゃないけど、地味に風があって軽いって感じじゃない。(今回は)大ギア、小ギア、チェーンを全部、換えて硬く感じたのもあると思う。(地元の)寬仁親王牌に向けて慣らしていきたい。彼(河合)の地元で感じることもあるので、なんとか残さないとっていうのはありました。あれだけ長い距離を行ってくれて、そのおかげですね」
理想のポジショニングからレースを運んだ河合佑弥は、ホームバンクの記念を好内容で順当に滑り出した。
「(周回中は)前中団が理想でした。そこから(別線が)切って、切ってで(自分が主導権を握れれば)。理想的な形になったので、あとは逃げ残るだけだなって。道中も出切ってからも、後ろを確認する余裕があった。残れるところから逃げられたんで良かった。東京のみんなで合宿をしてきたんで、なんとか先陣を切れるようにと思っていた」
「(最終)4コーナーで当たってきたところは、全然、見えてなかった。阿久津さんかと思ったら、室井君で危なかった部分もある。(自分の感触は)悪いわけじゃないけど、地味に風があって軽いって感じじゃない。(今回は)大ギア、小ギア、チェーンを全部、換えて硬く感じたのもあると思う。(地元の)寬仁親王牌に向けて慣らしていきたい。彼(河合)の地元で感じることもあるので、なんとか残さないとっていうのはありました。あれだけ長い距離を行ってくれて、そのおかげですね」
理想のポジショニングからレースを運んだ河合佑弥は、ホームバンクの記念を好内容で順当に滑り出した。
「(周回中は)前中団が理想でした。そこから(別線が)切って、切ってで(自分が主導権を握れれば)。理想的な形になったので、あとは逃げ残るだけだなって。道中も出切ってからも、後ろを確認する余裕があった。残れるところから逃げられたんで良かった。東京のみんなで合宿をしてきたんで、なんとか先陣を切れるようにと思っていた」
<4R>

高橋築選手
青板2センター手前から誘導との車間を空けた福田稔希が、上昇した橋本智昭を赤板過ぎに突っ張る。北日本勢が中団に入るが、川口雄太が打鐘4コーナーで4番手に追い上げる。4番手の併走が長引き、番手絶好で直線を迎えた高橋築(写真)が、福田をゴール前でとらえた。
「全部、突っ張るって感じでしたし、福田君が強かったですね。自分はなにもしなくて良かった。(ラインの)3人で決まったことは良かったです。ここまで2週間ぐらい自転車をいじってきて、今回、自転車の感じがすごく良かった」
今回が2度目のグレードレース参戦となる福田稔希は、突っ張り先行で別線を完封し、自身も2着に残り、ラインで上位独占を決めた。
「名前を売るためにも(最終)バックを取る競走を心掛けていて、突っ張り先行が一番、バックを取れると思った。それで前を取ってもらって突っ張った。(橋本の仕掛けが)自分の駆けようと思ったタイミングと合った。あとは橋本さんが削ってきたので、川口さんが後方になればいいなと思った。バンク自体は軽くなかったし、残してもらったような感じだった」
「全部、突っ張るって感じでしたし、福田君が強かったですね。自分はなにもしなくて良かった。(ラインの)3人で決まったことは良かったです。ここまで2週間ぐらい自転車をいじってきて、今回、自転車の感じがすごく良かった」
今回が2度目のグレードレース参戦となる福田稔希は、突っ張り先行で別線を完封し、自身も2着に残り、ラインで上位独占を決めた。
「名前を売るためにも(最終)バックを取る競走を心掛けていて、突っ張り先行が一番、バックを取れると思った。それで前を取ってもらって突っ張った。(橋本の仕掛けが)自分の駆けようと思ったタイミングと合った。あとは橋本さんが削ってきたので、川口さんが後方になればいいなと思った。バンク自体は軽くなかったし、残してもらったような感じだった」
<5R>

伊藤正樹選手
後方から上昇した林敬宏が赤板で誘導の後ろに入り、片折亮太、岩谷拓磨の順番で切って出る。そこを叩いた大川剛が、打鐘4コーナー手前で主導権を奪う。すかさず仕掛けた林は大川に合わされるも、空いた3番手に伊藤正樹(写真)のアシストで入る。5番手になった岩谷が、最終2コーナー過ぎにまくるが一息。林が3番手から追い込み、乗った伊藤は直線で中のコースを伸びてゴール寸前で青森コンビをとらえた。
「(自分のラインは)弱い2人だったんで、できるかぎりをと思っていた。(林が仕掛けて、青森勢の)後ろが空いていたんで、先に降りて林君を迎え入れようと。あそこはまだ切り替える場所でもなかった。(最後に伸びたのは)みんなが疲れていて、僕だけ楽していたので。疲れもないし、前次第でいい位置を回ってくれば、それなりの着は取れると思う」
大川目標の佐藤和也は、伊藤の伸び切られて2着まで。
「(大川が)流れのままに行ってくれた。岩谷も(出すか出さないか)迷う感じだったし、あれで思い切り踏まれていたらキツかったと思う。(大川が出切ってからは)後ろに岩谷がいると思ったけど、(最終)バックで確認したら(岩谷が)外に浮いていた。それで後ろにいるのは誰かと。(伊藤)正樹さんがいい勢いで来て、踏み直したけど間に合わなかった」
「(自分のラインは)弱い2人だったんで、できるかぎりをと思っていた。(林が仕掛けて、青森勢の)後ろが空いていたんで、先に降りて林君を迎え入れようと。あそこはまだ切り替える場所でもなかった。(最後に伸びたのは)みんなが疲れていて、僕だけ楽していたので。疲れもないし、前次第でいい位置を回ってくれば、それなりの着は取れると思う」
大川目標の佐藤和也は、伊藤の伸び切られて2着まで。
「(大川が)流れのままに行ってくれた。岩谷も(出すか出さないか)迷う感じだったし、あれで思い切り踏まれていたらキツかったと思う。(大川が出切ってからは)後ろに岩谷がいると思ったけど、(最終)バックで確認したら(岩谷が)外に浮いていた。それで後ろにいるのは誰かと。(伊藤)正樹さんがいい勢いで来て、踏み直したけど間に合わなかった」
<6R>
ホームバンクの寺沼拓摩が、まくりで人気に応えて好スタートを切った。7番手から動いた佐藤壮志が、赤板過ぎに先頭に出てペースを握る。寺沼は4番手に入り、高橋和也は一本棒の7番手で打鐘を迎える。先行態勢の佐藤がそのまま踏み上げて、高橋は動けない。すんなり好位を手に入れた寺沼が、最終2コーナーでまくりを打つ。小川賢人が合わせて番手から出るも、寺沼がスピードの違いで仕留めた。
「(4番手になってからは高橋が)来たら、すかさず行こうと思っていました。そしたら切りに来なかったし、車間を切ってでした。あとは(高橋に)先に仕掛けられないように注意していた。地元で緊張があったのか、(踏み出しから)いっぱいでした。(地元で)河合(佑弥)さん、(高橋)築さんがいいレースをしていたんで、自分も朝倉(佳弘)さんと続けるようにって思っていました」
寺沼に1輪差まで迫った朝倉佳弘が2着で、ホームバンクの2人で決着した。
「寺沼君がなんでもできるし、内枠なんで取れた位置から組み立てますっていう感じだった。(寺沼がすんなり4番手を取れた)あれは意外でした。自分はそこ(寺沼の仕掛け)だけに集中していた。小川君が張って来るかと思って、(寺沼の外に)差し込んでいた。(結果的には)そこまで差し込まないで良かった。踏みごたえがあったんで、(状態は)悪くないと思います」
「(4番手になってからは高橋が)来たら、すかさず行こうと思っていました。そしたら切りに来なかったし、車間を切ってでした。あとは(高橋に)先に仕掛けられないように注意していた。地元で緊張があったのか、(踏み出しから)いっぱいでした。(地元で)河合(佑弥)さん、(高橋)築さんがいいレースをしていたんで、自分も朝倉(佳弘)さんと続けるようにって思っていました」
寺沼に1輪差まで迫った朝倉佳弘が2着で、ホームバンクの2人で決着した。
「寺沼君がなんでもできるし、内枠なんで取れた位置から組み立てますっていう感じだった。(寺沼がすんなり4番手を取れた)あれは意外でした。自分はそこ(寺沼の仕掛け)だけに集中していた。小川君が張って来るかと思って、(寺沼の外に)差し込んでいた。(結果的には)そこまで差し込まないで良かった。踏みごたえがあったんで、(状態は)悪くないと思います」
<7R>

箱田優樹選手
前受けの比佐宝太が赤板で日高裕太の上昇に合わせて突っ張り、一度7番手に下げた日高が2コーナーで再度仕掛けて先行態勢に入る。が、山田幸司が踏み遅れ、3番手に比佐が収まる。最終バックで比佐が巻き返すも、和田真久留のブロックを受けて後退。しかし、比佐のスピードをもらった箱田優樹(写真)が、直線で鋭く伸びて和田とのゴール勝負を制した。
「(比佐に)付いていて、ところどころのミスを直せばもっと強くなる感じがしましたね。僕は影で後ろが来ているのがわかったし、バックを踏めなかったので前に踏ませてもらいました。(和田)真久留は前をかばいながら踏んでいる感じだったので、そのぶん伸びたと思います。(開催が)詰まっていてきつかったんですけど、いままで通りやっても変わらないので、いろいろ試しながらやっている」
日高の先行に乗った和田真久留は、直線で箱田に伸び負けて2着と番手回りの難しさを痛感した。
「比佐君が強かったので、ちょっと難しかったですね。やっぱり日高君もあれだけ頑張ってくれてますし、箱田君が後ろにいるのはわかっていたけど、対応が遅れてしまって技術不足でした。前回よりも若干、疲れがあるので、疲れを取りたいですね」
「(比佐に)付いていて、ところどころのミスを直せばもっと強くなる感じがしましたね。僕は影で後ろが来ているのがわかったし、バックを踏めなかったので前に踏ませてもらいました。(和田)真久留は前をかばいながら踏んでいる感じだったので、そのぶん伸びたと思います。(開催が)詰まっていてきつかったんですけど、いままで通りやっても変わらないので、いろいろ試しながらやっている」
日高の先行に乗った和田真久留は、直線で箱田に伸び負けて2着と番手回りの難しさを痛感した。
「比佐君が強かったので、ちょっと難しかったですね。やっぱり日高君もあれだけ頑張ってくれてますし、箱田君が後ろにいるのはわかっていたけど、対応が遅れてしまって技術不足でした。前回よりも若干、疲れがあるので、疲れを取りたいですね」
<8R>
前受けの棚瀬義大が、伊藤旭、野口裕史を警戒して、誘導との車間を空ける。赤板で踏み込んだ棚瀬は、1センターから7番手の野口が仕掛けると打鐘過ぎに受けて下げる。4番手まで引いた棚瀬と伊藤が併走になり、野口の先行で最終周回。中団の取り合いは決着がつかず、2コーナー過ぎに伊藤がバランスを崩す。立て直した伊藤は3コーナーで踏んで、付けた園田匠はその外に持ち出して直線。園田がシャープに突き抜けた。
「(伊藤)旭もスイッチが入ったんじゃないかな。神田(紘輔)君も脚があるので、もってこられないように(車輪を)差して余裕をもって走っていた。旭がバランスを崩していたけど、自分は外でも内でもといった感じだった。最後は外が伸びそうだったので外にいった。(レースは)見えているし、旭に付いていけば勝てるなと」
逃げた野口を利した菅原裕太が、九州勢との間合いを取って追い込んだ。
「野口さんが後ろから、いつも通りの走りをしてくれた。あとは自分がサポートしようと。野口さんもコーナーから立ち上げていい感じだったけど、待っているといかれてしまうし、申し訳ないけどタテに踏ませてもらった。腰に不安があって練習不足の感じはあるけど、そのわりには走れているのかな。(京王閣は7月に)前回、走った時に失格しているので、今回はその分も頑張りたい」
「(伊藤)旭もスイッチが入ったんじゃないかな。神田(紘輔)君も脚があるので、もってこられないように(車輪を)差して余裕をもって走っていた。旭がバランスを崩していたけど、自分は外でも内でもといった感じだった。最後は外が伸びそうだったので外にいった。(レースは)見えているし、旭に付いていけば勝てるなと」
逃げた野口を利した菅原裕太が、九州勢との間合いを取って追い込んだ。
「野口さんが後ろから、いつも通りの走りをしてくれた。あとは自分がサポートしようと。野口さんもコーナーから立ち上げていい感じだったけど、待っているといかれてしまうし、申し訳ないけどタテに踏ませてもらった。腰に不安があって練習不足の感じはあるけど、そのわりには走れているのかな。(京王閣は7月に)前回、走った時に失格しているので、今回はその分も頑張りたい」
<9R>

藤井昭吾選手
赤板2コーナー手前で土生敦弘を切った佐々木眞也を、小川三士郎が押さえて主導権。打鐘3コーナー過ぎに3車の小川ラインが出切る。そこを仕掛けた幸田望夢は浮いて4番手で小休止も、最終ホームで再び踏み込む。小倉竜二が2コーナー手前で幸田をけん制するが、幸田もジワジワと迫る。鈴木薫は連結を外し、佐々木が仕掛ける。さらに8番手の土生が、2コーナー過ぎからまくる。前団の隊列が凝縮されて、ゴール前で土生がとらえる。その外を藤井昭吾(写真)が伸び切った。
「ハブちゃん(土生)の後輪だけを見て、しっかりと追走しようと思っていた。前の様子は見えてなかったけど、余裕はあったのかな。(最後は)内に行かないで良かった。ハブちゃんに勢いをもらって、下ったら抜けていた感じですね」
近畿ワンツーも、土生敦弘は展開を強調して慎重に振り返る。
「一本棒になってたら、ここまでいけてなかったと思う。展開だけですね。(別線の)みんなも踏み合っていて、僕だけずっと後ろにいた。隊列も短くなっていたんで、なんとか乗り越えられた。(自分の感触は)今回は最近のなかでは、マシな方ですね。でも、そもそもが悪すぎる。踏み込んでもあんまり伝わっている感じがしない」
「ハブちゃん(土生)の後輪だけを見て、しっかりと追走しようと思っていた。前の様子は見えてなかったけど、余裕はあったのかな。(最後は)内に行かないで良かった。ハブちゃんに勢いをもらって、下ったら抜けていた感じですね」
近畿ワンツーも、土生敦弘は展開を強調して慎重に振り返る。
「一本棒になってたら、ここまでいけてなかったと思う。展開だけですね。(別線の)みんなも踏み合っていて、僕だけずっと後ろにいた。隊列も短くなっていたんで、なんとか乗り越えられた。(自分の感触は)今回は最近のなかでは、マシな方ですね。でも、そもそもが悪すぎる。踏み込んでもあんまり伝わっている感じがしない」
<10R>
後攻めの平尾一晃が赤板で前を切り、九州勢の動きに続いた荒川達郎が叩いて後方の動きを警戒しながら主導権を奪う。中団を確保した平尾が最終2コーナーで仕掛けると、7番手の新田祐大が、その外をすさまじいスピードでまくり上げる。2センター過ぎに先頭に立ち、そのまま1着でゴールした。
「ちょうど自分が行こうかなと思ったタイミングで、(平尾が)行ったので、いったん様子を見ました。踏んだ感じは悪くないかなと思います。(7月から開催が詰まっていて)疲れ果てていますが、明日(2日目)からもしっかりと走りたい」
守澤太志が、新田の加速に離れて、内に進路を取るもコースがなく、平尾の先まくりに乗った中村圭志が、新田の仕掛けを追うような形になって2着。
「一度動いて、あとは平尾君のタイミングに任せていました。(内から)守澤君が来ているのが見えたんですけど、詰まっていたのでチャンスだなと。理想の形になりました。前回から間隔が空いて、レース勘が心配だったんですけど大丈夫かなと思う」
「ちょうど自分が行こうかなと思ったタイミングで、(平尾が)行ったので、いったん様子を見ました。踏んだ感じは悪くないかなと思います。(7月から開催が詰まっていて)疲れ果てていますが、明日(2日目)からもしっかりと走りたい」
守澤太志が、新田の加速に離れて、内に進路を取るもコースがなく、平尾の先まくりに乗った中村圭志が、新田の仕掛けを追うような形になって2着。
「一度動いて、あとは平尾君のタイミングに任せていました。(内から)守澤君が来ているのが見えたんですけど、詰まっていたのでチャンスだなと。理想の形になりました。前回から間隔が空いて、レース勘が心配だったんですけど大丈夫かなと思う」
<11R>

鈴木竜士選手
周回中は単騎になった3人が、7、8、9番手。最後方から本多哲也が動き出すが、山口多聞は赤板過ぎにペースを上げる。本多は、4番手の高田修汰の横で止まり併走。高田も引かずに、そのまま山口がペースを握り打鐘を通過する。山口は落ち着いて踏み上げて、小林則之、飯田憲司も後方のまま。高田マークの椎木尾拓哉も動くに動けず、鈴木竜士(写真)に絶好の展開。空けた車間を詰めた鈴木が、山口を差し切った。
「(山口が)突っ張る気マンマンだった。(山口)多聞の頑張りに尽きますね。(最終)ホームからしっかり掛かっていたし、あとは(別線が)来たら止めるだけだなと。余裕はだいぶあった。こういうチャンスがある時にモノにできて良かった。自分でやっていないので、感触はわからない。けど、自分でやる準備はしてきている」
高田が本多ともつれて、駆けやすい流れだったとはいえ山口多聞は粘り込んで2着。
「前受けして突っ張った方が堅いかなと。モニターを見て近畿が中団っていうのはわかったので、単騎が切りに来たらその上をカマしてくるかなと。動きがなかったので落ち着いて、単騎も自力があったので飛んで来ないようなペースをつくってでした。後ろが(鈴木)竜士さんで、自分で動けるし自力もある人なので信頼していた。今日(初日)の朝に自転車を少しいじって悪くなかったけど、もう少し煮詰めたい」
「(山口が)突っ張る気マンマンだった。(山口)多聞の頑張りに尽きますね。(最終)ホームからしっかり掛かっていたし、あとは(別線が)来たら止めるだけだなと。余裕はだいぶあった。こういうチャンスがある時にモノにできて良かった。自分でやっていないので、感触はわからない。けど、自分でやる準備はしてきている」
高田が本多ともつれて、駆けやすい流れだったとはいえ山口多聞は粘り込んで2着。
「前受けして突っ張った方が堅いかなと。モニターを見て近畿が中団っていうのはわかったので、単騎が切りに来たらその上をカマしてくるかなと。動きがなかったので落ち着いて、単騎も自力があったので飛んで来ないようなペースをつくってでした。後ろが(鈴木)竜士さんで、自分で動けるし自力もある人なので信頼していた。今日(初日)の朝に自転車を少しいじって悪くなかったけど、もう少し煮詰めたい」
<12R>

菅田壱道選手
周回中の並び通り、清水裕友、脇本雄太の順番で出て、そこを眞杉匠が押さえる。栃茨勢に単騎の菅田壱道(写真)が続いて、打鐘からすかさず岩本俊介が反撃に出る。岩本が好スピードでカマして、眞杉は3番手で最終ホームを迎える。清水裕友が6番手に追い上げる形になり、包まれた脇本は万事休す。2コーナー手前で清水がまくり、車間を詰めた眞杉も合わせて踏み込む。和田健太郎のけん制に、スピードが鈍った眞杉は不発。吉田拓矢は千葉コンビの間を踏んで、外を追い込んだ菅田が最後のハンドル投げでわずかに前に出て1着。
「自分の車番も良くなかったんで、眞杉君(のライン)か、清水君(のライン)かどっちかの後ろかなと。眞杉君が叩いて、脇本君と併走になることはないなって。ただ、(眞杉が)緩めたんで、岩本さんが来ちゃうなっていうのはあった。眞杉君が仕掛けてくれて、自分だけサラ脚で回れて伸びた。(1着は)展開ですね。展開さえ向けば、ある程度は勝負ができるっていうのはある。(状態は)1着なんで悪いとは言えない」
千葉勢は、2車のライン。別線を内、外に注意を払った和田健太郎は、同県の岩本の先行をねぎらった。
「久しぶりに岩本の自力らしい自力に付いたけど、良かったですよ。(ラインが)もう1車いてくれたら。でも、2車のなかでしっかりと岩本も仕掛けてくれた。岩本も着以上にいいんじゃないかと。自分の状態は普通なのかなって思います」
眞杉マークからコースを探した吉田拓矢は、千葉勢の間を踏み込んで和田に微差の3着。
「(最後は)外も厳しいと思ったので、内に行った。(痛めている)手は走っている分には気にならない。(初日は)シューズを換えてみて、そんなに悪くなかった。あとはセッティングを煮詰めたい」
「自分の車番も良くなかったんで、眞杉君(のライン)か、清水君(のライン)かどっちかの後ろかなと。眞杉君が叩いて、脇本君と併走になることはないなって。ただ、(眞杉が)緩めたんで、岩本さんが来ちゃうなっていうのはあった。眞杉君が仕掛けてくれて、自分だけサラ脚で回れて伸びた。(1着は)展開ですね。展開さえ向けば、ある程度は勝負ができるっていうのはある。(状態は)1着なんで悪いとは言えない」
千葉勢は、2車のライン。別線を内、外に注意を払った和田健太郎は、同県の岩本の先行をねぎらった。
「久しぶりに岩本の自力らしい自力に付いたけど、良かったですよ。(ラインが)もう1車いてくれたら。でも、2車のなかでしっかりと岩本も仕掛けてくれた。岩本も着以上にいいんじゃないかと。自分の状態は普通なのかなって思います」
眞杉マークからコースを探した吉田拓矢は、千葉勢の間を踏み込んで和田に微差の3着。
「(最後は)外も厳しいと思ったので、内に行った。(痛めている)手は走っている分には気にならない。(初日は)シューズを換えてみて、そんなに悪くなかった。あとはセッティングを煮詰めたい」