東京オーヴァル京王閣競輪場を舞台に、開設69周年記念「ゴールドカップレース(GIII)」が12日に開幕した。初夏を思わせる陽気の中、オープニングレースから激戦の連続。メーンの特選では和田圭、浅井康太、平原康多が勝ち名乗り。他にも郡司浩平、木暮安由、小川勇介ら強豪も優秀戦へ駒を進めた。13日の2日目は優秀「東京オーヴァル賞」をメーンに、二次予選6個レースで準決勝への勝ち上がりを争う。
なお、開催を通して本場ではたくさんのファンサービス、イベントが予定されております。毎日、元競輪選手の恩田繁雄氏による朝一予想会や、2日目は「アイデンティティ」によるお笑いライブ(7R、8R発売中)、おもしろ自転車コーナーなどのイベントを予定しています。2日目も「ゴールドカップレース」をぜひ本場でお楽しみください。
<1R>

栗田貴徳選手
坂本健太郎の上昇に誘導員を残して車を下げた大西祐は打鐘から主導権を握った菅原裕太に対して2センターから早々と巻き返して出る。佐藤龍二のけん制を乗り越え、最終2コーナー過ぎに出切ると、番手の栗田貴徳(写真)が直線で抜け出した。
「めっちゃきつかった。(大西が)すかさずいってくれた。(最終)ホームの4番手で止まるそぶりもあったけどいってくれた。ただただ祐ちゃんのおかげです。佐藤の牽制がなかったら抜けていなかった。前回(函館GIII)は引きつけ過ぎたんで、今回は車間を空けるまではよかったけど…。ワンスリーかワンツーは絶対しないと駄目でした。僕の技術不足です」
逃げる菅原マークからバックで栗田後位に切り替えた佐藤龍二が2着に食い込んだ。
「大西さん(の仕掛け)が早かった。(菅原)裕太を捨てちゃいました。(最終)ホームで振ったりだとか、行かせない気持ちはあった。でも、無理に大西を止めないで栗田さんでもよかったかな。それなら裕太も番手に入れた。予選はクリアしなきゃと思って堅くいっちゃいました」
「めっちゃきつかった。(大西が)すかさずいってくれた。(最終)ホームの4番手で止まるそぶりもあったけどいってくれた。ただただ祐ちゃんのおかげです。佐藤の牽制がなかったら抜けていなかった。前回(函館GIII)は引きつけ過ぎたんで、今回は車間を空けるまではよかったけど…。ワンスリーかワンツーは絶対しないと駄目でした。僕の技術不足です」
逃げる菅原マークからバックで栗田後位に切り替えた佐藤龍二が2着に食い込んだ。
「大西さん(の仕掛け)が早かった。(菅原)裕太を捨てちゃいました。(最終)ホームで振ったりだとか、行かせない気持ちはあった。でも、無理に大西を止めないで栗田さんでもよかったかな。それなら裕太も番手に入れた。予選はクリアしなきゃと思って堅くいっちゃいました」
<2R>
後ろ攻めの三田村謙祐が、合わせて踏んだ大矢崇弘を強引に押さえて出る。3番手は大矢と、前受けの近藤保とで併走に。このもつれが最終ホームで収まると、後方で様子を見ていた野田源一が2コーナーで踏み上げる。4番手から先にまくった大矢との力勝負を制してアタマ。
「(打鐘の)4コーナーで緩んだけど、自分のもつ距離じゃないと思って躊躇してしまいました。(前団も)もうちょっともつれると思っていたら、(最終ホームで)すんなりになってしまって。そこ(打鐘の4コーナー)で行けていたら、ワンステージ上がるんですけどね。もう少し早く出切れるように、レースを組み立てないと。でも、ここまで中13日空いて練習ができたし、(状態は)良くなっているのかな。(3着に入った西田)大志君と2人で勝ち上がれたことが、なにより嬉しい」
外併走していた大矢崇弘は、柴田洋輔のアシストで4番手を確保をする。最終2コーナーからまくり上げたが、野田に屈して2着。
「(赤板で)1回、切ったら良かったですね。中団でノロノロしていて、位置の取り合いになってしまいました。残り1周で(併走から)仕掛けようと思っていたけど、柴田さんに入れてもらえたので。勝ち上がれたけど、レースは失敗です。(勝ち上がれなかった)飯嶋(則之)さんに迷惑をかけてしまいました」
「(打鐘の)4コーナーで緩んだけど、自分のもつ距離じゃないと思って躊躇してしまいました。(前団も)もうちょっともつれると思っていたら、(最終ホームで)すんなりになってしまって。そこ(打鐘の4コーナー)で行けていたら、ワンステージ上がるんですけどね。もう少し早く出切れるように、レースを組み立てないと。でも、ここまで中13日空いて練習ができたし、(状態は)良くなっているのかな。(3着に入った西田)大志君と2人で勝ち上がれたことが、なにより嬉しい」
外併走していた大矢崇弘は、柴田洋輔のアシストで4番手を確保をする。最終2コーナーからまくり上げたが、野田に屈して2着。
「(赤板で)1回、切ったら良かったですね。中団でノロノロしていて、位置の取り合いになってしまいました。残り1周で(併走から)仕掛けようと思っていたけど、柴田さんに入れてもらえたので。勝ち上がれたけど、レースは失敗です。(勝ち上がれなかった)飯嶋(則之)さんに迷惑をかけてしまいました」
<3R>

高橋大作選手
後ろ攻めから動いた竹山陵太が、赤板1コーナーで誘導後位に入ると、そこを岸澤賢太が打鐘で押さえて前に出る。前受けから7番手に下げた吉田茂生はすかさず仕掛けて4コーナーから主導権。2コーナーから竹山がまくると、これに合わせて岸澤も仕掛けるが伸び切れない。逃げた中部ラインで決着するかに、岸澤マークから直線鋭く伸びた高橋大作(写真)が通算300勝を地元で達成した。
「作戦通りになって、あとは岸澤(賢太)がまくれるか、まくれないかだったので。(自分は)2センターから踏んでいたらもっと伸びたと思うけど、そこで行くとかぶっちゃうから。(300勝は)もうちょっと(時間が)かかると思いました。なかなか1着を取れないので。よかったです」
先行した吉田茂生は、直線でしっかり踏み直し2着に粘った。
「バンクは軽かったけど、バックが向かい風だったので。4コーナーを回ってからはパタパタしちゃいました。でも、落ち着いていけましたね。復帰戦(2月川崎FI)以外は(感触が)良いし、逃げて粘れているので。頭を取りたかったけど、地元パワーに負けました」
吉田マークで絶好の展開だった竹内公亮だが逆転はならず。
「シゲ(吉田茂生)はバックの向かい風できつかったと思うけど、グングン踏み上がって行きました。4コーナーからも踏み直しが強かった。僕が伸びなかったぶん、白井(一機)さんには、迷惑をかけましたね」
「作戦通りになって、あとは岸澤(賢太)がまくれるか、まくれないかだったので。(自分は)2センターから踏んでいたらもっと伸びたと思うけど、そこで行くとかぶっちゃうから。(300勝は)もうちょっと(時間が)かかると思いました。なかなか1着を取れないので。よかったです」
先行した吉田茂生は、直線でしっかり踏み直し2着に粘った。
「バンクは軽かったけど、バックが向かい風だったので。4コーナーを回ってからはパタパタしちゃいました。でも、落ち着いていけましたね。復帰戦(2月川崎FI)以外は(感触が)良いし、逃げて粘れているので。頭を取りたかったけど、地元パワーに負けました」
吉田マークで絶好の展開だった竹内公亮だが逆転はならず。
「シゲ(吉田茂生)はバックの向かい風できつかったと思うけど、グングン踏み上がって行きました。4コーナーからも踏み直しが強かった。僕が伸びなかったぶん、白井(一機)さんには、迷惑をかけましたね」
<4R>
中団の森山智徳にフタをした坂本周輝が打鐘過ぎから先行態勢に入ると、前受けの二藤元太が番手で粘る。これで隊列が短くなったところをホームから森山智徳がまくると、後続を千切って快勝した。
「小野(俊之)さんが場所(初手で中団)を取ってくれたのもデカかった。仕掛けやすい流れになったしね。出てからもよかったんで、悪くないかな。最近成績が悪かったので、どうしようと思ってよかったころの練習に戻したら、よくなりましたね」
逃げた坂本周輝は2着に粘ったが、ラインで勝ち上がりを決められず表情は硬い。
「まだあそこじゃ粘んないかなと思ったんですけどね…。(森山に行かれて)どっか入れるところと思ったら1車だった。でも弱いっすね。脚がないです。(自分たちのラインで)売れてるのにすいません」
坂本の番手を奪った二藤元太が3着に食い込んだ。
「僕が駆けないのはわかってるんで、(坂本の上昇は)あんな感じになると思ってた。ああなったら飛びつきですよね。番手を狙うしかないなと。あれしか持ち味はないんでね。腰もよくなって、今年のなかではいい傾向です」
「小野(俊之)さんが場所(初手で中団)を取ってくれたのもデカかった。仕掛けやすい流れになったしね。出てからもよかったんで、悪くないかな。最近成績が悪かったので、どうしようと思ってよかったころの練習に戻したら、よくなりましたね」
逃げた坂本周輝は2着に粘ったが、ラインで勝ち上がりを決められず表情は硬い。
「まだあそこじゃ粘んないかなと思ったんですけどね…。(森山に行かれて)どっか入れるところと思ったら1車だった。でも弱いっすね。脚がないです。(自分たちのラインで)売れてるのにすいません」
坂本の番手を奪った二藤元太が3着に食い込んだ。
「僕が駆けないのはわかってるんで、(坂本の上昇は)あんな感じになると思ってた。ああなったら飛びつきですよね。番手を狙うしかないなと。あれしか持ち味はないんでね。腰もよくなって、今年のなかではいい傾向です」
<5R>
前受けの中西大にフタをして打鐘で前に出た岡崎景介は吉田裕全を出させず4コーナーからペースを上げる。岡崎後位に吉田が入り前団がゴチャつくと、そこをホームから一気に中西大がまくって押し切り。ラインで上位独占を決めた。
「前を取らされちゃったんで、突っ張ってもよかったんですけどね。ワンテンポ、ツーテンポ待っちゃいました。あれは上位じゃ通用しないんで、すかさず行きたいです。いつもは600(m)とか行くんですけど、モガいた距離が短かった。先行が僕の仕事だと思うんで、ちょっと違いました」
中西マークの布居寛幸が2着に続いた。
「3人で決まったからよかった。あんまり前を取りたくなかったけど、他がけん制し合ってたからね。(中西は)ジャン前に行きたそうだったけど、9番(吉田裕全)も動いてたから落ち着いて行けばいいし、前と一緒になってやりあう必要もない。やっぱり1周は強いね」
近畿勢3番手を固めた伊代野貴照もきっちり3着に流れ込んだ。
「大の力勝ちで、付いていって確定板に乗らせてもらいました。何も言うことはありません。感じはいいですね。今回はしっかり練習してきたし、やる気も満々です」
「前を取らされちゃったんで、突っ張ってもよかったんですけどね。ワンテンポ、ツーテンポ待っちゃいました。あれは上位じゃ通用しないんで、すかさず行きたいです。いつもは600(m)とか行くんですけど、モガいた距離が短かった。先行が僕の仕事だと思うんで、ちょっと違いました」
中西マークの布居寛幸が2着に続いた。
「3人で決まったからよかった。あんまり前を取りたくなかったけど、他がけん制し合ってたからね。(中西は)ジャン前に行きたそうだったけど、9番(吉田裕全)も動いてたから落ち着いて行けばいいし、前と一緒になってやりあう必要もない。やっぱり1周は強いね」
近畿勢3番手を固めた伊代野貴照もきっちり3着に流れ込んだ。
「大の力勝ちで、付いていって確定板に乗らせてもらいました。何も言うことはありません。感じはいいですね。今回はしっかり練習してきたし、やる気も満々です」
<6R>

福田知也選手
打鐘で前に出た鈴木謙二が、巻き返してきた伊藤成紀を突っ張って出させない。その上を堀内俊介が最終ホームで叩いて主導権。車間を切っていた福田知也(写真)は、まくってきた伊藤をけん制すると、直線で抜け出した。
「(堀内が6着に沈み)残せなくて申し訳ないです。伊藤が強かったし、俺も踏み過ぎました。もうひと振りして抜きに行ったら良かったかな…。反省します。体の調子は良いけど、セッティングも失敗。自転車が流れていない。いじって修正します」
鈴木に突っ張られた伊藤成紀は、中団に降りて態勢を立て直す。バックからまくり上げたが2着まで。
「鈴木を叩けなくて、やばいと思いましたね。叩きに行くのがワンテンポ遅かったです。堀内に行かれた後も、尾崎(剛)さんが切り替える前に動けたら良かったし。まくった時も、踏み込みが悪い。あれ(福田のけん制)は全然大丈夫だったんですけど、まくれるかなって半信半疑でいっている。もっと自分を信じて仕掛けないと。(ダービーの後で)今回がすごく大事だと思っている。もっと積極的にいきたい」
目標の余力を見極めた尾崎剛は、最終1センターで南関勢にスイッチ。最後は直線で伸びて3着に入った。
「(鈴木が)伊藤君を突っ張ったのがデカかったですね。でも、そこで鈴木君が脚を使ってしまって。申し訳ないけど、切り替えさせてもらいました。このメンバーはきつかったので、凌げて良かったです」
「(堀内が6着に沈み)残せなくて申し訳ないです。伊藤が強かったし、俺も踏み過ぎました。もうひと振りして抜きに行ったら良かったかな…。反省します。体の調子は良いけど、セッティングも失敗。自転車が流れていない。いじって修正します」
鈴木に突っ張られた伊藤成紀は、中団に降りて態勢を立て直す。バックからまくり上げたが2着まで。
「鈴木を叩けなくて、やばいと思いましたね。叩きに行くのがワンテンポ遅かったです。堀内に行かれた後も、尾崎(剛)さんが切り替える前に動けたら良かったし。まくった時も、踏み込みが悪い。あれ(福田のけん制)は全然大丈夫だったんですけど、まくれるかなって半信半疑でいっている。もっと自分を信じて仕掛けないと。(ダービーの後で)今回がすごく大事だと思っている。もっと積極的にいきたい」
目標の余力を見極めた尾崎剛は、最終1センターで南関勢にスイッチ。最後は直線で伸びて3着に入った。
「(鈴木が)伊藤君を突っ張ったのがデカかったですね。でも、そこで鈴木君が脚を使ってしまって。申し訳ないけど、切り替えさせてもらいました。このメンバーはきつかったので、凌げて良かったです」
<7R>
赤板手前から上昇した加藤健一に対して、前受けの山岸佳太は誘導員を残して車を下げる。谷口遼平は山岸にフタをしたあと、2コーナーから踏んで先頭に。そこを山岸がすかさず仕掛けて主導権を握り最終回へ入る。その後も、快調に逃げる山岸を先頭にバックを通過。番手で絶好の朝倉佳弘が、ゴール前に山岸を交わして地元記念の白星スタートを切った。
「山岸君が行くとこで、しっかり行ってくれたので。バックで後ろを確認したら、誰も来てなかったし、山岸君もダービーを見て強さは分かっていたので。1着を取らないといけないところだし、お客さんの声もあったので、(最後は)ちょっと早かったかもしれないけど踏ませてもらいました。力み過ぎかもしれないけど、2日目からも続くので頑張りたい」
力強い逃げで別線を封じた山岸佳太が2着に粘った。
「4着までに(ラインの)3人が入ったので、最低限のことはできたかな。最後、末はちょっとダメだったけど…。谷口さんと踏み合う覚悟もあったけど、すんなり出してくれるんだと思って。アタリがもう少し欲しいなって感じはありますね」
最終2センターから踏み込んだ谷口の後ろから、島野浩司が伸びて3着に入った。
「(関東ラインを)打鐘ですんなり出させ過ぎたかな。(谷口が)もう少し、踏んでれば、展開も違ったかもしれない。でも、(4コーナーまで)連れていってもらったので。ゴール前は、自分的には踏めたと思います。それなりに伸びました」
「山岸君が行くとこで、しっかり行ってくれたので。バックで後ろを確認したら、誰も来てなかったし、山岸君もダービーを見て強さは分かっていたので。1着を取らないといけないところだし、お客さんの声もあったので、(最後は)ちょっと早かったかもしれないけど踏ませてもらいました。力み過ぎかもしれないけど、2日目からも続くので頑張りたい」
力強い逃げで別線を封じた山岸佳太が2着に粘った。
「4着までに(ラインの)3人が入ったので、最低限のことはできたかな。最後、末はちょっとダメだったけど…。谷口さんと踏み合う覚悟もあったけど、すんなり出してくれるんだと思って。アタリがもう少し欲しいなって感じはありますね」
最終2センターから踏み込んだ谷口の後ろから、島野浩司が伸びて3着に入った。
「(関東ラインを)打鐘ですんなり出させ過ぎたかな。(谷口が)もう少し、踏んでれば、展開も違ったかもしれない。でも、(4コーナーまで)連れていってもらったので。ゴール前は、自分的には踏めたと思います。それなりに伸びました」
<8R>
前受けの小嶋敬二は一度突っ張る素振りを見せてから車を下げると、蒔田英彦は逃げる緑川修平の3番手をすんなりと確保。小嶋の巻き返しでかぶる前に2コーナーからまくると、そのまま押し切った。
「先行するつもりもあったけど、小嶋さんも引いてくれたんであそこに入れた。小嶋さんが来る前にいいところで行けたと思う。ほとんど脚も使ってなかったし、展開が向きました。(地元の岡田征陽に任されて)どうしようと思ったけど、自分のやることは一緒だなと思った。初日に勝てて二次予選に上がれたのはデカいですね」
周回中から蒔田ライン3番手にいた単騎の志村太賀は蒔田の仕掛けに続くと、直線鋭く伸びて2着に。
「蒔田君は位置取ってくれるし、強いからね。3番手に入ったので、ここでいいなと思った。最後は(岡田に)振られてオッとなったけど、3番手から伸びてるんで悪くない。ちょっと重かったけど、何とかしのいだ。でも1着取れないなあ」
蒔田マークの岡田征陽はハコ3の結果に苦笑い。
「形は最高。あとは抜くだけと思ったら体が動かなかった。疲れも残ってるし、あとは(地元の)プレッシャー。参ったなあ。ゆっくり休んで修正します」
「先行するつもりもあったけど、小嶋さんも引いてくれたんであそこに入れた。小嶋さんが来る前にいいところで行けたと思う。ほとんど脚も使ってなかったし、展開が向きました。(地元の岡田征陽に任されて)どうしようと思ったけど、自分のやることは一緒だなと思った。初日に勝てて二次予選に上がれたのはデカいですね」
周回中から蒔田ライン3番手にいた単騎の志村太賀は蒔田の仕掛けに続くと、直線鋭く伸びて2着に。
「蒔田君は位置取ってくれるし、強いからね。3番手に入ったので、ここでいいなと思った。最後は(岡田に)振られてオッとなったけど、3番手から伸びてるんで悪くない。ちょっと重かったけど、何とかしのいだ。でも1着取れないなあ」
蒔田マークの岡田征陽はハコ3の結果に苦笑い。
「形は最高。あとは抜くだけと思ったら体が動かなかった。疲れも残ってるし、あとは(地元の)プレッシャー。参ったなあ。ゆっくり休んで修正します」
<9R>

黒田淳選手
青板2センターから松田大が上昇し、前受けの清水裕友を赤板で押さえる。清水は車を下げ、伊東翔貴が2コーナーから松田を叩きにいくと、松田と踏み合いに。そこを清水が4コーナーからまくると、スピードの違いで前団を飲み込み、最後は番手の黒田淳(写真)が差し切った。
「(清水が)いいタイミングで行ってくれて、サッと出切れましたね。前がモガき合ったところを叩いたんで、来れないだろうなと思ってました。ダッシュだけ付け切れればと思ってたんで、あとは車間を切れるだけ切っていました。駆け出しに付け切れたし、あとは流れてくれた。単発でドーンといってくれたんで、踏んだりやめたりされるよりは(自分の)脚質的にも付きやすかったですね」
抜群のスピードで別線を置き去りにした清水裕友は2着だったが、苦しそうな表情で体調の不安を口にした。
「展開が向いただけです。体調が悪い。最悪ですね。胃と頭が痛くて眩暈がする。やばいです。立て直せるか分からないですけど、なんとかします」
松田と踏み合う形からホームで6番手に入り直し、最終バックからまくった伊東翔貴が4着で予選を突破。しかし、ラインでの勝ち上がりが叶わず、反省の弁でレースを振り返った。
「先に切ろうと思ったんですけど…。清水より先に動けば清水を7番手に置けると思った。出させてくれると思ってしまいました。(後ろに)迷惑を掛けました。その後は立て直せたからよかった。組み立てを修正します」
「(清水が)いいタイミングで行ってくれて、サッと出切れましたね。前がモガき合ったところを叩いたんで、来れないだろうなと思ってました。ダッシュだけ付け切れればと思ってたんで、あとは車間を切れるだけ切っていました。駆け出しに付け切れたし、あとは流れてくれた。単発でドーンといってくれたんで、踏んだりやめたりされるよりは(自分の)脚質的にも付きやすかったですね」
抜群のスピードで別線を置き去りにした清水裕友は2着だったが、苦しそうな表情で体調の不安を口にした。
「展開が向いただけです。体調が悪い。最悪ですね。胃と頭が痛くて眩暈がする。やばいです。立て直せるか分からないですけど、なんとかします」
松田と踏み合う形からホームで6番手に入り直し、最終バックからまくった伊東翔貴が4着で予選を突破。しかし、ラインでの勝ち上がりが叶わず、反省の弁でレースを振り返った。
「先に切ろうと思ったんですけど…。清水より先に動けば清水を7番手に置けると思った。出させてくれると思ってしまいました。(後ろに)迷惑を掛けました。その後は立て直せたからよかった。組み立てを修正します」
<10R>

和田圭選手
正攻法に構えた早坂秀悟は、後ろから押さえに来た小川真太郎を突っ張って風を切る。小川が橋本強のアシストで中団に降りると、郡司浩平は打鐘の2センターから反撃を開始。早坂を最終2コーナーでまくり切る。目標の余力を見極めた和田圭(写真)は、郡司の番手に飛び付いて海老根恵太を捌く。最後は直線で追い込んだ。
「(早坂)秀悟のおかげ。ホーム過ぎで海老根さんに絡むのが理想でした。強い選手なら踏み上がっている状態でも、もっていくんでしょうけど。俺の技術不足です。(海老根をけん制してから)戻っても、着がないと思って(切り替えた)」
まくった郡司浩平が2着に入る。的確な状況判断で、優秀「東京オーヴァル賞」に駒を進めた。
「(小川)真太郎が切ってくれたら、自分の先行だと思ったけど、突っ張られたので。そこで油断して(小川が中団に)入られてしまいました。でも、緩んだところで行けたし、リカバリーはできましたね。後半は重かったです。早坂さんもダッシュがあるので、出切るまでは踏まないといけないので。(後ろに和田が切り替えたのは)わからなかったです。展開は読めなかったけど、反応はできていますね」
中四国3番手を固めた三宅達也は、最終バックを後方で通過する大ピンチ。それでも、直線で鋭く伸びて3着に食い込んだ。
「(前回のダービーを腰痛で途中欠場したが)もう大丈夫。ただ、真太郎がまくりに行った時に、(腰痛が)怖くて踏み込めなかったです。踏んだのは最後の最後。怖いなと思う気持ちは時間がたたないとなくならないので。痛みはないし、1走して安心はしました。脚は3着に入れているので悪くないですね」
「(早坂)秀悟のおかげ。ホーム過ぎで海老根さんに絡むのが理想でした。強い選手なら踏み上がっている状態でも、もっていくんでしょうけど。俺の技術不足です。(海老根をけん制してから)戻っても、着がないと思って(切り替えた)」
まくった郡司浩平が2着に入る。的確な状況判断で、優秀「東京オーヴァル賞」に駒を進めた。
「(小川)真太郎が切ってくれたら、自分の先行だと思ったけど、突っ張られたので。そこで油断して(小川が中団に)入られてしまいました。でも、緩んだところで行けたし、リカバリーはできましたね。後半は重かったです。早坂さんもダッシュがあるので、出切るまでは踏まないといけないので。(後ろに和田が切り替えたのは)わからなかったです。展開は読めなかったけど、反応はできていますね」
中四国3番手を固めた三宅達也は、最終バックを後方で通過する大ピンチ。それでも、直線で鋭く伸びて3着に食い込んだ。
「(前回のダービーを腰痛で途中欠場したが)もう大丈夫。ただ、真太郎がまくりに行った時に、(腰痛が)怖くて踏み込めなかったです。踏んだのは最後の最後。怖いなと思う気持ちは時間がたたないとなくならないので。痛みはないし、1走して安心はしました。脚は3着に入れているので悪くないですね」
<11R>

浅井康太選手
赤板前から動いた櫻井正孝が誘導後位に入ると、そこを吉澤純平が叩いて打鐘から主導権を握る。櫻井は単騎の武田憲祐をドカして3番手を奪うと、浮いた武田が邪魔になり稲垣裕之は仕掛けられない。うまく5番手を確保した浅井康太(写真)は2コーナーから反撃開始。スピード良く前団を飲み込んで、1着でゴールした。
「(櫻井が)行く感じではなかったので、自分はラインで決まる位置から行こうと。(感触的には)もう少し欲しい部分はありますね。アップの段階から脚の回りが悪かったので。でも、3コーナーから踏み切れて、余裕はありました。1回、2回と踏み直しが効いているので」
逃げた吉澤の番手から直線で伸びた神山拓弥が2着。しかし、口にするのは反省の弁ばかりだった。
「何もできなかった。レースを見直したら、浅井さんを止められない感じではなかったので。自分の力不足と技量不足です。純平さんの掛かりも、はんぱじゃなかった。次は(吉澤に)迷惑をかけないように集中します」
櫻井後位から2センターで内に切り込んだ伏見俊昭が3着に入った。
「(最終)ホームで武田(憲祐)と併走したぶん、脚を使いました。最後は空く前提で突っ込んでいるのでイチかバチかで。ない道でしたから。(予選から繰り上がりで特選になった)ツキは大事ですね」
「(櫻井が)行く感じではなかったので、自分はラインで決まる位置から行こうと。(感触的には)もう少し欲しい部分はありますね。アップの段階から脚の回りが悪かったので。でも、3コーナーから踏み切れて、余裕はありました。1回、2回と踏み直しが効いているので」
逃げた吉澤の番手から直線で伸びた神山拓弥が2着。しかし、口にするのは反省の弁ばかりだった。
「何もできなかった。レースを見直したら、浅井さんを止められない感じではなかったので。自分の力不足と技量不足です。純平さんの掛かりも、はんぱじゃなかった。次は(吉澤に)迷惑をかけないように集中します」
櫻井後位から2センターで内に切り込んだ伏見俊昭が3着に入った。
「(最終)ホームで武田(憲祐)と併走したぶん、脚を使いました。最後は空く前提で突っ込んでいるのでイチかバチかで。ない道でしたから。(予選から繰り上がりで特選になった)ツキは大事ですね」
<12R>

木暮安由選手
赤板1コーナーから菅田壱道、さらに平原康多が前に出ると、そこを打鐘から北津留翼が叩いて主導権を握る。3番手を確保した平原康多は稲毛健太を張りながらバックから仕掛けるが、小川勇介も番手まくりで応戦。合わされた平原は小川後位に入り直すと、ゴール前で小川をとらえた。
「稲毛君が中途半端に外にいたんで仕掛けられなかった。小川君の番手まくりも想定外だった。(合わされたので)ツケマイでどれだけ差し込めるかだったけど、ギリギリでしたね。もう一杯でした。思ったような(レース)運びではなかったし、冷静ではなかったです」
平原マークの木暮安由(写真)が2着に続き、2車単180円という圧倒的な人気に応えた。
「ほんとワンツー決まってよかったです。平原さんは2コーナーあたりでもかぶってたので、そこでどうするのかなと思った。まくって行ったときは決まったと思ったけど、番手まくりされるとは思ってなかったので。2日目も平原さんの番手で色んなパターンで勉強させてもらいます」
番手まくりの小川勇介は関東コンビに交わされたものの3着で優秀行きを決めた。
「後ろは分かってたんで。出ないと翼が頑張った意味がないなと思った。合わせたと思ったら付き直して行かれた感じでしたね。でも、その上を行かれなかったんで切れ的にはよかったと思う。あとは粘りですね。前の頑張りのおかげです」
「稲毛君が中途半端に外にいたんで仕掛けられなかった。小川君の番手まくりも想定外だった。(合わされたので)ツケマイでどれだけ差し込めるかだったけど、ギリギリでしたね。もう一杯でした。思ったような(レース)運びではなかったし、冷静ではなかったです」
平原マークの木暮安由(写真)が2着に続き、2車単180円という圧倒的な人気に応えた。
「ほんとワンツー決まってよかったです。平原さんは2コーナーあたりでもかぶってたので、そこでどうするのかなと思った。まくって行ったときは決まったと思ったけど、番手まくりされるとは思ってなかったので。2日目も平原さんの番手で色んなパターンで勉強させてもらいます」
番手まくりの小川勇介は関東コンビに交わされたものの3着で優秀行きを決めた。
「後ろは分かってたんで。出ないと翼が頑張った意味がないなと思った。合わせたと思ったら付き直して行かれた感じでしたね。でも、その上を行かれなかったんで切れ的にはよかったと思う。あとは粘りですね。前の頑張りのおかげです」