『立川競輪開設73周年記念(GIII)レポート』 初日編

配信日:1月4日

 25年のG戦線が開幕。立川競輪場で大阪・関西万博協賛・開設73周年記念「鳳凰賞典レース(GIII)」が、1月4日にスタートした。初日のメイン、特選では、吉田拓矢のまくりに切り替えて追い込んだ郡司浩平が1着で幸先のいいスタートを切った。また、一次予選ではホームバンクの河村雅章が、デビュー通算300勝を地元記念で遂げた。1月5日のシリーズ2日目には、初日特選を制した郡司も加わり、二次予選で勝ち上がりが争われる。
 記念シリーズは開催中の毎日、オリジナルグッズを先着400人様にプレゼント。選手会の東京支部ブース、地元選手トークショー、山口健治さんの予想会、あったかフードフェスティバルなどが予定されています。また、1月5日の2日目には、ハンドボール選手、フットサル選手などによる地元プロスポーツチーム選手トークショーなども行われます。立川競輪場では、みなさまのご来場をお待ちしております。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。

<1R>

 スタートを制した松崎広太が赤板手前で誘導を残して下げて、真船圭一郎、青柳靖起の順番で切って出る。そこを押さえた松崎が、打鐘で主導権を握る。4番手を確保したかに思われた青柳だったが、真船がインを進出して4番手を奪う。青柳は一本棒の7番手に置かれて最終ホームを通過。バック手前から青柳がまくるが一息。4番手の真船が2センターで外に持ち出すも、逃げる松崎の番手の志村龍己に好展開。直線で外を園田匠が伸びるが、志村が1着。
 「(松崎は)A級のころから見ていたし、しっかりいいレースをしているなと思っていた。全部任せていて完ぺきなレースをしてくれた。いいペースで(別線は)来られない感じだったし、欲をいえば(松崎を)2着に残したかった。踏んだ感じ立川の直線の長さを感じたし、自分の技量不足です。前々回から腰も良くなかったし、体調は正直、良くない。前回の最終日から新車にして、今回、金子(真也)さんに見てもらって良くなった。まだまだ良くなると思う」
 まくった青柳のスピードが、最終3コーナーで鈍る。前が遠かった園田匠だが、外を追い込んで2着に届いた。
 「3番(松崎)のデータがなくて、うまく駆けられてしまいましたね。青柳が(打鐘過ぎの)ギリギリまで内を締めていたので、自分たちも油断して(真船に)内をすくわれてしまった。(青柳の)踏んだ感じが良くなくて、自分の後ろにも(田中誠に)付いてもらっていたので、行けるところまでと思って踏んだけど、前のペースが緩んでいてスピードをもらえなかった。それでも2着には届いた感じがあったし、自分の感覚とゴール線の感覚が合っているのはいい」


<2R>

 畑段嵐士を切らせず、箱田優樹が赤板過ぎに突っ張る。ペースが落ち着いたところを、武田亮が踏み込んで打鐘手前でスムーズに主導権を握る。関東3車が出切り、4番手に箱田。8番手の畑段が2センターから空いたインを押し上げて、最終ホーム手前で3番手を小林大介から奪う。武田もうまくペースを上げてそのまま逃げる。4番手に小林、上田裕和が5番手でバックを通過する。直線でも踏ん張って押し切り図る武田を、木暮安由がゴール寸前で交わして1着。
 「(武田は)前に出ちゃってハナを切って走れれば大丈夫だと思っていました。(最終)ホームから徐々に上げていく感じで掛かっていたと思います。今日(初日)は余裕をもってレースを運べた」
 ホームバンクの武田亮は、別線を完封して2着に逃げ粘った。
 「出切ったあとに誰も来なかったんですけど、内からしゃくってくるのが見えて駆けました。(最終)ホームは良かったんですけど、バックの風で(フォームが)乱れてしまいました。(風は)2コーナーくらいからですね。もうちょっと踏み直したかったんですけど。(前回は体調不良で途中欠場したが)熱が下がってからはめちゃくちゃ練習しました。思ったよりは走れました。不安はあったんですけど」


<3R>

岡村潤選手
岡村潤選手
 周回中は中団にいた齋木翔多が、緒方将樹を押さえて打鐘で先頭に立つ。しかしながら、中島詩音の巻き返しも早く、すかさず叩きに出る。両者の踏み合いも大矢崇弘が連結を外して、最終1コーナーで叩き切った中島後位に齋木が入る。その後ろは岡村潤(写真)、桐山敬太郎となり、大矢は5番手。7番手の緒方はバックからまくり、合わせて大矢も踏み込む。齋木は番手からなかなか伸びず、大矢を張りながら追い込んだ岡村が1着。
 「(齋木も中島を)突っ張るつもりで踏んでいるのかなっていう感じだった。ただ、2番(中島)の勢いが良かった。けど、後ろがいなかったんで、そこは(齋木)翔多もわかったと思う。(齋木が中島に)合わされていたし、5番(大矢)も来ていた。桐山(敬太郎)も後ろにいたんで、ちょっと早めに踏みました。(グランプリの誘導をやって)誘導ですけど、グランプリの同じ舞台の空気を味わえて、いい刺激になりました。調子自体はいいかなって思います」
 緒方が不発。大坪功一は冷静にコースを探して、岡村と大矢の間を伸びた。
 「(緒方は)行けるかと思ったけど、5番(大矢)の後ろに入って休んだのが痛かった。自分はもう前が止まっていた(ので伸びました)。もうちょっと早めに飛び込んでいけたら、アタマまでいけたかなと。前回の名古屋でセッティングをいじりすぎてわからなくなった。けど、今日(初日)の感じは良かったです」


<4R>

河村雅章選手
河村雅章選手
 野口裕史に併せ込んでから原大智が押さえて出るが、そこを野口の上昇に合わせて動いた昼田達哉が切る。野口は落ち着いて、打鐘で先頭に立ちペースを握る。4番手に昼田、6番手に原になり、中井太祐は一本棒の8番手に置かれる。野口は迷いなく風を切り、最終1センター過ぎから原がまくるも中団まで。原のまくりを追いかけた中井が、バックから外を踏み上げる。逃げる野口の番手で車間を空けて間合いを取った河村雅章(写真)は、タイヤ差で野口を差し切って1着。ホームバンクの記念で、通算300勝の区切りを飾った。
 「前回、落車して状態はイマイチだったけど、練習してる感じはそこそこ踏めていたし勝負はできるかなと。苦しいなかで1着が取れて良かった。野口君は先行するっていう感じだったし、あとは自分が車間を空けて仕事をしようと思っていた。踏み出しはキツかったけど、出切ってからは余裕があった。中井君が最後思い切りきていたわけではないし、様子を見ながら踏んだ。去年は落車も多くて、なかなか(通算300勝を)達成できなかったけど、今年の初めに達成できて良かった」
 外を近畿コンビが迫ったが、先行策の野口裕史が踏ん張って2着。
 「(周回中は)前以外でと思っていて、後ろ中団ならフタをされても我慢して仕掛けないようなら引いてと思っていた。(昼田が)切ったあとは全開でいって、川口(満宏)さんまで3車で出切ったのを確認してペースで踏めた。ここ3、4場所前くらいから座り方を変えて、その結果が前回は出たと思う。(悪い時とは)違う感じで踏めている」


<5R>

中川誠一郎選手
中川誠一郎選手
 赤板過ぎに矢口大樹が飛び出して、前受けの後藤大輝は、関東勢も送り出して後方に下げる。矢口のペースは上がらず、後藤が打鐘3コーナーから仕掛ける。最終ホーム手前で後藤が主導権を奪取して、中川誠一郎(写真)、さらに遅れながら小林弘和が続く。篠田幸希が追い上げるように4番手に入り、離れながら横山尚則が追いかける。バックからまくった篠田は、小林の横まで。空けた車間を詰めた中川が、きっちりと差し切って人気に応えた。
 「(後藤は矢口が押さえに来るのが)早ければ引いてカマシかなっていう感じだった。いい感じで踏んでいってくれて、いいレースだったと思います。あとはもう来るのは2番(篠田)だけだったので、2番だけ見ていました。(最終)バックで詰めてきたので(前との車間を)調整しながらでした。後藤君がいい掛かりだったので、最後まで安心していました」
 九州3車での上位を独占を先行策でメイクした後藤大輝が2着。
 「プランとしては矢口さんがじわっとくればいつもの感じで突っ張って、(赤板を)目がけてきてモガき合いになる感じでくれば落ち着いて引く感じでいました。(仕掛けた時の)踏み出しは良くなかったですけど、スピードに乗せる感じはかなり良かったです。(初めての立川は)聞いていた通りほかのバンクよりも重くて、風も重いので脚にくる感じでした。去年はヤンググランプリで悔しい思いをしたので、今年は2人(同期の太田海也、中野慎詞)に追いつけるようにと思って目標を立てた。いいスタートはデキたと思います」


<6R>

三谷竜生選手
三谷竜生選手
 赤板1コーナーで長谷川飛向が、押さえて出て先行態勢を取る。前受けの三谷竜生(写真)が4番手を確保して、原田研太朗は7番手。長谷川のペースでレースは流れて、隊列は一本棒。打鐘4コーナーから徐々に踏み上げた長谷川が逃げる。原田が2コーナー手前からまくりを打ち、三谷はバックからスパート。柿澤大貴のけん制を乗り越えた三谷が、長谷川をとらえて1着。
 「(昨年の)12月が体調が良くなかったので、成績が振るわなかった。なんとか持ち直せたかなと思います。4番手は(原田と)バッティングしてもしょうがない。そこはしっかりと確保してでした。9番(櫻井学)の動きもあって、(まくる)タイミングが取りづらかった。けど、行けるところから行って、調子自体は悪くないです」
 踏み出しをしのいだ北野武史だったが、最終4コーナー付近から三谷のスピードに遅れて3車身離された。
 「長谷川君がフカしていたんで、これは(三谷が)行っちゃうなって。あとは自分が離れないように。なんとか2着で形になって良かった。(昨年の)11月に連続落車してボロボロだった。でも、焦らずやってきた。(前回の)佐世保ではヘコんだけど、(直前の)ピスト6ではまた頑張れるなっていう感じがあった」


<7R>

 近谷涼が先行態勢を取る。7番手でタイミングを取った高橋晋也が打鐘3コーナーから仕掛けて、最終ホーム手前で3番手の坂田康季が合わせて出る。しかしながら、中村圭志が付け切れず、1センターで出切った坂田に3車の北日本勢が追走する。2コーナー過ぎからねじ伏せにいった高橋晋だが、坂田の抵抗になかなか出られない。坂田、高橋の踏み合いを竹内智彦が、2センターから外に持ち出して直線で伸び切った。
 「新年一発目で勝ててうれしい。坂田君のことはA級の時から見ていたし、いいレースをすると思っていた。だから彼を徹底マーク(警戒)でしたね。それでも(高橋)晋也だったら仕掛けてくれれば大丈夫だと思っていた。最後は坂田君も強かったけど、結果外を踏んで抜け出せて良かった。腰はケアしてるけどまだ痛む。自転車に乗るぶんには大丈夫だけど、歩くと痛みが出る。今回は車輪から組み直して走ったら感じも良かった。いい感じにセッティングも出ているので、あとは展開次第ですね」
 北日本ラインで独占。3番手の新山将史が、高橋晋に先着の2着。
 「(高橋)晋也は信頼感があるので頼もしかった。取れた位置からセオリー通りにっていう感じだったし、ジャンか(最終)ホームでは行ってくれると思っていた。(高橋晋は)中速から高速のダッシュは強いので、行き切るだろうと思っていたけど、4番(坂田)が強かったですね」


<8R>

 赤板で突っ張り気味に踏み上げた菊池岳仁は、結果的に梅崎隆介を出させて4番手に下げる。そこを岸田剛が2コーナーから仕掛ける。打鐘手前で岸田が先頭に立つが、3コーナーから素早い反応で菊池が反撃に出る。4コーナーからスピードに乗せた菊池は、最終1センター過ぎに岸田を叩き切る。白岩大助が付け切れず、菊池、高橋築で出て、岸田が3番手に飛び付く。2コーナー手前でまくった梅崎は不発。関東両者のマッチレースは、番手の高橋に軍配。
 「(岸田が駆けて)あの上を叩くんだからすごいですよね。叩けないかもって思っちゃいました。脚がありすぎますね。(地元勢が)みんな勝ち上がっていたので、いい流れに乗れて良かったです」
 さすがの仕掛け別線を圧倒した菊池岳仁だが、自己ジャッジは厳しい。
 「気持ちが弱かったですね。脚を使って後方になってしまっている。突っ張るならしっかりと突っ張って、引くならもっと踏ませて出させないと。ちょっと中途半端でした。(ラインの)3人で決まらなかったので反省ですね。叩き切れているので悪くはないですけど、反応だったり気持ちの部分だったり、回し方だったりが甘かったです」


<9R>

取鳥雄吾選手
取鳥雄吾選手
 3番手の内で包まれていた取鳥雄吾(写真)は、赤板2コーナーで中部勢のインをすくって主導権を握る。3番手の藤岡隆治が外を追い上げて、打鐘2センターでドッキング。4番手で星野辰也と内山雅貴が重なって最終周回へ。4番手がもつれたままで取鳥は、リズム良く駆ける。2コーナー過ぎに内山が4番手を取り切るも仕掛けられない。直線を迎えて再度踏み直した取鳥が、桑原大志らに影をも踏まさずに押し切った。
 「(別線を)出させてから組み立てようと思っていました。内山君がすぐに叩くかなと思ったんですけど、叩かなかったんで内から行きました。あとは桑原さんまで通過できるように外を張ったけど、藤岡さんまで(内から付いて)いければ良かった。ちょっとリスキーになってしまった。(最終)2コーナーの立ち上がりと4コーナーはしっかりと踏めた。(フレームを戻して)いつも通りっていう感じですね」
 桑原大志が1車身差の2着。取鳥を称えて、自身の現状をこう振り返った。
 「(別線が)来られるようなピッチではなかった。ずっと引っかかりある感じで、(取鳥は)おいでおいでみたいだった。取鳥君の末が良かった。僕は全然いっぱいとかではなかった。けど、取鳥が強かったし、風をうまく使った。それで全然、差し込めなかった。僕は腰と仲良くやって、まだまだ時間が掛かると思うけどしっかりと付き合っていきたい」


<10R>

神山拓弥選手
神山拓弥選手
 スタートけん制があり、関東勢が前団に構える。末廣快理が出た上を、坂本周作が押さえて赤板2コーナーで先頭に立つ。北日本勢を追いかけた鈴木玄人は、中団で末廣と併走かに思われたが、もう1車押し上げて3番手で併走。小休止してから、鈴木は最終ホームで叩いて出る。関東勢が主導権を奪い、佐々木雄一のアシストもあり坂本は4番手に入る。が、坂本も仕掛けられず、前団の勝負。番手の神山拓弥(写真)が、余裕をもって追い込んだ。
 「(スタートは)誰も動かない感じだったし取りにいった。(鈴木)玄人とも初めてだったし、S級に上がりたての末廣君もわからなかったので戦い方に気をつけていた。(ラインで出切ってからは)誰も来られる感じではなかったけど、一応構えていた。玄人が勝手に残ってくれた。今日(初日)はいい感じで踏めていたけど、明日からはもっとメンバーも厳しくなるので自分の位置でしっかり頑張りたい」
 坂本のスピードを確かめて先行策に出た鈴木玄人は、岡田泰地まで連れ込んで2着に粘り込んだ。
 「めちゃくちゃ緊張した。取れたところからの作戦は立てていて、すんなり出ると相手の思い通りになってしまう。それでヨコも含めながら、うまく走れた。最後は脚が三角に回ってしまったので、心とペダリングを修正したい。今回に関しては、目先の勝利を求めていきたい」


<11R>

 片折亮太が切って、山根慶太が順番通りに赤板2コーナーで押さえて先行態勢を取る。後方に下げた藤井侑吾はすかさず巻き返すも、山根もペースアップして抵抗する。坂本修一のけん制を乗り越えた藤井が、最終ホーム過ぎに出切る。稲垣裕之が遅れながらも懸命に藤井を追いかけて、2コーナー手前から片折がまくりを打つ。3コーナー過ぎに片折は空いた藤井後位に入り、稲垣ともつれながら武田豊樹が続く。直線で交わしにかかる片折を退けた藤井が1着。
 「イメージとしては前を取って突っ張るか、引くかっていう感じでしたけど。中団の並びが思っていたのと違ったので、これなら引いてからでもって思いました。片折さんが中団で波をつくっていたので、行きづらかったですね。(立川が久しぶりで)直線が長いのか、重いから長く感じるのかわからなかったですけどキツかったですね。後半がタレてしまって迫られてしまったので、修正したい」
 片折のまくりを追走した武田豊樹は、稲垣にからまれるも直線では外を伸びた。
 「8番(山根)の子が(初手で)中団にこだわっていたので、主導権勝負に来るのかなって思っていました。(藤井の)スピードも良くて(片折は)どこも休んでいる感じではなかったですね。もう気迫で行ってくれたと思います。出脚は良かったですね。強い選手を相手に受け身になりながらも、ゴール勝負はできたので」


<12R>

郡司浩平選手
郡司浩平選手
 誘導が退避する赤板の標識線で山口拳矢が切りにいくが、前受けの北井佑季が突っ張り出させない。山口、村上博幸が降りて、永澤剛は外から追い上げて前の2人にドッキング。打鐘手前で6番手から清水裕友が仕掛けるが、北井も踏み上げて叩き合い。清水ラインを追いかけた吉田拓矢が6番手に入り、平原康多は山口と併走。北井と清水で重なったまま最終周回へ。吉田は1センターから仕掛けて、北井が合わせ切って主導権キープもいっぱい。郡司浩平(写真)のブロックを乗り越えた吉田がまくり切る。平原は車間が空いて、郡司が吉田に切り替える。直線半ばで郡司が、吉田を交わした。
 「(清水は)構えてまくりかと。そしたら(北井が)流したところを来たんでさすがですね。(最終)バックでヨシタク(吉田)が来た時に(北井は)加速できなかった。それで自分は一振りしてスピードを見てだったんですけど、戻った時に北井さんに詰まっちゃう感じだった。すかさず(吉田に)スイッチに切り替えさせてもらった。そこからは外の追い上げがなかったんで、あとは自分の感覚で詰めていった」
 俊敏に立ち回り一度は中団まで追い上げてからまくった吉田拓矢が、反省まじりに振り返る。
 「(北井は)突っ張る雰囲気が出ていた。それで(山口ラインを)追いかけない方が脚を使わないかと。ただ、もうちょっと早く(仕掛けて)行ければ平原(康多)さんと決まってたんじゃないかと。そこはもったいなかった。感触はいいけど、最後は郡司さんに交わされている。押し切れれば良かった。終始、余裕があるけど、まだ仕掛けどころが甘いですね」
 外から追い上げて神奈川勢との連結を守った永澤剛は、最終2センターで平原ともつれながらも3着に入った。
 「ヤマケン(山口)が来た時に、外を(追い上げて)いったけど。結局空いたんで、内にいれば良かった。そのあともキツかった。FIとは全然違うしキツい。平原さんに締められたところも超キツかった」