25年のG戦線が開幕。立川競輪場で開催されている大阪・関西万博協賛・開設73周年記念「鳳凰賞典レース(GIII)」は、1月6日に3日目を迎えた。決勝進出をかけて熾烈なバトルが展開された準決では、郡司浩平が初日特選から3連勝で優出。地元からは高橋築が1着で決勝にコマを進めた。新春の記念シリーズもいよいよ大詰め、1月7日のシリーズ最終日には、決勝で今年最初のグレードレースの優勝が争われる。
記念シリーズは、最終日も様々なイベントでみなさまのご来場をお待ちしております。昨年末に引退を表明した神山雄一郎さんのスペシャルトークショー、長澤茉里奈さんのトークショー、オリジナルグッズを先着400人にプレゼント。選手会の東京支部ブース、地元選手トークショー、山口健治さんの予想会、あったかフードフェスティバルなどが予定されています。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。
<10R>

藤井侑吾選手

園田匠選手
赤板過ぎのダッシュ勝負で、北井佑季が前受けから篠田幸希を突っ張る。が、篠田もやめず強引に出る。離れた大矢崇弘をけん制しながら、北井が番手から踏んで打鐘で再び先頭に立つ。そのタイミングで藤井侑吾(写真)が反撃。合わせて踏み込んだ北井を、藤井が最終1コーナーで叩き切る。北井は荒井崇博を大きく外にもっていって、ともに圏外。藤井の後ろは車間が空いて、岡村潤、新山将史、園田匠で追いかけてバックを通過。後続は車間が詰まらず、藤井がそのまま押し切った。
「篠田君が叩いたと思ったところを仕掛けたけど、北井さんが生き返ってビックリした。北井さんがチラチラ見てきたけど、なんとか気合で出切った。後ろが離れていたから押し切れたし、ラインで決まらなかったのは反省です。脚はカクカクだったけど、前々に踏めたことが良かったと思う。連日、長い距離を踏めているし走れている」
荒井が外に弾かれて、園田匠(写真)は最終2コーナー手前で内に降りて脚をためる。直線では外に持ち出し、しぶとく伸びて2着争いを制した。
「(藤井が)めちゃくちゃ強かった。自分は内にいった時に(荒井が)張られたので対応できたと思う。自分は長い距離を踏まされる展開が好きだしいっぱいになってからと思っていた。2着まではいけると思ったし、伸びはいいと思う。練習もやれているので状態は問題ない。日に日に仕上がっている」
北井の動きを見極めた岡村潤が、切り替えて藤井を追いかける。藤井との差はなかなか詰まらなかったものの、消耗戦を3着に踏ん張った。
「篠田君の仕掛け次第でという感じだったけど、北井君に全部任せていた。もう1回北井君が踏んだ時に自分には少ししか余裕がなくて、少し振るくらいのことしかできなかった。僕が仕事しないといけないことを、北井君にやらせてしまい申し訳なかった。もう少し余裕があれば、自分のやれることをやれたと思う。今回はいつもよりケアをしてこられたので、その点はいいと思う」
「篠田君が叩いたと思ったところを仕掛けたけど、北井さんが生き返ってビックリした。北井さんがチラチラ見てきたけど、なんとか気合で出切った。後ろが離れていたから押し切れたし、ラインで決まらなかったのは反省です。脚はカクカクだったけど、前々に踏めたことが良かったと思う。連日、長い距離を踏めているし走れている」
荒井が外に弾かれて、園田匠(写真)は最終2コーナー手前で内に降りて脚をためる。直線では外に持ち出し、しぶとく伸びて2着争いを制した。
「(藤井が)めちゃくちゃ強かった。自分は内にいった時に(荒井が)張られたので対応できたと思う。自分は長い距離を踏まされる展開が好きだしいっぱいになってからと思っていた。2着まではいけると思ったし、伸びはいいと思う。練習もやれているので状態は問題ない。日に日に仕上がっている」
北井の動きを見極めた岡村潤が、切り替えて藤井を追いかける。藤井との差はなかなか詰まらなかったものの、消耗戦を3着に踏ん張った。
「篠田君の仕掛け次第でという感じだったけど、北井君に全部任せていた。もう1回北井君が踏んだ時に自分には少ししか余裕がなくて、少し振るくらいのことしかできなかった。僕が仕事しないといけないことを、北井君にやらせてしまい申し訳なかった。もう少し余裕があれば、自分のやれることをやれたと思う。今回はいつもよりケアをしてこられたので、その点はいいと思う」
<11R>

郡司浩平選手

取鳥雄吾選手
赤板過ぎに内から取鳥雄吾、郡司浩平(写真)、武田亮の3人が踏み込む。中団の郡司を阻んだ取鳥は、地元勢を受けて4番手を確保。郡司は7番手に置かれる。武田の主導権で打鐘を迎えて、ペースが落ち着いたと見るや取鳥が4コーナーからスパート。取鳥のスピードが良く前団をのみ込むが、鈴木玄人が最終1センター過ぎに桑原大志をけん制して、桑原、中村圭志が落車。外に避けた郡司もあおりで大きく立ち遅れる。鈴木、河村雅章で取鳥を追いかけて、立て直した郡司が、まくりで迫り直線へ。押し切り図る取鳥を郡司がゴール寸前でとらえた。
「切れれば切りたかったですけど。切れなくて立て直してっていう感じになりました。ちょっと突っ張られてしまった分、ワンテンポ仕掛けるのが遅くなってしまったんですけど。取鳥君より先に行ければ良かった。でも、遅れた分、行かれてしまったというか、行ってくれたというか。そこからはもう様子を見てっていう感じでした。(鈴木の)けん制は見えたんですけど、どれだけ避ければいいかわからなくて甘くなってしまった。それでギリギリになってしまって脚を消耗しました。落車を避けた分、踏み直しはキツくなった。そのあと交わしにいってからは伸びたと思いますし、1着までいけるかなって感じでした」
4番手を得ても構えることなく地元勢をつぶして駆けた取鳥雄吾(写真)が、攻める走りで2着。
「郡司さんには切られたくなかった。関東勢は出させてもっていう感じで、隙があれば仕掛けていこうと思っていました。鈴木君が(最終)1コーナーで怪しい雰囲気を出していたので、締めずにいった。桑原さんが後ろにいてくれたらなって思ったんですけど、ビジョンを見たらいなかった。あとは気合で踏み切ろうと思いました」
間一髪でアクシデントを避けた清水一幸は、結果的に内から郡司を追いかける。3位入線の鈴木が失格になり、清水が繰り上がった。
「繰り上がりで落車も失格もあったんですけど。(初めての記念決勝は)まだ信じられないですね。思っていた通りのレースにはなりました。あとは郡司君がどこから仕掛けるかでした。とんでもなかったです。僕はもう前について行くのに必死だった。落車もわからなくて前の2人(郡司、村上博幸)が目の前からいきなり消えた。申し訳なかったですけど、もうバックを踏めなくて入れ替わる感じになりました。最後は郡司君が1着まで届いているのもわからなかった」
「切れれば切りたかったですけど。切れなくて立て直してっていう感じになりました。ちょっと突っ張られてしまった分、ワンテンポ仕掛けるのが遅くなってしまったんですけど。取鳥君より先に行ければ良かった。でも、遅れた分、行かれてしまったというか、行ってくれたというか。そこからはもう様子を見てっていう感じでした。(鈴木の)けん制は見えたんですけど、どれだけ避ければいいかわからなくて甘くなってしまった。それでギリギリになってしまって脚を消耗しました。落車を避けた分、踏み直しはキツくなった。そのあと交わしにいってからは伸びたと思いますし、1着までいけるかなって感じでした」
4番手を得ても構えることなく地元勢をつぶして駆けた取鳥雄吾(写真)が、攻める走りで2着。
「郡司さんには切られたくなかった。関東勢は出させてもっていう感じで、隙があれば仕掛けていこうと思っていました。鈴木君が(最終)1コーナーで怪しい雰囲気を出していたので、締めずにいった。桑原さんが後ろにいてくれたらなって思ったんですけど、ビジョンを見たらいなかった。あとは気合で踏み切ろうと思いました」
間一髪でアクシデントを避けた清水一幸は、結果的に内から郡司を追いかける。3位入線の鈴木が失格になり、清水が繰り上がった。
「繰り上がりで落車も失格もあったんですけど。(初めての記念決勝は)まだ信じられないですね。思っていた通りのレースにはなりました。あとは郡司君がどこから仕掛けるかでした。とんでもなかったです。僕はもう前について行くのに必死だった。落車もわからなくて前の2人(郡司、村上博幸)が目の前からいきなり消えた。申し訳なかったですけど、もうバックを踏めなくて入れ替わる感じになりました。最後は郡司君が1着まで届いているのもわからなかった」
<12R>

高橋築選手

山口拳矢選手
後方の野口裕史を警戒しながら、5番手からダッシュを利かせた菊池岳仁が赤板1コーナーで飛び出す。前受けから三谷竜生が番手に飛び付くが、打鐘で下げる。巻き返した野口は浮いて不発。逃げる菊池に平原康多、高橋築(写真)。4番手に三谷で、山口拳矢は6番手。山口の後ろは中川誠一郎をすくった竹内智彦で最終周回へ。菊池のペースが良く、バックでも別線は動けない。4番手で車間が空いた三谷が3コーナー過ぎから詰めて、その外を山口が追い込む。山口が伸びるも、高橋が3番手から平原を交わして1着。
「菊池がフカしていったんで、野口さんも行ける感じがなかった。それで僕らにも展開が向いたんで良かった。(三谷が番手で粘り)平原さんが頑張っていたんで、自分は見ながら次の対応をしようと思っていました。3番手の仕事をしながら勝ちにいこうと。それができて良かった。平原さんもからまれて脚を使っていたんで、その辺が自分がいい着を取れた要因かなと。(シリーズを通して)だんだん良くなっている感覚があります」
6番手からシャープな伸びを見せた山口拳矢(写真)は、仕掛けられなかった最終2コーナーを反省してこう振り返る。
「(菊池と野口で)モガき合いになると思ってた。(三谷)竜生さんが(関東勢の番手で)粘っていたので、そこを見ながらだった。(最終)2コーナーで行かないといけないかったけど、寒すぎて動かなかった。(後ろに竹内がいたんで)内を意識しながらでした。それまで脚を使ってないですし、道中の脚の感じに比べたら伸びた。(感触的には)悪くなってない」
三谷との併走で脚を使わされた番手の平原康多は、ゴール前で2人に伸び負けて3着。
「(菊池は)野口を出すと厳しいので、野口より前を取って突っ張る感じだったんでしょうね。そこから(野口を)出すか出さないかは菊池の判断でした。三谷のイン粘りでかなり削られました。自分の体の調子が良くないのはあるけど、最低限イン粘りをしのいで(高橋)築にもチャンスがあるようにしないと。自分の力は出せた。ただ、ヤマケン(山口)がまくり追い込みで、(中川)誠一郎さんを連れてくるだろうし、踏むタイミングが難しかった。修正はできているけど、まだ腰から踏めてない。足先で踏んでいる感じです」
「菊池がフカしていったんで、野口さんも行ける感じがなかった。それで僕らにも展開が向いたんで良かった。(三谷が番手で粘り)平原さんが頑張っていたんで、自分は見ながら次の対応をしようと思っていました。3番手の仕事をしながら勝ちにいこうと。それができて良かった。平原さんもからまれて脚を使っていたんで、その辺が自分がいい着を取れた要因かなと。(シリーズを通して)だんだん良くなっている感覚があります」
6番手からシャープな伸びを見せた山口拳矢(写真)は、仕掛けられなかった最終2コーナーを反省してこう振り返る。
「(菊池と野口で)モガき合いになると思ってた。(三谷)竜生さんが(関東勢の番手で)粘っていたので、そこを見ながらだった。(最終)2コーナーで行かないといけないかったけど、寒すぎて動かなかった。(後ろに竹内がいたんで)内を意識しながらでした。それまで脚を使ってないですし、道中の脚の感じに比べたら伸びた。(感触的には)悪くなってない」
三谷との併走で脚を使わされた番手の平原康多は、ゴール前で2人に伸び負けて3着。
「(菊池は)野口を出すと厳しいので、野口より前を取って突っ張る感じだったんでしょうね。そこから(野口を)出すか出さないかは菊池の判断でした。三谷のイン粘りでかなり削られました。自分の体の調子が良くないのはあるけど、最低限イン粘りをしのいで(高橋)築にもチャンスがあるようにしないと。自分の力は出せた。ただ、ヤマケン(山口)がまくり追い込みで、(中川)誠一郎さんを連れてくるだろうし、踏むタイミングが難しかった。修正はできているけど、まだ腰から踏めてない。足先で踏んでいる感じです」