今年のグレード戦の幕開け、立川競輪開設66周年記念「鳳凰賞典レース(GIII)」が1月4日からスタートした。メーンの特選では、平原康多、山崎芳仁がファンの1番人気に応えたが、浅井康太は二次予選回りを余儀なくされた。また、一次予選からは堀内俊介や、元砂勇雪、地元の河村雅章らも二次予選に勝ち上がり。2日目は優秀「初夢賞」をメーンに、二次予選6個レースで準決勝への勝ち上がりを争う。
開催を通して本場ではたくさんのファンサービス、イベントが予定されております。2日目は、地元ガールズケイリン選手の奥井迪、小林莉子によるトークショー(7R終了後)や、グラビアアイドルの潮田ひかるによるトークショー(9R終了後)などのイベントを予定しています。2日目も「鳳凰賞典レース」をぜひ本場でお楽しみください。
<1R>

伊藤健詞選手
加賀山淳が打鐘で主導権を握ると、合わせて上昇した増原正人が番手に飛び付く。最終ホーム手前で単騎の一戸康宏が仕掛けるが、加賀山に合わされて後退。すると、後方で脚を溜めていた中村一将が1センターから仕掛けてまくり切り、最後は伊藤健詞(写真)が交わして新年最初のレースを1着で飾った。
「(展開は)願ったりかなったりですね。(中村のまくりが止まりかけて)一瞬どうなるかと思ったけど。元々の力を知ってるんで、黙って後輪だけ見てればいいと。自分の感触もいいです。新年一発目で、流れをモノにできてよかった」
力強いまくりで、逃げる加賀山をとらえた中村一将が2着に入った。
「加賀山はやっぱり強いですね。ちゃんとハコがいて、ブロックされてたら止まってた。自分が人より脚を使ってなかったんで、あれぐらいは頑張らないと」
「(展開は)願ったりかなったりですね。(中村のまくりが止まりかけて)一瞬どうなるかと思ったけど。元々の力を知ってるんで、黙って後輪だけ見てればいいと。自分の感触もいいです。新年一発目で、流れをモノにできてよかった」
力強いまくりで、逃げる加賀山をとらえた中村一将が2着に入った。
「加賀山はやっぱり強いですね。ちゃんとハコがいて、ブロックされてたら止まってた。自分が人より脚を使ってなかったんで、あれぐらいは頑張らないと」
<2R>

志村龍己選手
川口聖二が赤板の2コーナーで誘導を降ろして主導権。宇佐見裕輝はすんなり7番手まで車を下げて、志村龍己(写真)が4番手を確保。逃げる川口を射程圏に入れた志村が、最終バック手前から鋭くまくって1着を手にした。
「展開がすべて。宇佐見さんがどうするかでしたね。(中団で)粘ってきたら勝負だし、あとは3番手まで押し上げてって思っていた。調子が良くなっているんで、自分では斬りに行かないでって考えてました。調子が悪い時は、先に切って位置を確保しないといけないけど。疲れが少しずつ取れてきている。(前回から)中3日で2日休んだのがよかった」
志村のまくりに車間が空きながらも、懸命に追った石川裕二が2着。
「作戦通りですね、(宇佐見が)粘っても(志村)龍己なら勝てると思った。ただ、自分は前回の落車の影響なのか伸びがない。3コーナーから2センターに向かって伸びるはずなのに、あそこで(志村と)口が空いた。修正しないとダメですね」
「展開がすべて。宇佐見さんがどうするかでしたね。(中団で)粘ってきたら勝負だし、あとは3番手まで押し上げてって思っていた。調子が良くなっているんで、自分では斬りに行かないでって考えてました。調子が悪い時は、先に切って位置を確保しないといけないけど。疲れが少しずつ取れてきている。(前回から)中3日で2日休んだのがよかった」
志村のまくりに車間が空きながらも、懸命に追った石川裕二が2着。
「作戦通りですね、(宇佐見が)粘っても(志村)龍己なら勝てると思った。ただ、自分は前回の落車の影響なのか伸びがない。3コーナーから2センターに向かって伸びるはずなのに、あそこで(志村と)口が空いた。修正しないとダメですね」
<3R>
山崎光展が赤板の2コーナーで前に出る。すると、上原龍は打鐘から巻き返して、最終ホームで強引に主導権を奪った。目標の余力を見極めた藤木裕は仕掛けてきた竹村勇祐をけん制すると、2コーナーから自力に転じバックで先頭に躍り出る。竹村がこの仕掛けを追うと、明田春喜は竹村を追わずに内から疋田敏を捌き、直線で鋭く伸びて節目の200勝を達成した。
「風も強かったし、みんな脚を使っていて。自分は脚を使っていなかったので。藤木に煽りをもらったけど、竹村もよくいってくれました。道中から流れていたし、楽に踏めていますね。新年から良いスタートが切れました」
藤木を追った竹村勇祐は、上原マークから前に踏んだ佐藤真一との併走を凌いで2着に入った。
「風が強くてめちゃくちゃきつかったですけど、何とか凌げましたね。(藤木のブロックを)避ける準備はしていたので。でも、一呼吸置いたぶん、ああいう形になってしまいました。休まずにいけば、藤木さんの上をまくれていましたね」
見せ場こそ作った上原龍だが、8着に終わって眉をひそめる。
「仕掛けは作戦通りだった。(山崎が)流していたので、仕掛けていったけど。踏んできたので、踏み合いになってしまいました。それで、2人(自分と山崎)で、8、9着をやっていては…」
「風も強かったし、みんな脚を使っていて。自分は脚を使っていなかったので。藤木に煽りをもらったけど、竹村もよくいってくれました。道中から流れていたし、楽に踏めていますね。新年から良いスタートが切れました」
藤木を追った竹村勇祐は、上原マークから前に踏んだ佐藤真一との併走を凌いで2着に入った。
「風が強くてめちゃくちゃきつかったですけど、何とか凌げましたね。(藤木のブロックを)避ける準備はしていたので。でも、一呼吸置いたぶん、ああいう形になってしまいました。休まずにいけば、藤木さんの上をまくれていましたね」
見せ場こそ作った上原龍だが、8着に終わって眉をひそめる。
「仕掛けは作戦通りだった。(山崎が)流していたので、仕掛けていったけど。踏んできたので、踏み合いになってしまいました。それで、2人(自分と山崎)で、8、9着をやっていては…」
<4R>

川崎健次選手
青板の2センターから動き出すと、順番が巡ってきた岸川哲也が打鐘で主導権を握る。これに単騎の石田洋秀が続き、4番手は先に出た表原周と田中誠で併走に。すると、前受けから後方に下げた巴直也が、打鐘の4コーナーから反撃。坂上樹大を乗り越えて、バックで前団をまくり切る。最後は、川崎健次(写真)がきっちり差し切った。
「ちゃんと仕掛けてくれて、気持ちも入りましたね。(巴が)構えるのかと思って内にいこうと見ていたら、そのまま踏んでくれて。踏み出しだけは油断しましたね。最後は余裕もあったし、楽に差せました。前期からやっている低酸素トレーニングの成果がやっと出てきました。(体も)良い状態だと思います」
巴直也は、勝負所を逃さずにワンツーを決めた。
「いこうとしたところで、煽りがきて。タイミングがワンテンポ遅れたけど、いくしかなかったので仕掛けました。川崎さんは離れることないし、あとはゴール前勝負してと。状態はずっとよかったし、いい形でここに来れたと思います」
果敢に風を切った岸川哲也だったが、最後は馬群に飲まれた。
「ラインが2車だし、今の俺の点数で逃げたらこんなものですね。中団が併走になって、(巴が)いきやすくなってしまった。最後は坂上さんの残そうって気持ちが伝わってきて、最後まで頑張って踏んだんですけどね。余力がなかったです」
「ちゃんと仕掛けてくれて、気持ちも入りましたね。(巴が)構えるのかと思って内にいこうと見ていたら、そのまま踏んでくれて。踏み出しだけは油断しましたね。最後は余裕もあったし、楽に差せました。前期からやっている低酸素トレーニングの成果がやっと出てきました。(体も)良い状態だと思います」
巴直也は、勝負所を逃さずにワンツーを決めた。
「いこうとしたところで、煽りがきて。タイミングがワンテンポ遅れたけど、いくしかなかったので仕掛けました。川崎さんは離れることないし、あとはゴール前勝負してと。状態はずっとよかったし、いい形でここに来れたと思います」
果敢に風を切った岸川哲也だったが、最後は馬群に飲まれた。
「ラインが2車だし、今の俺の点数で逃げたらこんなものですね。中団が併走になって、(巴が)いきやすくなってしまった。最後は坂上さんの残そうって気持ちが伝わってきて、最後まで頑張って踏んだんですけどね。余力がなかったです」
<5R>
赤板で出た桜井雄太が、別線を警戒しながら徐々にペースを上げて先行態勢に入る。前受けから4番手に下げた河村雅章は、中部勢を追った山本直にポジションを譲らず4番手を確保。2コーナーからまくって、地元記念で嬉しい勝ち星。
「何とか1着を取れて良かった。岡田(征陽)さんも(3着に入って)勝ち上がれて何よりです。初日は何としても(勝ち上がりたい)気持ちでした。ここはホントに地元なので。風が強かったけど出切れたし、(状態は)悪くない」
アンコになりかけた山本直は、車を下げて5番手の岡田の横で併走。バックから河村目掛けて踏んで2着に入る。
「桜井君がやる気だったし、仕掛けてももがき合ってしまうと思って待ってしまった。いく所でいかないとダメですね。脚は良いと思います」
山本に絡まれて河村を追えなかった岡田征陽だが、コースを縫うように伸びて3着に食い込む。
「(最終)4コーナーはずっと凌ぐ感じでした。最後に突っ込んでいけたのは、地元の意地しかないですね」
「何とか1着を取れて良かった。岡田(征陽)さんも(3着に入って)勝ち上がれて何よりです。初日は何としても(勝ち上がりたい)気持ちでした。ここはホントに地元なので。風が強かったけど出切れたし、(状態は)悪くない」
アンコになりかけた山本直は、車を下げて5番手の岡田の横で併走。バックから河村目掛けて踏んで2着に入る。
「桜井君がやる気だったし、仕掛けてももがき合ってしまうと思って待ってしまった。いく所でいかないとダメですね。脚は良いと思います」
山本に絡まれて河村を追えなかった岡田征陽だが、コースを縫うように伸びて3着に食い込む。
「(最終)4コーナーはずっと凌ぐ感じでした。最後に突っ込んでいけたのは、地元の意地しかないですね」
<6R>

佐伯辰哉選手
赤板で大関祐也にフタをされた佐伯辰哉(写真)は、2コーナーから再度踏み込んだ大関に素早く反応。南関ラインをすぐに追いかけて叩きに出るが、主導権を握った大関もペースを上げて逃げる。佐伯は冷静に中団に入って、南関ライン3番手の近藤俊明が離れているのを確認して反撃に出る。スピードの違いで逃げる大関をとらえて、そのまま押し切った。
「去年結構失敗して、いろいろ勉強した。その失敗が役に立った。すぐに行って、4番(大関)が緩めたらその上を叩いてと。最悪、外併走からまくりと思ってたら、(4番手に)入れた。(前回の3日目に)ギアを落としてから着に絡めてるし、いまの僕にはこのギアが合っているのかなと」
「強い、すべて自分でやってくれた」と、2着に流れ込んだ戸田洋平は、佐伯を絶賛して、こう続ける。
「巻き返しも早いし、踏み直しも。すべてですね。アイツ(佐伯)はなんでもできるんで心強い。自分は必死で付いていった。最近は追走に意識をもっていっているんで、それがいい方向にいっている」
中団を佐伯に入られた坂本周輝は、佐伯、戸田を追いかけるも2車身差の3着が精いっぱい。
「パッと見たら(佐伯ラインの)3番手がいなかったから、行かせて追っていった。なんとかリカバリーはできたけど、(伊藤)大志さんに迷惑を掛けた。(感じは)悪くないんですけど、申し訳ないです」
「去年結構失敗して、いろいろ勉強した。その失敗が役に立った。すぐに行って、4番(大関)が緩めたらその上を叩いてと。最悪、外併走からまくりと思ってたら、(4番手に)入れた。(前回の3日目に)ギアを落としてから着に絡めてるし、いまの僕にはこのギアが合っているのかなと」
「強い、すべて自分でやってくれた」と、2着に流れ込んだ戸田洋平は、佐伯を絶賛して、こう続ける。
「巻き返しも早いし、踏み直しも。すべてですね。アイツ(佐伯)はなんでもできるんで心強い。自分は必死で付いていった。最近は追走に意識をもっていっているんで、それがいい方向にいっている」
中団を佐伯に入られた坂本周輝は、佐伯、戸田を追いかけるも2車身差の3着が精いっぱい。
「パッと見たら(佐伯ラインの)3番手がいなかったから、行かせて追っていった。なんとかリカバリーはできたけど、(伊藤)大志さんに迷惑を掛けた。(感じは)悪くないんですけど、申し訳ないです」
<7R>
後ろ攻めの元砂勇雪が、中団から合わせて踏んだ菅原裕太を押さえて出る。しかし、ペースが上がらずにいると、菅原はホームでスパート。元砂を叩けずも、口が空いた番手にハマる。ゴール寸前で元砂を交わし、金星を挙げた。
「ずっと(元砂が)流していたので。叩きにいこうと思ったけど、叩き切れなかったですね。ただ、(伊代野が)口が空いていたので、内にキメにいったら、たまたまハマることができました。1着が取れて、良かったです」
元砂勇雪が、懸命に粘って2着に残る。
「もっと早めにいこうと思ったけど。(菅原が)車間を空けて、勢いをつけて来たのは想定外でした。後ろに迷惑をかけてしまいましたね。脚は問題ないので、組み立てを修正したいです」
坂本健太郎は最終ホームを7番手で通過。2コーナーからまくり上げるも、3着まで。
「ちょっと遠かったですね。(菅原が)いってくれてラッキーと思ったけど、鈴木(誠)さんが離れてくるのが早すぎて、煽りをもらってしまいました。人任せのレースはダメですね」
「ずっと(元砂が)流していたので。叩きにいこうと思ったけど、叩き切れなかったですね。ただ、(伊代野が)口が空いていたので、内にキメにいったら、たまたまハマることができました。1着が取れて、良かったです」
元砂勇雪が、懸命に粘って2着に残る。
「もっと早めにいこうと思ったけど。(菅原が)車間を空けて、勢いをつけて来たのは想定外でした。後ろに迷惑をかけてしまいましたね。脚は問題ないので、組み立てを修正したいです」
坂本健太郎は最終ホームを7番手で通過。2コーナーからまくり上げるも、3着まで。
「ちょっと遠かったですね。(菅原が)いってくれてラッキーと思ったけど、鈴木(誠)さんが離れてくるのが早すぎて、煽りをもらってしまいました。人任せのレースはダメですね」
<8R>
前受けの堀内俊介が、突っ張るそぶりを見せて押さえに来た古川尚耶に斬らせない。スローペースで打鐘を迎えると、中団で古川と併走になった森山智徳が、空いたインから主導権を奪う。3番手となった堀内は、構えることなく最終ホームからスパート。抵抗する森山を2センターでまくり切った。
「風が強かったし、みんな仕掛けは遅いと思っていて。まさか、内からくるとは思わなかったです。ちょっと、油断しました。そのあとは、早めに仕掛けていこうと。踏み出しで合わされたけど。余裕があったので、2コーナーで踏み直して出切るところまで意識して踏みました。できれば、ラインで決めたかったです」
山田幸司が踏み出しで離れて、逃げた森山智徳が2着に粘った。
「(打鐘では)絡んでもしかたないし、前に踏めたので。あとは、(堀内を)見とけばどうにかなるかなと。冷静に走れましたね。(最後まで諦めずに踏んで)意外と残りました。でも、堀内君が強かったです。二次予選は力を出し切らないと終わってしまうので、出し切りたい」
「風が強かったし、みんな仕掛けは遅いと思っていて。まさか、内からくるとは思わなかったです。ちょっと、油断しました。そのあとは、早めに仕掛けていこうと。踏み出しで合わされたけど。余裕があったので、2コーナーで踏み直して出切るところまで意識して踏みました。できれば、ラインで決めたかったです」
山田幸司が踏み出しで離れて、逃げた森山智徳が2着に粘った。
「(打鐘では)絡んでもしかたないし、前に踏めたので。あとは、(堀内を)見とけばどうにかなるかなと。冷静に走れましたね。(最後まで諦めずに踏んで)意外と残りました。でも、堀内君が強かったです。二次予選は力を出し切らないと終わってしまうので、出し切りたい」
<9R>
一本棒の7番手まで引いた宿口陽一が、反撃のタイミングをうかがう。最終2センターから踏み込んだ宿口は、松澤敬輔のけん制を乗り越え前団をとらえるとそのままグングンと加速。山崎充央は踏み出しで離れて、朝倉佳弘と3番手以下を大きくちぎる。両者のマッチレースは、直線半ばで宿口を交わした朝倉が1着。
「立川がホーム(バンク)の河村(雅章)君、岡田(征陽)君がいるのに、(一次予選の)最後だったんでしっかり走りました。あそこで行ってくれた(宿口の)気持ちを感じたし、うれしかった。(今期2班を)しっかり受け止めて半年間やります。失格しても1班を取れる点数があればいいんだし、そこは反省します」
「風が強かったんで、前を取ってカマす作戦でした」とは、その言葉通り、前受けから7番手に下げて巻き返した宿口陽一。
「長かったですけど、出てからはペースで踏んでいきました。向かい風が強いんで、いつまくられてしまうかと。後ろが朝倉さんと山崎さんだから、自分がダメでも、2人にチャンスがあるようにと思っていました」
不破将登が、最終1センター過ぎに谷津田将吾をさばいてまくり上げる。不破に続いた角令央奈は、前の2人を追いかける不破をゴール前で交わして3着。
「もう1、2着までは届かないと思ったし、あれなら(不破と)3、4着と。自分も落ち着いていました」
「立川がホーム(バンク)の河村(雅章)君、岡田(征陽)君がいるのに、(一次予選の)最後だったんでしっかり走りました。あそこで行ってくれた(宿口の)気持ちを感じたし、うれしかった。(今期2班を)しっかり受け止めて半年間やります。失格しても1班を取れる点数があればいいんだし、そこは反省します」
「風が強かったんで、前を取ってカマす作戦でした」とは、その言葉通り、前受けから7番手に下げて巻き返した宿口陽一。
「長かったですけど、出てからはペースで踏んでいきました。向かい風が強いんで、いつまくられてしまうかと。後ろが朝倉さんと山崎さんだから、自分がダメでも、2人にチャンスがあるようにと思っていました」
不破将登が、最終1センター過ぎに谷津田将吾をさばいてまくり上げる。不破に続いた角令央奈は、前の2人を追いかける不破をゴール前で交わして3着。
「もう1、2着までは届かないと思ったし、あれなら(不破と)3、4着と。自分も落ち着いていました」
<10R>

山崎芳仁選手
新山響平が、打鐘で阿竹智史を押さえたところで、隊列が一巡する。6番手となった松岡健介は最終ホームから巻き返すも、山崎芳仁(写真)のけん制もあって勢いが止まる。すると、松岡マークの稲垣裕之が2コーナーから自力に転じて前団をまくり切る。山崎芳仁は、稲垣に切り替えると、ゴール前で差し切った。
「(新山)響平が仕掛けてくれたし、1番人気になっていたので、1着を取らないといけないと思いました。(稲垣がまくってきて)3回くらい(外に)外したけど、内からも来ていたので、そこも気にしながら。半分ツケマイ気味に出ようと思っていたんですけどね。スイッチして、1着を取れているし、(状態は)まずまずですね」
稲垣裕之は、ゴール前で山崎に交わされて2着。しかしながら、冷静な状況判断で優秀に駒を進めた。
「山崎のけん制もあって、(松岡が)止まってしまったので。そこはシビアにいかせてもらいました。風が追い風になったり、向かい風になったりだったけど、バンクの感触はしっかりつかめましたね。(状態も)良くなっています」
外を踏めなかった阿竹智史は、2センターで鈴木裕を退かして3着に入る。
「脚を使ってでも3番手を取ろうと思ったので、最低限の位置取りはできたと思います。後ろから(松岡が)来たのは分かったので、そこで合わせられればよかったけど、自分の間合いではなかったです」
「(新山)響平が仕掛けてくれたし、1番人気になっていたので、1着を取らないといけないと思いました。(稲垣がまくってきて)3回くらい(外に)外したけど、内からも来ていたので、そこも気にしながら。半分ツケマイ気味に出ようと思っていたんですけどね。スイッチして、1着を取れているし、(状態は)まずまずですね」
稲垣裕之は、ゴール前で山崎に交わされて2着。しかしながら、冷静な状況判断で優秀に駒を進めた。
「山崎のけん制もあって、(松岡が)止まってしまったので。そこはシビアにいかせてもらいました。風が追い風になったり、向かい風になったりだったけど、バンクの感触はしっかりつかめましたね。(状態も)良くなっています」
外を踏めなかった阿竹智史は、2センターで鈴木裕を退かして3着に入る。
「脚を使ってでも3番手を取ろうと思ったので、最低限の位置取りはできたと思います。後ろから(松岡が)来たのは分かったので、そこで合わせられればよかったけど、自分の間合いではなかったです」
<11R>

平原康多選手
平原康多(写真)が、人気に応えて白星スタートを切った。レースは、赤板の2コーナーで誘導を降ろした北津留翼の上を、金子幸央が叩いて打鐘の2センターで抜かりなく主導権を握る。車間を切っていた平原は、軽快なスピードでまくってきた近藤隆司をけん制すると、2センターから前に踏んでアタマ。
「金子君に死ぬだけのレースはしてほしくなかったし、そうじゃないと(金子の)成長がない。それは誰でもできるので。金子君は自分が残るような駆けかただったし、これはワンツーが決まるかなと思ったんですけどね。近藤君が良いスピードでした。金子君は頑張っていたけど、1番人気にもなっていたし、立場的に難しかったです」
近藤の勢いが止まると、渡邉晴智は志智俊夫を締め込んで平原後位にスイッチ。直線で追い込んで2着に入った。
「近藤君が良いスピードでいっていましたし、いけるかなと思ったんですけど。2人して浮いちゃいましたね。そこからは必死で。平原君が必要以上に持ってきていたので、それで志智さんが置いていかれて、ああいう(締め込んで切り替える)動きになったと思います。近藤君のおかげです」
中団を確保した北津留が近藤に被ってしまうと、荒井崇博はバックで前に踏む。直線で伸びて3着に食い込んだ。開口一番、「凌いだ」と話し始める。
「ああなってしまったのはしかたないけど。2コーナーでいってくれたらよかったけどね。まあ、それならジャンで死ぬ気で(金子を)突っ張ってほしかった。一戦、一戦凌いでいくしかないね。多くは求められない」
「金子君に死ぬだけのレースはしてほしくなかったし、そうじゃないと(金子の)成長がない。それは誰でもできるので。金子君は自分が残るような駆けかただったし、これはワンツーが決まるかなと思ったんですけどね。近藤君が良いスピードでした。金子君は頑張っていたけど、1番人気にもなっていたし、立場的に難しかったです」
近藤の勢いが止まると、渡邉晴智は志智俊夫を締め込んで平原後位にスイッチ。直線で追い込んで2着に入った。
「近藤君が良いスピードでいっていましたし、いけるかなと思ったんですけど。2人して浮いちゃいましたね。そこからは必死で。平原君が必要以上に持ってきていたので、それで志智さんが置いていかれて、ああいう(締め込んで切り替える)動きになったと思います。近藤君のおかげです」
中団を確保した北津留が近藤に被ってしまうと、荒井崇博はバックで前に踏む。直線で伸びて3着に食い込んだ。開口一番、「凌いだ」と話し始める。
「ああなってしまったのはしかたないけど。2コーナーでいってくれたらよかったけどね。まあ、それならジャンで死ぬ気で(金子を)突っ張ってほしかった。一戦、一戦凌いでいくしかないね。多くは求められない」
<12R>

芦澤大輔選手
飯野祐太が切った上を小川真太郎が押さえて出て主導権。単騎の芦澤大輔(写真)はいったん北日本勢の上昇を見送って、四国ラインを追って4番手に続く。7番手になった浅井康太が打鐘の2センターから巻き返すと、小川も合わせてペースを上げて逃げる。浅井の反撃を小倉竜二が好ブロックで阻む。飯野のまくりは小川ラインの3番手までで、じっくりと脚を溜めた芦澤が直線でシャープに伸びて突き抜けた。
「シューズを換えたんですよね、平原(康多)にアドバイスをもらって。僕のイメージだと(初日は)厳しいかなと思ったんですけど。落ち着いてできた。あれで濱田(浩司)さんがどっちに行くかだけでした。シューズを換えてすごく感じがいい。(新年で)なかなかこういうスタートはないんで、これをキッカケにしたい」
「外から抜かれたらダメ。きっちり1着を取っておかないと…」と、反省するのは小倉竜二。しかしながら、グランプリチャンプの浅井を止めた絶妙な仕事ぶりはさすが。小倉だからなせる業。
「(浅井は)ツケマイの仕方がうまい。もっていけないくらいの感じで来た。あれを強引にいったら、コカしてしまう。だから、2回に分けてもっていった。仕事はできたんで、脚に余裕をもって抜けたらいいんですけどね」
四国ライン3番手の濱田浩司は、小川と小倉の間を踏んで3着に入った。
「(浅井は)2回行かないと止められなかったと思うし、小倉さんはさすがですね。後ろで感動してました。自分はしっかり追走が絶対だった。僕はもっと技術を上げて、若い子を盛り立ててサポートしていけるように」
僅差の4着で2日目の優秀を逃した小川真太郎だったが、見せ場たっぷりの先行策で存在感をアピールした。
「100パーセント出し切りました。浅井さんと飯野さんの中団争いになれば良かった。でも、浅井さんを合わせられたんで。自分なりにはいい感じだった。でも、最後は脚にきてました。次につながると思います」
「シューズを換えたんですよね、平原(康多)にアドバイスをもらって。僕のイメージだと(初日は)厳しいかなと思ったんですけど。落ち着いてできた。あれで濱田(浩司)さんがどっちに行くかだけでした。シューズを換えてすごく感じがいい。(新年で)なかなかこういうスタートはないんで、これをキッカケにしたい」
「外から抜かれたらダメ。きっちり1着を取っておかないと…」と、反省するのは小倉竜二。しかしながら、グランプリチャンプの浅井を止めた絶妙な仕事ぶりはさすが。小倉だからなせる業。
「(浅井は)ツケマイの仕方がうまい。もっていけないくらいの感じで来た。あれを強引にいったら、コカしてしまう。だから、2回に分けてもっていった。仕事はできたんで、脚に余裕をもって抜けたらいいんですけどね」
四国ライン3番手の濱田浩司は、小川と小倉の間を踏んで3着に入った。
「(浅井は)2回行かないと止められなかったと思うし、小倉さんはさすがですね。後ろで感動してました。自分はしっかり追走が絶対だった。僕はもっと技術を上げて、若い子を盛り立ててサポートしていけるように」
僅差の4着で2日目の優秀を逃した小川真太郎だったが、見せ場たっぷりの先行策で存在感をアピールした。
「100パーセント出し切りました。浅井さんと飯野さんの中団争いになれば良かった。でも、浅井さんを合わせられたんで。自分なりにはいい感じだった。でも、最後は脚にきてました。次につながると思います」