立川競輪場開設67周年記念「鳳凰賞典レース(GIII)」は後半戦となる3日目に突入。準決勝3個レースをメインに熱戦が繰り広げられた。浅井康太、清水裕友のS級S班2名に、稲垣裕之、竹内雄作らファイナリスト9名が出そろった。最終日の7日に今年最初の記念覇者が決まる。
最終日も限定1000杯のホットドリンクサービスをはじめ、未確定車券抽選会、坂本勉氏、吉岡稔真氏、山口幸二氏、山口健治氏による予想会などが場内では多彩なファンサービス、イベントが予定されています。ぜひ立川競輪場でお楽しみください。
<10R>

稲垣裕之選手

中野彰人選手
赤板で中団の稲垣裕之(写真)が先に切って、その上を後ろ攻めの松本貴治が押さえて先行態勢を取る。松本が徐々にピッチを上げて最終ホームは一本棒。後方7番手まで下げた吉澤純平は巻き返せず、中団の稲垣が2コーナーから力強くまくって快勝した。
「隙のないレースをしようと思っていました。吉澤君のカマシがあるかなって思ったけど、そうなったら落ち着いていこうと。松本君のかかりもよかったし、厳しいレースでした。どんな相手でもしっかりした位置からの仕掛けが基本なので、これをずっとやっていけたら。重たくて感触はよくなかったんですが、1着を取れているので悪くないと思います」
稲垣マークの中野彰人(写真)が懸命に続いて2着を確保した。
「(稲垣は)すごいです。強かった。(松本が)かかっているのに、車間を空けているように思えた。ワンツーはうれしいですね。自分のキャパを越えましたよ。現状ではよくやっているほうだと思います。強烈でしたし、めちゃくちゃ強かった」
単騎の大塚英伸が終始、近畿勢を追走して3着に流れ込んだ。
「先手の4番手だとかぶっちゃう可能性があったので、中団でまくりのラインにいればチャンスがあるかなって。キツかったし、離れるかと思いました」
「隙のないレースをしようと思っていました。吉澤君のカマシがあるかなって思ったけど、そうなったら落ち着いていこうと。松本君のかかりもよかったし、厳しいレースでした。どんな相手でもしっかりした位置からの仕掛けが基本なので、これをずっとやっていけたら。重たくて感触はよくなかったんですが、1着を取れているので悪くないと思います」
稲垣マークの中野彰人(写真)が懸命に続いて2着を確保した。
「(稲垣は)すごいです。強かった。(松本が)かかっているのに、車間を空けているように思えた。ワンツーはうれしいですね。自分のキャパを越えましたよ。現状ではよくやっているほうだと思います。強烈でしたし、めちゃくちゃ強かった」
単騎の大塚英伸が終始、近畿勢を追走して3着に流れ込んだ。
「先手の4番手だとかぶっちゃう可能性があったので、中団でまくりのラインにいればチャンスがあるかなって。キツかったし、離れるかと思いました」
<11R>

清水裕友選手

河村雅章選手
赤板過ぎにハナに立った櫻井正孝を鈴木謙太郎が押さえる。すんなり4番手に収まった櫻井だが、打鐘から踏み込んで主導権を取る。後方になった清水裕友(写真)は2センターからスパート。懸命に抵抗する櫻井を2コーナーで抜き去って圧勝した。
「落ち着いて走れました。早めに成田(和也)さんのところをしのげるように仕掛けました。最後はいっぱいでしたけど、ひと安心です。セッティングも元の感じに戻したらよくなりました」
清水マークの柏野智典は2コーナーから徐々に離される。外を懸命にまくり上げた鈴木に乗った河村雅章(写真)が2着に入った。
「(鈴木)謙太郎君を信頼して、とにかく離れないようにと思ってました。地元でいい目標を付けてもらって、今年一発目で決勝に乗れてよかったです。このスピード域でちゃんと付け切れて、最後も伸びているんで、調子はすごくいいと思います」
鈴木謙太郎は昨年終盤からの勢いそのままに優出を決めた。
「本当は清水君に叩かせて中団を取ろうと思っていたんですけど、いい感じになりました。柏野(智典)さんに最後、振られたのはキツかったですね。いっぱいでしたけど落ち着いて走れているし、脚は問題ないです。年末から練習方法を変えて、それがはまっている感じがします」
「落ち着いて走れました。早めに成田(和也)さんのところをしのげるように仕掛けました。最後はいっぱいでしたけど、ひと安心です。セッティングも元の感じに戻したらよくなりました」
清水マークの柏野智典は2コーナーから徐々に離される。外を懸命にまくり上げた鈴木に乗った河村雅章(写真)が2着に入った。
「(鈴木)謙太郎君を信頼して、とにかく離れないようにと思ってました。地元でいい目標を付けてもらって、今年一発目で決勝に乗れてよかったです。このスピード域でちゃんと付け切れて、最後も伸びているんで、調子はすごくいいと思います」
鈴木謙太郎は昨年終盤からの勢いそのままに優出を決めた。
「本当は清水君に叩かせて中団を取ろうと思っていたんですけど、いい感じになりました。柏野(智典)さんに最後、振られたのはキツかったですね。いっぱいでしたけど落ち着いて走れているし、脚は問題ないです。年末から練習方法を変えて、それがはまっている感じがします」
<12R>

浅井康太選手

桐山敬太郎選手
桐山敬太郎を打鐘手前で竹内雄作が叩いて主導権を握る。ペースで駆ける竹内に、別線は反撃できず最終バックを通過。最後は絶好の展開で4コーナーを回った浅井康太(写真)がきっちり抜け出した。
「(竹内)雄作が本当にかかっていました。数段強くなってますね。二次予選は2人でワンツーでしたけど、準決は自分の力量で3着に沈めてしまった。でも、日々勉強なんで。今後が勝負なので、決勝はノルマだと思っていました。1着でも反省点はあるんで、今後につなげていきたいです」
3番手を確保した桐山敬太郎(写真)が浅井に続いて2着に入った。
「(竹内)雄作を交わして2着はデカいですね。付きっぱなしになるよりは。(3番手に飛びついた時に)詰めて(小松崎大地に)入られないようにしていたから、仕掛けるタイミングが取りづらかったです。いってみたい気持ちはあったんですけど、車間を詰めちゃっていたので。調子は悪くないんで、決勝も頑張ります」
連日、逃げている竹内雄作が3着に粘った。
「1日ずつ踏む距離が長くなっているんで、大丈夫だと思います。(後ろを)見ながら踏めたんで、ペースに入れられました。だた連日、ペースなんでそこはモノ足りないですかね…。バックでは売り切れている感じだったんですけど、浅井さんが何とかしてくれると思っていました。(調子は)悪くないけど、疲労はありますね」
「(竹内)雄作が本当にかかっていました。数段強くなってますね。二次予選は2人でワンツーでしたけど、準決は自分の力量で3着に沈めてしまった。でも、日々勉強なんで。今後が勝負なので、決勝はノルマだと思っていました。1着でも反省点はあるんで、今後につなげていきたいです」
3番手を確保した桐山敬太郎(写真)が浅井に続いて2着に入った。
「(竹内)雄作を交わして2着はデカいですね。付きっぱなしになるよりは。(3番手に飛びついた時に)詰めて(小松崎大地に)入られないようにしていたから、仕掛けるタイミングが取りづらかったです。いってみたい気持ちはあったんですけど、車間を詰めちゃっていたので。調子は悪くないんで、決勝も頑張ります」
連日、逃げている竹内雄作が3着に粘った。
「1日ずつ踏む距離が長くなっているんで、大丈夫だと思います。(後ろを)見ながら踏めたんで、ペースに入れられました。だた連日、ペースなんでそこはモノ足りないですかね…。バックでは売り切れている感じだったんですけど、浅井さんが何とかしてくれると思っていました。(調子は)悪くないけど、疲労はありますね」
<最終日・9R S級ブロックセブン>

古性優作選手
最終日の9レースにS級ブロックセブンが一発勝負で行われる。人気を集めるのは、トップクラスで安定した成績を残している古性優作(写真)になりそうだ。
「7車立ては2年前(17年1月)に立川で走って以来ですね。年末年始はいつもと変わらず、普通に練習していました。(12月)佐世保記念くらいから、新しい自転車の乗り方をしています。最近の競輪はスピードが上がって、前までの体の使い方ではマッチしてないんで。(グランプリを)去年は想像もできなかったですけど、今年こそは頑張りたいです」
芦澤辰弘は、「1着を取るためにも自分でやります」と、単騎を選択した。
「7車立てですし、タイミングを見て自分で仕掛けていくか、コースを探すかしたいですね。古性がどのくらいの距離を踏むかで、レースの展開も変わってくると思うんで。去年はGIでそこそこいいこともあったし、ダメな時もあったんで、今年はもう一段階上げていけるようにしたいですね」
近況、優出がない大坪功一だが、随所に白星は挙げている。
「寒くなってきて、調子は下降気味ですね。ドームで練習しているから、外が余計に寒く感じてしまいます。バンクコンディションが気になりますけど、そこはみんな同じ条件なんで。前回(12月静岡FIグランプリシリーズ)からは、1日休んだくらいでしっかり練習してきました。立川はなんとなく好きなんで頑張ります」
「7車立ては2年前(17年1月)に立川で走って以来ですね。年末年始はいつもと変わらず、普通に練習していました。(12月)佐世保記念くらいから、新しい自転車の乗り方をしています。最近の競輪はスピードが上がって、前までの体の使い方ではマッチしてないんで。(グランプリを)去年は想像もできなかったですけど、今年こそは頑張りたいです」
芦澤辰弘は、「1着を取るためにも自分でやります」と、単騎を選択した。
「7車立てですし、タイミングを見て自分で仕掛けていくか、コースを探すかしたいですね。古性がどのくらいの距離を踏むかで、レースの展開も変わってくると思うんで。去年はGIでそこそこいいこともあったし、ダメな時もあったんで、今年はもう一段階上げていけるようにしたいですね」
近況、優出がない大坪功一だが、随所に白星は挙げている。
「寒くなってきて、調子は下降気味ですね。ドームで練習しているから、外が余計に寒く感じてしまいます。バンクコンディションが気になりますけど、そこはみんな同じ条件なんで。前回(12月静岡FIグランプリシリーズ)からは、1日休んだくらいでしっかり練習してきました。立川はなんとなく好きなんで頑張ります」