松戸競輪場でナイター開催にて実施の開設72周年記念「燦燦ダイヤモンド滝澤正光杯(GIII)」が、12月8日に始まった。続々と二次予選への勝ち上がりを決めるなど一次予選では地元勢が大健闘。特選レースはまくった清水裕友をゴール寸前で交わして1着と桑原大志が好スタートを切った。2日目は二次予選7個レースで準決への勝ち上がりを争う。33バンクで繰り広げられるスピードバトルからは引き続き目が離せない。
松戸競輪場では記念開催中、先着入場者プレゼント、未確定抽選会、専門紙の赤競VS青競の予想会バトル、選手会千葉支部によるトークショー等のイベント、サービスをご用意してお客様のご来場をお待ちしております。9日のトークショーには、10年連続でのガールズグランプリ出場を控える石井寛子選手が登場します。なお、「競輪・オートレースにおける新型コロナウイルス感染症感染拡大予防ガイドライン」に沿った開催となりますので、ご協力とご理解をお願いいたします。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。
<1R>

中井太祐選手
坂本周輝が中団の黒沢征治にフタをしてから、窓場千加頼を赤板で押えて先頭に立つ。黒沢は打鍾前に仕掛けるが、中団まで来たところで北日本勢の内に切り込んで隊列が縺れる。黒沢が内から主導権を奪い切るが、窓場が最終1センターからまくってのみ込み、最後は中井太祐(写真)が差し切った。
「(窓場は)いつも頑張ってくれるので、どうあれいけるやろと思って見ていた。レースなので後方になることもありますよ。後方からのまくりで、余裕をもって見てたけど、遠いかなとも思っていた。脚は良いですね。(ラインの)前でも後ろでもどちらでも大丈夫」
ラインワンツーをメイクした窓場千加頼だが、レース後は反省に終始した。
「内容は全然ダメ。結果ワンツーだっただけで、ほめたレースではないのが自分の印象。自力自在のコメントを出した時は初手は特にこだわらず、取れた位置から自在の作戦を見出そうと思っている。お粗末なレースでした。黒沢君と坂本君が同級生で、それを意識し過ぎて2周半ぐらいから落ち着きがなかった。ペースを上げて、前から自在でも自分でレースを作りたいなと。でも、黒沢君に入られたのはダメ。脚使って鐘で後方は悔しい。ずっと重かった。気持ちの焦りで重かったのか、気温で重かったのか。せっかくの記念で力上位の人たちと戦えるから持ち味を出していきたい」
「(窓場は)いつも頑張ってくれるので、どうあれいけるやろと思って見ていた。レースなので後方になることもありますよ。後方からのまくりで、余裕をもって見てたけど、遠いかなとも思っていた。脚は良いですね。(ラインの)前でも後ろでもどちらでも大丈夫」
ラインワンツーをメイクした窓場千加頼だが、レース後は反省に終始した。
「内容は全然ダメ。結果ワンツーだっただけで、ほめたレースではないのが自分の印象。自力自在のコメントを出した時は初手は特にこだわらず、取れた位置から自在の作戦を見出そうと思っている。お粗末なレースでした。黒沢君と坂本君が同級生で、それを意識し過ぎて2周半ぐらいから落ち着きがなかった。ペースを上げて、前から自在でも自分でレースを作りたいなと。でも、黒沢君に入られたのはダメ。脚使って鐘で後方は悔しい。ずっと重かった。気持ちの焦りで重かったのか、気温で重かったのか。せっかくの記念で力上位の人たちと戦えるから持ち味を出していきたい」
<2R>

原田研太朗選手
染谷幸喜が青板バックで小林泰正を突っ張る。初手で4番手の原田研太朗(写真)は堤洋にすくわれて5番手の位置取りで赤板を通過する。染谷が徐々にペースを上げていくなか、原田は前と車間を切って仕掛けのタイミングを取る。最終2コーナーから仕掛けた原田は、佐藤龍二のけん制の届かない大外をまくって1着スタートを切った。
「9番手になるかと思ったけど、真ん中でよかった。二分戦になると、走る選手もやりづらくなると思うし、1着を獲らないとって気持ちになった。佐藤さんは追い込みですごい選手。ヨコにくると思ったので、それを見ながら行った。今回から新車。ギア比を以前のに戻したけど、シューズか、なにかを変えたりして、アタリを見つけたい。今回はこれ1台しかもってきていない」
残り2周半から突っ張り先行に出た染谷幸喜が2着に逃げ粘った。
「前を取って全部、突っ張ろうと。(その後は)来なかったので、自分のペースで。ホームバンクなので、踏み上げれば、最後までもつのはわかっていた。カカり切ったし、最近の中では調子がいい。練習の数値も戻っていて、バンクではあともう少しだけど、今日(初日)で自信を少し取り戻しました。ひとつでも勝ち上がれるように」
「9番手になるかと思ったけど、真ん中でよかった。二分戦になると、走る選手もやりづらくなると思うし、1着を獲らないとって気持ちになった。佐藤さんは追い込みですごい選手。ヨコにくると思ったので、それを見ながら行った。今回から新車。ギア比を以前のに戻したけど、シューズか、なにかを変えたりして、アタリを見つけたい。今回はこれ1台しかもってきていない」
残り2周半から突っ張り先行に出た染谷幸喜が2着に逃げ粘った。
「前を取って全部、突っ張ろうと。(その後は)来なかったので、自分のペースで。ホームバンクなので、踏み上げれば、最後までもつのはわかっていた。カカり切ったし、最近の中では調子がいい。練習の数値も戻っていて、バンクではあともう少しだけど、今日(初日)で自信を少し取り戻しました。ひとつでも勝ち上がれるように」
<3R>

五日市誠選手
赤板で押えた真船圭一郎を、中西大がカマしに行く。中西マークの稲垣裕之は小林令に絡まれて離れ、中西の番手には真船がハマる。グングンと駆けていく中西に対して真船は追走で一杯になり、真船後位から最終4コーナーで外を踏んだ五日市誠(写真)が鋭く突き抜けた。
「真船君が力で勝負したいって感じだったので、スタートはどこからでも。イメージ通りの展開ではあって、稲垣さんと小林君が絡んで遅れて巧くハマれましたね。最近は前のことを抜けてなかったから早めに踏んだら出すぎた。全部真船君がやってくれたんで。今日の感じなら付いて行く分には大丈夫そうですね」
裸逃げとなった中西大だが、力強く踏み直して2着に粘った。
「スタートでどこを取っても先行で勝負しようと思ってました。切ってくれて、出させてくれてよかった。残り1周半だったし、外併走からでも下りを使って出切れると思ってた。後ろに真船さんがハマってなくても、稲垣さんには差されていたと思う。今はとにかくバックを取って、先行で勝負してどこまで残れるかってレースをしたいから、やりたいことはやれている」
「真船君が力で勝負したいって感じだったので、スタートはどこからでも。イメージ通りの展開ではあって、稲垣さんと小林君が絡んで遅れて巧くハマれましたね。最近は前のことを抜けてなかったから早めに踏んだら出すぎた。全部真船君がやってくれたんで。今日の感じなら付いて行く分には大丈夫そうですね」
裸逃げとなった中西大だが、力強く踏み直して2着に粘った。
「スタートでどこを取っても先行で勝負しようと思ってました。切ってくれて、出させてくれてよかった。残り1周半だったし、外併走からでも下りを使って出切れると思ってた。後ろに真船さんがハマってなくても、稲垣さんには差されていたと思う。今はとにかくバックを取って、先行で勝負してどこまで残れるかってレースをしたいから、やりたいことはやれている」
<4R>
青板バックで切った上田尭弥は、北日本勢を受けて3番手を確保する。7番手に置かれた土生敦弘が打鍾から仕掛けるが、上田はそれに合わせて最終ホームから発進。軽々と土生を合わせ切った上田はそのまま北日本勢を一蹴して、ゴール前は番手の渡部哲男と一騎討ち。8分の1車輪差で交わした渡部が1着だった。
「(上田が)落ち着いて走ってくれた。車番的に後ろか前しかない感じでしたからね。土生君の動きを警戒しないとまずい展開になる気配があった。上田君が猪狩(祐樹)君を出させた判断が良かった。あの辺は彼がかなり落ち着いていましたね。あそこで土生君に叩かれていたら出番はなかったと思う。上田君が仕掛けた時に土生君が1コーナーで見えて、少しでも上田君の仕掛けが遅れていたら挟まれていたと思うから良い所で仕掛けてくれた。児玉(慎一郎)さんのコースを空けようと思ったらスライスしてしまって差すのがぎりぎりに。反省します。コンディション的に重いのかなと思うが競輪祭よりはマシですね」
冷静な運行を見せた上田尭弥が2着でライン上位独占を果たした。
「後ろ攻めで土生君と猪狩さんがどうするか。土生君が前を取ってくれて、切って猪狩さんが来た時に突っ張ろうと思ったけど、土生君が内に詰まっているのがわかったので出させた。モニターを見て、一本棒で先に行けばワンツースリーまで決まるだろうと。出も良かったから悪くないと思う。押し切りたかったけど(ラインで)ワンツースリーで決まったのが一番です。自転車の不安もないし理想の踏み方もできて余裕を持っていけたから良いのかなと。明日(2日目)からも構えずに積極的に攻めて勝ち上がりたい」
「(上田が)落ち着いて走ってくれた。車番的に後ろか前しかない感じでしたからね。土生君の動きを警戒しないとまずい展開になる気配があった。上田君が猪狩(祐樹)君を出させた判断が良かった。あの辺は彼がかなり落ち着いていましたね。あそこで土生君に叩かれていたら出番はなかったと思う。上田君が仕掛けた時に土生君が1コーナーで見えて、少しでも上田君の仕掛けが遅れていたら挟まれていたと思うから良い所で仕掛けてくれた。児玉(慎一郎)さんのコースを空けようと思ったらスライスしてしまって差すのがぎりぎりに。反省します。コンディション的に重いのかなと思うが競輪祭よりはマシですね」
冷静な運行を見せた上田尭弥が2着でライン上位独占を果たした。
「後ろ攻めで土生君と猪狩さんがどうするか。土生君が前を取ってくれて、切って猪狩さんが来た時に突っ張ろうと思ったけど、土生君が内に詰まっているのがわかったので出させた。モニターを見て、一本棒で先に行けばワンツースリーまで決まるだろうと。出も良かったから悪くないと思う。押し切りたかったけど(ラインで)ワンツースリーで決まったのが一番です。自転車の不安もないし理想の踏み方もできて余裕を持っていけたから良いのかなと。明日(2日目)からも構えずに積極的に攻めて勝ち上がりたい」
<5R>
前受けした根田空史は別線の上昇を受けてすんなりと7番手まで下げ切る。根田が赤板1センターから仕掛けると、合わせて藤根俊貴も踏み上げるが、根田はお構いなしその上を叩き切って最終周回を先頭で迎える。そのまま一切失速しなかった根田が逃げ切りを決めた。
「(1着で)ひと安心。フレームを戻して正解。前回は全然ダメだったので。トータル的に今日(初日)のフレームの方がいい。不安な状態で入って、この1着は良い薬になった。行きたいところで行けて最後まで粘れているし、最近の中ではすごい良かった」
伊勢崎彰大が根田に続いて地元ワンツー。
「(根田は)フレームが良さそう。前回最終日に連係した時と違う。あれは手をつけられない。これが地元記念とかではなく佐世保記念とかなら離れていたかもしれない(笑)。責任感だけです。この便利な時代に本場に来てくれるお客さんはうれしい。選手冥利につきます。緊張したけど、1走して楽になっていくと思う」
「(1着で)ひと安心。フレームを戻して正解。前回は全然ダメだったので。トータル的に今日(初日)のフレームの方がいい。不安な状態で入って、この1着は良い薬になった。行きたいところで行けて最後まで粘れているし、最近の中ではすごい良かった」
伊勢崎彰大が根田に続いて地元ワンツー。
「(根田は)フレームが良さそう。前回最終日に連係した時と違う。あれは手をつけられない。これが地元記念とかではなく佐世保記念とかなら離れていたかもしれない(笑)。責任感だけです。この便利な時代に本場に来てくれるお客さんはうれしい。選手冥利につきます。緊張したけど、1走して楽になっていくと思う」
<6R>

磯田旭選手
後ろ攻めから笠松将太が押える。関東勢を追った山形一気が川口聖二をキメて中団に入る。笠松は徐々にペースを上げて、隊列を一本棒にして最終周回。1センターから仕掛けた川口が迫っていくが、笠松のカカりの前に進みは今一つ。最後は番手の磯田旭(写真)がまくりを外に張ってから差し切った。
「笠松君が先行で、誰も出させないって思っていました。強かったです。(自分の状態は)底は抜けたかなって感じはするけど、まだまだ上積みは欲しい。練習はしっかりできたので。今日(初日)は笠松のおかげです」
ペースをつかんだ笠松将太が2着に逃げ粘る。
「(初手は)前か、後ろから。川口君を見て、山形さんを見てになるから頑張らないと先行はできないかなと思ってました。ちょっと重かったですね。山形さんが中団に入ったのは見てたけど、中団じゃなくて切られたらヤバいと思ってペースを上げ気味にしちゃって余裕はなかった。33は外にピラんだら終わりだし、先行もコーナーがすぐ来るからきつい。調子は悪くはないかな」
「笠松君が先行で、誰も出させないって思っていました。強かったです。(自分の状態は)底は抜けたかなって感じはするけど、まだまだ上積みは欲しい。練習はしっかりできたので。今日(初日)は笠松のおかげです」
ペースをつかんだ笠松将太が2着に逃げ粘る。
「(初手は)前か、後ろから。川口君を見て、山形さんを見てになるから頑張らないと先行はできないかなと思ってました。ちょっと重かったですね。山形さんが中団に入ったのは見てたけど、中団じゃなくて切られたらヤバいと思ってペースを上げ気味にしちゃって余裕はなかった。33は外にピラんだら終わりだし、先行もコーナーがすぐ来るからきつい。調子は悪くはないかな」
<7R>
中団から先に動いた薦田将伍が、山岸佳太を無理矢理切る。そこを原田亮太が赤板で叩いて先制。後方に置かれた山岸は打鍾過ぎ2センターからの仕掛け。じわじわと前団に迫っていくと、最終4コーナーで原田をまくり切って先頭でゴールした。
「最悪の展開にしてしまった。薦田君の所、中団を取り切れば藤原(憲征)さんまで付いてこれたと思うしそこが反省。ラインに付いてくれた意味がなくなる。あれならさっさと下げて早めにいけば、今の状態なら出切れた。サドルのハナが下がっている感じがした。モガいていても(最終)1コーナーの入口で後輪がドリフトしている感じなので微調整が必要。もう少しスピードのノリが良くなると思う。(2日目以降は)受けて立つと良いことがないし、自分のタイミングで詰まった所でいこうと思う」
山岸マークの岡田泰地は、前のあおりもあって若干口が空いたものの、なんとか付け切って2着に続いた。
「7番手になったけど山岸さんならいけるんじゃないかと思っていた。山岸さんが強かった。山岸さんが上の方をまくって、追走するか内に入るかを迷ってたときに高橋(雅之)さんとバッティングしてしまってそこの判断が遅かった。自転車を元に戻して走っている感じが今のほうが良いけど、煮詰めてはいきたい」
「最悪の展開にしてしまった。薦田君の所、中団を取り切れば藤原(憲征)さんまで付いてこれたと思うしそこが反省。ラインに付いてくれた意味がなくなる。あれならさっさと下げて早めにいけば、今の状態なら出切れた。サドルのハナが下がっている感じがした。モガいていても(最終)1コーナーの入口で後輪がドリフトしている感じなので微調整が必要。もう少しスピードのノリが良くなると思う。(2日目以降は)受けて立つと良いことがないし、自分のタイミングで詰まった所でいこうと思う」
山岸マークの岡田泰地は、前のあおりもあって若干口が空いたものの、なんとか付け切って2着に続いた。
「7番手になったけど山岸さんならいけるんじゃないかと思っていた。山岸さんが強かった。山岸さんが上の方をまくって、追走するか内に入るかを迷ってたときに高橋(雅之)さんとバッティングしてしまってそこの判断が遅かった。自転車を元に戻して走っている感じが今のほうが良いけど、煮詰めてはいきたい」
<8R>

福永大智選手
スタートで前を取った福永大智(写真)は、青板バックで山本直を受ける。中国勢を追った堀内俊介と、内の福永で中団は併走になったままレースは進んで最終周回。堀内が外併走から2コーナーで仕掛けると、三谷将太のアシストを受けた福永がそれを追う。山本をまくり切った堀内を、福永が差し切った。
「(堀内を)どかすつもりだったけど、技術不足。脚には余裕がありました。すぐ引く選手だと思われたくないし、いまさら引いてもって思ったので。ああなったらあれで戦うしかないって。三谷さんに入れてもらって助かった。何もしていないし、内にいただけ。最後は全力で踏みました。明日(2日目)以降はしっかり駆けていきたい」
外併走から前をまくり切った堀内俊介の脚色は悪くなさそうだ。
「レース中のひらめきであのレースになった。切っても近畿にいい流れになるし、難しかった。外で凌いでバックで行けたし、動きは悪くなかったけど、できれば1着を獲りたかった。6月のここのGIIIで鎖骨を折って点数を下げていたけど、練習を見直して取り組んでいるところ。平塚で(郡司)浩平とか、濃いメンバーで練習ができているし、この流れに乗りたい」
「(堀内を)どかすつもりだったけど、技術不足。脚には余裕がありました。すぐ引く選手だと思われたくないし、いまさら引いてもって思ったので。ああなったらあれで戦うしかないって。三谷さんに入れてもらって助かった。何もしていないし、内にいただけ。最後は全力で踏みました。明日(2日目)以降はしっかり駆けていきたい」
外併走から前をまくり切った堀内俊介の脚色は悪くなさそうだ。
「レース中のひらめきであのレースになった。切っても近畿にいい流れになるし、難しかった。外で凌いでバックで行けたし、動きは悪くなかったけど、できれば1着を獲りたかった。6月のここのGIIIで鎖骨を折って点数を下げていたけど、練習を見直して取り組んでいるところ。平塚で(郡司)浩平とか、濃いメンバーで練習ができているし、この流れに乗りたい」
<9R>
前受けした北井佑季に対して、吉堂将規は青板から早めに動き出して誘導後位で北井と併走する。バックで誘導が退避すると同時に吉堂が踏み上げるが、北井も突っ張って出させない。突っ張り切った北井が主導権を取り切るが、今度は打鍾から鈴木輝大が仕掛ける。北井はこれも突っ張り切ってしまい、別線はなすすべなし。番手の田中晴基も振り切り、北井が逃げ切った。
「9車立てで(ライン)4車になることはなかなかないですし、南関以外の方が付いてくださって嬉しかった。今までの僕のレースを見てくれてるんだなと思って、そういう期待を裏切らずに走りました。うまく間に入られないように突っ張れた。思いのほか吉堂君が踏みやめずに踏まされたけど、鈴木君が中団に入ったのが見えたので、彼が来るところを見てって感じで踏めました。4車になったのが初めてだったけど、ラインが長くなると走りやすい。初日ってこともあって気合が入ってて寒さを感じなかったし、体は良い感じ」
田中晴基が別線を張って援護した上で2着に続いた。
「離れなくてよかった。早めに押えに来ても状況を見ながら突っ張ってくれた。自分は一杯ですよ。ジャン過ぎの4コーナーぐらいで北井君が踏み出した時に離れそうだった。鈴木君に降りて来られたら終わってた」
「9車立てで(ライン)4車になることはなかなかないですし、南関以外の方が付いてくださって嬉しかった。今までの僕のレースを見てくれてるんだなと思って、そういう期待を裏切らずに走りました。うまく間に入られないように突っ張れた。思いのほか吉堂君が踏みやめずに踏まされたけど、鈴木君が中団に入ったのが見えたので、彼が来るところを見てって感じで踏めました。4車になったのが初めてだったけど、ラインが長くなると走りやすい。初日ってこともあって気合が入ってて寒さを感じなかったし、体は良い感じ」
田中晴基が別線を張って援護した上で2着に続いた。
「離れなくてよかった。早めに押えに来ても状況を見ながら突っ張ってくれた。自分は一杯ですよ。ジャン過ぎの4コーナーぐらいで北井君が踏み出した時に離れそうだった。鈴木君に降りて来られたら終わってた」
<10R>

高橋晋也選手
後ろ攻めの神田龍が高橋晋也(写真)を押える。すかさず追い上げた山口翼が、高橋をキメて3番手に入り、下げた高橋は5番手の内で片岡迪之と併走になる。片岡は最終ホームから仕掛けるが、山口が中団から合わせて先まくりに出る。外が開けた高橋は2コーナーから仕掛けると、まくり切った山口を4コーナーでとらえて1着でゴールした。
「(神田が切りに来るのが)もう少し遅ければ突っ張ったけど、悩んでしまったし中途半端にダッシュしてしまった。山口さんにも入られてしまった。でも(山口が)予想通りに行ってくれて、目掛けて仕掛けることができた。焦る感じはなかったしハラハラもしなかった。絶対に届く状態だったので。ただ後ろには申し訳なかった。33なので組み立てを考えないと。すんなり駆ける展開を作れないと上では戦えない。多少修正点はあるけど、脚は問題ない。力の伝え方とかを修正したい。どんどん良くなっていくと思う」
山崎芳仁が高橋に迫って2着。
「内に詰まったけど、高橋君に任せていたし、前を取ったら下げないって話だったので。内に詰まってもどうにかしますって感じでしたね。高橋君は強いし、この中では脚は抜けているので詰まっていても安心していた。感覚は悪くない。最後の4コーナーも伸びたし抜けなかったけど、捕らえられる感覚はあった。競輪祭の疲れは走りながら抜いていく」
「(神田が切りに来るのが)もう少し遅ければ突っ張ったけど、悩んでしまったし中途半端にダッシュしてしまった。山口さんにも入られてしまった。でも(山口が)予想通りに行ってくれて、目掛けて仕掛けることができた。焦る感じはなかったしハラハラもしなかった。絶対に届く状態だったので。ただ後ろには申し訳なかった。33なので組み立てを考えないと。すんなり駆ける展開を作れないと上では戦えない。多少修正点はあるけど、脚は問題ない。力の伝え方とかを修正したい。どんどん良くなっていくと思う」
山崎芳仁が高橋に迫って2着。
「内に詰まったけど、高橋君に任せていたし、前を取ったら下げないって話だったので。内に詰まってもどうにかしますって感じでしたね。高橋君は強いし、この中では脚は抜けているので詰まっていても安心していた。感覚は悪くない。最後の4コーナーも伸びたし抜けなかったけど、捕らえられる感覚はあった。競輪祭の疲れは走りながら抜いていく」
<11R>
前受けの松井宏佑が青板バックで土屋壮登を突っ張る。これに近藤隆司が離れてしまい、土屋が松井にハマる。松井が一旦ペースを落とすと、近藤が追い上げて番手を奪い返す。小川丈太が巻き返すが、最終1センターで外に浮いて後退。ペースをつかんだ松井がそのまま力強く押し切った。
「絶対突っ張ろうと思っていたし、ラインで決めて逃げ切りたいと思った。6番(土屋)が後ろに入っていたのはわかったけど、近藤さんが追い上げられるペースに落として、追い上げたのが見えてから踏んだ。落ち着いていたと思う。フレームは今回から郡司さんが使っていたものです。自分は今まで脇本(雄太)さんみたいなタテ型フレームだったけど、これはバランス型。郡司さんとは身長がほぼ一緒だし、いい見本が近くにいます。セッティングはいじれるところをいじってみたい」
一旦は連結を外してしまった近藤隆司だが、番手を奪い返して最後は松井に迫った。
「後輪がドリフトしまって、(番手に入られて)下手くそでした。松井君が落ち着いて待っていてくれたおかげ。上位だとこれで追い上げたときに別線のまくりを出してしまうこともあるし、そういうミスはダメ。こういうミスをしないように練習しないと。復帰戦よりは余裕があった。最終日に向けて上がってくるとは思う」
「絶対突っ張ろうと思っていたし、ラインで決めて逃げ切りたいと思った。6番(土屋)が後ろに入っていたのはわかったけど、近藤さんが追い上げられるペースに落として、追い上げたのが見えてから踏んだ。落ち着いていたと思う。フレームは今回から郡司さんが使っていたものです。自分は今まで脇本(雄太)さんみたいなタテ型フレームだったけど、これはバランス型。郡司さんとは身長がほぼ一緒だし、いい見本が近くにいます。セッティングはいじれるところをいじってみたい」
一旦は連結を外してしまった近藤隆司だが、番手を奪い返して最後は松井に迫った。
「後輪がドリフトしまって、(番手に入られて)下手くそでした。松井君が落ち着いて待っていてくれたおかげ。上位だとこれで追い上げたときに別線のまくりを出してしまうこともあるし、そういうミスはダメ。こういうミスをしないように練習しないと。復帰戦よりは余裕があった。最終日に向けて上がってくるとは思う」
<12R>

桑原大志選手
青板バックで上昇した岩本俊介を、清水裕友が突っ張り気味に踏んで応戦する。それでも岩本は無理矢理叩いて先頭に立つ。地元勢を追った武藤龍生は、打鍾で番手に追い上げて隊列はもつれる。武藤が番手を取り切るが、今度は清水が最終ホームで仕掛ける。抵抗する岩本を3コーナーでまくり切り、直線は山口両者のマッチレース。ほぼ並んだところがゴールだったが、写真判定の末にタイヤ差で差し切った桑原大志(写真)に軍配が上がった。
「清水は基本は前から突っ張って、無理矢理来るようだったらペースを上げて出させてって感じでした。(突っ張るか下げるか)ギリギリのラインでしたね。武藤君の動きは見えてなかったです。清水が全部やってくれました。差せたのは嬉しいですね。思い出になる。清水とこれまで一緒に走ってきて、ご褒美ですね」
前がもつれたとはいえ、一度脚を使ってからまくった清水裕友のデキは良さそうだ。
「後ろから突っ張られるのはないなと。それで前から組み立てようと思いました。踏み上げて、出られたらどこかで勝負。(岩本が)踏みやめてくれれば自分のペースでいこうと思ってました。ジャンで車間を空けて様子を見て、ホームで仕掛けて武田(豊樹)さんの所の併走を乗り越えるときにスライス気味になった。松戸の特性でしょうね。そこがきつかったけど、乗り越えられた。最後、桑原さんに差されたのは仕方ない」
地元ライン3番手の和田健太郎は、鈴木裕がさばかれたのを見ると、最終2コーナーで自ら踏み上げる。和田圭に内から踏み勝って3着に入った。
「まずは岩本がレースを作ってくれて付いていけた。気持ちだけですね。コンリュー(近藤隆司)と指定練習でモガいて、そこまで悪くないなと。まあまあですね」
「清水は基本は前から突っ張って、無理矢理来るようだったらペースを上げて出させてって感じでした。(突っ張るか下げるか)ギリギリのラインでしたね。武藤君の動きは見えてなかったです。清水が全部やってくれました。差せたのは嬉しいですね。思い出になる。清水とこれまで一緒に走ってきて、ご褒美ですね」
前がもつれたとはいえ、一度脚を使ってからまくった清水裕友のデキは良さそうだ。
「後ろから突っ張られるのはないなと。それで前から組み立てようと思いました。踏み上げて、出られたらどこかで勝負。(岩本が)踏みやめてくれれば自分のペースでいこうと思ってました。ジャンで車間を空けて様子を見て、ホームで仕掛けて武田(豊樹)さんの所の併走を乗り越えるときにスライス気味になった。松戸の特性でしょうね。そこがきつかったけど、乗り越えられた。最後、桑原さんに差されたのは仕方ない」
地元ライン3番手の和田健太郎は、鈴木裕がさばかれたのを見ると、最終2コーナーで自ら踏み上げる。和田圭に内から踏み勝って3着に入った。
「まずは岩本がレースを作ってくれて付いていけた。気持ちだけですね。コンリュー(近藤隆司)と指定練習でモガいて、そこまで悪くないなと。まあまあですね」