松戸競輪場にてナイターで実施されてきた開設75周年記念「燦燦ダイヤモンド・滝澤正光杯(GIII)」が、8月26日に最終日を迎えた。決勝は前受けの深谷知広が誰も出させない突っ張り先行でレースを支配。番手を回った岩本俊介が深谷の余力を見極めて最終3コーナーから踏み出して優勝を飾った。
岩本のGIII優勝は昨年3月伊東での大阪・関西万博協賛競輪以来で通算6度目。なお、伊東を除いた5回のGIII優勝は全て松戸競輪場で飾ったもので、松戸記念は今回で3度目のV。地元のS班として威厳を示した。
決勝戦 レース経過
号砲と同時に最内枠の深谷知広が飛び出して誘導員を追う。深谷知広-岩本俊介-三谷政史が前を固め、鈴木竜士-雨谷一樹-神山拓弥の関東勢が中団で、北津留翼-小川勇介-園田匠の福岡勢が後攻め。
青板周回のホームストレッチ手前から北津留がゆっくりと上昇し、1センター手前で深谷に並びかけるが、深谷が北津留をけん制し、バックストレッチで突っ張る。突っ張られた北津留は後ろの2人のアシストで4番手に入り、鈴木が7番手で赤板周回に入る。突っ張った深谷はホームストレッチ付近からペースを上げていくと、後続はタテ長の一本棒となる。最終周回のホームストレッチ手前で7番手の鈴木がスパートし、それに合わせて1センター付近で4番手の北津留も仕掛けるが、番手の岩本が後続の動きを警戒しながら2センター手前で踏み込むと、直線では後続に4車身差を付けて地元記念制覇。岩本を追った三谷は、2センター過ぎから徐々に岩本との車間が開くと、北津留後位から切り替えた小川が直線で伸びて2着。小川のすぐ内のコースを突いた園田が3着。

岩本俊介選手
SS班としての初優勝が、地元記念。松戸で味わう5度目のGIII制覇を、岩本俊介(写真)は両手を挙げて喜んだ。
スタートを取ったのは、1番車の深谷知広。もう、その時点で深谷の腹は決まっていた。青板から早めに動いた北津留翼を、深谷は絶対に出させまいと、体をぶつけながら外に持ち出す。深谷は残り2周半のタイミングで一気に踏んで主導権を渡さず、そのまま隊列を一本棒にして、メイチで駆けた。
「深谷がとんでもない気合で、すごいペースだった。あれは別線は誰も仕掛けられないですよね。スタートの早い雨谷(一樹)君がいたんで、中団からっていうのも考えたんですけど、前が取れて、それが全てでした。(深谷は)徐々にペースを上げていった感じですけど、その徐々にがとてつもないスピードなんで。気持ちと、気合がすごく伝わってくるレースでした」
岩本が言うように、深谷の掛かりは半端じゃなかった。最終ホームまで別線は動けず、岩本に必勝態勢が整った。1コーナーから鈴木竜士が仕掛け、合わせるように北津留も2コーナーで持ち出したが、どちらも本来のスピード感はない。3コーナーで一振りした岩本は、深谷の余力を見極めて、返す刀で番手まくり。後ろに4車身差を付けて、思いを無駄にすることなく勝ち切った。
「一回振ったんですけど、深谷の気持ちを受け取って踏ませてもらいました。もう、深谷の掛かりがすごかったんで、深谷を交わしたところでは、誰も来れないだろうなって思いました」
昨年3月伊東以来、通算6度目のGIII制覇。なんと、その内5回がホームバンクの松戸で手にしたものだ。地元での大声援は、何度味わってもいいものだ。
「松戸のファンのみなさんの声援がすごくて、他の地区の選手も、こんなに人が来るんだってびっくりしていた。松戸の競輪ファンのみなさんに感謝したいです。3番手を固めてくれた(三谷)政史さんにも感謝です。自力で獲った記念もあるんですけど、前の自力選手が気持ちを入れたレースをしてくれたおかげで、(松戸競輪場で開催された記念で)5回も優勝できた。感謝したいです」
SS班になっても、謙虚な姿勢は変わらない。「(次に向けて)やることは一緒。また練習の日々に帰って、レースに備えます」。ラインの仲間と、ファンへの感謝を繰り返し述べた優勝インタビューを、最後はとびきりの笑顔で締めくくった。
北津留が外に浮いて後退し、勢いをもらった小川勇介はそのまま前に踏み込む。岩本に離れ気味の三谷政史を外からのみこんで2着に入った。
「(レースが)ハイペース過ぎたんですけど、そのなかで北津留君が仕掛けてくれてチャンスを作ってくれました。自分のなかで価値のある開催になりました。小倉3人で連係できたので。この3人で走ることが刺激になりますし、すごいあの2人にくらいついて行けるように」
小川を追う形で園田匠が3着。準決とは小川と前後を入れ替えて挑んだ決勝戦だった。
「昨日(3日目)がきつすぎたので、今日は3番手で余裕もありました。ホームで北津留君が仕掛けて、岩本君が番手から出れば自分たちにもチャンスはあったと思うんですけど。悔しいですけど、なにより(小倉所属の)3人で決勝を走れたので」






青板周回のホームストレッチ手前から北津留がゆっくりと上昇し、1センター手前で深谷に並びかけるが、深谷が北津留をけん制し、バックストレッチで突っ張る。突っ張られた北津留は後ろの2人のアシストで4番手に入り、鈴木が7番手で赤板周回に入る。突っ張った深谷はホームストレッチ付近からペースを上げていくと、後続はタテ長の一本棒となる。最終周回のホームストレッチ手前で7番手の鈴木がスパートし、それに合わせて1センター付近で4番手の北津留も仕掛けるが、番手の岩本が後続の動きを警戒しながら2センター手前で踏み込むと、直線では後続に4車身差を付けて地元記念制覇。岩本を追った三谷は、2センター過ぎから徐々に岩本との車間が開くと、北津留後位から切り替えた小川が直線で伸びて2着。小川のすぐ内のコースを突いた園田が3着。

岩本俊介選手
スタートを取ったのは、1番車の深谷知広。もう、その時点で深谷の腹は決まっていた。青板から早めに動いた北津留翼を、深谷は絶対に出させまいと、体をぶつけながら外に持ち出す。深谷は残り2周半のタイミングで一気に踏んで主導権を渡さず、そのまま隊列を一本棒にして、メイチで駆けた。
「深谷がとんでもない気合で、すごいペースだった。あれは別線は誰も仕掛けられないですよね。スタートの早い雨谷(一樹)君がいたんで、中団からっていうのも考えたんですけど、前が取れて、それが全てでした。(深谷は)徐々にペースを上げていった感じですけど、その徐々にがとてつもないスピードなんで。気持ちと、気合がすごく伝わってくるレースでした」
岩本が言うように、深谷の掛かりは半端じゃなかった。最終ホームまで別線は動けず、岩本に必勝態勢が整った。1コーナーから鈴木竜士が仕掛け、合わせるように北津留も2コーナーで持ち出したが、どちらも本来のスピード感はない。3コーナーで一振りした岩本は、深谷の余力を見極めて、返す刀で番手まくり。後ろに4車身差を付けて、思いを無駄にすることなく勝ち切った。
「一回振ったんですけど、深谷の気持ちを受け取って踏ませてもらいました。もう、深谷の掛かりがすごかったんで、深谷を交わしたところでは、誰も来れないだろうなって思いました」
昨年3月伊東以来、通算6度目のGIII制覇。なんと、その内5回がホームバンクの松戸で手にしたものだ。地元での大声援は、何度味わってもいいものだ。
「松戸のファンのみなさんの声援がすごくて、他の地区の選手も、こんなに人が来るんだってびっくりしていた。松戸の競輪ファンのみなさんに感謝したいです。3番手を固めてくれた(三谷)政史さんにも感謝です。自力で獲った記念もあるんですけど、前の自力選手が気持ちを入れたレースをしてくれたおかげで、(松戸競輪場で開催された記念で)5回も優勝できた。感謝したいです」
SS班になっても、謙虚な姿勢は変わらない。「(次に向けて)やることは一緒。また練習の日々に帰って、レースに備えます」。ラインの仲間と、ファンへの感謝を繰り返し述べた優勝インタビューを、最後はとびきりの笑顔で締めくくった。
北津留が外に浮いて後退し、勢いをもらった小川勇介はそのまま前に踏み込む。岩本に離れ気味の三谷政史を外からのみこんで2着に入った。
「(レースが)ハイペース過ぎたんですけど、そのなかで北津留君が仕掛けてくれてチャンスを作ってくれました。自分のなかで価値のある開催になりました。小倉3人で連係できたので。この3人で走ることが刺激になりますし、すごいあの2人にくらいついて行けるように」
小川を追う形で園田匠が3着。準決とは小川と前後を入れ替えて挑んだ決勝戦だった。
「昨日(3日目)がきつすぎたので、今日は3番手で余裕もありました。ホームで北津留君が仕掛けて、岩本君が番手から出れば自分たちにもチャンスはあったと思うんですけど。悔しいですけど、なにより(小倉所属の)3人で決勝を走れたので」







次回のグレードレースは西武園競輪「ゴールド・ウイング賞」が8月28日~31日の日程で実施されます。
今シリーズは眞杉匠、新山響平のSS班2名をはじめ、武藤龍生、吉田拓矢、山口拳矢、松谷秀幸、南修二ら全国各地から強豪が集結して覇を競います。スピードバトルが繰り広げられる4日間です。
8月19日時点の出場予定選手データを分析した、西武園「ゴールド・ウイング賞」の主力メンバー及び狙い目選手を紹介する「プロスポーツ号外版」は以下をクリックしてください。
プロスポーツ号外版は"こちら"
今シリーズは眞杉匠、新山響平のSS班2名をはじめ、武藤龍生、吉田拓矢、山口拳矢、松谷秀幸、南修二ら全国各地から強豪が集結して覇を競います。スピードバトルが繰り広げられる4日間です。
8月19日時点の出場予定選手データを分析した、西武園「ゴールド・ウイング賞」の主力メンバー及び狙い目選手を紹介する「プロスポーツ号外版」は以下をクリックしてください。
プロスポーツ号外版は"こちら"