川崎競輪場で開設76周年記念「桜花賞・海老澤清杯(GIII)」が、4月19日に幕を開けた。初日のメイン、特選ではS級S班の郡司浩平がホームバンクでまくり快勝。幸先のいいスタートを切った。また、一次予選は、嶋津拓弥が地元で白星を挙げ、中野慎詞、根田空史、佐々木眞也らの実力者も勝ち上がった。シリーズ2日目の4月20日には、初日特選を制した郡司らも加わり、二次予選で勝ち上がりが争われる。
記念開催中は毎日、先着来場プレゼント、VR競輪、予想会、未確定車券ガラポン抽選会などが予定されています。また、4月20日の2日目は、「キンタロー。」のお笑いライブ、選手トークショー、スケボー・BMXのフリースクール、移動動物園などもあります。川崎競輪場では、みなさまのご来場をお待ちしております。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。
<1R>
渡邉雄太、幸田望夢の順番で切って、そこを吉武信太朗が赤板2コーナー過ぎに押さえる。しかしながら、東矢圭吾がすかさず叩いて主導権。そのままスピードに乗せた東矢が、3番手以下を離して最終ホームを通過する。3番手には吉武が飛び付くが、5番手の幸田が2コーナー手前から仕掛ける。吉武は合わせられず、好スピードで前団に迫った幸田を2センター過ぎに園田匠がけん制。幸田は止まったが、山下渡が直線で中のコースを伸びて突き抜けた。
「(周回中の)並びが想定外だったので、(幸田)望夢が臨機応変に走ってくれた。望夢はスピードがあるし、初めて連係した時にまくりに口が空いた。こういう展開は得意だろうなと思って信頼して付いてました。園田さんのブロックが絶対に来ると思ってたんで、その内か外かを判断して外を踏んだ。見えてたし、余裕がありました。直前まで練習をやって疲労をためて、指定練習でほぐして、初日にカツンと入る状態にもっていけた」
果敢に風を切った東矢だったが、オーバーペースだったのか、さすがに直線ではいっぱい。幸田を阻んだ園田匠は、追い込むも2着。
「(東矢は)カマシだろうなと思ってました。頑張ってくれたんですけど、3番手が口が空きすぎてて、(幸田に)そこで休まれていいタイミングで来られてしまった。せっかく頑張ってくれたのに、(最終2)センターじゃなくて直線で来られてしまった。あの展開ならしっかり残して、1着を取らないといけないのに申し訳ない。ハンドルを遠めにしたら、楽に乗れている感覚があった」
「(周回中の)並びが想定外だったので、(幸田)望夢が臨機応変に走ってくれた。望夢はスピードがあるし、初めて連係した時にまくりに口が空いた。こういう展開は得意だろうなと思って信頼して付いてました。園田さんのブロックが絶対に来ると思ってたんで、その内か外かを判断して外を踏んだ。見えてたし、余裕がありました。直前まで練習をやって疲労をためて、指定練習でほぐして、初日にカツンと入る状態にもっていけた」
果敢に風を切った東矢だったが、オーバーペースだったのか、さすがに直線ではいっぱい。幸田を阻んだ園田匠は、追い込むも2着。
「(東矢は)カマシだろうなと思ってました。頑張ってくれたんですけど、3番手が口が空きすぎてて、(幸田に)そこで休まれていいタイミングで来られてしまった。せっかく頑張ってくれたのに、(最終2)センターじゃなくて直線で来られてしまった。あの展開ならしっかり残して、1着を取らないといけないのに申し訳ない。ハンドルを遠めにしたら、楽に乗れている感覚があった」
<2R>

窪木一茂選手
打鐘手前で中西大が主導権を握る。近畿勢に単騎の寺崎祐樹が続くが、木村弘は3コーナー過ぎに寺崎祐樹をさばいて3番手を確保する。寺崎が5番手に降りて、片岡迪之が6番手で最終周回へ。後方の北野良栄、片岡も仕掛けられず一本棒のままバックを通過。木村は2センターで外に持ち出して追い込む。木村に付けた窪木一茂(写真)は、さらにその外から木村を交わした。
「もう(木村を)信頼していました。あんまり人の後ろを走ることがないので、内を空けないようにと脚をためることを意識していました。たまたま差せた。(ナショナルチームの活動で)3日前までトルコでロードレースに2週間くらい行っていた。それまではナショナルチームで練習をしていた。短距離の強い選手と一緒にはやってないですけど、気持ちと刺激をいただいている。それがすごく大きい。(競輪に)慣れないのはしょうがない。最終的には脚と思っているんで、トレーニングしかないですね」
好位を確保しての追い込み勝負になった木村弘は、ラインでの決着も内容を反省する。
「(寺崎をさばいて3番手奪取も)そのあとも仕掛けられてない。3番手を取っただけになっちゃった。小さいレースをしてしまいました。結果、(ラインで)ワンツーだったけど、内容も明日(2日目)は重視したい。道中はなんか重たかったですね」
「もう(木村を)信頼していました。あんまり人の後ろを走ることがないので、内を空けないようにと脚をためることを意識していました。たまたま差せた。(ナショナルチームの活動で)3日前までトルコでロードレースに2週間くらい行っていた。それまではナショナルチームで練習をしていた。短距離の強い選手と一緒にはやってないですけど、気持ちと刺激をいただいている。それがすごく大きい。(競輪に)慣れないのはしょうがない。最終的には脚と思っているんで、トレーニングしかないですね」
好位を確保しての追い込み勝負になった木村弘は、ラインでの決着も内容を反省する。
「(寺崎をさばいて3番手奪取も)そのあとも仕掛けられてない。3番手を取っただけになっちゃった。小さいレースをしてしまいました。結果、(ラインで)ワンツーだったけど、内容も明日(2日目)は重視したい。道中はなんか重たかったですね」
<3R>
山田諒が打鐘手前で先頭に立ち、齋藤雄行がインで粘る。そこをタイミング良く叩いた櫻井祐太郎が先行策。出切ったライン3車で快調に飛ばす。4コーナーから巻き返した竹内翼は4番手に入るも、そこからなかなか詰まらない。自力に転じた加賀山淳も前団を脅かさずまで至らず、櫻井ライン3人の勝負。空けた車間を詰めて追い込んだ伏見俊昭を櫻井が振り切った。
「齋藤さんが切ってから、突っ張る素振りを見せたんで、そこは冷静に判断しながらでした。山田さんが切ったところをすかさず叩いて、いい感じに出られました。風がキツかったんで、自分がもつように駆けました。流れるところがない感じでかなりキツかった」
ライン3車で上位を独占。番手で絶好の展開だった伏見俊昭は8分の1輪、及ばずの2着。
「(櫻井)祐太郎が、自分のタイミングで行ってくれるだろうなと思ってました。ハイペースでしたけど、しっかりいってくれた。(ゴール前は)なんかおかしいですね。祐太郎が強かった。感じはいいのに、最後だけおかしかった。反省して、明日(2日目)につなげます」
「齋藤さんが切ってから、突っ張る素振りを見せたんで、そこは冷静に判断しながらでした。山田さんが切ったところをすかさず叩いて、いい感じに出られました。風がキツかったんで、自分がもつように駆けました。流れるところがない感じでかなりキツかった」
ライン3車で上位を独占。番手で絶好の展開だった伏見俊昭は8分の1輪、及ばずの2着。
「(櫻井)祐太郎が、自分のタイミングで行ってくれるだろうなと思ってました。ハイペースでしたけど、しっかりいってくれた。(ゴール前は)なんかおかしいですね。祐太郎が強かった。感じはいいのに、最後だけおかしかった。反省して、明日(2日目)につなげます」
<4R>
3番手の外併走でタイミングを取った山岸佳太が、踏み込んで打鐘手前で出る。そこを栗山和樹が叩いて、岐阜コンビが主導権を握る。3番手を山岸がキープして、車間が空いた6番手に鈴木浩太で最終周回。2コーナー手前から鈴木がまくり、山岸も合わせて詰めるがなかなか進まない。3番手で鈴木と山岸が重なり、山岸は2センターからインを突く。山岸マークの神山拓弥は、それを見極めて外を追い込んで鋭く伸びた。
「(山岸は)3番手をしっかり取ってくれた。理想を言えば(もっと早めに)仕掛けてくれれば、ラインでっていうのはありましたね。(最後は山岸が)内に行ったので、自分は外に行った。練習では全然踏めなかったけど、今日(初日)は踏めました。直前の練習だと(力が)抜けちゃう感じがあった。でも、踏めれば外でも1着が取れるなっていうのがわかったんで良かった。今日は最近になく軽く感じた」
逃げた栗山を利した不破将登は、神山に伸び負けも感触は悪くなさそうだ。
「(周回中は)いい位置が取れたんで、行くタイミングは(栗山に)任せていました。(栗山は最終)ホーム、バックがすごく掛かっていた。(3番手が)離れていたんで、自分はピッタリ付いた方がいいかなと。前回までとは若干、乗り方を変えていい方向にいっている。体調とかもいいと思います」
「(山岸は)3番手をしっかり取ってくれた。理想を言えば(もっと早めに)仕掛けてくれれば、ラインでっていうのはありましたね。(最後は山岸が)内に行ったので、自分は外に行った。練習では全然踏めなかったけど、今日(初日)は踏めました。直前の練習だと(力が)抜けちゃう感じがあった。でも、踏めれば外でも1着が取れるなっていうのがわかったんで良かった。今日は最近になく軽く感じた」
逃げた栗山を利した不破将登は、神山に伸び負けも感触は悪くなさそうだ。
「(周回中は)いい位置が取れたんで、行くタイミングは(栗山に)任せていました。(栗山は最終)ホーム、バックがすごく掛かっていた。(3番手が)離れていたんで、自分はピッタリ付いた方がいいかなと。前回までとは若干、乗り方を変えていい方向にいっている。体調とかもいいと思います」
<5R>

土生敦弘選手
赤板1コーナーで滝本幸正が、押さえて出る。西田優大は別線を警戒しながらタイミングを計り、打鐘手前で出て先行態勢。西田がつくり出すペースに7番手の新村穣は仕掛けられず、一本棒のまま最終ホームを迎える。5番手の土生敦弘(写真)が2コーナー手前からまくりを打つが、白上翔は付いていけない。桑原大志のけん制を乗り越えた土生が、1人で逃げる西田をとらえて1着。
「(最終)ホームで詰まって、そこで行かないと本当はダメだと思う。新村さんが構えてくれたから良かった。けど、本当だったらそこで上を行かれて、自分が後方になって厳しかったと思う。そこだけがちょっと良くなかったですね。選手紹介から、力が入る感じがあった。前回がまったく力が入らなかったんですけど、今回は大丈夫です」
土生に行かれた桑原大志だったが、そのあとはうまくリカバリー。後続をけん制しながら追い込んだ。
「あの並びで、新村君がカマしてくれば、無理せず出させてもと思ってた。けど、構えてくれたんで、そのまま(西田が)駆ける流れになりましたね。いいピッチだったし、自分は余裕がなくて、滝本君がいつ来るかなと思ってた。そしたら土生君が来てマズいなと。しっかりした人なら止めているし、脚力と技術不足。だけど、そのなかでも、もう一度西田君の位置を確保できたのが唯一の救いです」
「(最終)ホームで詰まって、そこで行かないと本当はダメだと思う。新村さんが構えてくれたから良かった。けど、本当だったらそこで上を行かれて、自分が後方になって厳しかったと思う。そこだけがちょっと良くなかったですね。選手紹介から、力が入る感じがあった。前回がまったく力が入らなかったんですけど、今回は大丈夫です」
土生に行かれた桑原大志だったが、そのあとはうまくリカバリー。後続をけん制しながら追い込んだ。
「あの並びで、新村君がカマしてくれば、無理せず出させてもと思ってた。けど、構えてくれたんで、そのまま(西田が)駆ける流れになりましたね。いいピッチだったし、自分は余裕がなくて、滝本君がいつ来るかなと思ってた。そしたら土生君が来てマズいなと。しっかりした人なら止めているし、脚力と技術不足。だけど、そのなかでも、もう一度西田君の位置を確保できたのが唯一の救いです」
<6R>

上野雅彦選手
黒沢征治が赤板1コーナーで勢い良く出て、松本秀之慎はインを切り込むが結局、下げる。打鐘で猪狩祐樹が6番手から仕掛けて、2センター出切る。上野雅彦(写真)が、そこをカマして駆ける。3番手の猪狩は車間が空いていっぱい。黒沢が5番手から2コーナー過ぎにまくって、じわじわと詰める。大川龍二、関東勢がゴール前で一気に迫るが、上野が振り切った。
「松本君が切った上を、そのまま叩いて先行かなと思っていた。そしたら黒沢さんが結構、踏んだので、みんな立ち遅れた感じになった。自分で行こうかと思ったら猪狩さんが行ってくれたんで、すごく楽でした。バンクが軽かったんで、それほど踏まなくても進んでくれた。体の方がいいのか、踏めている感じがあった。(直線で諸橋愛が中を)突っ込んできているのがわかったんで、当たられてもいいように踏ん張っていた。記念の初日に逃げ切って勝ち上がれたっていうのは久々、しかも2車で。前回の佐世保から積極性が足りないなって、意識的に動くようにしている」
黒沢のまくりに乗った諸橋愛は、直線で中四国コンビの中を突っ込んで2着。
「(久しぶりで)いい緊張感より悪い緊張感でした。黒沢は行かれたというか、中途半端に引いた感じだった。そのあとはもう黒沢があのスピードだったんで、自分は内に。3(着)かと思ったら2(着)だったし、これで明日(2日目)は良くなると思う」
「松本君が切った上を、そのまま叩いて先行かなと思っていた。そしたら黒沢さんが結構、踏んだので、みんな立ち遅れた感じになった。自分で行こうかと思ったら猪狩さんが行ってくれたんで、すごく楽でした。バンクが軽かったんで、それほど踏まなくても進んでくれた。体の方がいいのか、踏めている感じがあった。(直線で諸橋愛が中を)突っ込んできているのがわかったんで、当たられてもいいように踏ん張っていた。記念の初日に逃げ切って勝ち上がれたっていうのは久々、しかも2車で。前回の佐世保から積極性が足りないなって、意識的に動くようにしている」
黒沢のまくりに乗った諸橋愛は、直線で中四国コンビの中を突っ込んで2着。
「(久しぶりで)いい緊張感より悪い緊張感でした。黒沢は行かれたというか、中途半端に引いた感じだった。そのあとはもう黒沢があのスピードだったんで、自分は内に。3(着)かと思ったら2(着)だったし、これで明日(2日目)は良くなると思う」
<7R>
4番手の高橋晋也は、赤板1センター過ぎに竹内雄作に合わせて踏み込む。藤井昭吾が同期の竹内との連結を外して、高橋は竹内の1車を受けて番手に収まる。竹内の先行で最終周回。8番手から巻き返した山根将太の気配を察知した高橋が、最終2コーナーで番手発進。高橋、保科千春の後ろに藤井が続いて、3人で出切る。直線で外を伸びた藤井が1着も、反省の振り返り。
「僕の勝手な判断で、ジャンで位置を確保しないとと思って3番手に降りたんですけど。スピード的に、追い上げられなかったです。雄作を沈めてしまったんで、絶対に1着を取らないとって。それで思いっ切り踏んだ。1着だけど内容的には最悪です」
ゴール前で高橋を交わした保科千春だったが、その後ろの藤井に屈して2着。
「後ろの動きがなかったんで、どうなってんのかなと。(高橋)晋也が先に動いてくれて、強いのも知ってるんで安心して付いてました。藤井さんのスピードが良すぎて、最後は伸び負けた。重たい感じがしますね」
「僕の勝手な判断で、ジャンで位置を確保しないとと思って3番手に降りたんですけど。スピード的に、追い上げられなかったです。雄作を沈めてしまったんで、絶対に1着を取らないとって。それで思いっ切り踏んだ。1着だけど内容的には最悪です」
ゴール前で高橋を交わした保科千春だったが、その後ろの藤井に屈して2着。
「後ろの動きがなかったんで、どうなってんのかなと。(高橋)晋也が先に動いてくれて、強いのも知ってるんで安心して付いてました。藤井さんのスピードが良すぎて、最後は伸び負けた。重たい感じがしますね」
<8R>
周回中、7番手から進めた野口裕史を別線が警戒しながら赤板を迎える。5番手の山田雄大がインを押し上げて隊列が短くなったところを、野口は2コーナーから山降ろしで仕掛ける。野口が主導権を奪い、南関勢を追った小森貴大が4番手まで追い上げて併走。小森は再度、最終2コーナーから踏んで、前団に襲い掛かる。懸命に抵抗する野口の逃げを、小森が直線に入口でとらえた。
「(周回中は)できればセオリー通り、野口さん(ライン)の後ろからが良かったけど。どうあれ野口さんが先行したところを4番手と。組み立ては甘かったですね。そのあとは外をずっと回しながらでした。正直、いい感覚はなかった。思ったより進んでくれたっていう感じですね。昨日(前検日)の夕方から花粉症がひどくて、呼吸器系がしんどい。けど、1着にこられているし、レースになればそれほどでも」
ゴール線でピタリと交わしたかに思われた椎木尾拓哉だったが、微差の2着。
「山田君が内に来たのが想定外だった。(小森は野口ラインに)スイッチしたところは良かった。このまま行っちゃうかなって、そこはもったいなかった。東(龍之介)君のブロックがキツいかなと。そこだけは気をつけていた。僕のところにも来ると思った。けど、小森が強かった。結果は良かったけど、僕はそんなに余裕がなかった。(2日目以降)リカバリーしたい」
「(周回中は)できればセオリー通り、野口さん(ライン)の後ろからが良かったけど。どうあれ野口さんが先行したところを4番手と。組み立ては甘かったですね。そのあとは外をずっと回しながらでした。正直、いい感覚はなかった。思ったより進んでくれたっていう感じですね。昨日(前検日)の夕方から花粉症がひどくて、呼吸器系がしんどい。けど、1着にこられているし、レースになればそれほどでも」
ゴール線でピタリと交わしたかに思われた椎木尾拓哉だったが、微差の2着。
「山田君が内に来たのが想定外だった。(小森は野口ラインに)スイッチしたところは良かった。このまま行っちゃうかなって、そこはもったいなかった。東(龍之介)君のブロックがキツいかなと。そこだけは気をつけていた。僕のところにも来ると思った。けど、小森が強かった。結果は良かったけど、僕はそんなに余裕がなかった。(2日目以降)リカバリーしたい」
<9R>

根田空史選手
瀬戸晋作が切って、順番通りに磯島成介が押さえてペースを握る。単騎の蒋野翔太が6番手で、前受けの根田空史(写真)は7番手になる。打鐘でアクションを起こした根田だが、結局、構えて後方。そのまま磯島が、徐々にペースを上げて逃げる。磯島の掛かりもいいが、根田が2コーナーでスパート。佐々木龍は、踏み出しで遅れ気味。磯島を利して追い込んだ櫻井学を根田がとらえたところがゴール。
「内容が全然ダメです。ジャンで行こうと思ったんですけど、磯島君のペースが良くて行けなかった。(佐々木)龍も大木(雅也)さんも付いてくれてたし、気合で行きたかったけど。最近、龍と決められてなかったし、龍の地元で龍のためにっていうのもあったんですけど。(前々回の)松戸から新車で、スピードが上がってからは楽だけど重たい」
磯島が絶妙なペースで駆けて、番手の櫻井学には好展開。後続との間合いを計り、櫻井が差し脚を伸ばした。
「(周回中は)思ってた通りの並びで、根田君が来なければそのまま先行だし、来ればその後ろを取ってって思ってた。なかなか来なくて、俺はソワソワしてた。キツいブロックもできないし、波をつくるぐらいしかできない。最後はもってなかったですね」
「内容が全然ダメです。ジャンで行こうと思ったんですけど、磯島君のペースが良くて行けなかった。(佐々木)龍も大木(雅也)さんも付いてくれてたし、気合で行きたかったけど。最近、龍と決められてなかったし、龍の地元で龍のためにっていうのもあったんですけど。(前々回の)松戸から新車で、スピードが上がってからは楽だけど重たい」
磯島が絶妙なペースで駆けて、番手の櫻井学には好展開。後続との間合いを計り、櫻井が差し脚を伸ばした。
「(周回中は)思ってた通りの並びで、根田君が来なければそのまま先行だし、来ればその後ろを取ってって思ってた。なかなか来なくて、俺はソワソワしてた。キツいブロックもできないし、波をつくるぐらいしかできない。最後はもってなかったですね」
<10R>

嶋津拓弥選手
打鐘手前で出た梶原海斗が、先行態勢を取る。阿部架惟都が3番手に入り、地元の佐々木眞也は5番手。最終ホームを通過して、梶原が落ち着いて駆ける。佐々木が、1コーナーからまくり上げるが進みは一息。前が遠く万事休すかに思われたが、佐々木はバック過ぎから伸びはじめて前団を射程圏に入れる。嶋津拓弥(写真)は、佐々木マークから外を踏んで突き抜けた。
「(佐々木が仕掛けたところは)詰まっていたと思うけど、(佐々木)眞也が行ったところで(梶原が)踏み上がっていった。それで無理だなと思ったけど、そこから(佐々木が)強かったし、さすがだなって。それまでは付いていかない方がいいのかなっていう感じだった。でも、自分も余裕がなくて、連れていってもらうしかなかった。自分は川崎だったんで、あのコースが伸びたんだと思います」
終わってみれば人気の地元コンビのワンツー。ヒヤリとするシーンもあったが佐々木眞也は2着。
「5番(梶原)が掛かってましたね。結構、キツかったけど、回しながら休んでました。コーナーを上って、前も車間を切ってたんで、なかなか詰まらなかった。でも、最後は伸びて良かった。脚は悪くないので、(2日目以降は)もっと流れを見て仕掛けたい。ホームバンクですし、できればタテでしっかり仕掛けていこうと思っていた」
「(佐々木が仕掛けたところは)詰まっていたと思うけど、(佐々木)眞也が行ったところで(梶原が)踏み上がっていった。それで無理だなと思ったけど、そこから(佐々木が)強かったし、さすがだなって。それまでは付いていかない方がいいのかなっていう感じだった。でも、自分も余裕がなくて、連れていってもらうしかなかった。自分は川崎だったんで、あのコースが伸びたんだと思います」
終わってみれば人気の地元コンビのワンツー。ヒヤリとするシーンもあったが佐々木眞也は2着。
「5番(梶原)が掛かってましたね。結構、キツかったけど、回しながら休んでました。コーナーを上って、前も車間を切ってたんで、なかなか詰まらなかった。でも、最後は伸びて良かった。脚は悪くないので、(2日目以降は)もっと流れを見て仕掛けたい。ホームバンクですし、できればタテでしっかり仕掛けていこうと思っていた」
<11R>

和田圭選手
赤板過ぎに緒方将樹を突っ張った中野慎詞が、主導権を渡さない。吉本卓仁が中団に降りるも、緒方は踏み続ける。打鐘では緒方と重なった中野だったが、余力を残しながら合わせて駆ける。4番手は久米康平がキープして最終周回。番手で別線の反撃に備えた和田圭(写真)だったが、バックでも別線の仕掛けはない。3コーナーから踏んだ久米も北日本勢には迫れず、和田がきっちり差し切った。
「(中野は赤板で突っ張って)無理やり来るようだったら、出させて、(新山)響平みたいに追い上げに張りながら対応すればいい。中野はヨコも強いから信頼してました。(久米が)来たのがわかった。(中野が最終)ホームでペースに入れてたのか、どうなのかなって感じだった。でも、バックで来た時に中野も踏み上げていったんで、心配なかったですね。自分は思ったよりもいい感じがする。でも、これ以上に楽な展開はない」
別線にレースをさせず力の違いを見せた中野慎詞が2着。
「FIでは出させてたけど、大きいレースだと出したら追い上げられるのが僕の負けパターン。負けパターンをなくしていきたいんで、こういうレースになりました。差されたのは力不足だけど、和田さんも強い選手ですし、味方に差されるのは仕方ないかな。でも、差されない力もつけていきたい。重い感じもしないので問題ない」
「(中野は赤板で突っ張って)無理やり来るようだったら、出させて、(新山)響平みたいに追い上げに張りながら対応すればいい。中野はヨコも強いから信頼してました。(久米が)来たのがわかった。(中野が最終)ホームでペースに入れてたのか、どうなのかなって感じだった。でも、バックで来た時に中野も踏み上げていったんで、心配なかったですね。自分は思ったよりもいい感じがする。でも、これ以上に楽な展開はない」
別線にレースをさせず力の違いを見せた中野慎詞が2着。
「FIでは出させてたけど、大きいレースだと出したら追い上げられるのが僕の負けパターン。負けパターンをなくしていきたいんで、こういうレースになりました。差されたのは力不足だけど、和田さんも強い選手ですし、味方に差されるのは仕方ないかな。でも、差されない力もつけていきたい。重い感じもしないので問題ない」
<12R>

郡司浩平選手
赤板過ぎに鈴木竜士が出て、郡司浩平(写真)が3番手に続く。坂井洋が5番手。単騎の犬伏湧也は7番手になり、全部のラインと単騎まで送り出した脇本雄太は8番手で打鐘を迎える。2センターで坂井が仕掛けて、郡司も前との車間を詰める。郡司は最終1コーナーで遅れ気味の長島大介を張りながら、前に踏み込む。鈴木を1人でとらえた坂井に郡司が迫り、脇本も1センター過ぎから反撃。坂井を2センターでとらえた郡司が、脇本、浅井康太を退けて1着。ホームバンクで初日からきっちりと答えを出した。
「(打鐘4コーナー付近からは)僕が詰めていたところを(坂井)洋も来ていた。(坂井を)合わせられる感じじゃなかったので、スイッチして長島(大介)さんのところっていう頭に切り替えた。自分のタイミングじゃないところでスイッチしたので、タイミングが狂った。けど、脇本さんが見えてからも反応できたんで良かった。落ち着いてしっかりと踏み上げられたので、状態はいいと思います。思っていた以上にお客さんの声援もすごかった。それで気持ちも入った。体の状態もいいし、気持ちが入りすぎているなって思った。でも、硬くなっている感じじゃないので、ゾーンに入っている」
脇本の加速に対応した浅井康太は、最終2センター過ぎに内よりに進路を取り2着に伸びた。
「脇本君がしっかりと引いて、落ち着いて仕掛けてくれた。(最終)2コーナーのところがキツかったけど、そこだけしのげた。もうワンテンポ早く突っ込めれば良かったけど、脇本君が外を伸びるんで待ってからだった。それで松谷(秀幸)さんのコースを見てからだった。スピード練習をしてないけど、このレースで(あのスピードに)対応できて良かった」
後方からのまくりで郡司をとらえ切ることはできなかった脇本雄太は、新車の感触を確かめながらのシリーズになりそうだ。
「坂井君が行ったところで犬伏君を見ちゃって、それでワンテンポ、ズレた。踏めてはいる。あとは郡司君の横を通過したかったけど、スピードもあってさすがでした。新しいフレームの感触も完全にはつかめてないままなので、明日(2日目)も使うつもりです」
「(打鐘4コーナー付近からは)僕が詰めていたところを(坂井)洋も来ていた。(坂井を)合わせられる感じじゃなかったので、スイッチして長島(大介)さんのところっていう頭に切り替えた。自分のタイミングじゃないところでスイッチしたので、タイミングが狂った。けど、脇本さんが見えてからも反応できたんで良かった。落ち着いてしっかりと踏み上げられたので、状態はいいと思います。思っていた以上にお客さんの声援もすごかった。それで気持ちも入った。体の状態もいいし、気持ちが入りすぎているなって思った。でも、硬くなっている感じじゃないので、ゾーンに入っている」
脇本の加速に対応した浅井康太は、最終2センター過ぎに内よりに進路を取り2着に伸びた。
「脇本君がしっかりと引いて、落ち着いて仕掛けてくれた。(最終)2コーナーのところがキツかったけど、そこだけしのげた。もうワンテンポ早く突っ込めれば良かったけど、脇本君が外を伸びるんで待ってからだった。それで松谷(秀幸)さんのコースを見てからだった。スピード練習をしてないけど、このレースで(あのスピードに)対応できて良かった」
後方からのまくりで郡司をとらえ切ることはできなかった脇本雄太は、新車の感触を確かめながらのシリーズになりそうだ。
「坂井君が行ったところで犬伏君を見ちゃって、それでワンテンポ、ズレた。踏めてはいる。あとは郡司君の横を通過したかったけど、スピードもあってさすがでした。新しいフレームの感触も完全にはつかめてないままなので、明日(2日目)も使うつもりです」