『川崎競輪開設56周年記念(GIII)レポート』 いよいよ明日決勝戦!
 
配信日:4月11日
 
 



『若生武則の川崎競輪開設56周年記念(GIII)レポート』 いよいよ明日決勝戦!


こんにちは、けいりんマガジンの中村です。
昨日までとはうってかわっての雨天となりましたが、レースは熱かったですね。
明日の決勝戦は、関東VS南関の先行争い!? 捲る九州か!?



■ダッグアウトから
8レース 準決勝C
●平原康多の捲り追い込みを交わして1着の小林大介
「今日は平原のおかげですね。昨日、『どっちがいい?』って聞いたら、『前で頑張らせてください』って言ったんで任せました。調子はあんまりよくないんですけどね。けど、その中で決勝に乗れたのは大きいです。明日は先輩方が乗ってくれたら思いっきり行きます」

●赤板から先行した中田博之の番手から捲るも惜しくも3着に沈んでしまった村上義弘
「いっぱいやった。(中田に)任せて『普通に行ってくれ』って言ってたんですけど、中田とは初対面だし、どんな選手かわからんし、あんなに思いっきり行ってくれるとは思わなかったです。せっかく行ってくれたんですけど、バック追い風を抜けるのにいっぱい、いっぱいでした...」

9レース 準決勝B

●地元で優出決めた佐々木龍也
「(先行してくれた)五十嵐(力)のおかげです。川崎競輪場は、中学、高校から僕を育ててもらったバンクなんで、やっぱり(決勝は)外したくなかったですね」

●2着に入った佐々木健司
「(五十嵐の先行が)スピード乗ってなかったから、飛ばすにとばせないし、高谷(雅彦)さんも粘る気配だったし、鈴木(秀明)さんを振るだけ振らないとと思って」

●佐々木龍也のインで粘った高谷雅彦は

「あの時点では、あそこにいくしかないなと思って。先行のテクニックはあるんだけどなぁ...、ずるーい先行とかね。そっちのテクニックがなかっただけです」

●先行した五十嵐力は
「道中で脚を使いすぎちゃいました」

10レース 準決勝A
●中団から捲り追い込み2着の神山雄一郎
「やっぱり5番手までにいないと勝負権ないなと思ったんでね。市田(佳寿浩)がどう動くかなと思ったけど、あんまり他の人のことばっかり考えて、自分が動けなくなっちゃうから」






●1着の後閑信一
「神山さんのおかげですね。あそこまで行ってくれたから」



●丸山啓一の後ろの位置とった友定祐己は
「後手踏みました。(福田知也-丸山さんは)2段駆けなのはわかっていたから、行ってくれるならギリギリまでついていようと思ったら、神山さんに行かれました」
11レース 準決勝A
●先行し、3着に粘った荒井崇博
「2回目は内があくと思ってました。あかなくても3番手飛ばして、そのまま行こうと思っていたんですけど海老根(恵太)さんも単騎でサラ脚でまわってくれば強いね。さすが(初日に)村上さんを捲るだけあるね」






●直線追い込み2着に入った海老根恵太
「先行するのは荒井だと思ってたんで、そしたら、その4番手について行ってって思ってました。でも、最後まで石丸(寛之)さんか、成田か、荒井、誰が先行するかわかんなかったですね」



■決勝展望

並びは、
小林大介-後閑信一-神山雄一郎-佐々木健司、
海老根恵太-丸山啓一-佐々木龍也、
荒井崇博-小野俊之


 主導権を獲りそうなのは、地元の佐々木(龍)をつれた海老根? 4車の小林? 主導権獲りは厳しいものになりそう。
 南関の並びは、海老根が「自分が失敗しても丸山さんが行ってくれるから」ということで、この並びに落ち着いた。裏を返せば、早めに駆けます、という意思表示とも考えられる。
 小林も、偉大な先輩2人&佐々木(健)をつけ、先行意欲に燃えている。後閑は神山に大きな借りがある分、早めに追い込むことも考えられる...。
 叩き合いになりそうなら、荒井の捲りが炸裂か!今回、できがいいだけに注目したいところだ。


※選手の並びについては、新聞や選手紹介等でご確認下さい。


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