開設72周年平塚記念「湘南ダービー(GIII)」が4月7日に始まった。SS班5名が参戦した初日特選は予想通りの激戦となったが、モガき合う平原康多と古性優作の後ろで脚を溜めた佐藤慎太郎がゴール前で中を割って快勝。また、一次予選では坂井洋、松井宏佑、犬伏湧也ら期待の機動型が次々に1着を奪ってシリーズを盛り上げた。8日には二次予選7個レースで準決への勝ち上がりを競う。
なお、本場では、8日も山口健治さん、後閑信一さんによる江戸鷹&BOSS予想会が予定されているほか、9日、10日には様々なイベントをご用意してご来場をお待ちしておりますが、引き続き新型コロナウイルス感染症感染拡大予防にご協力とご理解をお願いいたします。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。
<1R>
後ろ攻めから大西貴晃が切ると、打鍾から仕掛けた高田修汰が全開で叩いて最終ホーム前に主導権を握る。高田マークの稲垣裕之は車間を空けて別線を警戒し、飯野祐太の巻き返しに合わせて最終バックから番手まくり。飯野を合わせ切ると、後位から迫る畑段嵐士とのゴール前勝負を制してオープニングレースを飾った。
「(1レース1番車で)新鮮な気持ちで走れました。(高田は打鍾で)しっかり踏んでくれましたし、後ろの仕掛けに合わせて対処しようと。余裕はありました。(飯野が)いいスピードに見えたので、高田君のカカリもよかったんですけど、出ていこうと判断しました。人気にもなっていましたし、それに応えられたのは高田君のおかげです。状態もいいですし、体は動いてくれていますね」
飯野祐太は最終ホームで中団に追い上げるようにしてから、2コーナーまくり。勢いよく前に迫ったものの、番手まくりを乗り越えることは出来ずに3着。
「初手は高田君の後ろが理想でしたけど、けん制が入るようなら前からも考えていました。大西君の切り方が甘かったので突っ張ろうか迷ったんですけど、出させてすぐに反応できたので悪くないと思います。ホームでちょっと空いていて、そこで休んでしまって自分で自分のスピードを殺してしまった。それがなければ稲垣さんの横か畑段君の前くらいまではいけたと思う。(急な追加で)めちゃめちゃ疲れていますけど、動けていますし、だんだん軽くなってくると思う」
「(1レース1番車で)新鮮な気持ちで走れました。(高田は打鍾で)しっかり踏んでくれましたし、後ろの仕掛けに合わせて対処しようと。余裕はありました。(飯野が)いいスピードに見えたので、高田君のカカリもよかったんですけど、出ていこうと判断しました。人気にもなっていましたし、それに応えられたのは高田君のおかげです。状態もいいですし、体は動いてくれていますね」
飯野祐太は最終ホームで中団に追い上げるようにしてから、2コーナーまくり。勢いよく前に迫ったものの、番手まくりを乗り越えることは出来ずに3着。
「初手は高田君の後ろが理想でしたけど、けん制が入るようなら前からも考えていました。大西君の切り方が甘かったので突っ張ろうか迷ったんですけど、出させてすぐに反応できたので悪くないと思います。ホームでちょっと空いていて、そこで休んでしまって自分で自分のスピードを殺してしまった。それがなければ稲垣さんの横か畑段君の前くらいまではいけたと思う。(急な追加で)めちゃめちゃ疲れていますけど、動けていますし、だんだん軽くなってくると思う」
<2R>

宮本隼輔選手
高橋晋也が宮本隼輔(写真)を切った上を、道場晃規が打鍾で勢いよく叩いて先制。前に出た道場はスピードを落とさずハイペースで駆けていき、中団の高橋晋は車間が空いてしまう。高橋晋が最終バックから仕掛けるが、嶋津拓弥のけん制もあって不発。嶋津が抜け出すかに思えたが、7番手で脚をためていた宮本が大外を強襲して1着をさらった。
「ずっと楽でした。ただメンタルの弱さが出ました。道場君がいくのはいくと思って、準備はしていたんですけど、中団に高橋(晋)君がいて仕掛けられなかった。中団で車間を空けているのかと思ったし、あれで浮かされて終わるのが負けパターンだと思って、イモった。道中と、最後は最近の中じゃいいかな。しっかり仕掛けられるようにしないと」
道場に乗った嶋津拓弥が2着。地元のトップバッターとして勝ち上がりを決めた。
「道場が頑張ってくれた。カカリがよすぎて(番手から)出ていく余裕がなかった。前半がすごかったですね。勢いがものすごかったです。そこで付いていくのに(脚を)使い果たした。結果、高橋(雅之)さんと2、3着は道場のおかげ。ここを復帰場所にせず、前回復帰したのがよかった。レース勘を戻して臨めたのがよかったです」
「ずっと楽でした。ただメンタルの弱さが出ました。道場君がいくのはいくと思って、準備はしていたんですけど、中団に高橋(晋)君がいて仕掛けられなかった。中団で車間を空けているのかと思ったし、あれで浮かされて終わるのが負けパターンだと思って、イモった。道中と、最後は最近の中じゃいいかな。しっかり仕掛けられるようにしないと」
道場に乗った嶋津拓弥が2着。地元のトップバッターとして勝ち上がりを決めた。
「道場が頑張ってくれた。カカリがよすぎて(番手から)出ていく余裕がなかった。前半がすごかったですね。勢いがものすごかったです。そこで付いていくのに(脚を)使い果たした。結果、高橋(雅之)さんと2、3着は道場のおかげ。ここを復帰場所にせず、前回復帰したのがよかった。レース勘を戻して臨めたのがよかったです」
<3R>
初手で3番手を取った小川真太郎は、南関勢の上昇に合わせるように先に動いて雨谷一樹を切る。小川は叩きにきた南関勢を受けて4番手を確保。松坂侑亮が徐々にペースを上げて駆けていくなか、小川は別線の仕掛けがくる前に最終2コーナーからまくり上げる。小川は南関勢をスピードの違いでねじ伏せ、最後は阿竹智史が差し切った。
「車番が悪かったんですけど、(小川)真太郎が4番手を取って仕掛けてくれたので。初手であの位置(前中団)をとれたのはたまたまですけど。自分はもう内が気になってしまって近藤(俊明)さんのところで内に差し込む感じになってしまいました。そこまで感じは良くないですね。脚というか体全体的に」
脚を使って位置を取り、そこからまくり上げた小川真太郎。持ち味を存分に発揮した。
「自分らしく走れたと思います。雨谷さんと位置がバッティングすると思っていたので、あそこ(打鐘)で切れたのが良かったです。探り合いみたいになりましたけど、渡邉(豪大)さんが切るんかなって思ったんですけど切らなかったので自分が先に動こうと思って。迷いなく走れました。少し重かったですけど、(疲れは)徐々に抜けてくると思うので」
「車番が悪かったんですけど、(小川)真太郎が4番手を取って仕掛けてくれたので。初手であの位置(前中団)をとれたのはたまたまですけど。自分はもう内が気になってしまって近藤(俊明)さんのところで内に差し込む感じになってしまいました。そこまで感じは良くないですね。脚というか体全体的に」
脚を使って位置を取り、そこからまくり上げた小川真太郎。持ち味を存分に発揮した。
「自分らしく走れたと思います。雨谷さんと位置がバッティングすると思っていたので、あそこ(打鐘)で切れたのが良かったです。探り合いみたいになりましたけど、渡邉(豪大)さんが切るんかなって思ったんですけど切らなかったので自分が先に動こうと思って。迷いなく走れました。少し重かったですけど、(疲れは)徐々に抜けてくると思うので」
<4R>

福島武士選手
宮下一歩を打鍾で叩き切って緒方将樹が先制する。前受けから7番手に下げていた岡崎智哉は、打鍾過ぎ2センターから早目の巻き返しに出る。前団に迫っていった岡崎だが、最終2コーナー過ぎに福島武士(写真)の後輪に接触して落車してしまう。落車のあおりもあって、他の巻き返しはなく、緒方の先行に乗った福島が直線で抜け出した。
「緒方君がいいペースでいってくれて、岡崎君を合わせるかと思った。(最終)1センターくらいで、岡崎君が合わされたのか、休んでいる感じもあったので、2コーナーの下りでくるかと思って車間を空けていました。そこで落車があったから中村(昌弘)さんが突っ込んで落車したと思っていました。自分は落車の影響なく走れた。後ろに岡崎君がいると思って慌てて踏んだし、緒方君を残せず申し訳ない。流れも変わってくれたし、2カ月前くらいから練習でバンクが使えるようになって状態が上がってきた」
岡崎マークの坂口晃輔は目の前の落車を避け、外併走の形からなんとかリカバリーして2着に食い込んだ。
「(岡崎は)あのまま(先頭まで)いってしまうと思った。前を取って叩いたところを最後に仕掛けるって感じだった。(最終)1コーナーで合わされかけて、へばりついていくのかと思ったときに落車してしまった。自分も接触したので立て直せませんでした。付いている分には余裕があったので落車は残念です。最後にあれだけ踏めるなら、変に休まずに中村さんの位置でへばりついていればよかった。追加でも影響はないですね。(前回は)感触はよかったし、そのイメージでこれている」
「緒方君がいいペースでいってくれて、岡崎君を合わせるかと思った。(最終)1センターくらいで、岡崎君が合わされたのか、休んでいる感じもあったので、2コーナーの下りでくるかと思って車間を空けていました。そこで落車があったから中村(昌弘)さんが突っ込んで落車したと思っていました。自分は落車の影響なく走れた。後ろに岡崎君がいると思って慌てて踏んだし、緒方君を残せず申し訳ない。流れも変わってくれたし、2カ月前くらいから練習でバンクが使えるようになって状態が上がってきた」
岡崎マークの坂口晃輔は目の前の落車を避け、外併走の形からなんとかリカバリーして2着に食い込んだ。
「(岡崎は)あのまま(先頭まで)いってしまうと思った。前を取って叩いたところを最後に仕掛けるって感じだった。(最終)1コーナーで合わされかけて、へばりついていくのかと思ったときに落車してしまった。自分も接触したので立て直せませんでした。付いている分には余裕があったので落車は残念です。最後にあれだけ踏めるなら、変に休まずに中村さんの位置でへばりついていればよかった。追加でも影響はないですね。(前回は)感触はよかったし、そのイメージでこれている」
<5R>
櫻井祐太郎が前受けし、赤板まで別線の動きはない。赤板を過ぎてから動き出した伊早坂駿一が叩きにいくが、櫻井がこれを突っ張って出させない。櫻井はそのままグングンと加速して別線を封じ込め、最終4コーナーを絶好の番手で回った阿部力也が余裕を持って差し切った。
「(櫻井)祐太郎君がやることはいつも一つなので、どこからいくかだけでしたね。(スタートは)前か後ろかで。あんまりカカっていなくて大丈夫かなって思ったんですけど、とにかくくれば横は通過させないつもりだったので。ワンツースリーまでいければ一番よかったですけど。ここ最近はよくなってきている感じですね」
突っ張り先行で別線に手も足も出させなかった櫻井祐太郎が2着に逃げ粘った。
「車番が悪かったので、後ろよりも前の方が組み立てやすいかなって思って選択しました。突っ張るか引くかは相手次第でしたけど、遅かったので自分の判断で突っ張りました。先頭に立てば阿部さんが全部やってくれると思っていたので安心して。2周だらだら踏んだ感じだったのでバックできつかったんですけど、どうにか残れました」
「(櫻井)祐太郎君がやることはいつも一つなので、どこからいくかだけでしたね。(スタートは)前か後ろかで。あんまりカカっていなくて大丈夫かなって思ったんですけど、とにかくくれば横は通過させないつもりだったので。ワンツースリーまでいければ一番よかったですけど。ここ最近はよくなってきている感じですね」
突っ張り先行で別線に手も足も出させなかった櫻井祐太郎が2着に逃げ粘った。
「車番が悪かったので、後ろよりも前の方が組み立てやすいかなって思って選択しました。突っ張るか引くかは相手次第でしたけど、遅かったので自分の判断で突っ張りました。先頭に立てば阿部さんが全部やってくれると思っていたので安心して。2周だらだら踏んだ感じだったのでバックできつかったんですけど、どうにか残れました」
<6R>

神田紘輔選手
スタートけん制が入り、中近勢が前受けからレースを組み立てる。伊藤旭が赤板で切り、続いた真船圭一郎が打鍾前に押えて先頭に立つ。7番手に下げた藤井侑吾は、構えることなくすかさず打鍾過ぎ3コーナーから巻き返す。あっさりと叩き返した藤井には、神田紘輔(写真)、木村直隆も続いて最終ホームではライン3車できれいに出切る。快調に飛ばした藤井を、最後は神田がゴール寸前で差し切った。
「前受けは考えていなかったんですけど、藤井君が落ち着いて仕掛けてくれたので決まったと思います。バックでは後ろが離れていたし、ラインで決まるだろうなと思ったんですけど、ギリギリまで待って抜きにいきました。練習よりも調子が上がってきているので、楽しみな部分がありますね」
別線に全く出番を与えなかった藤井侑吾がライン決着をメイクし、自身も2着に粘った。
「(初手は)本当は中団か、後ろがよかったんですけど、けん制が入ったので前を取りました。前からの作戦はなかったけど、流れに乗ってカマしていきました。踏み出した時に出切れるなと思ったし、出切ってからはペースに入れて2コーナーとバックで踏み直して、あとは頑張るだけでした。風は気にならなかったけど、誘導を追っていくので脚を使ったかな。練習はしっかりしてきましたし、ワンツースリーが決まったのでよかったです」
「前受けは考えていなかったんですけど、藤井君が落ち着いて仕掛けてくれたので決まったと思います。バックでは後ろが離れていたし、ラインで決まるだろうなと思ったんですけど、ギリギリまで待って抜きにいきました。練習よりも調子が上がってきているので、楽しみな部分がありますね」
別線に全く出番を与えなかった藤井侑吾がライン決着をメイクし、自身も2着に粘った。
「(初手は)本当は中団か、後ろがよかったんですけど、けん制が入ったので前を取りました。前からの作戦はなかったけど、流れに乗ってカマしていきました。踏み出した時に出切れるなと思ったし、出切ってからはペースに入れて2コーナーとバックで踏み直して、あとは頑張るだけでした。風は気にならなかったけど、誘導を追っていくので脚を使ったかな。練習はしっかりしてきましたし、ワンツースリーが決まったのでよかったです」
<7R>

嘉永泰斗選手
前受けの嘉永泰斗(写真)は別線を受けて5番手に下げるが、前の鈴木薫が流しているのを見逃さずに打鍾からスパート。2センターで鈴木を叩き切った嘉永が先頭で最周回。嘉永ラインを追った石井も仕掛けるが、池田憲昭の再三のブロックで勢いが鈍る。3コーナーからまくり追い込んだ筒井裕哉が迫るも、嘉永が力強く踏み直してそのまま押し切った。
「もう前が緩んでいたので仕掛けました。アップの時はいつも通りだったんですけど、顔見せから軽かったのでいけるかなって思っていました。4コーナーからもタレずに踏めたと思いますしよかった。脚の状態もよさそうだし、明日(2日目)以降も頑張ります」
池田憲昭は再三のブロックで脚を使ったか、ゴール前は伸びを欠いて3着。
「落車の影響は問題ないですね。(嘉永が駆けるのが)少し早いかなって思ったけど、(石井を)出させたらきつくなるから止めないとなって。体も新車も問題ないと思いますけど嘉永君が強かったですね。もう2センターでいっぱいでしたね。すんなりだったらいい勝負ができたと思います」
「もう前が緩んでいたので仕掛けました。アップの時はいつも通りだったんですけど、顔見せから軽かったのでいけるかなって思っていました。4コーナーからもタレずに踏めたと思いますしよかった。脚の状態もよさそうだし、明日(2日目)以降も頑張ります」
池田憲昭は再三のブロックで脚を使ったか、ゴール前は伸びを欠いて3着。
「落車の影響は問題ないですね。(嘉永が駆けるのが)少し早いかなって思ったけど、(石井を)出させたらきつくなるから止めないとなって。体も新車も問題ないと思いますけど嘉永君が強かったですね。もう2センターでいっぱいでしたね。すんなりだったらいい勝負ができたと思います」
<8R>
初周で隊列が整う前に中村浩士と杉森輝大が接触し、中村が落車してしまうアクシデントが発生。岩本俊介後位は、川口直人が回る。前受けの蕗澤鴻太郎を岩本が切り、続いて押えた村上竜馬を蕗澤が打鍾で勢いよく叩く。隊列は一本棒で最周回に入り、蕗澤が軽快に飛ばしていく。別線の巻き返しは不発で、蕗澤が杉森の追撃も許さずに逃げ切った。
「中村さんが落ちたのは分かったんですけど、(自力の)相手は2人いたので作戦通り走ろうと思っていました。前を取って、切ったところの上をいって、相手に脚を使わせたかった。思ったよりも流れたので、杉森さんの援護を信頼して駆けました。まさか白星発進できるとは思ってませんでした。気持ちが楽になりましたね。明日(2日目)以降も自分の力を出すことを意識して走ります」
アクシデントもあった杉森輝大だが、ゴール前では蕗澤を差し切れずに2着。
「(中村が)後輪に当たってしまって、そこから重かった。(蕗澤を差せなかったのは)自分のミスです。もっと自転車と相談して運ばないと。いつもと同じ感覚で車間を切ってしまった」
「中村さんが落ちたのは分かったんですけど、(自力の)相手は2人いたので作戦通り走ろうと思っていました。前を取って、切ったところの上をいって、相手に脚を使わせたかった。思ったよりも流れたので、杉森さんの援護を信頼して駆けました。まさか白星発進できるとは思ってませんでした。気持ちが楽になりましたね。明日(2日目)以降も自分の力を出すことを意識して走ります」
アクシデントもあった杉森輝大だが、ゴール前では蕗澤を差し切れずに2着。
「(中村が)後輪に当たってしまって、そこから重かった。(蕗澤を差せなかったのは)自分のミスです。もっと自転車と相談して運ばないと。いつもと同じ感覚で車間を切ってしまった」
<9R>

坂井洋選手
前受けからすんなりと7番手に下げた坂井洋(写真)は、最終ホームから仕掛ける。逃げる南関勢を一瞬にしてまくり切った坂井は、最後までスピードが落ちることなく後ろを引き離してゴールした。
「初日でしたし、長い距離を踏もうと思っていました。本当はジャン(打鍾)でいきたかったんですけど、川口(公太朗)さんが膨らんできていけなかったので、落ち着いて早めの巻き返しを考えていました。主導権を取りたかったので。前回の川崎は疲労のピークだったので、3日休んで3日間乗ってきました。だいぶ疲れは抜けたと思うし、平塚は相性いいバンクだと思います」
切って中団を確保した吉田茂生は、坂井の踏み出しに遅れ気味だった磯田旭に絡む。磯田はさばけずとも、小林令が離れたのを見て、俊敏に磯田後位にスイッチ。最後は前の磯田を交わして2着に食い込んだ。
「(初手は)前以外で中団か後ろかって考えていました。菅原(大也)君が後ろなら先に切ろうと思っていましたけど、後ろになったので切って中団確保だなって。菅原君がピッチを上げたので2コーナーでは行こうと準備はしていたんですけど。上手にスイッチできてよかったです。ちょっとずつよくなってきていますね」
「初日でしたし、長い距離を踏もうと思っていました。本当はジャン(打鍾)でいきたかったんですけど、川口(公太朗)さんが膨らんできていけなかったので、落ち着いて早めの巻き返しを考えていました。主導権を取りたかったので。前回の川崎は疲労のピークだったので、3日休んで3日間乗ってきました。だいぶ疲れは抜けたと思うし、平塚は相性いいバンクだと思います」
切って中団を確保した吉田茂生は、坂井の踏み出しに遅れ気味だった磯田旭に絡む。磯田はさばけずとも、小林令が離れたのを見て、俊敏に磯田後位にスイッチ。最後は前の磯田を交わして2着に食い込んだ。
「(初手は)前以外で中団か後ろかって考えていました。菅原(大也)君が後ろなら先に切ろうと思っていましたけど、後ろになったので切って中団確保だなって。菅原君がピッチを上げたので2コーナーでは行こうと準備はしていたんですけど。上手にスイッチできてよかったです。ちょっとずつよくなってきていますね」
<10R>
スタートを取った地元勢が前受け。松井宏佑は別線を受けて一旦は7番手に車を下げ切るが、切った九州勢の態勢が整う前に打鍾前2コーナーからすかさずカマす。松井が抜群のスピードで先頭に立つと、松坂洋平、大塚玲も食らいついてライン3車で出切ってしまう。松井の掛かりは強烈で、どこまでいっても失速しない。最後は番手の松坂すらも振り切った。
「先行できて、ワンツースリーを決められたので、いいレースができました。もうちょっと緩んだところでいこうと思っていたんですけど、瀬戸(栄作)さんが切って、引いているときに無理やり叩いた。キツかったけど逃げ切れたのでよかったです。気持ちを抑えきれずにいった感じですね。平塚はアマチュアの頃にずっと練習していたバンクですし、自分でも合っていると思うし相性はいい。今回は決勝にいきたいし、決勝で暴れたい。疲れは残っていて体はキツいですけど、いつものことだし日に日によくなると思う」
松坂洋平、大塚まで続いて地元ワンツースリーが決まったが、絶好展開をモノに出来なかった松坂は反省の弁。
「まずラインで決まったことは嬉しいですけど、前を抜けなかったことがすごく悔しいです。後方に置かれると思っていたし、その辺は(松井)宏佑に任せていました。やっぱりいい踏み出しです。車間を切る必要はなかったですね。ホームバンクの記念で絶対に1着を取るつもりで走ったけど、緊張が多くて、硬かった。気持ちで頑張ります」
「先行できて、ワンツースリーを決められたので、いいレースができました。もうちょっと緩んだところでいこうと思っていたんですけど、瀬戸(栄作)さんが切って、引いているときに無理やり叩いた。キツかったけど逃げ切れたのでよかったです。気持ちを抑えきれずにいった感じですね。平塚はアマチュアの頃にずっと練習していたバンクですし、自分でも合っていると思うし相性はいい。今回は決勝にいきたいし、決勝で暴れたい。疲れは残っていて体はキツいですけど、いつものことだし日に日によくなると思う」
松坂洋平、大塚まで続いて地元ワンツースリーが決まったが、絶好展開をモノに出来なかった松坂は反省の弁。
「まずラインで決まったことは嬉しいですけど、前を抜けなかったことがすごく悔しいです。後方に置かれると思っていたし、その辺は(松井)宏佑に任せていました。やっぱりいい踏み出しです。車間を切る必要はなかったですね。ホームバンクの記念で絶対に1着を取るつもりで走ったけど、緊張が多くて、硬かった。気持ちで頑張ります」
<11R>

犬伏湧也選手
前受けから7番手に下げ切った犬伏湧也(写真)は、打鍾めがけてスパート。先頭の藤根俊貴も合わせてペースを上げて抵抗するが、犬伏は力ずくで叩き切る。後方からまくった神田龍も外に浮いて不発に終わり、犬伏が逃げ切った。
「前を取って引いていけるところからって考えていました。早めに仕掛けられてよかったです。7車と9車は違うので、その分早めに仕掛けられたと思うんですけど、踏み直しもできたので。あんまり軽い感じはしなくて流れなかったんですけど、全然悪くはないと思います。徐々によくなってくると思うので」
犬伏の番手を回った津村洸次郎が食い下がり、ラインワンツーが決まった。
「(田中)誠さんに番手を回らせてもらえたので千切れないように、できれば犬伏君のサポートができればって思っていました。責任もあったので集中していました。緊張はめちゃめちゃしましたけど。追走できてよかったです」
「前を取って引いていけるところからって考えていました。早めに仕掛けられてよかったです。7車と9車は違うので、その分早めに仕掛けられたと思うんですけど、踏み直しもできたので。あんまり軽い感じはしなくて流れなかったんですけど、全然悪くはないと思います。徐々によくなってくると思うので」
犬伏の番手を回った津村洸次郎が食い下がり、ラインワンツーが決まった。
「(田中)誠さんに番手を回らせてもらえたので千切れないように、できれば犬伏君のサポートができればって思っていました。責任もあったので集中していました。緊張はめちゃめちゃしましたけど。追走できてよかったです」
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佐藤慎太郎選手
和田真久留、古性優作の順で押さえた上を、宿口陽一が打鍾で勢いよく叩く。前受けから引いていた山田庸平は、埼玉勢の動きに乗って間髪入れずにカマしていく。最終ホームで山田が先手を奪うが、平原康多が1センターから自らまくりを放つ。平原を追った古性は、そこからさらに平原の上をまくりにいく。古性と平原で踏み合ったまま4コーナーに突入するが、最後は古性マークから両者の中を割った佐藤慎太郎(写真)が鮮やかに突き抜けた。
「周りは見えていました。最後、本当は外を踏みたかったし、外を踏もうと思っていた。無意識に、体が自然と反応して内にいきました。内にいくと古性に当たらないといけないし、申し訳なかったですね。余裕がないとか、そういう感じではなかったです」
あくまでも力勝負にこだわった古性優作。最後は佐藤に中を割られたが、見せ場たっぷりのレースで場内を沸かせた。
「理想通りの進め方ができた。正直、体はすごくよくない。でも、その中であそこまで自転車が出ると思わなかったし、ここから調子が上がっていって、日本選手権が楽しみです。平原さんが(最終1センターで)出ていって、そこに付いていって交わす方が1着の確率は高いんですけど、あそこで(仕掛けて)いってラインで決めることの方が大事。でも、GIならもっとシビアにいかないととは思うし、今日(初日)の展開ならホームで(井上昌己に)スイッチしていくのが理想ですね」
九州3番手を固めた園田匠だが、踏み出しで離れてしまう。8番手で和田を外からキメて古性ラインを追うと、大外を鋭く伸びて3着に食い込んだ。
「(山田)庸平が合わされそうな感じだったし、(井上)昌己さんを迎え入れようと思って降りた。前回よりもいいけど、その辺の判断が鈍い。体重が戻っている分、直線は踏めているし伸びはいい。あとは細かいレース勘ですね」
「周りは見えていました。最後、本当は外を踏みたかったし、外を踏もうと思っていた。無意識に、体が自然と反応して内にいきました。内にいくと古性に当たらないといけないし、申し訳なかったですね。余裕がないとか、そういう感じではなかったです」
あくまでも力勝負にこだわった古性優作。最後は佐藤に中を割られたが、見せ場たっぷりのレースで場内を沸かせた。
「理想通りの進め方ができた。正直、体はすごくよくない。でも、その中であそこまで自転車が出ると思わなかったし、ここから調子が上がっていって、日本選手権が楽しみです。平原さんが(最終1センターで)出ていって、そこに付いていって交わす方が1着の確率は高いんですけど、あそこで(仕掛けて)いってラインで決めることの方が大事。でも、GIならもっとシビアにいかないととは思うし、今日(初日)の展開ならホームで(井上昌己に)スイッチしていくのが理想ですね」
九州3番手を固めた園田匠だが、踏み出しで離れてしまう。8番手で和田を外からキメて古性ラインを追うと、大外を鋭く伸びて3着に食い込んだ。
「(山田)庸平が合わされそうな感じだったし、(井上)昌己さんを迎え入れようと思って降りた。前回よりもいいけど、その辺の判断が鈍い。体重が戻っている分、直線は踏めているし伸びはいい。あとは細かいレース勘ですね」