平塚競輪場で開設75周年記念「湘南ダービー(GIII)」が、4日間のナイターシリーズで5月10日に幕を開けた。初日のメイン、特選では犬伏湧也が力勝負を制して、ロングまくりで別線をねじ伏せた。また、一次予選では、九州勢が5勝を挙げて、大挙、二次予選に進んだ。5月11日のシリーズ2日目には、落車に見舞われた松井宏佑は欠場したが、初日特選組の8人も加わり、二次予選で勝ち上がりが争われる。
記念開催中は毎日、日替わり予想会、競輪初心者教室、未確定車券ガラポン抽選会、キッチンカーの出店、オリジナルクラフトビールの販売、日本競輪選手会神奈川支部ブースなどが予定されています。また、5月11日の2日目は、「DDT路上プロレス」、「リンカイ!」の歌唱ライブ・トークショー、「キミとアイドルプリキュア♪ショー」などもあります。平塚競輪場では、みなさまのご来場をお待ちしております。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。
<1R>

宿口陽一選手
中団で長谷川飛向との併走からタイミングを取った伊藤颯馬は、赤板1センター過ぎから踏み込む。伊藤は2コーナー過ぎに中野雄喜を押さえて主導権。すかさず長谷川も巻き返すが、伊藤が突っ張って駆ける。長谷川は外に浮いて、宿口陽一(写真)が中野をキメて中団に降りて最終周回。長谷川は後退して、4番手の宿口は3コーナー過ぎから追い込む。直線半ばで逃げる伊藤のスピードが鈍り、宿口が外を突き抜けた。
「やっぱりジャン過ぎて一番強い選手が駆けているんで、(長谷川は)キツいだろうなって。そうなるよなって思って、中野君が口が空いていたので、そこをキメてでした。(長谷川を)迎え入れるなり、後ろに(平原)啓多もいたんで勝負権があるようにと。疲れは残っているんですけど、悪くはないのかなって。何カ月ぶりかの1着なので、良くはなっていると思います」
伊藤の逃げを利した久米良が、ゴール寸前で伊藤を交わして2着。
「伊藤君は(周回中は)前が良かったと思うんですけど、外(長谷川)が早かったので中団になったと思います。前回よりはマシですけど、余裕はまったくなかったですね。風は意外と気にならない感じだった。自分は展開だけが神がかっている。悪い展開になったら、キツいなっていう感じですね」
「やっぱりジャン過ぎて一番強い選手が駆けているんで、(長谷川は)キツいだろうなって。そうなるよなって思って、中野君が口が空いていたので、そこをキメてでした。(長谷川を)迎え入れるなり、後ろに(平原)啓多もいたんで勝負権があるようにと。疲れは残っているんですけど、悪くはないのかなって。何カ月ぶりかの1着なので、良くはなっていると思います」
伊藤の逃げを利した久米良が、ゴール寸前で伊藤を交わして2着。
「伊藤君は(周回中は)前が良かったと思うんですけど、外(長谷川)が早かったので中団になったと思います。前回よりはマシですけど、余裕はまったくなかったですね。風は意外と気にならない感じだった。自分は展開だけが神がかっている。悪い展開になったら、キツいなっていう感じですね」
<2R>
打鐘手前で吉田昌司が主導権を握り、松岡辰泰は素早い反応で仕掛ける。しかしながら、松岡辰は山賀雅仁にぶつかり、スピードが落ちる。松岡辰はそのまま山賀を押し込んでインを進出。4コーナーで丸山直樹をさばいて、3番手を奪う。逃げる吉田に岡田泰地、松岡辰、松岡貴久、大野悟郎の隊列でレースは流れる。最終2コーナー手前から3番手の松岡辰がまくりを打つ。逃げる吉田をとらえた松岡辰が、九州ラインでの上位独占をメイクして押し切った。
「詰まったところでタイミングをみて行けたらと思っていた。風も強くて、一番後ろからまくるのはリスキーかなと。そしたら山賀さんと接触して危なかった。でも、引くよりも前に踏んだ方がチャンスがあると。接触があったせいか重かった。(前回の)GIの方が状態はいいと思うけど、走っていくうちに感触は良くなってくると思います」
松岡辰のトリッキーな動きに付け切った松岡貴久だが、半車身差の2着には口が重い。
「(松岡辰は)まさかすぐに行くとは。ワンテンポ待ってカマすのかと思ってた。そしたら(松岡辰は)すぐに行ってコケそうになっていた。自分は付いていくのでいっぱいでした。疲労はとくにないけど、感じは悪いです」
「詰まったところでタイミングをみて行けたらと思っていた。風も強くて、一番後ろからまくるのはリスキーかなと。そしたら山賀さんと接触して危なかった。でも、引くよりも前に踏んだ方がチャンスがあると。接触があったせいか重かった。(前回の)GIの方が状態はいいと思うけど、走っていくうちに感触は良くなってくると思います」
松岡辰のトリッキーな動きに付け切った松岡貴久だが、半車身差の2着には口が重い。
「(松岡辰は)まさかすぐに行くとは。ワンテンポ待ってカマすのかと思ってた。そしたら(松岡辰は)すぐに行ってコケそうになっていた。自分は付いていくのでいっぱいでした。疲労はとくにないけど、感じは悪いです」
<3R>

西田優大選手
4番手で周回を重ねた西田優大(写真)は、赤板2コーナー手前で原大智を押さえて先頭に立つ。打鐘で中団は、原と治田知也で併走。そのまま西田が駆ける。最終ホーム手前から治田が仕掛けると、三宅達也が外に張る。空いたインを原が突いて、バックでは西田の後ろがもつれる。後続のもつれをしり目に、直線で踏み直した西田が逃げ切った。
「(周回中は)前が良かったんですけど、恩田(淳平)さんが早かった。本当は突っ張りたかったです。(感触的には)可もなく不可もなくですかね。でも、(治田は)僕の上を行きたいんだろうなって思った。それで合わせるように踏んでいったので、脚を使わずに(最終)ホームまではいけたと思います。(治田は)高校、大学と強いのは知っていたので、難しくはなるなって思っていたんですけど。三宅さんはいつもやってくれるので、信頼していました」
最終1センター過ぎに治田を張った三宅達也は、原に内を来られて厳しい流れ。3コーナーでは原に前に出られたが、直線で盛り返して2着を確保した。
「キツかったですね。(最終1センターで)あれだけ上がったので、誰か入ってくるだろうなって予測はしていました。(原に)遅れかけたんですけど、なんとかしのげました。ダービー(日本選手権)が終わって腰痛が出たんですけど、なんとか持ちこたえた感じですね」
「(周回中は)前が良かったんですけど、恩田(淳平)さんが早かった。本当は突っ張りたかったです。(感触的には)可もなく不可もなくですかね。でも、(治田は)僕の上を行きたいんだろうなって思った。それで合わせるように踏んでいったので、脚を使わずに(最終)ホームまではいけたと思います。(治田は)高校、大学と強いのは知っていたので、難しくはなるなって思っていたんですけど。三宅さんはいつもやってくれるので、信頼していました」
最終1センター過ぎに治田を張った三宅達也は、原に内を来られて厳しい流れ。3コーナーでは原に前に出られたが、直線で盛り返して2着を確保した。
「キツかったですね。(最終1センターで)あれだけ上がったので、誰か入ってくるだろうなって予測はしていました。(原に)遅れかけたんですけど、なんとかしのげました。ダービー(日本選手権)が終わって腰痛が出たんですけど、なんとか持ちこたえた感じですね」
<4R>

一丸尚伍選手
赤板過ぎに矢野昌彦を突っ張った張野幸聖がペースを落とした2コーナーで、一丸尚伍(写真)が踏み込む。打鐘3コーナーで一丸が先頭に出るが、合わせて出た道場晃規がインから主導権を奪い最終周回へ。香川雄介のアシストで3番手に入りかけた一丸は、休まずに外併走からまくって出る。合わせる道場と踏み合いになった一丸が、直線半ばで力勝負を制した。
「本当は逃げたかったんですけど。(道場に内をすくわれた)ここで油断していた部分があったかもしれません。あとは踏みながら(仕掛けて)行けるところをって。結果的に(まくりで)行けたから良かったけど、もっとうまくできたかなと。やってきた練習の成果が出たかなっていうのがあるけど、今日(初日)は3車だったんで逃げたかった」
外に振るも一丸のまくりを止められなかった松坂洋平は、ゴール寸前で香川を交わして2着。
「道場君に任せて得意の戦法の一発っていう感じだったけど、苦しい展開になりましたね。もうちょっと自分がサポートできれば良かった。僕は無風の状態だったんで、脚はたまっていました。早めの追加だったので、(ホームバンクの)ここに向けて気持ちを乗せていく感じできました」
「本当は逃げたかったんですけど。(道場に内をすくわれた)ここで油断していた部分があったかもしれません。あとは踏みながら(仕掛けて)行けるところをって。結果的に(まくりで)行けたから良かったけど、もっとうまくできたかなと。やってきた練習の成果が出たかなっていうのがあるけど、今日(初日)は3車だったんで逃げたかった」
外に振るも一丸のまくりを止められなかった松坂洋平は、ゴール寸前で香川を交わして2着。
「道場君に任せて得意の戦法の一発っていう感じだったけど、苦しい展開になりましたね。もうちょっと自分がサポートできれば良かった。僕は無風の状態だったんで、脚はたまっていました。早めの追加だったので、(ホームバンクの)ここに向けて気持ちを乗せていく感じできました」
<5R>
前受けの坂本貴史は、赤板1コーナーで橋本優己を突っ張りペースを落とす。インを進出して包まれていた中川聖大が、打鐘3コーナーで4番手に下げる。橋本が7番手の一本棒から、中川が4コーナーで仕掛ける。西岡拓朗は中川の加速に徐々に遅れて、最終ホーム手前で叩き切った中川の番手に坂本が飛び付く。番手は車間が空いて、橋本は1コーナーから反撃。直線の入り口ではまだ後続との距離があった中川だが、さすがにいっぱい。橋本がゴール寸前でとらえた。
「後ろ攻めになってしまって、ちょっと切るのが中途半端になってしまいましたね。坂本さんが突っ張るのか中団取りなのかって。1回、脚を使っていたので、反応も遅れてしまいましたし、いいスピードでは行けなかった。ヤバいと思ったんですけど、竹内(智彦)さんだけ越えられれば勝負権あるかなって。そこだけ意識しました」
4番手からのカマシで先行策に出た中川聖大だが、西岡が連結を外してラインの援護を失う。それでも僅差の2着には踏ん張った。
「(赤板2コーナー手前で)内が空いたので行ったら、すぐに締まってしまった。バックを踏んだので、後ろには迷惑を掛けてしまいました。でも、すぐに行こうと思っていた。風が強くてキツかったんですけど、全力でゴールまで踏みました。ガムシャラでした」
「後ろ攻めになってしまって、ちょっと切るのが中途半端になってしまいましたね。坂本さんが突っ張るのか中団取りなのかって。1回、脚を使っていたので、反応も遅れてしまいましたし、いいスピードでは行けなかった。ヤバいと思ったんですけど、竹内(智彦)さんだけ越えられれば勝負権あるかなって。そこだけ意識しました」
4番手からのカマシで先行策に出た中川聖大だが、西岡が連結を外してラインの援護を失う。それでも僅差の2着には踏ん張った。
「(赤板2コーナー手前で)内が空いたので行ったら、すぐに締まってしまった。バックを踏んだので、後ろには迷惑を掛けてしまいました。でも、すぐに行こうと思っていた。風が強くてキツかったんですけど、全力でゴールまで踏みました。ガムシャラでした」
<6R>
赤板2コーナー過ぎに川越勇星が押さえて出て、金子幸央は3番手で粘り長谷部翔と併走。そこを単騎の久保田泰弘が追い上げて、ペースが上がる。久保田は最終ホームで番手の土屋裕二に並んで、2コーナー手前で取り切る。3番手を金子が奪取も、前団がもつれる。もう1人の単騎、緒方将樹は1センターからまくり上げる。逃げる川越を直線の入り口でとらえた緒方が1着。
「周りも見えていたし、自分のなかでは8割方いい状態かなと。さすがにあれだと川越さんも突っ張るだろうし、ホームの向かい風で(周りのスピードが)落ちてきていた。自分は踏まない状態で進んだ。ただ、(浮いた)小西(晴己)君のところは膨らみすぎた。あとは吉澤(純平)さんは脚が違うし、内に詰まっている状態で(仕掛けて)行きたかった。来月(6月25日からの地元の)熊本が入ったんで、そこに向けて練習をやっている。そのなかで成果が出た」
金子幸央は単騎まくりの緒方を目標にするように、最終4コーナーから追い込んだ。
「とっさに6番(長谷部)のところで粘ってどかせているんで、判断はいいのかと。(緒方のまくりには)反応できなかったけど、そのあと追いかけて2着に来られているんでいいと思います。(前回の福井での良くない原因が)わからなくて、フレームとかセッティングを改善した。それで(初日は)良かった。体的にも動けているんでいいと思います」
「周りも見えていたし、自分のなかでは8割方いい状態かなと。さすがにあれだと川越さんも突っ張るだろうし、ホームの向かい風で(周りのスピードが)落ちてきていた。自分は踏まない状態で進んだ。ただ、(浮いた)小西(晴己)君のところは膨らみすぎた。あとは吉澤(純平)さんは脚が違うし、内に詰まっている状態で(仕掛けて)行きたかった。来月(6月25日からの地元の)熊本が入ったんで、そこに向けて練習をやっている。そのなかで成果が出た」
金子幸央は単騎まくりの緒方を目標にするように、最終4コーナーから追い込んだ。
「とっさに6番(長谷部)のところで粘ってどかせているんで、判断はいいのかと。(緒方のまくりには)反応できなかったけど、そのあと追いかけて2着に来られているんでいいと思います。(前回の福井での良くない原因が)わからなくて、フレームとかセッティングを改善した。それで(初日は)良かった。体的にも動けているんでいいと思います」
<7R>

松本秀之介選手
飯野祐太は誘導を残して下げて、誘導の後ろには赤板手前で松本秀之介(写真)が収まる。2コーナー過ぎに塚本瑠羽が飛び出して、地元勢の主導権。松本が4番手をキープしてレースは流れる。7番手になった飯野は、最終ホーム手前から反撃。飯野にかぶる前に松本も踏み上げる。空けていた車間を詰める菅原大也をバック過ぎに乗り越えた松本がまくり切って1着。
「(塚本が)飯野さんを押さえ気味に行ってくれた。菅原さんが車間を空け切る前に(まくって)行けたのでタイミングは良かったと思います。(感覚的には)前回のダービー(日本選手権)よりはいいのかなって。(前々回の)青森で落車をして、ダービーからフレームも換えた。昨日(前検日)の指定練習で乗ったあとにいじったら、指定練習よりも感じは良かった。ちょっとずつ良くなっていると思います」
松本に合わされた飯野は不発。最終バックからこじ開けるようにしてから、直線で伸びた永澤剛が2着。
「本当は1着にいきたかったんですけど、あれが限界です。(飯野は最終)2コーナーで合わされていた。切り替えるのは早かったですかね…。申し訳なかったです。自分だけ勝ち上がって。(前回から中4日で)疲れていますね」
「(塚本が)飯野さんを押さえ気味に行ってくれた。菅原さんが車間を空け切る前に(まくって)行けたのでタイミングは良かったと思います。(感覚的には)前回のダービー(日本選手権)よりはいいのかなって。(前々回の)青森で落車をして、ダービーからフレームも換えた。昨日(前検日)の指定練習で乗ったあとにいじったら、指定練習よりも感じは良かった。ちょっとずつ良くなっていると思います」
松本に合わされた飯野は不発。最終バックからこじ開けるようにしてから、直線で伸びた永澤剛が2着。
「本当は1着にいきたかったんですけど、あれが限界です。(飯野は最終)2コーナーで合わされていた。切り替えるのは早かったですかね…。申し訳なかったです。自分だけ勝ち上がって。(前回から中4日で)疲れていますね」
<8R>

板垣昴選手
赤板過ぎに北津留翼が切って、板垣昴(写真)が押さえる。単騎の北野良栄が中団に追い上げて、そこを目標に上野雅彦が仕掛ける。打鐘3コーナーで上野が主導権を握って駆ける。板垣は4番手で態勢を整えて、最終ホームを通過する。2コーナー手前から小川真太郎が上野との車間を空け始めると、板垣がまくる。小川は対処できず、逃げる上野をとらえた板垣が後続をちぎった。
「この流れだと上野君は早めに来ると思ったし、自分は最低、4番手は確保してと。北津留さんより先に仕掛けないとっていうのがあったけど、自分のタイミングで行きました。(小川は)横に並んだくらいでも、まだ気づいていない感じだった。スピード差があったけど、須永(優太)さんがからまれてしまった。ここに向けてしっかりと練習してきたので体調もいい。あとはハンドルまわりを調整するかもしれません」
板垣のまくりを止められなかった小川は、須永を外に張って大きく膨らむ。後続のもつれもあって、先行策の上野雅彦が2着。
「北野さんがすぐに切り替えて追いかけていた。それで北津留さんが内に詰まっていたんで、(仕掛けどころは)そこだなって。出切って余裕があったんで、ペースに入れた。それが緩くて(小川)真太郎さんに迷惑を掛けてしまった。最後まで踏めているので感触は悪くないですね。でも、ペース配分がヘタクソだし、距離が長いなっていうのがあってああいうペースになった。もうちょっと思い切って仕掛けられれば良かった」
「この流れだと上野君は早めに来ると思ったし、自分は最低、4番手は確保してと。北津留さんより先に仕掛けないとっていうのがあったけど、自分のタイミングで行きました。(小川は)横に並んだくらいでも、まだ気づいていない感じだった。スピード差があったけど、須永(優太)さんがからまれてしまった。ここに向けてしっかりと練習してきたので体調もいい。あとはハンドルまわりを調整するかもしれません」
板垣のまくりを止められなかった小川は、須永を外に張って大きく膨らむ。後続のもつれもあって、先行策の上野雅彦が2着。
「北野さんがすぐに切り替えて追いかけていた。それで北津留さんが内に詰まっていたんで、(仕掛けどころは)そこだなって。出切って余裕があったんで、ペースに入れた。それが緩くて(小川)真太郎さんに迷惑を掛けてしまった。最後まで踏めているので感触は悪くないですね。でも、ペース配分がヘタクソだし、距離が長いなっていうのがあってああいうペースになった。もうちょっと思い切って仕掛けられれば良かった」
<9R>
山岸佳太に突っ張られて浮いた月森亮輔が中団に収まり、早めに引いていた長田龍拳は6番手から赤板2コーナー手前で仕掛ける。長田が打鐘3コーナーでペースを握り、志村太賀が加藤圭一を外に張る。志村のアシストで、山岸が3番手を手に入れて最終周回。7番手からまくった月森が好スピードで前団に迫るが、和田健太郎の横まで。月森を軽く張った和田が、番手から長田を差し切った。
「(打鐘付近で)ちょっと自分のところがギリギリ山岸君に掛かっていたので、志村君とからむだろうなって見たら(3番手が山岸に)もう入れ替わっていた。最後は自分が止めたというよりも、長田君が掛かっていた。後ろに山岸君もいましたし、あんまり大きな動きをして真ん中を来られてもって思った。もう少し余裕がもてればっていう感じですね」
主導権を握り持ち味を出した長田龍は、微差の2着。
「出切るぐらいのところで流してしまったので、加藤さんに迷惑をかけてしまった。けど、踏み返しはいい感じにできたと思います。(最終)バックでもう1回伸びていく感じだった。平塚はA級のころからイメージはいいですね」
「(打鐘付近で)ちょっと自分のところがギリギリ山岸君に掛かっていたので、志村君とからむだろうなって見たら(3番手が山岸に)もう入れ替わっていた。最後は自分が止めたというよりも、長田君が掛かっていた。後ろに山岸君もいましたし、あんまり大きな動きをして真ん中を来られてもって思った。もう少し余裕がもてればっていう感じですね」
主導権を握り持ち味を出した長田龍は、微差の2着。
「出切るぐらいのところで流してしまったので、加藤さんに迷惑をかけてしまった。けど、踏み返しはいい感じにできたと思います。(最終)バックでもう1回伸びていく感じだった。平塚はA級のころからイメージはいいですね」
<10R>
上杉嘉槻が3番手の阿部英斗に併せ込んで赤板を迎える。古屋琢晶の上昇に合わせるように上杉も踏んで2コーナー手前で出る。古屋が3番手に続いて、阿部も仕掛ける。先行態勢の上杉がペースを上げて、阿部は4番手の高橋広大をキメに掛かる。最終ホームを通過して、阿部は2コーナー手前からまくる。近畿勢を乗り越えた阿部は1着にも、こう反省する。
「(近畿勢を)叩き切らないといけないシーンだったけど、経験不足で内を見ちゃいました。行こうと思えば行けたけど、そこが課題ですね。園田(匠)さんは自分で(勝ち上がりを)決めてくれたので、そこは感謝です。感触は悪くないけど、9車立てに対して慣れていない。そこは修正したい。1つラインが多かったりでやりづらかった。(園田との連係が)初めてだったのに申し訳なかったです」
逃げる上杉との車間を詰めながらけん制した中井俊亮だったが、阿部のまくりは止められず、園田をブロックして追い込んだ。
「(上杉は)腹をくくって長い距離をいってくれた。それで自分にもチャンスが出ました。(上杉は)終始、ピッチも良かったし、(阿部が中団で)もつれていたのもわかった。でも、自分の技量不足で(上杉を)残せなかったのが悔いが残る。申し訳ない。全部、上杉のおかげでの2着なんで、感触的にはわからない。前回が散々だったんで、初日に(勝ち)上がれたのは良かった」
「(近畿勢を)叩き切らないといけないシーンだったけど、経験不足で内を見ちゃいました。行こうと思えば行けたけど、そこが課題ですね。園田(匠)さんは自分で(勝ち上がりを)決めてくれたので、そこは感謝です。感触は悪くないけど、9車立てに対して慣れていない。そこは修正したい。1つラインが多かったりでやりづらかった。(園田との連係が)初めてだったのに申し訳なかったです」
逃げる上杉との車間を詰めながらけん制した中井俊亮だったが、阿部のまくりは止められず、園田をブロックして追い込んだ。
「(上杉は)腹をくくって長い距離をいってくれた。それで自分にもチャンスが出ました。(上杉は)終始、ピッチも良かったし、(阿部が中団で)もつれていたのもわかった。でも、自分の技量不足で(上杉を)残せなかったのが悔いが残る。申し訳ない。全部、上杉のおかげでの2着なんで、感触的にはわからない。前回が散々だったんで、初日に(勝ち)上がれたのは良かった」
<11R>

大森慶一選手
近畿勢が前団に構える。梅崎隆介を突っ張った貴志修己だが、梅崎が強引に出る。寺崎祐樹が遅れて番手にハマった貴志は、赤板2コーナー過ぎに仕掛ける。貴志が主導権を取り返すも、そこを邊見光輝が最終ホームで叩く。邊見、大森慶一(写真)で出切り、箱田優樹は付いていけない。3番手に飛び付いた貴志のまくりは不発で、2センターから踏み込んだ大森が1着。
「展開が向きました。(貴志の)突っ張りは想定していなかったので、切って切って出ていくかなって思っていたんですけど。(最終)ホームで南君が200%もってくると思ったんですけど、(邊見が)スピード良くいってくれたので邪魔されずにすみました。でも、絶対に後ろに入るので気は抜けなかったです」
貴志を3番手に迎え入れた南修二は、まくり不発で浮いた貴志の余力をギリギリまで見極めて追い込んだ。
「(貴志は最終)バックでもう1回仕掛けてくれましたし、すごい攻めてくれたと思います。今日(初日)の展開で2着なので、脚がないなって。(修正したい部分は)ひとつどころじゃないですね。しっかり疲労を抜きたいと思います」
「展開が向きました。(貴志の)突っ張りは想定していなかったので、切って切って出ていくかなって思っていたんですけど。(最終)ホームで南君が200%もってくると思ったんですけど、(邊見が)スピード良くいってくれたので邪魔されずにすみました。でも、絶対に後ろに入るので気は抜けなかったです」
貴志を3番手に迎え入れた南修二は、まくり不発で浮いた貴志の余力をギリギリまで見極めて追い込んだ。
「(貴志は最終)バックでもう1回仕掛けてくれましたし、すごい攻めてくれたと思います。今日(初日)の展開で2着なので、脚がないなって。(修正したい部分は)ひとつどころじゃないですね。しっかり疲労を抜きたいと思います」
<12R>

犬伏湧也選手
赤板過ぎに山口拳矢が切って出る。松井宏佑は3番手の外で別線の深谷知広と後方の犬伏湧也(写真)を警戒しながら、2コーナーから踏み込む。打鐘手前で犬伏が主導権を握り、地元トリオが出切る。しかしながら、犬伏はすかさず巻き返す。荒井崇博は、犬伏の加速に離れながら追走。松井が外の犬伏をけん制して、空いたインから荒井が最終2コーナーで先頭に出る。そこを外から犬伏がまくり切る。番手に飛び付いてドッキングの荒井はいっぱい。後方の深谷がバックからまくりで襲い掛かるも、犬伏が押し切った。
「(3番手付近で)松井さんは切らないで、外に浮いている感じだった。それで松井さんの勢いをもらって、そのまま(仕掛けて)行けたらいいなって思った。キツかったけど、(最終)バックで思いのほか伸びたんで良かった。ずっと踏んでいる感じでした。(松井と)モガき合い覚悟で踏み込んでいった。こういう濃いメンバーで1着にいけたのは大きいです。(2日目以降も)この状態をキープして、あとはバンクの状態が良くなってくれれば。今日(初日)は風が強かったんで」
後方からのまくりで2着に届いた深谷知広だったが、VTRを確認して仕掛け遅れを反省する。
「前がゴチャついて、自分は脚を使わずだった。だから、もうちょっと届きたかった。(レースが終わって)映像を見ると、もっと早く(仕掛けて)行くべきだった。感覚のズレがあるかと思います。このタイミング(最終1センターから2コーナー)で行っているとチャンスだった。前の動きを見すぎた」
深谷とタッグの岩本俊介は、流れ込んで3着。
「このメンバーなら前受けしても、深谷君の脚ならもうワンチャンスあるかなと。(深谷のまくりに)よく付いていったと思いますよ。自力でやっている分、付いていけたかなと。(前回の日本選手権から)中4日しかなかったけど、思ったよりいいかなって思います」
「(3番手付近で)松井さんは切らないで、外に浮いている感じだった。それで松井さんの勢いをもらって、そのまま(仕掛けて)行けたらいいなって思った。キツかったけど、(最終)バックで思いのほか伸びたんで良かった。ずっと踏んでいる感じでした。(松井と)モガき合い覚悟で踏み込んでいった。こういう濃いメンバーで1着にいけたのは大きいです。(2日目以降も)この状態をキープして、あとはバンクの状態が良くなってくれれば。今日(初日)は風が強かったんで」
後方からのまくりで2着に届いた深谷知広だったが、VTRを確認して仕掛け遅れを反省する。
「前がゴチャついて、自分は脚を使わずだった。だから、もうちょっと届きたかった。(レースが終わって)映像を見ると、もっと早く(仕掛けて)行くべきだった。感覚のズレがあるかと思います。このタイミング(最終1センターから2コーナー)で行っているとチャンスだった。前の動きを見すぎた」
深谷とタッグの岩本俊介は、流れ込んで3着。
「このメンバーなら前受けしても、深谷君の脚ならもうワンチャンスあるかなと。(深谷のまくりに)よく付いていったと思いますよ。自力でやっている分、付いていけたかなと。(前回の日本選手権から)中4日しかなかったけど、思ったよりいいかなって思います」