『小田原競輪開設61周年記念(GIII)レポート』 2日目編
配信日:8月22日
小田原競輪開設61周年記念「北条早雲杯争奪戦」は2日目を迎えた。本日は優秀競走の「銅門賞」メインに2次予選が争われたが、シリーズリーダーの村上義弘、渡邉晴智がまさかの敗戦。また9レースでは落車のアクシデントが発生するなど大荒れの1日となった。
なお、本場ではたくさんのイベントが予定されております。まずは開催を通して先着2,000名様に小田原競輪オリジナルタオルをプレゼント。また、4、7R終了後に豪華賞品が当たるガラポン抽選会(ハズレ車券3000円以上で1回)が行われます。また、3日目の23日(月)は「LONVE9」が来場。歌やパフォーマンスで開催を盛り上げます。その他イベントも盛りだくさん。ぜひ小田原競輪場に足をお運びください。
<5R>
田中誠選手
逃げた宿口陽一の番手に
田中誠(写真)
がはまる展開に。最終バックから田中が出ていくと、そのまま押し切って1着でゴール。準決勝へ駒を進めた。
「誘導のペースが上がったから、宿口君は出られないだろうと思ってたら、かなりダッシュが良くて出られてしまった。でも平石(浩之)さんに(番手を退かして)助けてもらいました。今日の展開だったらもう少し楽に勝てると思ったけど、昨日より重たかったし、調子が良いとはいえないですね」
田中誠のラインを追った
山内卓也
が2着に入る。
「今日は中団中団の作戦でした。6番が出切って流したら松坂(洋平)君がカマすだろうし、そうなったら向こうに切り替えようと思ってた。あとは田中君を内に閉じ込める展開になればと。あれでは2コーナーから出たら(田中に)合わされるから出られなかった。タツ(坂上樹大)に悪いことをしましたね」
平石浩之
は宿口の番手を飛ばして田中を援護する好プレーを演じた。最後は山内に喰われたものの、3着に踏み止まり準決勝行き。
「無理を言って付かせてもらったのに恵まれましたね。いつシャクられるか心配だったし、内をすくわれると思ったから先に踏めなかった」
<6R>
川崎健次選手
坂木田雄介が昨日に続き主導権を握る。バックで山岸正教が迫ると、
川崎健次(写真)
が番手から早めに追い込んで1着。地元ファンから大きな声援が飛んだ。
「5番(山岸)が来たのが見えたんで悪いけど前に踏ませてもらいました。今日は自分は何もしてないし、全て坂木田さんのおかげです。最低限、地元で準決勝には乗りたかったんで、とりあえずよかったですね。明日は全力を出し切ります」
南関ラインを追走した
渓飛雄馬
が流れ込んで2着に。
「今日は坂木田さんは後ろに地元が付いてるから思い切っていくだろうし、藤田君とやり合う展開になると思ったんで、顔見せで南関に行かせてもらいました。変に抜きに行っても内をすくわれるから大事にいきました。昨日よりは脚は軽かったですね」
藤田竜矢
は後方7番手に置かれたものの猛スピードでまくり、3着に滑り込んだ。
「行けると思ったけど、川崎さんが前に踏んで行ってしまったんでその分届かなかったですね。坂木田さんを残しにかかると思ってたんで。後ろに迷惑をかけました」
<7R>
桐山敬太郎選手
7レースは地元の
桐山敬太郎(写真)
が中団まくりで快勝した。
「展開によっては先行も考えていたけど、ギリギリのところでしたね。濱田(浩司)さんは内を空けてたから2番(林巨人)がすくって前に行くと思ってたけど、自分の後ろでゴチャゴチャしてたんで気になってしまった。まくってからはけん制だけ越えればあとは外が伸びるんで、コーナーで回して我慢して最後に一気に行きました。後ろに迷惑をかけてしまったけど、準決勝に行けて最低限クリアしました」
濱田浩司
はまくられたものの、そのあとに粘りを発揮し2着に踏み止まった。
「桐山君に抵抗されるから出切るまでに脚を使うと思ったけど、すんなり出さしてくれましたね。掛かりは悪くなかったし、3コーナーで合わせられると思ったけど向こうのスピードが違いましたね。前のレースで渓(飛雄馬)が勝ち上がってたんで緊張しました。自分だけ漏れたら何を言われるか分からないからね(笑)」
吉永好宏
(3着)は桐山を止められず。
「(濱田が)ローリングしながらうまく駆けてくれたけど、結構脚にきてしまった。行ってくれたし絶対に止めようと思ってたけど、スピードが違ったし間に合わなかった」
<8R>
新田康仁選手
伏兵の
豊岡哲生
が金星を挙げた。レースは佐藤幸治が主導権を奪うと、豊岡はうまく中団を確保。バックで新田康仁の動きに合わせて先まくりを放つと、直線で前団を抜き去った。
「まさか1着が取れるなんて、間違ったのかと思いました(笑)。作戦としては7番手に置かれたら俺の力では苦しいから、前々で良い位置を取ろうと思ってました。2コーナーから仕掛けたら新田さんを引き出す形になってしまうから、落ち着いてバックからいきました。ただ、新田さんがきてるのは分からなかったですね」
新田康仁(写真)
は思うように車が伸びなかったが、意地の追い込みで2着に食い込んだ。
「すんなり(佐藤を)出させたら厳しいから、一旦蓋をして引かせて、(佐藤が)巻き返してきたとこを合わせて出て自分が先行するつもりでいたんだけどね。そうすれば4番(村上清隆)も自分のところに切り替えてくるだろうし。でも、全くそんな展開にはならなかったね。ホームで脚が一杯だったし、外を踏む余裕もなかったから、後ろには悪いけど内を突っ込むしかなかった。準決にはいけたけど、車が出ないし厳しいですね」
北の3番手から
阿部英光
がしぶとく伸びて3着に入る。
「練習での感じは良いし、自分の中では伸びたと思うけど、前が仕事してたんで」
<9R>
新藤敦選手
チャレンジャーの佐々木孝司、松田治之の出方が注目されたが、レースは意外にも
海老根恵太
が先行する展開に。海老根はマイペースに持ち込むと、最後まで力強く踏んで後続を振り切った。
「もっと6番(佐々木)に抵抗されるかと思ったし7番手を覚悟していたけど、意外とすんなり先行する展開になりましたね。調子は悪くないけど、押さえてから自分で踏み上げていって、全て自分でやったからキツかったですね」
新藤敦(写真)
は海老根をキッチリとマークして2着に。
「GPチャンプに先行してもらったし、海老根君の気持ちが嬉しいね。6番が来たら今度はすぐに9番(松田)が来たからもう一発持っていった。俺は俺で仕事してたしキツかったよ」
志智俊夫
は3着で二次予選を突破し、「何が何でも準決勝に乗りたかったんで嬉しい」と喜ぶ。
<10R>
谷津田将吾選手
10レースは格上の村上義弘が主導権を奪ったが、ゴール直前で失速し4着に敗れた。勝ったのは
志村太賀
。7番手に置かれたものの、バックから強烈なまくりで村上を撃破した。
「7番手になってしまったし、行けるとは思わなかったけど行くしかなかったんでね。相手が村上さんだし、まさかまくれるとは思ってなかった。ずっとビクビクしながら踏んでました。久しぶりに(周りに)記者さんが多いですね(笑)」
志村を追った
谷津田将吾(写真)
が2着で準決勝進出。
「早坂が頑張ってくれたおかげ。行ってくれたけど、村上さんに合わされたんで悪いけど切り替えました。志村君も出切れないと思ったんで、ブロックしたところで内に斬り込もうと思ってたけど、まくってしまったね。判断でワンテンポ遅れた分、最後は抜けなかった。カンは外れたけど凌げたんでよかった」
棟方次郎
はゴール寸前で村上を交わし価値ある3着。
「昨日(離れたの)は自分が弱かっただけ。今日はしっかり付いていけました。疲れがとれたのが良かったのか、初日より良かったですね」
<11R>
松岡貴久選手
銅門賞は機動型がそろい、序盤からハイペース。坂本亮馬が永井清史を強引に叩いて先行する展開となったが、最後は
佐藤友和
が圧巻のまくりを決めて勝利した。
「展開としては良くなかったけど、紫原(政文)さんが離れて外に浮いてたんで、それを目標にして行けましたね。余裕はなかったけど、あの展開でまくれてるんだから調子は良いと思う」
佐藤をマークした
稲村成浩
(2着)は「バイクみたいだった」と、佐藤の強さに脱帽。「ジャンで前があれだけ踏んでたし、内に差した状態から巻き返すんだからすごい。今日は付いて行けてよかった」
松岡貴久(写真)
が坂本追走から3着に入る。
「バックで永井さんは離れてたし、佐藤さんも後ろの方にいたから(坂本を)残せるかと。そうしたら凄いスピードで行かれてしまった」
永井清史
は7着に敗れたが、「(押さえに)行くのが早すぎたし、踏み上げる前に坂本君に行かれてしまった。3番手に入ったけど、誘導のペースが早くて押さえに行ったときに脚を使ってしまったんで。でも、脚は軽かったし明日また頑張ります」と、準決勝に向けて気持ちを切り替えた。
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情報提供:日刊プロスポーツ新聞社
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