伊東競輪場で開催されている第6回施設整備等協賛競輪in伊東温泉「花と海といで湯賞(GIII)」は2月17日が2日目。メインの二次予選では、先行した選手が抜群の粘りを発揮する一方で、別線の選手が伸びてきてスジ違いでの決着が続出。短走路でもあって、驚きの高配当ラッシュの一日となった。3日目の18日はいよいよ準決3番勝負。ファイナリスト9名が決する。
18日の伊東競輪場では、3R、6R発売中に久米詩選手、4R、5R、7R発売中には深谷知広、大石剣士選手と地元選手のトークショーが予定されています。また、シリーズ開催中の毎日、伊東市内のペア宿泊券などが当たる未確定車券ガラポン大抽選会や予想会などが予定されています。なお、「競輪・オートレースにおける新型コロナウイルス感染症感染拡大予防ガイドライン」に沿った開催となりますので、ご協力とご理解をお願いいたします。テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。
<6R>

坂本紘規選手
スタートけん制が入るが、痺れを切らした岡崎景介が誘導を追って前受け。坂本紘規(写真)が中団に入り、谷元奎心が後方となる。谷元が青板バックから動き出し、切った上を坂本が赤板で叩いて先行態勢。岡崎は打鍾で中団に追い上げるので精一杯で、坂本が完全にペースをつかむ。番手で間合いを計った竹内智彦がゴール前詰め寄るが、坂本はそれすらも振り切り押し切った。
「岡崎さんラインの後ろからと思ってスタートは我慢しました。岡崎さんは誘導を追うのに脚を使っていたし、僕はなんとかって感じです。バンクが重いですね。昨日(初日)よりもローラーに乗った感じの調子が良くて、3車で番手が竹内さんなら先行すればなんとかなると思ってました。ラインのおかげです」
竹内智彦は絶好展開を生かせず。痛恨の表情でレースを振り返る。
「すみません。(坂本が)全然タレなかったですね。58キロでずっと走っている感じ。初連係だったっていうのもある。タレちゃうと困ると思ったけど、残しに行ってる場合じゃなかった。ちょっと間合いがおかしいのかな。距離感というか、自分の考えと脚が合っていない。明日(3日目)は絶対修正したい」
「岡崎さんラインの後ろからと思ってスタートは我慢しました。岡崎さんは誘導を追うのに脚を使っていたし、僕はなんとかって感じです。バンクが重いですね。昨日(初日)よりもローラーに乗った感じの調子が良くて、3車で番手が竹内さんなら先行すればなんとかなると思ってました。ラインのおかげです」
竹内智彦は絶好展開を生かせず。痛恨の表情でレースを振り返る。
「すみません。(坂本が)全然タレなかったですね。58キロでずっと走っている感じ。初連係だったっていうのもある。タレちゃうと困ると思ったけど、残しに行ってる場合じゃなかった。ちょっと間合いがおかしいのかな。距離感というか、自分の考えと脚が合っていない。明日(3日目)は絶対修正したい」
<7R>

阿部将大選手
切った長尾拳太を河村雅章が押さえ、阿部将大(写真)は赤板ホームから仕掛ける。勢いよく前に迫ったが、河村も合わせて踏み上げて抵抗する。それでも阿部が力ずくで叩いて最終ホームで先頭に立つと、そのまま末良く押し切った。
「(河村が)思いのほか、踏んできて抵抗されてしんどいなって思ったけど、併走して並んだ時には出られる自信はあったし、余裕もあった。そこ(併走)のところは悪い癖で後ろがからまれることもあるので、そこを考えてレースをしていかないと。ラインを大切にしていきたいので。バックで踏み直せるように、最後に備えて準備をしていたんです。連勝は大きいですね。決勝まで上がって結果を残したい」
阿部マークの柳詰正宏は、最終2コーナーで河村に絡まれて口が空いてしまう。何とか付け直したが一杯で、2着には小堺浩二が強襲した。
「(長尾が)いつ行くのかと思って踏んでやめてをしていました。2コーナーの直線で行った時に3コーナーで外に膨れたけど、4コーナーから突き抜けるくらいの脚の余裕はあった。長尾君が柳詰君のところで止まったので、外を踏ませてもらって。阿部君を抜けると思ったけど、抜けていないので、調子は良くないのかな。前々回は記念で決勝に乗れたし、今回も乗れるように」
「(河村が)思いのほか、踏んできて抵抗されてしんどいなって思ったけど、併走して並んだ時には出られる自信はあったし、余裕もあった。そこ(併走)のところは悪い癖で後ろがからまれることもあるので、そこを考えてレースをしていかないと。ラインを大切にしていきたいので。バックで踏み直せるように、最後に備えて準備をしていたんです。連勝は大きいですね。決勝まで上がって結果を残したい」
阿部マークの柳詰正宏は、最終2コーナーで河村に絡まれて口が空いてしまう。何とか付け直したが一杯で、2着には小堺浩二が強襲した。
「(長尾が)いつ行くのかと思って踏んでやめてをしていました。2コーナーの直線で行った時に3コーナーで外に膨れたけど、4コーナーから突き抜けるくらいの脚の余裕はあった。長尾君が柳詰君のところで止まったので、外を踏ませてもらって。阿部君を抜けると思ったけど、抜けていないので、調子は良くないのかな。前々回は記念で決勝に乗れたし、今回も乗れるように」
<8R>

佐藤愼太郎選手
小原丈一郎が切り、齋木翔多が赤板目掛けて仕掛けて叩き切る。石塚輪太郎は1センターで内をすくい、4番手で小原と併走になる。石塚は内から中団を取り切り、最終2コーナーからまくる。土屋裕二が石塚をけん制しようとするが、前輪が齋木の後輪と接触して2センターで落車。武田憲祐も乗り上げてしまう。そのあおりでガラッと空いた内を、佐藤愼太郎(写真)が突っ込んでいく。佐藤が直線で齋木を交わして大波乱の決着となった。
「自分が内を締めきれずに、(石塚)輪太郎君に内を行かれたのが反省点です。最後は後方になってしまったし、内をどこまで突っ込めるかと思って踏んでました。そしたらたまたまアクシデントがあった。でも、伸びはありましたね。感じは良かった。伊東は走りやすいし相性も良い。昨日(初日)よりも状態は良いです」
逃げ粘った齋木翔多が2着。初のGIII準決勝進出も、ラインの2人が落車して複雑な表情。
「中団からと思っていたし、並びは想定通り。でも、もっとすんなりタテの展開になると思っていたし、石塚さんが内に詰まっていたのは想定外。残れるかと思って踏んでたけど、落車で後輪が持っていかれて失速した。後ろの2人が落車しているので、心境的には良くないですね。33の9車立てが初めてで、押さえた所のペースとか、メリハリが難しい。でも、周りは見えていますね」
「自分が内を締めきれずに、(石塚)輪太郎君に内を行かれたのが反省点です。最後は後方になってしまったし、内をどこまで突っ込めるかと思って踏んでました。そしたらたまたまアクシデントがあった。でも、伸びはありましたね。感じは良かった。伊東は走りやすいし相性も良い。昨日(初日)よりも状態は良いです」
逃げ粘った齋木翔多が2着。初のGIII準決勝進出も、ラインの2人が落車して複雑な表情。
「中団からと思っていたし、並びは想定通り。でも、もっとすんなりタテの展開になると思っていたし、石塚さんが内に詰まっていたのは想定外。残れるかと思って踏んでたけど、落車で後輪が持っていかれて失速した。後ろの2人が落車しているので、心境的には良くないですね。33の9車立てが初めてで、押さえた所のペースとか、メリハリが難しい。でも、周りは見えていますね」
<9R>

稲毛健太選手
前受けの土生敦弘が、青板バックで鈴木陸来の上昇を突っ張る。鈴木は後方に下げ、スローペースのまま赤板を通過。1センターで中団から林昌幸が強引に仕掛けるが、土生はこれも突っ張って激しい先行争いに。土生マークの稲毛健太(写真)は連結を外して4番手の位置に下げ、最終2コーナーで自ら仕掛ける。強烈なダッシュで後続をぶっちぎって勝った稲毛だが、土生との連係がうまくいかずにレース後は反省の弁に終始。
「(土生に)付いていきたかったけど、追突しかけたのと、タイミングが合わなかったです。そこの離れてしまったところですね。(道中で)余裕はあって、立ってから踏んだら、すぐに車は出ますけど、付いていけなかったのが。1着だけど、そこですね」
最終3コーナーでは湊聖二と、鈴木陸来が絡んで落車。土生に踏み勝った林昌幸が2着に逃げ粘った。
「(土生が)出させるか、出させないかでした。ジャンで出切れればと思っていたんですけど。出切れなかったですけど、2着で良かった。昨日(初日)のレースを見ていて、鈴木さんも1周半でくると思ったので、どっちにしろ(ジャンの)バックでは仕掛けようと思った。(9車立ては7車立てより)2人多いのでいつもより落ち着いて周りを見て走れている。(準決は)持ち味を出したいし、主導権を取る走りをしたい」
「(土生に)付いていきたかったけど、追突しかけたのと、タイミングが合わなかったです。そこの離れてしまったところですね。(道中で)余裕はあって、立ってから踏んだら、すぐに車は出ますけど、付いていけなかったのが。1着だけど、そこですね」
最終3コーナーでは湊聖二と、鈴木陸来が絡んで落車。土生に踏み勝った林昌幸が2着に逃げ粘った。
「(土生が)出させるか、出させないかでした。ジャンで出切れればと思っていたんですけど。出切れなかったですけど、2着で良かった。昨日(初日)のレースを見ていて、鈴木さんも1周半でくると思ったので、どっちにしろ(ジャンの)バックでは仕掛けようと思った。(9車立ては7車立てより)2人多いのでいつもより落ち着いて周りを見て走れている。(準決は)持ち味を出したいし、主導権を取る走りをしたい」
<10R>

磯田旭選手
後ろ攻めから青野将大が上昇を始めるが、その動きを制するように中団から黒沢征治が合わせて動く。黒沢が川口聖二を切り、青野は後方に下げる。青野は打鍾前に仕掛けるが、黒沢もペースアップ。スピードが合ってしまった青野はかなり苦しくなる。磯田旭(写真)はギリギリまで青野を引き付けて直線で踏み、鋭く差し切った。
「(黒沢)征治が長距離砲で頑張ってくれた。ラインのおかげです。(自分の状態としては)もう一声欲しい」
黒沢征治は同型の青野を完封。復活を印象付ける逃走劇を披露した。
「初手は川口君が前を取るとは思ってなくて、青野君に切らせちゃうと川口君がすんなり中団になってしまうと思った。それなら、先に出てと思って腹を括れた。青野君と自分は脚質も似ているし、先行争いになっても内で勝負したかった。2周先行を目標に考えていたし、もう先に切って行っちゃおうって。あの距離を行けたってことは徐々に調子が戻ってきていますね。ラインで決まったのが一番良かった」
「(黒沢)征治が長距離砲で頑張ってくれた。ラインのおかげです。(自分の状態としては)もう一声欲しい」
黒沢征治は同型の青野を完封。復活を印象付ける逃走劇を披露した。
「初手は川口君が前を取るとは思ってなくて、青野君に切らせちゃうと川口君がすんなり中団になってしまうと思った。それなら、先に出てと思って腹を括れた。青野君と自分は脚質も似ているし、先行争いになっても内で勝負したかった。2周先行を目標に考えていたし、もう先に切って行っちゃおうって。あの距離を行けたってことは徐々に調子が戻ってきていますね。ラインで決まったのが一番良かった」
<11R>

池田憲昭選手
板垣昴が中団の鈴木浩太にフタをする。泳がされるのを嫌った隅田洋介は誘導と大きく車間を切り、板垣は青板バックで隅田を押さえる。7番手の鈴木が赤板手前から仕掛け、板垣も合わせてペースを上げる。若手両者の踏み合いを見極めた隅田は、最終ホームから巻き返す。グングンと加速して、2センターではライン3車で出切る。隅田をピタリと追走した池田憲昭(写真)が、ゴール前で差し切った。
「隅田君はもう少しスポーンと行く感じがあるんですけど、重そうでしたね。自分はセッティングをいじってみて、ダメだった。走ってみて、そこがみつかったので修正したい」
豪快なまくりでねじ伏せた隅田洋介だが、納得のいく感触ではなかったようでレース後は首をひねった。
「今日(2日目)はカマシも考えていたけど、脚がたまっていない。感じが悪いですね。1周で差されているので。ここにきて疲れが出たのかも。昨日も自力という感じではなかったし、最近あんまり自力を出していないツケが回ってきたのかも。今日は差されるとは思っていなかったので。ここまできたら一戦、一戦大事にいくしかない」
「隅田君はもう少しスポーンと行く感じがあるんですけど、重そうでしたね。自分はセッティングをいじってみて、ダメだった。走ってみて、そこがみつかったので修正したい」
豪快なまくりでねじ伏せた隅田洋介だが、納得のいく感触ではなかったようでレース後は首をひねった。
「今日(2日目)はカマシも考えていたけど、脚がたまっていない。感じが悪いですね。1周で差されているので。ここにきて疲れが出たのかも。昨日も自力という感じではなかったし、最近あんまり自力を出していないツケが回ってきたのかも。今日は差されるとは思っていなかったので。ここまできたら一戦、一戦大事にいくしかない」
<12R>

山口拳矢選手
格清洋介が切って、武田亮が押さえる。関東勢に単騎の畑段嵐士が続き、前受けから下げた山口拳矢(写真)はすかさずその後位にスイッチして内の格清を外からキメる。山口はキメた勢いで畑段の内に差し込むが、サッと引いて5番手の位置で最終ホームを迎える。畑段は2コーナーから単騎まくりを放つが、恩田淳平が大きくブロック。山口はそのあおりをものともせずに、大外を突き抜けて快勝した。
「最低限中団は取ろうと思ってました。単騎の所で粘ってもしょうがないですし、あそこは(畑段の内で)粘るというよりも引く前提で前に踏みました。畑段さんがまくって、外に膨らんだ時に内も見えたんですけど、外を踏んでも届くだろうなっていう余裕があった。体は整ってるんですけど、(初日の車体故障で交換した)車輪が違うのが気になりますね」
恩田のブロックで畑段の勢いが鈍り、援護を受けた武田亮が2着に粘った。
「残れて良かった。(初手は)山口さんの後ろを取れたらと思って、中団を狙っていました。今日(2日目)はバンクが重くて、ずっと踏んでる感じでした。逃げは頭に入れてましたけど、距離が長くてきつかったです。フレームをいつもと変えて、流れる感じがあります」
「最低限中団は取ろうと思ってました。単騎の所で粘ってもしょうがないですし、あそこは(畑段の内で)粘るというよりも引く前提で前に踏みました。畑段さんがまくって、外に膨らんだ時に内も見えたんですけど、外を踏んでも届くだろうなっていう余裕があった。体は整ってるんですけど、(初日の車体故障で交換した)車輪が違うのが気になりますね」
恩田のブロックで畑段の勢いが鈍り、援護を受けた武田亮が2着に粘った。
「残れて良かった。(初手は)山口さんの後ろを取れたらと思って、中団を狙っていました。今日(2日目)はバンクが重くて、ずっと踏んでる感じでした。逃げは頭に入れてましたけど、距離が長くてきつかったです。フレームをいつもと変えて、流れる感じがあります」