『伊東競輪開設60周年記念(GIII)レポート』 2日目編
 
配信日:12月12日


 伊東競輪開設60周年記念「椿賞争奪戦」は今日がシリーズ2日目。晴天の下、全12レースで熱戦が繰り広げられた。優秀競走「いで湯賞」をメーンに二次予選6個レースで準決勝への勝ち上がりを争った。なお、レインボーカップ・A級ファイナルが11レースで争われ、青森伸也が豪快にまくって優勝。2着の松岡篤哉、3着の中川貴徳とともにS級特進を決めた。
 場内では専門解説者による予想会、情熱サーカス大道芸人「タカシェンカ」ジャグリングショーが予定されています。ぜひ、本場に足をお運びください。


<5R>
松坂洋平選手
松坂洋平選手
   松坂洋平(写真)が4回転ギアを生かして会心の逃げ切り勝ち。藤木裕との同期対決を制した。
 「同期対決は意識していました。突っ張りもあると考えていたけど、その気配はなかったし、思っていたより楽に駆けられました。出てからはペースで踏みました。逃げ切りは自分でもびっくりです」
 地元の松永晃典が2着に流れ込み、南関ワンツー決着となった。
 「松坂君が強かったです。小岩君や藤木君が来ると思って構えていたんですが、誰も来なかったですね。4回転の破壊力はすごい。どこまでいっても抜けませんね」
 後方7番手からまくり上げた藤木裕は何とか3着で勝ち上がりを決めた。
 「誰も前に出なかったから腹をくくって出たんですけど、突っ張ってでも松坂さんを出させてはダメでしたね。ノルマの準決勝に乗れたのは良かったんですが、レース内容は悪かったです」


<6R>
五十嵐力選手
五十嵐力選手
   赤板過ぎに先頭に立った桂馬将人を打鐘で五十嵐力が叩いて先行。番手絶好態勢から深澤伸介が追い込んだ。
 「地元で1着が取れて嬉しい。五十嵐君が強かったです。いいかかりだったし、ライン3人で決まって良かったです。状態は問題ないですね」
 五十嵐力(写真)は直線で末を欠いて3着まで失速した。
 「中団を取れたんですが、前が流していたし、あそこでいかないと高城さんが7番手から仕掛けてお終いですからね。昨日の反省を生かせました。あとは体調ですね。もうちょっと踏めてもいいと思います。自分でも分かるぐらいタレました」


<7R>
前反祐一郎選手
前反祐一郎選手
   徹底先行の加賀山淳と早坂秀悟で壮絶な主導権争い。好回転でまくった渡部哲男を前反祐一郎(写真)が鋭く差し切り、連勝を飾った。
 「いい展開でした。哲男のパターンになりましたね。踏み直されていつものように抜けないと思いました。今回は連日、前のおかげ。勝てたのはタマタマです」
 渡部哲男は徐々に本来のスピードが戻ってきた。
 「押し切らないとね。踏んだり止めたりができないから後ろは楽なんです。感触は悪くなかった。タイミングだけは逃さないように意識しています」


<8R>
新田康仁選手
新田康仁選手
   新田康仁(写真)が根田空史の番手回りを生かして久々の勝ち星をマーク。ファンの支持にきっちりと応えた。
 「1着の感覚を忘れていたけど、今日で思い出せました。根田の後ろ狙われるのは覚悟していたんですが、すんなりで恵まれました。誰かまくって来ると思っていたけど、強くて全く心配する必要はなかったですね」
 根田空史は2日間、先行で持ち味を出し切っている。
 「今日は上手く駆けられたと思います。最後も踏み直すことができました。3・85のギアはやっぱりいいですね。準決勝の明日が勝負です」


<9R>
藤原憲征選手
藤原憲征選手
   人気の才迫勇馬を石毛克幸が叩いて先行。後方に置かれた藤原憲征(写真)が厳しい立ち回りから抜け出し、波乱を演出した。
 「才迫君の番手にいくことも考えていたけど組み立て失敗。展開としては最悪の形になってしまった。堀さんも付いてくれているので、前々に踏んでいくしかなかった。本当は真っ直ぐ走りたいんですけどね。脚はまあまあ。まだ2日目だし、あと2日間しっかり頑張ります」
 黒木誠一は即席ラインで石毛克幸の番手を回って恵まれた。
 「近畿の3番手もあったんですが、石毛君の番手を選んで結果的に正解でした。踏み出しで少し離れたけど、シューズを換えた影響でしょう。明日は元のものに戻します」


<10R>
石橋慎太郎選手
石橋慎太郎選手
   伊藤正樹が立石拓也を突っ張って先行する意外な展開となった。石橋慎太郎(写真)が後方からまくり追い込み、初日大敗のうっ憤を晴らした。
 「プレッシャーで動きが硬かったですね。立石さんが出切れば、その上をいくつもりだったけど、どうなるか見てしまった。ブロックはかなり効いたんですが、何とか勝てて良かったです。いつになく身体の状態はいいです。記念の準決勝は久々なので、しっかり頑張ります」
 地元のエース渡邉晴智は2着で準決勝に進出した。
 「展開は厳しかったけど、2着まで何とか届きました。最後、内にいってたら転んでましたね。落車に巻き込まれなくて良かったです」


<11R>
青森伸也選手
青森伸也選手
   レインボーカップ・ファイナルはA級のベストナインによる激突だ。単騎の青森伸也(写真)がまくって圧勝。勝負駆けの一戦を制してS級特進を決めた。
 「33の細切れ戦だから展開は全く読めなかったです。S級がかかっていたけど、落ち着いて走れました。周りの動きもよく見えていましたね。打鐘で前がもつれたときに仕掛けようと思ったんですが、バリバリっていう音がしたので止めました。結局、残り1周から仕掛けたんですが、踏み出した瞬間にいける手応えはありました。S級はまた全然違うので、厳しい戦いになると思いますが、動けるうちは自力基本に頑張ります」
 カマシ先行で2着に粘った松岡篤哉は反省しきり。
 「組み立てが中途半端でしたね。打鐘でゴチャゴチャして内からいかれた時に、後輪が壊れてしまったんです。それで待って大丈夫だと確認してから仕掛けました。でも、全然踏めていなかったです。S級では気持ちを入れ変えて先行で戦います」
 中川貴徳がしぶとい走りで3着に食い込んだ。
 「本当は引いて一発に賭けようと思っていたんですけどね。来るのが遅かったので粘ろうと思ったら芦澤君も来たので、空いた内から突っ張りました。感触的にはあまり良くなかったです」
 人気の芦澤辰弘は見せ場を作れなかった。
 「松岡さんがゆっくり押さえに来たので、番手にいこうと思ったら中川さんもそこを狙ってきた。ちょっと焦り過ぎたかな。もうちょっと落ち着いて走れば良かったです」


<12R>
小林大介選手
小林大介選手
   ライン2車の飯野祐太が赤板から果敢に飛び出して主導権奪取。絶好の3番手を確保した小林大介(写真)が2コーナーから力強くまくって快勝した。
 「あんなにおいしい展開はめったにないですからね。年に1、2回でしょう。しっかりチャンスをモノにしようと思いました。車の出も良かったし、調子は上々です」
 大塚健一郎は吉本卓仁が不発と見るや内に斬り込み、室井を追って3着に入った。
 「置いてきぼりの展開になったし、今日はしょうがないですね。昨日よりは良かったんですけど、競輪祭のデキではないです」
 川村晃司は飯野を叩けず大敗。レース後は首を傾げる。
 「合わされると思ったけど、いけるところまでと思って踏みました。でも、思った以上に車が出なかったです」
 先行した飯野祐太は「今日は先行と決めていました。長い距離を踏めたし、感触も良かったです」と表情は明るい。

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情報提供:日刊プロスポーツ新聞社
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