静岡競輪開設72周年記念「たちあおい賞争奪戦(GIII)」が2月13日に始まった。関東地方は交通機関にも影響が出るような強風が吹き荒れる1日だったが、S級上位クラスの機動型には全く関係なかった。初日特選レースは各ラインの自力型が仕掛け合う壮絶な踏み合いの末、上手く動きに乗った松浦悠士が勝利。一次予選では地元勢が文句の付けようがないパフォーマンスを繰り広げて、6レース、9レースではワンツー決着、7レースでも長田龍拳、渡邉晴智の師弟コンビが2、3着に入って二次予選進出を決めた。14日の2日目は準決への勝ち上がりを競う二次予選7個レースをメインに行なわれる。
記念シリーズは、開催中の毎日、先着500名様にファンサービス、未確定抽選会、本日のレース展望トークショー、後閑信一さんと競輪予想漫談師の店長のトークショー、選手会静岡支部ブース等が予定されています。そして、14日には神山雄一郎さんの競輪レジェンドトークショーも実施予定です。静岡競輪場では、みなさまのご来場をお待ちしております。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。
<1R>
単騎の松崎広太がスタートを出て、後藤大輝はその後ろから組み立てる。松崎が誘導を残して車を下げ始めると、徳田匠が後ろ攻めから上昇。嵯峨昇喜郎がそこを追っていく。徳田が徐々にピッチを上げていくが、後藤が打鐘の3コーナーから一気の巻き返し。徳田をホーム前で叩くと、追走した瀬戸を振り切った。
「基本は突っ張り先行をしたかったけど、松崎さんにスタートで入られて思っていた展開とは違った。(嵯峨が)中団を狙ってくるのは予想できていたし、あとは徳田さんの踏むタイミングを意識していた。想像以上に風が強かったですね。バックが向かいで1コーナーも横風が吹いている感じで重かったです。脚の感じはわからないけど 、そのわりには動けていると思う。少しレース勘が鈍っているので、そこを修正したい」
瀬戸栄作は後藤との間合いを図ってから差し込みにいったが、交わせずに後藤の強さを称える。
「交わしたと思ったけど、(後藤が)強かった。余裕はあったし、(後藤が)4コーナーから踏み直すのは知っていたけど、踏み上がりがすごくて差し損ねてしまった。そこは課題ですね。前回の初日にも(前に)離れてしまったし、今回はダッシュ強化と自力の練習をしてきて、自力でも番手のどちらでも大丈夫なように準備をしてきた」
「基本は突っ張り先行をしたかったけど、松崎さんにスタートで入られて思っていた展開とは違った。(嵯峨が)中団を狙ってくるのは予想できていたし、あとは徳田さんの踏むタイミングを意識していた。想像以上に風が強かったですね。バックが向かいで1コーナーも横風が吹いている感じで重かったです。脚の感じはわからないけど 、そのわりには動けていると思う。少しレース勘が鈍っているので、そこを修正したい」
瀬戸栄作は後藤との間合いを図ってから差し込みにいったが、交わせずに後藤の強さを称える。
「交わしたと思ったけど、(後藤が)強かった。余裕はあったし、(後藤が)4コーナーから踏み直すのは知っていたけど、踏み上がりがすごくて差し損ねてしまった。そこは課題ですね。前回の初日にも(前に)離れてしまったし、今回はダッシュ強化と自力の練習をしてきて、自力でも番手のどちらでも大丈夫なように準備をしてきた」
<2R>

平尾一晃選手
清水一幸がスタートを取って岸田剛-中野雄喜を迎え入れ近畿勢が前受け。岸田は上昇してきた山根慶太を突っ張ると、山根は近畿の後ろに入る。そこを吉田有希が一気に巻き返してくるが、岸田がこのラインも突っ張り切って前に出させない。岸田と吉田の踏み合いが長引いたところを山根がまくって山下一輝が絶好の展開になるが、中国勢を追っていた平尾一晃(写真)が鋭く伸びた。
「(金ヶ江勇気とは)どっちも自力ですし、別の方がお互いにチャンスがあるかなって。もがき合っていたし、1番いい展開でした。様子を見ながらで行くならバックでしたけど、ちょうど山根君が行ってくれたので。練習はけっこうできていたし、感じが良かったんです。記念の初日が1着は初めてかもしれないです」
山下一輝は今年に入って連対がなかったが、山根の仕掛けに続いて交わしており、復調の気配か。
「スタートを失敗して申し訳なかったです。赤板で山根君が上手だった、(別線の)もがき合いになった。後ろに平尾君がいるなとは思っていたけど、突き抜けられてしまったし、(平尾が)強かった。今日が山根君に連れていってもらった。弱いから練習はしています」
「(金ヶ江勇気とは)どっちも自力ですし、別の方がお互いにチャンスがあるかなって。もがき合っていたし、1番いい展開でした。様子を見ながらで行くならバックでしたけど、ちょうど山根君が行ってくれたので。練習はけっこうできていたし、感じが良かったんです。記念の初日が1着は初めてかもしれないです」
山下一輝は今年に入って連対がなかったが、山根の仕掛けに続いて交わしており、復調の気配か。
「スタートを失敗して申し訳なかったです。赤板で山根君が上手だった、(別線の)もがき合いになった。後ろに平尾君がいるなとは思っていたけど、突き抜けられてしまったし、(平尾が)強かった。今日が山根君に連れていってもらった。弱いから練習はしています」
<3R>
村田瑞季、小畑勝広の順番で切ったところを齋藤雄行が最終ホームで叩いて主導権。酒井雄多は8番手になったが、すかさずのロングスパート。最終2コーナー付近で関東勢を交わして先頭に立つ。最後はぴったりと追走した内藤宣彦が差し切った。
「初手は前か前中団かという感じで、あとはセオリー通り(酒井に)流れで任せていた。(酒井が)余裕を持っていたので、安心して追走していた。風が強かったし、こういう時は長い距離を踏むよりドーンと行った方が決まるので。(抜けたのは)風が強いし自力選手もきつかったんじゃないかな。練習の感じも調子がいいという感じではないし、今年はなぜか流れがいい。セッティングも(昨年の)夏ぐらいから煮詰まっている」
酒井雄多は道中で後ろになったが、仕掛けを逸することはなく、別線との力勝負に勝ち北日本ワンツーを決めた。
「小畑さんと内山(雅貴)さんのスタートが速くて悩んだけど、(結果として)小畑さんを前中団にしなくてよかったですね。村田さんが赤板から踏んでいて、ジャンで行かないとって思ったけど、たまたま齋藤さんが行ってくれてそれを目がけて行った。減速しないように踏んでいる感じだったし、うまく回している感じはなかった。体調はいいんですけど、最近は感じも良くないので練習とレースを丁寧にやっていきたい」
「初手は前か前中団かという感じで、あとはセオリー通り(酒井に)流れで任せていた。(酒井が)余裕を持っていたので、安心して追走していた。風が強かったし、こういう時は長い距離を踏むよりドーンと行った方が決まるので。(抜けたのは)風が強いし自力選手もきつかったんじゃないかな。練習の感じも調子がいいという感じではないし、今年はなぜか流れがいい。セッティングも(昨年の)夏ぐらいから煮詰まっている」
酒井雄多は道中で後ろになったが、仕掛けを逸することはなく、別線との力勝負に勝ち北日本ワンツーを決めた。
「小畑さんと内山(雅貴)さんのスタートが速くて悩んだけど、(結果として)小畑さんを前中団にしなくてよかったですね。村田さんが赤板から踏んでいて、ジャンで行かないとって思ったけど、たまたま齋藤さんが行ってくれてそれを目がけて行った。減速しないように踏んでいる感じだったし、うまく回している感じはなかった。体調はいいんですけど、最近は感じも良くないので練習とレースを丁寧にやっていきたい」
<4R>

石原颯選手
スタート争いを制したのは渡邉一成。後ろ攻めになった石原颯(写真)は青板のバックから上昇して赤板で誘導を外す。そこを鈴木浩太が切り、加藤将武が叩いて主導権。5番手になった石原だが4コーナーの下りからスパート。加藤を1センターで捕らえてそのまま力強く押し切った。
「1番車なのに後ろになってアレって思いました(笑)。(初手は)どこでも良かったですけど後ろだけは嫌で、でも勝ててよかった。(加藤将武が)流していたので、行けそうだなって。(渡邉一成が来ていたのは)気づかずに自分のタイミングで行って、そのあともペースで行きました。初日に1着を取れると大きいのでいけるところまでいきたい」
田尾駿介は石原とのタイミングが合わない場面もあったが、渡邉の巻き返しを止めてから石原を追走して2着に入った。
「石原君と呼吸がずれてしまった。僕はダッシュがないので反応ができずに下手くそでした。(バンクは)どこも重い感じがして力のない僕にはきついコンディションでした。石原君はすごい踏み直しで、やっぱり抜けないかと思いました。石原君が強かったことにつきます」
「1番車なのに後ろになってアレって思いました(笑)。(初手は)どこでも良かったですけど後ろだけは嫌で、でも勝ててよかった。(加藤将武が)流していたので、行けそうだなって。(渡邉一成が来ていたのは)気づかずに自分のタイミングで行って、そのあともペースで行きました。初日に1着を取れると大きいのでいけるところまでいきたい」
田尾駿介は石原とのタイミングが合わない場面もあったが、渡邉の巻き返しを止めてから石原を追走して2着に入った。
「石原君と呼吸がずれてしまった。僕はダッシュがないので反応ができずに下手くそでした。(バンクは)どこも重い感じがして力のない僕にはきついコンディションでした。石原君はすごい踏み直しで、やっぱり抜けないかと思いました。石原君が強かったことにつきます」
<5R>
スタートは桑名僚也が出て浮島知稀を迎え入れる。前受けの浮島が松本秀之慎の上昇を突っ張ると、野口裕史は2コーナーの下りを使ってスパート。野口は浮島を打鐘過ぎに叩き、3番手に入った浮島は松本を阻んで好位をキープ。前との車間を詰めて行くか、野口を捕らえるまでの勢いはなく、野口が力強く押し切った。
「なるべく後ろの方からレースを組み立てたいと思っていて、それなりのレースはできたと思う。自分のペースで踏んでいるだけだったし、脚は残っていた。ジャン過ぎが軽くなっちゃう感じで、やばいこれじゃ回しすぎちゃうと思って、ホームの向かいで自分の気持ちいい回転数まで落とした。(別線のまくりは)バックから追い風で伸びる感じだったし、2センターで踏めば大丈夫だと思った」
志智俊夫は最終2コーナーからまくり出た川口聖二を追走して、直線は中のコースを伸びて2着に入る。
「(川口)聖二が臨機応変に走ってくれた。後ろになったし(別線が)やり合ってから行くんかなと思ったけど、迷ったんじゃないかな。自分はあんまり前の状況は気にせず、聖二だけ見ていた。(強風だが)バンクは軽く感じた」
「なるべく後ろの方からレースを組み立てたいと思っていて、それなりのレースはできたと思う。自分のペースで踏んでいるだけだったし、脚は残っていた。ジャン過ぎが軽くなっちゃう感じで、やばいこれじゃ回しすぎちゃうと思って、ホームの向かいで自分の気持ちいい回転数まで落とした。(別線のまくりは)バックから追い風で伸びる感じだったし、2センターで踏めば大丈夫だと思った」
志智俊夫は最終2コーナーからまくり出た川口聖二を追走して、直線は中のコースを伸びて2着に入る。
「(川口)聖二が臨機応変に走ってくれた。後ろになったし(別線が)やり合ってから行くんかなと思ったけど、迷ったんじゃないかな。自分はあんまり前の状況は気にせず、聖二だけ見ていた。(強風だが)バンクは軽く感じた」
<6R>
日高裕太がスタートを取り南関勢が前から組み立てる。畝木努が切ったところを堀江省吾が打鐘で出て先頭に立つ。だが、日高の巻き返しも早くホームでは堀江を叩いて主導権を奪い返す。追走した渡邉雅也は日高との車間を空けて別線の動きをけん制し、ゴール前はタイヤ差で差し切った。
「日高が無理くり行くっていうパワーでしたね。ずっと余裕があったので感じはいいです。ニュートラルに入っていたし、ゴール前はもっと落ち着いて踏めばよかった。残そうと思ってギリギリまで待ったら日高が踏み直していて焦りました。抜けてよかった。日高が気持ちいい先行をしてくれましたね。後ろは楽だったけど、自分も力は入ります」
日高裕太は堀江省吾を力ずくで叩き切ったあともグングン加速。ゴール前も踏み直して状態面は良さそうだ。
「切って、切ってのところを行こうとしたけど、雅也さんが入れてくれて前中団におさまった。堀江さんより先に仕掛けたかったけど、出られてそこが反省。出切るのに脚を使って残り1周をきっていて、もつところまで踏めればなと。雅也さん(の援護)を信じていました」
「日高が無理くり行くっていうパワーでしたね。ずっと余裕があったので感じはいいです。ニュートラルに入っていたし、ゴール前はもっと落ち着いて踏めばよかった。残そうと思ってギリギリまで待ったら日高が踏み直していて焦りました。抜けてよかった。日高が気持ちいい先行をしてくれましたね。後ろは楽だったけど、自分も力は入ります」
日高裕太は堀江省吾を力ずくで叩き切ったあともグングン加速。ゴール前も踏み直して状態面は良さそうだ。
「切って、切ってのところを行こうとしたけど、雅也さんが入れてくれて前中団におさまった。堀江さんより先に仕掛けたかったけど、出られてそこが反省。出切るのに脚を使って残り1周をきっていて、もつところまで踏めればなと。雅也さん(の援護)を信じていました」
<7R>

昼田達哉選手
前受けの片桐善也は赤板前に誘導との距離を空け始め山田諒を突っ張って出させない。打鐘前で昼田達哉(写真)が勢い良く切り、そこを長田龍拳が叩いて先制。長田がグングンペースを上げていき南関勢に有利な展開となるが、4番手に入った昼田が直線で外を強襲。通算100勝の節目を達成した。
「前の方から先行含みに前々にと思っていた。しっかり山田諒君に付いていけたし、(押さえてから)長田君が来ると思っていた。(長田は)めちゃくちゃカカっていて2コーナーで持ち出せなかった。木村(隆弘)さんには申し訳なかったけど、まくり追い込みで行ける所までって感じでした。(100勝を)勝ち上がりで決められて良かった。練習とケアをしてしっかり調整してこれたので、明日(2日目)からも頑張りたい」
長田龍拳は師匠の渡邉晴智を背に地元バンクで気風良く風を切った。昼田の強襲は許したがゴールまでしっかりと踏み切っていた。
「師匠との連係は初めてだし、だいぶ緊張しましたね。初手は前か前中団かで、出られたら別線は出させないつもりだった。そこからは何とか勝ち上がれるようにと思って踏んでいました。前回も調子は良かったし、今回も疲れはあるけど動けていると思う」
「前の方から先行含みに前々にと思っていた。しっかり山田諒君に付いていけたし、(押さえてから)長田君が来ると思っていた。(長田は)めちゃくちゃカカっていて2コーナーで持ち出せなかった。木村(隆弘)さんには申し訳なかったけど、まくり追い込みで行ける所までって感じでした。(100勝を)勝ち上がりで決められて良かった。練習とケアをしてしっかり調整してこれたので、明日(2日目)からも頑張りたい」
長田龍拳は師匠の渡邉晴智を背に地元バンクで気風良く風を切った。昼田の強襲は許したがゴールまでしっかりと踏み切っていた。
「師匠との連係は初めてだし、だいぶ緊張しましたね。初手は前か前中団かで、出られたら別線は出させないつもりだった。そこからは何とか勝ち上がれるようにと思って踏んでいました。前回も調子は良かったし、今回も疲れはあるけど動けていると思う」
<8R>

稲垣裕之選手
前受けの菊池岳仁は赤板で真船圭一郎を突っ張ると、4番手にいた今村麟太郎は近藤翔馬に接触して落車。アクシデントもあり、先頭の菊池がペースを落としてスローな流れに。打鐘を過ぎてもペースが上がらないとみるや、藤井栄二が4コーナーの下りからスパートして菊池を叩いて先行策に出る。番手の稲垣裕之(写真)が菊池の動きを張りながら抜け出した。
「中団が併走になっていたので(藤井)栄二は見えにくいところで仕掛けてくれた。いい感じで追走ができた。栄二のかかりも良く、これなら大丈夫と付いていましたね。菊池君を何とかしたかったけど、芦澤君もすごい勢いで来ていた。昨年、股関節の手術をして時間とともに良くなっています。まだまだ(上向かせることが)いけると感じています」
菊池を追走した芦澤辰弘が直線でコースを選びならながら踏み、ゴール前で肉薄した。
「藤井君がいいタイミングできましたね。(菊池は)9車で前々に行ってくれてありがたかった。稲垣さんのもう1個内か、今日のコースが空くのを見てから踏んで行きました。伸びは稲垣さんが強かったです。今回から自転車を以前乗っていたものに変えて道中の流れが良くなった。今の調子だと、このやわらかいフレームの方がよかった」
「中団が併走になっていたので(藤井)栄二は見えにくいところで仕掛けてくれた。いい感じで追走ができた。栄二のかかりも良く、これなら大丈夫と付いていましたね。菊池君を何とかしたかったけど、芦澤君もすごい勢いで来ていた。昨年、股関節の手術をして時間とともに良くなっています。まだまだ(上向かせることが)いけると感じています」
菊池を追走した芦澤辰弘が直線でコースを選びならながら踏み、ゴール前で肉薄した。
「藤井君がいいタイミングできましたね。(菊池は)9車で前々に行ってくれてありがたかった。稲垣さんのもう1個内か、今日のコースが空くのを見てから踏んで行きました。伸びは稲垣さんが強かったです。今回から自転車を以前乗っていたものに変えて道中の流れが良くなった。今の調子だと、このやわらかいフレームの方がよかった」
<9R>

岡村潤選手
後ろ攻めになった大石剣士が赤板の1コーナーをめがけて出て行くと、押さえに来た長谷川飛向を受けて3番手を確保。巻き返しを図った伊東翔貴は岡村潤(写真)に振られて失速しながらも長谷川と踏み合いに。好位を確保した大石は戦況を見ながら1センターから仕掛けて前団をあっという間にまくる。追走した岡村が絶好の展開を生かした。
「白岩(大助)さんも山本(浩成)君もスタートが速くて、あげくには2番(伊東)にも行かれてしまいましたね。(大石)剣士には何回か付いていて、位置取りもしっかりしているし安心して付いていた。2番の煽りが想定外で、ちょっと危なかった。3コーナーから外に外して回る余裕はありました。ローラーに乗っている段階から顔見せまで久々に良かった。(400勝リーチだが)僕は1着を取る選手でもないし、あまり意識せずにできたらいいなぐらいです」
大石剣士は初手が想定外だったようだが、しっかりと前に動いた結果、好位を取ってからのまくりを決めることができた。
「スタートを失敗して周回中から焦っていたけど、意外とすんなり3番手が取れてラッキーだった。(伊東の)煽りをくらってヤバいと思ったけど、スピード差があって乗り越えられた。風が吹いていたけど、流れる感じがあったのに、最後の末が甘かったですね。でも開催前の感触よりは良くなっています。セッティングもでているので」
「白岩(大助)さんも山本(浩成)君もスタートが速くて、あげくには2番(伊東)にも行かれてしまいましたね。(大石)剣士には何回か付いていて、位置取りもしっかりしているし安心して付いていた。2番の煽りが想定外で、ちょっと危なかった。3コーナーから外に外して回る余裕はありました。ローラーに乗っている段階から顔見せまで久々に良かった。(400勝リーチだが)僕は1着を取る選手でもないし、あまり意識せずにできたらいいなぐらいです」
大石剣士は初手が想定外だったようだが、しっかりと前に動いた結果、好位を取ってからのまくりを決めることができた。
「スタートを失敗して周回中から焦っていたけど、意外とすんなり3番手が取れてラッキーだった。(伊東の)煽りをくらってヤバいと思ったけど、スピード差があって乗り越えられた。風が吹いていたけど、流れる感じがあったのに、最後の末が甘かったですね。でも開催前の感触よりは良くなっています。セッティングもでているので」
<10R>
棚瀬義大、山本勝利の順番で切ったところを後藤悠が叩いて主導権。5番手の棚瀬が最終ホームを目がけて仕掛けいくが、その上を河端朋之が一気にまくった。
「前が取れたら、動きに合わせて自分のタイミングでと思っていました。1本棒になりそうだったけど、棚瀬君が仕掛けてくれて展開が向いたと思いました。目標にできたのは大きいですね。3コーナーで風なのか、バタバタしてしまって、内に入るはずが、外に浮いて後ろには迷惑をかけた。かみ合っていないかもですね。競輪場に入ってから自転車はいじったりしないので、体の動きを整えたい」
河端を追走した橋本強は仕掛けるタイミングと合わずに口が空いてしまったが、近況の好調そのままに追走しきって8分の1車輪差まで詰め寄った。
「僕がバックに入っているところで河端君が加速して行ったのでちぎれた。自分でまくるイメージで行きましたよ。河端君の踏み出しに口が空いたけど、1走したし、大丈夫だと思う。体の感じはいいですね。あとはケアをしたい」
「前が取れたら、動きに合わせて自分のタイミングでと思っていました。1本棒になりそうだったけど、棚瀬君が仕掛けてくれて展開が向いたと思いました。目標にできたのは大きいですね。3コーナーで風なのか、バタバタしてしまって、内に入るはずが、外に浮いて後ろには迷惑をかけた。かみ合っていないかもですね。競輪場に入ってから自転車はいじったりしないので、体の動きを整えたい」
河端を追走した橋本強は仕掛けるタイミングと合わずに口が空いてしまったが、近況の好調そのままに追走しきって8分の1車輪差まで詰め寄った。
「僕がバックに入っているところで河端君が加速して行ったのでちぎれた。自分でまくるイメージで行きましたよ。河端君の踏み出しに口が空いたけど、1走したし、大丈夫だと思う。体の感じはいいですね。あとはケアをしたい」
<11R>

朝倉智仁選手
前受けの藤井侑吾は赤板で押さえに来た磯島康祐を突っ張り、磯島は再度で8番手まで下がる。藤井が打鐘過ぎの4コーナーからそのままペースを上げていくと、3番手の肥後尚己は追走で一杯になり前の村田雅一と離れていく。すると、初手からサラ脚で4番手にいた朝倉智仁(写真)が2コーナーから仕掛ける。朝倉は徐々に前との距離を詰めていき、ゴール前で届いた。
「初手は同期の藤井さんの後ろから進められればと思っていた。記念の初日は(藤井が)突っ張るイメージがあったし、突っ張ってくれればラッキーだと思っていた。1レースからレースを全部見てバックからの出が良かったので、決め打ちで(バックから)踏み込んだ。フレームをデビュー当時の物に戻して、流れも自転車もいい感じ」
片折亮太が朝倉のマークにしっかりと続いて2着をキープ。
「細切れ戦だったし、(朝倉の)感性のままにという感じでした。朝倉がいいスピードで行ってくれましたね。きっちり2着は取れたし、悪くはないと思います。2日目も頑張って勝ち上がれるように」
「初手は同期の藤井さんの後ろから進められればと思っていた。記念の初日は(藤井が)突っ張るイメージがあったし、突っ張ってくれればラッキーだと思っていた。1レースからレースを全部見てバックからの出が良かったので、決め打ちで(バックから)踏み込んだ。フレームをデビュー当時の物に戻して、流れも自転車もいい感じ」
片折亮太が朝倉のマークにしっかりと続いて2着をキープ。
「細切れ戦だったし、(朝倉の)感性のままにという感じでした。朝倉がいいスピードで行ってくれましたね。きっちり2着は取れたし、悪くはないと思います。2日目も頑張って勝ち上がれるように」
<12R>

松浦悠士選手
前受けの新山響平は赤板前に誘導と車間を空け始め、上昇してきた嘉永泰斗を突っ張る。嘉永は浅井康太にも張られて後退していく。初手から3番手にいた眞杉匠はホームを目掛けてスパート。新山は合わせて踏み込み、両者で踏み合いになるが、眞杉がバック前に出切る。内をすくって位置を確保した深谷の巻き返しは最終1センター。眞杉に猛然と迫っていくが、追っていた松浦悠士(写真)が眞杉と深谷の間を鋭く伸びて1着をつかむ。
「深谷さんが仕掛けるかと思ったけど、内に行ったので、先に行こうと思って、眞杉君が仕掛けたのが見えて詰めていったが、深谷さんのダッシュがすごかった。追い上げて、そのまま行こうと。本当は自分のタイミングで眞杉君の上を行ければと思ったんですけどね。ついていくのがやっとで、きつくて、外を踏めなくて、真っすぐ踏んだ。反応はいいけど、一杯だったし、内容は、うーん、と。(久しぶりのレースで)不安はあったけど、結果として出たのはよかった」
岩本俊介は打鐘過ぎ2センターで深谷が内に進むとコースが閉まるような形になりはぐれてしまう。最後方になってしまったが、自らものすごい脚でまくっていき2着に入る。
「深谷君には悪かったけど、ついて行ったら失格だったかもしれないので追えなかった。追い上げられればよかったけど、スピードが上がってしまっていて。見えてはいますし、感じは悪くない。最近の中ではいい方ですね」
深谷知広は新山をまくった眞杉の上を行き切ったが、結果は3着。思ったような感触ではなかった様子で修正の必要性を語る。
「スタートは一番想定していた形。接触があったので見てしまって、そのあとリカバリーできた。モコモコして進みがないので、しっかり考えたいですね。(前回と比べ)周回まではいいけど、もがきがよくないので、そこをこれから確かめたい」
「深谷さんが仕掛けるかと思ったけど、内に行ったので、先に行こうと思って、眞杉君が仕掛けたのが見えて詰めていったが、深谷さんのダッシュがすごかった。追い上げて、そのまま行こうと。本当は自分のタイミングで眞杉君の上を行ければと思ったんですけどね。ついていくのがやっとで、きつくて、外を踏めなくて、真っすぐ踏んだ。反応はいいけど、一杯だったし、内容は、うーん、と。(久しぶりのレースで)不安はあったけど、結果として出たのはよかった」
岩本俊介は打鐘過ぎ2センターで深谷が内に進むとコースが閉まるような形になりはぐれてしまう。最後方になってしまったが、自らものすごい脚でまくっていき2着に入る。
「深谷君には悪かったけど、ついて行ったら失格だったかもしれないので追えなかった。追い上げられればよかったけど、スピードが上がってしまっていて。見えてはいますし、感じは悪くない。最近の中ではいい方ですね」
深谷知広は新山をまくった眞杉の上を行き切ったが、結果は3着。思ったような感触ではなかった様子で修正の必要性を語る。
「スタートは一番想定していた形。接触があったので見てしまって、そのあとリカバリーできた。モコモコして進みがないので、しっかり考えたいですね。(前回と比べ)周回まではいいけど、もがきがよくないので、そこをこれから確かめたい」