『静岡競輪開設54周年記念(GIII)レポート』 初日編
 
配信日:2月10日



 本日から静岡競輪場開設54周年記念「たちあおい賞争奪戦」が開幕した。大会初日はS級上位選手による特選3個レースを中心に、一次予選、選抜競走が争われた。

 場内では4日間を通して縁日コーナーや解説者トークショーが行われております。なお、明日11日の解説者は井上茂徳氏の予定です。また、明日は選手トークショー等、たくさんのイベントが用意されていますので、ぜひ本場に足をお運びください。

 

<1R>
 オープニングの1Rは、田村英輝のインで粘った近藤俊明が高田健一を競り落とし、直線で田村を交わして見事1着となった。
  「中団以内にはいたいと思ってました。粘ると決めていたわけではないけど、田村さんが流していたし、もうあの展開では粘るしかなかった。取り切ってからは脚に余裕があったし、前回よりも状態は上向きです」


<2R>
 2Rは、平石浩之―大橋徹の三番手から切り替えた川井利晃が、バックから自力まくりを決めた。
  「ホームで平石君が(増田利明に)すくわれた時点で厳しいと思い、まくろうと思った。久々にアタマが取れたから嬉しいですね。明日以降もチャンスがあれば狙っていきたい」


<3R>
 3Rは人気を集めた古屋琢晶が早めの踏み出しから小谷田公則をまくって期待に応えた。
  「前を取ってから組み立てる作戦でした。前を取れば誰かが押えて脚を使うだろうし、引いてすぐにカマせばいいと思っていました。理想的な展開になりましたね。持ち味を出せてよかったし、勝ち上がって上位選手と戦いたいです」


<5R>
中川司選手
中川司選手
   5Rは大方の予想通り、岡本英之が主導権を握り、中川司(写真)がキッチリ差し切り地元勢で初勝ち名乗りを上げた。
  「去年の地元記念は落車しているし、半年1着を取っていないから嬉しいよ。最近はボロボロだったから、抜けなかったらどうしようと思っていました。ラインのおかげですね」
  一方、大役を終えた岡本英之はホッとした様子で、「4番(松村友和)が自分の所に粘ってくると思ったけど、中団がもつれる展開になったから恵まれましたね。風が強かったけど、最後に中川さんに残してもらったし何とか勝ち上がれました」


<6R>
竹内智彦選手
竹内智彦選手
   6Rは竹内智彦(写真)が逃げる高田大輔を力でねじ伏せた。
  「今日は粘ることは考えずに自力でいこうと思っていた。中団が取れたし恵まれましたね。静岡はS級、A級共に優勝しているし相性が良いんです」
  敗れた高田大輔だが、「掛かりは今ひとつだったけど、脚の感じは悪くなかった。自分は初日がダメで、二日目以降徐々に感じが良くなっていくんです。気を入れ直し明日は頑張ります」と明日の二次予選Bで仕切り直しを図る。


<7R>
 7Rはスプリンターの北川智博がまくり一閃。逃げた須賀和彦が2着に入り、2車単は1万円台の高配当となった。
  「今日はどういう展開になるか分からないけど、一発狙いの作戦でした。浜田(浩司)君が粘ってくれて絶好の展開になったね。最近は1着が増えているし、思った以上に今日は車が出ていた」
  北川にまくれはしたものの、須賀和彦は敗れてもなお強し。
  「ジャンで突っ張られそうになったから慌てて前に踏んだけど、浜田さんがまさか粘るとは思わなかった。今日は展開が良かったですね」


<8R>
高橋健太選手
高橋健太選手
   中川司に続き、高橋健太(写真)と望月裕一郎が逃げる福田知也に乗って地元ワンツーを決めた。
  「福田君が一生懸命駆けてくれたし、望月さんが前を回らせてくれたおかげ。福田君はかかりが良かったし、バックからもう一回踏みなおしていた。ビジョンを見たら後ろから誰も来なかったし、前で決まると思った。中川さんに続けてよかったですよ」
  逃げた福田知也は、「地元勢が付いていたけど、スタイルを崩さずに自分のレースをすればラインで決まると思って駆けました。脚は重たかったけど、3コーナーまで追い風だったから先行の方が楽でした。最後に踏み直せたし、何とか3着に残れました」。


<9R>
村上義弘選手
村上義弘選手

   9レースからは明日の優秀競走「ちゃっきり賞」を賭けた争い。まず、9Rは中団三番手を取った村上義弘(写真)がまくりを決めた。
  「ジャンで渡辺(一成)君に気を取られてた瞬間、藤田(竜矢)君に駆けられてしまった。危なかったね。最後に手島君に一発もらったけど、もう一回力を入れて踏み直せた。最近はあまり1着が取れていないんで、優勝したくらいに嬉しいです」
  藤田に乗った手島慶介は2着となった。
  「ジャンから全開で行ってくれたし有難いよ。でも、あれだけ行ってくれたからには1着を取らないといけないね。村上も強いけど、藤田も強いよ」
  逃げた藤田竜矢は、「残り半周で力んでしまって最後は脚が一杯でした。渡辺君と村上さんの両方を気にしながらのレースは難しいね」。


<10R>
小嶋敬二選手
小嶋敬二選手

   小嶋敬二が変わらず好調を維持している。10Rは逃げる矢口啓一郎を、小嶋敬二(写真)がひとまくり。
  「仕掛けるタイミングを迷ったけど、矢口君が掛かり切る前に早めに仕掛けた。1センター行けると思ったけど、疲れは正直あるし楽ではなかったよ。静岡は優勝したこともあるし本当に相性が良いね」
  マークした山口富生は改めて小嶋の強さを肌で感じたようで、「小嶋のスピードが違ったね。最後に小嶋が振ってきたから前輪がハウス(接触)した。あれがなかったら5車身突き抜けていたよ(笑)。うそうそ! あれがなくても抜けないよ。付いているだけで脚が一杯。調子? 付いていけたし良いんじゃないかな」


<11R>
新田康仁選手
新田康仁選手
   最終11Rは、こちらも好調の新田康仁(写真)が力強くまくって1着に。
  「仕掛けていって外に浮いてしまったからヤバイと思った。井上(昌己)君の前に入ってからもう一回仕掛けて何とか出切れたし、踏み直せたから脚の感じは悪くないね。地元で1着が取れて嬉しい」
  新田に割り込まれたものの、新田を追う形となった井上昌己が2着となった。明日の優秀競走「ちゃっきり賞」進出を決めたものの表情は浮かない。
  「(直前の練習ができず)踏んだ感じはやっぱり良くないね。新田さんに割り込まれたとき、ホームで村本(大輔)さんは車輪を外に差していたからすぐに退かすべきだった。そうしていれば、すんなり新田さんを追うことができて、合志(正臣)さんを連れて行けたのに。合志さんと連係したときは、どちらかは連にからむんだけど、ワンツーがないんですよ」と悔しがる。


   
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情報提供:日刊プロスポーツ新聞社
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