岐阜競輪場で開設73周年記念「長良川鵜飼カップ(GIII)」が、9月1日にスタートした。初日のメイン、特選では、平原康多が勝機をつかんで幸先のいいスタートを切った。また、一次予選では、志田龍星、志智俊夫、山田諒、横関裕樹の4人が地元で白星を挙げて、シリーズに弾みをつけた。9月2日の2日目には平原、松浦悠士、佐藤慎太郎のS級S班3人も加わり、二次予選で勝ち上がりが争われる。
開催中は、毎日、先着1000人様に「カニチップ」をプレゼント。ケータリングカーによるフードフェスティバルなどが予定されています。なお、岐阜競輪場では「競輪・オートレースにおける新型コロナウイルス感染症感染拡大予防ガイドライン」に沿った開催となりますので、ご協力とご理解をお願いいたします。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。
<1R>
市橋司優人が切ったところを、清水剛志が赤板2コーナー過ぎに押さえてペースを握る。4番手に市橋が入り、一本棒で最終ホームを通過する。6番手から一度は外に持ち出した松坂洋平は、結局仕掛けられない。2コーナーから市橋がまくるが、渡辺十夢のけん制でスピードが鈍る。逃げる清水の番手から渡辺が抜け出した。
「清水君も徹底(先行)ではないし、先行は3割くらいで考えてました。いい位置を取って、飛び付きたいっていう感じでした。前々に踏んで、来なかったから先行になった。でも、飛び付きもできるし、先行もできるようないいペースで踏んでくれて強かったです。平沼(由充)さんが締めてくれて、(最終)2センターを過ぎても振ることができた。勢いで抜いてしまうから、車間は切らずにギリギリまで待って踏めば良かった。ラインで決めたかったですね」
市橋マークの阪本和也は、外に振られた市橋のあおりを受けるが、さらに外を伸びた。
「7番(清水)がいいペースで駆けていて、自分はバンクが重く感じていたんですけど、市橋さんが仕掛けてくれた。踏み出しが(離れそうで)怪しかった。でも、しのげたし、最後も思ったよりも車が出た」
「清水君も徹底(先行)ではないし、先行は3割くらいで考えてました。いい位置を取って、飛び付きたいっていう感じでした。前々に踏んで、来なかったから先行になった。でも、飛び付きもできるし、先行もできるようないいペースで踏んでくれて強かったです。平沼(由充)さんが締めてくれて、(最終)2センターを過ぎても振ることができた。勢いで抜いてしまうから、車間は切らずにギリギリまで待って踏めば良かった。ラインで決めたかったですね」
市橋マークの阪本和也は、外に振られた市橋のあおりを受けるが、さらに外を伸びた。
「7番(清水)がいいペースで駆けていて、自分はバンクが重く感じていたんですけど、市橋さんが仕掛けてくれた。踏み出しが(離れそうで)怪しかった。でも、しのげたし、最後も思ったよりも車が出た」
<2R>

横関裕樹選手
前受けから誘導を残して早めに下げた川口聖二は、赤板2コーナーから踏み込んで古屋琢晶を押さえる。中近ラインがリズム良く出切り、中団に古屋が入る。絶妙なペースで風を切った川口の番手で、横関裕樹(写真)が車間を空ける。7番手まくりの岡崎景介は不発で、古屋はバックでは動けない。番手の横関が逃げる川口をきっちり交わして地元ワンツー。
「(川口)聖二はジャンで叩いて、早いかなっていうのもあった。自分は(最終)ホームから2コーナー手前くらいで(車間を)空けてと。あとは早めに行ってるんで、聖二の余力がどうかなって感じでした。(3場所前の)佐世保のあとに体調を崩した。(前回の)立川では良くなっていたんで、いいと思います」
打鐘からの1周半を逃げた川口聖二が2着。ツボを知るホームバンクだけに、うまいペース配分で別線を翻ろうした。
「芦澤(大輔)さんが(スタートで)出たんで、初手の並びがちょっと嫌でしたね。先行する気だったんで、(古屋に)踏んで出されたキツいなっていうのがあったんですけど、脚を使わずに出られました。追い風のところがどこもなくて、ホームは重たかった。けど、後ろを確認しながらペースでいけました。いい感じで先行できました」
「(川口)聖二はジャンで叩いて、早いかなっていうのもあった。自分は(最終)ホームから2コーナー手前くらいで(車間を)空けてと。あとは早めに行ってるんで、聖二の余力がどうかなって感じでした。(3場所前の)佐世保のあとに体調を崩した。(前回の)立川では良くなっていたんで、いいと思います」
打鐘からの1周半を逃げた川口聖二が2着。ツボを知るホームバンクだけに、うまいペース配分で別線を翻ろうした。
「芦澤(大輔)さんが(スタートで)出たんで、初手の並びがちょっと嫌でしたね。先行する気だったんで、(古屋に)踏んで出されたキツいなっていうのがあったんですけど、脚を使わずに出られました。追い風のところがどこもなくて、ホームは重たかった。けど、後ろを確認しながらペースでいけました。いい感じで先行できました」
<3R>
合わせて動いた山賀雅仁が、九州勢を受けて4番手を確保する。一本棒の隊列で打鐘ではペースが上がらず、平尾一晃も落ち着いて駆ける。最終ホームを目がけて平尾が踏み上げる。タイミングを取った山賀は、2コーナー過ぎにまくりを打つ。千葉コンビがスピードの違いで逃げる平尾をとらえて、山賀が1着。
「平尾君が切って流してたから、そこを(中井太祐に)叩かれたらまずいなと思ってた。けど、展開が向いてくれた。スルッとまくれたし、余裕もあったから塚本(大樹)君の外々を回せた。自力と番手がいまは半々くらいだけど、自力の時になにもできないようじゃみっともない。結果を残せて良かった」
千葉コンビで上位を独占。2着の高橋雅之は山賀に詰め寄ることはできなかった。
「もう山賀さんのおかげ。あの初手の並びになったら、先に切った方がいいなとは思っていた。その通りに切ってくれたし、仕掛けて欲しいなってところで仕掛けてくれた。理想の展開だったし、山賀さんのあの仕掛けはだいたい抜けない。自分は塚本君のところだけ気をつけて、しっかり付いていこうと」
「平尾君が切って流してたから、そこを(中井太祐に)叩かれたらまずいなと思ってた。けど、展開が向いてくれた。スルッとまくれたし、余裕もあったから塚本(大樹)君の外々を回せた。自力と番手がいまは半々くらいだけど、自力の時になにもできないようじゃみっともない。結果を残せて良かった」
千葉コンビで上位を独占。2着の高橋雅之は山賀に詰め寄ることはできなかった。
「もう山賀さんのおかげ。あの初手の並びになったら、先に切った方がいいなとは思っていた。その通りに切ってくれたし、仕掛けて欲しいなってところで仕掛けてくれた。理想の展開だったし、山賀さんのあの仕掛けはだいたい抜けない。自分は塚本君のところだけ気をつけて、しっかり付いていこうと」
<4R>

山田諒選手
打鐘過ぎに木村幸希を押さえた山田諒(写真)が、先行態勢を取る。一度は5番手に入った石井洋輝だったが、4コーナーで仕掛けて出る。石井が前団に迫るも、山田も合わせて踏み上げる。山田が主導権を死守して、石井は番手の水谷良和の横まで。別線の仕掛けもなく、山田が逃げ切りで地元記念好スタートを切った。
「ダメでも行こうと。作戦のなかでは、(自分の)力を出し切るっていうことでした。あとのタイミングは相手次第かなと。(石井が仕掛けて来たのは)見えてないけど音で確信があった。自分も踏まないと始まらない。(ラインでの)ワンツーが一番です。2車で逃げの決まり手が付いて、1着なんで良かった。(二次予選から)勝たないと点数も上がってこない。ここからですね。感触も良かった。自分としては85点くらい」
3番手から木村が追い込むも、水谷良和がタイヤ差の2着。中部ワンツーにホッと一息つく。
「やっぱり余裕がない。(最終)ホームで(石井が)来たんで行かれたと思った。(山田)諒、頑張ってくれって。諒のおかげ。(体調不良は)知れてるね、練習やりすぎてたしちょうどいい」
「ダメでも行こうと。作戦のなかでは、(自分の)力を出し切るっていうことでした。あとのタイミングは相手次第かなと。(石井が仕掛けて来たのは)見えてないけど音で確信があった。自分も踏まないと始まらない。(ラインでの)ワンツーが一番です。2車で逃げの決まり手が付いて、1着なんで良かった。(二次予選から)勝たないと点数も上がってこない。ここからですね。感触も良かった。自分としては85点くらい」
3番手から木村が追い込むも、水谷良和がタイヤ差の2着。中部ワンツーにホッと一息つく。
「やっぱり余裕がない。(最終)ホームで(石井が)来たんで行かれたと思った。(山田)諒、頑張ってくれって。諒のおかげ。(体調不良は)知れてるね、練習やりすぎてたしちょうどいい」
<5R>
箱田優樹の当日欠場で8車立て。大石崇晴が打鐘手前で仕掛けて、前受けの竹山陵太は番手に飛び付く。大石後位がもつれて最終周回。番手は伊原克彦が守るが、脚をためた松本貴治に流れが向く。最終2コーナー手前からまくった松本が、前団を仕留めて1着。
「行けるようなら、大石さんが叩いた上をそのまま行こうと思っていました。フタされるのが嫌で下げた。そこからは展開が良かった。若干、重いけど、レースが始まってしまえば気にならない。もう今日(初日)は展開だけですね」
直線では松本との一騎打ちの柏野智典は、外に出したが1車身差のままゴールを迎えた。
「本当ならどこからでも仕掛けても仕留められる感じだったし、(松本)貴治は自信がないのかなって思っちゃった。でも、仕掛けた瞬間に決まったと思った。最後は貴治が脚を余してるなって。かなり踏み直された。(状態は)良くなっている。あとは、モガく前の道中の段階での余裕がもうちょっと欲しい」
「行けるようなら、大石さんが叩いた上をそのまま行こうと思っていました。フタされるのが嫌で下げた。そこからは展開が良かった。若干、重いけど、レースが始まってしまえば気にならない。もう今日(初日)は展開だけですね」
直線では松本との一騎打ちの柏野智典は、外に出したが1車身差のままゴールを迎えた。
「本当ならどこからでも仕掛けても仕留められる感じだったし、(松本)貴治は自信がないのかなって思っちゃった。でも、仕掛けた瞬間に決まったと思った。最後は貴治が脚を余してるなって。かなり踏み直された。(状態は)良くなっている。あとは、モガく前の道中の段階での余裕がもうちょっと欲しい」
<6R>

東口善朋選手
照井拓成、長田龍拳の順番で出て、両者の踏み合いにはならず長田が先頭に立ちペースを握る。打鐘を通過して7番手の山本伸一は、ペースが上がらない長田を見て車間を詰める勢いで3コーナーから仕掛ける。最終ホーム過ぎに山本が叩いて、ラインの3車で出切る。佐藤龍二は4番手に切り替える。まくった照井を余裕をもってけん制した東口善朋(写真)が、勝機をモノにした。
「緩んでいるところをすかさず(山本)伸一が行く形だった。僕も伸一も最前線で戦っているので、仕掛けるポイントはわかっている。(別線のまくりを)この雨のなかで引きつけて止めるのが怖かったんで、波をつくった方がと。自分は2カ月前(高松宮記念杯で)コケて骨折をして、やっと思うような練習ができてきた。もう1つ欲しいところだけど、少しずつ回復させてと思っている。伸一のおかげで1着が取れたんで、これで弾みがつけばいい」
115、117期の機動タイプを相手に、格上の走りを見せた山本伸一が2着に逃げ残った。
「あの展開になると思ってた。ただ、照井君、長田君がどういう選手か把握していなかった。(長田は)体も大きいしジャンから駆けるんだろうと用意していた。そしたら駆けなかったんで、そのまま行ってしまおうと。(最終)ホームではとらえた感じもあったけど、雨のせいか重く感じた。練習はしているんで、今日(初日)みたいな長い距離でも2着に残れた。徐々に良くなってくるかなと」
「緩んでいるところをすかさず(山本)伸一が行く形だった。僕も伸一も最前線で戦っているので、仕掛けるポイントはわかっている。(別線のまくりを)この雨のなかで引きつけて止めるのが怖かったんで、波をつくった方がと。自分は2カ月前(高松宮記念杯で)コケて骨折をして、やっと思うような練習ができてきた。もう1つ欲しいところだけど、少しずつ回復させてと思っている。伸一のおかげで1着が取れたんで、これで弾みがつけばいい」
115、117期の機動タイプを相手に、格上の走りを見せた山本伸一が2着に逃げ残った。
「あの展開になると思ってた。ただ、照井君、長田君がどういう選手か把握していなかった。(長田は)体も大きいしジャンから駆けるんだろうと用意していた。そしたら駆けなかったんで、そのまま行ってしまおうと。(最終)ホームではとらえた感じもあったけど、雨のせいか重く感じた。練習はしているんで、今日(初日)みたいな長い距離でも2着に残れた。徐々に良くなってくるかなと」
<7R>
赤板で笠松将太が出て、単騎の野村典嗣まで続く。松岡孔明が5番手に切り替えて、前受けからちゅうちょなく後方に引いた志田龍星が態勢を整える。5番手の松岡は打鐘から叩きに出るが、笠松が踏み上げて松岡は外に浮く。短くなった隊列に志田は、最終ホーム手前から襲い掛かる。志田が関東勢をバックで楽にのみ込む。不破将登との地元コンビの直線勝負は、タイヤ差で志田に軍配が上がった。
「(前は)取りたくなかったです。けん制で前になったので、引くか突っ張るかでした。緩く押えに来れば突っ張りも考えていました。詰まったら行こうと思ってたけど、前(松岡)が中団から踏んでくれて勢いをもらえた。(ラインの)3人で出切れることは意識して仕掛けた。ダッシュがないので、ああいう風に徐々に上げていく方が得意ですね。(調子は)ボチボチ。初日はこんなもんかな。上がっていくと思います」
前回の奈良FIからの途中欠場明けだった不破将登は、状態を確認するようにこう振り返る。
「志田君が行って欲しいところで行ってくれた。全開で抜きに行ったけど、差せなかった。ギリギリ届いたと思ったんですけどね。やっぱり練習と競走は違いますね。復帰戦だったので付いていくことに集中していた。感覚が狂っている部分があったけど、この1走が刺激になって良くなってくると思う」
「(前は)取りたくなかったです。けん制で前になったので、引くか突っ張るかでした。緩く押えに来れば突っ張りも考えていました。詰まったら行こうと思ってたけど、前(松岡)が中団から踏んでくれて勢いをもらえた。(ラインの)3人で出切れることは意識して仕掛けた。ダッシュがないので、ああいう風に徐々に上げていく方が得意ですね。(調子は)ボチボチ。初日はこんなもんかな。上がっていくと思います」
前回の奈良FIからの途中欠場明けだった不破将登は、状態を確認するようにこう振り返る。
「志田君が行って欲しいところで行ってくれた。全開で抜きに行ったけど、差せなかった。ギリギリ届いたと思ったんですけどね。やっぱり練習と競走は違いますね。復帰戦だったので付いていくことに集中していた。感覚が狂っている部分があったけど、この1走が刺激になって良くなってくると思う」
<8R>

志智俊夫選手
周回中は、中部勢が前団に構える。小川丈太、小原唯志の順番で押さえて出て、谷口遼平は打鐘を7番手で迎える。厳しい流れになったかに思われたが、小川が4番手から仕掛けて谷口のまくりごろ。最終ホームからのロングまくりの谷口を地元の志智俊夫(写真)が差し切った。
「地元勢はみんな勝ち上がっていたんで、ちょっと集中しました。前に(谷口と)連係した時に踏み出しで離れたことがあった。それもあって集中しました。谷口君もあおりをもらわんようにペースで外を行ってた。あとは人気に応えられるようにと。結構、応援してもらって、たくさんの声援があったので頑張れました」
ラインを気遣う仕掛けで2着の谷口遼平は、展開を強調する。
「自分が行こうとした時に小川君が行ってくれた。それで(小川と小原が)踏み合う感じになった。(中19日で)間隔が空くとレース脚みたいなのが。練習ばっかりしているとこうなりますね。感覚が戻ってない感じがあるんで、明日(2日目)はもうちょっと楽になるかなと。今日は展開に恵まれてなんとかですね」
「地元勢はみんな勝ち上がっていたんで、ちょっと集中しました。前に(谷口と)連係した時に踏み出しで離れたことがあった。それもあって集中しました。谷口君もあおりをもらわんようにペースで外を行ってた。あとは人気に応えられるようにと。結構、応援してもらって、たくさんの声援があったので頑張れました」
ラインを気遣う仕掛けで2着の谷口遼平は、展開を強調する。
「自分が行こうとした時に小川君が行ってくれた。それで(小川と小原が)踏み合う感じになった。(中19日で)間隔が空くとレース脚みたいなのが。練習ばっかりしているとこうなりますね。感覚が戻ってない感じがあるんで、明日(2日目)はもうちょっと楽になるかなと。今日は展開に恵まれてなんとかですね」
<9R>
谷口友真が切ったところを4車ラインの坂本紘規が押さえて出る。大方の予想通りの流れで7番手になった原田研太朗だが、最終ホーム手前から踏み込む。逃げる坂本もペースを上げるが、原田がねじ伏せる。抵抗する坂本を直線でとらえた原田の1着。
「単調なレースになったら、早めに行かないとって思ってた。行ける準備はしていた。前が駆けていなかったし、1車でも前々にと(最終ホームの)直線で行った。休みながらまくったつもりだったけど、3コーナーからがキツかったですね。体が動いていない」
無難に原田に差し込みながら続いた池田良が、流れ込みの2着。
「余裕はあったけど、ちょっと(竹村勇祐に)もってこられ気配があった。それで3、4着になるくらいならと思って、外に差して回して対応しようと思ってました。もってこられる準備をしていた分、伸びなかった。自分は練習の感じから悪くなかったし、調子は問題ない」
「単調なレースになったら、早めに行かないとって思ってた。行ける準備はしていた。前が駆けていなかったし、1車でも前々にと(最終ホームの)直線で行った。休みながらまくったつもりだったけど、3コーナーからがキツかったですね。体が動いていない」
無難に原田に差し込みながら続いた池田良が、流れ込みの2着。
「余裕はあったけど、ちょっと(竹村勇祐に)もってこられ気配があった。それで3、4着になるくらいならと思って、外に差して回して対応しようと思ってました。もってこられる準備をしていた分、伸びなかった。自分は練習の感じから悪くなかったし、調子は問題ない」
<10R>

川村晃司選手
先行態勢を取った岩谷拓磨が、小笹隼人に合わせてスピードを上げる。田中誠は車間が空いて、岩谷の番手に小笹が入る。しかしながら、川村晃司(写真)は、小笹との連結を外して5番手の外で山本紳貴と併走。逃げる岩谷が緩めたところで、川村は自力に転じる。河村雅章を合わせて、岩谷をとらえた川村が1着。
「レース内容としては最低ですね。後ろ回っていながら、口が空いてしまった。僕が追い上げていたら展開も変わってたと思う。小笹君には悪いことをしました。判断が難しかった。僕としては反省しかない。後ろを回ったんなら、その仕事をしないと。体の方は問題ないです」
川村の上をさらにまくった河村だが合わされる。河村マークの志村龍己は、河村を最終4コーナーで張って2着に伸びた。
「(河村が仕掛けてくれた)あれがすべてです。終わったと思った。最後は外を踏めば良かったですかね。内に来られるのが嫌で…。外から行ってれば(河村と)2、3着だったかなと。判断ミスです」
「レース内容としては最低ですね。後ろ回っていながら、口が空いてしまった。僕が追い上げていたら展開も変わってたと思う。小笹君には悪いことをしました。判断が難しかった。僕としては反省しかない。後ろを回ったんなら、その仕事をしないと。体の方は問題ないです」
川村の上をさらにまくった河村だが合わされる。河村マークの志村龍己は、河村を最終4コーナーで張って2着に伸びた。
「(河村が仕掛けてくれた)あれがすべてです。終わったと思った。最後は外を踏めば良かったですかね。内に来られるのが嫌で…。外から行ってれば(河村と)2、3着だったかなと。判断ミスです」
<11R>

犬伏湧也選手
金子幸央の当日欠場により8車立て。選手紹介で磯田旭が犬伏湧也(写真)後位に競り込んで高原仁志と併走になっていた。レースは赤板で犬伏が押さえに出て、前受けの栗山俊介も突っ張り気味に踏んで番手に飛び付く。犬伏の後ろが栗山、高原、磯田の3車併走で打鐘。外の磯田が競り勝ち、高原は3番手。しかしながら、磯田は犬伏の加速にいっぱい。後続を離して犬伏が逃げ切った。
「先行1車だったし、前を取らされるかなと思った。けど、後ろからだったので、押えてペースで駆けました。後ろの動きがおかしいなと思ったら、3車で併走になっていた。ペースを落としすぎるのもと思って、ジャンでは流れるような感じで踏んでました。長い距離を行って1着だし、悪くはない。落車明けだけど体はいつも通りですね」
4番手で立て直した栗山マークから、大西健士が追い込んで2着に入った。
「3車併走でも(栗山は)飛び付くと思っていました。自分は下がっちゃったんですけど、栗山君を迎え入れられたので結果良かった。誰かを抜ければ勝ち上がりだなと思ったら、2着まで届いたので悪くない。栗山君のおかげです」
「先行1車だったし、前を取らされるかなと思った。けど、後ろからだったので、押えてペースで駆けました。後ろの動きがおかしいなと思ったら、3車で併走になっていた。ペースを落としすぎるのもと思って、ジャンでは流れるような感じで踏んでました。長い距離を行って1着だし、悪くはない。落車明けだけど体はいつも通りですね」
4番手で立て直した栗山マークから、大西健士が追い込んで2着に入った。
「3車併走でも(栗山は)飛び付くと思っていました。自分は下がっちゃったんですけど、栗山君を迎え入れられたので結果良かった。誰かを抜ければ勝ち上がりだなと思ったら、2着まで届いたので悪くない。栗山君のおかげです」
<12R>

平原康多選手
赤板2コーナーで山口拳矢を外に弾いてコースをつくった眞杉匠が、押さえて主導権を握る。山口も叩きに出るが、村田雅一は付け切れない。1人になった山口を眞杉が見送って番手に入り最終周回。関東勢の後ろは岩本俊介が確保して、後方になった松浦悠士も仕掛ける。山口の先行を2コーナーで番手からまくって出た眞杉が先頭に立ち、平原康多(写真)が後ろで間合いを取る。岩本、佐藤慎太郎が迫り、平原が合わせて追い込んだ。
「(叩きに出たところの眞杉の動きは)眞杉のアドリブでやった動きで、(山口)拳矢と接触したところを踏まれたんで、自分は空き気味でした。拳矢もすごいスピードだったんで、迎え入れて休んだ方が眞杉もいいかなと。(番手に入ってからは)いつもの眞杉ならもっと伸びていくんですけど、岩本が迫ってくる感じだった。残せるのか踏んだ方がいいのかっていうのがあったんですけど、踏んだんで1着を取らせてもらった。(落車の影響とかで)体が悪いとかは全然ないので、次の共同通信社杯に向けて状態を上げていけるように」
岩本追走の佐藤慎太郎は、最終バック過ぎから内を進出して直線で中のコースを伸びた。
「雨走路っていうのもあったし、前回落ちてなきゃ、ちゅうちょすることなく平原の内に行ってたんですけど。ただ降りて、後ろのコースをつぶしただけになった。それでも落車の影響は感じなかったし、反応自体は悪くない。トップスピードに上がるところが、もうちょっと欲しいけどね」
関東勢の後ろを取った岩本俊介は、最終3コーナー過ぎに外を踏んで3着。ソツなく立ち回ったレース内容に及第点を与える。
「松浦君のところをしっかりと切って、踏んで出させて(自分としては)いい競輪だった。(眞杉が山口の番手に入って)あれでキツくなった。脚自体は(準Vの7月の)サマーナイトフェスティバルと同じくらいかなと」
「(叩きに出たところの眞杉の動きは)眞杉のアドリブでやった動きで、(山口)拳矢と接触したところを踏まれたんで、自分は空き気味でした。拳矢もすごいスピードだったんで、迎え入れて休んだ方が眞杉もいいかなと。(番手に入ってからは)いつもの眞杉ならもっと伸びていくんですけど、岩本が迫ってくる感じだった。残せるのか踏んだ方がいいのかっていうのがあったんですけど、踏んだんで1着を取らせてもらった。(落車の影響とかで)体が悪いとかは全然ないので、次の共同通信社杯に向けて状態を上げていけるように」
岩本追走の佐藤慎太郎は、最終バック過ぎから内を進出して直線で中のコースを伸びた。
「雨走路っていうのもあったし、前回落ちてなきゃ、ちゅうちょすることなく平原の内に行ってたんですけど。ただ降りて、後ろのコースをつぶしただけになった。それでも落車の影響は感じなかったし、反応自体は悪くない。トップスピードに上がるところが、もうちょっと欲しいけどね」
関東勢の後ろを取った岩本俊介は、最終3コーナー過ぎに外を踏んで3着。ソツなく立ち回ったレース内容に及第点を与える。
「松浦君のところをしっかりと切って、踏んで出させて(自分としては)いい競輪だった。(眞杉が山口の番手に入って)あれでキツくなった。脚自体は(準Vの7月の)サマーナイトフェスティバルと同じくらいかなと」