大垣競輪場で開設71周年記念「水都大垣杯(GIII)」が、6月3日に幕を開けた。初日のメイン、特選は犬伏湧也ラインが上位を独占。松浦悠士が番手から追い込んで白星スタートを切った。また、一次予選では、地元勢がすべて一次予選を突破。初日特選組の山口拳矢を加えた8人の岐阜勢が、6月4日のシリーズ2日目の二次予選で勝ち上がりを争う。
記念シリーズは開催中の毎日、先着入場者プレゼント。山田裕仁さん、山口幸二さんらによる予想会、選手会岐阜支部によるグッズ販売、ガチャガチャ、コッペパン販売などのキッチンカーの出店も予定されています。大垣競輪場では、みなさまのご来場お待ちしております。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。
<1R>

高橋築選手
後方から早めに上昇した河合佑弥は、青板バックでは中団の木村佑来にフタをする。再度、外併走から踏み込んだ河合が、伊藤旭を押さえて主導権を握る。打鐘で木村もすかさず巻き返すが、高橋築(写真)がブロック。河合がそのままペースを上げて駆ける。6番手で伏見俊昭と伊藤がもつれて最終周回。結果的に伊藤は、7番手まで下げてバックからまくる。番手で好展開の高橋が、後続との間合いを計り抜け出した。
「(河合は木村を)フタして突っ張り含みだったので、自分のやれることをやろうと思っていた。そのやれることがブロックだった。河合君を確定板に残せるかどうかだった。河合君を3着に残せなかったのが心残りです。そこが自分の足りないところなのかなと。引き続きいい状態だと思う。番手を回る機会が増えたことで慣れてきて、余裕が出てきているんだと」
伊藤旭は、最終ホームでは伏見にかぶって動けない。そこから1車下げて、後方で立て直してのまくりで2着に届いた。
「なんとかって感じですね。風が強かったから前受けからスタートしようと思っていた。(仕掛けた時に)フワフワしている感じがあった。木村君がいったところで、そのラインについていけば楽な展開にもっていけたんですけど、自分の甘さが出た。体が疲れている感じがあるからケアをしたい」
「(河合は木村を)フタして突っ張り含みだったので、自分のやれることをやろうと思っていた。そのやれることがブロックだった。河合君を確定板に残せるかどうかだった。河合君を3着に残せなかったのが心残りです。そこが自分の足りないところなのかなと。引き続きいい状態だと思う。番手を回る機会が増えたことで慣れてきて、余裕が出てきているんだと」
伊藤旭は、最終ホームでは伏見にかぶって動けない。そこから1車下げて、後方で立て直してのまくりで2着に届いた。
「なんとかって感じですね。風が強かったから前受けからスタートしようと思っていた。(仕掛けた時に)フワフワしている感じがあった。木村君がいったところで、そのラインについていけば楽な展開にもっていけたんですけど、自分の甘さが出た。体が疲れている感じがあるからケアをしたい」
<2R>
野田源一、単騎の田中和磨の順番で切って出て、そこを押さえた鈴木浩太が赤板2コーナーで先頭に立つ。が、7番手の石塚輪太郎も構えることなく、打鐘3コーナーで仕掛ける。逃げる鈴木も目いっぱい合わせて、小埜正義とからんだ村田雅一が落車。石塚は最終2コーナーで出切る。落車を避けた筒井裕哉が石塚を追いかけて、田中、野田が続く。直線で外に持ち出した野田が伸び切って1着。
「石塚君がカマして来るタイミングをズラしてと。でも、(石塚が来るのが)思ったより早かった。追いかけようと思ったけど、まだ自分は折り合ってなかった。そのあとは落車があって、まくりにいくタイミングがなかった。避けたあとは田中君が仕掛けるかなと。自分もあの辺から仕掛けないと1着がないし、脚も残っていた。タテで踏み込めたのは良かったけど、あとは道中の立ち上げとかですね」
前団のペースを見極めた石塚輪太郎は、打鐘3コーナーから叩きに出る。鈴木の抵抗にあったものの、ロングまくりで前団をのみ込んだ。
「顔見せはそれほど感じなかったのに、(レースでは)バックが強烈な向かい風だった。だから、あそこは緩むかと思ったんで、叩きごろになるかなと。前まで出切れたんで良かったけど、風もあってスピードの乗りはイマイチだった。(最終)4コーナーでは気配もなかったんで、1着かと思ったんですけど」
「石塚君がカマして来るタイミングをズラしてと。でも、(石塚が来るのが)思ったより早かった。追いかけようと思ったけど、まだ自分は折り合ってなかった。そのあとは落車があって、まくりにいくタイミングがなかった。避けたあとは田中君が仕掛けるかなと。自分もあの辺から仕掛けないと1着がないし、脚も残っていた。タテで踏み込めたのは良かったけど、あとは道中の立ち上げとかですね」
前団のペースを見極めた石塚輪太郎は、打鐘3コーナーから叩きに出る。鈴木の抵抗にあったものの、ロングまくりで前団をのみ込んだ。
「顔見せはそれほど感じなかったのに、(レースでは)バックが強烈な向かい風だった。だから、あそこは緩むかと思ったんで、叩きごろになるかなと。前まで出切れたんで良かったけど、風もあってスピードの乗りはイマイチだった。(最終)4コーナーでは気配もなかったんで、1着かと思ったんですけど」
<3R>
赤板2コーナー過ぎに片岡迪之が出て、神田龍は中国勢を受けて4番手に入る。前受けから7番手になった青野将大は、最終ホーム手前から巻き返す。先行策に出た片岡後位の柏野智典が大きく外に振るが、青野が乗り越えてバックでまくり切る。山賀雅仁がピタリと続き、3番手以下は大きく離れる。南関コンビの一騎打ちは、タイヤ差で番手の山賀が1着。
「(青野が)いいところで仕掛けてくれた。構えても青野君ならまくれたと思うけど、早めに行ってくれた。青野君が内に差してたんでどうするのかと思ったけど、すぐに引いて仕掛けてくれた。余裕をもって差せると思ったら、(青野の)踏み直しがすごくて、最後は思い切りハンドルを投げた」
思惑通りには進まなかった青野将大だったが、ロングまくりで力の違いを見せて2着。
「(踏む)距離が短かった。追い風で行けて向かい風は1回だけだった。予定では誘導を残して下げて、ジャンで行くつもりが誘導が下りてしまった。中団で引くつもりもなくて、(片岡が)行ってくれるか中団で争うかでした。中団にこだわる気持ちが強すぎて内に詰まった。そのあとも片岡さんが行ったところを付いていって前に出るつもりが、一本棒になってしまった。バックを踏んで踏み込んだりで、後ろに迷惑を掛けてしまった。初日はいつもフワフワして日に日に良くなるから不安はないと思います」
「(青野が)いいところで仕掛けてくれた。構えても青野君ならまくれたと思うけど、早めに行ってくれた。青野君が内に差してたんでどうするのかと思ったけど、すぐに引いて仕掛けてくれた。余裕をもって差せると思ったら、(青野の)踏み直しがすごくて、最後は思い切りハンドルを投げた」
思惑通りには進まなかった青野将大だったが、ロングまくりで力の違いを見せて2着。
「(踏む)距離が短かった。追い風で行けて向かい風は1回だけだった。予定では誘導を残して下げて、ジャンで行くつもりが誘導が下りてしまった。中団で引くつもりもなくて、(片岡が)行ってくれるか中団で争うかでした。中団にこだわる気持ちが強すぎて内に詰まった。そのあとも片岡さんが行ったところを付いていって前に出るつもりが、一本棒になってしまった。バックを踏んで踏み込んだりで、後ろに迷惑を掛けてしまった。初日はいつもフワフワして日に日に良くなるから不安はないと思います」
<4R>

園田匠選手
赤板2コーナーで押さえて出た神奈川勢に単騎の水谷好宏が続く。松本秀之介は素早い反応で3番手に追い上げて、水谷との併走から打鐘4コーナーで踏み込む。最終ホームで松本が叩き切り、九州3車で出切る。九州勢を追いかけた単騎の川村晃司がすかさずまくりを打つ。川村が3コーナーで松本に並びかけ、松本も踏ん張る。松本マークから直線で外に持ち出した園田匠(写真)が、前の2人をまとめて交わした。
「(松本)秀之介が頑張ってくれた。川村さんのまくりが外に逃げていく感じだった。(大外までもっていくと)しゃくられるかもしれないし、秀之介が踏み直してくれた。自分の脚は全然たまってたんで、(後ろが)来てから踏もうと思ってた。そしたら来なかったんで、届く範囲でと思って踏んだ。1着なんで良かった。点数も落として、尻に火が付いてきたんで」
単騎の川村晃司は、九州勢を追いかけてワンチャンスにかけてまくりを放つ。ゴール寸前で園田に交わされたが、2着で一次予選をクリアした。
「(周回中は)いい位置が取れたんで、あとは展開がどう動くかなと。(松本が)1回休んだのが、僕には良かったかもしれない。あそこが一番(仕掛ける)チャンスかなと。園田君が強かった。脚の調子も上がってきているし、力が伝わるようになってきた」
「(松本)秀之介が頑張ってくれた。川村さんのまくりが外に逃げていく感じだった。(大外までもっていくと)しゃくられるかもしれないし、秀之介が踏み直してくれた。自分の脚は全然たまってたんで、(後ろが)来てから踏もうと思ってた。そしたら来なかったんで、届く範囲でと思って踏んだ。1着なんで良かった。点数も落として、尻に火が付いてきたんで」
単騎の川村晃司は、九州勢を追いかけてワンチャンスにかけてまくりを放つ。ゴール寸前で園田に交わされたが、2着で一次予選をクリアした。
「(周回中は)いい位置が取れたんで、あとは展開がどう動くかなと。(松本が)1回休んだのが、僕には良かったかもしれない。あそこが一番(仕掛ける)チャンスかなと。園田君が強かった。脚の調子も上がってきているし、力が伝わるようになってきた」
<5R>
赤板過ぎに田上晃也が飛び出して、中四国勢がペースを握る。竹内雄作は4番手を確保して、蒔田英彦が7番手の一本棒。田上は早めに踏み上げるが、竹内は2センターから反撃に出る。竹内、上田国広で叩き切り、水谷良和は付け切れない。最終ホーム過ぎに小川真太郎が切り替えて前の2人を追いかける。車間を詰める勢いで小川がまくって、竹内をバック過ぎにとらえる。危なげなく続いた渡部哲男が差し切った。
「竹内君が仕掛けてくるのが想定よりも早かった。3番手がいなかったからすんなりスイッチできたけど、いたら怪しい流れになっていたかと。風が強くて後ろもキツい。休めるところがないし追い風もあまりない。(小川)真太郎の踏み出しが想定より良かった」
田上目標の小川真太郎は、最終ホーム過ぎに3番手に切り替えて自力に転じて竹内をのみ込んだ。
「風が強くて田上君も駆けてくれたけど、押し戻されていたからカマシごろというか、後ろ(中団)は楽だったのかなと。竹内さんもバックの向かい風を受けて一気に(距離が)詰まった。みんな前にいったら止まってって感じやったから、援護の余裕はみんななかったと思う」
「竹内君が仕掛けてくるのが想定よりも早かった。3番手がいなかったからすんなりスイッチできたけど、いたら怪しい流れになっていたかと。風が強くて後ろもキツい。休めるところがないし追い風もあまりない。(小川)真太郎の踏み出しが想定より良かった」
田上目標の小川真太郎は、最終ホーム過ぎに3番手に切り替えて自力に転じて竹内をのみ込んだ。
「風が強くて田上君も駆けてくれたけど、押し戻されていたからカマシごろというか、後ろ(中団)は楽だったのかなと。竹内さんもバックの向かい風を受けて一気に(距離が)詰まった。みんな前にいったら止まってって感じやったから、援護の余裕はみんななかったと思う」
<6R>

不破将登選手
関東勢が出ると、櫻井祐太郎は志田龍星をインに閉じ込めながらタイミングを取って赤板2コーナーで仕掛ける。櫻井が主導権も、志田がすかさずスパート。西浦仙哉は遅れて、地元コンビで叩く。車間が空きながら櫻井は3番手に入る。最終バックを通過しても櫻井は動けない。番手の不破将登(写真)が、勝機をモノにして地元で幸先いいスタートを切った。
「(打鐘の)4コーナーのところは(志田が)楽に出られると思って付いていました。そしたら(最終)バックでいつもの志田君とは違ってタレてきた。後ろを確認したら(西浦ではなく)赤色(櫻井)だった。自分ももうちょっと援護できたら良かったけど、空けたら風が強くて離れるかなと。人の後ろで取らせてもらっているけど、しっかりと1着が取れているんで調子はいいと思います」
飛び付いて3番手の櫻井祐太郎は、直線で伸びて2着も、仕掛けられなかった道中を反省する。
「(打鐘の)バックで出たところで突風に吹かれた。それでペースが落ちて(志田に)来られました。(志田が)行かれたのもあって、ちょっと車間が空いて(最終)バックで風を受けた。脚を消耗してたんで、詰まったけどすぐに(仕掛けて)行けなかった。風で踏みつけている感じがあって、脚の感じはわからないですね」
「(打鐘の)4コーナーのところは(志田が)楽に出られると思って付いていました。そしたら(最終)バックでいつもの志田君とは違ってタレてきた。後ろを確認したら(西浦ではなく)赤色(櫻井)だった。自分ももうちょっと援護できたら良かったけど、空けたら風が強くて離れるかなと。人の後ろで取らせてもらっているけど、しっかりと1着が取れているんで調子はいいと思います」
飛び付いて3番手の櫻井祐太郎は、直線で伸びて2着も、仕掛けられなかった道中を反省する。
「(打鐘の)バックで出たところで突風に吹かれた。それでペースが落ちて(志田に)来られました。(志田が)行かれたのもあって、ちょっと車間が空いて(最終)バックで風を受けた。脚を消耗してたんで、詰まったけどすぐに(仕掛けて)行けなかった。風で踏みつけている感じがあって、脚の感じはわからないですね」
<7R>
関東勢が前団に構えて、橋本壮史が突っ張り気味に踏むが、吉武信太朗が強引に押さえ込んで先頭に立つ。渡邉雅也が4番手に続いて、橋本は7番手で打鐘を通過。吉武がペースを上げて、橋本は最終ホーム過ぎから踏み上げる。武田豊樹は橋本の加速に徐々に遅れて、橋本は1人でまくり切る。橋本を追うようにまくった渡邉雅也も詰め寄るが、橋本が退けて1着。
「前受けから突っ張るつもりが誘導とのタイミングがかぶったのと、自分が腹をくくれなかった。渡邉君も追い上げてきて下げる形になってしまい、後ろの2人にキツい展開にしてしまった。あの展開ならすかさず下げるべきでした。あれ以上、仕掛けが遅いと渡邉君に先にまくられるからあそこから仕掛けた。体調は問題ないけど、組み立ての部分で修正していかないと」
渡邉雅也は中団を確保。橋本のまくりはとらえ切れずも、追い詰めたまくり脚は目を引いた。
「(吉武が)切ったところを付いていって、(橋本との)併走も考えていたら下げてくれた。風が強かったし、橋本さんはまだ仕掛けてこないだろうと思った。そしたら仕掛けてきて(橋本の)後ろがどうなのかわからなかったけど、(合わせて踏んで)勝負するしかないと。その場、その場の判断でした。競輪をやっていて、今日(初日)が一番重い日ってぐらい風が強くて重かった」
「前受けから突っ張るつもりが誘導とのタイミングがかぶったのと、自分が腹をくくれなかった。渡邉君も追い上げてきて下げる形になってしまい、後ろの2人にキツい展開にしてしまった。あの展開ならすかさず下げるべきでした。あれ以上、仕掛けが遅いと渡邉君に先にまくられるからあそこから仕掛けた。体調は問題ないけど、組み立ての部分で修正していかないと」
渡邉雅也は中団を確保。橋本のまくりはとらえ切れずも、追い詰めたまくり脚は目を引いた。
「(吉武が)切ったところを付いていって、(橋本との)併走も考えていたら下げてくれた。風が強かったし、橋本さんはまだ仕掛けてこないだろうと思った。そしたら仕掛けてきて(橋本の)後ろがどうなのかわからなかったけど、(合わせて踏んで)勝負するしかないと。その場、その場の判断でした。競輪をやっていて、今日(初日)が一番重い日ってぐらい風が強くて重かった」
<8R>

山崎芳仁選手
赤板で出た金子哲大を菅田壱道が切って先頭に立つ。菅田は緩めて別線の出方をうかがうが、後方の藤井侑吾は前の近畿勢の内から進出を試みる。結局、藤井は7番手まで下げて、5番手の小林史也が打鐘4コーナーから仕掛ける。しかしながら、さすがに菅田も出させない。菅田が先行の腹を固めて、山崎芳仁(写真)が小林を阻む。その上を今度は藤井がまくるが、逃げる菅田の掛かりもいい。山崎が藤井を張りながら外に持ち出して追い込んだ。
「切って待っても(菅田)壱道が駆けないのはバレているから、(藤井は)すぐには来ないだろうって。そしたらこれは(菅田が)駆ける展開になったなって。脚を使ってない1周ですからね。(小林は最終)1コーナーでのぼってたんで、ちょっと振れば止まるかなと。そのあとは2コーナーで藤井君が見えたんで、引きつけてと思ってました。自分の調子は普通ですね」
「追い込み選手でも駆けますよ」と、振り返った菅田壱道。山崎とのラインプレーでワンツーをメイクした。
「藤井君が駆ける番組だったんで、脚を使ってでも位置取り争いをしなきゃと思ってました。そしたらジャン過ぎに(藤井が)内に入っているのがわかった。ただ、(先行するのに)相当、心の準備で時間が掛かりました(笑)。でも、1周ですからね。誰でも駆けるだろうし、あとは山崎さんに仕事をしてもらってでした。ニュートラルに入れたら風に負けちゃうだろうと思って、踏みっ切りでした。しっかりとやることやって、腹をくくるところをくくってできたんで悪くないと」
「切って待っても(菅田)壱道が駆けないのはバレているから、(藤井は)すぐには来ないだろうって。そしたらこれは(菅田が)駆ける展開になったなって。脚を使ってない1周ですからね。(小林は最終)1コーナーでのぼってたんで、ちょっと振れば止まるかなと。そのあとは2コーナーで藤井君が見えたんで、引きつけてと思ってました。自分の調子は普通ですね」
「追い込み選手でも駆けますよ」と、振り返った菅田壱道。山崎とのラインプレーでワンツーをメイクした。
「藤井君が駆ける番組だったんで、脚を使ってでも位置取り争いをしなきゃと思ってました。そしたらジャン過ぎに(藤井が)内に入っているのがわかった。ただ、(先行するのに)相当、心の準備で時間が掛かりました(笑)。でも、1周ですからね。誰でも駆けるだろうし、あとは山崎さんに仕事をしてもらってでした。ニュートラルに入れたら風に負けちゃうだろうと思って、踏みっ切りでした。しっかりとやることやって、腹をくくるところをくくってできたんで悪くないと」
<9R>

鈴木誠選手
内山雅貴を押さえた佐々木堅次が先行態勢を取ると、雨谷一樹は近畿勢の内を突いて5番手まで押し上げる。雨谷の外から福永大智が打鐘3コーナー付近で踏み込むも雨谷がけん制。そのまま佐々木のペースで最終周回。福永は後退して、まくり追い込んだ雨谷も一息。佐々木の番手から鈴木誠(写真)が追い込んで1着。3連単は80万円を超えるビッグな配当が飛び出した。
「この強風のなかで(佐々木が)良く行ってくれた。佐々木君が積極的なおかげで展開が向いてくれた。後ろで(雨谷が福永を)けん制してくれたのもある。(3場所前の)4月の函館で良かったのに、そこから2場所悪かった。今回はその分をばん回したいなと」
3番手キープした内山雅貴は、直線で落ち着いて外に持ち出して2着に入った。
「周回中、押さえにいくところで脚を削られた。それで佐々木君と雨谷さんを突っ張るつもりだったが、(佐々木を)突っ張れなかった。しんどかったけど、やれることはやれたのかなと思う」
「この強風のなかで(佐々木が)良く行ってくれた。佐々木君が積極的なおかげで展開が向いてくれた。後ろで(雨谷が福永を)けん制してくれたのもある。(3場所前の)4月の函館で良かったのに、そこから2場所悪かった。今回はその分をばん回したいなと」
3番手キープした内山雅貴は、直線で落ち着いて外に持ち出して2着に入った。
「周回中、押さえにいくところで脚を削られた。それで佐々木君と雨谷さんを突っ張るつもりだったが、(佐々木を)突っ張れなかった。しんどかったけど、やれることはやれたのかなと思う」
<10R>
高井流星の仕掛けに合わせて、中団から石井洋輝も踏み込む。打鐘で高井が主導権を握り、いったんは3番手に下げた石井が番手まで押し上げて最終周回。石井が逃げる高井後位を奪い、連結を外していた佐藤友和が石井の後ろまで追い上げる。佐藤、工藤政志に乗った橋本優己は、最終2コーナーからまくりを打つ。3番手の佐藤は橋本を張りながら、石井のコースを確保してまくり追い込む。佐藤が地元コンビを振り切った。
「友定(祐己)さんが内を空けてたんで、(石井は番手に)行くなら(打鐘)4コーナーくらいで行けた。行かなかったので、引くのかなと。そしたらそのあとに行かれたんで、自分は付いて行けなかった。展開上、僕が追い上げたら(橋本優己を)引き出すだろうから、すぐに来るんじゃないかと。石井君を残しながら踏んだ感じですね。風が強いせいか、スピードレースにならなかったんで気持ちの余裕があった」
長尾拳太は橋本のまくりに付けて、直線で外を伸びた。
「(橋本)優己君は強いんで信頼して付いてました。あれ(佐藤のけん制)がなかったら、(橋本は)しっかりまくり切れるスピードだった。(佐藤が)横に出るような感じだったので、自分も様子を見ながらでした。上手な人だったら、内にいったかもしれないけど。脚に余裕もあったんで、外をいった方が堅いかなと」
「友定(祐己)さんが内を空けてたんで、(石井は番手に)行くなら(打鐘)4コーナーくらいで行けた。行かなかったので、引くのかなと。そしたらそのあとに行かれたんで、自分は付いて行けなかった。展開上、僕が追い上げたら(橋本優己を)引き出すだろうから、すぐに来るんじゃないかと。石井君を残しながら踏んだ感じですね。風が強いせいか、スピードレースにならなかったんで気持ちの余裕があった」
長尾拳太は橋本のまくりに付けて、直線で外を伸びた。
「(橋本)優己君は強いんで信頼して付いてました。あれ(佐藤のけん制)がなかったら、(橋本は)しっかりまくり切れるスピードだった。(佐藤が)横に出るような感じだったので、自分も様子を見ながらでした。上手な人だったら、内にいったかもしれないけど。脚に余裕もあったんで、外をいった方が堅いかなと」
<11R>

渡邉雄太選手
赤板過ぎに中団から先に出た渡邉雄太(写真)は、タイミングを取っている太田龍希を確認して自らペースを上げる。それでも太田が踏むと、渡邉は関東3車を受けて4番手確保。脚を使って中団を手に入れた渡邉が、最終2コーナーでまくって出る。逃げる太田はいっぱいで、前団をとらえた渡邉が1着で、断然の人気に応えた。
「(久しぶりの実戦だったが)いつもの感覚で走れたからレース勘は問題ない。中団を取って瀬戸(栄作)さんを見ながら仕掛けました。バックが向かい風でヤバいと思ったけど、4コーナーから(風が)追っているからそこまで我慢できればと思っていた。最後も伸びてくれた。追加で直前の練習で追い込んでいたけど、感じも良かった」
直線の入口から渡邉に遅れた岡村潤は、静岡ワンツーも2車身離された。
「1周半、(渡邉)雄太の後輪だけを見て走った。ニュートラルに入らず踏みつける感じだった。最後は後ろから食われると思って必死だった」
「(久しぶりの実戦だったが)いつもの感覚で走れたからレース勘は問題ない。中団を取って瀬戸(栄作)さんを見ながら仕掛けました。バックが向かい風でヤバいと思ったけど、4コーナーから(風が)追っているからそこまで我慢できればと思っていた。最後も伸びてくれた。追加で直前の練習で追い込んでいたけど、感じも良かった」
直線の入口から渡邉に遅れた岡村潤は、静岡ワンツーも2車身離された。
「1周半、(渡邉)雄太の後輪だけを見て走った。ニュートラルに入らず踏みつける感じだった。最後は後ろから食われると思って必死だった」
<12R>

松浦悠士選手
山田久徳が赤板過ぎに勢い良く出て、前受けの犬伏湧也は下げる。単騎の松谷秀幸が近畿勢を切って出て、4番手には前団との車間を空けた山口拳矢が入る。打鐘3コーナーで山田が松谷を交わして再度先頭に立つ。犬伏は4コーナーからダッシュを利かせて、前団に襲い掛かる。山田も全開で踏み上げるが、最終バック手前で犬伏がとらえる。わずかに車間が空いた松浦悠士(写真)、荒井崇博まで続いて別線に出番はない。ゴール前は、松浦が犬伏を交わしてワンツー。
「タイミングをだいぶ崩されましたね。(犬伏が)うまく(別線の動きを)見ながら行けたら良かったけど。行きかけた時に山口君と浅井(康太)さんのあおりがあった。自分は完全にちぎれました。自力があるから追いついた。かなりヤバかった。それでもタイミングを外されたとはいえ、(犬伏は)最低限のいい場所で行ってくれた。感触は良くなかった。体ですね、(疲れが)影響していると思う。気になるところが2、3あった。自転車の方はかなりいいと思います」
強風のなかでラインを上位独占に導いた犬伏湧也は、息を整えながら汗をぬぐう。
「風が強かったんで、行きどころを迷った。(山口)拳矢にだいぶ意識されて、行きづらかった。風が強いわりに、出切れてるんでまだマシだと思います。そこ(ラインでの上位独占)は大きい。体はいいけど、風が強いのでしんどかったですね」
犬伏との車間が空いた番手の松浦が、荒井崇博にとってはワンクッションになったようで、こう振り返る。
「付いていけたんで良かった。松浦が(犬伏に)口が空いてたんで、(付いていけたのは)それもあるでしょうね。単調なレースだったんで、1個(犬伏の仕掛け)しか考えないで良かったですね」
「タイミングをだいぶ崩されましたね。(犬伏が)うまく(別線の動きを)見ながら行けたら良かったけど。行きかけた時に山口君と浅井(康太)さんのあおりがあった。自分は完全にちぎれました。自力があるから追いついた。かなりヤバかった。それでもタイミングを外されたとはいえ、(犬伏は)最低限のいい場所で行ってくれた。感触は良くなかった。体ですね、(疲れが)影響していると思う。気になるところが2、3あった。自転車の方はかなりいいと思います」
強風のなかでラインを上位独占に導いた犬伏湧也は、息を整えながら汗をぬぐう。
「風が強かったんで、行きどころを迷った。(山口)拳矢にだいぶ意識されて、行きづらかった。風が強いわりに、出切れてるんでまだマシだと思います。そこ(ラインでの上位独占)は大きい。体はいいけど、風が強いのでしんどかったですね」
犬伏との車間が空いた番手の松浦が、荒井崇博にとってはワンクッションになったようで、こう振り返る。
「付いていけたんで良かった。松浦が(犬伏に)口が空いてたんで、(付いていけたのは)それもあるでしょうね。単調なレースだったんで、1個(犬伏の仕掛け)しか考えないで良かったですね」