豊橋競輪開場72周年記念「ちぎり賞争奪戦」が1月20日に開幕した。厳しい冷え込みに、バンクには豊橋名物の強風が吹き荒れて走る選手たちを苦しめたが、実力者が底力を発揮して次々に勝ち上がっていった。メインの特選レースは清水裕友のまくりに乗った原田研太朗が勝利。連勝を9まで伸ばした。また、地元愛知の選手全員が二次予選へ進出したのも話題を集めた初日だった。21日の2日目は、二次予選7個レースで準決勝進出が争われる。
なお、豊橋競輪場では「競輪・オートレースにおける新型コロナウイルス感染症感染拡大予防ガイドライン」に沿った開催となりますので、ご協力とご理解をお願いいたします。開催中の毎日、イベントステージでの総天然色予想会、あったかグルメ「マルシェ&スイーツ」、先着ファンサービスなども予定されています。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。
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佐藤一伸選手
切った佐藤幸治を叩いて福永大智が前に出る。小笠原光は打鐘過ぎからカマシを敢行。福永は北日本勢を受けて最終バックからまくりを狙うが車は進まない。小笠原をマークした佐藤一伸(写真)が、畑段嵐士の内突きをしのいで抜け出した。
「小笠原君が強かったですね。カカリもよかった。(福永が)出させてくれると思わなかったので、それだけ小笠原君のスピードが良かったんだと思います。小笠原君も残りそうだったので何とかしたかったですけど下手でした。ワンツーを決められたと思うので。自分は思ったよりも悪くなかったけど全体的に重たかったですね」
福永が不発になると、畑段嵐士は最終2センターで内から切り替えて、佐藤と小笠原の中をこじ開けるようにして2着に入った。
「(福永がまくりに)いけるかなって思ったんですけどね。ジャンから先頭に立って脚力を消耗したのもあると思いますけど、相手のピッチにハマってしまった感じですね。脚を使って位置を取ってくれて仕掛けてくれたおかげです。最後は先行選手に当たらないようにいったんですけど、悪くはないと思います」
「小笠原君が強かったですね。カカリもよかった。(福永が)出させてくれると思わなかったので、それだけ小笠原君のスピードが良かったんだと思います。小笠原君も残りそうだったので何とかしたかったですけど下手でした。ワンツーを決められたと思うので。自分は思ったよりも悪くなかったけど全体的に重たかったですね」
福永が不発になると、畑段嵐士は最終2センターで内から切り替えて、佐藤と小笠原の中をこじ開けるようにして2着に入った。
「(福永がまくりに)いけるかなって思ったんですけどね。ジャンから先頭に立って脚力を消耗したのもあると思いますけど、相手のピッチにハマってしまった感じですね。脚を使って位置を取ってくれて仕掛けてくれたおかげです。最後は先行選手に当たらないようにいったんですけど、悪くはないと思います」
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嵯峨昇喜郎選手
切った嵯峨昇喜郎(写真)を簗田一輝が押さえにいくが、上がっていく際に梁田が野村典嗣を押圧して、野村と岡崎景介が落車。南関勢を受けた嵯峨がすんなりと3番手を回り、最終2コーナーからまくって後続を千切った。
「前回、梁田さんと(佐藤)龍二さんにまくって勝っているので、龍二さんがかなり仕事をしてくると思った。(最終)ホームで仕掛けた方が見栄えはいいのかもしれないけど、バックがかなり重かったし、掛からないと思った。練習みたいな感じで、踏み出しはよかったですね。今年から前橋に冬期移動するようになったのがいいのかも。環境もいいですし充実している」
嵯峨の踏み出しに、マークの大森慶一は離れてしまう。簗田の先行に乗った佐藤龍二が2着。
「前回も簗田君は先行してくれているし、仕事をしたかった。嵯峨君のスピードがよくて、これは止められないと思った。あとは大森さんをさばいてと思ったら離れていましたね。大森さんが内に来るかと思って、内をギリギリまで締めて外を踏んだのが見えてから外を踏んだ。余裕はあるし、調子もいいけど、最近は展開がかなりいい」
「前回、梁田さんと(佐藤)龍二さんにまくって勝っているので、龍二さんがかなり仕事をしてくると思った。(最終)ホームで仕掛けた方が見栄えはいいのかもしれないけど、バックがかなり重かったし、掛からないと思った。練習みたいな感じで、踏み出しはよかったですね。今年から前橋に冬期移動するようになったのがいいのかも。環境もいいですし充実している」
嵯峨の踏み出しに、マークの大森慶一は離れてしまう。簗田の先行に乗った佐藤龍二が2着。
「前回も簗田君は先行してくれているし、仕事をしたかった。嵯峨君のスピードがよくて、これは止められないと思った。あとは大森さんをさばいてと思ったら離れていましたね。大森さんが内に来るかと思って、内をギリギリまで締めて外を踏んだのが見えてから外を踏んだ。余裕はあるし、調子もいいけど、最近は展開がかなりいい」
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赤板で九州勢を受けた藤井栄二は、松坂洋平を出させずに松坂に合わせるように踏んで瀬戸栄作を叩く。松坂は俊敏に藤木裕をキメて、藤井後位を奪う。藤木の追い上げをしのいだ松坂は、瀬戸の巻き返しに合わせて最終バックから番手まくり。松坂マークの田中晴基が鋭く差し切った。
「全部、松坂さんにお任せしていたので。松坂さんも相当、脚を使っていたので抜けたと思います。全部やってもらいましたけど状態はいいと思います。要所、要所で松坂さんが出ていくのかどうかっていうとことろにも対応はできたと思うので。追い込みになって確実に脚は落ちていると思うので、練習は増やしています」
俊敏な動きを見せた松坂洋平が2着。
「スタートは前か後ろになると思っていたんですけど。前なら2車のラインを突っ張って近畿勢を出させて中団って考えていました。でも臨機応変に動けましたね。(瀬戸がまくってきたのが)見えたのでいっぱいでしたけど被るのが嫌だったのでいきました。重たかったですけど大丈夫だと思います」
「全部、松坂さんにお任せしていたので。松坂さんも相当、脚を使っていたので抜けたと思います。全部やってもらいましたけど状態はいいと思います。要所、要所で松坂さんが出ていくのかどうかっていうとことろにも対応はできたと思うので。追い込みになって確実に脚は落ちていると思うので、練習は増やしています」
俊敏な動きを見せた松坂洋平が2着。
「スタートは前か後ろになると思っていたんですけど。前なら2車のラインを突っ張って近畿勢を出させて中団って考えていました。でも臨機応変に動けましたね。(瀬戸がまくってきたのが)見えたのでいっぱいでしたけど被るのが嫌だったのでいきました。重たかったですけど大丈夫だと思います」
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久木原洋選手
切った久木原洋(写真)を、菅田和宏が叩く。打鐘手前ですかさず藤井侑吾が巻き返しにいくと、菅田は合わせて一気にペースを上げて藤井は中団外で久木原と併走に。藤井はそれでも力ずくで菅田をまくり切るが、金子貴志の後位に切替えていた久木原が、直線で外を鋭く強襲した。
「自分にしては珍しく、8割方後ろ攻めから始めようと思っていた。前の並びは思っていたのと逆だったんですけど、どうあれ一回自分が動けばやりあう形になると思った。藤井君の仕掛けに切り替えてすかさず仕掛けられればよかったけど、自分もいっぱいでしたね。風の強い中で後ろから動いて、普段やらないレースでアタマまでいっているので、状態はいいですね」
藤井に乗った金子貴志が、前を交わして2着。
「苦しかったです。(藤井は)よくいってくれましたね。気迫がすごくて、嬉しかった。バックで風が向かっているところを2回も受けてくれた。後ろに切り替えられたのは分からなかったけど、内に気配を感じたのでずっと締めながら走っていました。風と寒さで全く流れるところがないし、車が進まないですね」
「自分にしては珍しく、8割方後ろ攻めから始めようと思っていた。前の並びは思っていたのと逆だったんですけど、どうあれ一回自分が動けばやりあう形になると思った。藤井君の仕掛けに切り替えてすかさず仕掛けられればよかったけど、自分もいっぱいでしたね。風の強い中で後ろから動いて、普段やらないレースでアタマまでいっているので、状態はいいですね」
藤井に乗った金子貴志が、前を交わして2着。
「苦しかったです。(藤井は)よくいってくれましたね。気迫がすごくて、嬉しかった。バックで風が向かっているところを2回も受けてくれた。後ろに切り替えられたのは分からなかったけど、内に気配を感じたのでずっと締めながら走っていました。風と寒さで全く流れるところがないし、車が進まないですね」
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前受けの山根将太は別線の上昇を受けて7番手まで下げて、打鐘手前で一気に巻き返す。加賀山淳の抵抗をあっさりと叩き切った山根が強風の中でレースを支配し、そのまま末良く押し切った。
「バックの向かい風に耐えられたらなって感じでいきました。S級なので凄いスピードでまくられるかもって思っていたんですけど、せめてバックは取れたらなって感じでした。とりあえず(一次予選を)通過できて良かったです。目標は一次予選を通過することだったので。風は強かったですけど、そこまで重くなかったです」
山根マークの木村隆弘は、ゴール前で詰め寄るも差し切るには至らず。
「(山根は)最近の若い子なのでリスクはありますけど前が取れたら前からでって。しっかりとジャン(打鐘)で仕掛けてくれたし出切ってからもいいペースでした。抜ければ良かったですけど強かった。三ツ石(康洋)さんに前を任されていたのでラインで決まってよかったです。正直、右手は痛いですけどハンドルは握れているので」
「バックの向かい風に耐えられたらなって感じでいきました。S級なので凄いスピードでまくられるかもって思っていたんですけど、せめてバックは取れたらなって感じでした。とりあえず(一次予選を)通過できて良かったです。目標は一次予選を通過することだったので。風は強かったですけど、そこまで重くなかったです」
山根マークの木村隆弘は、ゴール前で詰め寄るも差し切るには至らず。
「(山根は)最近の若い子なのでリスクはありますけど前が取れたら前からでって。しっかりとジャン(打鐘)で仕掛けてくれたし出切ってからもいいペースでした。抜ければ良かったですけど強かった。三ツ石(康洋)さんに前を任されていたのでラインで決まってよかったです。正直、右手は痛いですけどハンドルは握れているので」
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竹内雄作選手
矢口啓一郎が押さえると、金ヶ江勇気は中団で内の竹内雄作(写真)にフタをする。金ヶ江は打鐘めがけて踏んで前に出るが、外が開けた竹内はすかさず叩いて先行態勢に。竹内がペースを上げて別線を釘付けにし、そのまま力強く逃げ切った。
「(初手が)もともと中団の予定だったので、フタをされるのも想定していた。(金ヶ江が)あのまま駆けるなら落ち着いてと思ったけど、流していたのでいきました。自分に余裕がないので、全部自分のタイミングでいっているんですけど、後ろのおかげでラインで決まった。久々の1着なのでプラスに考えて。風は特に気にならなかったですね」
番手絶好かと思われた岡本総だが、竹内を差し切れず。
「(竹内は)めちゃめちゃ強い。あの風の中でグングン上がっていきましたからね。付いているときは差せそうだなと思ったんですけど、外した瞬間に無理だと思った。いつもよりも風が強い。付いている感じはよくなかったんですけど、(竹内)雄作のおかげで2着に入れた」
「(初手が)もともと中団の予定だったので、フタをされるのも想定していた。(金ヶ江が)あのまま駆けるなら落ち着いてと思ったけど、流していたのでいきました。自分に余裕がないので、全部自分のタイミングでいっているんですけど、後ろのおかげでラインで決まった。久々の1着なのでプラスに考えて。風は特に気にならなかったですね」
番手絶好かと思われた岡本総だが、竹内を差し切れず。
「(竹内は)めちゃめちゃ強い。あの風の中でグングン上がっていきましたからね。付いているときは差せそうだなと思ったんですけど、外した瞬間に無理だと思った。いつもよりも風が強い。付いている感じはよくなかったんですけど、(竹内)雄作のおかげで2着に入れた」
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中団から切った三登誉哲を宮下一歩が押さえる。すかさず高橋晋也が巻き返すが、宮下も引かずに115期同期の両者で激しい踏み合いになる。脚をためた三登が最終2角から豪快にまくって白星スタートを決めた。
「とりあえず中団を取ってって感じで。相手は徹底先行なんで、確実に中団を取りにいきました。高橋君が構えてくれれば中団で車間を切って、カマシにいってくれればモガき合いになるので。決着がついてからいこうと思っていました。バックは向かっていましたけど、自分は気にならなかったですね。もっと吹いてくれても大丈夫ですよ」
三登マークの黒田淳が続いた。
「(三登は)いいタイミングでいってくれましたね。自分はスプリンターなのできつかったです。踏み出しもよくていっぱいでしたけど、なんとかって感じです。重くて回せなくて。三登君の次は(けん制が)こっちに来るとわかっていたので構えて、ギリギリでしたけど下りでなんとかって感じでした」
「とりあえず中団を取ってって感じで。相手は徹底先行なんで、確実に中団を取りにいきました。高橋君が構えてくれれば中団で車間を切って、カマシにいってくれればモガき合いになるので。決着がついてからいこうと思っていました。バックは向かっていましたけど、自分は気にならなかったですね。もっと吹いてくれても大丈夫ですよ」
三登マークの黒田淳が続いた。
「(三登は)いいタイミングでいってくれましたね。自分はスプリンターなのできつかったです。踏み出しもよくていっぱいでしたけど、なんとかって感じです。重くて回せなくて。三登君の次は(けん制が)こっちに来るとわかっていたので構えて、ギリギリでしたけど下りでなんとかって感じでした」
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小林泰正選手
誘導を残して車を下げた小林泰正(写真)に、藤根俊貴がフタをしてから打鐘で叩いて先制。小林は7番手で最周回へ。中団から宗崎世連が先まくりを打つが、その上を小林が豪快にまくり切った。
「前を取れるなら前からがよかったし、作戦通りでした。藤根君がすかさずいくようならそこを叩こうと思っていたけど、フタをされたので自分のことを出させる気がないんだと思って構えました。久しぶりに構えたんですけど、やっぱり怖いですね。リスクはあったんですけど、感触はよかった。伊東記念から新車で、まだ一走しかしていなかったんですけど、だんだん体が合ってきた」
落車から復帰2場所目の芦澤大輔が小林に続いた。
「後方になったし、自分はキツかったですね。仕掛けた瞬間に他は置いてかれる感じだったし、向かい風の中なのに強かったですね。最後は苦し紛れで追い込んだ感じ。正直車は流れていないし、今の状態はこれですね」
「前を取れるなら前からがよかったし、作戦通りでした。藤根君がすかさずいくようならそこを叩こうと思っていたけど、フタをされたので自分のことを出させる気がないんだと思って構えました。久しぶりに構えたんですけど、やっぱり怖いですね。リスクはあったんですけど、感触はよかった。伊東記念から新車で、まだ一走しかしていなかったんですけど、だんだん体が合ってきた」
落車から復帰2場所目の芦澤大輔が小林に続いた。
「後方になったし、自分はキツかったですね。仕掛けた瞬間に他は置いてかれる感じだったし、向かい風の中なのに強かったですね。最後は苦し紛れで追い込んだ感じ。正直車は流れていないし、今の状態はこれですね」
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赤板で宮本隼介が中団から先に切って、原田亮太が押さえる。一戸康宏は打鐘でカマして前団に迫るが、それに反応して原田もペースを上げる。一戸が原田を叩き切るが、脚をためた宮本があっさりとまくりで一蹴する。宮本マークの筒井敦史がゴール前で差し切った。
「(宮本)隼輔は昨日(前検日)から気合が入っていましたね。(宮本は)今回から新車みたいで、大丈夫かって思ったけど。自分のセッティングがよくなくて、いじり倒したらよくなりました。赤板のところが巧かったですね。あれで一戸君も行かざるを得ない感じになりましたし。結果的に余裕はありましたけど、町田(太我)君に離れた記憶がよみがえってきたんで。でも良かったです」
レースを動かし、自分に有利な展開を作り出した宮本隼輔が、持ち味のスピードを発揮してラインワンツーを決めた。
「(初手は)中団が取れれば中団でって感じで。一戸さんが来た時に一回張れば、原田君の視界に入るからモガき合いになるかなって。一周近く踏んだ感じでしたけどちょっとイマイチですね。体じゃなくて自転車ですね。風が強いのは好きじゃないですけど、(2年前の)全日本選抜の時も悪くなかったので(豊橋は)いいのかなって。気温とかは大丈夫ですね」
「(宮本)隼輔は昨日(前検日)から気合が入っていましたね。(宮本は)今回から新車みたいで、大丈夫かって思ったけど。自分のセッティングがよくなくて、いじり倒したらよくなりました。赤板のところが巧かったですね。あれで一戸君も行かざるを得ない感じになりましたし。結果的に余裕はありましたけど、町田(太我)君に離れた記憶がよみがえってきたんで。でも良かったです」
レースを動かし、自分に有利な展開を作り出した宮本隼輔が、持ち味のスピードを発揮してラインワンツーを決めた。
「(初手は)中団が取れれば中団でって感じで。一戸さんが来た時に一回張れば、原田君の視界に入るからモガき合いになるかなって。一周近く踏んだ感じでしたけどちょっとイマイチですね。体じゃなくて自転車ですね。風が強いのは好きじゃないですけど、(2年前の)全日本選抜の時も悪くなかったので(豊橋は)いいのかなって。気温とかは大丈夫ですね」
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渡部哲男選手
打鐘前に叩いた樋口開土がオーバーペース気味に駆ける。坂本周輝が中団で、人気の取鳥雄吾は7番手で最周回。坂本が最終2コーナーから先まくりに出ると、上原龍も合わせて番手まくりに出る。が、さらにその上を取鳥が一気にまくる。取鳥がスピードの違いで先頭に出切ると、最後は渡部哲男(写真)が差し切り、昨年11月防府記念初日以来の1着を手にした。
「久々の1着ですね。3カ月ぶりですか。この風ですし、(取鳥)雄吾はタイミングが取りづらかったと思う。後ろに付いている自分とのズレはあるけど、それは先行選手のタイミングなので。かなり外をいきましたね。まくり切るだろうとは思っていたけど、雄吾は踏み直しもすごいですし油断はしないようにと思っていた。調子は悪くはないし、修正点も特にはないですね。あとは風に慣れるしかない」
取鳥雄吾は前回小倉準Vの勢いそのままに別線を一蹴した。
「(坂本)周輝さんが中団で車間を空けて、上がったり下がったりしていたので仕掛けのタイミングが分からなかった。前のレースで7番手まくりでも決まっていたので大丈夫とは思っていたけど、飛ぶかと思いましたね。踏み出しはよかった。自転車は出ているし、余裕はありました」
「久々の1着ですね。3カ月ぶりですか。この風ですし、(取鳥)雄吾はタイミングが取りづらかったと思う。後ろに付いている自分とのズレはあるけど、それは先行選手のタイミングなので。かなり外をいきましたね。まくり切るだろうとは思っていたけど、雄吾は踏み直しもすごいですし油断はしないようにと思っていた。調子は悪くはないし、修正点も特にはないですね。あとは風に慣れるしかない」
取鳥雄吾は前回小倉準Vの勢いそのままに別線を一蹴した。
「(坂本)周輝さんが中団で車間を空けて、上がったり下がったりしていたので仕掛けのタイミングが分からなかった。前のレースで7番手まくりでも決まっていたので大丈夫とは思っていたけど、飛ぶかと思いましたね。踏み出しはよかった。自転車は出ているし、余裕はありました」
<11R>
森山智徳が切って片折亮太が押さえる。皿屋豊はすかさず叩いて出て中部勢が先制。吉田敏洋-島野浩司の地元勢が続き、4番手以下は大きく車間が空いてしまう。空いた車間はそのまま一切詰まらず、絶好態勢の吉田が差し切った。
「(皿屋が)もう一個構えると思ったんですけどね。島野さんもしっかり付いて来てくれた。飛び付きもなかったので。皿屋の気持ちが優っていたと思います。いやー、でも(風が)凄かったですね。(豊橋は)これが普通と言えば普通ですけど(笑)。こんなもんだろうっていうのが頭にあるのとないのとじゃ違うので。しっかり決まって良かったです」
地元勢の前でケレン味なく風を切った皿屋豊が、別線を寄せ付けずにラインで上位独占を果たした。
「久々に先行屋らしいことができました。(ラインで)決まって嬉しいですね。風も強いし相手も無茶はしてこないだろうと思っていた。ペースで駆けられればまだまだやれますね。自信になります。ここ最近はフラストレーションがたまるレースが多かったので良かったです」
「(皿屋が)もう一個構えると思ったんですけどね。島野さんもしっかり付いて来てくれた。飛び付きもなかったので。皿屋の気持ちが優っていたと思います。いやー、でも(風が)凄かったですね。(豊橋は)これが普通と言えば普通ですけど(笑)。こんなもんだろうっていうのが頭にあるのとないのとじゃ違うので。しっかり決まって良かったです」
地元勢の前でケレン味なく風を切った皿屋豊が、別線を寄せ付けずにラインで上位独占を果たした。
「久々に先行屋らしいことができました。(ラインで)決まって嬉しいですね。風も強いし相手も無茶はしてこないだろうと思っていた。ペースで駆けられればまだまだやれますね。自信になります。ここ最近はフラストレーションがたまるレースが多かったので良かったです」
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原田研太朗選手
赤板で山田英明が切ってレースを動かすと、初手で中団だった郡司浩平が打鐘前に押さえて先頭へ。清水裕友は郡司ラインに乗った稲川翔を追い、一旦中団外で山田と併走してから2センターでスパート。郡司を叩き切って清水が主導権を握る。清水マークの原田研太朗(写真)は、後ろをけん制しながらも抜け出して好展開をモノにした。
「恵まれました。清水のスピードがよくて、バックで上に上がったりしながら駆けていたから風を受けてキツかった。後ろに郡司君が入っているのは全然分からなくて、後ろを確認したら自分達は2人だけだった。高原(仁志)さんがいればあのタイミングで踏んでもいいけど、2人だったのでもう少し我慢してもよかった。庇い切れなかったのが反省点ですね」
佐藤慎太郎は高原仁志をさばいて郡司を迎え入れ、好位を確保。直線で中を踏んで2着に食い込んだ。
「郡司君が前々に攻めてくれた結果の着ですね。清水君達に3車で出切られてしまったら厳しいと思って張ったけど、たまたまタイミングが合ったのが高原君のところだった。バンクコンディションがよくないなかで自分は余裕もあるしいいですね。もうちょい直線が長ければ突き抜けていたと思うよ」
抜群のタイミングでカマシを決めた清水裕友が3着に粘った。
「ちょっと車間が空いている感じがしたので、山田さんの外で休んでから2センターで詰まったところを逃さずに仕掛けられました。休んだ分、高原さんのところが(佐藤)慎太郎さんとタイミングが合ってしまってさばかれたんだと思うし、高原さんには申し訳ない。みんな脚を使ったところをバーンといっただけですけど、このメンバーで逃げ残れたのは嬉しいっすね」
「恵まれました。清水のスピードがよくて、バックで上に上がったりしながら駆けていたから風を受けてキツかった。後ろに郡司君が入っているのは全然分からなくて、後ろを確認したら自分達は2人だけだった。高原(仁志)さんがいればあのタイミングで踏んでもいいけど、2人だったのでもう少し我慢してもよかった。庇い切れなかったのが反省点ですね」
佐藤慎太郎は高原仁志をさばいて郡司を迎え入れ、好位を確保。直線で中を踏んで2着に食い込んだ。
「郡司君が前々に攻めてくれた結果の着ですね。清水君達に3車で出切られてしまったら厳しいと思って張ったけど、たまたまタイミングが合ったのが高原君のところだった。バンクコンディションがよくないなかで自分は余裕もあるしいいですね。もうちょい直線が長ければ突き抜けていたと思うよ」
抜群のタイミングでカマシを決めた清水裕友が3着に粘った。
「ちょっと車間が空いている感じがしたので、山田さんの外で休んでから2センターで詰まったところを逃さずに仕掛けられました。休んだ分、高原さんのところが(佐藤)慎太郎さんとタイミングが合ってしまってさばかれたんだと思うし、高原さんには申し訳ない。みんな脚を使ったところをバーンといっただけですけど、このメンバーで逃げ残れたのは嬉しいっすね」