豊橋競輪開場73周年記念「ちぎり賞争奪戦(GIII)」が、1月26日に始まった。冬の豊橋バンク特有の強風と重い走路が先行型を苦しめ、一次予選は微妙な荒れ方をしたが、吉田敏洋をはじめ地元勢は4名が二次予選に進出。メインの特選レースは脇本雄太、古性優作の近畿S班コンビが別線を寄せ付けなかった。まだまだ寒波の影響が心配される中、27日には二次予選7個レースで準決への勝ち上がりを争う。
豊橋競輪場では記念開催中の毎日、先着ファンサービス、キッチンカーグルメ等を用意してお客様のご来場をお待ちしています。週末の28、29日には様々なイベントも予定されていますが、「競輪・オートレースにおける新型コロナウイルス感染症感染拡大予防ガイドライン」に沿った開催となりますので、ご協力とご理解をお願いいたします。テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。
豊橋競輪場では記念開催中の毎日、先着ファンサービス、キッチンカーグルメ等を用意してお客様のご来場をお待ちしています。週末の28、29日には様々なイベントも予定されていますが、「競輪・オートレースにおける新型コロナウイルス感染症感染拡大予防ガイドライン」に沿った開催となりますので、ご協力とご理解をお願いいたします。テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。
< 1R >

高久保雄介選手
後ろ攻めから緒方将樹が押さえ、中団から九州勢の動きを追った高久保雄介(写真)は朝倉智仁を外からキメて4番手を確保する。内に詰まった朝倉は5番手内で松田治之と併走になったまま最終周回。高久保は最終バックから仕掛けると、小岩大介のけん制を楽々乗り越えてまくり切った。
「どっちが後ろ攻めからでも叩こうと思っていたんですけど、緒方君が思ったよりも踏んだので。朝倉君が踏んでいなくて(車間が)空いていたので入りました。後ろが併走になっているのは分かったので、内は空けないように。風が強かったんですけど自分のパワーを信じて仕掛けました。朝イチだったので入念にアップをしました」
朝倉智仁は松田に内から競り勝って最終バックで位置を確保。3コーナーから外を踏み上げて2着に入った。
「風が強かったので前からの方が自分が先行しやすいかなって思ったんですけど。高久保さんが切った所に巧くスイッチして叩こうと思っていた。(松田と併走になったが)そこが勝負だと思って無我夢中でした。(組み立てが)安易でしたね。柿澤(大貴)さんにも迷惑をかけてしまって。明日(2日目)はもっと相手も強くなるので凡ミスをしないように」
「どっちが後ろ攻めからでも叩こうと思っていたんですけど、緒方君が思ったよりも踏んだので。朝倉君が踏んでいなくて(車間が)空いていたので入りました。後ろが併走になっているのは分かったので、内は空けないように。風が強かったんですけど自分のパワーを信じて仕掛けました。朝イチだったので入念にアップをしました」
朝倉智仁は松田に内から競り勝って最終バックで位置を確保。3コーナーから外を踏み上げて2着に入った。
「風が強かったので前からの方が自分が先行しやすいかなって思ったんですけど。高久保さんが切った所に巧くスイッチして叩こうと思っていた。(松田と併走になったが)そこが勝負だと思って無我夢中でした。(組み立てが)安易でしたね。柿澤(大貴)さんにも迷惑をかけてしまって。明日(2日目)はもっと相手も強くなるので凡ミスをしないように」
< 2R >

山本紳貴選手
山田諒は中団の櫻井祐太郎にフタをしてから赤板2コーナーで前を叩く。すかさず櫻井も巻き返すが、山田が突っ張って両者でもがき合い。前受けから8番手まで下げた山中秀将は脚を溜めて戦況を見つめる。櫻井が無理矢理叩き切るが、山中は最終2コーナーから満を持してまくり発進。2センターで前に出切ると、最後は山本紳貴(写真)が余裕を持って差し切った。
「全部山中君にお任せして、前からっていうのは決めていたけど、強い2人の先行選手がいるから一回は後ろになっちゃうのはしょうがないと思ってました。(山中の)練習での強さは知っているし、今は点数を落としているけど一瞬のキレとかは僕からしたら全然すごくて。ちょっと前まではなんとなく動いていたので人の後ろだと余裕はあります。前との踏み出しのタイミングとかの難しさはあるけど、これから勉強していきたい」
低迷の続いていた山中秀将だが、ここは展開も味方に会心のまくりを決めた。
「自分の状態が良い、悪いの前に、この寒さと風のコンデションの中で前で踏み合ってた2人は相当きつかったと思うし、それで僕がまくれる展開になった。自分の戦法と脚質的に前から組み立てて、前がやり合うことも頭にあった。焦らないように、ワンチャンスは絶対来ると思っていました。踏み合って前がタレてたからスピードよく見えたけど、気持ちよくまくれたのは久しぶり。千葉2人で決まったことが嬉しいです。まだ状態は全然だけど、こうやって勝ち負けできていればそのうちまた上がってくると思う」
「全部山中君にお任せして、前からっていうのは決めていたけど、強い2人の先行選手がいるから一回は後ろになっちゃうのはしょうがないと思ってました。(山中の)練習での強さは知っているし、今は点数を落としているけど一瞬のキレとかは僕からしたら全然すごくて。ちょっと前まではなんとなく動いていたので人の後ろだと余裕はあります。前との踏み出しのタイミングとかの難しさはあるけど、これから勉強していきたい」
低迷の続いていた山中秀将だが、ここは展開も味方に会心のまくりを決めた。
「自分の状態が良い、悪いの前に、この寒さと風のコンデションの中で前で踏み合ってた2人は相当きつかったと思うし、それで僕がまくれる展開になった。自分の戦法と脚質的に前から組み立てて、前がやり合うことも頭にあった。焦らないように、ワンチャンスは絶対来ると思っていました。踏み合って前がタレてたからスピードよく見えたけど、気持ちよくまくれたのは久しぶり。千葉2人で決まったことが嬉しいです。まだ状態は全然だけど、こうやって勝ち負けできていればそのうちまた上がってくると思う」
< 3R >
後ろ攻めから上昇した藤井侑吾に合わせるように、中団から大川龍二も動き出す。前受けの金子哲大は赤板で一度突っ張って隊列は初手の並びに一旦戻る。が、藤井は打鍾前から一気にカマす。金子哲を最終ホームで叩き切った藤井が主導権を奪うが、大川龍二もすかさず巻き返す。大川は3コーナーで勢いが止まるが、そのスピードをもらった才迫開が直線で外を突き抜けた。
「(大川の番手を回るのは2回目で)悪いときは助けてもらっている感じですね。(最近は)大きい着が続いていたので、大川さんも調子が良いと思うので任せました。(番手回りが増えているが)やっぱり毎回、緊張しますね。豊橋は結構好きなバンクです」
藤井の先行を差した金子貴志が2着。ホームバンクの重鎮が勝ち上がりを決めた。
「(地元のトップバッターで)いい緊張感の中で走れました。藤井君が落ち着いて仕掛けてくれたので。バックからカカっていったので信頼して。3人で勝ち上がれたのは良かったですね。今回はしっかり調整してこれたので、一戦一戦頑張りたい」
「(大川の番手を回るのは2回目で)悪いときは助けてもらっている感じですね。(最近は)大きい着が続いていたので、大川さんも調子が良いと思うので任せました。(番手回りが増えているが)やっぱり毎回、緊張しますね。豊橋は結構好きなバンクです」
藤井の先行を差した金子貴志が2着。ホームバンクの重鎮が勝ち上がりを決めた。
「(地元のトップバッターで)いい緊張感の中で走れました。藤井君が落ち着いて仕掛けてくれたので。バックからカカっていったので信頼して。3人で勝ち上がれたのは良かったですね。今回はしっかり調整してこれたので、一戦一戦頑張りたい」
< 4R >

渡部哲男選手
池野健太が切って片岡迪之が打鍾前に叩く。前受けから下げた道場晃規は6番手内に差し込んで巻き返せない。片岡が打鍾過ぎ4コーナーで中バンクに上がると道場も内を進出するが、すぐさま締め込まれて内で包まれる。片岡はそのままペースを上げて先行態勢。内の道場と外の池野健太で中団が縺れるなかで、悠々と駆けていく。番手で車間を切った渡部哲男(写真)が、直線で片岡を鋭く差し切った。
「一番想定してない流れだったと思う。(片岡)迪之もあれだけ前で引っ張らされるとは思ってなかったでしょう。あんまり自分は後ろが分かってなくて、(道場は)外から追い上げてエックスで内に来たのかと思った。誘い込んだら内に来たって感じだったんですね。キツかったですね。一番キツかったのは迪之だと思うけど、後ろも休まる所がなかったので。年末から腰が悪くて、年始に一番悪くなってしまった。練習がちゃんとできてない不安はあるので、しのぎながらですね」
道場との外併走をこらえた池野健太は、最終2センターから追い込んで2着に入った。
「道場君よりも片岡さんの方が先行のイメージがあった。あの並びなら、一旦切って出させてと思ってました。ホームで緩んだところで仕掛けられれば。中団に入ってすぐだったからキツい所なんですけど、緩んでたあそこで仕掛けられるようにならないと。あとはバックでは仕掛けてないと。今回からフレームを変えたんですけど、イメージとかなり違う。セッティングをいじりながらになるけど、脚自体はここ何場所かで一番良いです」
「一番想定してない流れだったと思う。(片岡)迪之もあれだけ前で引っ張らされるとは思ってなかったでしょう。あんまり自分は後ろが分かってなくて、(道場は)外から追い上げてエックスで内に来たのかと思った。誘い込んだら内に来たって感じだったんですね。キツかったですね。一番キツかったのは迪之だと思うけど、後ろも休まる所がなかったので。年末から腰が悪くて、年始に一番悪くなってしまった。練習がちゃんとできてない不安はあるので、しのぎながらですね」
道場との外併走をこらえた池野健太は、最終2センターから追い込んで2着に入った。
「道場君よりも片岡さんの方が先行のイメージがあった。あの並びなら、一旦切って出させてと思ってました。ホームで緩んだところで仕掛けられれば。中団に入ってすぐだったからキツい所なんですけど、緩んでたあそこで仕掛けられるようにならないと。あとはバックでは仕掛けてないと。今回からフレームを変えたんですけど、イメージとかなり違う。セッティングをいじりながらになるけど、脚自体はここ何場所かで一番良いです」
< 5R >
赤板で切った城戸俊潔を、齋木翔多が打鍾手前で押さえる。上田尭弥も打鍾から巻き返すが、合わせて齋木はペースを上げて上田尭は出切れない。小川勇介が中団に降り、アシストを受けた上田尭は4番手に入り直す。掛かっていく齋木の前に、上田尭も、城戸俊潔も仕掛けきれない。齋木マークの新田康仁は、好展開を味方に最終4コーナーからタテに踏み込んで抜け出した。
「初手は中団からって思っていたので、齋木君が巧く(初手で上田尭の後ろを)キープしてくれましたね。初手の並びは理想通りでした。たぶん上田(尭)君も誘導を追っていっぱいだったと思うので、カマしてきたのは見えていましたけど、後ろで止まっていたので。あとは齋木君を残して(佐々木)龍と3人で決めたかったんですけどね。思いのほか掛水(泰範)君の勢いが良くて、あれ以上待つとのみ込まれると思ったので踏ませてもらいました」
城戸が不発とみるや、掛水泰範は8番手から最終2コーナーで自ら追い上げる。3コーナーで小川勇介をキメてから、直線鋭く伸びて2着に強襲した。
「車番的に後ろになるかなって。(最終ホームで)中団が取れていたら城戸君がまくってくれていたと思うんですけど。後ろになってしまって、前もごちゃついていたので申し訳ないですけどいきました。オーバーワーク気味なのか今回からの新車が重たいのかわからないですけど、ここ2場所よりも重たかったですね」
「初手は中団からって思っていたので、齋木君が巧く(初手で上田尭の後ろを)キープしてくれましたね。初手の並びは理想通りでした。たぶん上田(尭)君も誘導を追っていっぱいだったと思うので、カマしてきたのは見えていましたけど、後ろで止まっていたので。あとは齋木君を残して(佐々木)龍と3人で決めたかったんですけどね。思いのほか掛水(泰範)君の勢いが良くて、あれ以上待つとのみ込まれると思ったので踏ませてもらいました」
城戸が不発とみるや、掛水泰範は8番手から最終2コーナーで自ら追い上げる。3コーナーで小川勇介をキメてから、直線鋭く伸びて2着に強襲した。
「車番的に後ろになるかなって。(最終ホームで)中団が取れていたら城戸君がまくってくれていたと思うんですけど。後ろになってしまって、前もごちゃついていたので申し訳ないですけどいきました。オーバーワーク気味なのか今回からの新車が重たいのかわからないですけど、ここ2場所よりも重たかったですね」
< 6R >
神田龍が切り、藤原俊太郎が打鍾でカマして主導権を握る。人気の菅田壱道が7番手の一本棒で最終ホームを通過する。菅田は後方で構えたままで、神田がバックで仕掛けるが池田憲昭がこれをブロック。返す刀で踏み込んだ池田が抜け出すかに、3コーナーから外を踏んだ菅田が突き抜けた。
「朝からレースを見ていて、先行はきついし、バックを2回(先頭で)通過するのは無理だろうし、1回でも脚に来ちゃうだろうと思った。溜めていた方が一発が決まるかなと。神田君も飛び付いて車間を空けていたしそこは見送って。あんだけ車間を空けていれば仕掛けるだろうと思って見てしまった。その中でも1着は取れたけど、走ってみたら体の節々に痛みがあったので落車の影響はある。自転車は寸法も変えていないし、問題ないので体のケアをしっかりやりたい」
菅田の仕掛けを巧追した内藤宣彦が2着。薄氷を踏む思いで勝ち上がった。
「前取って引いて行けるところからって思ってたけど、十中八九あの展開になるとは思ってた。うーん、もっと早く仕掛ければ楽に決まってたとも思うけどね。俺は大丈夫だけど尾崎(剛)は厳しいでしょう。俺が3番手でも同じように内に行ってた。一次予選だから決まったようなものだし、二次予選以降じゃ届いてないよね」
「朝からレースを見ていて、先行はきついし、バックを2回(先頭で)通過するのは無理だろうし、1回でも脚に来ちゃうだろうと思った。溜めていた方が一発が決まるかなと。神田君も飛び付いて車間を空けていたしそこは見送って。あんだけ車間を空けていれば仕掛けるだろうと思って見てしまった。その中でも1着は取れたけど、走ってみたら体の節々に痛みがあったので落車の影響はある。自転車は寸法も変えていないし、問題ないので体のケアをしっかりやりたい」
菅田の仕掛けを巧追した内藤宣彦が2着。薄氷を踏む思いで勝ち上がった。
「前取って引いて行けるところからって思ってたけど、十中八九あの展開になるとは思ってた。うーん、もっと早く仕掛ければ楽に決まってたとも思うけどね。俺は大丈夫だけど尾崎(剛)は厳しいでしょう。俺が3番手でも同じように内に行ってた。一次予選だから決まったようなものだし、二次予選以降じゃ届いてないよね」
< 7R >
大西貴晃が中団から先に切って、田口勇介ラインを受ける。7番手に下げた橋本優己はじっくりと脚を溜めたまま。反撃がないことを確認した田口は打鍾過ぎ4コーナーからスパート。中団で車間を切った大西は、詰める勢いのままに最終2コーナーからまくり上げるが、九州勢を追った橋本がさらにその上を仕掛ける。橋本は直線で九州勢をとらえて1着ゴール。
「(前受けから)どっちのラインが来ても(誘導員を残して)入れてピッチを上げるレースをしたかったんですけど失敗しました。行けそうな雰囲気はあったんですけど、風も強かったですし、今日(初日)は先行が残っていなかったので遅めの仕掛けになってしまいました。(大西が車間を空けていて)いきづらくなる前に仕掛けられれば良かったと思うんですけど。感触自体はアップから良かったので、脚というよりも自信が戻っていない感じでした」
大西に乗った東矢昇太が直線で踏み込んで2着。
「(大西に)付いていて余裕はあったので。(橋本が)止まったと思ったんですけど、自分の技術不足で止められなかったですね。(番手回りが増えているが)付いていて余裕はあるんですけどまだまだですね。タテ脚は練習で磨けても、ヨコはレースで慣れていくしかないと思うので頑張りたい」
「(前受けから)どっちのラインが来ても(誘導員を残して)入れてピッチを上げるレースをしたかったんですけど失敗しました。行けそうな雰囲気はあったんですけど、風も強かったですし、今日(初日)は先行が残っていなかったので遅めの仕掛けになってしまいました。(大西が車間を空けていて)いきづらくなる前に仕掛けられれば良かったと思うんですけど。感触自体はアップから良かったので、脚というよりも自信が戻っていない感じでした」
大西に乗った東矢昇太が直線で踏み込んで2着。
「(大西に)付いていて余裕はあったので。(橋本が)止まったと思ったんですけど、自分の技術不足で止められなかったですね。(番手回りが増えているが)付いていて余裕はあるんですけどまだまだですね。タテ脚は練習で磨けても、ヨコはレースで慣れていくしかないと思うので頑張りたい」
< 8R >

和田真久留選手
吉武信太朗は中団の笠松将太にフタをしてから打鍾前に和田真久留(写真)を叩く。笠松はワンテンポ置いて、打鍾過ぎ2センターからロングまくり。最終バックで四国勢を飲み込むが、関東勢を追った和田もまくりで襲い掛かる。久木原洋のけん制で一瞬勢いが鈍った和田だが、懸命に外を踏み続けてゴール前の争いを制した。
「吉武君の動きが読めなかったですね。イン切りなのか先行したいのか。笠松君に嫌な所で来られてしまった。ジャンの所で構えたなと思った所で来られた。吉武君のラインに踏んで飛び付いて、呼吸を入れた所で来られてしまったので。風で脚も溜まりづらかったけど、笠松君が叩いた所にスイッチしてすぐ無理矢理仕掛けた。なんとか届いた感じです」
笠松の番手で和田をけん制した久木原洋だが、止め切れずにそのままタテに踏む。和田には8分の1輪差で交わされたが2着は確保した。
「中団からと思ってたし、フタされることも想定していたけど、それなら笠松君には落ち着いて行ってほしいと思っていた。そしたらその通りに良いタイミングで構えることなく行ってくれたので。和田君に展開が向いて行かれてしまったけど、できることはしようと。脚は溜まっていたけど、タテに踏むだけじゃだめなので。感触は良かったですね。最近はハンドル回りをいじりながら練習してて、今回はそれが良かったのか周回中から軽かった」
「吉武君の動きが読めなかったですね。イン切りなのか先行したいのか。笠松君に嫌な所で来られてしまった。ジャンの所で構えたなと思った所で来られた。吉武君のラインに踏んで飛び付いて、呼吸を入れた所で来られてしまったので。風で脚も溜まりづらかったけど、笠松君が叩いた所にスイッチしてすぐ無理矢理仕掛けた。なんとか届いた感じです」
笠松の番手で和田をけん制した久木原洋だが、止め切れずにそのままタテに踏む。和田には8分の1輪差で交わされたが2着は確保した。
「中団からと思ってたし、フタされることも想定していたけど、それなら笠松君には落ち着いて行ってほしいと思っていた。そしたらその通りに良いタイミングで構えることなく行ってくれたので。和田君に展開が向いて行かれてしまったけど、できることはしようと。脚は溜まっていたけど、タテに踏むだけじゃだめなので。感触は良かったですね。最近はハンドル回りをいじりながら練習してて、今回はそれが良かったのか周回中から軽かった」
< 9R >

原田研太朗選手
前受けの原田研太朗(写真)は別線の上昇を受けて7番手まで車を下げ切る。松坂侑亮の先行で、河合佑弥が中団の4番手。中団で車間を切った河合だが、なかなか仕掛けられない。原田は最終バックから仕掛けると、徐々に前を飲み込んでいき、ゴール前で前団をとらえて勝った。
「(初手で)松坂君が中団に入ったのですんなりの展開になるかなって思っていました。落ち着いて仕掛けようと思ったんですけど、出が悪かったですね。でも最後の方は伸びていってくれたので。(豊橋は)相性がいいかなっていうのはありますね。自分の調子うんぬんだけじゃなくて着がいいので。ゴール後の方が伸びたので(風の影響というよりも)力みですね。脱力したら良かったので。明日(2日目)はもう少し良くなるように」
マークした岩津裕介が原田のまくりに続いた。
「もう全部任せていたので。風も強かったので原田君の得意のまくり展開になると思っていたんですけど、思ったよりも重たそうで。スピードが出ない感じでしたね。風もそうですけど、バンクも重かったので。(ダービーの出場権獲得が見えてきて)ここまで来たら欲を出したいですね。自転車の感じは前回よりもいいので。あとは寒さに慣れて体調を崩さないようにケアをしたい」
「(初手で)松坂君が中団に入ったのですんなりの展開になるかなって思っていました。落ち着いて仕掛けようと思ったんですけど、出が悪かったですね。でも最後の方は伸びていってくれたので。(豊橋は)相性がいいかなっていうのはありますね。自分の調子うんぬんだけじゃなくて着がいいので。ゴール後の方が伸びたので(風の影響というよりも)力みですね。脱力したら良かったので。明日(2日目)はもう少し良くなるように」
マークした岩津裕介が原田のまくりに続いた。
「もう全部任せていたので。風も強かったので原田君の得意のまくり展開になると思っていたんですけど、思ったよりも重たそうで。スピードが出ない感じでしたね。風もそうですけど、バンクも重かったので。(ダービーの出場権獲得が見えてきて)ここまで来たら欲を出したいですね。自転車の感じは前回よりもいいので。あとは寒さに慣れて体調を崩さないようにケアをしたい」
< 10R >

吉田敏洋選手
前受けの志田龍星は、吉田昌司の上昇を受けてすんなりと車を下げる。久島尚樹が関東勢を追って中団を確保。前と車間を切ってタイミングを取った志田は、最終ホームから一気にスパート。吉田昌をバックでまくり切る。ピタリと続いた吉田敏洋(写真)が、ゴール前で抜け出した。
「志田君にお任せで行きました。あいつ(志田)の力を信じて。三分戦で、本当は他のラインを使いたかったけど、内に包まれて終わるのが嫌だったからシンプルに前から行こうと。この風の中で、ジャンで風を受けてる先行選手はみんな沈んでいたし、志田ですらバックの風で止まってたからね。後ろに誰か切り替えているのは察知できてて、勢いも良かったからなんとかって感じでした。前回よりは良いというか、名古屋を走ったおかげで落車の影響はあると分かったし、ケアできたので前の感じには戻っていますね」
志田のカマシに中部ライン3番手の島野浩司は離れてしまう。俊敏に吉田敏後位にスイッチした久島尚樹が続いて2着。
「このメンバーなら中団、中団を回れるなと思ったし、志田君がカマしてくる所にしっかり付いていかないと後方になると思ってたので。付いて行けてよかった。風は強かったけど自分はずっと追走している感じだった。体も動いているし、あとは展開をしっかり作っていければ」
「志田君にお任せで行きました。あいつ(志田)の力を信じて。三分戦で、本当は他のラインを使いたかったけど、内に包まれて終わるのが嫌だったからシンプルに前から行こうと。この風の中で、ジャンで風を受けてる先行選手はみんな沈んでいたし、志田ですらバックの風で止まってたからね。後ろに誰か切り替えているのは察知できてて、勢いも良かったからなんとかって感じでした。前回よりは良いというか、名古屋を走ったおかげで落車の影響はあると分かったし、ケアできたので前の感じには戻っていますね」
志田のカマシに中部ライン3番手の島野浩司は離れてしまう。俊敏に吉田敏後位にスイッチした久島尚樹が続いて2着。
「このメンバーなら中団、中団を回れるなと思ったし、志田君がカマしてくる所にしっかり付いていかないと後方になると思ってたので。付いて行けてよかった。風は強かったけど自分はずっと追走している感じだった。体も動いているし、あとは展開をしっかり作っていければ」
< 11R >
福田知也がスタートを飛び出して、野口裕史が前受け。野口は赤板で川口雄太を突っ張ってそのまま先行態勢に。4番手に入り直した川口が最終バックから仕掛けると、福田が3コーナーで痛烈にブロック。仕事した福田がゴール寸前で野口を差し切った。
「前が取れたらいいなぐらいだったんですけどね。野口君は風が強い方がいいと思っていたけど、少し弱まってきていたんで。連係は久々だったんですけど、野口君のカカリがいつもと違って。9車立てだからなのか、いつもみたいなメリハリがなかったので、まくりに対応しないとなって思っていました。自分は今年に入って一番いいですね。風も気にならないですね」
野口裕史は強風の中で2周を突っ張り先行。持ち味を存分に発揮してライン上位独占を決めた。
「どの位置からでも2周行こうと思っていました。川口君も突っ張られるだろうなって感じで押さえ方も甘かったですし、(中団まで下げて)後ろでもつれてくれたらなって。(最終)ホームが流せる感じだったので踏んで、2コーナーからまた踏んで。でも今日(初日)はみんな先行選手が沈んでいたのでビビッていましたけど。いつもなら2センターから踏み直すんですけどちょっと遅めから踏みました」
「前が取れたらいいなぐらいだったんですけどね。野口君は風が強い方がいいと思っていたけど、少し弱まってきていたんで。連係は久々だったんですけど、野口君のカカリがいつもと違って。9車立てだからなのか、いつもみたいなメリハリがなかったので、まくりに対応しないとなって思っていました。自分は今年に入って一番いいですね。風も気にならないですね」
野口裕史は強風の中で2周を突っ張り先行。持ち味を存分に発揮してライン上位独占を決めた。
「どの位置からでも2周行こうと思っていました。川口君も突っ張られるだろうなって感じで押さえ方も甘かったですし、(中団まで下げて)後ろでもつれてくれたらなって。(最終)ホームが流せる感じだったので踏んで、2コーナーからまた踏んで。でも今日(初日)はみんな先行選手が沈んでいたのでビビッていましたけど。いつもなら2センターから踏み直すんですけどちょっと遅めから踏みました」
< 12R >

脇本雄太選手
脇本雄太(写真)はスタートで出ずに後ろ攻め。前受けの坂井洋は、脇本の動きを警戒しながら誘導と車間を切る。打鍾を迎えても脇本は動かず、中団から山口拳矢が先に仕掛ける。坂井はそれを見てペースを上げて、浅井康太のアシストを受けて山口は最終ホームで3番手に入り直す。脇本は1コーナーから進撃を開始し、2コーナーでさらに加速。次元の違うスピードを見せつけて、3コーナーでは古性優作と2車で出切る。そのまま圧倒的な強さで押し切った。
「(後ろ攻めは)正直意外でした。前受けになるかなと思ったので。切りに行こうかとも思ったけど、坂井君は案の定誘導と車間を空けていたし、あれなら誘導を使っていないのと同じなので。自分の行きたいタイミングで(山口)拳矢君が動いて、あの辺はうまいなと思った。(山口が)中団に綺麗に入っていたし、(仕掛けたのは)自分が行きたいタイミングでは行けなかった。久しぶりに冬の豊橋を味わいましたね。(状態は)悪くもなく、良くもなくって感じです。室内練習しかしていないので、感覚がズレたままな感じはある」
マークの古性優作が2着。近畿ライン3番手を固めた村上博幸を気遣ってコメントした。
「(村上)博幸さんに申し訳ないですね。行けるところは何回かあったと思う。ここで行くかなってポイントは何回かあったので。ジャンから、4か所くらいはあった。山口君の動きもあった中でのレースだったので。自分の調子は悪くはないですね。特に修正する点もない」
3着は坂井マークからタテに踏んだ守澤太志。
「前を取って、先行するか、拳矢君が無理矢理来るようなら出させるかって考えてました。難しかったですね。脇本君を相手にするなら、一番ダメなタイミングで拳矢君が来てしまった。もちろん、浅井さんが付いているしその気持ちは分かるけど、ああなってしまっては仕方ない。坂井君も頑張ってくれた。脇本君、古性君に負けっぱなしだけど、なんとか3着には入れているので悪くない。サドルを新しいものを使ったけど、しっくり来なかったので戻します」
「(後ろ攻めは)正直意外でした。前受けになるかなと思ったので。切りに行こうかとも思ったけど、坂井君は案の定誘導と車間を空けていたし、あれなら誘導を使っていないのと同じなので。自分の行きたいタイミングで(山口)拳矢君が動いて、あの辺はうまいなと思った。(山口が)中団に綺麗に入っていたし、(仕掛けたのは)自分が行きたいタイミングでは行けなかった。久しぶりに冬の豊橋を味わいましたね。(状態は)悪くもなく、良くもなくって感じです。室内練習しかしていないので、感覚がズレたままな感じはある」
マークの古性優作が2着。近畿ライン3番手を固めた村上博幸を気遣ってコメントした。
「(村上)博幸さんに申し訳ないですね。行けるところは何回かあったと思う。ここで行くかなってポイントは何回かあったので。ジャンから、4か所くらいはあった。山口君の動きもあった中でのレースだったので。自分の調子は悪くはないですね。特に修正する点もない」
3着は坂井マークからタテに踏んだ守澤太志。
「前を取って、先行するか、拳矢君が無理矢理来るようなら出させるかって考えてました。難しかったですね。脇本君を相手にするなら、一番ダメなタイミングで拳矢君が来てしまった。もちろん、浅井さんが付いているしその気持ちは分かるけど、ああなってしまっては仕方ない。坂井君も頑張ってくれた。脇本君、古性君に負けっぱなしだけど、なんとか3着には入れているので悪くない。サドルを新しいものを使ったけど、しっくり来なかったので戻します」