富山競輪場で開設74周年記念「瑞峰立山賞争奪戦(GIII)」が、7月31日に幕を開けた。初日のメイン、特選では、犬伏湧也が豪快なまくりで後続をちぎり、幸先のいいスタートを切った。また、一次予選では、地元地区の藤井侑吾、纐纈洸翔が白星を挙げたが、地元の村田祐樹は7着でまさかの敗退になった。8月1日のシリーズ2日目には、初日特選を制した犬伏も加わり、二次予選で勝ち上がりが争われる。
記念開催中は毎日、先着でオリジナルグッズをプレゼント。市田佳寿浩さんによるレジェンド予想会、来場者限定の応募キャンペーンなどが予定されています。富山競輪場では、みなさまのご来場をお待ちしております。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。
<1R>
菅野航基が、青野将大を青板3コーナーで押さえて出る。青野は3番手で徳田匠と併走になり赤板を迎える。そのまま菅野が先行して、外の徳田を張った青野が3番手を確保する。青野は最終ホーム手前から仕掛けて、恩田淳平、一戸康宏が続く。青野があっさりと出切り、青野ラインを四国コンビが追いかける。バックを通過して、外田心斗は3コーナー過ぎから踏み込む。直線で四国勢が迫るが、番手の恩田が勝機をモノにした。
「青野君がどこから行くかわからなかったので、追走を外さないように意識していました。自分は小橋(秀幸)さんのところでもってこられてもいいように対応できたと思います。(青野は)バンクが重くて、ずっと踏み込んでいっている感じでした。(最終)2センターで後ろの気配はなかったので、(ラインで)決まったと思った。けど、ゴール前で伸びてこられてしまった。前回が久々にいい感じだったんですけど、今日(初日)はバンクが重かったのでなんとも言えないです」
外田マークの山形一気は、スピードをもらい直線で中のコースを伸びた。
「外田君がいつ行くのかなって、バックを踏んだりして見ていたんですけど。ハイペースにもなったり、前で併走にもなったりして、しんどかったですね。でも、9番手にしては落ち着いて脚をためられたと思います。最後は(コースが)空いたので伸びました。前回は新車にしたんですけど、戻して良かったです」
「青野君がどこから行くかわからなかったので、追走を外さないように意識していました。自分は小橋(秀幸)さんのところでもってこられてもいいように対応できたと思います。(青野は)バンクが重くて、ずっと踏み込んでいっている感じでした。(最終)2センターで後ろの気配はなかったので、(ラインで)決まったと思った。けど、ゴール前で伸びてこられてしまった。前回が久々にいい感じだったんですけど、今日(初日)はバンクが重かったのでなんとも言えないです」
外田マークの山形一気は、スピードをもらい直線で中のコースを伸びた。
「外田君がいつ行くのかなって、バックを踏んだりして見ていたんですけど。ハイペースにもなったり、前で併走にもなったりして、しんどかったですね。でも、9番手にしては落ち着いて脚をためられたと思います。最後は(コースが)空いたので伸びました。前回は新車にしたんですけど、戻して良かったです」
<2R>

伊東翔貴選手
中西大が浮島知稀を警戒しながら、青板2センターで先頭に立つ。近畿勢に続いた浮島が赤板手前から踏み込んで、中西と浮島の主導権争い。打鐘で浮島がわずかに出るが、中西がコーナーで盛り返す。前団の叩き合いを6番手でうかがっていた野田源一は、最終ホーム手前から発進。逃げる中西を野田がバック手前でとらえて、九州勢に続いた伊東翔貴(写真)がその上を踏み込む。伊東がゴール前で野田を交わした。
「ジャンのところで行こうかと思ったんですけど、中西君が(浮島を)出させるのかどうかっていうのもあった。そしたら野田さんが行ったんで良かったです。自分は脚を使ってないし、あの形になったら(庄子信弘と)2人で3着までに入らないと。もう少し強ければジャンのところで行けてるんでしょうけど、野田さんが行ったところの判断もできたし状態はいいと思います」
中西と浮島の踏み合いで絶好の展開になった野田源一は、ロングまくりで2着。
「中西君は先行態勢に入っていたし、もしかしたらやり合ってくれるかと。期待して出しました。かぶったら(勝負権が)なくなるので、詰まったタイミングで行こうと思った。行こうと思ったタイミングでいけているけど、距離が長く感じた。(落車から)少しずつ良くなっているけど、(5月に)連続優勝したころから比べると物足りないですね」
「ジャンのところで行こうかと思ったんですけど、中西君が(浮島を)出させるのかどうかっていうのもあった。そしたら野田さんが行ったんで良かったです。自分は脚を使ってないし、あの形になったら(庄子信弘と)2人で3着までに入らないと。もう少し強ければジャンのところで行けてるんでしょうけど、野田さんが行ったところの判断もできたし状態はいいと思います」
中西と浮島の踏み合いで絶好の展開になった野田源一は、ロングまくりで2着。
「中西君は先行態勢に入っていたし、もしかしたらやり合ってくれるかと。期待して出しました。かぶったら(勝負権が)なくなるので、詰まったタイミングで行こうと思った。行こうと思ったタイミングでいけているけど、距離が長く感じた。(落車から)少しずつ良くなっているけど、(5月に)連続優勝したころから比べると物足りないですね」
<3R>

伊藤信選手
前受けの小川三士郎が、青板バック過ぎに道場晃規を突っ張る。道場は8番手に出戻り、小川の主導権でレースは流れる。一本棒の隊列で打鐘を通過して、道場が3コーナーで仕掛ける。内藤秀久が遅れて、道場が1人で前団に迫るが、小川が合わせて逃げる。8番手になった伊藤信(写真)は、最終2コーナー手前からまくりを打つ。松岡健介は踏み出しで離れ、スピードの違いで直線半ばで小川をとらえた伊藤が1着。
「最初に切るのは、しんどいなって思っていた。運よくというか松岡さんがいいところを取ってくれたので、(初めに)動く必要がなかった。展開が向きました。踏み出しも良かったですね。(全日本自転車競技選手権トラックに)出たいと思って(練習を)やっている。(それが本業の競輪で)自然と結果となって出てきてますね」
前受けからの突っ張り先行策に出た小川三士郎は、伊藤にはまくられたものの2着に踏ん張った。
「突っ張りたいって思っていました。もうワンテンポ、ツーテンポ早く踏んでいたら、(道場が)番手か3番手で止まっていたと思う。切って、切っての展開ではないので、(7車立てと)9車立ての違いは感じてないですね。流れる感じはあったんですけど、出だしが甘いなって。ラインを生かして走れるように」
「最初に切るのは、しんどいなって思っていた。運よくというか松岡さんがいいところを取ってくれたので、(初めに)動く必要がなかった。展開が向きました。踏み出しも良かったですね。(全日本自転車競技選手権トラックに)出たいと思って(練習を)やっている。(それが本業の競輪で)自然と結果となって出てきてますね」
前受けからの突っ張り先行策に出た小川三士郎は、伊藤にはまくられたものの2着に踏ん張った。
「突っ張りたいって思っていました。もうワンテンポ、ツーテンポ早く踏んでいたら、(道場が)番手か3番手で止まっていたと思う。切って、切っての展開ではないので、(7車立てと)9車立ての違いは感じてないですね。流れる感じはあったんですけど、出だしが甘いなって。ラインを生かして走れるように」
<4R>
近谷涼も踏み込むが、青板4コーナーで合わせ切った山崎歩夢が主導権をキープする。近谷は5番手に降りる。が、松岡篤哉は連結を外して、近谷の後ろは中村健志、鈴木謙太郎、白岩大助で打鐘を通過。山崎が徐々に踏み上げて風を切る。前の中村が遅れ出すと、7番手の鈴木が最終1コーナーからまくり上げる。合わせて出る近谷を乗り越えた鈴木が、押し切り図る山崎をとらえて1着。
「(周回中は)車番的に後ろの方かなと思ったんですけど、中団が取れた。それで(山崎)歩夢が突っ張れば、そのままでと思っていました。(最終)ホームで(中村)健志が離れていたんで、追いかけながら詰まった勢いでって感じでした。どこまでいけるかなっていうのがあったけど、(まくり切って)いけるとは思わなかったです。(今期最初の)小松島記念を走って、S級でもちょっとはイケるかなっていうのがあった。それで気持ちをもう1回入れました」
近谷を突っ張って、そのまま駆けた山崎歩夢が、2着で一次予選をクリア。
「前を取れるかわからなかったけど、取れたら突っ張ろうと思っていた。(近谷が)締め込みながらの押さえだったので、いけるかなっていうのがあった。けど、突っ張り切れたんで、いつもの感じで駆けた。イマイチですかね。スピードに乗ってないので、粘りも弱かった。明日(2日目)しっかりと乗せ切れるように、自分の体をしっかりとケアしたいです」
「(周回中は)車番的に後ろの方かなと思ったんですけど、中団が取れた。それで(山崎)歩夢が突っ張れば、そのままでと思っていました。(最終)ホームで(中村)健志が離れていたんで、追いかけながら詰まった勢いでって感じでした。どこまでいけるかなっていうのがあったけど、(まくり切って)いけるとは思わなかったです。(今期最初の)小松島記念を走って、S級でもちょっとはイケるかなっていうのがあった。それで気持ちをもう1回入れました」
近谷を突っ張って、そのまま駆けた山崎歩夢が、2着で一次予選をクリア。
「前を取れるかわからなかったけど、取れたら突っ張ろうと思っていた。(近谷が)締め込みながらの押さえだったので、いけるかなっていうのがあった。けど、突っ張り切れたんで、いつもの感じで駆けた。イマイチですかね。スピードに乗ってないので、粘りも弱かった。明日(2日目)しっかりと乗せ切れるように、自分の体をしっかりとケアしたいです」
<5R>

岸田剛選手
板垣昴を佐藤壮志が阻んでペースを落としたところを見逃さず、岸田剛(写真)が青板4コーナーで仕掛ける。赤板1コーナーで岸田が主導権を握ると、佐藤は番手に飛び付く。しかしながら、北野武史がキメて、佐藤は下げる。そこを打鐘3コーナーで板垣が反撃。岸田がリズム良くピッチを上げて、板垣は4番手で小休止。再度、最終2コーナーで踏み込んだ板垣を北野がけん制。追い込む北野を岸田が振り切った。
「(板垣が)切れれば叩いて、(佐藤が)突っ張るなら様子を見てっていう感じでした。最後の半周もしっかりと踏み直せたので状態はいいと思います。(板垣が仕掛けてきたところで)タイミング良く踏み直せた感じですね」
板垣のまくりを張った北野武史は、岸田との直線勝負に持ち込んで半車輪差の2着。
「(岸田に)付いていくことだけ考えていました。抜きたかったけどね…。全然、無理でした。まさかの4番(佐藤)が飛び付きそうだったんで、どんっと当たって。1走して良くなればいいんですけどね」
「(板垣が)切れれば叩いて、(佐藤が)突っ張るなら様子を見てっていう感じでした。最後の半周もしっかりと踏み直せたので状態はいいと思います。(板垣が仕掛けてきたところで)タイミング良く踏み直せた感じですね」
板垣のまくりを張った北野武史は、岸田との直線勝負に持ち込んで半車輪差の2着。
「(岸田に)付いていくことだけ考えていました。抜きたかったけどね…。全然、無理でした。まさかの4番(佐藤)が飛び付きそうだったんで、どんっと当たって。1走して良くなればいいんですけどね」
<6R>

纐纈洸翔選手
青板バック過ぎに松本京太が飛び出して、4番手に纐纈洸翔(写真)が続く。前受けの岩谷拓磨は、6番手まで引いて赤板を迎える。先行態勢の松本はそのまま1センター過ぎからペースを上げて、後続は一本棒。打鐘、最終ホームを通過しても、別線に動きはない。新村穣が2コーナーから番手まくりを打ち、そこに纐纈が襲い掛かる。直線の入口で新村をとらえた纐纈が1着。
「先に切るつもりだったんですけど、(松本が)早めに来たのが予想外でした。あれで岩谷さんと併走になるかと思ったけど、引いてくれたんでラッキーでした。(最終)ホームのところで行こうと思った。そこで行けていれば、楽に決まっていたかなと。そこだけですね。でも、しっかりとらえ切れたんでいいかなと。(今回から換えた自転車は)扱いやすくていいですね」
果敢に駆けた松本を余力を見極めて、番手まくりに出た新村穣が2着。
「(松本を)追走していて、初連係だったけど距離がいける選手だなって。踏み上がっていったし、別線の人は苦しいだろうなと。纐纈君が強いのも知っているので、(判断が)ちょっと難しかった。(自分の感触は)風も強かったし、人の後ろであんまり気持の良さはなかったけど、最後は自転車が進んでくれた。(いまの競走得点から)ここからは上がっていくだけなんで、半年間、迷惑を掛けたお客さんにも還元できればと思います」
「先に切るつもりだったんですけど、(松本が)早めに来たのが予想外でした。あれで岩谷さんと併走になるかと思ったけど、引いてくれたんでラッキーでした。(最終)ホームのところで行こうと思った。そこで行けていれば、楽に決まっていたかなと。そこだけですね。でも、しっかりとらえ切れたんでいいかなと。(今回から換えた自転車は)扱いやすくていいですね」
果敢に駆けた松本を余力を見極めて、番手まくりに出た新村穣が2着。
「(松本を)追走していて、初連係だったけど距離がいける選手だなって。踏み上がっていったし、別線の人は苦しいだろうなと。纐纈君が強いのも知っているので、(判断が)ちょっと難しかった。(自分の感触は)風も強かったし、人の後ろであんまり気持の良さはなかったけど、最後は自転車が進んでくれた。(いまの競走得点から)ここからは上がっていくだけなんで、半年間、迷惑を掛けたお客さんにも還元できればと思います」
<7R>
人気の中部勢が前団。九州勢が出ると、藤井侑吾は続いた藤田周磨ラインまで送り出す形になり6番手で態勢を整える。赤板2コーナーで3番手の藤田が踏み出して、打鐘2センターで先頭に立つ。しかしながら、前団がもつれて隊列が短くなり、そこを藤井が仕掛ける。スピードの違いで藤井が、あっさり最終1センター過ぎに藤田をとらえて、横関裕樹が続く。3番手の重倉高史は遅れながらも、懸命に前の2人を追いかける。藤井、横関の直線勝負は、横関を退けた藤井が1着。
「ちょっと踏んで(谷口力也が)戻れば突っ張ろうと思ったんですけど、ゴリゴリ踏んできた。前に出たあとも踏んでいたんで、口が空いてしまって(藤田に)降りられてしまった。(中団で)粘ろうとも思ったんですけど、あの感じなら引いてと。藤田君が行かなければ、(自分で)行こうと思っていました。けど、行ったので、スピードをもらってその上を行きました。悪くないですね。流れに乗って行けている。(新しい)フレームを換えていいのかなって思います」
横関裕樹が2着で、車単は250円の1番人気。
「(藤井は)突っ張りもあるかなって思って見ていた。けど、(谷口が)しっかり押さえに来た。(藤井の)スピードがすごかったですね。(最終)バックで(車間を)空けて、後ろに付いているのがわかった。(藤井を)抜けると思ったら、踏み直しがすごかったですね」
「ちょっと踏んで(谷口力也が)戻れば突っ張ろうと思ったんですけど、ゴリゴリ踏んできた。前に出たあとも踏んでいたんで、口が空いてしまって(藤田に)降りられてしまった。(中団で)粘ろうとも思ったんですけど、あの感じなら引いてと。藤田君が行かなければ、(自分で)行こうと思っていました。けど、行ったので、スピードをもらってその上を行きました。悪くないですね。流れに乗って行けている。(新しい)フレームを換えていいのかなって思います」
横関裕樹が2着で、車単は250円の1番人気。
「(藤井は)突っ張りもあるかなって思って見ていた。けど、(谷口が)しっかり押さえに来た。(藤井の)スピードがすごかったですね。(最終)バックで(車間を)空けて、後ろに付いているのがわかった。(藤井を)抜けると思ったら、踏み直しがすごかったですね」
<8R>

伊藤旭選手
誘導との車間をとった菊池岳仁は、詰める勢いで佐藤竜太を突っ張る。伊藤旭(写真)が、抜かりなく4番手をキープして赤板を通過。主導権の菊池は、波をつくりながら後続を一本棒にして踏み上げていく。が、伊藤旭は、早めに最終ホーム手前から仕掛ける。菊池が掛かり切る前に、伊藤旭がロングまくりで仕留める。九州勢を追った山根慶太のまくりを3コーナー過ぎに自ら止めた伊藤が1着。
「作戦もあんな感じでした。ホームが向かい風でわりと爆風だったので、菊池君が(スピードに)乗り切る前にと思っていた。ただ、自分も重い感じがあって、(まくっていったけど最終)バックで乗り切っていなかった。3コーナーで山根さんが見えて、そこだけ張った。まだ疲労がある感じですけど、(前回の)サマーナイトフェスティバルよりは仕掛けられる感じです」
2着の渡邉豪大は、伊藤旭を称えて汗をぬぐう。
「(伊藤)旭が強かった。(伊藤旭の踏み出しが)めちゃくちゃ良くて、自分は離れそうだった。(山根のまくりは)ビックリだったし、自分はいっぱいだった。昨日(前検日)から体が重いので、あんまり良くない。なんとか調整したいですね」
「作戦もあんな感じでした。ホームが向かい風でわりと爆風だったので、菊池君が(スピードに)乗り切る前にと思っていた。ただ、自分も重い感じがあって、(まくっていったけど最終)バックで乗り切っていなかった。3コーナーで山根さんが見えて、そこだけ張った。まだ疲労がある感じですけど、(前回の)サマーナイトフェスティバルよりは仕掛けられる感じです」
2着の渡邉豪大は、伊藤旭を称えて汗をぬぐう。
「(伊藤)旭が強かった。(伊藤旭の踏み出しが)めちゃくちゃ良くて、自分は離れそうだった。(山根のまくりは)ビックリだったし、自分はいっぱいだった。昨日(前検日)から体が重いので、あんまり良くない。なんとか調整したいですね」
<9R>
後方から上昇して併せ込んだ山中秀将を、村田祐樹が突っ張る。村田の主導権で、月森亮輔が4番手。浮いた山中が7番手で一本棒の隊列に戻る。打鐘を通過して村田が緩めたタイミングで、月森は2センターから踏み込む。最終1コーナー過ぎに月森が村田をのみ込んで、隅田洋介、佐竹和也まで中四国3人が出切る。村田はバック過ぎに山中にかぶって万事休す。番手の隅田が、後続との間合いを計り差し切った。
「(月森が)いいところで行ってくれて、加速も良かったですし、強かった。自分はもう少しセッティングを煮詰めようかなって思っています。(ウィナーズカップの選考期間の)この期なんで1着は大きいっすね。あと14勝はしないと」
ラインを上位独占に導いた月森亮輔の好スパートが光った。
「(村田は突っ張ったあと)ペースで駆けていたのかな。車間を空けていたんで、詰める勢いで行きました。踏んだ感じは良かったですけど、(最終)3コーナーぐらいから失速している感じもあった。でも、(ラインで)ワンツースリーが決まったので」
「(月森が)いいところで行ってくれて、加速も良かったですし、強かった。自分はもう少しセッティングを煮詰めようかなって思っています。(ウィナーズカップの選考期間の)この期なんで1着は大きいっすね。あと14勝はしないと」
ラインを上位独占に導いた月森亮輔の好スパートが光った。
「(村田は突っ張ったあと)ペースで駆けていたのかな。車間を空けていたんで、詰める勢いで行きました。踏んだ感じは良かったですけど、(最終)3コーナーぐらいから失速している感じもあった。でも、(ラインで)ワンツースリーが決まったので」
<10R>

柏野智典選手
青板3コーナー過ぎに片桐善也が先頭に立ち、立部楓真、村上直久と周回中の並び通り、順番に動く。前受けの河端朋之は、神奈川コンビを追って打鐘過ぎに出る。そのままスムーズに加速した河端が先行策。4番手に収まった村上だが、前の3人とは車間が大きく空く。6番手の立部が、最終2コーナー手前からまくるが前は遠い。別線は詰まらず、番手から柏野智典(写真)が河端を差し切って岡山ワンツー。
「(村上が切ってくれた)あの展開が一番いいなって思っていた。(河端は)バンクが重くてキツそうだったけど、年々、強くなっている感じですね。後ろがどうなっているかイマイチわからなかった。でも、(河端は)着外に沈む感じはなかった。前回は落車明けだったので不安もあったけど、今回はそういうのもないです」
好タイミングで順番が巡ってきた河端朋之は、流れを殺すことなく踏み込んで2着。
「(片桐が)もっと早く押さえに来るかと思った。ササッと引いて早めに(仕掛けて)と思っていたけど、遅めになってタイミングがズレました。でも、村上さんが切ってくれたんで、踏み合うこともなくきれいに出られた。あとは後ろも確認せずに、とにかくゴールまでっていう感じでした。ホームもバックもあんまり流れる感じがなくて、先行選手が苦しむのがわかった。ただ、僕は順番で仕掛けただけなので、(展開的には苦しんだ)ほかの先行選手と違う感じですね」
「(村上が切ってくれた)あの展開が一番いいなって思っていた。(河端は)バンクが重くてキツそうだったけど、年々、強くなっている感じですね。後ろがどうなっているかイマイチわからなかった。でも、(河端は)着外に沈む感じはなかった。前回は落車明けだったので不安もあったけど、今回はそういうのもないです」
好タイミングで順番が巡ってきた河端朋之は、流れを殺すことなく踏み込んで2着。
「(片桐が)もっと早く押さえに来るかと思った。ササッと引いて早めに(仕掛けて)と思っていたけど、遅めになってタイミングがズレました。でも、村上さんが切ってくれたんで、踏み合うこともなくきれいに出られた。あとは後ろも確認せずに、とにかくゴールまでっていう感じでした。ホームもバックもあんまり流れる感じがなくて、先行選手が苦しむのがわかった。ただ、僕は順番で仕掛けただけなので、(展開的には苦しんだ)ほかの先行選手と違う感じですね」
<11R>
志田龍星は誘導を残したまま下げて、金子幸央、浅見隼と出る。7番手になった志田が、赤板1コーナーから踏み込んで打鐘で浅見を叩いて駆ける。最終ホームでは、浅見が前との車間が空いて、中部勢での決着かに思われた。が、しかし、6番手の金子が2コーナー過ぎからまくってグングンと加速。金子が直線で中部勢をとらえた。
「踏んだ瞬間に8番(浅見)が離れているのがわかったので、そこを乗り越えていければと思っていました。志田君もジャン前から踏んでいたんで、タレてきていたんじゃないですかね。自分が踏んだ感じも良かったです」
金子に食らいついた河野通孝は、1車身をキープして流れ込んだ。
「キツかったですね。口が空いてしまっていて余裕がなかった。走る前から不安は多かったんですけど、大事なところで遅れてしまっていた。余裕がない感じの追走でした。金子君は踏んだ瞬間に行っちゃいそうでしたけど、自分は必死でした」
「踏んだ瞬間に8番(浅見)が離れているのがわかったので、そこを乗り越えていければと思っていました。志田君もジャン前から踏んでいたんで、タレてきていたんじゃないですかね。自分が踏んだ感じも良かったです」
金子に食らいついた河野通孝は、1車身をキープして流れ込んだ。
「キツかったですね。口が空いてしまっていて余裕がなかった。走る前から不安は多かったんですけど、大事なところで遅れてしまっていた。余裕がない感じの追走でした。金子君は踏んだ瞬間に行っちゃいそうでしたけど、自分は必死でした」
<12R>

犬伏湧也選手
周回中に7番手になった山口拳矢が切りに出るが、和田真久留が突っ張る。犬伏湧也(写真)は7番手に引いて、山口が中団に収まる。9番手にいた単騎の守澤太志が赤板付近から切り替えて、インを押し上げて7番手。犬伏は8番手になる。山口は再度、2コーナー手前から仕掛けて、打鐘で先頭に立ち主導権。犬伏も反撃に出る。犬伏の加速に松本貴治が遅れて、犬伏は1人で山口を最終2コーナー手前でとらえる。松本も追いかけるが、村上博幸がブロック。まくった守澤も不発で、犬伏が後続をちぎり、ただ一人のS級S班として白星発進で存在感を見せた。
「仕掛けるポイントが遅れた。(仕掛けていって)踏み込んだ感じは良かったけど、出切ってからは重たかった。それが暑さのせいなのか、風のせいなのか。(山口が仕掛けたところは)冷静に見られたし、スピードをもらえたんで、(松本)貴治さんと決められるかなと。(前回の)サマーナイトフェスティバルからいい状態で臨めていると思うけど、オールスターにつなげないと意味がない。もっと良くなってほしいのが本音です」
山口はいっぱい。村田雅一が、最終4コーナーから追い込んで2着に入った。
「(村上)博幸さんに任せてもらえたんで、しっかり番手の仕事をと。今日(初日)はちょっと重たかった。暑さもあって本調子ではない感じですね。いつも初日は重たいので、明日(2日目)以降は軽くなると思います」
ラインの3番手で松本を阻む仕事ぶりが目を引いた村上博幸だったが、ベテランらしく冷静にこう口を開いた。
「(山口)拳矢も(和田)真久留も、同じような動きをするかなと。中団に入っても切りにいくかなと。(犬伏に離れながら追いかけた松本をブロックしたのは)ついつい反応してしまった。(ライン3番手の)僕がする仕事じゃなかったと思う。あれで僕がすくわれたら、村田にも悪かった。ついついやってしまったけど、当たり方としては悪くなかった」
「仕掛けるポイントが遅れた。(仕掛けていって)踏み込んだ感じは良かったけど、出切ってからは重たかった。それが暑さのせいなのか、風のせいなのか。(山口が仕掛けたところは)冷静に見られたし、スピードをもらえたんで、(松本)貴治さんと決められるかなと。(前回の)サマーナイトフェスティバルからいい状態で臨めていると思うけど、オールスターにつなげないと意味がない。もっと良くなってほしいのが本音です」
山口はいっぱい。村田雅一が、最終4コーナーから追い込んで2着に入った。
「(村上)博幸さんに任せてもらえたんで、しっかり番手の仕事をと。今日(初日)はちょっと重たかった。暑さもあって本調子ではない感じですね。いつも初日は重たいので、明日(2日目)以降は軽くなると思います」
ラインの3番手で松本を阻む仕事ぶりが目を引いた村上博幸だったが、ベテランらしく冷静にこう口を開いた。
「(山口)拳矢も(和田)真久留も、同じような動きをするかなと。中団に入っても切りにいくかなと。(犬伏に離れながら追いかけた松本をブロックしたのは)ついつい反応してしまった。(ライン3番手の)僕がする仕事じゃなかったと思う。あれで僕がすくわれたら、村田にも悪かった。ついついやってしまったけど、当たり方としては悪くなかった」