松阪競輪場で開設75周年記念「蒲生氏郷杯王座競輪(GIII)」が、10月10日に幕を開けた。初日のメイン、特選では、郡司浩平がまくりで制した。また、一次予選では、3連単で60万円近い配当が出るなど、10万円を超えるレースが3つもあり波乱も多かった。10月11日のシリーズ2日目には、S級S班の4人が分かれて、二次予選で勝ち上がりが争われる。
記念開催中は毎日、お菓子をプレゼントする先着ファンサービス、場内予想会、未確定車券抽選会、グルメ大集合などが予定されています。また、10月11日の2日目は、「岩見潤」引退セレモニー、「平原康多」トークショー、「あべ静江」歌謡ショー、「山崎ていじ」歌謡ショーなどもあります。松阪競輪場では、みなさまのご来場をお待ちしております。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。
<1R>

末木浩二選手
赤板過ぎに渡邉雄太が押さえて、順番通りに竹内翼が出る。そこを踏み込んだ小畑勝広が、打鐘で主導権を握る。4車のラインが出切り、渡邉は小畑ラインにスイッチして、最終ホーム手前で5番手に入る。竹内はズルズルと下げて8番手。逃げる小畑の後ろで末木浩二(写真)が車間を空けて、渡邉は2コーナー過ぎからまくる。引きつけた末木は、4コーナー手前で渡邉を振ってから追い込む。末木の内を踏んだ小林大介を退けた末木が1着。16年7月のデビューした末木が、通算200勝を遂げた。
「(通算200勝は)うれしいですね。やっと達成できたなと。意識はしていなかったけど、達成してみると気分がいいです。(小畑を)残す余裕はあって残せると思っていたけど、相手が強くて、自分の技量不足もあって申し訳ないです。もうちょっとできたかなと。思ったより、体は軽く感じました」
小畑ライン3番手の小林大介は、末木が外に振ってできたスペースを踏んで2着。
「末木が車間を切っていた。最後は我慢しつつ、空いたところをいきました。勢いで入っていきましたけど、内外を見ながらでした。状態は普通ですけど、(乗っていて)嫌な感じはないです」
「(通算200勝は)うれしいですね。やっと達成できたなと。意識はしていなかったけど、達成してみると気分がいいです。(小畑を)残す余裕はあって残せると思っていたけど、相手が強くて、自分の技量不足もあって申し訳ないです。もうちょっとできたかなと。思ったより、体は軽く感じました」
小畑ライン3番手の小林大介は、末木が外に振ってできたスペースを踏んで2着。
「末木が車間を切っていた。最後は我慢しつつ、空いたところをいきました。勢いで入っていきましたけど、内外を見ながらでした。状態は普通ですけど、(乗っていて)嫌な感じはないです」
<2R>

谷和也選手
切って出た松本秀之介を、山本勝利が赤板2コーナー手前で押さえる。前受けの谷和也(写真)は、一本棒の7番手で打鐘を通過。4コーナーから谷が反撃に出るも、主導権の山本も合わせて駆ける。2コーナーから再度加速した谷が、芦澤辰弘のけん制を乗り越えてまくり切る。松村友和が流れ込んで大阪ワンツーでの入線も、2位の松村が失格だけに、谷も複雑な表情。
「(スタートを出た松村が)せっかく取ってくれた位置ですし、失格になって申し訳ない。(松本を)本当は突っ張りたかったけど、自分がヘタクソだった。(そのあとまくりで)なんとか越えられて良かった。(感触は)近況のなかでは、ちょっと兆しが見えてきた。(前回の)武雄が終わってから、そんなに期間がなかったけど、ちょっと戻ってきた感じがある」
近畿勢の仕掛けにかぶった松本秀之介は、最終バックから狭いコースを踏み込む。野口正則を張りながら直線で伸びた。
「(4番手に入って)いったんフワッとしたタイミングで、(谷に最終)ホームで行かれてしまった。そこの反応が鈍かった。かぶってしまって動けなかった。もうちょっとけん制しておけば、コースができたと思う。前が掛かっている感じがあって、外も伸びてなかった。(自分は)間に入って勝ち上がれるようにと。ここ最近のなかでは、自転車に乗った感じも悪くなかった。あとは仕掛けどころとかを余裕をもって見られるように」
「(スタートを出た松村が)せっかく取ってくれた位置ですし、失格になって申し訳ない。(松本を)本当は突っ張りたかったけど、自分がヘタクソだった。(そのあとまくりで)なんとか越えられて良かった。(感触は)近況のなかでは、ちょっと兆しが見えてきた。(前回の)武雄が終わってから、そんなに期間がなかったけど、ちょっと戻ってきた感じがある」
近畿勢の仕掛けにかぶった松本秀之介は、最終バックから狭いコースを踏み込む。野口正則を張りながら直線で伸びた。
「(4番手に入って)いったんフワッとしたタイミングで、(谷に最終)ホームで行かれてしまった。そこの反応が鈍かった。かぶってしまって動けなかった。もうちょっとけん制しておけば、コースができたと思う。前が掛かっている感じがあって、外も伸びてなかった。(自分は)間に入って勝ち上がれるようにと。ここ最近のなかでは、自転車に乗った感じも悪くなかった。あとは仕掛けどころとかを余裕をもって見られるように」
<3R>
河崎正晴が佐藤一伸を突っ張り、緩めたところを、栗山和樹が踏み込んで打鐘3コーナーで主導権。7番手から踏み込んだ佐藤は、最終ホーム手前で河崎をキメて、さらにインを押し上げる。逃げる栗山の番手で、佐藤が伊藤裕貴をさばく。浮いた伊藤が後退して、栗山に佐藤、竹内智彦、本多哲也が続く。4コーナーで外に持ち出した佐藤が追い込むが、竹内が中を強襲して突き抜けた。
「(佐藤が)中団に追い上げた時に番手まで行けって思ったら、そういうレースをしてくれましたね。脚がなくて外を踏めなかった。中を踏んだら伸びてくれて良かったです。(近況は)全然(良くない)ですね。腰と座骨の痛みがひどくて、練習がしっかりできていない」
瞬時の判断で内を進出した佐藤一伸は、栗山の番手を奪取して追い込んだ。
「(河崎に)突っ張られてキツかったです。中団に追い上げてから、なんとか行けるところまでいけて良かった。後ろがどうなっているかはわからなかったけど、もう誰も来られないと思った。(最終)4コーナー勝負でしたけど、もう体力がなかったですね。初日を勝ち上がれて良かったですし、脚も判断も良かった」
「(佐藤が)中団に追い上げた時に番手まで行けって思ったら、そういうレースをしてくれましたね。脚がなくて外を踏めなかった。中を踏んだら伸びてくれて良かったです。(近況は)全然(良くない)ですね。腰と座骨の痛みがひどくて、練習がしっかりできていない」
瞬時の判断で内を進出した佐藤一伸は、栗山の番手を奪取して追い込んだ。
「(河崎に)突っ張られてキツかったです。中団に追い上げてから、なんとか行けるところまでいけて良かった。後ろがどうなっているかはわからなかったけど、もう誰も来られないと思った。(最終)4コーナー勝負でしたけど、もう体力がなかったですね。初日を勝ち上がれて良かったですし、脚も判断も良かった」
<4R>

川津悠揮選手
林敬宏が赤板1センター付近で押さえたかに見えたが、前受けの城戸俊潔が内から盛り返して両者での踏み合い。打鐘で林が叩き切る。番手には城戸が入り、筒井敦史が3番手。7番手でタイミングを取った酒井雄多は、打鐘3コーナーで仕掛ける。伊藤大志は付け切れず、酒井、川津悠揮(写真)の2車でカマして、最終周回。3番手の林が大きく離れて、城戸は2コーナー過ぎから前の2人を追いかける。車間が詰まるも、直線ではセーフティーリード。川津が差し切った。
「(酒井が)シッティングのまま(仕掛けて)行ったんでキツかったです。タイミングがズレて、若干、口が空きかけたんで修正したい。(酒井の掛かりは)良かった。(最終バックでは酒井は)ちょっと苦しそうな感じだったけど、(3番手以降が)あのくらい離れていたら、誰も来られないだろうと。展開に恵まれた感じがあるけど、(酒井を)抜けているので、とりあえず(調子は)いいのかなと」
別線の消耗戦で流れが向いた酒井雄多ではあったが、構えることなく踏み込んで先行策に出た。
「展開が非常に向きました。踏み出しは悪くなかったです。ただ、最近は(最終)バックくらいで余計なところで踏みすぎて、うまく加速できていないっていうのがあります。2センターくらいでタレているなって。体の方なんで(このあと)ケアして、ローラーで脚を回して余計な力が取れれば」
「(酒井が)シッティングのまま(仕掛けて)行ったんでキツかったです。タイミングがズレて、若干、口が空きかけたんで修正したい。(酒井の掛かりは)良かった。(最終バックでは酒井は)ちょっと苦しそうな感じだったけど、(3番手以降が)あのくらい離れていたら、誰も来られないだろうと。展開に恵まれた感じがあるけど、(酒井を)抜けているので、とりあえず(調子は)いいのかなと」
別線の消耗戦で流れが向いた酒井雄多ではあったが、構えることなく踏み込んで先行策に出た。
「展開が非常に向きました。踏み出しは悪くなかったです。ただ、最近は(最終)バックくらいで余計なところで踏みすぎて、うまく加速できていないっていうのがあります。2センターくらいでタレているなって。体の方なんで(このあと)ケアして、ローラーで脚を回して余計な力が取れれば」
<5R>
朝倉智仁、山根将太の順番で動いて、前受けの岸田剛が赤板2コーナー過ぎに仕掛ける。山根が抵抗するも、岸田がねじ伏せて最終ホームで主導権を奪う。山根は4番手に入り、朝倉が2コーナー手前からまくるも一息。山根の余力を計り、久米康平がバック手前から踏み込む。岸田の番手の山本伸一は、4コーナー手前で久米をけん制して追い込む。直線で岸田が失速して、山本が抜け出した。
「(岸田は)いいタイミングで行ってくれましたね。(最終)バックからもうひと伸びがなくて…。残せなかったのは僕の技量不足。反省しています。(自分の)状態は悪くないです」
最終1センター付近では山根を4番手に迎え入れた久米康平だったが、最後は自力に転じる判断をした。
「(岸田が)すかさず来て、山根君も踏んでいたんで、相手の番手をさばくなり、できなかったかなと。朝倉君も来ていたので、(山根に)出ていってほしかったけど、自分でになりました。最後まで踏めたし、感触は悪くない」
「(岸田は)いいタイミングで行ってくれましたね。(最終)バックからもうひと伸びがなくて…。残せなかったのは僕の技量不足。反省しています。(自分の)状態は悪くないです」
最終1センター付近では山根を4番手に迎え入れた久米康平だったが、最後は自力に転じる判断をした。
「(岸田が)すかさず来て、山根君も踏んでいたんで、相手の番手をさばくなり、できなかったかなと。朝倉君も来ていたので、(山根に)出ていってほしかったけど、自分でになりました。最後まで踏めたし、感触は悪くない」
<6R>

岡田泰地選手
赤板1コーナーで小林稜武が、上田尭弥を押さえて先頭に立つ。川越勇星が4番手に続いて、上田は7番手まで下げる。一本棒の隊列のままレースは流れて、ペースを握った小林が打鐘4コーナーから徐々に踏み上げて駆ける。4番手の川越が、最終2コーナー手前からまくりを打つ。番手の岡田泰地(写真)は、川越に合わせて番手発進。岡田に吉田勇人が続く。上田も3コーナー過ぎから踏み込むが、番手まくりの岡田が1着。
「(まくって来た川越は)上の方を走っていた。あそこでモタモタしてかぶって、そのあと内藤(秀久)さんにところでっていうのもあった。それながらああやった方がと。(小林)稜武は(最終)バックでキツそうだったんで、判断して出ていきました。(後続に)もっとのみ込まれてもおかしくないメンバーだし、1着だったんで(状態は)悪くないかなと」
落車の影響で約2カ月ぶりの実戦だった吉田勇人が、2着に流れ込んだ。
「恵まれました。小林君の頑張りのおかげですね。(落車から2カ月半以上ぶりの実戦で)メンバー的にも厳しいかなと。ただ、怪我が良くなってからは、ずっと練習をやっていた。練習で戻してからじゃないと、流れに乗れなくてまた落車っていうのもあるんで。小林君も掛かっていたし、(岡田)泰地君も強かった」
「(まくって来た川越は)上の方を走っていた。あそこでモタモタしてかぶって、そのあと内藤(秀久)さんにところでっていうのもあった。それながらああやった方がと。(小林)稜武は(最終)バックでキツそうだったんで、判断して出ていきました。(後続に)もっとのみ込まれてもおかしくないメンバーだし、1着だったんで(状態は)悪くないかなと」
落車の影響で約2カ月ぶりの実戦だった吉田勇人が、2着に流れ込んだ。
「恵まれました。小林君の頑張りのおかげですね。(落車から2カ月半以上ぶりの実戦で)メンバー的にも厳しいかなと。ただ、怪我が良くなってからは、ずっと練習をやっていた。練習で戻してからじゃないと、流れに乗れなくてまた落車っていうのもあるんで。小林君も掛かっていたし、(岡田)泰地君も強かった」
<7R>
赤板2コーナーで山本浩成が、原田研太朗を押さえて先行態勢を取る。打鐘でその上を小堀敢太が叩きに出るが、山本がペースを上げて突っ張る。浮いた小堀は、ラインのアシストで4コーナーで4番手に入る。原田は一本棒の6番手で最終周回へ。小堀は原田を警戒しながら、2コーナーで詰める勢いでまくりを打つ。合わせて踏み込む坂本健太郎をとらえた小堀が1着。
「山本さんに突っ張られてしまったけど、ジャンのところで星野(洋輝)さんに助けてもらった。原田さんより先に踏むしかないと。早いと思ったけど、(最終)1センターでいきました。踏んだ感じは良かったです。前回の青森よりもいいですね。フレームを特進した時のモノに戻したけど、ゲン担ぎの意味が強いです。こっちのフレームはセッティングをいじるところもないですね」
小堀を中団に迎え入れた星野洋輝は、まくった小堀を危なげなく追走した。
「(山本に)突っ張られそうだなと思っていたけど、あれは突っ張られるよね。坂本さんにもらいそうだったので、(最終)3コーナーはツケマイで回っていってキツかった。(調子は)悪いかもですね」
「山本さんに突っ張られてしまったけど、ジャンのところで星野(洋輝)さんに助けてもらった。原田さんより先に踏むしかないと。早いと思ったけど、(最終)1センターでいきました。踏んだ感じは良かったです。前回の青森よりもいいですね。フレームを特進した時のモノに戻したけど、ゲン担ぎの意味が強いです。こっちのフレームはセッティングをいじるところもないですね」
小堀を中団に迎え入れた星野洋輝は、まくった小堀を危なげなく追走した。
「(山本に)突っ張られそうだなと思っていたけど、あれは突っ張られるよね。坂本さんにもらいそうだったので、(最終)3コーナーはツケマイで回っていってキツかった。(調子は)悪いかもですね」
<8R>
関東勢が、前団に構える。堀江省吾は、赤板過ぎに半田誠を突っ張り主導権を渡さない。九州勢が中団に降りかけたところを常次勇人が仕掛ける。が、堀江は常次も出させない。2コーナー手前から踏み込んだ常次と堀江で主導権争い。そのまま最終ホームを迎えるが、窓場千加頼は吉澤純平の後ろに入る。常次が後退して、窓場は2コーナー過ぎからまくる。吉澤も番手から出るが、窓場がのみ込んで1着。
「常次君と堀江君の勝負を見届けてからでした。自分は3番手が口が空いたんで、降りさせてもらった。自力選手が消耗していたんで、しっかりと仕掛けていけた。ゴールに向けてまっすぐ踏むだけだったし、(吉澤も当たってこなかったんで)腰砕けにならなかった。練習はできているんですけど、乗っているフォームとかは全然です。自分の長所を(もっと)生かすか、短所を消していくか考えていかないと」
最初に堀江に突っ張られた半田誠は、最終ホームで8番手。3コーナーからのまくりで2着に届いた。
「ああなったら(堀江、常次で)モガき合いになるだろうと。(最終)ホーム、2コーナーで(仕掛けて)行かないといけないけど、脚が足りなかった。自分の脚のキャパでは全然、休めなかった。地脚が取り柄なんで、そこでギリギリでした。もっといいレースができたらいいんですけど。今日(初日)、勝ち上がれたんで満足せずにいきたい」
「常次君と堀江君の勝負を見届けてからでした。自分は3番手が口が空いたんで、降りさせてもらった。自力選手が消耗していたんで、しっかりと仕掛けていけた。ゴールに向けてまっすぐ踏むだけだったし、(吉澤も当たってこなかったんで)腰砕けにならなかった。練習はできているんですけど、乗っているフォームとかは全然です。自分の長所を(もっと)生かすか、短所を消していくか考えていかないと」
最初に堀江に突っ張られた半田誠は、最終ホームで8番手。3コーナーからのまくりで2着に届いた。
「ああなったら(堀江、常次で)モガき合いになるだろうと。(最終)ホーム、2コーナーで(仕掛けて)行かないといけないけど、脚が足りなかった。自分の脚のキャパでは全然、休めなかった。地脚が取り柄なんで、そこでギリギリでした。もっといいレースができたらいいんですけど。今日(初日)、勝ち上がれたんで満足せずにいきたい」
<9R>

大槻寛徳選手
岡山コンビが出ると、3番手の櫻井祐太郎の外併走からワンテンポ置いて岩谷拓磨が踏み込む。岩谷が先頭も、赤板2コーナーで櫻井がすかさず巻き返して、打鐘3コーナーで叩く。櫻井ライン3車に単騎の中川勝貴まで続いて、岩谷は5番手。そのまま櫻井の先行でレースが流れて、8番手の畝木努が2コーナーからまくる。畝木は不発。岩谷も3コーナーから踏み込むが、逃げる櫻井の掛かりがいい。番手の大槻寛徳(写真)には、願ってもない展開。大槻がゴール前で差し切った。
「(櫻井は)オーバーペースかと思いましたが、しっかりと要所で踏んでいて強いなと思った。前回も一緒だったので、どんな間合いかわかっていた。それで余裕はありました。前回よりは体がいいですね」
人気の宮城コンビで決着。先行策で結果を残した櫻井祐太郎が、こう振り返る。
「(前受けから)1回、周って岩谷さんの上を行けるか、行けないかの勝負と思っていました。出切れてからはペースで行けて良かった。掛かりは悪くなかったです。バンクの気温が低くなってきたけど、いつも通りに駆けられた。体調は問題ないですし、セッティングはずっと変えていない」
「(櫻井は)オーバーペースかと思いましたが、しっかりと要所で踏んでいて強いなと思った。前回も一緒だったので、どんな間合いかわかっていた。それで余裕はありました。前回よりは体がいいですね」
人気の宮城コンビで決着。先行策で結果を残した櫻井祐太郎が、こう振り返る。
「(前受けから)1回、周って岩谷さんの上を行けるか、行けないかの勝負と思っていました。出切れてからはペースで行けて良かった。掛かりは悪くなかったです。バンクの気温が低くなってきたけど、いつも通りに駆けられた。体調は問題ないですし、セッティングはずっと変えていない」
<10R>
赤板過ぎに今村麟太郎が切って、伊東翔貴が3番手に続く。前受けから5番手にスイッチした皿屋豊は、前団のペースを見極めて2コーナーで仕掛ける。打鐘過ぎに出た皿屋が、レースを支配。4番手を今村が確保して、8番手の松本京太は2センターから巻き返す。しかしながら、皿屋はしっかりと反応してペースを上げて風を切る。松本は4番手まで。その上をまくった伊東も、中部勢を脅かすまでの勢いはない。地元ワンツーは、西村光太を振り切った皿屋が1着。
「初日(積極的に仕掛けて)ああいう形でラインで決められると、明日(2日目)から気持ち良く走れるかなと。(5番手にいて)あのまま(松本に)ドカンと行かれると、7、8、9番手になるんで動こうと。切って来なかったら駆けようと思った。流れとスピードを見ながら走れているんで、いい時の感じで走れている。流しながらもどんどん踏んでいった。(最終)2コーナーで踏み上げて、もう大丈夫だなって。(状態的にも)悪くないですね、結構踏めたんで」
直線で迫った西村光太は、半車輪差の2着。
「ジャンのスピードで(別線が)来なかったんで、(皿屋は)先行するかなっていうのはあった。(そのあと皿屋は)ペースでしたね、むっちゃ掛かっているわけではないけど。自分が思ったよりも(皿屋との)車間が空いたので、そこは失敗だった」
「初日(積極的に仕掛けて)ああいう形でラインで決められると、明日(2日目)から気持ち良く走れるかなと。(5番手にいて)あのまま(松本に)ドカンと行かれると、7、8、9番手になるんで動こうと。切って来なかったら駆けようと思った。流れとスピードを見ながら走れているんで、いい時の感じで走れている。流しながらもどんどん踏んでいった。(最終)2コーナーで踏み上げて、もう大丈夫だなって。(状態的にも)悪くないですね、結構踏めたんで」
直線で迫った西村光太は、半車輪差の2着。
「ジャンのスピードで(別線が)来なかったんで、(皿屋は)先行するかなっていうのはあった。(そのあと皿屋は)ペースでしたね、むっちゃ掛かっているわけではないけど。自分が思ったよりも(皿屋との)車間が空いたので、そこは失敗だった」
<11R>

桑原大志選手
格清洋介、磯島成介、中野雄喜と2車の各ラインが動いて、取鳥雄吾も構えることなく赤板2コーナー過ぎからスパート。スムーズな加速で取鳥は、最終ホーム手前で中野を叩いて駆ける。中野が3番手に飛び付いて大崎飛雄馬と併走。中団ももつれて、桑原大志(写真)が番手で後続との間合いを取る。押し切り図る取鳥をピタリと交わした桑原が1着。
「(取鳥は)全開で行っていない感じで、シッティングで付きやすく行ってくれた。気を使ってくれましたね。徐々に上げていくような仕掛けでした。初速がすごいので、付けきったことが(自分に)勝ったようなもの。抜けたのはうれしいです」
大崎が3番手を踏み勝って、中四国ラインで上位を独占。取鳥雄吾が力の違いを見せた。しかしながら、満足することなく振り返る。
「流れで仕掛けられたらと思っていましたけど、ジャンで見てしまったし、あそこはすぐにスイッチしていけば良かった。(状態は)あんまり良くないですね。自転車に乗れていない感じがするので、セッティングを煮詰めます。フワフワしている。ただ、バンクはめちゃくちゃ軽かったです」
「(取鳥は)全開で行っていない感じで、シッティングで付きやすく行ってくれた。気を使ってくれましたね。徐々に上げていくような仕掛けでした。初速がすごいので、付けきったことが(自分に)勝ったようなもの。抜けたのはうれしいです」
大崎が3番手を踏み勝って、中四国ラインで上位を独占。取鳥雄吾が力の違いを見せた。しかしながら、満足することなく振り返る。
「流れで仕掛けられたらと思っていましたけど、ジャンで見てしまったし、あそこはすぐにスイッチしていけば良かった。(状態は)あんまり良くないですね。自転車に乗れていない感じがするので、セッティングを煮詰めます。フワフワしている。ただ、バンクはめちゃくちゃ軽かったです」
<12R>

郡司浩平選手
スタートを出て様子をうかがった郡司浩平(写真)が、北日本勢を受けて新山響平が前受け。赤板過ぎの踏み出しで新山は、犬伏湧也を突っ張り出させない。単騎の浅井康太が3番手。郡司は4番手をキープするも、打鐘手前で6番手の古性優作が仕掛ける。先行態勢の新山がペースを上げて、古性は3番手に降りる。最終ホーム手前で8番手の犬伏が反撃。郡司が、犬伏に合わせてまくる。3番手の古性も反応はするものの、車は出ない。直線の入口で逃げる新山を郡司がとらえた。
「新山も(突っ張る時に)下りを使いながら踏み込んでいたので、そこだけは遅れないようにでした。ジャンで古性が仕掛けたところは、行けるタイミングがあったけど内も気にしながらでした。古性を目がけて、すかさず行けば良かった。見てから行ったので、(最終)3コーナーで新山と合って苦しかった。仕掛けたところはいいイメージで走れた。でも、スピードが合った3コーナーからは、ガムシャラのモガきになってしまった。そこで冷静に力を抜いて自転車に乗れれば、もっと出るはずなんで改善の余地はある。もっと良くなるイメージはつかんでいる」
武藤龍生をさばいて2着に入った渡部幸訓だったが、反省交じりに振り返る。
「(追い上げた古性が3番手に入って)内に来ることはないと思ったけど、やりづらかった。古性君、郡司君(のまくり)が見えていたけど、危ないなって。事故になったらって、張るに張れなかった。もっと自分が車間を空けておけば良かった。(新山)響平の後ろで離れたらっていうのもあったんで、もっと強い気持ちでいかないと。自分だけになって申し訳ない。ただ、響平の後ろでいつもより楽だったので、調子はいいと思います」
犬伏が外に浮くと松本貴治は、最終1コーナーで郡司ラインに切り替える。直線では外を踏んで3着に追い込んだ。
「スタートで少しでも前を取れたらいいなっていうのがあった。けど、あの順番になったんで、犬伏もキツかったですね。(突っ張られたあとに)もう1回、行けるチャンスがあると思うから、そこでって感じだったけど難しかった。僕は最後まで(人の)後ろだったので、感じはわからないです」
「新山も(突っ張る時に)下りを使いながら踏み込んでいたので、そこだけは遅れないようにでした。ジャンで古性が仕掛けたところは、行けるタイミングがあったけど内も気にしながらでした。古性を目がけて、すかさず行けば良かった。見てから行ったので、(最終)3コーナーで新山と合って苦しかった。仕掛けたところはいいイメージで走れた。でも、スピードが合った3コーナーからは、ガムシャラのモガきになってしまった。そこで冷静に力を抜いて自転車に乗れれば、もっと出るはずなんで改善の余地はある。もっと良くなるイメージはつかんでいる」
武藤龍生をさばいて2着に入った渡部幸訓だったが、反省交じりに振り返る。
「(追い上げた古性が3番手に入って)内に来ることはないと思ったけど、やりづらかった。古性君、郡司君(のまくり)が見えていたけど、危ないなって。事故になったらって、張るに張れなかった。もっと自分が車間を空けておけば良かった。(新山)響平の後ろで離れたらっていうのもあったんで、もっと強い気持ちでいかないと。自分だけになって申し訳ない。ただ、響平の後ろでいつもより楽だったので、調子はいいと思います」
犬伏が外に浮くと松本貴治は、最終1コーナーで郡司ラインに切り替える。直線では外を踏んで3着に追い込んだ。
「スタートで少しでも前を取れたらいいなっていうのがあった。けど、あの順番になったんで、犬伏もキツかったですね。(突っ張られたあとに)もう1回、行けるチャンスがあると思うから、そこでって感じだったけど難しかった。僕は最後まで(人の)後ろだったので、感じはわからないです」