『四日市競輪ベイサイドナイトドリーム(GIII)レポート』 2日目編

配信日:4月5日

 四日市競輪場で開催されている「ベイサイドナイトドリーム(GIII)」は、4月4日に2日目が行われた。予選2が争われたガールズは、加藤舞、小林莉子、石井寛子が勝ち名乗り。小林と石井は連勝で準決勝進出を決めた。S級の二次予選6個レースでは、S班の平原康多や守澤太志、地元の浅井康太らが白星を挙げた。5日のシリーズ3日目は、ガールズ2個レースとS級3個レースで決勝への切符をかけた準決勝が争われる。
 なお、今シリーズもご来場の際は、マスクの着用、検温、手指の消毒、お客様同士のソーシャルディスタンスの確保等、感染症拡大防止のご協力をお願いいたします。

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加藤舞選手
加藤舞選手
 前受けの永禮美瑠がスピードを上げずにいると、細田愛未は最終ホームからスパート。バックで永禮をとらえて先頭に立ったが、細田の後ろに付けていた加藤舞(写真)が直線鋭く伸びて細田を交わした。
 「自力で頑張りたい気持ちはあったけど、準決勝に乗らないとって思っていたので(周回中に細田を)入れました。バックで(永禮と)外併走になったけど、脚を回してゴール前もう一回踏んでいけたので脚は良いと思います」
 まくった細田愛未は2着でゴールした。
 「昨日(予選1)は自力を出せなかったので今日(予選2)は展開がどうであれ、しっかり1周行こうと思っていました。後ろは見てなかったです。誰が付いていても自力で行かないといけないと思っていたので。ちょっとスピードは乗り切らなかったですね。良くはなかったけど修正はできそうです」


<2R>

小林莉子選手
小林莉子選手
 最終ホームで廣木まこを押さえた渡口まりあが主導権を握る。渡口に乗った宮地寧々は2コーナーからまくり出すと、バックで渡口をとらえて先頭に。冷静に宮地を追いかけた小林莉子(写真)は2センターから踏み込むと、直線鋭く抜け出して白星を挙げた。
 「昨日(予選1)はスタートでけん制が入ったのでスタートで脚を使いたくないと思って前に出たけど、(宮地)寧々ちゃんが取りに来たので結果的にラッキーでした。いつでも自分で行けるように準備はできていたし、悪くはないと思う。(直線で伸びた感覚は)昨日(予選1)はなかった感覚なので、明日(準決勝)はもう少し良くなると思います」
 小林に続いた田口梓乃が2着に入った。
 「組み立ては悪くなかったけど、脚がなかったですね。最後は伸びたけど思いのほか道中で脚を使ってしまっていた。明日(準決勝)はもうちょっと考えて走ります。4日制なのは問題なさそうです」


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石井寛子選手
石井寛子選手
 打鐘の3コーナーで先頭に立った保立沙織を最終ホームで成田可菜絵が叩いて逃げる。人気を集めた石井寛子(写真)は2コーナーから前団を一気にまくると、そのまま後続を振り切って連勝で準決勝進出を決めた。
 「動く人が全員前にいたので、待っての仕掛けになりました。いつものようにガツンといくのではなくて、これくらいでまくれるかなって試しながら踏み込んでいった。良い経験になりました。4コーナーが終わって直線が長いなって思った。(予選1より)今日(予選2)の方が脚は回りました」
 成田の仕掛けに乗った南円佳は、最終バックで石井に切り替えて2着に入った。
 「後ろを見ながら行くタイミングを見ていたら、(石井に)行かれてしまった。バックくらいから先に仕掛けられたら良かったんですけど。最後まで踏めましたけど、石井さんが4コーナーくらいから伸びていきました」


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 東の3人で上位を独占。赤板1コーナーで小松崎大地が主導権を握ると、前受けから引いた伊藤稔真が中団に収まり、原田研太朗は動かず7番手に。伊藤が原田の巻き返しをしきりに警戒する間に小松崎は一気にペースアップしていく。前との車間が空きすぎた伊藤は仕掛けられず、最終バック手前からまくった原田も苦しい。東勢には願ってもない流れとなり、小松崎を車間を切って援護の諸橋愛が余裕を持って抜け出した。
 「仕事する必要もなかったですね。(伊藤は)後ろを気にしている場合じゃないのにね。恵まれて良かったです。体調は維持している。ラインで決まって良かったです。脚を溜めたままで準決勝に乗れそうですね」
 原田が4着に入るのがやっとと、別線勢は手も足も出ず。小松崎大地がラインを上位独占に導いてみせた。
 「すんなりでしたね。自分のペースでした。(別線が)来る様子もなかったので駆けようと。中団で車間が空いていたのは見えていた。少し準備をしながらという感じでした。あとは諸橋さんと藤田(大輔)君が全部やってくれた感じですね。脚の感じは普通です」


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稲川翔選手
稲川翔選手
 赤板の2コーナーで先頭に立った晝田宗一郎に根田空史はすぐさま反撃に出て、打鐘の2センターで主導権を奪取する。最終2コーナー後方から仕掛けた三谷竜生の進みは悪く、番手の和田健太郎に絶好の展開かと思われたが、2センターからタテに踏み込んだ稲川翔(写真)が直線外を一気に伸びて突き抜けた。
 「(三谷とは今まで)相手の出方次第で対応してきたし、今回も全面的に信頼していました。でも進みはちょっと悪かったかな。そこは本人が一番分かっていると思うので。(最後の直線は)今日(二次予選)は内というより外を踏む方がラインが生きるのかなと思っていた。1着まで遠いかと思ったけどしっかり伸びたので、もうちょっと自分の脚を信頼してもいいのかなと思います」
 直線で稲川に抜かれた和田健太郎が2着でゴールした。
 「根田が頑張ってくれました。フタをされたらサッと引いて、あとはどこから仕掛けるかだったけど早めに行ってくれました。最後はイナショウ(稲川)にいかれてしまったけど、根田と勝ち上がれたので結果としては。昨日(初日)よりマシだけど、本調子とは言えない状態ですね」


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浅井康太選手
浅井康太選手
 激しい雨の中で行われた一戦は浅井康太(写真)がしっかり期待に応えた。スタートで誰も出ず、地元勢が前受けする。赤板で高橋築に押さえられると、皿屋は引いて7番手。中団で小原周祐との併走を嫌ったか、高橋を打鐘で叩いて小林史也が先行勝負に出る。一方、皿屋は最終ホーム手前から反撃を開始。最終2コーナーで合せて高橋がまくり、小林の番手から澤田義和も踏み出すが、スピードに乗った皿屋は3コーナーでねじ伏せてしまう。最後は浅井が番手から一気。
 「皿屋さんが落ち着いて行ってくれた。ホームは(行き切れるかどうか)危なかったけど、そこから伸びていったので安心して付いていった。まくりだったし、しっかり抜く気でした。自分の脚の感じを見るためにもしっかり抜いた。感触は悪くなかったです。スピードに対応できるようにアップから調整をしたし、(一走ごとに)修正しながらやっている。しっかりレースも見えたし、楽に(脚も)回っている」
 皿屋豊は準決勝以降を見据えて気を引き締めていた。
 「ジャンで見過ぎましたね。あそこは失敗でした。併走めがけてすぐ行ったらライン3人で決まったかな。3人で決められず失敗です。しっかり踏んで苦しいながらも出切れているので。今日(二次予選)はある程度予想していた展開でした。明日(準決勝)もしっかり(3着までに)残って決勝で走れるように」


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平原康多選手
平原康多選手
 打鐘から嘉永泰斗と中西大でモガき合いになり、最終ホームで中西が前に出る。しかし、すぐに反撃に出た鈴木庸之が最終2コーナー手前で中西を飲み込んで先頭へ。絶好の展開となった平原康多(写真)はゴール手前で余裕を持って抜け出した。
 「(初手は)前を取らされるパターンだと思っていました。ノブ(鈴木庸)の力なら無理やり行っても叩き切れると思って、あとは自分が2着に残せるかでした。(自分は)出切ってからは余裕はあったけど、ノブが叩きに行く時はフルスロットルで行ってると思うので余裕はなかったです。昨日(初日特選)はまくりに行くコースがなくて悔しかったので、今日(二次予選)は1着が取れて良かった」
 別線を完封した鈴木庸之が2着に入った。
 「前を取らされても後手は踏まないようにって思っていました。(タイミング的に)行きやすかったけど、中西君と嘉永君が全開で踏んでいたのでキツかったです。流したいところで流せなかったけど、駆けている感じは軽いので良いとは思いますけど、ちょっと疲れはありますね」

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 赤板で不破将登が前団を押さえると、一旦、中団に入った林大悟は、後方に下がった深谷知広をけん制してから打鐘めがけて一気に踏み出して先頭に立つ。しかし、深谷の反撃は早かった。構えることなく林を追ってカマし、最終ホーム手前では林をねじ伏せて先手を奪い取る。踏み出しで口が空きかけるほどのスピードで飛ばす深谷に懸命に食い下がった守澤太志が、ゴール前で差して96期ワンツー。
 「深谷君が強かったですね。ジャンからホームまでのスピードが強烈ですごかった。ジャンからかなりのスピードが出たので、深谷君もきつかったのかも。付け切るまでは全力でしたけど、付け切ってからは余裕がありました。差せたし、調子は良いです」
 2着とは言え、相変らず深谷知広の強さは際立っている。
 「カマして行こうと、それ一本で考えていた。予定通りでした。今日(二次予選)は感じが良くなかったけど、主導権を取れれば何とかなると思って勇気を持って仕掛けました。フレッシュ感というか疲れをアップの段階からから感じていた。今回は疲れのない状態で入ってきたので、(準決勝に向けての修正は)疲れを取る事だと思う。しっかりリカバリーしていきたい」


<12R>

香川雄介選手
香川雄介選手
 打鐘からスパートした橋本智昭が2センターで渡邉雄太を叩いて主導権。前受けから下げた松浦悠士は橋本ラインを追うと、最終ホームからすぐさま反撃に出る。1コーナーで橋本を飲み込んで、最後は好追した番手の香川雄介(写真)が直線鋭く追い込んだ。
 「今日(二次予選)は、松浦は主導権を取りたいって言っていたので、くれぐれも千切るなよと(笑)。僕自身、余裕はなかったけど、(最終)2センターでちょっと余裕ができたので、もしかしたら抜けるかなと思った。たまたまですけど松浦を抜けたのはうれしいです。昨日(初日)もキツかったけど、今日(二次予選)の方がまだ余裕はあったかな。でも抜けたのは本当にたまたまです」
 別線を完封した松浦悠士が2着で中四国ワンツーが決まった。
 「橋本さんが行くだろうなって思っていたけど、自分で行く準備もしていました。ここまでのレースを見ていて初日より重たいのかなっていうのがあったので、雨のぶん最後は失速してしまったのかなと思います。2コーナーから力んで踏んでいたので明日(準決勝)はそうならないようにしたい」