『四日市競輪開設62周年記念(GIII)レポート』 前検日編

配信日:2月14日
 四日市競輪開設62周年記念「泗水杯争奪戦」が2月15日から開幕する。前検日はバンクを真っ白に埋め尽くすほどの大雪。検査を済ませた選手たちはローラーなどで体を動かした。シリーズは全日本選抜から中1日でも浅井康太、金子貴志のSSコンビが中心になりそう。中部勢の前に立ちはだかるのは根田空史や藤田竜矢だ。15日からの4日間、寒波を吹き飛ばす熱い走りに注目しよう。
 本場では様々なイベントで開催を盛り上げます。初日は四日市諏訪太鼓のウェルカム太鼓演舞に始まり、井上茂徳氏のオープニングトークショーやテツ&トモのステージライブ、ガールズケイリン選手のトークショーなどが予定されています。明日から始まる四日市記念をぜひ本場でお楽しみください。
<1R>
 1Rの1番車は前反祐一郎。2度目となる一ノ瀬匠の番手回りに笑顔を見せる。
「一ノ瀬君とは去年の熊本で一度連係してます。1着取らせてもらったし、抜けないかと思うくらい強かった。僕の状態は正直分からないですね。徐々にはよくなってると思うんだけど、年末の岸和田で落車した影響がまだ微妙に残ってるから」
 一ノ瀬匠は持ち前の先行策で2次予選進出を狙う。
「記念は朝イチのレースが多いですね。でも、普段練習している時間なので好きです。大宮記念の3日目から4.17にギアを上げて感じもいいし、駆けてしまえば何とかなりそう」

<2R>
 大きな着が続いている井上嵩だが、今は我慢の時期。先を見すえて新たなことに取り組んでいる最中だ。
「1月大垣F1のあとに豊橋に行って深谷(知広)にセッティングをみてもらって、何もかも変えた。フォームを変えないと乗れないセッティングだし、まだモガくと昔のフォームになるのでそこをどう修正するか。成績が悪いほうが思い切って変えられますからね。練習の感じはちょっとずつよくなってるし、車の出はよくなってきてます」

<3R>
小川祐司選手
小川祐司選手
 1月松阪で右足小指のつけ根を骨折した小川祐司(写真)は1カ月ぶりの実戦。「レース後のダウン中なので恥ずかしい」と言いながらも、一回り大きくなった上半身が休養中の練習の成果を物語っている。
「退院は今月3日、2週間くらいは練習できました。体重を増やしたくてウエイトをしっかりやったら8キロ体重が増えた。あとは1カ月ぶりなんでレースを走ってみないとですね」
 今期からS級挑戦の久木原洋は前回の大宮F1で嬉しいS級初優出。「ラインのおかげで」といいながらも、4場所中3場所予選を突破するなど、滑り出しはまずまずだ。
「一発目以外は(F1の)準決勝に乗れてるし、思い切り行けば結果が出てますね。まずは出し惜しみしなければ。記念は初めてだし、相手も強いだろうからタイミングを逃さず仕掛けたい」

<4R>
松岡孔明選手
松岡孔明選手
 1月奈良で落車をした松岡孔明(写真)は1カ月ぶりの実戦。落車の影響で休んだのかと思いきや、そうではないようだ。
「怪我自体は大したことなかったし、2日整体に行ったら普通に戻った。ここまで配分がなくて追加を待ってたけど来なかったので練習してました。小倉に合宿に行ったりもしたし、感じはよくなってます」
 伊藤世哉は地元勢のトップバッター。しっかり1次予選を突破して、あとに続く選手へバトンタッチしたい。
「地元戦だし頑張りたいですね。調子はいいと思うし、あとは流れですね。1月(に成績が悪かったの)も運が悪かっただけと思ってる。月がかわって、目も変わったと思います」

<5R>
鈴木謙太郎選手
鈴木謙太郎選手
 鈴木謙太郎(写真)は1月前橋の落車もあり思うような成績を残せていないが、どうやら秘策があるようだ。
「前回の小松島で思うことがあったので試してみました。ギアもあるけど、ギアを試す前の感覚の問題。小松島では結果が出なかったけど、終わってからそこを意識して練習したし、上手く出れば昔のようなスピードが出るかな。今回は見といてください」
 松崎貴久は前回岐阜で214着。いい流れのまま久々の記念開催を迎える。
「前がいないときは自力でやったほうが、いざ人の後ろを回ったときに楽ですからね。これからもああいうレースを続けていかないと。状態は悪くないし、結果はたまたまですけど、ここも流れに乗れるように走りたいです」

<6R>
 前回、地元小田原F1で優出の川崎健次。今回も初日から藤田大輔という好目標を得てチャンスがありそうだ。
「前回も(五十嵐力の番手で)チャンスがあるなと思ったけど技量不足でしたね。感じはいいし、今回に向けて仕上げてきたんで。落車でフレームがダメになったので、12月岸和田から福田(知也)のフレームを使ってるけどけっこう感じがいいです」
 森田康嗣も泉文人に前を任せるメンバー構成。
「いれば任せるし、人の後ろはけっこうありますよ。奈良記念は後半戦連勝だけど、負け戦なんで参考外です。今は冬季移動で京都にいるんだけど、奈良のあとに地元に戻ったら風邪をひいたり雪が降ったりで追い込んだ練習はできなかったです」

<7R>
 郡司浩平は前回の小田原F1で久々の予選敗退。そこを踏まえて、今の課題をこう口にする。
「今は負けパターンが決まってる。分かってるけど、警戒されたりしてなかなか克服できないです。最近は相手のペースにはまることが多くなってるし、まずは自分のレースに流れを持っていかないと。そこが課題だし、あと今年は記念でもっと上のレースを走りたい。1月の立川記念でダメだったので、これが今年一発目の記念開催だと思って頑張ります」
 山本奨は前回の小田原F1で敗者戦ながらもようやくS級初勝利を挙げた。
「もちろんS級は初だし、8カ月ぶりの1着でした。調子もよくなってきたし、やっと1着いけたんで。先輩にも1回1着取れたらレースをつかめると言われてたんで、ここから上げていきたいです」

<8R>
柴崎俊光選手
柴崎俊光選手
 予選のメーンを任されたのは地元の柴崎俊光(写真)。全日本選抜の初日が順延となり、中1日というタイトなスケジュールになったが、ここは地元の意地で乗り切りたい。
「中1日になったのは痛いですね。ゆっくりもできなかった。今日は雪で乗れないと思ったので、一応昨日も軽く乗ってきました。前回は久々のG1だったけど動けたし、わりとよかった。全日本組では僕だけが予選で初日から勝負なんで気持ちだけ引き締めて頑張りたい」
 鈴木幸紀は準備万端で地元記念を迎えた。
「配分も空いたし、今回の参加メンバーはいつも一緒に練習してる人ばかり。気持ちを入れて練習してきました。感じは悪くないし、いつもどおりを出せればいいですね。地元の利点はあるから、それをモノにできるかどうかです」

<9R>
根田空史選手
根田空史選手
 根田空史(写真)は追走義務違反になった高知以来となる記念参戦。前回、大宮F1は決勝で1着失格と流れが悪いだけに、久々の記念で流れを戻したい。
「前回はツイてなかったですね。終わってからも千葉は雪がえげつなく降ったし、家で練習する機材もなくバンクにも行けずで雪かきばかりしてました。昨日やっと1日乗れたけど、感じはわりとよかったです。あれ以来の記念だし、今回はチャンスのありそうなメンバー。流れがよくなるように、チャンスをモノにしたいです」
 鈴木誠は同県の若手に全幅の信頼を寄せる。
「競走は空いたけど、高松(全日本選抜)に予備で行って1日順延。ホテルで3泊練習もできずで帰ってからも雪だったから室内練習しかしてない。疲れはないけど、練習できてないのがどうかな? でも根田がいるんでね、そこは頼もしすぎます」
 飯野祐太も根田同様に前回失格の悪い流れを払拭したい。
「(雪の影響で)外では乗れなかったけど、ウエイトやローラーでいい練習はできました。前回は失格してしまったんで、その分も頑張っていきたい」

<10R>
金子貴志選手
金子貴志選手
 さすがの金子貴志(写真)も中1日のスケジュールには苦笑い。それでも出るからには浅井康太とともにSSのプライドを見せる。
「帰ったらキツかったですね。それでも一応、帰っていつもどおりにウエイトはやってきました。昨日はほんとに1日が短かった。前回(全日本選抜)は自力であまりよくなかったし、最終日もあそこからもっと車が出るかなと思ったけどね。初日は(柴崎)淳が頑張りますと言ったので任せます」
 藤田竜矢は初日からいきなり金子と対戦することとなった。
「大宮記念が終わってから風邪もひいて、治ったら雪。地元は膝ぐらいまで降ったし、はんぱなかったです。あれならレース走ってたほうがよかった(苦笑)。練習は室内練習とウエイトしかやってないです」
 復調気配がある原田研太朗にとっては楽しみな記念開催だ。
「一時に比べたらマシになりましたね。秋ぐらいは配分が詰まりすぎて練習ができず、そのツケが冬場に出てた。年末から練習できるようになってきて、落車もあったけど2場所前の広島ぐらいから練習の感じも上がってきた。頑張るだけですね」

<11R>
浅井康太選手
浅井康太選手
 全日本選抜から中1日、しかも決勝で落車している浅井康太(写真)にとっては試練のシリーズだ。「落車で自転車が壊れたので、今回は新車。昨日組み立てたやつなので、まだ1回も乗ってない。調子に関しては、まず一走してみてですね」。まずは初日の走りで状態と新車の感触を確かめる。
 坂口晃輔は地元記念初の特選スタートに気合を入れなおす。
「前回(大宮F1)のあとはめっちゃ練習したってわけじゃないけど、疲れを溜めないようにやってきた。乗った感じはずっといいんで、それを維持するようにって感じです。地元では初めて特選に乗れるんで。しかも浅井さんの後ろなら2、3着に入れば僕には1着と同じ。あとは地元の運と気合で頑張ります」
 松川高大は「前回(武雄F1)があまりにも悪すぎたんで、一人で沖縄に合宿に行って乗り込みとかモガキとかやってきた。暖かいところだと体も動くし、感じもめっちゃよかったです。今回は楽しみ」と直前の状態に自信をのぞかせる。
 前回、小倉F1の決勝で離れながらも武田豊樹に食い下がった大竹慎吾も「前回は頑張りました。あのスピードを体感できたのはよかったし、体調も変わらず来てる」と好調維持をアピールした。
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