『福井開設55周年記念(GIII)レポート』 決勝戦結果!
 
配信日:6月14日
 



『若生武則の福井開設55周年記念(GIII)レポート』 決勝戦結果


 こんにちは、KEIRINマガジンの佐々木です。
福井55周年記念不死鳥杯は熊本の森内章之選手が優勝を果たしました。まさに「不死鳥」の名にふさわしい、記念優勝はなんと11年ぶり。ケガでの9カ月の欠場も乗り越えた苦労人のガッツポーズにファンの声援も一段と大きく上がっていました。

表彰式写真


決勝戦

●「僕でいいんですか!?」森内章之が11年振りの記念V
検車場に戻るなり「僕でいいんですか!?」と謙遜して周囲の笑いをとっていた。「最後の直線では、外から鈴木(誠)さんが来たのが見えたので、『やられた!』と思ったんですけど、最後一回外に振ったのが効きましたね。今日は金子(貴志)君のおかげです。恵まれましたね。でも、本当に勝てて良かった! 次は地元の熊本に向けて頑張ります!」 お客から「おめでとう!」と声をかけられると「こんなところで僕みたいなのが勝ってスイマセン」とどこまでも謙遜しっぱなしであった。


●先行した金子貴志

「森内さんが優勝できて本当に良かったと思います。ただ僕はゴール前粘れなかったのが、課題ですね。昨日は森内さんとの連係が決まってから、捲りも含めて色々な先行のパターンを考えて臨みました。次はもっと粘って、優勝できるようになりたいですね」

●捲り及ばずの石丸寛之
「惜しかった。さすがに8番手からはきつかったけど、今日は最初から脚をできるだけ溜めて溜めて最後にかけると決めていたので、結果には納得しています。調子はよかったんですけどね」

レースリプレイ
ゴール写真●レース展開
周回は誘導以下、山内大作-鈴木誠、石丸寛之-吉永和生、太田真一-小林正治、金子貴志-森内章之-渡邉満。

赤板前から太田が山内の前まで上昇すると、それに金子が続き、打鐘で金子が先行態勢に入る。内に詰まり気味になった山内は太田の内をすくって4番手に入ると、鈴木も山内の番手まで追い上げ再度連係。最終ホームを金子-森内-渡邉、山内-鈴木、太田-小林、石丸-吉永と一列棒状で通過。

最終バックから8番手の石丸が捲り発進すると、太田もそれに合わせる。だが金子までは届かず、番手の森内が直線抜け出し、追い込んでくる鈴木誠に一振り決めて優勝を飾った。2着鈴木、3着には捲った石丸が入線した。



 
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