奈良競輪場で行われている「第9回大阪・関西万博協賛競輪(GIII)」は、6月6日が初日。混戦シリーズらしく初日から適度に荒れ、特選レースは大川龍二、三宅達也の中国コンビが直線でそれぞれ中外を伸びてワンツー決着。また、一次予選では元砂勇雪が地元GIIIで白星スタートを切った。6月7日の2日目は二次予選7個レースで準決への勝ち上がりを争う。
GIIIシリーズは開催中の毎日、来場者プレゼントとして、先着で150人様に「春日鹿まんじゅうかのこ」をプレゼント。大阪・関西万博PRブース、未確定車券抽選会、奈良県のグルメブースなどが予定されています。奈良競輪場では、みなさまのご来場をお待ちしております。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。
<1R>

徳永哲人選手
後ろ攻めの伊東翔貴が青板バック過ぎに誘導を切って先頭に立ち、そこを中西大が赤板過ぎに押さえる。前受けから後ろまで下げた東矢圭吾は、間髪入れずに巻き返す。中西を叩いて主導権を奪うと、番手の徳永哲人(写真)が交わした。
「東矢君は先行意欲が高かったので、引いてすかさず自分の(仕掛ける)場面が来たらっていう感じでしたね。(東矢は)思ったよりも消耗していたのか、(車間が)詰まるタイミングが早くて余裕がなかったのが反省点ですね。練習の環境が整ってきて、もう一度目標を立て直して、積み重ねています。大きなケガもなくこられているので」
東矢圭吾は別線の自力選手との力勝負を制して、2着に逃げ粘ったが、修正点も確認できた様子。
「前を取れたら引いてすかさず行こうと思っていました。でも徳永さんにあそこまで行かれてしまったので重かったのかな。(駆け出しは)もっとチャチャっと行きたかったんですけど、ヌメっと行った感じだったので。ペースは悪くなかったと思う。サンサンなので前々にいないといけないっていうのがあるので、その辺を考えて早めに仕掛けられるように」
「東矢君は先行意欲が高かったので、引いてすかさず自分の(仕掛ける)場面が来たらっていう感じでしたね。(東矢は)思ったよりも消耗していたのか、(車間が)詰まるタイミングが早くて余裕がなかったのが反省点ですね。練習の環境が整ってきて、もう一度目標を立て直して、積み重ねています。大きなケガもなくこられているので」
東矢圭吾は別線の自力選手との力勝負を制して、2着に逃げ粘ったが、修正点も確認できた様子。
「前を取れたら引いてすかさず行こうと思っていました。でも徳永さんにあそこまで行かれてしまったので重かったのかな。(駆け出しは)もっとチャチャっと行きたかったんですけど、ヌメっと行った感じだったので。ペースは悪くなかったと思う。サンサンなので前々にいないといけないっていうのがあるので、その辺を考えて早めに仕掛けられるように」
<2R>

山本直選手
高橋築、小笠原光の順番で動いたところを長田龍拳が叩いて先行勝負。山本直(写真)は前受けから8番手まで下げるが、打鐘前2コーナーからロングスパート。最終2コーナー付近で前団をまくり切って、そのまま押し切った。
「細切れで、スタートが早い人ばかりだったので、作戦は決めていなかったです。結果、前になって良かったですね。赤板で長田君が行った時はペースが上がっていてそこは行けなかったけど、その後に(ペースが)落ち着いたところで行けて良かった。早めに仕掛けられているし、体の状態がいい。悪い時は1回見てしまうので」
月森亮輔は山本の動きにぴったりと追走し、仕掛けてきた小笠原の動きを止めてから迫るも8分の1輪差の2着。
「(山本)直がいい競走をしてくれたし、できることをしようと思っていました。余裕はありますけど、抜けていないので…。直が強かったです。修正するところはないです」
「細切れで、スタートが早い人ばかりだったので、作戦は決めていなかったです。結果、前になって良かったですね。赤板で長田君が行った時はペースが上がっていてそこは行けなかったけど、その後に(ペースが)落ち着いたところで行けて良かった。早めに仕掛けられているし、体の状態がいい。悪い時は1回見てしまうので」
月森亮輔は山本の動きにぴったりと追走し、仕掛けてきた小笠原の動きを止めてから迫るも8分の1輪差の2着。
「(山本)直がいい競走をしてくれたし、できることをしようと思っていました。余裕はありますけど、抜けていないので…。直が強かったです。修正するところはないです」
<3R>
後ろ攻めの中村隆生が青板バック過ぎに誘導を切ると、松岡辰泰が関東勢を追走。先行態勢に入った中村だが、栗本尚宗が残り2周からスパート。打鐘で中村を叩き切って主導権を奪い返す。松岡辰はこの動きに瞬時に反応。千葉勢の動きを追った勢いのままに仕掛けて前団をまくった。追走した吉本卓仁が最後に交わして九州ワンツーが決まった。
「(打鐘からは)もう仕掛けてくるのは土生(敦弘)君だけでしたね。(打鐘過ぎ2センターは土生に)たまたま当たった感じですけど、失速したみたいで。あとは(松岡)健介さんだけだった。切り替えたのはわかりましたし、内は空けたくなかったんですけど。辰泰が上がったので、内を気にしながらでした。前回はオーバーワークだったので、今回は疲れを抜いてきたので軽いですね」
松岡辰泰は俊敏な立ち回りから力勝負を制して、途中欠場した前回開催の不安を払拭したか。
「(初手は)前中団か後ろ中団で様子を見ながら、アクションを起こしてから勝負所を迎えられればと思っていました。(栗本の仕掛けに)後ろ(土生)が付いてくると思ったんですけどね。サンサンでラスト1周半だったので行った方が決まるかなって思って行きました。前回よりもいいと思います。もう少しポジションをいじって良くなるように」
「(打鐘からは)もう仕掛けてくるのは土生(敦弘)君だけでしたね。(打鐘過ぎ2センターは土生に)たまたま当たった感じですけど、失速したみたいで。あとは(松岡)健介さんだけだった。切り替えたのはわかりましたし、内は空けたくなかったんですけど。辰泰が上がったので、内を気にしながらでした。前回はオーバーワークだったので、今回は疲れを抜いてきたので軽いですね」
松岡辰泰は俊敏な立ち回りから力勝負を制して、途中欠場した前回開催の不安を払拭したか。
「(初手は)前中団か後ろ中団で様子を見ながら、アクションを起こしてから勝負所を迎えられればと思っていました。(栗本の仕掛けに)後ろ(土生)が付いてくると思ったんですけどね。サンサンでラスト1周半だったので行った方が決まるかなって思って行きました。前回よりもいいと思います。もう少しポジションをいじって良くなるように」
<4R>

石毛克幸選手
兼本将太が誘導を切り、齋木翔多は脇本勇希に蓋をしてから残り2周過ぎにスパート。3番手を取った兼本は脇本の仕掛けに合わせてタテへ踏むが、齋木の番手から前へと踏んだ石毛克幸(写真)が合わせて押し切った。
「(脇本に)蓋をしながら出ていくような感じでしたね。1コーナーで3番車(兼本)が来ていて、さらに2番車(脇本)も来ていたので、これは前に踏まないとって。あれを躊躇してしまうと、8、9着になってしまうし、せっかく行ってもらっているのに2人でつぶれるのはと思いました。落車明けでどうかなって思ったけど、大丈夫でした」
松川高大は脇本の動きにけん制を入れてから兼本を追走。兼本が石毛に合わされてスピードが落ちると、内のコースを踏み石毛の後ろにスイッチした。
「(兼本が)うまく中団を取ってくれた。自分は脇本君を見て、前も見つつ、判断が難しかった。石毛さんが止めに行くなら(兼本は)行けたと思うが、出ていかれましたからね。脇本君も来ていたし、あそこはもう内に行くしかなかった。感触はあまり良くないので、いまから自転車とかいろいろといじりたい」
「(脇本に)蓋をしながら出ていくような感じでしたね。1コーナーで3番車(兼本)が来ていて、さらに2番車(脇本)も来ていたので、これは前に踏まないとって。あれを躊躇してしまうと、8、9着になってしまうし、せっかく行ってもらっているのに2人でつぶれるのはと思いました。落車明けでどうかなって思ったけど、大丈夫でした」
松川高大は脇本の動きにけん制を入れてから兼本を追走。兼本が石毛に合わされてスピードが落ちると、内のコースを踏み石毛の後ろにスイッチした。
「(兼本が)うまく中団を取ってくれた。自分は脇本君を見て、前も見つつ、判断が難しかった。石毛さんが止めに行くなら(兼本は)行けたと思うが、出ていかれましたからね。脇本君も来ていたし、あそこはもう内に行くしかなかった。感触はあまり良くないので、いまから自転車とかいろいろといじりたい」
<5R>
スタートは1番車の清水剛志が出て田中大我を迎え入れ中近勢の前受け。後ろ攻めの坂本周作、原田研太朗の順番に動いたところを田中が出て主導権。原田は内が空いた隙に前へ踏み一旦は田中の後ろに入るが、清水が外を追い上げるような動きから、隙を突いて内に潜り原田を掬って番手を奪い返す。清水は仕掛けてきた原田の動きも止め、田中を援護しながら4コーナー過ぎから踏み込んだ。
「(最終ホームで)原田君が来ると思っていなかったです。余裕はあったので、外から追い上げようかなって思っていたら内が空いたのですかさず内へ行って。田中君に迷惑をかけないようにと思って。自然と体が動いてくれたので調子はいいと思います。もう田中君が強くて(原田が)止まっている感じだった。(2場所前に落車しているが)福井記念に向けてやっているので脚はいいかなって思っていたので不安はなかったです」
木村隆弘は道中で原田と連結を外すシーンもあったが、付け直して原田を追走。原田が清水に振られて外に浮くと、清水の後ろに入り、直線は清水と田中の間のコースを踏み強襲した。
「切って切ってで後は流れでなるようにと思っていたんですけど。田中君が来るのが遅くて、原田君も泳がされてトリッキーな動きになったと思うんです。自分がホームでついていたら清水君にしゃくられ返されることもなかったと思うので申し訳なかったです。脚自体は問題ない」
「(最終ホームで)原田君が来ると思っていなかったです。余裕はあったので、外から追い上げようかなって思っていたら内が空いたのですかさず内へ行って。田中君に迷惑をかけないようにと思って。自然と体が動いてくれたので調子はいいと思います。もう田中君が強くて(原田が)止まっている感じだった。(2場所前に落車しているが)福井記念に向けてやっているので脚はいいかなって思っていたので不安はなかったです」
木村隆弘は道中で原田と連結を外すシーンもあったが、付け直して原田を追走。原田が清水に振られて外に浮くと、清水の後ろに入り、直線は清水と田中の間のコースを踏み強襲した。
「切って切ってで後は流れでなるようにと思っていたんですけど。田中君が来るのが遅くて、原田君も泳がされてトリッキーな動きになったと思うんです。自分がホームでついていたら清水君にしゃくられ返されることもなかったと思うので申し訳なかったです。脚自体は問題ない」
<6R>
金子幸央が上昇すると、前受けの福元啓太が突っ張る。突っ張られた金子は中団に入り、4番手の位置を確保。7番手になった吉田智哉は打鐘前から仕掛けて前団に迫るものの、番手の高久保雄介のけん制を受けて失速。金子は別線の仕掛け合いを中団から一気にまくった。
「(初手は)9割、あの形になると思った。前を取れたらと思って出たけど、取れなくて、ああなるのは想定内でした。突っ張られると思って早めに行って、結果、いい位置を取れて良かった。奈良だし、7番手まで下げる選択肢はなかったです。高久保さんが(福元を)残す感じだったので、そこはすかさずに行きました。踏んだ距離は短かかったけど、軽かったし、良かった」
天田裕輝は金子の中団取りの動きと仕掛けにしっかりと反応して2着をキープ。
「(金子は)うまく中団も取っていたし、うまさもありますね。(金子)幸央は落ち着いていましたね。(状態は)だいぶ良くなっていると思います。昨年、3回怪我をしたが、徐々に良くなっています」
「(初手は)9割、あの形になると思った。前を取れたらと思って出たけど、取れなくて、ああなるのは想定内でした。突っ張られると思って早めに行って、結果、いい位置を取れて良かった。奈良だし、7番手まで下げる選択肢はなかったです。高久保さんが(福元を)残す感じだったので、そこはすかさずに行きました。踏んだ距離は短かかったけど、軽かったし、良かった」
天田裕輝は金子の中団取りの動きと仕掛けにしっかりと反応して2着をキープ。
「(金子は)うまく中団も取っていたし、うまさもありますね。(金子)幸央は落ち着いていましたね。(状態は)だいぶ良くなっていると思います。昨年、3回怪我をしたが、徐々に良くなっています」
<7R>
スタートは見合う形になり、9番車の菅原大也が出て正攻法に構える。中部勢が中団で、金澤竜二は7番手からレースを進める。後ろ攻めになった金澤が小西晴己に蓋をしていると、前受けの菅原は誘導を外してペースを徐々に上げる。そこを金澤が勢い良く叩いて主導権。6番手に置かれた小西も打鐘前に巻き返すが、萩原孝之にけん制されて外に浮く。すると、小西を追走した高橋和也は自力にシフトして前に踏む。3番手から仕掛けた菅原との踏み合いはゴール前まで続いたが、僅かに制して1着スタート。
「結構、ジャン前から煽りもあって(小西は)きつかったと思うんですけど、無理やり仕掛けてくれたのでスピードを貰う形で外を踏めたと思います。小西君もきつそうだったので、踏み合っているところで見つからないように行ければと思ったんですけどね。最後はきつくて1着かどうかはわからなかったんですけど、なんとか届いた感じですね」
菅原大也は高橋と8分の1輪差の2着。位置を確保してから仕掛けてと、軽快な動きを見せたが、踏んだ感触は違ったようだ。
「誘導を追うのに脚を使っていたのできつかったですね。金澤さんが(小西に)蓋をしているのがわかったので、ペースを落として金澤さんに叩かれた上を小西君に行かれるときついと思ったので、先行含みで考えていました。それでもその上を叩いてきたので3番手に入って落ち着いてと思ったんですけど、小西君が一瞬見えたので、ラインで決めるためにも被る前に行こうと思いました。(高橋は)見えていなかったですね。思ったよりも車の出は良くなかったです」
「結構、ジャン前から煽りもあって(小西は)きつかったと思うんですけど、無理やり仕掛けてくれたのでスピードを貰う形で外を踏めたと思います。小西君もきつそうだったので、踏み合っているところで見つからないように行ければと思ったんですけどね。最後はきつくて1着かどうかはわからなかったんですけど、なんとか届いた感じですね」
菅原大也は高橋と8分の1輪差の2着。位置を確保してから仕掛けてと、軽快な動きを見せたが、踏んだ感触は違ったようだ。
「誘導を追うのに脚を使っていたのできつかったですね。金澤さんが(小西に)蓋をしているのがわかったので、ペースを落として金澤さんに叩かれた上を小西君に行かれるときついと思ったので、先行含みで考えていました。それでもその上を叩いてきたので3番手に入って落ち着いてと思ったんですけど、小西君が一瞬見えたので、ラインで決めるためにも被る前に行こうと思いました。(高橋は)見えていなかったですね。思ったよりも車の出は良くなかったです」
<8R>

五日市誠選手
佐伯亮輔、伊藤稔真が動いたところを小原丈一郎が出て先頭に立つ。小原は別線が仕掛けてこないと見るや、打鐘過ぎから徐々にペースを上げていく。伊藤や、佐伯の仕掛けもなかなか車は進まずに、小原の番手を回った五日市誠(写真)が絶好の展開を生かした。
「(小原は)落ち着いて駆けてくれたし、最後まで踏み切れるように行っていた。後ろは何とかしないとって思っていましたね。本線だったので緊張があったけど、気持ちが楽になればもっと脚が回ると思う。体調は悪くない」
小原丈一郎は赤板付近で先頭に立ち、そこから巧くペースを刻んで主導権を握った。短走路で前に前にと攻めながらも長い距離を踏める強みを見せる。
「中団から組み立てて、(別線が)来たら出してもいいくらいで踏んでいた。ジャンを過ぎたら腹をくくりました。ジャンのスピードをうまく調整できてジワジワ上げるような感じでオーバーペースにならずに行けた。五日市さんとオギ(荻原尚人)さんは仕事人ですし、信頼して最後まで踏めた」
「(小原は)落ち着いて駆けてくれたし、最後まで踏み切れるように行っていた。後ろは何とかしないとって思っていましたね。本線だったので緊張があったけど、気持ちが楽になればもっと脚が回ると思う。体調は悪くない」
小原丈一郎は赤板付近で先頭に立ち、そこから巧くペースを刻んで主導権を握った。短走路で前に前にと攻めながらも長い距離を踏める強みを見せる。
「中団から組み立てて、(別線が)来たら出してもいいくらいで踏んでいた。ジャンを過ぎたら腹をくくりました。ジャンのスピードをうまく調整できてジワジワ上げるような感じでオーバーペースにならずに行けた。五日市さんとオギ(荻原尚人)さんは仕事人ですし、信頼して最後まで踏めた」
<9R>
平尾一晃が誘導を切り、小林稜武が出て先行態勢へ。前受けから下げた山根将太は後ろまで引き切ってから打鐘前にスパート。山根が南関勢に迫ると、蒔田英彦は小林の番手から自力にシフトして前へと踏む。内の蒔田、外の山根は激しい踏み合いになり、村上直久は蒔田を追走することはできなかったが、最終バックから自らまくって先頭でゴール線を通過した。
「完全に前2人と展開のおかげです。蒔田君が行かれたと思ってしまって。僕の判断的にあそこで待つと外も来てしまうので。前が詰まったように見えたので踏ませてもらいました。見栄えは良くないんですけど、焦ってしまって、被る前にと思って前に踏みました」
金ヶ江勇気は平尾とともに後方に置かれてしまうが、最終2センターで内に潜ると、4コーナーでは山根と接触してしまうが、鋭い伸びで2着に入る。
「当たらないように行ったつもりだったんですけど。スピード差もあって、ちょうど(コースが)閉まったっていうのもあって。結果、当たってしまってヤバいと思いました。(道中で連係を外してしまったのは)僕が甘かったですね。同期同級生が頑張ってくれて仕掛けてくれたおかげです」
「完全に前2人と展開のおかげです。蒔田君が行かれたと思ってしまって。僕の判断的にあそこで待つと外も来てしまうので。前が詰まったように見えたので踏ませてもらいました。見栄えは良くないんですけど、焦ってしまって、被る前にと思って前に踏みました」
金ヶ江勇気は平尾とともに後方に置かれてしまうが、最終2センターで内に潜ると、4コーナーでは山根と接触してしまうが、鋭い伸びで2着に入る。
「当たらないように行ったつもりだったんですけど。スピード差もあって、ちょうど(コースが)閉まったっていうのもあって。結果、当たってしまってヤバいと思いました。(道中で連係を外してしまったのは)僕が甘かったですね。同期同級生が頑張ってくれて仕掛けてくれたおかげです」
<10R>

瀬戸栄作選手
スタートは中井太祐が出て、谷和也を迎え入れて近畿勢が前受けを選択。谷は青板のバックで上昇してきた秋本耀太郎を突っ張るが、秋本に出られてしまうと、すかさず叩き返しに出る。谷に出られた秋本は中井の内で番手に粘る。中井は外から秋本をキメて番手を守るが、脚をためていた瀬戸栄作(写真)が最終ホームから怒とうのまくりで前団をのみ込んだ。
「(谷は)引いてカマシと思っていたけど、突っ張りだったのでどうしようと思った。(中団を関東勢に)入られたし、構えていいかなと。練習の感じが良かったので、最悪、まくりでも大丈夫かと。余裕はあったし、踏んだ感じも良くて、あとは中井さんがどれくらいもってくるかでしたけど、越えられて良かった。ここ最近では一番いいので少しでも上を目指して」
山口貴弘は瀬戸のまくりにぴったりと続いて2着をキープ。
「秋本君が前々に行ってくれて、隊列が短くなったし、展開が向いた。瀬戸君の得意パターンにはなったかなと。中井君が番手から出て行ったら、どうかな?と思ったけど、(瀬戸が)強かった。前回から久しぶりに間隔が空いて練習ができていたし、余裕があったので、あとは展開次第ですね」
「(谷は)引いてカマシと思っていたけど、突っ張りだったのでどうしようと思った。(中団を関東勢に)入られたし、構えていいかなと。練習の感じが良かったので、最悪、まくりでも大丈夫かと。余裕はあったし、踏んだ感じも良くて、あとは中井さんがどれくらいもってくるかでしたけど、越えられて良かった。ここ最近では一番いいので少しでも上を目指して」
山口貴弘は瀬戸のまくりにぴったりと続いて2着をキープ。
「秋本君が前々に行ってくれて、隊列が短くなったし、展開が向いた。瀬戸君の得意パターンにはなったかなと。中井君が番手から出て行ったら、どうかな?と思ったけど、(瀬戸が)強かった。前回から久しぶりに間隔が空いて練習ができていたし、余裕があったので、あとは展開次第ですね」
<11R>

元砂勇雪選手
前受けの貴志修己が上昇した外田心斗を突っ張ると、外田は車を下げて、中団の内にいた邊見光輝と併走に。併走は長引き近畿勢がペースで駆けていき、外田は最終ホームから仕掛けるも、元砂勇雪(写真)に振られて失速。番手の仕事もこなした元砂が最後はしっかりと貴志をとらえ、地元GIIIで幸先良いスタートを切った。
「良かったです。貴志君が強かったですね。相手のやる気次第だと思うんですけど、結果的に突っ張ってくれたので展開が向いてくれました。徐々に(外田が)来ていたのが見えていたので、余裕もありましたし。僕がやらなくても止まったかもしれないんですけど、前回と前々回と貴志君を残せていなかったのでワンツーが決まってうれしいですね」
突っ張り先行に出た貴志修己は別線の中団争いもあったが、冷静にペースを保って風を切った。結果、別線を完封してラインを上位独占に導く。
「(前受けから突っ張ったが)後手を踏まないようにという感じで。(突っ張った後は)カマシに来たら反応できるようにとは思っていましたけど、そんな感じじゃなかったので。徐々にジャンから駆けて自分の距離になったのでしっかり踏みました。駆け切ったっていうよりもペース先行みたいな感じになったんですけど、感触的には悪くなかったですね」
「良かったです。貴志君が強かったですね。相手のやる気次第だと思うんですけど、結果的に突っ張ってくれたので展開が向いてくれました。徐々に(外田が)来ていたのが見えていたので、余裕もありましたし。僕がやらなくても止まったかもしれないんですけど、前回と前々回と貴志君を残せていなかったのでワンツーが決まってうれしいですね」
突っ張り先行に出た貴志修己は別線の中団争いもあったが、冷静にペースを保って風を切った。結果、別線を完封してラインを上位独占に導く。
「(前受けから突っ張ったが)後手を踏まないようにという感じで。(突っ張った後は)カマシに来たら反応できるようにとは思っていましたけど、そんな感じじゃなかったので。徐々にジャンから駆けて自分の距離になったのでしっかり踏みました。駆け切ったっていうよりもペース先行みたいな感じになったんですけど、感触的には悪くなかったですね」
<12R>

大川龍二選手
残り3周で動いたのは大川龍二(写真)。前へ上昇すると、石塚輪太郎が誘導と距離を空け始め、大川は誘導の後ろに入る。この動きを追った道場晃規は石塚の動きを警戒しながら赤板をめがけてスパート。巻き返す石塚に合わせて道場は踏み、石塚は佐々木眞也に振られて外に浮く。南関勢を追った瓜生崇智が佐々木の内に入って両者がからむと、下に降りてきた石塚が内に潜りこみ、道場の番手にはまった。石塚と連結を外した中井俊亮は最終2コーナー手前から自らタテへ踏むが、番手発進の石塚と仕掛けが合ってしまう。中井の動きを追った大川が大外のコースを強襲した。
「(初手の)並びは思ったのと違って頭に入る作戦の中から引き出しを出して、でした。(動いて)誘導の後ろに入るのは頭に入っていなくて立ち遅れたりもしました。みんなが脚を使っていて、力で、というよりも流れが向きましたね。(三宅)達也さんが内に行って、短いけど、外を踏んだ。流れは大事ですし、その流れに乗る準備はしておかないといけない」
大川をマークした三宅達也は最終3コーナー付近から内に入り直線は中のコースを伸びる。
「大川君に任せっぱなし。先に動いたのはビックリしましたけどね。中井君がまくって行くのは見えて、(大川は)それについていけばいいなと思っていた。前の勢いがあんまり良くなかったので、内に降りていきました。余裕はありましたけど、状態としては近況通り。あとは疲れがとれれば、日に日に良くなってくる」
初日特選は動きの激しいレースになった。地元の中井俊亮は周りの状況を確認しながら要所、要所での判断を迫られながらの確定板入り。
「(石塚)輪太郎に任せていて、自分にできることをしようと。輪太郎が浮いていたので、迎え入れたくて道中はバタバタした。輪太郎が内を行った時についていけなくて、外に持ち出した。最後に大川さんが来ていたし、難しかったですね。自分のスピードもなかったので。様子を見ながら走ることはできているし、状態は(いい意味で)引き続き変わらない」
「(初手の)並びは思ったのと違って頭に入る作戦の中から引き出しを出して、でした。(動いて)誘導の後ろに入るのは頭に入っていなくて立ち遅れたりもしました。みんなが脚を使っていて、力で、というよりも流れが向きましたね。(三宅)達也さんが内に行って、短いけど、外を踏んだ。流れは大事ですし、その流れに乗る準備はしておかないといけない」
大川をマークした三宅達也は最終3コーナー付近から内に入り直線は中のコースを伸びる。
「大川君に任せっぱなし。先に動いたのはビックリしましたけどね。中井君がまくって行くのは見えて、(大川は)それについていけばいいなと思っていた。前の勢いがあんまり良くなかったので、内に降りていきました。余裕はありましたけど、状態としては近況通り。あとは疲れがとれれば、日に日に良くなってくる」
初日特選は動きの激しいレースになった。地元の中井俊亮は周りの状況を確認しながら要所、要所での判断を迫られながらの確定板入り。
「(石塚)輪太郎に任せていて、自分にできることをしようと。輪太郎が浮いていたので、迎え入れたくて道中はバタバタした。輪太郎が内を行った時についていけなくて、外に持ち出した。最後に大川さんが来ていたし、難しかったですね。自分のスピードもなかったので。様子を見ながら走ることはできているし、状態は(いい意味で)引き続き変わらない」