『和歌山競輪開設75周年記念(GIII)レポート』 初日編

配信日:1月10日

 開設75周年記念「和歌山グランプリ(GIII)」が和歌山競輪場で1月10日に始まった。強風が吹き荒れるタフなバンクコンディションの中、メインの初日特選は単騎で流れに乗った小林泰正がゴール前で中を割って抜け出し制覇。また、一次予選では地元勢の奮起が目立った。石塚輪太郎、中西大、椎木尾拓哉が次々と1着を奪い、参加10選手中8名が勝ち上がりを決めた。11日は準決への勝ち上がりを競う二次予選7個レースをメインに実施される。
 記念シリーズは開催中の毎日、豪華解説陣によるスペシャル予想会、ケータリングカーの出店等を実施。また、11日には地元和歌山支部トークショーも予定されています。和歌山競輪場では、みなさまのご来場をお待ちしております。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。

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荻原尚人選手
荻原尚人選手
 赤板過ぎに押さえた長屋秀明を叩いて梶原海斗が先制。中団は岐阜勢と南関勢でモツれるが、渡邉雅也は外並走から早めに梶原を潰しにいく。察知した梶原がペースを上げると、渡邉は梶原の番手に切り込む。そこへ後方で脚を溜めた坂本紘規が2コーナーまくりで襲う。2センターで梶原をまくり切った坂本をゴール前で差し切って荻原尚人(写真)がオープニングレースを制した。
 「脚を使わずに、どこかで一発と思ってたし、脚を使うにしても、最後に使う感じが理想だったんで、外枠でも(スタートは)チャレンジしてみて。前が取れたんで、いいポイントで脚を使ってくれればと思ってた。(坂本は)伸びが良かったと思います。(まくりの)出脚はまだまだな感じはするけど、それはカマシ、まくりがメインの人に比べたらなんで。(坂本)紘規は先行選手だし、出脚も前に比べれば良くなっている。自分はちょっとずつ良くなっている感じ。去年がさんざんだったし、ここから良くなってくれれば」
 坂本紘規は落ち着いた仕掛けで北ワンツーを演出。
 「車番が悪かったし、取れたところから、並びは順番になるだろうなと。あとは特に決めずに、オギさん(荻原)が前を取ってくれたので、臨機応変にだった。最近はいろんな人からアドバイスをもらって、練習ではまくりが出るようになってきていた。それで自信を持っていけました。でも、まだ練習の良い感じは出せていないので、もう少し見直したい」


<2R>

高久保雄介選手
高久保雄介選手
 初手で中団に位置した高久保雄介(写真)を、今野有樹が押さえ込んだ隊形で赤板を経過。前受けの堀江省吾は打鐘手前まで誘導を使い、後方からの田村大の巻き返しに合わせてスパート。ペースが上がると高久保が中団をキープし、その後位が併走に。高久保は落ち着いて最終2センターあたりから踏み出す。堀江の番手から抜け出す杉本正隆をゴール前で捕らえて高久保が勝利。
 「まさかずっとフタされるとは思ってなかったし、堀江君も、そりゃ突っ張るだろうなと思った。でも、自分は瞬時に、こうなったらこうしようって考えられていたんで、良かったと思います。バックで、(仕掛けに)行けるなら行きたかったけど、風も強かったんで。後ろが来たら無理くりでも行こうと思ったけど、勝てるように仕掛けました。風が強いのは得意なんで、その分プラスに働いたかな。レースが空いたんで、どうかなと思ってたけど、大丈夫ですね」
 踏み出すタイミングをギリギリまで待って堀江を残しに掛かった分、杉本正隆は伸び負けて2着に。
 「堀江に全て任せてました。(打鐘手前では)もう突っ張る雰囲気が出てましたね。自分は余裕がなかった。きつかったですね。(直前の練習は)いつも通りの感じで来たんですけど、今日(初日)の感じは分からない。風が強くて分からないですね」


<3R>

 吉田智哉が切った上を、打鐘前に末木浩二が押さえる。3コーナーでは貴志修己がさらに叩いて先手を奪う。すんなり中団まで引いた末木はタイミングを取って2コーナーからまくる。2センターでの藤田勝也のけん制を乗り越えた末木が1着。
 「車番を生かして、理想通りの組み立てができました。結構ホームの向かい風がすごくて、貴志君を出させた時に、ホームは苦しいなと思っちゃったんですけど、ちゃんと仕掛けようと思って。乗り越えられてホッとしました。人の後ろも良いんですけど、今日(初日)は自力で1着を取れたんで、引き続き調子は良いですね」
 末木を追ってきた小林潤二を阻んだ藤田勝也が2着をキープした。
 「風が強かったし、前か、中団が欲しいなと思ってた。貴志が強かったですね。カマシかなと思ったら、早めに行ってくれたんで。(末木が)上の方を走っていて、これは止められないなと思ったんで、形だけ振って。(小林)潤二さんが、ハアハア言ってたのが聞こえたし、潤二さんの所にいくしかないなと。今回フレームを戻して、前回よりも良かったです。前回はフレームのせいにして、今回は頑張ります」


<4R>

 原田翔真との同期対決に燃えた日高裕太率いる東勢が前受けとなり、近畿勢は中団。後方の中四国勢が赤板過ぎに日高を強引に押さえ込むと、その上をすかさず原田が叩いて打鐘前に主導権を奪う。強風を物ともせずに飛ばす原田を、石塚輪太郎が大きく車間を切って援護。最終2コーナー7番手から日高がまくるが、ギリギリまで引き付けた石塚は2センターで踏み出して地元記念を1着スタート。
 「いつも通りで、程よい緊張感で走れました。スタートで(渡辺)十夢さんが理想の位置を取ってくれて、ありがたかったですね。(原田)翔真があれだけ行ってくれたんで、自分にチャンスが生まれた。2回振ったときに、翔真もかなりきつそうで、あれ以上待つと内も来ちゃうんで、踏ませてもらいました。ちゃんと自転車が進んでいる感じがしたし、気持ちも落ち着けています」
 渡辺十夢は石塚追走でいっぱいになり、日高に乗って大外を伸びた伏見俊昭が2着に入る。
 「(周回中は)中団からが良かったし、原田君も行く気満々だったろうから、あの形だときついかなと思ったけど、けん制もあったんで初手はしょうがないね。でも、一番最悪の展開だった。畝木(努)君を突っ張って、畝木君がやめてくれれば中団が取れるんだけど、踏んでもやめてくれなかった。脚を使って7番手だったんで、最悪だなと。でも、(日高は)良いスピードだった。地脚があるし、ここ最近調子が良いからね。二段駆けじゃなければまくってた。前を抜けているし悪くないけど、風が強過ぎてなにがなんだか分からなかった」


<5R>

中西大選手
中西大選手
 前のレースに続き地元勢が奮起。前受けした中西大(写真)は後方から上がってきた松本秀之介を突っ張る。両ラインの上を新村穣が押さえると、中西は迷わず引いて中団を確保。松本は7番手に下げて一本棒となり、先手を奪った新村が徐々に踏み上げていく。松本の巻き返しを待たずに、中西は2コーナー過ぎからまくり発進。スピードに乗った中西は石毛克幸のけん制もしのぎ、直線入り口で逃げる新村を捕らえた。
 「九州勢の前受けだけが嫌だったんで、ああいう形になりました。3番(松本)が押さえに来るのが遅かったんで突っ張って、1番(新村)も遅ければ突っ張るつもりだった。見えてないところで来られたんで、出られたって感じですね。脚はたまってなかったです。たまってたらもっとスパッとまくれてる。風も強かったし、3番にすくわれないように、内も外も警戒してた。ああいう競走は普段しないので。トレーニングは変えてないけど、自転車は思うところがあって前回から変えた。セッティングももういじることはないと思うし、調子が上がらないなかでも、やれることはやってきたので」
 2着にも西岡正一が続いて地元ワンツー決着。
 「風が強いし、後ろ攻めはやめようってことだった。(中西)大は、普段先行しているし、まくれると信じて付いてました。石毛さんは同期だし、ブロックもほどほどにしてよと思ってたけど、大が余裕がありそうだったんで大丈夫だなと。12月に初めて弟子を取って、今は一緒に練習してる。感じが良いし、自信にもつながってますね」


<6R>

 ヤンググランプリ覇者の纐纈洸翔が人気に応えた。レースは久田裕也が、前受けの浮島知稀を押さえて先制。追って上がってきた纐纈は中団外で併走する。自在性を備える纐纈は浮島を押さえ込んで中団に構えたまま、巻き返しのタイミングを図る。纐纈の後ろはモツれ、2コーナーからまくった纐纈には誰も付いていけない。柏野智典のブロックを問題にしなかった纐纈は後続を3車身引き離して快勝した。ただ、後ろを連れ込む競走にならず本人は反省の弁。
 「中団から、久田さんが切った上を切ろうと思ってたんですけど。あおりをもらって、踏んでる感じも重かったし、降りたいなと思って中団に降りてしまった。ジャンの2センターくらいのペースが、僕待ちみたいな感じだったし、カマさないといけないのに、気持ちの弱さが出てしまった。併走も、あれをやるんだったら一発でキメられるようにならないといけない」
 浮島ら関東勢が懸命に纐纈を追おうとしたが中四国勢を乗り越えられず。柏野のガードを受けた久田裕也が2着に踏ん張った。
 「後ろ攻めから切って、押さえに来たら出させて中団を取りたかった。泳がされたんで、飛び付けるようにしておこうと思ってペースを上げました。今回は落車からの復帰戦で、自分の状態がどうか分からないままだったんですけど、とにかく出し切る競走はしようと思ってた。それで結果2着なんで良かったです」


<7R>

根本哲吏選手
根本哲吏選手
 3連単72万円近くの高額配当が飛び出した。レースは前受けの近畿勢を根本哲吏(写真)が押さえた上を、幸田望夢がさらに押さえて先頭に立つ。これで後方となった南潤の巻き返しも早かった。合わせてペースを上げる幸田、番手でけん制を見せる芦澤大輔を最終ホーム手前でねじ伏せて南が主導権を握る。だが、栃茨コンビも引き下がらない。稲毛健太をドカして、南の後位に収まる。前団がモツれた2コーナーで根本のまくりが炸裂。佐藤和也が離れるほどのスピードを見せた根本は直線半ばで先頭に立って圧勝。
 「スタートはちょっと踏み出せなくて、後ろ攻めになった。展開待ちになっちゃいましたね。踏み合いになって、(隊列が)伸びてきつかったんですけど、(外併走で踏ん張る)稲毛君を目標にして行けた感じでした。バックで加速していけて、なんとか届いたんですけど、後ろには迷惑をかけちゃったんで。シューズを直して調整します」
 粘る南、空いたコースを踏んで伸びた小沼良を制して幸田望夢が2着。昇級前に5場所連続で優勝していた勢いを見せ付けた。
 「後ろ攻めしか考えてなかったんですけど、中団がとれたんで、切って、切ってで南さんを後ろにして逃げようと。レース前はちょっとナヨナヨしちゃったんですけど、芦澤さんが自信を持っていけと言ってくれて。気合が入って持ち直せた。きつかったけど、気合で(南に)付けられました」


<8R>

 単騎が3人いたような超細切れ戦。三浦貴大-岩本和也が押さえて出ると3番手以下がモツれる。三浦はペースを上げず、外並走から踏み込んだ寺沼拓摩が1コーナーで主導権。その寺沼-吉澤純平の動きに切り替えた片岡迪之が2コーナーから発進。バックで寺沼をまくり切った片岡が1着を奪った。
 「ひとまず単騎は置いておいて、三分戦のイメージでいました。寺沼君が切ると思ってたし、フタしてくるのかと思ったけど、絶対に仕掛けるだろうなと思ってたんで。そこに付いていけばチャンスはあるなと思った。スイッチできたんで、あとは行くだけでした。のみ込める感じがあったし、踏んだ感じも悪くない。去年はいろいろと試した結果が裏目に出たけど、年末くらいから自転車も、体の使い方も戻した」
 快速発揮の片岡を必死で追った田中勇二が2着に続き岡山ワンツーが決まった。
 「風が強かったし、離れないようにと思ってたけど、駆けだしで(車間が)空いちゃったんで、良くはないですね。(片岡とは)前回の初日もワンツーだったけど、抜けてなかったし、(片岡)迪之さんのことは抜けないですね」


<9R>

 前受けの岩谷拓磨を赤板で渡邉雄太が押さえ、その上をさらに押さえた藤田周磨が主導権を握る。関東勢を出させた渡邉が中団を確保し、岩谷は7番手。藤田がハイペースで描けたこともあって岩谷は巻き返しのタイミングをつかめず、渡邉が最終2コーナーでまくる。4コーナーでまくり切った渡邉が外強襲の房州輝也を8分の1輪押さえて勝利した。
 「岩谷君のカマシが来るかなと思ってたんで、そこを見極めながらだったんですけど、来なかったので自分のタイミングで行きました。スピードがちょっと良いかなと思ったんですけど、藤田君に合わされ気味だったんで、どうかな。1着が取れてるんで、良くはなってます。セッティングはずっと考えてたんですけど、今は良い感じなのであまりいじらないようにします」
 渡邉ライン3番手だった房州輝也だが、直線で外コースを踏むと抜群の伸び。渡邉と好勝負の2着に押し上げた。
 「3番手だったんで、口が空かないようにとかは、(渡邉が)仕掛ける前は気にしてた。仕掛けてくれてからは、気にせずにいけました。自分はあおりももらわずに、真っ直ぐ踏めたんで、思いっきり外を踏むだけだった。前回の準決で、(佐藤)慎太郎さんの後ろに付いて、すごい緊張感の中で走れた。今回は楽に走れているし、調子は引き続き良いです」


<10R>

池野健太選手
池野健太選手
 磯川勝裕が、赤板目掛けて勢いよく押さえる。突っ張る素振りを見せた青野将大だったが、一旦下げて態勢を整える。すかさず仲野結音が仕掛けて、抵抗する磯川を打鐘3コーナーで叩き切る。青野は近畿勢にスイッチすると、その勢いのままに最終ホームで仕掛ける。中野が青野にまくられてしまうと、池野健太(写真)は2コーナーで青野ラインに切り替える。池野は2センターから外に持ち出すと、踏み直す青野をゴール寸前で捕らえた。
 「赤板で、結構青野君が踏むなと思ったけど、展開は想定通りでした。磯川君も、かなり踏んできたし、もう少し楽に出られるかと思ってたけど、想定よりもかなりピッチが上がってた。青野君の巻き返しが早くて、ホームで止めるには上の方を走られたし、スピード差もあった。あそこが勝負所だと思ったし、切り替えさせてもらいました。余裕がある中で、良く伸びたなと思います。(前回の)落車の影響はないし、最後の伸びは新車の特性が出た。7車立てでは重いけど、後伸びする感じなんで、ハイピッチのレースでは良いと思う」
 ロングまくりの青野将大は、持ち味の末の粘りを見せて2着に踏ん張った。
 「(赤板で)本当は突っ張りたかったんですけど、磯川君も目いっぱいで切りに来てた。突っ張れなかったけど、自分はスピードが上がった展開の方が得意なんで、ハイピッチにすることはできた。突っ張れなかった時点で、次に来るラインに付いていこうと思ったし、そこは予定通りにいけた。池野さんは自力がある強い選手ですし、その人にサラ脚で行かれたのはしょうがないかな」


<11R>

椎木尾拓哉選手
椎木尾拓哉選手
 一丸尚伍が、赤板過ぎに大川剛を切って、中釜章成が2コーナー過ぎに押さえる。大川がすかさず巻き返すと、中釜はすんなりと北日本勢を出させて4番手を確保する。最終2コーナーから仕掛けた中釜が、大川とほぼ横並びで4コーナーへ。椎木尾拓哉(写真)は、モガき合う両者の外を鋭く伸びて1着。昨年は一次予選敗退だった地元記念で、今年はまず1勝を挙げた。
 「大川君が前が欲しそうな感じだったし、それならその後ろからと思ってた。(中釜は)練習からすごい強いのを知っているし、自分が連係を乱すと、鷲田(幸司)にも迷惑をかけるんで、離れないようにだけ集中してました。ローラーから感触が良かったし、あとは実戦の感じがどうかなと思ってた。結果は良かったし、中釜も残ってくれて良かったです。あとはもう、気持ちの面を高めていければ」
 鷲田幸司は車間が空き気味で、4コーナーでは竹山陵太に外のコースができる。そこを伸びた竹山が2着。
 「一番理想的な展開になりました。でも、自分の心の余裕がなかった。大川君は良かったと思うし、全部俺が悪いです。年末にインフルエンザになって、体調はもう大丈夫なんですけど、練習不足な感じがあって、不安しかなかった。心の余裕はなかったけど、脚に余裕はあったんで、そこまで悪い感じではないです」


<12R>

小林泰正選手
小林泰正選手
 松本貴治がスタートを取って前受け。中団を北日本勢が確保し、近畿勢は後ろ攻めとなる。窓場千加頼が上昇すると、松本は誘導と車間を空けて突っ張る態勢を取る。勢いよく切りにいった窓場を、松本が突っ張り切る。窓場が後退してペースが緩んだところを、新山響平が打鍾目掛けて勢いよくカマす。単騎の小林泰正(写真)は、北日本勢を追いかけて3番手の位置取り。それ以降は車間が空いて最終周回に入る。7番手から仕掛けた窓場は、4番手の松本のけん制を受けて1センターで失速。松本は空いた車間を詰めて、バック過ぎに持ち出す。菅田壱道が松本をけん制すると、小林は空いた内を突く。菅田と、新山の間を割った小林が、単騎の不利を跳ね除けて激戦を制した。
 「初手で新山さんが前かなと思ってたけど、あの並びになったら、(松本と窓場で)やり合ったところを(新山が)カマす感じになると思った。それなら、窓場さんも、松本さんも、脚を使った後なんで、外からでもキメられると思って、(北日本勢に)付いていった。バックでは仕掛けたかったんですけど、すごい掛かりで無理で、内に詰まった。被っちゃったんで、内を行って、菅田さんの腰目掛けて当たりに行った。脚の状態は良いと思うけど、今日(初日)はほとんどモガいてないんで」
 2着の菅田壱道は、ライン2車の不利を嘆いた。
 「(新山)響平が珍しく前以外が良い感じだったんで、今年は先行のしかたを変えたいのかなと思った。あの並びなら、やり合って響平待ちになると思った。でも、出切ってから緩めることなく駆けていったし、きついだろうなと。全力でサポートしたかったけど、(ラインが)2車の分、真後ろからしゃくられたら厳しかった。追走が苦しいとかはないし、ラインとしてもう1車いたらまた違ったと思う」
 窓場が失速し、内に降りた古性優作は最終バックで7番手。バック過ぎから外を踏み上げて、苦しい展開から3着までリカバリーした。
 「(窓場)千加頼が欲しいと思ってた位置は取れたんですけど。(窓場が松本に合わされて)自分は1センターから外を踏めば良かったけど、あおりもあったし、危ないと思ってバックを踏んだ。バック過ぎくらいから踏み込んで、感覚では1着まで行けるかなと思ったけど、脚力が足りなかった。感じは良くないですね。嫌な所がパンパンになっている」