広島競輪場で開設70周年記念「ひろしまピースカップ(GIII)」が、12月15日に幕を開けた。初日のメイン、特選では落車のアクシデントもあり波乱の決着。坂口晃輔がシャープに伸びて好配当が飛び出した。また、一次予選では、町田太我、才迫開、竹内翼の地元勢が勝ち星を挙げて幸先いいスタートを切った。16日の2日目には、二次予選の7個レースで勝ち上がりが争われる。
開催中は、毎日先着で2023競輪カレンダー、2023ガールズケイリンカレンダーをプレゼント。予想会、未確定車券抽選会などが予定されています。なお、広島競輪場では「競輪・オートレースにおける新型コロナウイルス感染症感染拡大予防ガイドライン」に沿った開催となりますので、ご協力とご理解をお願いいたします。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。
<1R>

湊聖二選手
小林泰正の上昇を前受けの犬伏湧也は赤板過ぎに突っ張り出させない。犬伏が主導権をキープして、単騎の奥原亨はインを進出して番手まで押し上げる。打鐘で犬伏後位が奥原と湊聖二(写真)で併走。中団に長尾拳太が入り、小林がその後ろに割り込む。犬伏が徐々にペースを上げて、番手は湊が踏み勝ちあっさり確保する。奥原にからまれたものの吉永好宏が続き、長尾が4番手。別線は仕掛けられず、長尾は2センターから外を踏み上げる。逃げる犬伏もゴール前でわずかに失速して、番手の湊が抜け出した。
「犬伏があれ(突っ張り先行)したら、他(のライン)はなにもできんでしょ。(奥原に内をすくわれたが)想定内。外から攻めてないからイン粘りもないし、先輩(吉永)に助けられて、後輩に引っ張ってもらって幸せ者です。(犬伏は)突っ張ってもあのスピードが出ているし、最後はタレたけど強いの一言ですよ。自分は練習はしっかりやってるし、あとは気持ち次第です」
ソツなく中団を回った長尾拳太は、早めの追い込みで外を伸びるも2着まで。
「(犬伏は)突っ張りもあるだろうから、できるだけ前にいたかった。車番がいい分、展開が向きました。冷静に内をすくって中団が取れた。脚の感じは悪くないけど、脚を使わずに中団が取れた分、1着が取りたかったですね。まとまった練習はできたし、朝イチのわりには悪くなかった」
「犬伏があれ(突っ張り先行)したら、他(のライン)はなにもできんでしょ。(奥原に内をすくわれたが)想定内。外から攻めてないからイン粘りもないし、先輩(吉永)に助けられて、後輩に引っ張ってもらって幸せ者です。(犬伏は)突っ張ってもあのスピードが出ているし、最後はタレたけど強いの一言ですよ。自分は練習はしっかりやってるし、あとは気持ち次第です」
ソツなく中団を回った長尾拳太は、早めの追い込みで外を伸びるも2着まで。
「(犬伏は)突っ張りもあるだろうから、できるだけ前にいたかった。車番がいい分、展開が向きました。冷静に内をすくって中団が取れた。脚の感じは悪くないけど、脚を使わずに中団が取れた分、1着が取りたかったですね。まとまった練習はできたし、朝イチのわりには悪くなかった」
<2R>
細切れの切り合いで、前団に構えた晝田宗一郎にも早めに順番が回ってきて打鐘過ぎに押さえて先行態勢を取る。4番手が併走も松岡篤哉は下げて、金ヶ江勇気が好位を手に入れて最終周回。晝田がペースで駆けて、4番手の金ヶ江は間合いを取り3コーナーからまくり上げる。直線でイエローライン付近を踏んだ金ヶ江が、前団をとらえて1着。
「外枠だったけど細切れだったんで、そこまで不利にはならないかなと。晝田と松岡さんどっちが先行してもおかしくなかったし、順番が来たら自分もっていうのはありました。あそこ(4番手)を追い上げられたのが勝因だと。踏み込んだ瞬間はスピードが良かった。行けるかなと思ったんですけど、けん制をもらってギリギリ伸びた感じだった」
晝田が主導権を握り、地元の西田雅志に流れが向く。金ヶ江のまくり追い込みは止められずも2着に追い込んだ。
「晝田が早めに仕掛けてくれた。晝田にとっては長い距離になった。でも、なかなかまくりも来なかったから、決まるかなと思ったんですけど。松岡だと思ったら(金ヶ江が来て)、自分も振りながら前に踏まないと。ただ、広島はあそこ(金ヶ江が踏んだコース)が伸びるんですよね。(前々回の)久留米の116着した時が調子が良くて、その時と同じくらいの感じにはあると思います」
「外枠だったけど細切れだったんで、そこまで不利にはならないかなと。晝田と松岡さんどっちが先行してもおかしくなかったし、順番が来たら自分もっていうのはありました。あそこ(4番手)を追い上げられたのが勝因だと。踏み込んだ瞬間はスピードが良かった。行けるかなと思ったんですけど、けん制をもらってギリギリ伸びた感じだった」
晝田が主導権を握り、地元の西田雅志に流れが向く。金ヶ江のまくり追い込みは止められずも2着に追い込んだ。
「晝田が早めに仕掛けてくれた。晝田にとっては長い距離になった。でも、なかなかまくりも来なかったから、決まるかなと思ったんですけど。松岡だと思ったら(金ヶ江が来て)、自分も振りながら前に踏まないと。ただ、広島はあそこ(金ヶ江が踏んだコース)が伸びるんですよね。(前々回の)久留米の116着した時が調子が良くて、その時と同じくらいの感じにはあると思います」
<3R>
坂本周作、阿部大樹の順番で出たところを上野雅彦が叩く。しかしながら、本郷雄三も合わせて出て、上野は脚を使わされる。打鐘3コーナーで上野が先頭に立ち、ライン3車が出切る。後方の坂本周作は4コーナーから反撃。坂本のスピードが良く、大川龍二のブロックを乗り越えてまくり切る。坂本マークの青森伸也が追い込んだ。
「坂本君がいいタイミングで行ってくれた。強いのは知っているし、行けるだろうなとは思ってたけど、大川君も脚があるしヨコもできる。そこを乗り越えれば、なんとかなると思ってました。行き切ったあとは、自分も余裕があったというか、阿部君が来るのもわかってたけど、坂本君が勝手に残るだろうなと思って踏ませてもらった」
目標の上野がまくられて、地元の大川龍二は切り替え2着に伸びた。
「坂本君が強かった。上野君は叩くところで脚を使っているのに、それでも先行してくれた。(まくりを)止めたかった。申し訳ないけど地元なので着を取らせてもらった。1着まで来られないのが、自分の甘さだと思う。しっかり反省して残り3日間につなげたい」
「坂本君がいいタイミングで行ってくれた。強いのは知っているし、行けるだろうなとは思ってたけど、大川君も脚があるしヨコもできる。そこを乗り越えれば、なんとかなると思ってました。行き切ったあとは、自分も余裕があったというか、阿部君が来るのもわかってたけど、坂本君が勝手に残るだろうなと思って踏ませてもらった」
目標の上野がまくられて、地元の大川龍二は切り替え2着に伸びた。
「坂本君が強かった。上野君は叩くところで脚を使っているのに、それでも先行してくれた。(まくりを)止めたかった。申し訳ないけど地元なので着を取らせてもらった。1着まで来られないのが、自分の甘さだと思う。しっかり反省して残り3日間につなげたい」
<4R>

下井竜選手
赤板2コーナー手前から佐々木堅次が踏み込むと、鈴木竜士も3番手から合わせて動く。打鐘手前で佐々木が押さえて出てペースを落とす。鈴木が番手で粘り、隊列が短くなったところを下井竜(写真)が2センターから仕掛ける。下井がカマして先行策。鈴木は佐々木の内から3番手に切り替えて、最終バックを迎える。3番手から強襲した鈴木を、下井が二の足で振り切って1着。
「(前を取って展開が)クルクル回ってくれればと。早い段階で(佐々木)堅次君も行ってくれた。自分待ちで踏み合いをしてくれればと思ってたら、うまく踏み合ってくれました。スピードをもらいながら、うまく前に出られた感じだったんで脚も残っていた。今日は脚も回っていました。ただ、展開に恵まれただけなんで、明日(2日目)からもしっかりと頑張らないと」
中部コンビを射程圏に入れて3番手でタイミングを取った鈴木竜士は、最終4コーナーで外に持ち出して追い込む。わずかに下井をとらえ切れず2着の鈴木が振り返る。
「自分が動く時は作戦は決めないので、出たとこ勝負でした。6番(佐々木)がもっと行ってくれればと思ったんですけど。粘るつもりはなかったし、自分は引けずに粘った感じです。気持ちにも脚にも余裕はあった。もうちょっと早く踏み込めば良かったっていうのが反省点ですね」
「(前を取って展開が)クルクル回ってくれればと。早い段階で(佐々木)堅次君も行ってくれた。自分待ちで踏み合いをしてくれればと思ってたら、うまく踏み合ってくれました。スピードをもらいながら、うまく前に出られた感じだったんで脚も残っていた。今日は脚も回っていました。ただ、展開に恵まれただけなんで、明日(2日目)からもしっかりと頑張らないと」
中部コンビを射程圏に入れて3番手でタイミングを取った鈴木竜士は、最終4コーナーで外に持ち出して追い込む。わずかに下井をとらえ切れず2着の鈴木が振り返る。
「自分が動く時は作戦は決めないので、出たとこ勝負でした。6番(佐々木)がもっと行ってくれればと思ったんですけど。粘るつもりはなかったし、自分は引けずに粘った感じです。気持ちにも脚にも余裕はあった。もうちょっと早く踏み込めば良かったっていうのが反省点ですね」
<5R>
赤板過ぎに先頭に立った中村隆生が先行態勢を取り、単騎の池田浩士が4番手に続く。前受けの竹内翼は中団まで引いて、5番手で北野良栄と併走で打鐘を迎える。中村は4コーナーから徐々にペースアップ。最終ホーム手前で竹内が踏み勝ち5番手。3コーナーからまくり気味に追い込んだ竹内が、1着に届いた。
「前からと思ってたんですけど、中部勢が中団とは思っていなかった。僕も位置にこだわって中団を取れて良かった。(北野が)切っていれば行ってたんですけど、切らなかったので僕も引けないし勝負だなと。踏み出しも良かったし、(北野を)一発で仕留められた。前が掛かってて、仕掛けが遅めになってしまった。それで自分だけになってしまったところは反省点。近況の調子が良くて、その自信がリラックスにつながっているんだと思います」
逃げた中村ラインの3番手から直線勝負の小林圭介が2着。
「初手の並びが想定と違ったんですけど、なんにしても中村君が先行と思っていた。内を気を付けながら走っていました。最近のなかでは伸びましたね。中2日でも練習はちゃんとやってきたので、感触は良かった」
「前からと思ってたんですけど、中部勢が中団とは思っていなかった。僕も位置にこだわって中団を取れて良かった。(北野が)切っていれば行ってたんですけど、切らなかったので僕も引けないし勝負だなと。踏み出しも良かったし、(北野を)一発で仕留められた。前が掛かってて、仕掛けが遅めになってしまった。それで自分だけになってしまったところは反省点。近況の調子が良くて、その自信がリラックスにつながっているんだと思います」
逃げた中村ラインの3番手から直線勝負の小林圭介が2着。
「初手の並びが想定と違ったんですけど、なんにしても中村君が先行と思っていた。内を気を付けながら走っていました。最近のなかでは伸びましたね。中2日でも練習はちゃんとやってきたので、感触は良かった」
<6R>

田尾駿介選手
赤板2コーナーでじわりと押さえた原田研太朗が、ペースを握る。中団の外併走でタイミングを取った蒔田英彦が打鐘手前で仕掛けるが、原田は突っ張って蒔田を出させない。原田の先行で最終周回。3番手には山田義彦。浮いた蒔田が、2コーナーから再度踏むが不発。逃げる原田の番手で車間を空けた田尾駿介(写真)は、落ち着いて直線で追い込んで原田を交わした。
「原田さんのタイミングで行ってもらえればと。まくりだったら強烈なので、離れないようにと思ってた。そしたらあれだけ行ってくれたので、絶対にワンツーと。あそこを突っ張ってくれて(原田は)すごいなと。自分は全然脚がたまらなかった。(ラインが)2車だったんで、もっていって内をすくわれるのが嫌だった。そこだけ気をつけてました。中2日で疲れはちょっとあるけど、展開に恵まれて自分の仕事ができたのも良かった」
2車のラインながらも積極策で力を見せつけた原田研太朗が2着。
「蒔田さんが来なかった。もう駆けるというか、駆けさせられたって感じでした。来たら迎えようと思ってた。寒いんで重かったです。もともと(冬場は)得意ですし、状態も上がっているのかなと」
「原田さんのタイミングで行ってもらえればと。まくりだったら強烈なので、離れないようにと思ってた。そしたらあれだけ行ってくれたので、絶対にワンツーと。あそこを突っ張ってくれて(原田は)すごいなと。自分は全然脚がたまらなかった。(ラインが)2車だったんで、もっていって内をすくわれるのが嫌だった。そこだけ気をつけてました。中2日で疲れはちょっとあるけど、展開に恵まれて自分の仕事ができたのも良かった」
2車のラインながらも積極策で力を見せつけた原田研太朗が2着。
「蒔田さんが来なかった。もう駆けるというか、駆けさせられたって感じでした。来たら迎えようと思ってた。寒いんで重かったです。もともと(冬場は)得意ですし、状態も上がっているのかなと」
<7R>
松坂洋平と瀬戸栄作が赤板2コーナーで踏み合って、流れは山根将太に向く。山根がダッシュを利かせて打鐘過ぎにスパート。山根、才迫開まで出切るが、3番手は内をすくっていた山田敦也が続く。4番手に栗田貴徳。番手絶好の才迫がゴール前で抜け出した。
「(山根が)いつ行くのかビクビクしちゃって、追走が下手でした。後ろに山田さんが入ってるのは、(最終)バックくらいで気づいた。焦りもあって、山根君を残したかったけど申し訳ないことをしました。(山根は)強いっす。バックくらいまでは脚がいっぱいでした。気持ちに余裕を持ちたい。いつも通りの感じじゃなかった。地元記念を意識しないのは難しいけど、勇気をもって車間を切るとかすれば良かった。もっと気持ちの面で修正したい」
目標のない山田敦也は、赤板2コーナー手前で内を進出して才迫後位を奪取した。
「山根君は地元が付くし行くだろうなと。そこに付いて行って、内か外か勝負しようと思ってました。内に行ったタイミングで、たまたま(山根が)行ってくれた。奇跡的にタイミングが完ぺきだった。ほかはみんな脚を使っていたし、内だけ来られないように気をつけてました」
「(山根が)いつ行くのかビクビクしちゃって、追走が下手でした。後ろに山田さんが入ってるのは、(最終)バックくらいで気づいた。焦りもあって、山根君を残したかったけど申し訳ないことをしました。(山根は)強いっす。バックくらいまでは脚がいっぱいでした。気持ちに余裕を持ちたい。いつも通りの感じじゃなかった。地元記念を意識しないのは難しいけど、勇気をもって車間を切るとかすれば良かった。もっと気持ちの面で修正したい」
目標のない山田敦也は、赤板2コーナー手前で内を進出して才迫後位を奪取した。
「山根君は地元が付くし行くだろうなと。そこに付いて行って、内か外か勝負しようと思ってました。内に行ったタイミングで、たまたま(山根が)行ってくれた。奇跡的にタイミングが完ぺきだった。ほかはみんな脚を使っていたし、内だけ来られないように気をつけてました」
<8R>

伏見俊昭選手
打鐘で北日本3車が出切り、単騎の小埜正義まで続く。磯島成介が主導権も3コーナーから岡崎景介が巻き返す。それを察知した磯島もペースを上げるが、岡崎のスピードがいい。最終2コーナーで岡崎が出切る。伏見俊昭(写真)は、磯島の余力を確かめながら態勢を整える。久木原洋のまくりに合わせるように、伏見が3コーナーから踏み込んで突き抜けた。
「磯島君が頑張ってくれて、いい感じで駆けてたんで(別線は)来られないかなと思った。そしたら気づいたら、(岡崎が)もう横に来ていた。出切られてからは、(磯島は)キツいかと思って様子を見ていました。あんまり見ていると久木原(洋)君もいたし、オノダイ(小野大介)も付いていたんで踏ませてもらった。中2日で疲れもあるんで、もうちょっとしっくりくればっていうのもあります。けど、タテに踏んでアタマまできているので」
北日本ライン3番手の小野大介は、同県の伏見後位に専心して流れ込んだ。
「磯島君も普段からいいレースをしているし、自分は3番手だけは取られないようにと。もう伏見さんの後ろなんで、伏見さんに付いていこうと。内行ったりとか、外とかはまったく考えてなかった。練習はできなかったんで、なんとか気合で走りました。でも、比較的、楽だったし、明日(2日目)以降も戦えるデキかなと」
「磯島君が頑張ってくれて、いい感じで駆けてたんで(別線は)来られないかなと思った。そしたら気づいたら、(岡崎が)もう横に来ていた。出切られてからは、(磯島は)キツいかと思って様子を見ていました。あんまり見ていると久木原(洋)君もいたし、オノダイ(小野大介)も付いていたんで踏ませてもらった。中2日で疲れもあるんで、もうちょっとしっくりくればっていうのもあります。けど、タテに踏んでアタマまできているので」
北日本ライン3番手の小野大介は、同県の伏見後位に専心して流れ込んだ。
「磯島君も普段からいいレースをしているし、自分は3番手だけは取られないようにと。もう伏見さんの後ろなんで、伏見さんに付いていこうと。内行ったりとか、外とかはまったく考えてなかった。練習はできなかったんで、なんとか気合で走りました。でも、比較的、楽だったし、明日(2日目)以降も戦えるデキかなと」
<9R>

石塚輪太郎選手
赤板過ぎに先に切って出た石塚輪太郎(写真)が、笠松将太ラインを受けて引いているところを平尾一晃がカマす。松尾透が離れて、打鐘3コーナーで主導権を奪った平尾の番手に笠松がハマる。石塚は最終ホームを7番手で通過。苦しい展開に陥ったが、前の三登誉哲がまくって光が差す。笠松も番手から出るが、直線で石塚が外を伸び切った。
「初手で中団を取れたのに後方になったし、組み立ては失敗しました。平尾君が一人でハマったのが見えたので、早めに行かないと届かないと思って無理やりでも行きました。バンクが重くて、脚もたまってなかったんですけど、僕から売れてたのでゴールまで踏みました。展開は失敗した。けど、無理やり行って1着までいけたので、状態は引き続きいいです」
石塚の動きに対応して、直線は外に持ち出した窓場千加頼が2着。
「結果的に後方になっても、石塚君が日々やっていることの積み重ねがあっての1着だと思う。自分は付いていっていっぱい。最近(配分が)詰まってるし、脚力的に不足している。もう少し上積みが欲しい。VTRを見てセッティングとか、乗り方を確認したい」
「初手で中団を取れたのに後方になったし、組み立ては失敗しました。平尾君が一人でハマったのが見えたので、早めに行かないと届かないと思って無理やりでも行きました。バンクが重くて、脚もたまってなかったんですけど、僕から売れてたのでゴールまで踏みました。展開は失敗した。けど、無理やり行って1着までいけたので、状態は引き続きいいです」
石塚の動きに対応して、直線は外に持ち出した窓場千加頼が2着。
「結果的に後方になっても、石塚君が日々やっていることの積み重ねがあっての1着だと思う。自分は付いていっていっぱい。最近(配分が)詰まってるし、脚力的に不足している。もう少し上積みが欲しい。VTRを見てセッティングとか、乗り方を確認したい」
<10R>
上田尭弥を押さえて先行態勢を取った山田諒ラインに阿部拓真が続いて、川口雄太は6番手。上田が8番手の一本棒で打鐘を通過する。別線に動きはなく、山田がそのまま最終ホームを目がけてピッチを上げる。川口のまくりに合わせて、3番手の阿部がバックから踏み上げる。が、山田の掛かりも良く、阿部とからんだ冨尾享平が落車。齋藤登志信、吉武信太朗が乗り上げる。阿部ライン3番手の保科千春が、内にアクシデントを避けてそのまま抜け出した。
「基本的には全部(前の2人に)任せていたんで、自分はとくに考えることもなかった。付いていくだけでした。(1着だけどラインの齋藤が落車して、阿部が失格なので)喜べないですね。前回もわりと調子が良かったので、引き続きっていうのもあるけど。落車を避けた今日(初日)の段階でなんとも言えないです」
上田を8番手に置いて、落ち着いてペースを握った山田諒が逃げて好感触を得た。
「ほかのラインの方が車間を空けてくれたんで、上田さんはだいぶ(仕掛けて)来づらかったのかなと。ラッキーもありますけど、しっかりペースで駆けられたので良かった。トラブル(落車)もあったけど、ズブズブいかれる感触もなく、しっかりと踏めてたのでいいですね」
「基本的には全部(前の2人に)任せていたんで、自分はとくに考えることもなかった。付いていくだけでした。(1着だけどラインの齋藤が落車して、阿部が失格なので)喜べないですね。前回もわりと調子が良かったので、引き続きっていうのもあるけど。落車を避けた今日(初日)の段階でなんとも言えないです」
上田を8番手に置いて、落ち着いてペースを握った山田諒が逃げて好感触を得た。
「ほかのラインの方が車間を空けてくれたんで、上田さんはだいぶ(仕掛けて)来づらかったのかなと。ラッキーもありますけど、しっかりペースで駆けられたので良かった。トラブル(落車)もあったけど、ズブズブいかれる感触もなく、しっかりと踏めてたのでいいですね」
<11R>

町田太我選手
赤板目がけて藤井昭吾が、スピードをつけて勢い良く出る。前受けの町田太我(写真)は、近畿、南関勢を入れて7番手で反撃の態勢を整える。町田は打鐘で仕掛ける。町田の加速に池田良が遅れて、町田は1人で出切る。池田は筒井裕哉を内からさばいて藤井の後ろに入る。藤井も直線で詰め寄るが、町田がロングまくりで押し切った。
「本当は突っ張りたかったけど、(藤井)昭吾さんが非常に上手だった。突っ張ってもモガき合いになると思って、あそこ(赤板)は落ち着きました。出切れそうだなと思ったし、出切る感じでペダリングしていました。後ろがいないのはわからなかった。(調子は)いいんじゃないかな」
町田に出切られた藤井昭吾だったが、余力を残しながら追いかけて2着。
「(町田に)突っ張られて後方に下げるのだけはダメだし、赤板のホーム線ギリギリを攻められましたね。町田君に出られてしまったけど、全開で踏んでたから(番手に)入れた。明らかに強い自力が相手の時の1つの対処法というか、最低限のことはできた」
「本当は突っ張りたかったけど、(藤井)昭吾さんが非常に上手だった。突っ張ってもモガき合いになると思って、あそこ(赤板)は落ち着きました。出切れそうだなと思ったし、出切る感じでペダリングしていました。後ろがいないのはわからなかった。(調子は)いいんじゃないかな」
町田に出切られた藤井昭吾だったが、余力を残しながら追いかけて2着。
「(町田に)突っ張られて後方に下げるのだけはダメだし、赤板のホーム線ギリギリを攻められましたね。町田君に出られてしまったけど、全開で踏んでたから(番手に)入れた。明らかに強い自力が相手の時の1つの対処法というか、最低限のことはできた」
<12R>

坂口晃輔選手
前受けの坂井洋は、中近ラインを受けて4番手に入る。松浦悠士は寺崎浩平の絶妙なペースに仕掛けられず、6番手で構える。そのまま寺崎が逃げて、松浦は打鐘4コーナー手前から踏み込む。4番手の坂井は、松浦を引きつけて、最終2コーナー手前からまくりを打つ。松浦は荒井崇博のところに降りて坂井を追いかけるが、坂口晃輔(写真)が松浦を阻む。3コーナー過ぎに松浦に接触した小倉竜二が落車して、香川雄介、久米良も巻き込まれる。まくりで前団をとらえた坂井の外を坂口が突き抜けた。
「(寺崎が押さえてからは)誰も動かずに、正攻法のレースで(寺崎が)力強いレースをしてくれた。自分も3番手なりにしっかりできることをと。すかさず坂井君がまくりに来て、松浦君もいたんで行かれたらと思った。それで(松浦を)張りにいった。(1着は)ビックリですね。前の方でレースをさせてもらって、展開に助けられた。(感触は)自分としては寒くてわけわからん感じですね」
4番手を手に入れた坂井洋は、松浦を警戒しながらまくって2着。
「松浦さんが先切りに来るんじゃないかと。それもなくて、(自分と)併走になるかなと思ったら、それもなかった。あとは(前との車間を)空けないと対応できないなって思った。(最終ホームでは)後ろに松浦さんがいたんで、自分のタイミングじゃないけど、もう行くしかなかった。確定板に入れたし、寒さもなかったんで(調子は)大丈夫かなと」
松浦の動きもあり、坂井との連結を外した荒井崇博は、落車を避けて立て直して伸びた。
「坂井の踏み出しに自分が遅れたのもあるけど、結構、松浦にも降りられた。(二次予選は連係する上田尭弥が)やれそうなメンバーですね。なにかしてくれるでしょ」
「(寺崎が押さえてからは)誰も動かずに、正攻法のレースで(寺崎が)力強いレースをしてくれた。自分も3番手なりにしっかりできることをと。すかさず坂井君がまくりに来て、松浦君もいたんで行かれたらと思った。それで(松浦を)張りにいった。(1着は)ビックリですね。前の方でレースをさせてもらって、展開に助けられた。(感触は)自分としては寒くてわけわからん感じですね」
4番手を手に入れた坂井洋は、松浦を警戒しながらまくって2着。
「松浦さんが先切りに来るんじゃないかと。それもなくて、(自分と)併走になるかなと思ったら、それもなかった。あとは(前との車間を)空けないと対応できないなって思った。(最終ホームでは)後ろに松浦さんがいたんで、自分のタイミングじゃないけど、もう行くしかなかった。確定板に入れたし、寒さもなかったんで(調子は)大丈夫かなと」
松浦の動きもあり、坂井との連結を外した荒井崇博は、落車を避けて立て直して伸びた。
「坂井の踏み出しに自分が遅れたのもあるけど、結構、松浦にも降りられた。(二次予選は連係する上田尭弥が)やれそうなメンバーですね。なにかしてくれるでしょ」