新装なった広島競輪場の開設73周年記念「ひろしまピースカップ(GIII)」は、12月22日に3日目を迎えた。決勝進出をかけた準決では激しいバトルが展開され、地元の松浦悠士、町田太我の2人と山口拳矢が1着で優出。地元勢からは松浦、町田に加えて、大川龍二、さらに中四国地区を含めると清水裕友、犬伏湧也と大挙5人が勝ち上がった。シリーズも大詰め、12月23日の最終日には、S級S班3人をはじめとした豪華メンバーによる決勝が行われる。また、3着までの選手がS級に特進できる「レインボーカップA級ファイナル」が、一発勝負で争われる。
記念シリーズは12月23日の最終日も、様々なイベントでみなさまのご来場をお待ちしております。先着でのウェルカムプレゼント、チャリティーオークション、ひろしまぴーすけ場内散歩、予想会などが予定されています。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。
<10R>

山口拳矢選手

星野洋輝選手
山口拳矢(写真)、小林泰正の順番で動き、西田優大が打鐘で叩いて主導権。中四国3番手の阿竹智史が踏み遅れると諸橋愛が張って小林は清水裕友の後ろに入る。前受けから8番手に下げた北津留翼は、車間を詰める勢いで最終ホームからスパート。しかしながら、あおりもあって2コーナーで失速。逃げる西田との車間を空けた清水は、2コーナーからまくり出た小林をけん制。小林は止めたが、今度は諸橋愛が内を突いてくる。清水はこの動きも締め込んで対処。前団がかたまっていたところを5番手の山口が、3コーナーから踏み込んでまくった。
「初手の並びは想定内でしっかりと切ってからでした。諸橋さんが(阿竹を)さばきにいって、そこを入れる余裕はなく頑張りました。(最終)2コーナーで行ければ完ぺきでしたが、キツかったんで(小林)泰正さんが仕掛けてくれて展開が向いた。脚を使ったわりには最後に、伸びているので悪くないですね。状態が上がっている感じはないけど、変わらずに悪くないです」
星野洋輝(写真)は、北津留をマークからレースを進めた。北津留が不発になって外に浮くと、山口の後ろの吉田敏洋をキメ、位置を確保。山口のまくりに続いた。
「北津留さんの踏み出しはすごくて離れるかなと思いました。(山口)拳矢さんが出ていって、吉田さんをキメれば、(着が)あるかなと思ってすっと入れた。今日(3日目)の方がトップスピードは出ていたけど、昨日が一番キツかった。意外にも記念の決勝は初めて。素直にうれしいです。まだまだ追い込みになりたてですけど、自分のスタイルを確立していきたい」
清水裕友は地元の西田の番手で、外の小林、内の諸橋を止める大立ち回りを披露。山口には大外を行かれたが、動きは悪くなかった。
「昨日(2日目)とか、(取鳥雄吾と)連結を外して迷惑を掛けているし、付いていってそこからやれることを思っていました。(小林)泰正が真後ろから来て、ためられるよりは対応できるなと。(最終)3コーナーで止めて、諸橋さんをしのげば決まると思ったんですけど、(山口)拳矢が来てキツかったです。脚は悪くないですし、今日は冷静に立ち回れた。西田君を何とか残したかったです」
「初手の並びは想定内でしっかりと切ってからでした。諸橋さんが(阿竹を)さばきにいって、そこを入れる余裕はなく頑張りました。(最終)2コーナーで行ければ完ぺきでしたが、キツかったんで(小林)泰正さんが仕掛けてくれて展開が向いた。脚を使ったわりには最後に、伸びているので悪くないですね。状態が上がっている感じはないけど、変わらずに悪くないです」
星野洋輝(写真)は、北津留をマークからレースを進めた。北津留が不発になって外に浮くと、山口の後ろの吉田敏洋をキメ、位置を確保。山口のまくりに続いた。
「北津留さんの踏み出しはすごくて離れるかなと思いました。(山口)拳矢さんが出ていって、吉田さんをキメれば、(着が)あるかなと思ってすっと入れた。今日(3日目)の方がトップスピードは出ていたけど、昨日が一番キツかった。意外にも記念の決勝は初めて。素直にうれしいです。まだまだ追い込みになりたてですけど、自分のスタイルを確立していきたい」
清水裕友は地元の西田の番手で、外の小林、内の諸橋を止める大立ち回りを披露。山口には大外を行かれたが、動きは悪くなかった。
「昨日(2日目)とか、(取鳥雄吾と)連結を外して迷惑を掛けているし、付いていってそこからやれることを思っていました。(小林)泰正が真後ろから来て、ためられるよりは対応できるなと。(最終)3コーナーで止めて、諸橋さんをしのげば決まると思ったんですけど、(山口)拳矢が来てキツかったです。脚は悪くないですし、今日は冷静に立ち回れた。西田君を何とか残したかったです」
<11R>

町田太我選手

小川勇介選手
前受けの石原颯は青板のバックで誘導と距離を空け始め、上昇してきた福永大智を突っ張る。そのあとも打鐘を目がけて巻き返してきた新山響平のこともフルダッシュで合わせて、別線を前に出させない。新山がしぶとく踏み続けて、ハイペースのままレースは進む。外に浮いた新山もいっぱいだが、町田太我(写真)は最終2コーナーで番手から出る。小川勇介の後ろには松谷秀幸が切り替えて、直線で詰め寄る。が、町田がそのまま先頭でゴール線を駆け抜けて、一次予選から3連勝で決勝に進出。
「(石原に)全部、お任せでした。(石原は)新山さんをあそこまで突っ張れるのはさすがだなと。ホンマに強かった。長谷部(龍一)さんが見えたのでちゅうちょせずに踏ませてもらった。僕もめちゃくちゃキツくて、のみ込まれるんじゃないかと思いました。体は仕上がっています。今日(3日目)がかなりキツかったけど、そこはみんながキツいと思います」
中四国勢の後ろでライン3番手を固めていた小川勇介(写真)は、町田の動きにしっかりと追走して2着を確保した。
「勝負どころでう回するか、追走するかという判断をしっかりしようと。自分が車を外せば、隙のない松谷さんが入ってくるので、直線勝負をしようと。町田君の踏み直しはすごかったです。自分は追走に集中して気持ちだけはと。(前回の競輪祭の)落車の影響はあるし、その辺りは北津留のもっていき方などを聞いて、それがためになっている」
松谷秀幸は目標の新山の様子をうかがいながら小川の後ろを確保。前の動きを追走して、直線勝負にかけた。
「新山はここで行くのかというタイミングで行った。自分は(最終)ホームで4番手を確保して、新山を迎え入れようとしたけど、踏んで行った。出切れなさそうだったし、付いていくと福永君に位置を取られる。町田がバックから出て行ってすごい掛かりだった。すんなり付いていけば、前は抜けたかもしれないけど、新山の踏み出しで削られた。前の選手のおかげでここまで3着に入れているし、少しずつは良くなっているけど、まだまだ足りない」
「(石原に)全部、お任せでした。(石原は)新山さんをあそこまで突っ張れるのはさすがだなと。ホンマに強かった。長谷部(龍一)さんが見えたのでちゅうちょせずに踏ませてもらった。僕もめちゃくちゃキツくて、のみ込まれるんじゃないかと思いました。体は仕上がっています。今日(3日目)がかなりキツかったけど、そこはみんながキツいと思います」
中四国勢の後ろでライン3番手を固めていた小川勇介(写真)は、町田の動きにしっかりと追走して2着を確保した。
「勝負どころでう回するか、追走するかという判断をしっかりしようと。自分が車を外せば、隙のない松谷さんが入ってくるので、直線勝負をしようと。町田君の踏み直しはすごかったです。自分は追走に集中して気持ちだけはと。(前回の競輪祭の)落車の影響はあるし、その辺りは北津留のもっていき方などを聞いて、それがためになっている」
松谷秀幸は目標の新山の様子をうかがいながら小川の後ろを確保。前の動きを追走して、直線勝負にかけた。
「新山はここで行くのかというタイミングで行った。自分は(最終)ホームで4番手を確保して、新山を迎え入れようとしたけど、踏んで行った。出切れなさそうだったし、付いていくと福永君に位置を取られる。町田がバックから出て行ってすごい掛かりだった。すんなり付いていけば、前は抜けたかもしれないけど、新山の踏み出しで削られた。前の選手のおかげでここまで3着に入れているし、少しずつは良くなっているけど、まだまだ足りない」
<12R>

松浦悠士選手

大川龍二選手
後ろ攻めの伊藤信が赤板1コーナーで誘導を切ると、単騎の野田源一が内から4番手の位置を取り、武田亮は外から5番手を確保。前受けの犬伏湧也は、6番手まで下げてからの巻き返す。打鐘手前から犬伏がスパート。伊藤も踏み上げるが、最終ホームでは松浦悠士(写真)、大川龍二までラインの3車が出切り、単騎の鈴木陸来が追走した。後方では前団を脅かすような動きはなく、中四国トリオが盤石の態勢。バックでも5番手の伊藤は動けない。鈴木は2センターから外を回したが、番手の松浦が余裕をもって抜け出した。
「武田君の動きがあって犬伏君は行きにくくなったが、無理やりいってくれて強かった。踏み出しも、伸びも良かったですね。(最終)ホームで出切った時に、よし、決まったっていう感覚がありました。犬伏君の掛かりがすごくて後ろは来られないという掛かりでした。歓声がすごかったし、(ラインの)3人で決められたことは犬伏君の力ですし、本当に感謝をしています。今日(3日目)からアップの感じが良くて、昨日、一昨日より競走もいい感じで走れることができた」
大川龍二(写真)は、中四国ライン3番手で犬伏の踏み出しに集中していた。ピッタリ追走を決めると、直線は中のコースを踏み、2着で地元記念の決勝に初めて進んだ。
「広島記念の決勝は初めてです。犬伏君が引いてからどうするかでしたけど、内に降りて遅れるよりかは、金網の方まで上がっての方がと思っていました。付いていけるか、どうかは、これまでの人生の中で一番の勝負でした。こういうところの数をこなせれば、落ち着きもでるんでしょうけど、今までにない緊張感でしたね。僕は人に助けられてばかりの人生。うれしいし、感謝しかありません。(地元記念決勝は)一生に一回かもしれないので、隙があればと、頑張りたい」
犬伏湧也は事前のレースプランの通りに、別線に脚を使わせてからカマシを敢行。抜群の踏み出しでライン3車が出切り、上位独占に導いた。
「前を取って弓を引いて、しっかり先行するイメージで仕掛けるだけでした。風が強かったし、切らせた方が相手もしんどくなると思ったので作戦通りでした。詰まったところを叩くイメージだったし、良かったです。計算しながら踏んでいけたし、3着になったのは松浦さんが上がって(大川の)コースをつくっていたので、そこだけです。(前々回の)競輪祭に比べて良くないが、寒い中ではやれている。今日(3日目)は先行一車みたいな形だったので参考外ですけどね」
「武田君の動きがあって犬伏君は行きにくくなったが、無理やりいってくれて強かった。踏み出しも、伸びも良かったですね。(最終)ホームで出切った時に、よし、決まったっていう感覚がありました。犬伏君の掛かりがすごくて後ろは来られないという掛かりでした。歓声がすごかったし、(ラインの)3人で決められたことは犬伏君の力ですし、本当に感謝をしています。今日(3日目)からアップの感じが良くて、昨日、一昨日より競走もいい感じで走れることができた」
大川龍二(写真)は、中四国ライン3番手で犬伏の踏み出しに集中していた。ピッタリ追走を決めると、直線は中のコースを踏み、2着で地元記念の決勝に初めて進んだ。
「広島記念の決勝は初めてです。犬伏君が引いてからどうするかでしたけど、内に降りて遅れるよりかは、金網の方まで上がっての方がと思っていました。付いていけるか、どうかは、これまでの人生の中で一番の勝負でした。こういうところの数をこなせれば、落ち着きもでるんでしょうけど、今までにない緊張感でしたね。僕は人に助けられてばかりの人生。うれしいし、感謝しかありません。(地元記念決勝は)一生に一回かもしれないので、隙があればと、頑張りたい」
犬伏湧也は事前のレースプランの通りに、別線に脚を使わせてからカマシを敢行。抜群の踏み出しでライン3車が出切り、上位独占に導いた。
「前を取って弓を引いて、しっかり先行するイメージで仕掛けるだけでした。風が強かったし、切らせた方が相手もしんどくなると思ったので作戦通りでした。詰まったところを叩くイメージだったし、良かったです。計算しながら踏んでいけたし、3着になったのは松浦さんが上がって(大川の)コースをつくっていたので、そこだけです。(前々回の)競輪祭に比べて良くないが、寒い中ではやれている。今日(3日目)は先行一車みたいな形だったので参考外ですけどね」
<最終日11R レインボーカップA級ファイナル>

平野想真選手
平野想真(写真)は、今期8度の優勝を誇りV量産。来期は初のS級を確定させて、内容面でもS級を見据えた走りを見せている。ここでも結果を残して、弾みをつけたいところだろう。
「今年はしっかり先行したりして、後半はS級に向けてまくりも増やしていけたので良かった。練習内容は変えていないけど、自転車に力が伝わるようになってきたのが大きい。練習をしっかりやってきた成果なのかなと。練習では自分より強い子が多いけど、レースでは自分の力が出せている。来期のS級は決まっているけど、ここで優勝して特進の方がモチベーションも上がると思う」
今期ここまで13場所を消化した中井俊亮は、優出を外したのは一度だけ。A級1、2班戦では格上の存在で力を見せて、高いレベルで安定している。前回からは2週間空いたゆとりのローテーションで一発勝負を迎える。
「(A級1、2班戦では)自分が前の時もありましたけど、前で後輩が頑張ってくれたりもして成績はまとまっていました。強い人もいて大変ではありました。S級とは流れが違うし、若い子たちに必死に付いていきました。状態は変わらないですね。練習と休養を重ねてきました」
前回の9月の熊本115着から2カ月半以上の戦線離脱のあった安彦統賀は、久々の実戦だけに仕上がりが気になるところ。自身の感触からは問題なさそうで、こう口を開く。
「昨年(8月)の松戸記念で左手首を痛めてボルトが5本入っていて、それを抜きました。握力は落ちていたけど、ボルトを抜いてからは動きやすくなってレースで良くなっていればいいですね。手術後から体を動かしてちょっとずつ強度を上げて練習したので、休んでいた実感はないです。自分がどれくらい走れるかわからないですけど、練習の感じは変わらなかったです」
「今年はしっかり先行したりして、後半はS級に向けてまくりも増やしていけたので良かった。練習内容は変えていないけど、自転車に力が伝わるようになってきたのが大きい。練習をしっかりやってきた成果なのかなと。練習では自分より強い子が多いけど、レースでは自分の力が出せている。来期のS級は決まっているけど、ここで優勝して特進の方がモチベーションも上がると思う」
今期ここまで13場所を消化した中井俊亮は、優出を外したのは一度だけ。A級1、2班戦では格上の存在で力を見せて、高いレベルで安定している。前回からは2週間空いたゆとりのローテーションで一発勝負を迎える。
「(A級1、2班戦では)自分が前の時もありましたけど、前で後輩が頑張ってくれたりもして成績はまとまっていました。強い人もいて大変ではありました。S級とは流れが違うし、若い子たちに必死に付いていきました。状態は変わらないですね。練習と休養を重ねてきました」
前回の9月の熊本115着から2カ月半以上の戦線離脱のあった安彦統賀は、久々の実戦だけに仕上がりが気になるところ。自身の感触からは問題なさそうで、こう口を開く。
「昨年(8月)の松戸記念で左手首を痛めてボルトが5本入っていて、それを抜きました。握力は落ちていたけど、ボルトを抜いてからは動きやすくなってレースで良くなっていればいいですね。手術後から体を動かしてちょっとずつ強度を上げて練習したので、休んでいた実感はないです。自分がどれくらい走れるかわからないですけど、練習の感じは変わらなかったです」