『防府競輪開設55周年記念(GIII)レポート』 前検日編
配信日:11月11日
『若生武則の防府競輪開設55周年記念(GIII)レポート』 前検日編
こんにちは、けいりんマガジンの坂本です。
グランプリメンバーが決まる全日本選抜を目前に控え、最後の賞金上積みのチャンスとなる『防府競輪開設55周年記念・周防国府杯争奪戦』が明日から開催されます。賞金争いに必死の選手、地元で奮闘を見せる選手、その間隙を突こうと一発狙っている選手、それぞれの選手模様をしっかりリポートいたします。
■今開催の展望
防府バンクといえば先行有利な33バンクだけに、先行争いも激化が予想される。
中部の先導役を務めるのは金子貴志。近況の記念では積極的に主導権を奪いつつ連対率4割と、グレードレースでの安定感も増し、格上の存在感を示している。後ろを固めるのは連携実績豊富な濱口高彰。濱口は賞金ランク第10位とグランプリの当落線上におり、是が非でも今シリーズは獲っておきたいところ。
相性抜群といえば吉岡稔真と加倉正義の九州コンビ。吉岡は直前の武雄記念で、途中欠場となってしまったが、その後は別府競輪場でしっかり練習を積んできたとのこと。当記念のディフェンディングチャンピオン・加倉正義との好連携で、上位進出を目論む。もちろん吉岡の仕掛け次第では、加倉の連覇もあるだろう。
近畿からは市田佳寿浩が出場。オールスターではオリオン賞スタートから見事に優出を果たし、自身初のGI表彰台に乗った。また武雄記念でも、準決勝Aで敗れはしたものの2勝を挙げ、依然好調をキープしているといえる。
中国・四国では佐々木則幸、三宅達也の機動力に期待。佐々木は共同通信社杯で1勝、花月園記念では勝利こそなかったものの連日先行し決勝戦まで駒を進めるなど、持ち前の積極性が戻ってきている。三宅もグレードレースでの活躍が目立ち、台風の目となることは間違いない。
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