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『防府競輪開設55周年記念(GIII)レポート』 いよいよ明日決勝戦! |
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配信日:11月14日 |
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『若生武則の防府競輪開設55周年記念(GIII)レポート』 いよいよ明日決勝戦!
こんばんわ、けいりんマガジンの坂本です。
どんよりした雲が波瀾を期待させましたが、やはり上位の壁は厚かった! 実力上位の選手が期待通りの競走で決勝に駒を進めてきましたね。さて、西の王者・吉岡稔真が豪快な捲りで決勝進出を決め、俄然盛り上がってきた防府記念ですが、他にも自力型が水書義弘、市田佳寿浩、三宅達也、金子貴志と好調選手揃い!明日も今日以上の熱戦が期待できそうです! |
8レース 準決勝C
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●吉永和生の先行を利して決勝進出を決めた星島太
「和生が『気持ちよく行きますんで』って言うてくれて、これで2着、3着では意味がなくなってしまうから気合が入りました。井上(貴照)さんが(内から)きたときは『負けたらカッコつかんし!』と思いました(笑)」
●その吉永和生は、
「(星島)太さんが任せてくれたので、気合が入りました。本当は中団が欲しかったけど、(道中で)後方だったんで、ああいう展開になりましたね。逆に前になって、嫌々先行させられるのも嫌だし。今日、ギアを上げたのは、先行も捲りも考えてですよ。でももう苦しくて(笑)。まっすぐに走れないロ-リング先行!自分なりに練習してきて、今日の結果で、自分にも力がついているのかなって思いましたね」
●その中国両者とは別線を選択した国村洋は・・・。
「僕はどっちつかずやけね。でも3人で並ぶと、警戒されるけね。今日はチャンスが来たら、その時に考えようと思っていたんですけど、結局は自分で墓穴(吉永から離れてバック最後方)を掘ってしまった形になってしまいましたね。また明日、頑張ります」 |
9レース 準決勝B
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●豪快に捲って1番人気に応えた吉岡稔真
「森田(達也)君が行っちゃう(先行する)と、後ろの大熊(正太郎)のブロックが激しいからね(笑)。昨日も外に広がって大きな山になったけど、その昨日よりも大きい山は、さすがにしんどいから。でも、森田君よりもノリ(佐々木則幸)のほうが、先行するっていう気持ちは強かったと思うよ。今回は、初日から気持ちよく乗れてるし、今日はち-と気合が入っとった!」
●富弥昭は目標の佐々木則幸が先行し、絶好の展開となったが4着敗退
「僕は普段、あんな良い展開ないでしょ(笑)。『ノリ!頑張ってくれ!』って思ってて、後ろを見たら、ブォォォォ!って捲られて(苦笑)」
●吉岡3番手ながら、富とは同地区の郡英治はレ-ス後、富に向かい、
「駄目でも、番手から出なイカン!行かんとノリが行った意味がなくなってしまう!次に一緒になったときに返せばいいんだから!」と少々、お説教。
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10レース 準決勝A
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●打鐘前から一気にカマして、見事に逃げ切った金子貴志
「徐々に軽くなってきて、(優勝したふるさとダ-ビ-)佐世保の頃のようですよ。レ-ス前に、2周くらいならいけそう!って思いましたから。とにかく今日はカマしたかったんですけど、打鐘からだったので、そのぶん楽でしたね。打鐘でカマすときにはすごい集中してました、あそこで出来れないと終わっちゃいますから。・・・今日がピ-クかな(笑)」
●金子のカマしに一度離れるも、追い上げて2着入線の濱口高彰
「前が連日、仕上がってますね(笑)。でも今日は、水島(章)を連れて来れなかったから駄目だね。明日は、ハコ3にならんようにします(笑)」 |
11レース 準決勝A
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●海老根恵太の先行を利して1着の水書義弘
「後輩のおかげです!海老根君が男気を見せてくれたんでね。本当はギリギリまでとは思っていたけど、僕も調子が良かったので、あのタイミングで行きました。もう後ろを廻ることも増えてきたから、いろいろ考えながら走ってますよ。今日も一応、車間を空けたりしましたから(笑)」
●最終バック8番手から捲り追い込んで2着入線の市田佳寿浩
「悔しい!(前を)見て、見て、見すぎてしまった。最後は絶対に伸びると思っていた。それだけに、 抜けなかった(1着になれなかったの)は、悔しい!(周りは)昨日までのレ-スを期待していたんだろうけど、今日は細切れだったんで流れが・・・。自分のスピ-ドをどこで出すかって方が勝負権があると思って。でも、今の僕なら大丈夫だと思ってました。踏み出しも最近の中では抜群!」
●榊原洋に前を任せ、ゴ-ル前強襲3着の三宅達也
「(榊原洋と)今日は前々にっていう話はしてたけど、先行しても、俺の後ろから捲りが来るから、しなくて良いと言っておいたんですよ。笠松(信幸)とはレ-スの流れの中でのことだったから大丈夫やったけど、水書(義弘)さんのがキツかったね。水書さんの影に隠れることができたよかった。あの粘りが持ち味じゃけ」
●主導権を取った南関ラインの3番手へ競り込んだ榊原洋は、
「本当はハコ(水書)まで行こうと思ってたんですけど、その前に閉まってしまったんでね。本当は(他のラインが前を抑えたところを)カマしたかったけど、僕が後ろからの競走になってしまったんで出来ませんでしたね。先行して、あとは三宅(達也)さんが行ってくれればと思ってたんですけど」 |
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並びは、吉岡稔真-加倉正義、金子貴志-濱口高彰、三宅達也-星島太、水書義弘-幸田光博、市田佳寿浩の超細切れ戦。
市田は「先行の3番手か5番手。とにかく前々に」とコメント。一瞬、吉岡が市田の番手に(!?)と話が上がったが、吉岡は「次の全日本選抜に繋がる競走をしたいから」と別線を選択。ただし、「初手は一番積極的だと思う南関勢の後ろから」とのコメントも残している。さらに金子、水書も本人の口から「調子は良い」と出ており、ますます混戦模様の体を成している。
そうなると、もはや徹底先行といえるバック本数を持つ金子と水書の主導権争いに注目が集まる。叩き合いになるようならば、準決勝で圧倒的な捲りを見せた吉岡にチャンス到来となるが、最も警戒すべきは、連日ケタ違いのスピ-ドを見せている市田かもしれない。
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※選手の並びについては、新聞や選手紹介等でご確認下さい。 |
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