防府競輪開設68周年記念「周防国府杯争奪戦」は佳境の3日目。今日は準決勝3個レースで決勝進出をかけた最後のサバイバルレースが繰り広げられた。準決勝は松岡健介、太田竜馬に村上義弘が快勝。地元の桑原大志は惜しくも4着で決勝進出を逃した。明日、5日はいよいよ最終日。9RにはS級ブロックセブンも開催される。
明日、5日は地元、山口支部の清水裕友選手によるトークショー(6R発売中)やスピーチーズや長田真友子さんのライブ、吉岡稔真氏、山口幸二氏らによる予想会やトークショーとイベント盛りだくさん。注目の決勝戦をぜひ本場でお楽しみください。
<10R>

松岡健介選手

稲毛健太選手
シリーズ連勝の吉澤純平や浅井康太に任された猪俣康一を相手に主導権を握ったのは稲毛健太。最終2センターで浅井康太、諸橋愛が落車するアクシデントもあったが、車間を切って稲毛を援護した松岡健介(写真)がゴール前で抜け出し稲毛とワンツーを決めた。
「ちょっと早かったしタイミング的にはそんなに良くなかったけど頑張ってくれました。バックで吉澤君も見えなかったし、猪俣さんが強引に仕掛けてくればもつれると思って。その時に浅井君が内か外を狙ってくるだろう。ヨコで当たって止めることはできないけど、それ以上のことをしようと思って(車間を空けた)。最後は勝手に(稲毛が)残ってくれた感じですね。強かった」
吉澤や猪俣を相手に会心の逃げを披露した稲毛健太(写真)が2着に粘って決勝進出を決めた。
「動くのが早かったから展開が向きましたね。ああやってスピードに乗せた方がペースで踏めるので。でも長かったですね。本当にキツかった。でも準決くらいは逃げて勝たないと(優勝は)獲れないと思っているので」
3着には近畿後位を確保した猪俣康一が流れ込んだ。
「吉澤君を叩いたまでは良かったけど、そのあとの対応が…。近畿は絶対にくると思っていたので。3車なのであとはどこから仕掛けるかでしたけど、(稲毛が)ドンドンかかっていって仕掛けられなかった」
「ちょっと早かったしタイミング的にはそんなに良くなかったけど頑張ってくれました。バックで吉澤君も見えなかったし、猪俣さんが強引に仕掛けてくればもつれると思って。その時に浅井君が内か外を狙ってくるだろう。ヨコで当たって止めることはできないけど、それ以上のことをしようと思って(車間を空けた)。最後は勝手に(稲毛が)残ってくれた感じですね。強かった」
吉澤や猪俣を相手に会心の逃げを披露した稲毛健太(写真)が2着に粘って決勝進出を決めた。
「動くのが早かったから展開が向きましたね。ああやってスピードに乗せた方がペースで踏めるので。でも長かったですね。本当にキツかった。でも準決くらいは逃げて勝たないと(優勝は)獲れないと思っているので」
3着には近畿後位を確保した猪俣康一が流れ込んだ。
「吉澤君を叩いたまでは良かったけど、そのあとの対応が…。近畿は絶対にくると思っていたので。3車なのであとはどこから仕掛けるかでしたけど、(稲毛が)ドンドンかかっていって仕掛けられなかった」
<11R>

太田竜馬選手

和田真久留選手
青板のバックから松岡孔明が強引に踏み込むと、中川誠一郎が連結を外して太田竜馬(写真)が追いかける。援護を失った松岡が先行態勢を取って、そのまま加速する。番手の太田は落ち着いて、打鐘の4コーナーから空けた車間を詰めて松岡を交わして先頭に立つ。ロングまくりで和田真久留が逃げる太田に迫るが、半車身まで詰め寄ったところがゴール。太田が3連勝で決勝に進んだ。
「(準決が)一番キツかった。(松岡の番手に入って)あれあれっていう感じでした。(中川が)すぐに追い上げて来るのかと思いました。展開が想定外ですし、重かったです。あとは(番手で)できるだけ引っ張ってと。脚自体はそんなに変わらないし、展開に恵まれた。(決勝に)乗れるとは思ってなかったんでよかった」
「ちょっと予想外でした…」とは、赤板で後方に置かれた和田真久留(写真)。最終1センターから好スピードのまくりでラインの和田健太郎と優出を決めて、ホッと胸をなで下ろす。
「中川さんが離れて、太田君が番手に入っていたんでダメだと思った。展開は最悪でしたね。なんで中川さんが横にいるんだろうって…。(中川が)追い上げてくれれば、付いていこうと思ったんですけど。(まくりは)おっかなびっくりだった。それでも骨折明けにしては(脚の感じは)いいかなって思います」
和田真のまくりに続いた和田健太郎は、直線で狭いコースをこじ開けるように伸びて3着。
「(和田)真久留と決まってよかったです。真久留が切るところを切ってくれた。真久留も脚を使ったけど、(別線も)みんな脚を使っていた。だから、あの位置でもなんとかなるかなと。最後は当たらないように、遠慮しながら踏んだ感じです」
「(準決が)一番キツかった。(松岡の番手に入って)あれあれっていう感じでした。(中川が)すぐに追い上げて来るのかと思いました。展開が想定外ですし、重かったです。あとは(番手で)できるだけ引っ張ってと。脚自体はそんなに変わらないし、展開に恵まれた。(決勝に)乗れるとは思ってなかったんでよかった」
「ちょっと予想外でした…」とは、赤板で後方に置かれた和田真久留(写真)。最終1センターから好スピードのまくりでラインの和田健太郎と優出を決めて、ホッと胸をなで下ろす。
「中川さんが離れて、太田君が番手に入っていたんでダメだと思った。展開は最悪でしたね。なんで中川さんが横にいるんだろうって…。(中川が)追い上げてくれれば、付いていこうと思ったんですけど。(まくりは)おっかなびっくりだった。それでも骨折明けにしては(脚の感じは)いいかなって思います」
和田真のまくりに続いた和田健太郎は、直線で狭いコースをこじ開けるように伸びて3着。
「(和田)真久留と決まってよかったです。真久留が切るところを切ってくれた。真久留も脚を使ったけど、(別線も)みんな脚を使っていた。だから、あの位置でもなんとかなるかなと。最後は当たらないように、遠慮しながら踏んだ感じです」
<12R>

村上義弘選手

新山響平選手
野原雅也は青板ホーム過ぎから一気に飛び出して主導権を握る。俊敏な動きで中団を取った松浦悠士が最終1センターからまくるが、村上義弘(写真)が合わせて番手まくり。別線の反撃を許さなかった。
「(野原の)先行に対する意欲が。雅也の気持ちもあるし、しっかり新山君を見ながらレースを運んだ。松浦君も一瞬目を離した隙に後ろに来られて対処し切れなかった。付いてくれた小川(勇介)君に申し訳ないです」
7番手に置かれた新山響平(写真)だったが、先まくりに出た松浦の外を粘り強く踏んで2着に食い込んだ。
「1回行くところを逃してから踏んだので。打鐘で仕掛けられたらよかったんですけど、後ろに申し訳なかったですね。自分だけ届く形になってしまった。競輪祭に向けて多めに踏みたかったんだけど。決勝は単騎で。(同じく単騎になりそうな)ヤンググランプリもあるし、緩んだところでしっかり行けるように」
村上に合わせて出られた松浦悠士は判断よく小川勇介をキメると村上後位にスイッチ。3着で決勝戦最後の切符を手に入れた。
「まくりたかったけどね。村上さんが強かった。越えられなかったら、そのとき考えようと思ったし、踏み出しが合ったので小川さんも脚があるのでかなり厳しく締め込みました。新山を止められたら堤(洋)さんと2、3着決められたと思う。調子はいいですね」
「(野原の)先行に対する意欲が。雅也の気持ちもあるし、しっかり新山君を見ながらレースを運んだ。松浦君も一瞬目を離した隙に後ろに来られて対処し切れなかった。付いてくれた小川(勇介)君に申し訳ないです」
7番手に置かれた新山響平(写真)だったが、先まくりに出た松浦の外を粘り強く踏んで2着に食い込んだ。
「1回行くところを逃してから踏んだので。打鐘で仕掛けられたらよかったんですけど、後ろに申し訳なかったですね。自分だけ届く形になってしまった。競輪祭に向けて多めに踏みたかったんだけど。決勝は単騎で。(同じく単騎になりそうな)ヤンググランプリもあるし、緩んだところでしっかり行けるように」
村上に合わせて出られた松浦悠士は判断よく小川勇介をキメると村上後位にスイッチ。3着で決勝戦最後の切符を手に入れた。
「まくりたかったけどね。村上さんが強かった。越えられなかったら、そのとき考えようと思ったし、踏み出しが合ったので小川さんも脚があるのでかなり厳しく締め込みました。新山を止められたら堤(洋)さんと2、3着決められたと思う。調子はいいですね」
<最終日・9R S級ブロックセブン>

近藤龍徳選手

黒田淳選手
最終日、9RにはS級ブロックセブンが開催される。点数最上位の近藤龍徳(写真)は笑顔で好調をアピール。慣れない7車立てのレースだが、窓場千加頼を目標にチャンスをつかむ。
「調子は良い。練習でもまくりが出ますからね。一昨日も練習の感じがよかったし、気分も上がってます。調子も良いし、デキも良い」
前回の千葉は598着と振るわなかった窓場千加頼だが、今回は問題なさそうだ。
「千葉は500だったし、台風の影響ですごく重くて…。得意な馬場ではなくて苦戦しました。ダッシュ力も悪くなってたし、今回はダメなところを補うトレーニングをしてきました。上積みはあるかなと思います。33バンクも得意なほうですね」
7車立てなら黒田淳(写真)の一発も人気を集めそうだ。
「感触はよくわからない。7車立てはA級のときに前橋ミッドナイトで1回ある。あとはエボリューションくらい。でも、9車よりは仕掛けやすそうですね。僕みたいなタイプでもゆっくり構えても6番手はあるから楽しみ。今回は新車を試してみます」
日当泰之はライン3車の利を生かしたい。
「練習の感じがよくなってきました。状態はまずまず。自転車に乗ってる感じが前みたいにしっくり来ないときもあったので。青森勢みんなで練習はやって来たんですけど、悪いなかでも良くなってきてると思う」
「調子は良い。練習でもまくりが出ますからね。一昨日も練習の感じがよかったし、気分も上がってます。調子も良いし、デキも良い」
前回の千葉は598着と振るわなかった窓場千加頼だが、今回は問題なさそうだ。
「千葉は500だったし、台風の影響ですごく重くて…。得意な馬場ではなくて苦戦しました。ダッシュ力も悪くなってたし、今回はダメなところを補うトレーニングをしてきました。上積みはあるかなと思います。33バンクも得意なほうですね」
7車立てなら黒田淳(写真)の一発も人気を集めそうだ。
「感触はよくわからない。7車立てはA級のときに前橋ミッドナイトで1回ある。あとはエボリューションくらい。でも、9車よりは仕掛けやすそうですね。僕みたいなタイプでもゆっくり構えても6番手はあるから楽しみ。今回は新車を試してみます」
日当泰之はライン3車の利を生かしたい。
「練習の感じがよくなってきました。状態はまずまず。自転車に乗ってる感じが前みたいにしっくり来ないときもあったので。青森勢みんなで練習はやって来たんですけど、悪いなかでも良くなってきてると思う」