令和6年能登半島地震復興支援競輪・高松競輪開設73周年記念「玉藻杯争覇戦(GIII)」が2月17日に始まった。メインの初日特選レースではグランプリチャンピオンの松浦悠士が中四国ライン3番手から突き抜けてアタマ。一次予選は波乱の決着もあったが、香川雄介、福島武士が地元記念で1着スタートを決め、吉田拓矢も貫禄の勝利を収めた。18日は二次予選7個レースで準決への勝ち上がりを競う。
高松競輪場では、記念シリーズ開催中の毎日、高松グルメなどが当たる未確定車券抽選会、馬場圭一さんによる予想会が予定されています。そして、18日の2日目には、縁日イベント、リンカイ!ブース、バーチャル自転車ゲームも用意して、みなさまのご来場をお待ちしております。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。
<1R>

林慶次郎選手
正攻法に構えた山口多聞は赤板前から誘導と距離を空け始める。上昇してきた水谷好宏を突っ張ると、水谷は後方に戻る。水谷は打鐘前に再度、巻き返しを狙うがペースを上げた山口に合わされて最終ホームで外に浮く。終始、中団の位置を確保していた林慶次郎(写真)が1センターから仕掛けて東日本勢をまくった。
「プランは中団スタートでした。山口君もやる気で来るだろうし、中団は譲れないと。(近畿勢が)降りてきても譲らないつもりでした。顔見せから脚が軽くて、いい勝負ができるなと思っていた。昨日(16日)の指定練習よりは軽かったです。やっと体がしっくりきて、練習の成果が出てきたなと。今日はまくりになってしまったけど、(明日以降は)強気なレースをしていきたい」
点数上位の園田匠は林慶次郎のまくりに続いての2着。バンクコンディションを把握して修正点を挙げる。
「慶次郎が何でもできるので、(初手は)どこでもいいかなと。慶次郎のまくりの初速も良かったです。(中3日でも)僕はレースでは疲れないので、(競走間隔が)詰まっている方がいい。バンクの感触が岐阜と違うので、そこは修正できるのかな。気温かもしれないけど、バンクは重たく感じた。(セッティングを)いじってみないと」
「プランは中団スタートでした。山口君もやる気で来るだろうし、中団は譲れないと。(近畿勢が)降りてきても譲らないつもりでした。顔見せから脚が軽くて、いい勝負ができるなと思っていた。昨日(16日)の指定練習よりは軽かったです。やっと体がしっくりきて、練習の成果が出てきたなと。今日はまくりになってしまったけど、(明日以降は)強気なレースをしていきたい」
点数上位の園田匠は林慶次郎のまくりに続いての2着。バンクコンディションを把握して修正点を挙げる。
「慶次郎が何でもできるので、(初手は)どこでもいいかなと。慶次郎のまくりの初速も良かったです。(中3日でも)僕はレースでは疲れないので、(競走間隔が)詰まっている方がいい。バンクの感触が岐阜と違うので、そこは修正できるのかな。気温かもしれないけど、バンクは重たく感じた。(セッティングを)いじってみないと」
<2R>
赤過ぎに寺沼拓摩、原田研太朗の順番で動き、上遠野拓馬が打鐘で叩いて先頭に立つ。前受けから7番手まで下げた平尾一晃は4コーナーのくだりからスパート。前団は上遠野と平尾で踏み合いになり、隊列が短くなったところを寺沼がまくった。
「みんなカマシタイプだったので1回動いて、行けるところからと。平尾さんが行ってくれて隊列が短くなっていたのがわかって、そこしかないと思って行った。流れを見て仕掛けられたのはよかったですね。踏んだ感じ、2コーナーでは行けそうと思いました」
ワンツーが決まった岸澤賢太は初連係の寺沼を称える。
「(前が)どうなっているか、わからなかったですね。原田君が(内で)被っていたのがよかった。寺沼君とは初連係だったけど、後ろから押さえて、脚を使っていたけど、強いですね。何度も脚を使っていたのに」
「みんなカマシタイプだったので1回動いて、行けるところからと。平尾さんが行ってくれて隊列が短くなっていたのがわかって、そこしかないと思って行った。流れを見て仕掛けられたのはよかったですね。踏んだ感じ、2コーナーでは行けそうと思いました」
ワンツーが決まった岸澤賢太は初連係の寺沼を称える。
「(前が)どうなっているか、わからなかったですね。原田君が(内で)被っていたのがよかった。寺沼君とは初連係だったけど、後ろから押さえて、脚を使っていたけど、強いですね。何度も脚を使っていたのに」
<3R>

稲垣裕之選手
前受けの菊池岳仁は赤板で津村洸次郎を突っ張るが、打鐘で叩きに来た常次勇人は出して中団を確保。最終1センターから仕掛けて中近勢をのみ込んだが、稲垣裕之(写真)が山下渡をさばいて、菊池の後ろにスイッチ。ゴール前で差し切った。
「車番も有利でしたし、中団からと。常次君がいい所で行ってくれたので、うまく先頭を取れたと思う。常次君もハイピッチの先行になったし、菊池君のまくりやすいペースにはなったのかな。スピード差があって対処ができなかったです。脚の状態は悪くないと思う。(自力の決まり手はなくなって)追い込みのレースが増えてきたし、そこに一番重点を置いてしっかりやりたい。まだ技術不足だと思うけど、それが伸びしろだと思う」
菊池岳仁はまくりとなり、思い描いていたレースではなかったようだが、2日目以降は調子が上向きそうなコメント。
「前を取って突っ張ってと思っていたけど、常次君がカマしていった。組み立ては甘かったし、うまくやられてしまった。ああなったら、まくりだなと。稲垣さんが余裕ありそうだったので、タイミングは取りにくかった。まだ重たい感じがあるので、ケアして頑張りたい。一走して良くなるとは思います」
「車番も有利でしたし、中団からと。常次君がいい所で行ってくれたので、うまく先頭を取れたと思う。常次君もハイピッチの先行になったし、菊池君のまくりやすいペースにはなったのかな。スピード差があって対処ができなかったです。脚の状態は悪くないと思う。(自力の決まり手はなくなって)追い込みのレースが増えてきたし、そこに一番重点を置いてしっかりやりたい。まだ技術不足だと思うけど、それが伸びしろだと思う」
菊池岳仁はまくりとなり、思い描いていたレースではなかったようだが、2日目以降は調子が上向きそうなコメント。
「前を取って突っ張ってと思っていたけど、常次君がカマしていった。組み立ては甘かったし、うまくやられてしまった。ああなったら、まくりだなと。稲垣さんが余裕ありそうだったので、タイミングは取りにくかった。まだ重たい感じがあるので、ケアして頑張りたい。一走して良くなるとは思います」
<4R>
瀬戸栄作が赤板過ぎに誘導を切り、藤原俊太郎が打鐘前に出て先行態勢へ。蕗澤鴻太郎はすかさず巻き返すが、藤原が合わせて踏み、前に出させない。瀬戸は前団と車間が空き、懸命にまくり上げるがスピードはイマイチ。瀬戸をマークの小岩大介は4コーナーからコースを見極めて直線で鋭く伸びた。
「後ろだったら、あの展開になるだろうなって思っていました。(瀬戸)栄作が仕掛けてくれたので、僕にはいい流れになった。栄作はいつもの伸びがなかったですね。本来はもっと加速がいいので。中3日で疲れが残っていると思ったが、GIのレーススピードが高かったので今日は前回のスピード感が残っていたので余裕はあった」
菊地圭尚は目標の蕗澤が藤原を叩けずに厳しい展開になると、網谷竜次の後ろに切り替え、最後は内を踏み自ら活路を切り開いた。
「蕗澤君はペースに入れる感じで行っていましたね。一気に行けば、出れるか、出られないかの勝負はできたと思います。(児玉慎一郎の)口が空いているのが見えて入ったんですけど、(3番手に入って)そこからは見てしまった。今日は結果論ですね。あそこで内が空いていなければ(着が)なかったので、そこは反省して」
「後ろだったら、あの展開になるだろうなって思っていました。(瀬戸)栄作が仕掛けてくれたので、僕にはいい流れになった。栄作はいつもの伸びがなかったですね。本来はもっと加速がいいので。中3日で疲れが残っていると思ったが、GIのレーススピードが高かったので今日は前回のスピード感が残っていたので余裕はあった」
菊地圭尚は目標の蕗澤が藤原を叩けずに厳しい展開になると、網谷竜次の後ろに切り替え、最後は内を踏み自ら活路を切り開いた。
「蕗澤君はペースに入れる感じで行っていましたね。一気に行けば、出れるか、出られないかの勝負はできたと思います。(児玉慎一郎の)口が空いているのが見えて入ったんですけど、(3番手に入って)そこからは見てしまった。今日は結果論ですね。あそこで内が空いていなければ(着が)なかったので、そこは反省して」
<5R>
赤板で蒔田英彦が上野雅彦を突っ張るが、上野は内を進んで位置取りに動く。前団がごちゃついたところを下井竜が押さえるも、先頭に立ってからペースを緩めると、蒔田がすかさず叩いて主導権を奪い返す。蒔田が最終2コーナー前に出切って追走した桐山敬太郎が差した。
「前受けで順番がきたら行くぞって感じでした。(蒔田は)いつも前へ前へ踏んでくれてありがたい。きつかったと思うけど、よく行ってくれました。本当に久しぶりに感じ良く付いていけた。3年ぶりくらいに感触が良かったです。大ケガを2年前にしてから試行錯誤してたけど、10年前のフレームを出して昔のセッティングにしてからようやくいい感じで乗れるようになった」
蒔田英彦は要所、要所の判断が光り最終的に先行勝負に出て2着に粘る。
「下井君が押さえて上野君が叩いた所をカマそうと思っていた。上野君に入られたので行くだけ行くしかないと思って死ぬ気で駆けました。出切ってからバックまでは感じが良かったけど、そこから大ダレしたので、年齢ですかね? あと3日間、気合で頑張ります」
「前受けで順番がきたら行くぞって感じでした。(蒔田は)いつも前へ前へ踏んでくれてありがたい。きつかったと思うけど、よく行ってくれました。本当に久しぶりに感じ良く付いていけた。3年ぶりくらいに感触が良かったです。大ケガを2年前にしてから試行錯誤してたけど、10年前のフレームを出して昔のセッティングにしてからようやくいい感じで乗れるようになった」
蒔田英彦は要所、要所の判断が光り最終的に先行勝負に出て2着に粘る。
「下井君が押さえて上野君が叩いた所をカマそうと思っていた。上野君に入られたので行くだけ行くしかないと思って死ぬ気で駆けました。出切ってからバックまでは感じが良かったけど、そこから大ダレしたので、年齢ですかね? あと3日間、気合で頑張ります」
<6R>

大川剛選手
柿本大貴、高橋和也、山本直の順番に動いたところを大川剛(写真)が追いかけながら最終ホームで叩き切って主導権。タイミング良く仕掛けられた大川がそのまま力強く押し切った。
「前に出てからは出させないつもりだった。全員、脚を使ってからだったので、よかったですね。2センターでは出切れると思って走っていました。きつくて4コーナーからまくられるのを覚悟したけど押し切れた。余裕はなかったです」
佐藤和也は絶好の展開を迎えたが、大川に8分の1車輪、及ばなかった。
「いい感じに展開が向きましたね。うまく走ってくれたし、いいところをカマしてくれた。バックからタレてきたような感じだったけど4コーナーから踏み直していて差せなかったですね。大川はいつもの距離より短かったので、しっかり踏み直していましたね。差せていないし、状態は普通です」
「前に出てからは出させないつもりだった。全員、脚を使ってからだったので、よかったですね。2センターでは出切れると思って走っていました。きつくて4コーナーからまくられるのを覚悟したけど押し切れた。余裕はなかったです」
佐藤和也は絶好の展開を迎えたが、大川に8分の1車輪、及ばなかった。
「いい感じに展開が向きましたね。うまく走ってくれたし、いいところをカマしてくれた。バックからタレてきたような感じだったけど4コーナーから踏み直していて差せなかったですね。大川はいつもの距離より短かったので、しっかり踏み直していましたね。差せていないし、状態は普通です」
<7R>
大石剣士は初手で3番手の前中団からレースを進める。後ろ攻めの鈴木謙太郎がレースを動かし、不破将登が切った所を大石が叩いて先頭に立つ。真鍋智寛もすかさず巻き返すが、東龍之介のけん制を受けて失速。東はさらにまくってきた不破を止め、援護を受けた大石が逃げ切った。
「想定通りというか、あの並びがいいなって思っていた。(真鍋が)来ても一人かなと思っていて、慌てずに踏んで行きました。思っているよりはタレてないのかなと。残れているので。今日は内容的に一番良かったと思う。あとは体の状態がもっと良くなってくれたら」
南関ライン3番手を回った江守昇は東が不破を外に張って空いた中のコースの踏み2着に入る。
「東君も不破君に合わせて踏んでいくかなと思っていたので、先付けで踏んでしまっていた。東が(不破を張って)いなくなっちゃったので、申し訳ないけど踏ませて貰った。恵まれてよかったです」
「想定通りというか、あの並びがいいなって思っていた。(真鍋が)来ても一人かなと思っていて、慌てずに踏んで行きました。思っているよりはタレてないのかなと。残れているので。今日は内容的に一番良かったと思う。あとは体の状態がもっと良くなってくれたら」
南関ライン3番手を回った江守昇は東が不破を外に張って空いた中のコースの踏み2着に入る。
「東君も不破君に合わせて踏んでいくかなと思っていたので、先付けで踏んでしまっていた。東が(不破を張って)いなくなっちゃったので、申し訳ないけど踏ませて貰った。恵まれてよかったです」
<8R>

福島武士選手
前受けの石原颯は押さえにきた金澤竜二を出し、上昇してきた伊藤信を外に張って動きを阻む。そのままの流れで金澤を叩き主導権を握った。石原が軽快に駆けると、別線の機動型は仕掛けられない。番手の福島武士(写真)がチャンスをものにした。
「(石原が)いい判断をしてくましたね。ダッシュは怖かったけど、駆けてくれたら大丈夫でした。最近は踏み直しもすごいですし、余裕はなかった。完璧ではないですが、普通に走れるので戦える状態。久しぶりの1着ですし、これで流れが変われば」
石原颯はラインを上位独占に導く先行が光った。ここまでに地元勢の確定板入りはなかったが、悪い流れを断ち切った。
「(初手の想定は)並びが違いました。全部引いた方が楽だったけど、初日ですし、力勝負で強気に行けたのはよかった。でも距離が長かったですね。ジャンまでに脚を使ったけど、いいペースで行けて。バンクで踏み直したけど、脚がなくて最後は一杯だった。(強風だった)いわき、小松島より走りやすかった。(セッティングは)いい感じです」
「(石原が)いい判断をしてくましたね。ダッシュは怖かったけど、駆けてくれたら大丈夫でした。最近は踏み直しもすごいですし、余裕はなかった。完璧ではないですが、普通に走れるので戦える状態。久しぶりの1着ですし、これで流れが変われば」
石原颯はラインを上位独占に導く先行が光った。ここまでに地元勢の確定板入りはなかったが、悪い流れを断ち切った。
「(初手の想定は)並びが違いました。全部引いた方が楽だったけど、初日ですし、力勝負で強気に行けたのはよかった。でも距離が長かったですね。ジャンまでに脚を使ったけど、いいペースで行けて。バンクで踏み直したけど、脚がなくて最後は一杯だった。(強風だった)いわき、小松島より走りやすかった。(セッティングは)いい感じです」
<9R>

中島詩音選手
後ろ攻めの中島詩音(写真)が誘導を切って近畿勢を出して中団を確保。人気を集めた松本秀之介は打鐘で巻き返す動きを見せたが山田敦也に振られて後方に下げる。中島は最終2コーナーのくだりを使って一気に前団をまくった。
「メンバー的に中団で立ち回って先まくりしかないと思っていた。うまくいって良かったです。高田(修汰)君を出させて、理想通りに運べました。ここまではしっかり練習できたので、今開催に繋げられました。(明日は)相手も強くなるけど、上積みして二次予選を迎えたい」
中島のまくりに続いた飯嶋則之が今年初の連対で関東ワンツー。
「車番的に前か後ろでしたけど、落ち着いて走れたと思う。2コーナーくらいまでは余裕だと思っていたけど、加速していく時に、ああヤバイと。現状の状態と点数じゃ納得です」
「メンバー的に中団で立ち回って先まくりしかないと思っていた。うまくいって良かったです。高田(修汰)君を出させて、理想通りに運べました。ここまではしっかり練習できたので、今開催に繋げられました。(明日は)相手も強くなるけど、上積みして二次予選を迎えたい」
中島のまくりに続いた飯嶋則之が今年初の連対で関東ワンツー。
「車番的に前か後ろでしたけど、落ち着いて走れたと思う。2コーナーくらいまでは余裕だと思っていたけど、加速していく時に、ああヤバイと。現状の状態と点数じゃ納得です」
<10R>
齋木翔多、藤根俊貴の順番で動いたところを打鐘過ぎに脇本勇希が押さえて前に出る。すると、齋木翔多はすかさず巻き返して主導権を奪い返す。吉田拓矢は南関勢の動きを追って1センターからまくった。
「機動型がいっぱいいたので、力勝負になるなとは思っていました。展開には恵まれましたね。終始、余裕はありましたけど、もうちょっと自転車との一体感が欲しい。岐阜で失格をしたあとに諸橋(愛)さんにセッティングのアドバイスをもらって、しっくりはきている。ストレスなく乗れているので、あとは馴染めばいいかなと」
宿口潤平は初連係の吉田にしっかりと呼吸を合わせて2着に入る。
「(仕掛けは)吉田君のタイミングで、自分は付いていけるように集中をしていた。初めて付いていたけど、(吉田)拓矢は余裕がありそうだった。神田(紘輔)君に抜かれるかなとも思ったけど、しのげてよかった。吉田君は優勝候補にもあがる選手だし、追走はできたので、今度は抜けるように頑張っていきたい」
「機動型がいっぱいいたので、力勝負になるなとは思っていました。展開には恵まれましたね。終始、余裕はありましたけど、もうちょっと自転車との一体感が欲しい。岐阜で失格をしたあとに諸橋(愛)さんにセッティングのアドバイスをもらって、しっくりはきている。ストレスなく乗れているので、あとは馴染めばいいかなと」
宿口潤平は初連係の吉田にしっかりと呼吸を合わせて2着に入る。
「(仕掛けは)吉田君のタイミングで、自分は付いていけるように集中をしていた。初めて付いていたけど、(吉田)拓矢は余裕がありそうだった。神田(紘輔)君に抜かれるかなとも思ったけど、しのげてよかった。吉田君は優勝候補にもあがる選手だし、追走はできたので、今度は抜けるように頑張っていきたい」
<11R>

香川雄介選手
正攻法からレースを進めたのは町田太我。赤板で勢い良く来た早坂秀悟に出られてしまうが、打鐘過ぎに叩き返して先手は譲らない構え。町田がどんどんペースを上げると別線は仕掛けらない。番手の香川雄介(写真)が絶好の展開を生かして抜け出した。
「想定外の動きがあったので、ヤバイなって。すかさず町田が仕掛けてくれたけど、いつもの町田のスピードじゃなかった。カカリがいつもの感じではなかった。いつになったら踏み上がるのかなって。ゴールしたら横に坂本(周輝)君がいて、町田の着も気になるし、自分の着も気になるし…。前回が過去最低の成績だったから、一走して(勝ち上がれて)ほっとした」
先行した町田はゴール前で失速。中四国勢の後ろを取りきった坂本周輝が最終2センターから外を踏み前団に迫った。
「車番が良かったので、町田君ラインの後ろからって感じでした。展開が向きましたね。あの展開で1着までこれていないので、もうひと伸び欲しいです。セッティングを色々いじります」
「想定外の動きがあったので、ヤバイなって。すかさず町田が仕掛けてくれたけど、いつもの町田のスピードじゃなかった。カカリがいつもの感じではなかった。いつになったら踏み上がるのかなって。ゴールしたら横に坂本(周輝)君がいて、町田の着も気になるし、自分の着も気になるし…。前回が過去最低の成績だったから、一走して(勝ち上がれて)ほっとした」
先行した町田はゴール前で失速。中四国勢の後ろを取りきった坂本周輝が最終2センターから外を踏み前団に迫った。
「車番が良かったので、町田君ラインの後ろからって感じでした。展開が向きましたね。あの展開で1着までこれていないので、もうひと伸び欲しいです。セッティングを色々いじります」
<12R>

松浦悠士選手
後ろ攻めの岩本俊介が誘導を切り、中団から進めた犬伏湧也が打鐘前に出て主導権。犬伏は徐々にピッチを上げていき佐々木豪は車間を空けて間合いを計る。佐々木は後方から仕掛けてきた北津留翼を警戒にするように外に振りながら抜け出すが、3番手の松浦悠士(写真)が犬伏と佐々木の間を鮮やかに突き抜けた。
「犬伏君がとにかく強かった。いつものカマシだと3番手のタイミングは難しいけど、あの流れなら前の動きを見てしっかり踏むだけなので。ホームのかかりがすごくて、(別線は)これないだろうなって思った。(直線は)内か外か迷ったけど、(内が)空くまでは2人の動きを見て、空いてからは踏めた。ローラーの感じは良かったけど、練習ができていない不安もあった中で選手紹介の時のダッシュで状態がいいのを確認できた。状態はいいけど、かなり疲労感もあるので疲れをためないようにしたい」
佐々木豪は絶好の展開をものにすることができずに、技量不足を痛感した。
「犬伏君はジャンでカツンと入れてそのまま行くタイプだけど、今日は7割で行ってホーム前からシッティングで上げていった。バックのスピードが良くて残せると思ったけど、北津留(翼)さんがすごい勢いできましたね。犬伏君に付いていって車間を切って外に振れる選手は少ない。少しでも残したいと、仕事をしたいと思ったけど技量不足でした」
北津留翼が後方の8番手から怒涛の巻き返しを見せて3着に入る。
「前か、後ろからでしたけど、前が取れたので、下げてからと。ホームはちぎれていてやばいと思いました。犬伏君のダッシュがすごかった。(前団に)追いついたのが遅くて、そのまま行くしかないと。松浦君の煽りで怯んだけど、もう1回踏みました。前回より、いいのかもしれない」
「犬伏君がとにかく強かった。いつものカマシだと3番手のタイミングは難しいけど、あの流れなら前の動きを見てしっかり踏むだけなので。ホームのかかりがすごくて、(別線は)これないだろうなって思った。(直線は)内か外か迷ったけど、(内が)空くまでは2人の動きを見て、空いてからは踏めた。ローラーの感じは良かったけど、練習ができていない不安もあった中で選手紹介の時のダッシュで状態がいいのを確認できた。状態はいいけど、かなり疲労感もあるので疲れをためないようにしたい」
佐々木豪は絶好の展開をものにすることができずに、技量不足を痛感した。
「犬伏君はジャンでカツンと入れてそのまま行くタイプだけど、今日は7割で行ってホーム前からシッティングで上げていった。バックのスピードが良くて残せると思ったけど、北津留(翼)さんがすごい勢いできましたね。犬伏君に付いていって車間を切って外に振れる選手は少ない。少しでも残したいと、仕事をしたいと思ったけど技量不足でした」
北津留翼が後方の8番手から怒涛の巻き返しを見せて3着に入る。
「前か、後ろからでしたけど、前が取れたので、下げてからと。ホームはちぎれていてやばいと思いました。犬伏君のダッシュがすごかった。(前団に)追いついたのが遅くて、そのまま行くしかないと。松浦君の煽りで怯んだけど、もう1回踏みました。前回より、いいのかもしれない」