小松島競輪場で開設72周年記念「阿波おどり杯争覇戦(GIII)」が、6月30日に始まった。初日のメイン、特選では、佐藤慎太郎が地元コンビの間を鮮やかに突き抜けて白星スタート。また、一次予選では、地元の犬伏湧也がインパクト大のレースで、師匠の阿竹智史とのワンツーで人気に応えた。7月1日の2日目には、松浦悠士、佐藤のS級S班も加わって二次予選で勝ち上がりが争われる。
なお、開催中は、キッチンカーの出店やパンの販売などを予定しています。小松島競輪場では「競輪・オートレースにおける新型コロナウイルス感染症感染拡大予防ガイドライン」に沿った開催となりますので、ご協力とご理解をお願いいたします。また、テレビ、インターネット中継などでの観戦もお楽しみください。
<1R>

武田豊樹選手
猪狩祐樹、菅原大也、森山智徳の順番で切ったところを打鐘過ぎに朝倉智仁がすかさず仕掛ける。最終ホーム手前で朝倉が主導権を握って、関東3車が出切る。8番手からまくった猪狩は前が遠く、4番手の森山智徳、6番手の菅原は動けない。番手絶好の武田豊樹(写真)が、朝倉を交わした。
「いつも朝倉君は先輩を立てるレースをしてくれるから、力になりたいと思っていた。いい仕掛けだったし、(ラインの)3人で決められて良かった。前の先行選手の頑張りですね。(4月の)高知で落車してからずっと良くなかったけど、体調も良くなってきた」
前受けから勝負どころを逃すことなく仕掛けた朝倉智仁は、ラインでの上位独占をメイクして2着に逃げ粘った。
「ジャンのところは焦ったけど、ホームで出れたのでいいと思う。セッティングがうまくかみ合っていないので、いろいろとやってみたい。今日(初日)思ったところを修正すれば、明日以降につながると思う」
「いつも朝倉君は先輩を立てるレースをしてくれるから、力になりたいと思っていた。いい仕掛けだったし、(ラインの)3人で決められて良かった。前の先行選手の頑張りですね。(4月の)高知で落車してからずっと良くなかったけど、体調も良くなってきた」
前受けから勝負どころを逃すことなく仕掛けた朝倉智仁は、ラインでの上位独占をメイクして2着に逃げ粘った。
「ジャンのところは焦ったけど、ホームで出れたのでいいと思う。セッティングがうまくかみ合っていないので、いろいろとやってみたい。今日(初日)思ったところを修正すれば、明日以降につながると思う」
<2R>
赤板1センターで先頭に立った中西大は突っ張り気味に踏むが、福田滉が強引に叩く。真崎新太郎は連結外して、番手に中西が入る。荻原尚人がインを突いて志智俊夫の横まで押し上げてもつれたところを、打鐘の4コーナーで藤原俊太郎がカマす。藤原と中西の踏み合いになり、最終ホームで下げた荻原はバックからまくり上げる。出切った藤原マークから中村昌弘が追い込むが、中のコースをシャープに伸びた佐藤和也が突き抜けた。
「(最終ホームで荻原が)入っていった。でも、バックを踏んだ感じもあった。(外が)志智さんだし、どかせないだろうと。自分もバックを踏んだけど、落ち着いて見ていた。ところどころで口が空いたけど、すごい余裕があった。それで空けても大丈夫かなと。オギ(荻原)がしっかりとまくってくれたんで、自分は内しかないかなと。そしたら思ったより突き抜けました」
藤原が最終バック手前で中西をとらえて、中村昌弘は後続との間合いを計り追い込んだ。
「(藤原が)いいダッシュで行ってくれました。周りから(藤原)俊太郎はすごい調子いいって聞いていたんで、出切れるんじゃないかと。流れ的に(ラインで)ワンツースリーができた感じだったけど、焦って踏んじゃった。思ったより良かったし、調子は全然いい」
「(最終ホームで荻原が)入っていった。でも、バックを踏んだ感じもあった。(外が)志智さんだし、どかせないだろうと。自分もバックを踏んだけど、落ち着いて見ていた。ところどころで口が空いたけど、すごい余裕があった。それで空けても大丈夫かなと。オギ(荻原)がしっかりとまくってくれたんで、自分は内しかないかなと。そしたら思ったより突き抜けました」
藤原が最終バック手前で中西をとらえて、中村昌弘は後続との間合いを計り追い込んだ。
「(藤原が)いいダッシュで行ってくれました。周りから(藤原)俊太郎はすごい調子いいって聞いていたんで、出切れるんじゃないかと。流れ的に(ラインで)ワンツースリーができた感じだったけど、焦って踏んじゃった。思ったより良かったし、調子は全然いい」
<3R>
打鐘手前で押さえて出た久田裕也が先行態勢を取るが、いったん中団まで追い上げた山岸佳太がさらに踏み込んで先頭に立つ。山岸、岡田泰地の2車が出切り、福島武士が3番手に切り替える。佐々木堅次のまくりをけん制しながら岡田泰地が外に持ち出し、山岸まで空けたインを福島が伸びて1着。
「(山岸に出られて久田が)下がってきたので、バックでは無理だと思って切り替えた。全部、内が空いてラッキーでした。道中で脚を使ったわりには伸びた」
佐々木のまくりを張って追い込んだ岡田泰地が2着。
「(山岸が出切り)自分はしっかり見て、回しながらで余裕はありました。あとは誰がまくりにくるか、3番手に誰が入っているかを確認するだけでした。(最終)バックから難しかったですね。暑いわりには走れているし、いつも初日から徐々に良くなる方なので頑張りたい」
「(山岸に出られて久田が)下がってきたので、バックでは無理だと思って切り替えた。全部、内が空いてラッキーでした。道中で脚を使ったわりには伸びた」
佐々木のまくりを張って追い込んだ岡田泰地が2着。
「(山岸が出切り)自分はしっかり見て、回しながらで余裕はありました。あとは誰がまくりにくるか、3番手に誰が入っているかを確認するだけでした。(最終)バックから難しかったですね。暑いわりには走れているし、いつも初日から徐々に良くなる方なので頑張りたい」
<4R>

柳詰正宏選手
桐山敬太郎が切った上を、打鐘手前で押さえた才迫開がペースを握る。中国ラインを追うように水谷好宏が仕掛けるが、中井護は付け切れない。水谷が叩き切り、才迫が番手に飛び付く。青柳靖起、桐山をけん制しながら、才迫が最終3コーナーから踏み込む。近藤範昌をすくって柏野智典後位に取りついた柳詰正宏(写真)が、直線で外を伸び切った。
「(青柳が外に浮いて最終)2コーナーくらいだったんで、どうしようか悩んだ。1車でも前にと思っていきました。3コーナー辺りで内が見えたんですけど、待って最後、外勝負かなと。判断を切り替えた。レースが詰まっているんで調子は平行線だと思う。それをレース感覚とかで補えている」
才迫との間合いに微妙なギャップがあった柏野智典は、2着をこう振り返る。
「感覚のズレというか息が合わなかった。僕自身の問題ですね。(才迫)開君らしいレースだったけど、もうちょっとスピードが上がるかなと。それで終始、バックを踏みっぱなしだった。(感触は)たぶんいいと思うけど、つかみ切れなかった」
「(青柳が外に浮いて最終)2コーナーくらいだったんで、どうしようか悩んだ。1車でも前にと思っていきました。3コーナー辺りで内が見えたんですけど、待って最後、外勝負かなと。判断を切り替えた。レースが詰まっているんで調子は平行線だと思う。それをレース感覚とかで補えている」
才迫との間合いに微妙なギャップがあった柏野智典は、2着をこう振り返る。
「感覚のズレというか息が合わなかった。僕自身の問題ですね。(才迫)開君らしいレースだったけど、もうちょっとスピードが上がるかなと。それで終始、バックを踏みっぱなしだった。(感触は)たぶんいいと思うけど、つかみ切れなかった」
<5R>
前受けから村上竜馬の上昇を阻んだ橋本智昭が、中近コンビを出して3番手を確保する。そのまま土生敦弘の先行でレースが流れて最終周回。橋本はバックを通過しても動かず、3コーナー過ぎに踏み出す。橋本マークの新山将史は、中のコースを踏んで1着。
「しっかり組み立ててくれた橋本さんのおかげですね。(最終)バックで車間を切れたし、最後もコースを見られたのでだいぶいいと思う。1着ですし、伸びた方ですね」
立ち回りに進境を見せる橋本智昭は、3番手からまくり気味に追い込んだ。
「(別線を)すんなり出させると後方になるので、1回突っ張ってすぐ来るなら追いかけてと。重たい位置から踏んで、脚は残ってなかったですね。(別線が)後ろから来ていなかったので3コーナーから踏んだ」
「しっかり組み立ててくれた橋本さんのおかげですね。(最終)バックで車間を切れたし、最後もコースを見られたのでだいぶいいと思う。1着ですし、伸びた方ですね」
立ち回りに進境を見せる橋本智昭は、3番手からまくり気味に追い込んだ。
「(別線を)すんなり出させると後方になるので、1回突っ張ってすぐ来るなら追いかけてと。重たい位置から踏んで、脚は残ってなかったですね。(別線が)後ろから来ていなかったので3コーナーから踏んだ」
<6R>

柿沼信也選手
林慶次郎が押さえて出たところをすかさず磯川勝裕が飛び出して主導権。リズム良く風を切る。林は前団との車間が空いて、4番手には追い上げた中野雄喜が入る。7番手に置かれた川口雄太が、最終2コーナー手前から踏み込む。川口のまくりを止めた柿沼信也(写真)が、ゴール前で抜け出した。
「磯川君も積極的に仕掛けたいっていう感じだったし、小沼(良)さんも固めてくれた。自分もなんとかしないとっていうのがありました。川口(雄太)君も前回が完全Vして地元で気合入っていると思った。それでもなんとかしないとって。自分は脚が軽かったんで、前回よりはいいですね」
今期S級に返り咲いた磯川勝裕は、積極的な走りで3着に踏ん張って二次予選に進んだ。
「先行基本でって思ってた。初手の位置(3番手)が取れると思ってなかった。あそこが取れて良かったです。(最終)バックで(別線のまくりが)来ているのがわかった。踏み直したけど、ズッポリいかれたと。3着に残れたんで良かった。今日(初日)は気持ち良く駆けられました。(感触は)思ったより良かった」
「磯川君も積極的に仕掛けたいっていう感じだったし、小沼(良)さんも固めてくれた。自分もなんとかしないとっていうのがありました。川口(雄太)君も前回が完全Vして地元で気合入っていると思った。それでもなんとかしないとって。自分は脚が軽かったんで、前回よりはいいですね」
今期S級に返り咲いた磯川勝裕は、積極的な走りで3着に踏ん張って二次予選に進んだ。
「先行基本でって思ってた。初手の位置(3番手)が取れると思ってなかった。あそこが取れて良かったです。(最終)バックで(別線のまくりが)来ているのがわかった。踏み直したけど、ズッポリいかれたと。3着に残れたんで良かった。今日(初日)は気持ち良く駆けられました。(感触は)思ったより良かった」
<7R>

久米良選手
赤板過ぎに竹内翼を突っ張った小林稜武が、ペースを握り主導権。竹内は7番手になって打鐘を通過する。最終ホーム目がけて、小林がペースアップ。高久保雄介が4番手からまくりを打ち、逃げる小林の番手の五十嵐力と直線勝負。竹内が不発で3コーナー過ぎからコースを縫った久米良(写真)が、ゴール寸前で前の2人をまとめてとらえた。
「ちょっと厳しかったが、うまくコースが空いてくれて切り抜けられた。思った以上に緊張もあったけど、いつも以上の感じで走れました。(後方になって最終)2コーナーでは覚悟を決めて、(コースの)隙間が見えた。調子がいい時は全体が見えますね」
中団まくりの高久保雄介は僅差で五十嵐を交わして2着。
「追い込んで練習をしたきたので、疲れが残っているのかキレがなかった。(このあとの)ケアと久々のレースでアタリがつけばいいですけど、フワフワしている感じでした。バンクは軽いっていう人もいたけど、重く感じました。走っている最中は気にならなかったけど、体が重かったかも」
「ちょっと厳しかったが、うまくコースが空いてくれて切り抜けられた。思った以上に緊張もあったけど、いつも以上の感じで走れました。(後方になって最終)2コーナーでは覚悟を決めて、(コースの)隙間が見えた。調子がいい時は全体が見えますね」
中団まくりの高久保雄介は僅差で五十嵐を交わして2着。
「追い込んで練習をしたきたので、疲れが残っているのかキレがなかった。(このあとの)ケアと久々のレースでアタリがつけばいいですけど、フワフワしている感じでした。バンクは軽いっていう人もいたけど、重く感じました。走っている最中は気にならなかったけど、体が重かったかも」
<8R>

山賀雅仁選手
久島尚樹を突っ張るように踏み込んだ下野義城が緩めた赤板2コーナーで、鈴木陸来が仕掛ける。南関3車で出切り、久島が4番手に追い上げる。逃げる鈴木との車間を大きく空けた山賀雅仁(写真)が、詰めながら久島のまくりをけん制して追い込む。番手で勝ち切った山賀だが、立ち回りを反省する。
「鈴木君のスピードも良かったし、やれるだけのことをやってくれた。自分は久島君に手を出す(ブロック)のが早い。そこをしっかりと体で止めていれば、鈴木君は残ってたはず。伊勢崎(彰大)さんにも(番手を)回してもらってる。鈴木君がレースをつくってくれてるんで、あとは自分次第。それなのに残り半周が雑すぎる。悪すぎますね」
追い上げた久島尚樹は、最終1コーナー過ぎに4番手を確保してバック手前からまくり上げた。
「(周回中は)中団の前か後ろから切って、切ってで、前々に行こうと。そしたら下野君が思いのほかヤル気だった。内に入って落ち着いて、(そのあと)誰か来るだろうと。そこをスイッチしようと。前(山賀)も車間を空けてたんで、自分はしっかりとツケマイして2着までこられた。うまいこと(外で併走して)追走できたんで、感触は悪くないかなって思います」
「鈴木君のスピードも良かったし、やれるだけのことをやってくれた。自分は久島君に手を出す(ブロック)のが早い。そこをしっかりと体で止めていれば、鈴木君は残ってたはず。伊勢崎(彰大)さんにも(番手を)回してもらってる。鈴木君がレースをつくってくれてるんで、あとは自分次第。それなのに残り半周が雑すぎる。悪すぎますね」
追い上げた久島尚樹は、最終1コーナー過ぎに4番手を確保してバック手前からまくり上げた。
「(周回中は)中団の前か後ろから切って、切ってで、前々に行こうと。そしたら下野君が思いのほかヤル気だった。内に入って落ち着いて、(そのあと)誰か来るだろうと。そこをスイッチしようと。前(山賀)も車間を空けてたんで、自分はしっかりとツケマイして2着までこられた。うまいこと(外で併走して)追走できたんで、感触は悪くないかなって思います」
<9R>
小林史也が先行態勢を取り、3番手は片折亮太。5番手で包まれた上野雅彦だったが、最終ホーム手前で外の菊池竣太朗が仕掛ける。上野が素早い反応で静岡勢を追いかけて、さらにまくり上げる。が、原田研太朗は付け切れない。2センターで菊池をとらえた上野が、後続をちぎってゴール。
「ジャンだったので引けなかったです。こじ開けられると思ったけど…。菊池さんが行ったタイミングしかなかったので、そこは動けていた。後ろはわからなかったです。中途半端だったし、引き切っても良かったですね。強い選手みたいに、前受けから全引きしてからカマせる自信はなかったです。脚は悪くない」
同県の菊池目標から懸命に追い込んだ土屋裕二は3着。
「(菊池の)踏み出しに遅れて焦っていたので余裕がなかった。上野君が来て、ハラケン(原田)も来ると思って踏ませてもらった。今日(初日)は相手が強すぎました」
「ジャンだったので引けなかったです。こじ開けられると思ったけど…。菊池さんが行ったタイミングしかなかったので、そこは動けていた。後ろはわからなかったです。中途半端だったし、引き切っても良かったですね。強い選手みたいに、前受けから全引きしてからカマせる自信はなかったです。脚は悪くない」
同県の菊池目標から懸命に追い込んだ土屋裕二は3着。
「(菊池の)踏み出しに遅れて焦っていたので余裕がなかった。上野君が来て、ハラケン(原田)も来ると思って踏ませてもらった。今日(初日)は相手が強すぎました」
<10R>
赤板2コーナー手前で踏み込んだ嵯峨昇喜郎だったが、結局下げて7番手から打鐘3コーナーで反撃に出る。ブレーキをかけた山崎芳仁は、嵯峨の踏み出しに遅れながらも追いかけてドッキング。最後はきっちりと交わした。
「(赤板の)2コーナーで嵯峨君が内に差して、さらに俺も内に差した。これでカマされたらヤバいなと思ったら、カマしていった。とにかく追いかけないとヤバいなって、自分のタイミングで(追いかけて)いった。(嵯峨に)付いてからは、まくられないようにと。嵯峨君が強かったの一言ですね」
結果的にはラインで上位を独占した嵯峨昇喜郎は、組み立てを反省するが踏み出したスピードはさすがだった。
「(赤板で引いたあと)神田(龍)さんが(来るのが)思ったより遅れてて。それでちょっとパニックになっちゃいました。(自分のなかでは)構えるのはなかった。神田さんのラインが浮いてたんで、いい目標になりました。いける
感じもあったんで、あとはしっかりゴールまでもてばいいなと。そしたら最後は(脚が)カクカクになって、ズルズルいかれてしまうかと。山崎さんだけだったんで良かった」
「(赤板の)2コーナーで嵯峨君が内に差して、さらに俺も内に差した。これでカマされたらヤバいなと思ったら、カマしていった。とにかく追いかけないとヤバいなって、自分のタイミングで(追いかけて)いった。(嵯峨に)付いてからは、まくられないようにと。嵯峨君が強かったの一言ですね」
結果的にはラインで上位を独占した嵯峨昇喜郎は、組み立てを反省するが踏み出したスピードはさすがだった。
「(赤板で引いたあと)神田(龍)さんが(来るのが)思ったより遅れてて。それでちょっとパニックになっちゃいました。(自分のなかでは)構えるのはなかった。神田さんのラインが浮いてたんで、いい目標になりました。いける
感じもあったんで、あとはしっかりゴールまでもてばいいなと。そしたら最後は(脚が)カクカクになって、ズルズルいかれてしまうかと。山崎さんだけだったんで良かった」
<11R>

犬伏湧也選手
山中秀将にフタをされた犬伏湧也(写真)は、打鐘の3コーナーで7番手に下げて立て直す。ようやく視界が開けた犬伏は、2センターから踏み込んで次元の違う加速力で福岡勢をとらえる。四国3車で4番手以下を置き去り。犬伏は直線に入ってもスピードは鈍らず、ロングまくりでそのまま押し切った。
「(山中に)フタをされたとこで中途半端に迷った。焦りはなかったけど、後ろが師匠(阿竹智史)で中途半端にできないって思ったことが裏目に出た。踏み出しは軽くて、カマシに行った時も脚は回っている。まくり切ったあとも踏み直せて進んでいったのは良かった。師匠と練習していたことができているのかなと。あとはレースの組み立てがうまくできれば、これからにつながっていくと思う」
阿竹智史は、犬伏に半車身まで詰め寄ったところがゴール。
「地元記念で(犬伏と)ワンツーでスタートできたことは良かった。(フタをされていたところで)ああいうところは感じとってもらって、タイミングを取ってくれたら後ろも付きやすいなと。(自分の状態は)そこまで良くはないので、追走することをしっかり考えていきたい」
「(山中に)フタをされたとこで中途半端に迷った。焦りはなかったけど、後ろが師匠(阿竹智史)で中途半端にできないって思ったことが裏目に出た。踏み出しは軽くて、カマシに行った時も脚は回っている。まくり切ったあとも踏み直せて進んでいったのは良かった。師匠と練習していたことができているのかなと。あとはレースの組み立てがうまくできれば、これからにつながっていくと思う」
阿竹智史は、犬伏に半車身まで詰め寄ったところがゴール。
「地元記念で(犬伏と)ワンツーでスタートできたことは良かった。(フタをされていたところで)ああいうところは感じとってもらって、タイミングを取ってくれたら後ろも付きやすいなと。(自分の状態は)そこまで良くはないので、追走することをしっかり考えていきたい」
<12R>

佐藤慎太郎選手
松浦悠士は赤板過ぎに切れず、突っ張った山田庸平が関東勢を受ける。しかしながら、松浦の巻き返しも早い。打鐘から踏んで前団に襲い掛かるが、眞杉匠がペースを上げて駆ける。最終1コーナーで神山拓弥にブロックされた松浦は、3番手の菊地圭尚のところに降りる。松浦の余力を確かめた太田竜馬がまくりに転じて、地元コンビで眞杉をとらえる。地元勢を山田が追いかけて、山田マークの佐藤慎太郎(写真)は、中を突いて直線へ。太田、小倉竜二の間を佐藤が鮮やかに突き抜けた。
「もうワンテンポ待って、(山田)庸平の伸びを見てからと思ったけど。内を行けるところまでと。(近況で)庸平がいいレースをしてた。しっかりとマークするとか、しないとか決めなきゃいけないなかで、今回の(山田に付ける)判断は良かったかなと。自分だけ下りを使っているので、伸びているように見えたのかもしれないけど、踏んだ感じも悪くなかった」
あおりを受けながらも最終1センターからまくった太田竜馬が2着。
「(松浦が)ずっと前に踏んでいる感じがあって、めっちゃキツかった。(松浦が)止まったと思っていったけど、結構、外にいってしまった。まくり切っていっぱいだったんで、もういけるところまでと。1着がいいけど、あの感じで2着なんで、(自分の感触も)いいところがあったかなと」
地元勢を追いかけて3着に入った山田庸平は、前回の高松宮記念杯で準V。GIの舞台をイメージしてこう口を開く。
「ポイントは松浦君の動きで(赤板過ぎに)先に切るか切らないか。あそこがレースの勝負かと。松浦君は内をキメていたし、太田君も小倉さんが付いているんでダメだったら(自分で)前に行ってしまうかなとアテにしていた。GIで戦うってことになると、あそこを無理やり仕掛けないとっていうのはずっとやっています。(調子は)とくべつ良くもなく、いつも通り普通ですね」
「もうワンテンポ待って、(山田)庸平の伸びを見てからと思ったけど。内を行けるところまでと。(近況で)庸平がいいレースをしてた。しっかりとマークするとか、しないとか決めなきゃいけないなかで、今回の(山田に付ける)判断は良かったかなと。自分だけ下りを使っているので、伸びているように見えたのかもしれないけど、踏んだ感じも悪くなかった」
あおりを受けながらも最終1センターからまくった太田竜馬が2着。
「(松浦が)ずっと前に踏んでいる感じがあって、めっちゃキツかった。(松浦が)止まったと思っていったけど、結構、外にいってしまった。まくり切っていっぱいだったんで、もういけるところまでと。1着がいいけど、あの感じで2着なんで、(自分の感触も)いいところがあったかなと」
地元勢を追いかけて3着に入った山田庸平は、前回の高松宮記念杯で準V。GIの舞台をイメージしてこう口を開く。
「ポイントは松浦君の動きで(赤板過ぎに)先に切るか切らないか。あそこがレースの勝負かと。松浦君は内をキメていたし、太田君も小倉さんが付いているんでダメだったら(自分で)前に行ってしまうかなとアテにしていた。GIで戦うってことになると、あそこを無理やり仕掛けないとっていうのはずっとやっています。(調子は)とくべつ良くもなく、いつも通り普通ですね」