小松島競輪場で開催中の開設67周年記念「阿波おどり杯争覇戦」はいよいよ3日目。今日は準決勝3個レースで決勝進出をかけた最後のサバイバルレースが繰り広げられた。地元注目の若手、太田竜馬は無傷で決勝に進出。今シリーズ好調な岩本俊介も3連勝で決勝進出を決めた。地元からは阿竹智史も決勝に進出し、明日の決勝戦では太田、三宅達也とラインを組んで村上義弘ら強敵と覇を競う。
明日は村上ショージ、たこすけによるお笑いトークショー(5R、9R発売中)やほいけんたの爆笑モノマネライブ、ガールズケイリンカフェなど様々なイベントが予定されています。注目の決勝戦、そして9Rには「KEIRIN EVOLUTION(ケイリン エボリューション)」も開催されるなど最終日も見どころの多い小松島競輪場へぜひご来場ください。

ケイリンエボリューション出場選手が集合
<10R>

岩本俊介選手

木暮安由選手
ここまで連勝で勝ち上がってきた岩本俊介(写真)が上がり10.8の好タイムでまくって高配当を演出。打鐘から前に出た原田研太朗を金子貴志が叩いてペースを握るが、岩本は8番手から1コーナーまくりで後続をぶっ千切った。
「日に日に状態が増している。上がりタイムにはびっくりしたが、自分でもスピードが出ているとは思っていた。キツいところで仕掛けたので、(田中)晴基は厳しくなってしまった。色んなことが噛み合ってますね。仕掛けのタイミングも取れてトップスピードに乗せる技術が上がっている」
木暮安由(写真)は打鐘過ぎ4コーナーで堤洋をさばいて原田後位を奪うと、バックでは田中晴基をどかして岩本を追いかけた。
「レースの中で粘るような展開になった。あそこからは下がれないと判断した。原田君はライン3車だったので、もっとすんなり出て先行するものだと思っていた。調子が悪かったら2着にはなれていない。立て直してから出れているので、状態は悪くない」
3日間、自力戦の金子貴志は打鐘で叩いて先行。岩本にまくられはしたが、3着に逃げ粘った。
「バックが追い風だったので、出切れば何とかなると思ったのと、初日に付いてくれた澤田(義和)さんがまた付いてくれたので初日の反省を生かしていこうと思った。長い距離はキツいですね。自力戦は違った緊張感と疲労がある。自力のときの乗る位置もためられる位置を見つけられた」
澤田義和にもチャンスがある展開だった。
「今回は自転車がダメですね。サマーナイトにフレームを送っていて練習用で来たんだけど…。脚が一杯というより自転車。あれなら3着には最悪入らないと。金子が強かったです」
原田研太朗は「(木暮と堤が)やり合うのを気にしすぎて、内を締めてたら脚に来てた」とガックリ肩を落とした。
「日に日に状態が増している。上がりタイムにはびっくりしたが、自分でもスピードが出ているとは思っていた。キツいところで仕掛けたので、(田中)晴基は厳しくなってしまった。色んなことが噛み合ってますね。仕掛けのタイミングも取れてトップスピードに乗せる技術が上がっている」
木暮安由(写真)は打鐘過ぎ4コーナーで堤洋をさばいて原田後位を奪うと、バックでは田中晴基をどかして岩本を追いかけた。
「レースの中で粘るような展開になった。あそこからは下がれないと判断した。原田君はライン3車だったので、もっとすんなり出て先行するものだと思っていた。調子が悪かったら2着にはなれていない。立て直してから出れているので、状態は悪くない」
3日間、自力戦の金子貴志は打鐘で叩いて先行。岩本にまくられはしたが、3着に逃げ粘った。
「バックが追い風だったので、出切れば何とかなると思ったのと、初日に付いてくれた澤田(義和)さんがまた付いてくれたので初日の反省を生かしていこうと思った。長い距離はキツいですね。自力戦は違った緊張感と疲労がある。自力のときの乗る位置もためられる位置を見つけられた」
澤田義和にもチャンスがある展開だった。
「今回は自転車がダメですね。サマーナイトにフレームを送っていて練習用で来たんだけど…。脚が一杯というより自転車。あれなら3着には最悪入らないと。金子が強かったです」
原田研太朗は「(木暮と堤が)やり合うのを気にしすぎて、内を締めてたら脚に来てた」とガックリ肩を落とした。
<11R>

太田竜馬選手

阿竹智史選手
今シリーズ、ここまで逃げてまくって連勝で勝ち上がってきた地元の太田竜馬(写真)が別線を手玉に取る積極策。追走する阿竹智史を堂々と振り切ってライン3車で決勝進出を決めた。
「作戦どおり後ろから2つ目の位置から組み立てられた。勝手にインの切り合いになると思っていたので冷静に待ちました。打鐘のところが勝負でしたね。でも石井(秀治)さんは引けば中団が取れると思った。出切ってからは落ち着いて、練習みたいな感じで駆けられました。最後までしっかり踏み切れたと思う。3日間、ラインでしっかり決められてうれしいですね」
番手を回った阿竹智史(写真)はタイミングを取れず逆転は叶わなかった。
「位置はあそこからでよかったけど、そのあとは作戦と全然違った。いつ行くのかなって感じでしたね。粘られたら自分はそこで勝負と思っていたし、番手から出ていくつもりはなかった。初めてだったし差し込むタイミングをうまく取れなかったですね。でも明日はしっかりと抜きたいです」
地元勢の後ろを固めた三宅達也が3着を確保した。
「自分は本当になにもしてませんから。ただ前の2人についていっただけ。ここまでの3日間で誰も抜けてないし恵まれですね。でも千切れるとかもないし、悪くはないと思います」
4番手を取った石井秀治だったがまくり不発に。
「(太田は)ずっと流してましたね。駆けたのも1センターか2コーナー。行くならそこしかなかった」
8番手不発の中川誠一郎は「駆けたのも遅いし、あれは無理ですね」とレースを振り返った。
「作戦どおり後ろから2つ目の位置から組み立てられた。勝手にインの切り合いになると思っていたので冷静に待ちました。打鐘のところが勝負でしたね。でも石井(秀治)さんは引けば中団が取れると思った。出切ってからは落ち着いて、練習みたいな感じで駆けられました。最後までしっかり踏み切れたと思う。3日間、ラインでしっかり決められてうれしいですね」
番手を回った阿竹智史(写真)はタイミングを取れず逆転は叶わなかった。
「位置はあそこからでよかったけど、そのあとは作戦と全然違った。いつ行くのかなって感じでしたね。粘られたら自分はそこで勝負と思っていたし、番手から出ていくつもりはなかった。初めてだったし差し込むタイミングをうまく取れなかったですね。でも明日はしっかりと抜きたいです」
地元勢の後ろを固めた三宅達也が3着を確保した。
「自分は本当になにもしてませんから。ただ前の2人についていっただけ。ここまでの3日間で誰も抜けてないし恵まれですね。でも千切れるとかもないし、悪くはないと思います」
4番手を取った石井秀治だったがまくり不発に。
「(太田は)ずっと流してましたね。駆けたのも1センターか2コーナー。行くならそこしかなかった」
8番手不発の中川誠一郎は「駆けたのも遅いし、あれは無理ですね」とレースを振り返った。
<12R>

村上義弘選手

阿部大樹選手
後ろ攻めから動いた新山響平を打鐘で村上義弘(写真)が押さえると、そこを守谷陽介が一気に叩いて主導権を握る。これで絶好の3番手を確保した村上が2コーナーまくりで前団を飲み込んだ。
「打鐘であそこにいても。新山が先手になったときに後ろになりたくない気持ちがあった。いい位置が取れたので、とにかく自分のタイミングで行きました」
バック8番手に置かれた阿部大樹(写真)だったが中割り鋭く村上に迫った。
「運がよかっただけですね。勝負になんないしバックで行こうかと思ったけど、ダメだなと思って。そしたら(中に)コースがあったんで、締め込まれたら転ぶと思ったけど、バックを踏まずに行きました。僕は徹底な自力じゃないし、こういうのもやっていきたい。こっちのほうが10倍面白いですね。後閑(信一)さんに悪いことしたけど、結果オーライでした」
村上ライン3番手から外を伸びた西岡正一が3着に。小松島記念3大会連続の決勝進出を決めた。
「誰か入って来そうな気がしたけど、新山を張って行かなかぶって終わると思った。脚に余裕もあったので。最高の展開でしたね。作戦なしだったけど村上さんがすごい。小松島はなんか気持ち的にいけると思う。来る前から感じもよくなってきてたので」
村上の動きに翻ろうされた新山響平はまくり不発に終わった。
「(阿部を)フタして標識線で駆けれればと思ったけど、村上さんがけっこう早めに切りに来た。それが自分の頭になくて失敗しました。脚の感じは悪くなかったけど」
「打鐘であそこにいても。新山が先手になったときに後ろになりたくない気持ちがあった。いい位置が取れたので、とにかく自分のタイミングで行きました」
バック8番手に置かれた阿部大樹(写真)だったが中割り鋭く村上に迫った。
「運がよかっただけですね。勝負になんないしバックで行こうかと思ったけど、ダメだなと思って。そしたら(中に)コースがあったんで、締め込まれたら転ぶと思ったけど、バックを踏まずに行きました。僕は徹底な自力じゃないし、こういうのもやっていきたい。こっちのほうが10倍面白いですね。後閑(信一)さんに悪いことしたけど、結果オーライでした」
村上ライン3番手から外を伸びた西岡正一が3着に。小松島記念3大会連続の決勝進出を決めた。
「誰か入って来そうな気がしたけど、新山を張って行かなかぶって終わると思った。脚に余裕もあったので。最高の展開でしたね。作戦なしだったけど村上さんがすごい。小松島はなんか気持ち的にいけると思う。来る前から感じもよくなってきてたので」
村上の動きに翻ろうされた新山響平はまくり不発に終わった。
「(阿部を)フタして標識線で駆けれればと思ったけど、村上さんがけっこう早めに切りに来た。それが自分の頭になくて失敗しました。脚の感じは悪くなかったけど」
<最終日・9R KEIRIN EVOLUTION(ケイリン エボリューション)>

パーキンス選手

長島大介選手
最終日、9Rに行われるKEIRIN EVOLUTION(ケイリン エボリューション)にはパーキンス(写真)が参戦。エボリューションは初出場となるが、使い慣れたカーボンフレームでの戦いなら負けられない。
「昨日、ジャパンカップのケイリンとスプリントに出場して疲労はある。でも調子としては悪くないし、明日のレースに気持ちを整えていきたい。エボリューションは初めての経験なのでエキサイティング。明日は150勝目がかかってるので、国際選手として自分が初めて100勝に到達して、150勝目も意味がある。(国際ルールは)自分にとっては有利だし、まくりがベストだね」
日本勢では長島大介(写真)が好調だ。繰り上がりではあるが、直前の久留米で記念初優勝を飾るなど勢いがある。
「エボリューションは2回目。4月(川崎で和田真久留をまくって優勝)に走ったばかりですけど。記念の優勝はビックリした。平原(康多)さんとか稲垣(裕之)さんとかいたし、自分でも取れるとは思わなかった。ここまでは普通どおりに練習したし、(記念を優勝して)気持ち的にはいいと思う。パーキンスの脚が抜けてるけど、一番内枠なんで生かして頑張りたい」
5月函館記念の落車から振るわない安部貴之はそろそろ調子を上げていきたい。
「最近あまり調子がよくないですね。(函館の)怪我は大したことないけど、成績がよくないから。練習では悪くないんだけど、実戦で動けてない。エボリューションは初めてだけど、全プロでケイリンを走ったんで。それに普段からカーボンで練習してます」
佐藤真一は外枠のハンデをどう克服するか。
「ここまでは、これ(カーボン)しか乗ってないんで何となくセッティングはしてきました。あとは(エボリューションを)走ったことがないんでね。過去のレースは全部見てきた。思うところはあったんで、そこをうまくできれば。車番がキツいんで、うまく考えて走りたい」
「昨日、ジャパンカップのケイリンとスプリントに出場して疲労はある。でも調子としては悪くないし、明日のレースに気持ちを整えていきたい。エボリューションは初めての経験なのでエキサイティング。明日は150勝目がかかってるので、国際選手として自分が初めて100勝に到達して、150勝目も意味がある。(国際ルールは)自分にとっては有利だし、まくりがベストだね」
日本勢では長島大介(写真)が好調だ。繰り上がりではあるが、直前の久留米で記念初優勝を飾るなど勢いがある。
「エボリューションは2回目。4月(川崎で和田真久留をまくって優勝)に走ったばかりですけど。記念の優勝はビックリした。平原(康多)さんとか稲垣(裕之)さんとかいたし、自分でも取れるとは思わなかった。ここまでは普通どおりに練習したし、(記念を優勝して)気持ち的にはいいと思う。パーキンスの脚が抜けてるけど、一番内枠なんで生かして頑張りたい」
5月函館記念の落車から振るわない安部貴之はそろそろ調子を上げていきたい。
「最近あまり調子がよくないですね。(函館の)怪我は大したことないけど、成績がよくないから。練習では悪くないんだけど、実戦で動けてない。エボリューションは初めてだけど、全プロでケイリンを走ったんで。それに普段からカーボンで練習してます」
佐藤真一は外枠のハンデをどう克服するか。
「ここまでは、これ(カーボン)しか乗ってないんで何となくセッティングはしてきました。あとは(エボリューションを)走ったことがないんでね。過去のレースは全部見てきた。思うところはあったんで、そこをうまくできれば。車番がキツいんで、うまく考えて走りたい」